オシロイバナ
2017.7.27
昼になると閉じてしまう花ですから、ちゃんと見るには早朝に出てみるしかない。
で、この日はオシロイバナ鑑賞に出ました。
上の写真の配色パターンはこれまであまりなかったもの。
上の花を斜めから見ると
こうです。オシベの花糸が一本だけ赤い。
花弁(本当は萼)の色だけでなく、オシベにも影響が出ます。
白い花糸のオシベの葯が赤くて、赤い花糸のオシベの葯は茶色っぽい。どうなっているんでしょうね。不思議だ。
色の濃さにもバリエーション。おそらく同じ花は一つもない。
くっきりと色が分離したタイプ。萼の赤い部分と花糸の赤いものとの間に、位置的な関連があるようですね。
こんな分かれ方もありました。一枚の萼においても色の分離が起こるなんて、不思議なことです。
一つの株のはずですが。真っ白な花、源平咲きの花、そして、つぼみまで紅白源平タイプのものがある。
トランスポゾン(動く遺伝子)の動き方は、株で決まるのではなく、個々の花で異なるのでしょう。
赤い花と白い花。
萼の赤と、花糸の赤が連動しながら、葯にはほとんど影響がなかったもの。
見始めると止まりません。見るものすべてが違うんだもんな。
オシロイバナが群生している場所、というのは最近は多くないのかもしれませんが、もし見かけたらぜひじっくりと眺めてください。
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