杉の花
2017.1.27[W]
密蔵院の裏というか、都立高校との境というか、杉の木があるんです。
比較的近年まで気づいていなかったんですがね。
妻も花粉症。そろそろ花粉の飛散の時期が近いかもよ、にっくき杉の様子でも見てきたら、と皮肉な夫。
上の写真は雄花ですね。鱗片がまだ開いていません。今はまだ飛散の時期ではなさそう。
これは前のシーズンの雌花ですか。もう種子を撒き散らした後ですね。
写真左上に今シーズンの雌花が写っています。こちらもまだ開花の時期には至っていないように見えます。
摘んで持ってきてくれたので、テーブルの上で接写。
雄花です。
雌花の殻です。中は空っぽ。
しかしまあ、ずいぶんと身近なところに杉の木があったものです。
シーズンになったら、私が見に行ってみましょうかね。
私は、花粉アレルギーはほとんどないと思います。なんとなく、ぐしゅぐしゅした気分になることはないでもないですが、辛い思いをしたことはない。
でも、「新鮮な花粉」って、どんなものかな。怖いもの見たさ、という感じですね。
人間が勝手に増やしておいて、被害をこうむっている。杉は悪くない、人間がいけない。
杉はひたすらに生きているだけです。
↓参考。写真が豊富。
http://matsue-hana.com/hana/sugi.html
・・・
雌雄同株。雄花は淡黄色で長さ5〜8mmの楕円形、枝先に多数つく。花粉は風媒花のなかでも特に小さくて軽く、風に乗って遠くまで運ばれる。雌花は緑色で直径2〜3cmの球形、枝先に1個ずつ下向きにつく。球果は直径2cmほどで、10〜11月に熟す。木質の果鱗が20〜30個あり、各果鱗には種子が2〜5個つく。種子は長さ5〜6mmの長楕円形で、ふちには狭い翼がある。卵状球形。花期は3〜4月。(樹に咲く花)
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↓NHKのミクロワールドです。とてもわかりやすい。5分の動画です。
http://www.nhk.or.jp/rika/micro/?das_id=D0005100081_00000
ごくかいつまんで言うと
・杉花粉の直径はおよそ0.03mm。
・マッチ棒の先ほどの雄花の中に40万個の花粉が入っている。
・鱗片が開くと中の葯が乾燥して破れて花粉が出る。
・雌花の中では液体がにじみ出る管があって、そこに花粉がくっついてとりこまれる。濡れた花粉は水を吸収して破裂し、中の精細胞が放出される。
・花粉は人体でも同様な変化をする。花粉の外側のたんぱく質や花粉が破裂して出てくるたんぱく質が人体にアレルギーを惹き起こす。
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