ナナホシテントウ幼虫
2017.5.6
これはナナホシテントウの幼虫で間違いありません。
葉に穴が開いていますが、この虫のせいではありません。
ご存知とは思いますが、ナナホシテントウは幼虫も成虫もアブラムシを食べます。
↓とても詳しくてわかりやすいサイトです。ぜひお読みください。
http://www.ruralnet.or.jp/news/sogoten/1998/tenji/tenji1-053.htm
テントウムシの上手な飼いかた
作成:農山漁村文化協会
協力:玉川大学昆虫学研究室
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1日に、テントウムシの幼虫はアブラムシを20匹ぐらい、成虫では100匹ぐらい食べます。
たとえば「アブラムシだらけ」のヨモギには、約2000匹ぐらいのアブラムシがいます。ちょうど幼虫6匹が成虫になるまでの2週間分のアブラムシです。
テントウムシの成虫は、砂糖水だけをなめさせても長生きはしますが、それだけでは卵を産む力はありません。
卵を産ませるためにはアブラムシを食べさせなければならないのです。
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ナナホシテントウムシの一生
(約20日で成虫になり、2ヵ月ぐらい生きます)
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幼虫
朝、1時間ぐらいかけてゆっくりかえり(孵化)、半日は体を乾かしています。
2週間のうちに3回脱皮して、大きくなります。この間約400匹のアブラムシを食べます。
餌が足りないと幼虫は「共食い」をするので、10匹ぐらいずつにわけます。蛹
幼虫は最後の2日はたくさん(アブラムシを100匹ぐらいずつ)食べて栄養をつけます。
翌日は1日食べるのを止めて、その翌日に蛹になります。頭を下にして、飼育箱の壁などにひっついて蛹になります。
まず1-2日間は前蛹で、その後に蛹のままでもう一度脱皮して本当の蛹になります。
蛹の期間は約1週間です。はじめはだいだい色など明るい色ですが、羽化の前になるとだんだん色が濃くなってきます。蛹の頭の部分(前胸)が黒くなってから約5時間たって羽化します。成虫
明け方、いよいよ羽化します。約30分ぐらいで羽化してしまいます。
羽化したばかりのテントウムシにホシはありません。はじめはだいだい色やミルク色です。20分ぐらいすると後羽根(飛ぶときに使う羽根)が伸びてくるので、それまでにぶつからずに羽根を伸ばせる場所を探しまわります。
伸びた羽は15分ほどで乾き、前羽根の中にたたまれます。羽化をはじめてから、ここまでで1時間半ほどです。
そのあと、だんだんとホシが出てきます。
はじめはぼんやりしていますが、1日ぐらい休んで餌を食べはじめます。10日くらいで交尾をはじめます。そして、餌の量によりますが、2日から10日ぐらいで産卵をはじめます。産卵は1日おきに30個ぐらいずつ、1ヵ月ぐらい続きます。アブラムシがたくさんいれば、それを食べてどんどん卵を産みます。普通は200個ぐらい、多いときは1匹で1000個も生みます。
寿命は2ヵ月ぐらいですが、秋に生まれた成虫は越冬して、次の年の春まで生きています。1年に3-4世代育ちます。ただし、条件が良いと、1年ぐらい生きていた雌もいるそうです。
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