カマキリ
2017.7.19
デュランタにいました。
オオカマキリではないか、という気がしますが。終齢幼虫です。次の脱皮で翅が完成します。
偽瞳孔がちらっとこっちを見てますね。
迫力あるなぁ。
痺れるなぁ。子らが小学生の頃、6年間くらい世代を継いで飼育しましたもの、カマキリ大好き家族なのです。 7.20
翌日もいました。その後は見かけていませんが、きっとどこかにいますよ。
デュランタには虫が来る、ま、仕方ないさ、捕獲して食べていいよ。
生きるということはそう言うこと。チョウも好きだしカマキリも好き。
オオカマキリの成虫はミンミンゼミなどでも捕獲して食べます。セミがジャジャジャと騒ぐ声を聞いたら、クモやカマキリにつかまった時の声かもしれませんよ。
★別件・思い出した。
先日の朝、若い女性の気象予報士さんが「セミの『おと』がします」といってました。語彙不足だなぁ。「セミの声」というのが普通じゃないかなぁ。「虫の音(ね)」とはいうけど「セミの音(ね」とはあまり言わないしなぁ。秋にはひょっとしてコオロギやスズムシの「おと」がするというのかなぁ。
★人間の「瞳(瞳孔)」(虹彩ではなく、真ん中の穴)はくろいですよね。眼に入射した光は、網膜に吸収されて視覚情報となるのですから、もどってきません。
入射した光が戻ってこない時が「黒」です。
昆虫の複眼は個眼で構成されますが、観察者の方を向いた個眼では光は吸収されて戻ってきませんのでその個眼は黒く見える。
まるで瞳孔のようだ、ということで「偽瞳孔」といいます。
カマキリではそれがくっきりと目立ちます。睨まれた気分にさせられますね。
★NHKの語学講座のフランス語。時々歌手のZAZさんが、子どもたちと一緒に歌います。
生活の中の基本的な言葉を学んで、オリジナルの歌にして一緒に歌う。
先日、「色」がテーマだった時、ZAZさんが「黒は厳密には色ではないのだけれど、普通は色として扱う」といいました。
元理科教師としては猛烈にうれしい。白や黒は色ではない、ということを理解している人はどのくらいいるんでしょうね。私の授業でもずいぶんこの話はしましたけど。
特定の波長が吸収されるとき「色」が生じます。全部帰ってくるときは白、全く帰ってこないときは黒です。ZAZさんのさりげない発言に感動しました。よい教育を受けた、そしてそれを身につけた。ZAZさんを見直してしまいました。
講座では、10人くらいの子どもたちと一緒に、ZAZさんがギター、ウッドベース、アコーディオンの伴奏で歌います。なんと贅沢で豪勢な時間でしょう。
幼い人にこそ本物を。子どもになんかわかるもんか、とレベルを下げたら、完全に見抜かれてしまいますよ。難しいことは易しい表現で、最高の本物を提示しなければなりません。
あのコーナー、好きです。
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