手すり
新聞の折り込み広告で、何やら健康関連のもの。
そこに山口果林さんのコメントがありました。
まず、果林さんが69歳であることにびっくり。同い年なのかぁ。
昔、若い俳優さんとして知っていた人たちが、みんな一緒に歳とっちゃうんですよね。そういうことが増えたなぁ。
さて
「手すりにつかまって歩くなんて、若い時は思ってもみなかった」
と。
はぁ、なるほどね。普通の人はそう感じるわけか。
私の場合はというと。宝塚にせよ紅白歌合戦にせよ、その他いろんなステージでも
手すりもない階段を歌いながら降りてくる、というようなシーンを見て。
私には手すりのない階段なんて「絶壁」なんだけどな。健常の方々って、パワフルで荒々しいものなんだなぁ、と慨嘆したものでした。
政治家などでも、階段を手すりを使わず、元気に上り下りしている方々が多いですよね。
飛行機のタラップを手すりにつかまらずに上り下りしていたり。
みなさん、元気なもんだ。あれじゃあ、障害者の気持ちはわからんな。バリアフリーの意味も知らないでしょう。
障害者というのは、決して「社会に対する障害物」ではありません。健常者が無意識に超えていってしまう「障害物」が超えにくいだけなんです。「障害」を形成しているのは健常者なのですよ。「障害」を低くできるのも健常者なのですよ。
というわけで、私は障碍者という表現は使いません。敢えて障害者なのです。
障害ってどこにあるんでしょうね?
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