芋を洗う
朝日新聞の連載「しつもん!ドラえもん」↓
[しつもん!ドラえもん]2578 やさい編(4/15)
「いもを洗うよう」というたとえがあるよ。どんな様子をたとえたのかな。
[こたえ]混みあっている様子
おけなどに里芋を入れて洗う様子からとったんだ。「いもの子を洗うよう」とも。「海水浴場はいもを洗うような混雑だった」というように使うよ。
知らない人・子には、この答えから、実際にどうやるのかは見えてこないですね。
私が小1まで住んでいたところには、個人商店が集合したマーケットがありました。そこの八百屋さんだったろうと思いますが、「芋洗い」というものを、通常のこととしてやっていましたので、知っているんですね、私は。
私の記憶では
威勢のいいお兄さんが、樽に里芋を入れ水を入れ、樽の縁に立って、細めの櫂2本ををX字に組んだ道具の上の方を手で回すんですね。右手を伸ばし左手を引く、右手を引いて左手を伸ばす、と交互に。櫂を組んであるところは櫂の真ん中より下ですから、テコというか輪軸というか、強い力で芋と櫂とぶつかり互いにぶつかり、皮が剥けるのです。
60年以上も前の記憶ですので、思い込みも入っていると思います。私はお兄さんが樽の縁に立っていたように思うのですが、台に乗っていたのでしょう、きっと。でないとうまく櫂が回せないものな。櫂と書きましたが、実際にはほとんど「棒」だったと思います。船を漕ぐ「櫂」よりはずっと幅が狭かった。と思う。
老人が語る幼いころの記憶には、相当な部分、後からの「思い込み」が入っていますので、8割・9割、割り引いてください。また、幼い時の記憶ですので、全体像は把握していなくて、部分的なスポットしか見ていないのです。全体の中での意味のようなものは欠落しています。それも考慮してください。
★「全日本芋洗いコンテスト」というものがあるそうです↓
http://www.hokurikushinkansen-navi.jp/pc/news/article.php?id=NEWS0000004997
全日本いも洗いコンテストで熱戦 井波、さといもDAY(北日本新聞(2015年11月23日))
youtube でも見られるようです。検索してみてください。
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