7月の気温など
恒例ですが、今回は冒頭でちょっと宣言を。
気象庁が発表した東京の梅雨入りと明けの日付は下の通りです。
梅雨入り:6月 7日
梅雨明け:7月19日
これを参照しながらグラフをご覧ください。
気温
梅雨明け前にぐんぐん暑くなりまして、むしろ明けてから下がり気味です。
平年差
その傾向は平年差にも表れています。
7月半ばまでぐんぐん暑くなりました。
湿度
梅雨明け後に蒸す日が続いております。
ちょっと気になりまして、6月7月の日照時間をグラフにしてみました。
日照時間0の日は棒がない。棒が長い日が日照時間が長い、ということを念頭においてご覧ください。
6,7月の日照時間
梅雨入りが発表された6月7日は日照時間ゼロでしたが、その後は晴れた日が多かった。
6月25日当たりからの10日間程度は梅雨らしいというか、日照時間が少なかった。
その後7月22日ごろまで日照時間の長い日がたくさんあって。
梅雨も明けた7月23日以降、また日照時間が少なくなった。
なんだかなぁ。というわけです。
9月頃になってから、見直しがあるんじゃないかという気もしないでもない。
さて、どうなりますか。
★ところで、最初の気温のグラフをもう一度ご覧ください。気温の平年値が予め書き込んであります。これを見ると今年間の気温のピークにさしかかった、ということがわかります。
8月2日~8月13日の最高気温の平年値は23.3℃で、これがピークです。
立秋は8月7日。いつもTVなどで立秋の日に「立秋なのに暑い」という話を聞きます。
夏至から太陽が45度進んだ日に「立秋」という名前をつけただけなのにね。
太陽の方位・高度などは古代から正確な測定が可能でしたが、気温など測りようもない。
「年間で一番気温が高いころを大暑という」なんてのは大ウソです。
夏至から1カ月半経過して、暖まりきったころに、太陽の高度が下がっていく影響が効き始めて、少しずつ少しずつ気温が下がり始める、ちょうどその頃が立秋なのです。
東京に限定した話ではありません。ピークの気温や、下がり始める日など、多少の違いはありますが、立秋を過ぎたころから気温が少しずつ下がり始める、という「パターン」は全国共通です。
やがて冬至、冷え切るのが立春のころ。立春を過ぎると、少しずつ気温が上がり始めます。
そんな風に、太陽の季節である二十四節気と気温の季節の関係を理解して、時の流れをお楽しみください。
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