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2017年2月

2017年2月28日 (火)

金環日食

0227_1kinkanshoku1
派手派手しい画像ですね。2月27日昼前のTBSニュースの画面です。
チリで観測された日食のニュースです。
0227_1kinkanshoku2_2
金環になったところ。
ダイヤモンドリングは見えなかったのかな?
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2993303.html?from_newsr

南米で「金環日食」観測
 珍しい天体ショーです。
 昼間から望遠鏡などを携え、空を見上げる人たち。彼らが待ち受けるのは、日食です。南米のチリやアルゼンチンなど南半球の一部で26日に、日食の中でも珍しい「金環日食」が観測されました。
 月に太陽が隠されて、細い光の輪が浮かび上がる金環日食。地球との距離の関係で、月の直径が太陽より小さく見えるときにだけ起こります。
 ちなみに、日本で金環日食が観測できるのは2030年だということです。(27日11:16)

そうだったか、と2017年版の理科年表を開いてみたら。
暦部61ページ:日食
という項目に記載がありました。

本年は日食が2回あり、いずれも日本では見られない。
1.金環日食 2月26~27日
{表がありまして}
この日食は一般に太平洋南東部、南アメリカ大陸南部、大西洋南部、アフリカ大陸南部、南極大陸の一部などで見られる(下図)。日本では見られない。

とあって、「下図」には日食の見られる範囲の図があります。要するに地表に落ちた月の影がどう走るかの図です。
TBSニュースの中で、「日本で金環日食が観測できるのは2030年」とありますので調べたら
http://www.nao.ac.jp/astro/phenomena-list.html

2017年02月26日    金環日食    (中心食)南太平洋、南米、南大西洋、アフリカなど
2030年06月01日    金環日食    (中心食)日本、ユーラシア大陸北部など

2030年6月1日だそうです。
ワタクシ生きてれば83歳かぁ、かなり無理っぽい感じですね。
お元気でしたらご覧になってください。どうぞ。

★「日食 月の影」で動画を検索すると、YouTube で見られますよ。(今回のではありません。為念。)
https://www.youtube.com/watch?v=TOxRzE1BnbA
↑その一つ。

オウバイ(黄梅)

0217w_2oubai1 2017.2.17[C]
妻の撮影です。黄梅でしょうね。
私もいつだったかこれを撮った記憶がある。
で、ヤマブキと間違えた↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/03/post-8fc2.html
2016年3月11日 (金)「ヤマブキかな?(←間違い。オウバイです)」

0217w_2oubai2
輝く花ですね。

http://www.hana300.com/oubai0.html
季節の花300

・木犀(もくせい)科。
・学名
  Jasminum nudiflorum
   Jasminum : ソケイ(ジャスミン)属
   nudiflorum : 裸花の、無毛の花の
     Jasminum(ジャスミン)は、アラビア語の「yasmin(マツリカ)」の名に由来する。

だそうで、梅ではありません。

オオイヌノフグリ

0217_5ooinunohuguri 2017.2.17
たまたま一つだけ先行した、というのではなくて、時至れり、なのだと思います。
この独特の青、花の形がわからなくても、あ、オオイヌノフグリが咲いてる、とわかります。
(み)を見なければ、名前の意味は分からない。花の特徴で名前をつけてあげたかったですね。

0220_5ooinunohuguri 2.20
あちこちで咲き始めました。
小さいけれど見つけやすい花です。

桜桃&ブルーベリー

0217_2outou 2017.2.17
桜桃です。少しずつ変化が進んでいます。3月に入ったら咲くかな。
0217_3blueberry
こちらはブルーベリー。並んでいるものですから、一緒に掲載。
これも3月に入ったら咲きそうな勢いですが。ちょっと早くないか?
あのおちょぼ口の花と昆虫の関係がよく分からないでいます。
かわいいんですけどね。

ムラサキツユクサ

0216w_3murasakituyukusa 2016.2.16[C]
花の準備進行中。
何でここだけなんだろう?
単独で先行してます。他の場所の株ではまだつぼみは見かけません。
植物にも、いろいろ個性があるらしい。

富士山

0216w_1fujisan 2016.2.16[C]
買い物帰りの妻。美富士橋からいつものように。
空気の透明度って、ずいぶん変化するのですね。かすんでます。
春の風が吹くと埃が舞うしなぁ。
東京では、春一番の後に、更に2回、強風が吹き荒れました。
車のワイパーのところに「土」が溜まりますね。
車を出すときに、窓を拭こうとしてワイパーを持ちあげると、げっそりします。

シマハナアブ

0216_7simahanaabu 2017.2.16
アリッサムに来た少し大型のアブ。
シマハナアブだと思います。
冬中咲いてくれる花はありがたい。昆虫の貴重な蜜場です。
香りもいいですよ。

ノゲシ

0216_6nogesi 2017.2.16
塀際・線路向かいのノゲシ。どんどん咲きます。

0218_15nogesia 2.18
今が一つのピークかも。この範囲の外にはつぼみがない。
0218_16nogesib1
塀を曲がったところで、別のノゲシが咲きました。
0218_16nogesib2
なんだか、すっごく、かわいい印象。なんでだ?
春の先触ですね。

2017年2月27日 (月)

世界の気圧分布

★前の記事からの続きです。。
黒板面上の図の、太陽と月を消し、夏と冬に書きかえます。
Nagi2
はい。
そうすると、夏は大陸が温まって低気圧となり、海は温まりにくくって高気圧となる。太平洋高気圧に覆われる暑い夏。夏台風の典型的なコースは日本列島に近づけず、大きく回る。秋になると、高気圧が少しずつ退いて、台風のコースが日本列島直撃コースになる。{昨年の夏の台風のコースは変でした。}
冬は、大陸は冷え切って高気圧となり、海は冷めにくくて低気圧になる。圧倒的なシベリア高気圧、というやつですね。
その切り替わりのところに、梅雨やら秋の長雨やら、性質の異なる気団の押し合いへし合が日本列島上で起きますね。
ごくごく大雑把な話ですよ。
さて今回の話へ移ります。

0216_2kiatu3 2017.2.16
本棚で本を探していたら、古い理科年表が残っていました。1987年版。30年も前の版ですね。
「ひょっとして、あの図があるんじゃないか」と開いてみたらありましたよ。
↓これ
0216_2kiatu1
「世界の気圧分布図」
単位が「mb(ミリバール)」ですよ。古いなぁ。この時代の数値に合わせるために現在「hPa」というちょっと半端な単位を使っているのです。「100Pa」単位ですね。そうしないと数値が変わってしまうので、混乱するからです。
注を見てください。「ソ連海軍軍令部発行」による図で、1953年刊行だそうです。
この図を私はよく教材に使いました。
この図は「1月」の状態です。北半球は冬、南半球は夏です。
北半球では大陸が高気圧(H)、海が低気圧(L)になるんじゃないか。逆に南半球では大陸が低気圧、海が高気圧になるんじゃないか。
シベリア高気圧があります。北太平洋は低気圧ですね。北アメリカが高気圧気味で、北大西洋は低気圧。
南アメリカ、亜アフリカ大陸の南の部分、オーストラリアが低気圧ですね、夏だから。
南大西洋やインド洋、南アメリカ大陸西側の海は高気圧になっています。
ハイ、比熱の大小から予想したとおりになっていますね、大体のところ。
0216_2kiatu2
これは7月の状況です。
分布が1月の時とおおよそ反転していませんか?比べてみてください。

このようにして、地球上の大陸や海の分布が季節によって気圧分布に大きく影響し、そこへ貿易風や偏西風も絡んで、地球上の気候を大きな形で支配するのです。
もちろん、地域の特性によって細かな部分は変わりますけどね。まず大きく地球を把握しておけば、気候の学習も理解しやすくなりますね。物理は地学にも大事なんですね。

