FBI CIA
この頃アメリカのニュースで、FBIとかCIAとかいう言葉が頻繁に聞こえてきますね。
FBIは「Federal Bureau of Investigation」で「連邦捜査局」です。
では「中央情報局」と訳されるCIAの「I」は何の頭文字でしょう?
「情報」というのだからきっと「Information」じゃないの?
実は
CIAは「Central Intelligence Agency」なんですね。
日本人はインテリジェンスというと知識、インテリジェントなら知的、というような感覚を持ちがちですが、諜報の意味もあるんですね。
↓参考
intelligence
{名詞}知能;(重要な事項に関する)知識,情報;情報部,諜報(ちょうほう)機関.
パーソナル英和辞典より引用intelligence agent
諜報(部)員,スパイ.
リーダーズ英和辞典第3版より引用◆インテリジェンス(Intelligence)
〔国際情勢 > 軍事 > △通信・情報など〕
一般的には「知性」「情報」の意味だが、軍事用語としては後者の意で用いられ、同じく「情報」と訳されるインフォメーション(information)とは明確に区分される。インフォメーションは集めたままの生の情報やデータを指す。一方、インテリジェンスは分析・加工された情報をいう。情報活動では、多くの情報資料やデータを分析・評価して、有益な情報を抽出・加工し、作戦の計画・立案、実行に必要な知識を提供することが重要。また、情報はその入手方法によって呼び方が異なる。情報提供者など人を介して集める情報をヒューミント(HUMINT Human Intelligence)、通信を傍受して収集する情報をシギント(SIGINT Signals Intelligence)、新聞をはじめ一般に公開されている媒体からの情報をオシント(OSINT Open Source Intelligence)という(「中国新聞」2008年3月17日)。また、偵察衛星や航空機・無人偵察機などの画像・写真で得られる情報をイミント(IMINT Imagery Intelligence)という。
現代用語の基礎知識2013年版より引用
ずいぶん以前ですが「インテリジェント・アイ」という本を読みました。
「知的な眼」という受け取り方をしましたが、ひょっとすると「情報分析・情報処理をする眼」という意味だったのかもしれませんね。
眼は外界の像を写すだけのカメラのようなものではなく、眼自体がすでに情報を分析し、情報処理したデータを脳に送っている、のですから。今ではこういう概念はほぼ当たり前になりましたが、当時としては新鮮な概念でした。
日本語には「インテリ」という言葉もはいっているので、なおさら「知的」な感じがしてしまいます。
インテリゲンチア【intelligentsiya ロシア】
(もと帝政ロシアの西欧派自由主義者群の称)知的生産に従事する社会層。知識層。インテリ。
広辞苑第六版より引用
敢えて書いてしまえば、CIAは中央諜報局なんですね。
「人事」カテゴリの記事
- 「父」からの脱出(2023.06.01)
- 子供達に、1番に笑ってほしい!そしたら大人は頑張れるんだ!!(2023.02.20)
- クリスマスの足袋(2022.12.25)
- 日食月食(2022.11.21)
- 朝日川柳欄から(2022.11.21)
コメント