習慣と慣習
別にprimeとemirpから連想したわけでもないのですが。
「習慣と慣習」って、似ているようでずいぶん違う概念ですよね。
私は朝、タイマーでNHKラジオがかかるようにしてあって、それで起きるのですが。
2月7日、ラジオがかかったその時に放送されていた「今日は何の日」で「仇討ちが禁止された日」といっていました。
明治6年(1873年)2月7日に明治政府が「復讐ヲ嚴禁ス(敵討禁止令)」を発布して、仇討ち(敵討)が禁止された。と。
その時に、仇討ちを「当時の『習慣』」といったんですね、原稿がそうなっていたわけですが。
でもねぇ、仇討ちって「習慣」ですか?「慣習」でしょ。
言語感覚を疑うんだよなぁ、NHKさん。
言葉を商売道具にしているんだから、もうちょっと言葉に敏感になりましょうよ。
どうも、このごろNHKの言語感覚を疑うことが多くって、ぶつくさ文句ばっかり言っている嫌味老人になりました。
教師という職業も、言葉は主たる道具ですから、それなりに自分の言語感覚を磨いたつもりでしたが。
いっつも、話をした後に、しまった、あそこはこう表現すべきだった、というような反省に苛まれ続けていました。
教師でありながら「話すこと」は、最後まで得意とは言いかねましたね。
しゅう‐かん【習慣】シフクワン
①日常の決まりきった行い。しきたり。ならわし。慣習。「早起きが―になる」「その土地の―になじむ」
②〔心〕反復によって習得し、少ない心的努力で繰り返せる固定した行動。かん‐しゅう【慣習】クワンシフ
ある社会の内部で歴史的に発達し、その社会の成員に広く承認されている伝統的な行動様式。ならわし。風習。「―に従う」
広辞苑第六版より引用
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