今、2月の下旬。冬至以降、太陽からのエネルギー流入は少しずつ増えています。ですが、冷え切るのに時間がかかって、2月に入ってから実際の気温は少しずつ上昇を始めたところです。
シベリア高気圧の勢力に少しずつ翳りが出てきました。そのため、日本あたりで低気圧が西から東へ走るようになってきたのです。「春一番」とかいうのはその表れ。日本海側の雪はシベリア高気圧からの寒気の吹き出しが主要因。で、関東平野へは空っ風が吹き下ろす。
低気圧が日本付近を走るようになって「南岸低気圧」という形になると、関東地方に雪が降る。シベリア高気圧が緩んできたせいです。東京の雪は春の兆し、ということになりますね。

日本列島の周囲では「シベリア高気圧」「オホーツク高気圧」「太平洋高気圧」「(揚子江)移動性高気圧」などが主要な影響を及ぼします。それらの消長をみていれば、気象情報の意味もよくわかりますよ。{「気団」という言い方もします。}
原理を把握すること、科学の面白さはそこにあります。

比熱

★次の話の前段として、予備知識を。
これからお話するのは、熱の授業の一部なんです。
比熱というのは物質1gの温度を1K(1℃)あげるのに必要な熱エネルギーで、J(ジュール)で表します。
ここではごく大雑把な話しかしません。
比熱の大きい物質は温まりにくく冷めにくい。
逆に比熱の小さな物質は温まりやすく冷めやすい。

これまた大雑把な話で、
水の比熱は4.2J/(g・K)程度
花崗岩やら玄武岩やらの比熱は1J/(g・K)程度。

これを「水と土」というふうに理解しましょう。

水は比熱が大きい。だから温まりにくく冷めにくい。
土は比熱が小さい。だから温まりやすく冷めやすい。


★さて、黒板にダイナミックに大きな図をかきます。
Nagi1
左=昼です:陸と海がありまして、太陽がサンサンと輝いています。
すると、比熱の小さい陸が温まって高温になり、海はエネルギーを受けてはいるのですが温まりにくく相対的に低温になる。
高温の陸では上昇気流が発生し、低温の海では下降気流になる。そうすると、当然、海風が吹く。
右=夜です:月を描くと生徒が反応する。「先生、月はムーンムーンと輝くんでしょ」「よくわかったな、その通り」
夜は放熱の時間帯。陸は冷えやすく、海は冷えにくい。相対的に海に上昇気流、陸に下降気流。で、陸風が吹きます。
この二つのシーンの切り替わりにあるのはなんだろうねぇ。
「凪だ!」と気づく生徒もいます。
そうなんです、「風が止まる」時間帯があるんですね。朝凪、夕凪と2回。

これが次の記事への前段となります。

コデマリ

0216_3kodemari 2017.2.16[B]
細い茎(幹?)に新芽がいっぱい。
あれ何だったっけ、と私。コデマリよ、と妻。
はあ、そうだったか。記憶がかすんでます。

0218_5kodemari 2.18[C]
葉芽とつぼみと両方あるのかな?
クサボケやヤマブキやいろいろありまして、この辺りに。
春を待っています。

デュランタの実

0215_3wduranta 2017.2.15[C]
高いところにデュランタの実がなっていたと妻が撮ってきてくれました。
完全に熟したようですね。ここまで来るのは意外と珍しい。
花はいっぱい咲きますが、結実率は低いようです。

クロッカス

0215_2w_croccus1 2017.2.15[C]
朝、妻の撮影。これから開くよ。
0215_7croccus [B]
昼、私の撮影。開いてました。
0215_2w_croccus2_2
妻の撮影、つぼみ。
0215_2w_croccus3
花としての終わりにさしかかった花。でも、きれいですよね。

0216_5croccus1 2.16[B]
いっぱい咲いてます。
0216_5croccus2_2
濃い色で。

カエデの木の下あたりにもいくつかクロッカスの株があるのですが、今年はどうやらだめらしい。今のところつぼみも見えていません。

0215_1moon0723_1 2017.2.15[B]
雨戸を開けたら目の前に月。光学60倍ズームというのを試してみたくなりました。
この日の正午の月齢は18.1。撮影は朝7:23です
0215_1moon0723_2
60倍ズーム。
周囲をトリミングして、縮小はしない状態でこのくらいになります。
空が明るいので、ちょっと鮮明さに欠けるかな。でも、さすがにすごい。腕を窓枠に固定しての手持ち撮影です。
f6.5、1/500秒、ISO-100です。

0216_1moon0723_1 2.16
翌日も朝7:23に撮影。最初の写真と比べてください。月の入りの時刻が遅くなっていきますね。正午の月齢は19.1.
0216_1moon0723_2
トリミングだけ。
0216_1moon0723_3
試しに自動色彩調整というのをかけてみました。空の色などが不自然になりましたが、月面に関する情報があぶり出されました。
(ソフトは IrfanView 64 というソフトです。明るさとかガンマ値を少し調整することはあります。トリミングも非常にやりやすい。で、いくら画像をいじっても、上書きしない限り、オリジナルファイルは絶対に変更されませんので、安全で非常に気分が楽です。これは基本的なことなのですが、意外と守られていないことも多くてね。)

0217_1moon0727_1 2.17
正午の月齢20.1。撮影は朝の7:27。
0216_1moon0723_3_2
同じく自動色彩調整。
望遠鏡ですね、こうなると。

0219_1kagen0830 2.19
正午の月齢22.1 下弦です。自動色彩調整したものだけ載せておきます。
日曜ですから少しのんびりして8:30の撮影。
だんだん高くなります。

夜、背景が夜空で撮影したらどうなるのか、そんなチャンスがあったら試みてみます。

クサボケ

0214w_4kusaboke 2017.2.14[C]
これは妻。池の向こう側ですが、当然平気で踏み込める。
近づいて撮影、さすが。
もうすぐですね。

ヒメツルソバ

0214_14himeturusoba 2017.2.14[B]
玄関前のテラスに座り込んで日向ぼっこ。
1mちょっと先にヒメツルソバが咲いていました。
これをズームアップしたらどう写るのかな、というのが上の写真。
まあまあですね。もっとズームで寄ることもできるけど、2輪咲いていたので2輪ともいれたくてこうなりました。
私はどうも甘い、みんな撮ってあげたくなってしまう。

2017年2月24日 (金)

スイマーが受ける抵抗は泳ぐ速度の3乗に比例

毎週泳いでいる者としては、面白い研究が出ました。
「スイマーが受ける抵抗は泳ぐ速度の3乗に比例」ということです。
へぇ、そうなんだ。
↓サイエンスポータルというサイトです。
http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2017/02/20170222_01.html

