オキザリス
2017.6.23
カタバミ科カタバミ属の園芸品種ですね。
これも妻が報せてくれたので
6.24
翌日、私も馳せ参じまして。
肉眼で見ると、花弁は淡い紫がかったピンクなのですが、背景とのコントラストがきつくてうまく撮れませんでした。
背景に関係なく、中心の一点で測光してくれるといいのですが、そうもいかなくてこうなりました。
★ところで、カタバミって、嫌われ者の雑草なんですか?
フマキラーの広告が毎日新聞隅に載っているのですが、7月10日分は
「そんなに嫌われちゃ、カタミが狭いよぉ」カタバミ
虫よけも殺虫もできる除草剤
こんなコピーでした。
どうして?可憐な花じゃないですか。根絶やしにするのは大変なので「厄介だ、嫌われる」のですか?
日本では「家紋」にカタバミが使われてきたじゃないですか。カタバミ紋の方々に失礼ではありませんか?
ウィキから引用します。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%90%E3%83%9F
片喰紋・酢漿草紋(かたばみもん)は日本の家紋の一種である。平安時代に車紋として使用された記録がある[11]。前述のとおり繁殖力が強く、一度根付くと絶やすことが困難であることが、「(家が)絶えない」に通じることから、武家の間では、家運隆盛・子孫繁栄の縁起担ぎとして家紋の図案として用いられた。五大紋の一つに数えられる。
戦国大名の長宗我部元親など土佐長宗我部家の「七つ酢漿草」や新陰流である上泉信綱の「酢漿草」、徳川氏譜代の酒井氏の「剣酢漿草」「丸に酢漿草」など、酢漿草紋を家紋とする戦国大名・武将も多い。江戸末期の豊後日田の儒学者である広瀬淡窓や大分県知事の広瀬勝貞などを輩出した商家廣瀬家も「丸に酢漿草」を用いていた。今太閤とも呼ばれた田中角栄の家紋も「剣片喰」である。旧宇部領主安芸福原氏の酢漿草紋にちなみ、山口県立宇部高等学校の校章デザイン及び同窓会呼称に採用されている。また、古代女性が鏡をカタバミの葉で磨いたという言い伝えにちなみ、日々の心の研鑚を願う思いから、私立江戸川女子中学校・高等学校が校章のデザインにも採用している。
ね、伝統的な家紋です。家制度下での家運長久・子孫繁栄のシンボルなのですね。
単純に雑草として、除草剤でやっつけましょう、というのは、頂けないな。
念の為。「古代女性が鏡をカタバミの葉で磨いた」というのは、カタバミに含まれる酸=蓚酸が有効成分でしょう。「蓚」というのは「『蓚』はタデ科のスイバ」のことでして、カタバミもこの仲間ですからね。現在も化学分野(中和滴定の標準に)でよく使われる酸です。(COOH)2です。
口にしないでください。
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