« 采咲きアサガオ | トップページ | 雨 »

2017年9月 1日 (金)

アブラゼミ脱け殻

0816_2aburazemi 2017.8.16
今回は、脱け殻で見られる、「気管の脱け殻」です。
白い糸のように見えることもありますが、ここではちょっと太い「管」として気管が見えています。
Dappi
概念図です。気管というのは体内に酸素を送り、体内の二酸化炭素を排出するために、体内に入り込んだ外部空間です。
当然、表皮ですので、脱皮においては気管の表面も脱がなければなりません。
外骨格の昆虫にとって脱皮は成長に必須です。消化管の内面も表皮ですが、昆虫ではさすがにこれは脱皮前に分解酵素で分解するのではなかったかな。ザリガニなんかの脱皮では、消化管も脱皮しますけどね。

★思い出して古い画像を探してみました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/09/post-710e.html
2016年9月27日 (火) アオスジアゲハ蛹化:1

↑これはアオスジアゲハの終齢幼虫が脱皮して蛹になるところの観察。
幼虫の表皮が割れて、腹端へ幼虫の表皮を脱ぎ送る。
幼虫の腹部側面から体内へ入っていた気管が蛹の気管のところから抜けて、右へ引きだされている様子が見えます。
その他の写真もご覧ください。できたら、「アオスジアゲハ蛹化:2」というのもお読みいただけると、面白いことが書いてあります。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-541e.html
2013年6月24日 (月) ナガサキアゲハ:3

↑ナガサキアゲハの終齢幼虫への脱皮ですね。
気管の脱皮がはっきり見える写真を掲載してあります。是非ご覧ください。

脱皮直後は体も柔らかいし、危険を伴うのですけれど、これだけ多くの生物が脱皮という方法を使っているということは、利点の方が勝っているということでしょう。
我々内骨格の動物には想像を絶することなのですが。

★朝日歌壇 2017.8.21
高野公彦 選
神様作・芸術品の展示場「完璧な蟬の脱け殻一つ」:神奈川県・九螺ささら

「ポケモンGOに夢中の人々の後ろでセミが羽化していた=昨年8月2日、新宿区の新宿中央公園」という新聞写真を見たことがあります。たかが人間のプログラマーが作るゲーム、セミの脱皮の神秘にかなうわけがないでしょ、と私は考えるものです。

« 采咲きアサガオ | トップページ | 雨 »

動物」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: アブラゼミ脱け殻:

« 采咲きアサガオ | トップページ | 雨 »

2023年1月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