スイマーが受ける抵抗は泳ぐ速度の3乗に比例 筑波大が抵抗測定法を考案(掲載日:2017年2月22日)
 スイマーが泳いでいる時の水の抵抗は泳ぐ速さ(泳速)の3乗に比例するー。筑波大学と東京工業大学の研究グループは、スイマーが受ける水の抵抗の程度を正確に測定する方法を考案し、この方法を使ってこれまでは2乗と考えられていた泳速と抵抗との比例係数を修正した。研究グループは2020年の東京五輪・パラリンピックに向けた競泳指導に役立つことを期待している。
 筑波大学体育系の高木英樹教授と東京工業大学工学院の中島求教授らの研究グループは、筑波大学内にある実験用回流水槽を使い、クロール、背泳ぎなどといった泳法の種類に関わらず、泳いでいるスイマーに作用する抵抗の程度を正確に推定する方法がないかという研究課題に取り組んできた。これまでは、スイマーが体を一直線に伸ばした時の抵抗(静的抵抗)や、上肢だけでクロールをして泳ぐ時の抵抗(動的抵抗)を測定する方法はあったが、実際に泳いでいるスイマーが受ける抵抗(自己推進時抵抗)を測定する方法はなかった。
 研究グループは、実験用回流水槽内に、ある速さの人工的水流をつくってスイマーにクロールで泳いでもらい、その時の腕の回転頻度(テンポ)を記憶させた。次に、さまざまな速さの水流をつくり、その水流の中で記憶したテンポで泳いでもらった。それぞれの流速でスイマーに作用する抵抗を測定し、その値を解析して自己推進時抵抗を推定する方法を考案したという。
 研究グループによると、競泳は泳ぐ時にスイマーが受ける抵抗との闘いで、どのようにして抵抗を減らすかが競技力向上を目指す上で最重要課題。100年以上も前からスイマーが受ける抵抗を測定する試みが行われ、これまでは泳速の2乗に比例して抵抗が大きくなるとされてきた。2乗と3乗とでは、泳速を向上させた場合にスイマーに作用する抵抗の程度はかなり異なってくるという。
 (後略)

筑波大学プレスリリース「遊泳中のスイマーにかかる抵抗を推定する方法を開発 ―スイマーの抵抗は泳速の3乗に比例する―」http://www.tsukuba.ac.jp/attention-research/p201702171400.html

下の表はある速度を「1」として、速度が半分になったり2倍になったら抵抗がどうなるか、という計算です。
表の1列目が速度、2列目が2乗、3列目が3乗です。これまでは「2乗に比例」とされていたそうなので、入れておきました。

0.5     0.25    0.13
0.6     0.36    0.22
0.7     0.49    0.34
0.8     0.64    0.51
0.9     0.81    0.73
1.0     1.00    1.00
1.1     1.21    1.33
1.2     1.44    1.73
1.3     1.69    2.20
1.4     1.96    2.74
1.5     2.25    3.38
1.6     2.56    4.10
1.7     2.89    4.91
1.8     3.24    5.83
1.9     3.61    6.86
2.0     4.00    8.00

現在、泳ぎに行っているプールの一般開放に、たまに選手の人が練習に訪れます。私は30分で1000m泳ぐわけですが、その人は私の2倍を超えるスピードで泳ぐ。早い話、私が片道25m行く間に、その人は1往復以上泳いじゃうんですよ。タマンネ。
そうなると、その人が受けている抵抗は、私が受けている抵抗の8倍以上になるのですね。スゲェ。
素人の爺さんと、選手の大学生の筋肉のパワーって、とんでもない差があるのですね。マイッタ。
昔はね、60分で2500mくらい泳げたんです、この私でも。
そうすると、30分で1000mの現在のスピードの約1.3倍のスピードが出せたんですね。
ということは、その頃は今より約2倍の抵抗をくらっても泳ぎ続けられたんだな。そうだったのか。
逆に、これから年を重ねて衰えていって、スピードが今の8割くらいに落ちると、抵抗は半分で済むのか。
(1000m/30分)×0.8=800m/30分。
30分で、40ターンしてあがるのを、32ターンか。まだしばらくはそのくらいのスピードは保てそうな気もしますが。
いつまで泳ぎ続けられるのかなぁ。

ヤノネボンテンカ

0214_13yanonebontenka1 2017.2.14[B]
幼い葉は丸い。
0214_13yanonebontenka2
大人の葉は「矢の根(鏃(やじり))」なんですね。
実生の株です。
順調に育っているようです。

チューリップ

0214_8tulip 2017.2.14[B]
チューリップがいっぱい。

0217_6tulip 2.17[B]
影も一緒に成長、です。

0218_8tulip 2.18[C]
妻の撮影。
妻自身どこに植えたかもうわからない、とのこと。あっちこっちに顔を出す。
これは賑やかなことになりそうですね。

不明

0214_7humei 2017.2.14[B]
ひょっとしてこれ、ヤエムグラの冬姿、という可能性は?
とも思うのですが。わかりません。

ビヨウヤナギ

0214_6biyouyanagi 2017.2.14[B]
踊る人への擬人化ももう終わりですね。
前後を挟む新芽に世代を譲らなくっちゃ。
冬を越しました、主役は次の世代に譲りましょう。
しあわせなことです。

シラン

0212_13siran1 2017.2.12[B]
ん?これシランの芽じゃないか?
0212_13siran3
周囲の紫っぽいのはジュウニヒトエ。
0212_13siran3_2
隙間を押し開いて出てきたようです。

0214_5siran1 2.14[B]
2日後、すぐそばの他の場所にも出てきました。
上から。
0214_5siran2
テラスに腰かけて、横から。
0214w_5siran[C]
妻も接写をしてきました。内から力が湧きだしてくる、という感じですね。

ぐんぐん伸びます。日を浴びて。
植物も私も、日向ぼっこは気持ちいい。

ハハコグサ

0212_11hahakogusa 2017.2.12[B]
全体としてはまあまあなのですが、中央の花の部分が露出オーバー気味。
おそらく、中央周辺での測光にしてあるので、背景の暗さに引っ張られたのでしょう。

0221_4hahakogusa 2.21
中央のスポットで測光するように変更してみました。{そうだった、変更できるんだたっけ、と思い出して}
やはりこの方が背景の暗さに引っ張られないようですね。
私は虫や花をマクロで撮りたい。中央がまず大事なんです。
要望は単純なんですが、多少コントロールできるようになってきたかな。

ナタネ

0212_7natane 2017.2.12[B]
かなり被写界深度が深い。
ズームアップしているのですが、ピントが後ろに行かないのが嬉しい。
ご機嫌な写真。
楽しめるな、このカメラ。

2017年2月23日 (木)

オスの三毛猫「タケシ」

★前の記事で、南極・昭和基地の白夜の話を書きました。
ところで、朝日新聞の「しつもん!ドラえもん」というコーナーで、今、「ネコ編」をやっているのですが、そこに第1次南極観測隊に同行した三毛猫の話が載りました↓

[しつもん!ドラえもん]2524 ねこ編(2/19)
 第1次南極観測隊には樺太犬タロとジロのほか三毛猫も同行した。オスかな?メスかな?
[こたえ]オス
 名前は「タケシ」というよ。三毛猫は遺伝的な要因でほとんどがメスなんだ。オスはとても珍しい。そのため、昔から航海の守り神とされていたんだよ。

観測隊に同行した三毛猫の話をリアルタイムで聞いた記憶がない。大分後になって、「あの時の逸話」みたいな感じで聞いたようにも思いますが、記憶なんてあいまいなもんだ、わからないというのが正直なところですね。
で、検索してみました。

↓獣医さんのHPです
http://nekopedia.jp/takeshi/
南極から帰ってきた猫 タケシ

 南極物語といえばイヌのタロジロがあまりに有名ですが、実は猫も乗船していました。
 それがタケシです。タケシは雄の三毛猫ということで航海の縁起が良いとされ乗船を許可されたのです。もともとタケシは動物愛護団体に保護されていたらしいのですが、南極観測隊の出港を知った女性がたけしの乗船を推薦したところ快諾されたそうです。
・・・
 日本に帰ったタケシは特に可愛がっていた隊員の作間さんとゆっくり暮らす予定でした。しかし日本に到着して一週間程で行方不明になってしまったそうです。タケシがその後どのような余生をおくったのかは誰にもわかりません。
 以下作間さんの言葉です
「タケシの魂は、昭和基地にいっているはずですから、
ぼくも命が終えるときにはタケシに会えますよ。
そうしたら、ずっと探して待っていたんだよって言ってやりますよ」

