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2017年9月 7日 (木)

天気図と風+++

17090209
台風15号の時の天気図です。
台風の周囲には反時計回りの風が吹く。
そばの閉塞前線の北側では台風へ向かって北東あるいは北北東の風が吹くはず。
関東に北東風が入る時は夏でも冬でも天気が悪い。
そういう基本的な「感覚」がありますよね。
201709021130wind
これは風の様子です。天気図と合わせてごらんください。
天気図が読めれば、風のおおよその動きもわかるんです。それがこうやって可視化されるようになって、面白いなぁ、とは思いますが。やはり基本は天気図。

NHKの気象予報士さんがね「台風に向かって北からの風が吹く」といって、グラフィック画面の右横のパーツから北風を選んで画面にタッチして表示した。ナント!それは北西風だったのです!勘弁してよね、この天気図で北西の風が吹くわけないでしょ。基本的な気象感性を疑いますよね。素人の私が見て、うわぁ気持ち悪い、と思ったくらいですから。手描きを選択して指示棒の先端で手描きで北東風を描けばいいじゃないですか。そんな基本センスを欠いた方の予報は聞くに値しない、とさえ思ってしまいます。この場合に大事なのは知識より感性の問題じゃないのかな。資格を取っているのだから知識はあるんですからね。

だいたい、NHKの気象情報は「情報過多」で「喋りすぎ」なんですよね。情報は多い方がいいと思い込んでませんか?
ものすごい勢いでまくしたてられると、情報の内容は聞こえなくなるんですよ。終わるとほっとする。で、何を言ってたんだっけ?わぁ、わからねぇや。に、なるんだなぁ。
発話の素人がまくしたてちゃいけません。プロのアナウンサーが適正な速さで間を置きながら原稿を読んでくれたほうがずっとわかりやすい。
重複した情報を整理して、不要な情報を削って、じっくり「間」をとった話し方を「修練」してくださいな。

★辞書を引いてみました。

立板に水(たていたにみず)
物事がとどこおらずになめらかにゆくさま。転じて、弁舌がすらすらとしてよどみのないさま。狂言、伊呂波「そのやうに―を流すやうに仰せられては、え覚えませぬ」横板に雨垂れ

横板に雨垂(よこいたにあまだれ)
つかえながらする下手な弁説のたとえ。立板に水
広辞苑第六版より引用

そのやうに立板に水を流すやうに仰せられては、え覚えませぬ
昔の人もそうおっしゃてますよ。
「横板に雨垂」って、この歳になって初めて知った。笑えますね。辞書は引いてみるもんだ。

★思い出すに、子どもの頃、テレビなんかなくって、ラジオ・ドラマというのがありました。徳川夢声さんの「宮本武蔵」なども聴いた覚えがあるように思います。
夢声さんは「間」の名人。言葉と言葉のあいだの「音のない時間=間(ま)」が台詞の意味の伝達には重要だとおっしゃっていましたよね。言葉の「音」だけを伝えるなら、まくしたてたって同じなんですが、意味が伝わらなくなるんです。
心したいものです。ただしゃべればいいってもんじゃない。
教師もね、喋りまくればいいってもんじゃない。ふっ、と間を置くことで引き込まなくっちゃね。授業って「ライブ」なんですよ。生徒と教師の呼吸の間(あいだ)で成り立つ。

★おそらく音楽も同じなんですよ。西欧の音楽はどちらかというと「音が充満」してますよね。
無音の「間」というものに、何か不安というか恐怖感があったのかな。「自然は真空を嫌う」という、充満の哲学・神学の影響かな。でも、現代音楽では、間の大切さも生かされるようになってきましたかね、そんな気分はある。
尺八とか鼓とか、無音の時空にたった一つの音で、すべてを語ってしまうというところがありますね。
昔、ツトム・ヤマシタの打楽器演奏を聴いたときの衝撃は忘れられないな。「間の響き」というものがありましたよね。
演奏中に烏が鳴けば、それもまた演奏の一部になってしまうような、不思議な演奏でしたっけ。

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