↓これは旅行会社のサイトです。エピソードが記されています。
http://www.polarcruise.jp/article/14197870.html
「タロ・ジロ」にまつわる話 (7) 猫の「たけし」

★で、三毛猫はほとんどがメスで、オスは非常に珍しいのですが、その理由をちゃんと書くのは結構めんどくさい。
参考サイトにリンクをはりますので、お読みください。
ネコの雌雄決定メカニズムは、ヒトと同じで、XXならメス、XYならオスということと、体の色を決定する遺伝子がどの染色体に乗っているかということが基本になります。

↓上に引用した獣医さんのHPからもリンクされています。
http://nekopedia.jp/male-mike/
オスの三毛猫だけじゃない、確率の低い猫の毛色

http://www.jsvetsci.jp/10_Q&A/v20141020.html
公益社団法人 日本獣医学会
三毛猫の雄について

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%AF%9B%E7%8C%AB
三毛猫

猫の日に書けなくて残念。
「六日の菖蒲十日の菊 + 2.23の三毛猫の話」になりました。

白夜

★南極観測60年、です。60年前、私は8歳か9歳のあたり。
宗谷が氷に閉じ込められて、ソ連のオビ号が救出に向かっている、というような記事を、毎日のようにハラハラしながら読んだ記憶があります。タロ、ジロの話もリアルタイムで読んで興奮したものです。

未知なる極地、探って 国立極地研究所長らに聞く 南極観測60年(朝日新聞デジタル 2017年1月29日05時00分)
 60年前、日本の観測隊が目指したのは、他国から「到達不能」と見放されていた南極の地だった。海を厚い氷に覆われたプリンス・ハラルド海岸。1957年1月29日、この地に昭和基地を開設し、日本の南極観測は幕を開けた。
 オーロラ観測、オゾンホールの発見、気候変動を探る氷床の掘削、世界一を誇った隕石(いんせき)の収集――。築き上げた日本の観測成果は、世界でも高く評価されている。難所ゆえに昭和基地の周りに他国の基地はなく、貴重なデータを集められたことも大きい。たった4棟だった基地の建物は68棟となり、上空500キロまでを観測する大型レーダーのアンテナ群も広がる。
 いま昭和基地では、57次隊と58次隊の隊員が活動を続けている。そのなかの研究者2人と、観測隊を派遣する国立極地研究所の白石和行所長(68)に、南極の魅力や観測の展望を聞いた。
(中略)
 ■地球と宇宙の境、見上げる 58次観測隊(超高層大気)・江尻省(みつむ)さん(43歳)
 南極はいま、太陽が沈まない白夜が続く。だが、その季節もまもなく終わる。「夜になれば、光を使った超高層での大気観測が可能になる。空と宙(そら)がせめぎ合う、未知の姿が見えるはず。誰も見たことのないソラを見たい」
(後略)

★この「白夜」が今回の話題。
↓下は気象庁の「南極・昭和基地周辺の自然現象」というページです。写真が豊富。
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kansoku/syowabase/weather/weather.html

沈まぬ太陽:第43次南極地域観測隊員撮影(提供:国立極地研究所)
昭和基地付近では、南半球の夏(12月から2月)には1日中太陽が沈まない白夜になります。

転がる太陽:第43次南極地域観測隊員撮影(提供:国立極地研究所)
白夜の反対である極夜期(太陽の昇らない時期5月末から7月中旬)の前後には、太陽が地平線付近を移動していく様子が見られます。

↑それぞれ写真のキャプションです。是非ご覧ください。へぇ、そうなんだ、という気分が味わえます。
地球の赤道傾斜角は23.44度です。そのせいで66.56度より高緯度の地域では白夜や極夜という現象が起きるんですね。昭和基地は南緯69度付近と聞いていますので、白夜も極夜も見られる場所です。
2月も下旬ですから「1日中太陽が沈まない白夜」もそろそろ終わりでしょうか。
そうすると「白夜が終わって、日が沈むようになる」のですね。

あれ?「白夜はあける」んじゃないのか?
森繁久弥さんが作詞作曲した「知床旅情」という歌では
「遥か国後に白夜は明ける」
でしたね。
国後島は北緯40度台ですから、そもそも白夜は起きない。
白夜の時期は日が沈まないのですから「夜明け」のない日々が続くわけですが。
知床から東を見ていたら、国後の方角から「夜が白んできた」というのが詩人のイメージなのでしょうね。
しかしちょっとマズったな、とは思います。

★「白夜」の読みは?
https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/gimon/057.html

「白夜」の読み方は?(2000.06.01)
Q 北欧など北極や南極の周辺の地域で見られる「白夜」は、[ビャクヤ]と読むと思い込んでいましたが、「正しい読み方は[ハクヤ]である」と週刊誌のコラムに書いてありました。放送では、どのように読んでいるのでしょうか。
A [ビャクヤ]と読み、場合により[ハクヤ]と読んでもよいことにしています。

解説
 たしかに、「白夜」の本来の読み方は[ハクヤ]です。ことばの中には、本来の伝統的な読みがありながら時代とともに違う読み方が定着し、ことばとしての市民権を新たに得るものもたくさんあります。「白夜」も、その典型的な例の一つです。本来の読み方であった[ハクヤ]より、今では新しい読み方の[ビャクヤ]が断然優勢になりました。
 「白」を[ビャク]と読むのは呉音(中国・六朝時代の呉地方の発音といわれる)、[ハク]と読むのは漢音(呉音より新しく中国の随・唐以後、長安地方の発音といわれる)です。「白蓮(びゃくれん)」「黒白(こくびゃく)」「白衣観音(びゃくえかんのん)」のように古い時代のことばや仏教用語は[ビャク]ですが、「白夜」は、「白昼(はくちゅう)」「白状(はくじょう)」のように比較的新しい時代にできたことばで、本来の読み方は[ハクヤ]でした。
 それでは、なぜ古くもなく仏教用語でもない「白夜」が[ビャクヤ]と読まれるようになったのでしょうか。昭和40年代に登場した森繁久弥さんの「知床旅情」で「♪はるか国後(クナシリ)に 白夜[ビャクヤ]は明ける♪・・・」と歌われたことが、[ビャクヤ]が広まる一つの引き金になったとみる人が多いようです。NHKが、昭和55年(1980年)に行った有識者アンケートでは、「白夜」の読みについて実に9割以上の人が[ビャクヤ]と回答していました。それまで放送では[ハクヤ]の読み方だけしか認めていませんでしたが、[ビャクヤ]も認めることになったのです。今では、[ビャクヤ]と読み、場合により[ハクヤ]と読んでもよいことにしています。
(NHK日本語発音アクセント辞典P774、ことばのハンドブックP157参照)
「菩提樹の 並木あかるき白夜かな」(久保田 万太郎)

どっちでもいいですけど。言葉ですから「ぶれ」もあるんでしょう。画然とこの時から変わったともいえないとは思います。でもね、この件に「黒白(こくびゃく)」をつけようなんて、私は思っていませんということを「告白(こくはく)」いたします。

★ちょっとマズった歌詞
●高校生の頃でしょうか、流行った歌。
お座敷小唄
  富士の高嶺に 降る雪も
  京都先斗町に 降る雪も
  雪に変わりは ないじゃなし
  とけて流れりゃ 皆同じ

これね、「雪であることに変わりはないじゃない、ねぇ、あなた」くらいの意味なんでしょうが。
「ないじゃなし」といわれると「ある」になりますよね。

●うれしいひなまつり
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-4118.html
かかしさんの窓「2012年3月 5日 (月) うれしいひなまつり」

実は、こうした歌詞の間違いを最も気にしていたのが、作詞した当のサトウハチロー(1903~73)だった。
 岩手県北上市にあるサトウハチロー記念館の館長、佐藤四郎さんはハチローの次男だ。「父が自分の作品の中で一番嫌ったのが、この歌。我が家ではこの歌の話はタブーでした」と話す。

この歌はさすがに私が生まれる前から歌われていました。
で、男雛と女雛を「お内裏様とお雛様」というようになったのは、この歌からだそうです。

言葉を商売にするというのも、難しいことで、恥ずかしいことも多いものです。
教師は話し言葉が商売でしたが、ずいぶん恥ずかしい思いもしました。出した言葉は取り返せないもんな。
ブログ書いていて、恥ずかしいことも多い。年取ったからそのせいにして頬かむりしときます。
「ブログの恥は『書き捨て』」

舌下免疫療法

スギ花粉の飛散が始まったようですね。
下のような記事がありました。部分引用です。

花粉症薬、広がる選択肢 初期治療に鼻噴霧ステロイド(朝日新聞デジタル 2017年2月15日05時00分)
(前略)
 ■舌下免疫療法も有効
 花粉症の体質を変えたい人には「アレルゲン免疫療法」がある。原因物質を少しずつ体に入れて、体を花粉に慣れさせる方法だ。以前は注射しかなかったが、より手軽な「舌下免疫療法」が14年から公的医療保険の適用となった。
 1日1回、決められた量を舌の下に垂らし、2分間そのままにする。シーズン中に開始すると逆に症状が重くなったり、副作用が出やすかったりするので、終了後から始める。効果が出るまでには2年間は続ける必要があるとされる。
 ゆたクリニック(津市)の湯田厚司院長らは、この療法を2年続けた患者133人の効果を調べた。症状がゼロか軽症になって薬がいらなくなった人が2割あまりいて、ほかの治療よりも効果が高かった。副作用で口の中がかゆくなることなどがあったが、重いものはなかった。
 「『完治』までいかなくても、つらい時期を大幅に短くできた人もいる」と湯田さん。講習を受けた医師しか処方できないため、まずかかりつけの医師に聞くとよいという。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%AB%E3%82%B2%E3%83%B3%E5%85%8D%E7%96%AB%E7%99%82%E6%B3%95

アレルゲン免疫療法
 アレルゲン免疫療法(アレルゲンめんえきりょうほう、allergen immunotherapy)は、患者にアレルゲンエキスを投与し、免疫寛容へと誘導することを目標とした、アレルギー性過敏症の免疫療法の一形態である[1]。減感作療法(げんかんさりょうほう、hyposensitization therapy)、免疫的脱感作療法(めんえきてきだつかんさりょうほう、immunologic desensitization)またはアレルゲン特異免疫療法(アレルゲンとくいめんえきりょうほう、allergen-specific immunotherapy)と呼ばれ、広義に変調療法ともいわれる。

これですね。注射ではなく舌下からの吸収を利用する方法のようです。

よく「花粉そのもの」がアレルゲンであるような話が聞こえてきますが、ちょっと大きすぎるんです、花粉そのものは。
前にも引用しましたがNHKのミクロワールドから↓
http://www.nhk.or.jp/rika/micro/?das_id=D0005100081_00000

空を舞う スギ花粉の秘密
・・・
花粉を捕らえる雌花
  雌花の中にある管のようなものの先に、透明な液体がにじみ出ています。雌花はここで、飛んできた花粉を捕らえるのです。管の先についた花粉は、ゆっくりと雌花の内部へ取り込まれていきます。このとき、花粉は水を吸収して破裂します。破裂して出てきた丸いものは「精細胞(せいさいぼう)」。この精細胞が雌花の「卵細胞(らんさいぼう)」と出会い、やがて実を結びます。

花粉が引き起こすアレルギー
  スギの花粉は、私たち人間の体でも同じような変化を起こします。花粉が目や鼻の粘膜につくと、破裂して出てくるタンパク成分、そして花粉の外側についているタンパク成分、これらがくしゃみや鼻水などの症状を引き起こすといわれています。スギにとっては繁殖のためになくてはならない花粉。それが私たち人間には、アレルギー症状を引き起こす物質として襲いかかってくるのです。

花粉の持つたんぱく質がアレルゲンなのですね。
で、そのたんぱく質を食べても消化されてしまいますから、ごく希薄な状態で直接血液中に入れたいのです。
注射はもちろん直接血流に入れられます。でも小さいとはいえ身体への「侵襲」ですから、継続するのは辛い。
「舌下」というのはどういうものなのか。
今回はそれを少しお話します。

★去年の記事になりますが↓

[しつもん!ドラえもん]2438 くすり編(11/22)
 注射は痛くていやだな。でも、飲み薬にはないメリットがあるよ。何かな?
[こたえ]早く効く
 血液に直接入る注射剤は1~3分で効果が出る。飲み薬は小腸から吸収されるので時間がかかるけれど、持ち運びや保存もしやすく、使いやすいよね。

痛いけど、速く効果があるのですね。注射は。
また、小腸から吸収されるのに時間がかかる、とあります。それはそうですけど、実は注射には別の意味もあるのです。
「初回通過効果」を回避できる、ということなのです。
ナニソレ?

参考↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%9D%E5%9B%9E%E9%80%9A%E9%81%8E%E5%8A%B9%E6%9E%9C

初回通過効果
 摂取された薬剤は、消化管などから吸収され門脈に入ると、全身を循環する前に肝臓を通過する。このとき、肝臓に多く発現している代謝酵素によって、摂取した薬剤が代謝されることを初回通過効果 (first pass effect) という。薬剤によっては腸管壁を通過する際にその一部が代謝される。この代謝と初回通過効果を合わせて体循環前消失と呼ぶ。

意義
 初回通過効果は、その代謝が薬物を不活性体に変換する場合を指すことが一般的であり、ほとんどの薬物は(この意味での)初回通過効果を受ける。胃、十二指腸、空腸、回腸、盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S字結腸、直腸上部で吸収された薬物は門脈に入るため初回通過効果を受ける。

http://kusuri-jouhou.com/nyuumon/shokai.html

 (前略)
初回通過効果と肝臓の役割
 このように吸収された薬が最初に肝臓を通り、代謝を受けることを初回通過効果といいます。
肝臓によって代謝を受けやすい薬物の場合、初回通過効果によってほとんどが分解されてしまいます。そのため、医薬品開発の際には初回通過効果も考慮する必要があります。
 なお、薬の投与方法によっては初回通過効果を受けないこともあります。具体的には、腸からの吸収を考えなくても良い薬物です。注射薬や坐剤などがこれに該当します。。
 体内に直接投与する「注射薬」や直腸から吸収される「坐剤」、舌の下から吸収させる「舌下錠」などがこれに該当します。狭心症の薬としてニトログリセリンがありますが、ニトログリセリンは肝臓での初回通過効果が大きい薬剤です。
そのため、ニトログリセリンは舌下錠として初回通過効果を回避するように服用する必要があります。

通常の高校生物の授業では、消化されて吸収されたものは肝門脈を通って肝臓に運ばれる、というところまでですね。そして「初回通過効果」を受ける。まあ「初回通過効果」という用語は使いませんが、そんな内容の話はします。

ところが、消化管の始まり部分と終わり部分に例外があるのですね。
消化管でいえば、口腔内粘膜、直腸下部
それ以外に鼻腔、皮膚もですね。
解熱剤の坐剤とかニトログリセリンの舌下錠などは有名ですね。「初回通過効果」を受けずに直接血流に乗せられるわけです。
最初に戻って、花粉症の「舌下免疫療法」というのは、これなのです。
舌下からアレルゲンを直接「初回通過効果」なしに血流に乗せようということです。
ただ、免疫に関することですからね、激しい反応が起きたら大変。医師と相談して、必ず医師の指導の下に行ってください。

鼻腔に噴霧するワクチンとか、禁煙用の経皮吸収用のニコチンパッチもありますね。

薬を作る側は、「初回通過効果」も含めて、薬剤の働きが効果を持ちながら身体への悪影響が少なくなるように、薬の形「剤形」「服用方法」などを設計しているのです。
勝手に変更してはいけません。
薬とういうものは体に影響を及ぼすからこそ薬なのだということをお忘れなく。

ホトケノザ

0212_5hotokenoza 2017.2.12[B]
線路柵に体を預けて、上からズームアップ。
カメラに大分なじんできましたよ。
こう撮ったらこんな画像になるかな、というイメージが湧くようになってきた。
まだ当分「B700修行」は続きますが。
「使用説明書」ではよく分からないことも多くて、ネット上からマニュアルをダウンロードしましたがまだ読んでない。ぶっきらぼうでいいので、すべての機能についてきちんと書かれているのが一番いいのです。まだこれからです。

フヨウ

0212_4huyou 2017.2.12[B]
写真の精細さを見ようと、細かい毛の生えたフヨウの実を撮ってみました。
これはいい。なかなかのもんだ。
全部種子は飛んでいったかと思っていましたが、改めてよく見たら、まだ少し残っていますね。

0221_2huyou 2.21
どこか適当なところへ播いてやりましょうか、と思っていたら。
17日の春一番と、20日の強風(春一番に輪をかけたような強風と一時的な大雨)のせいでしょう、ほとんど吹きとばされていったようです。春に乗って行きました。
一つくらい残ってるかな、これは播いてあげよう。

八重桜・南殿

0212_3naden_2 2017.2.12
これも頂き物の八重桜。
今年は花の多い年になるかな。
何せ狭い庭で、午前中の陽射しがなくって、日当たりのよい場所を探してあげるのが大変。
みんなして「もっと光を」と叫んでますからね。
{かかしさんちの植物は哲学的だなぁ。ゲーテを引用してらぁ。}

ランタナ

0212_2lamtana 2017.2.12[B]
冬は「枯れた棒切れ」のようになる、と言っていたランタナ。
冬に踏み込んでも、ずいぶん長く咲いてくれました。
今はこういう状態。
広角で、被写界深度が深いんですね。このカメラのこういう特性は使えそう。
ボケ味はプロフェッショナルな人に任せて、こちとらは被写界深度の深さに頼りましょう。

チロリアンランプ

0212_1tyrol 2017.2.12[B]
ちょうど目の高さに花があったので撮影。一番楽な姿勢。
去年からずっと絶えることなく咲き続けているのですが、いいのかなぁ。
「開花期:春~秋、冬期は10℃以上で開花可能」こういう記述を見つけました。
東京の最高気温の平年の底は9.3℃ですから、咲き続けられた、ということでしょうか。
それにしてもまあ。すごいことです。

フェアリーアイ

0211_23fairyeye 2017.2.11[B]
アジサイの園芸品種、フェアリーアイ。
私共は思い切った剪定が苦手ですが、それでもまあ少しは切りまして、切った両脇から葉芽が広がってきました。

0214_12fairyeye 2.14
日差しに輝く新芽。きれいですよ。

0219_2fairyeye 2.19
頂いたものなので緊張しますが、これなら大丈夫でしょう。
今年も美しい花が咲いてくれるだろうと思います。

クロヒラタアブ

0211_22kurohirataabu1 2017.2.11[B]
パンジーの鉢で、ホバリングしてはチョンと移動、またホバリングしてはチョンと移動、を繰り返すアブがいました。
止まってよ、と念じつつカメラを向けていたのですが、エイ1枚、と撮影。
影と共に写りました。現場で思っていたよりも楽しい写真になりました。
0211_22kurohirataabu2
やっと止まってくれた瞬間に一枚。
この黒さ、クロヒラタアブでいいと思いますが、完全な確認はできていません。
ハエ・アブはタフですね。

2017年2月22日 (水)

水泳と渦

↓ここで、昆虫の飛翔と渦の話をたくさん引用しました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/post-ebd9.html
2017年2月17日 (金)「小翅片」

昆虫が飛ぶ、という行動では、人間の作る飛行機と違って、渦が重要だ、ということです。
で、思い出したのですが、人間が粘っこい流体の中で行動するとなると、水泳ですよね。
ほぼ1年前の記事を思い出して、引っ張り出してきました。

↓これは東京工業大学のプレス発表資料の一部です。

水泳と渦
東京工業大学 Tokyo Institute of Technology
東工大ニュース
S字ストロークか?I字ストロークか?―最適クロール泳法のメカニズムを解明―
2016.01.15
研究成果のポイント
    競泳自由形の泳法に関して、最適な泳法とその推進力発揮メカニズムの解明を試みました。
    S字かI字か、腕のかき方にまつわる論争解決に向けて、最新流体計測解析技術を応用しました。
    目的(効率or速度)によって最適泳法は異なり、渦の作用がキーポイントであることが判明しました。

概要
 国立大学法人筑波大学 体育系 高木英樹教授、国立大学法人東京工業大学 大学院情報理工学研究科 中島求教授らの研究グループは、最先端の流体計測解析技術をヒトの水泳運動、特にクロール泳に適用し、最適なクロール泳法の探究とそのメカニズムの解明に取り組みました。
 競泳界では長年にわたって、曲線的に水をかく(S字)のと、直線的に水をかく(I字)のとでは、どちらが速く泳げるのか、論争が続いてきました。本研究では、水泳の流体力学に関する、国内外の最新の計測・解析データから、最適なクロール泳法について多角的に議論しました。
 結果として、中長距離で効率(より少ない身体発揮パワーで推進力を得る)が求められる状況では、S字でかいた方が良く、短距離で効率より速度が重視される場合にはI字でかいた方が良いとする見解が得られました。また、2つの泳法は推進力発揮メカニズムが異なり、S字ストロークでは手の向きが変わる局面において、渦対の発生により非定常揚力が発揮され、I字ストロークでは、直線的に移動する局面において、カルマン渦の放出により抗力が発生することが明らかとなりました。
 本研究により、2つのストロークパターンに関して、特に渦の発生過程の違いがそれぞれの推進力発生メカニズムに大きく影響していることが世界で初めて明らかになりました。渦の発生等により瞬間的に発生する力は非定常流体力と呼ばれ、昆虫や鳥類の飛翔研究においてそのメカニズムが解明されてきましたが、ヒトの水泳運動においても同様の現象が出現することは、これまでの準定常状態を想定した推進理論と大きく異なるもので、重要な発見と位置づけられます。
 ・・・(後略)

Crawl
私は省力泳ぎですから、S字ストロークです。30分かけて1000m泳ぐ。
たまにI字ストロークを試みますが、100m位しか持ちませんね、息があがってしまう。筋肉量が少ないんです。老人ですから。
以前から、S字ストロークで、掌で作った渦を足先の方へ送りだす、というイメージで手をかいています。
う~む。虫さんと友達なんだなぁ。

I字ストロークは、ある意味でボートのオールです。オールの平らな面を、かく方向と垂直に保ちますね。
S字ストロークは、渦を作るような動作と、掌を翼面のように動かして、揚力=推進力を得るスカリングが混在しています。和船の櫓と似た動きですね。櫓は船の進行方向と垂直な方向に漕いで、平らな面で揚力を発生させ船を進めます。
プールでね、体を水面下に静かに伏せて浮かび、両手の肘から先を左右方向のみに動かして、前に進むことができます。これは完全に櫓の動きです。

スカル【scull】
左右両側の櫂(かい)で漕ぐ軽いボート。また、その競漕。一人(シングル)と二人(ダブル)とがある。軽漕艇。スカール。<季語:夏>
広辞苑第六版より引用

★こんな記事がありました↓

(ひと)木村忠啓さん 江戸時代の「競泳」を描き、朝日時代小説大賞を受けた(朝日新聞デジタル 2017年2月16日05時00分)
 ゆったり泳ぐイメージがある古式泳法だが、ふと手にした資料をもとに、相当速く泳げるはずだ、と構想を広げた。
 「競泳」に挑む武士。そんな意表を突く物語の受賞作を「慶応三年の水練侍」(「堀に吹く風」から改題)と題して昨年末、世に送り出した。
 ・・・(後略)

現在通っているプールには、私より高齢の男性で、みごとな「のし」で泳ぐ方がいらっしゃいます。
「相当速い」なんてもんじゃない。私のクロールのほうが若干速いかなという程度で、滑らかに高速で泳いでいらっしゃいます。足の蹴りが強力、手のかきが滑らか、いやすごい。水府流「のし(伸し)」でしょうか。
おそらく、足の蹴伸びで強力な渦を作っているのではないかな。この方の直後にくっついて泳ぐと、水流というか、水の塊りというか、渦の塊りというか、送りだされてくるんですね。それを捕まえて再度自分の後ろへ送ると、すごい省力泳ぎができる。スリップストリームみたいなものでもあるんですが、多分渦のキャッチだろうと思います。
上級者の真後ろに入って、その人が作る渦を捕まえて再度送りだすという省力泳法で25mとか50mとかついていくのも面白い。(但し、面識のある方でなくっちゃ駄目ですよ。失礼だと怒られますからね。)

★ペンギンの泳ぎは「水中飛行」ですよね。上下に羽搏いて推進力を生み出している。
水は粘っこいですから空を飛ぶ羽とは違う。板状になっています。
http://www.platinum-white.com/whatis/#list_kokaku71

フリッパー
ペンギンのフリッパーは、『上腕骨(じょうわんこつ)』より先が一枚の板状になり、各関節の可動域は極めて狭く ほとんど固定されています。ペンギンは、翼を完全な一枚のオールのように変化させ、水中を羽ばたいても折れない強靭なフリッパーを作り出したのです。その強力なフリッパーを支える上腕骨も、他の鳥類に比べて短く丈夫にできています。

昔、子らと水族館かな、遊びに行って、池の中を「飛び」回っているペンギンを見て、おおペンギンは鳥なんだ、と感動しましたっけ。

★クロールの「キック」ですが、よく子どもたちは膝を曲げて水面を叩くようなキックをする。そういう風に教えている方も多い。でもね、あれは間違い。
{選手が力任せに泳ぐときはまた別ですよ。}
両脚を滑らかにしなやかに、水を挟むように動かすのが正解。
たとえて言えば、両脚を鋏のようにして、両足で水をチョキン、チョキンと切るように動かすのがいいのです。
おそらくこれも、両脚の動きから渦を生成して後ろへ強く送り出す動作になっていると思います。
私は左脚が使えませんでしょ、右脚一本でキックというか、ビートをうつのですが、1本だから2本の半分の効果か、というとまるっきり違うんです。1本脚キックは、ほとんど推進力にはならない。手の動きとの連動で体や筋力のバランスを取っているという程度ですね。両足キックというのはそういうものです。

ノゲシ

0211_21nogesi 2017.2.11
塀の下の隙間のノゲシ、こんもりと、ガンバル。
灰色の塀の下に緑の塊りと黄色い花。
なかなかいいものですよ。鮮やかだ。

ウロコアシナガグモ

0211_19urokoasinagagumo 2017.2.11[B]
キョウチクトウの葉にいました。
かなりいい具合に写りました。このくらい写ってくれれば満足。

0212_9urokoasinagagumo 2.12
翌日もいました。これ以外のアングルがなくて。顔の部分だけはっきりしています。
日光の角度の関係で「あしながくもさん」になりました。
翌日からは移動したものと見えて、不在です。
これもどこかで頑張っているでしょう。と信じます。

ウスモンミドリカスミカメ

0211_18usumonmidorikasumikame1 2017.2.11[B]
前の記事のコギクとは別株。こちらの方が咲き続けている花がまだ多い。
で、何気なく顔を近づけたら、ウスモンミドリカスミカメの幼虫がいました。
0211_18usumonmidorikasumikame2
トリミング。不鮮明ですね。
露出に失敗した感じがします。

0212_8usumonmidorikasumikame 2.12
翌日もまだいました。

0214_10usumonmidorikasumikame 2.14
この日も隠れてました、ちょっと顔が出てました。
で、この後は見かけなくなりました。
きっとどこかに移動して越冬していると思います。
寒いと成長は遅くなるでしょうけれど、多分大丈夫。と信じます。

コギク

0211_17kogiku 2017.2.11[B]
ほぼ終わったと思った株に、残った花。
さすがにこれが最後かな。
枯れても香りがいいものですね。
菊枕というものはきっと香りがよいのに違いない。と感じました。

クロッカス

0211_16croccus 2017.2.11[B]
線路柵に腕を乗せて固定して、上からズームで。
腰が楽。

0214_9croccus 2.14
記憶が不鮮明ですが、ズームではなく、モニターを上向きにひねってそれを見ながら手を伸ばして接写したのだったと思います。ちょっと腰に負担だな。
だんだん慣れてきました。

ビワ

0211_13biwa 2017.2.11[B]
頭上のビワの花に気づいてB700で一枚。
ずいぶん精細に写っているようです。
練習撮りが続きます。

フキノトウ

0211_11hukinotou 2017.2.11
また、パラパラ漫画風に。

0217_4hukinotou 2.17
開いてきまして

0218_4hukinotou 2.18
開花。

0219_5hukinotou 2.19
ぐんと立ち上がってきました。
当分楽しめそう。
毎日変化しますね、植物の「運動」というのもすごいものです。

2017年2月21日 (火)

黄色い電車だ!

0211_20densha 2017.2.11[B]
庭から出て家の前の道路、なんかないかな、と散歩。
駅から電車が出てきまして、ふと見上げたら、黄色い電車。
わっ、とカメラを振って、何も考えずにシャッターを切りました。
後でパソコンで見たら、ちょっと露出不足にですが、写っていました。
なかなかのものですね、このカメラ。まだ連写機能とかは試してみていません。
連写機能も売りのようですから、試してみなくっちゃ。チョウが舞う姿を連写してみたいですね。
しかしまあ、午前中に初めて乗車できた黄色い電車に、帰宅後もう一回出会えるとは。
超ラッキー!!な一日でした。

ホソヒラタアブ

0211_10hosohirataabu1 2017.2.11[B]
チロリアンランプの葉にホソヒラタアブがとまっていました。
ほぼ目の高さでしたので、ファインダーを覗きながら接近。
0211_10hosohirataabu2
真横から。なかなかいい画像です。素人昆虫写真家としてはおおむね満足。
0211_10hosohirataabu3
翅の付け根付近をトリミング。
小翅片が映っています。役割は不明ですが、ハエやアブのかなりの種類で、この小さな翅の立ち上がりが見られます。何とか写ってくれてよかった。
目の高さの被写体だとファインダーで接近できますが、低い位置の被写体だとファインダーを覗きながら腰を曲げるのは辛い。ちょっと目が離れるとOFFになっちゃうし。
そういう場合はモニターで見ながらの撮影になります。これがまだ慣れない。
レンズの中心線とモニターの中央が同一直線状にないんだもん。とまどう。
被写体は遠くにあって、モニターは近くにある。これ、老眼爺さんには辛い。どういう風に慣れていくか、ま、これからボチボチ、ですね。

クサボケ

0211_8boke 2017.2.11[B]
土曜の昼の散歩。庭で。
私には接近できない位置ですので、つぼみをズームアップ。
おお。ですね。Sの方のコンデジは、中央に四角いフォーカシング・エリアがあるのですが、小さい被写体を狙うと、どうしてもピントは被写体の向こうへ後ろへ行ってしまう。
狙ったポイントにピントを合わせるのは結構大変です。
B700では、ポイントで狙えるようなので、試してみたのがこれ。
背景にいろいろなものがありますが、狙ったつぼみにピントが合いました。
これは嬉しい機能ですね。特に小さなものをクローズアップしたい撮影者には。
電子ファインダーでして、視度調整もできます。老眼の老人には優しい機能。
ただ目が接近したことを検知してファインダーがONになりますので、ちょっと顔を放すとすぐOFFになってしまうことに、まだ慣れてません。
でもまあ、これなら使えそうですね。

ジンチョウゲ

0211_5jintyouge 2017.2.11[S]
本屋散歩の帰り道。
もっと咲いていると期待していたのですが、意外と開花が進まない。

0218_1jintyouge1 2.18
1週間後の散歩ではずいぶん咲いてきました。
0218_1jintyouge2
やわらかく香っていました。
暇な爺さんである私が写真を撮っている後ろを、通行人の方々はすたすた行ってしまいがち。
忙しそうですね、皆さん。

0211_7jintyouge 2.11
もう一回11日へ戻りまして。
この日の我が家の白いジンチョウゲの状態はこうでした。
なかなか、です。18日の時点でも開花には至りませんでした。
今週あたり、と思っていますが、どうなりますか。

黄色い電車に乗りました!ラッキー!

本屋散歩の行きは妻と一緒。私は本屋へ、妻はスーパーへ、という目的。
のんびりと駅に入って、時間的に早かったので、1本やり過ごそうと思ってとぼとぼ歩いていましたら、黄色い電車が入ってきました。普段「私には急ぐという言葉はない」などと言っている私ですが、さすがに急ぎました。間に合って最後尾の車両に乗りましたら。
0211_4densha1_2 2017.2.11[S]
吊輪が木製。ふ~ん。蛍光灯は赤味の強いものを使って、電球のイメージを出そうとしている。「レトロ調」を狙っていますね。
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吊り広告みたいな「銭湯」。
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男湯
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女湯
で、東急線沿線の銭湯の一覧がぶら下がっていました。
何かイベントがあるのか、それとも銭湯がレトロ調にマッチするのか。よくわかりませんでしたが。
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黒湯の解説。大田区民としては一応、黒湯は知っています。
私のような爺さんがコンデジ出して車内を写していても、まさか「盗撮」とは思われる気遣いはない、と撮影していました。
「体の不自由なお年寄り」ですからね。
私の子どもの頃は、内風呂はなく銭湯へ通いました。体重計の目盛りは「尺貫法」で、体重は「貫」でしたね。肉は「匁」でしたね 。
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降車間際に車両の端へいって、一枚。
製造は1991年、改装は2016年と。なるほど。
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降りてから夫婦二人で「撮り鉄」になりまして、誰もいないホームで、電車を撮って遊んでました。
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なるほど、レトロですな。
しかし、1991年製の電車がでレトロ調となると。
1948年製の爺さんは何と呼ぶべきか。レトロどころじゃなさそうだ。
遺物かね、化石かね。60年も前の記憶があるんだから、やっぱ、フルイヨナぁ。

↓参考

(各駅停話:831)東急池上線:9 雪が谷大塚 昭和漂う、きになる電車(朝日新聞デジタル 2017年1月14日16時30分)
 ・・・(前略)
 雪が谷大塚駅から車両基地に目を向け、ひときわ目立つのが、外装を濃紺と黄色でデザインした3両編成。昨春、更新期の車両をリニューアルした「きになる電車」だ。昭和20~30年代の池上線の塗装を復刻させ、内装は当時の木目調に、つり輪は木製に、電球色の照明を使うことで温かみを持たせた。池上線のほか、車両を共用する東急多摩川線でも乗車できる。
 ・・・こだわりが詰まった「きになる電車」は今のところこの1編成だけ。「お客様には『乗れたらラッキー』と思って頂けたらうれしい」

ハイ、乗れてラッキーでした。

ジャノメエリカ

0211_3janomeerika1 2017.2.11[S]
本屋散歩に行こうと出たら、マンションのジャノメエリカの表面がほんのりピンク。
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いっぱい咲いてました。
0211_3janomeerika3
心配していたのです。この場所は日当たりがよくないし、猛烈な風の吹き抜ける筋。
ダメになっちゃったかな、と。
ここへきて、ぐんと花をつけましたね。
この花、かわいくって大好きです。
寒さにめげずに頑張ってね。

バケツの氷

0211_2koori 2017.2.11[B]
ベランダに置いたバケツの水の表面が凍っていました。
この日の最低気温は-1.6℃。今季7回目の冬日でした。
地面の池は地熱せいでしょう、凍りませんでしたが、ベランダは厚いとはいえコンクリートの板ですから、下からも冷えたのでしょう。
靴が冷えることが耐えがたく辛くなってきまして、もう、霜柱探しなどで庭へ出るのはやめました。

カメラが変わりました

これまで、接写のメインはオリンパスE510というデジタル一眼レフでした。
マクロレンズを常時つけたまま。通常、絞り優先にして、状況に応じて絞り値を変更したり、シャッター速度優先に切り替えたり。ところが、いろいろな条件を変える「ロータリースイッチ」というのかダイアルというのかが、効かなくなってしまったのです。摩耗してしまったのでしょう。
我慢しながら使い続けてきましたが、さすがに音を上げました。レンズは申し分ないのですけど、思うようにコントロールできないというのはいらいらする。
で、家電量販店へ行きまして、NIKONのCOOLPIX・B700というのを購入してきました、2月10日のこと。
「光学60倍ズーム」と「1cmマクロ」が魅力でね。モニターだけでなく、ファインダーもあるし。
{年末セール、新春セール、新年度準備セール・・・いつだってセール中ですから、いつでもいいんです。}
で、現在、このカメらを手に馴染ませるべく鋭意努力中。
こだわりを捨てまして、ほとんどプログラムオートで練習してます。
0211_1ityou 2017.2.11[B]
道路に立って、10m近くの高さのイチョウの枝を撮ってみました。
さすがですね。冬芽がみごとに写っています。
昆虫を接写したいのですが、被写体がまだなかなか出てきてくれない。
そのうちお目にかけます。

広角のまんま接近していけるようなので、背景もボケにくいのではないか。
どんなボケ味になるのでしょう?
もし私の写真の雰囲気が変わってきたように感じたら、こういう事情をお察しください。

新規お約束
[B]=B700
[S]=S3500 ポケットに入るやつ
[C]=Canon 妻のコンデジ
忘れてください、大した意味もないんだから。

2017年2月20日 (月)

東京で春一番

2月17日(金)、東京で春一番が吹きました。

日本気象協会のHPから引用↓

関東地方 春一番を観測(2017年2月17日 10時50分)

気象庁は17日午前10時30分、関東地方に春一番が吹いたと発表しました。
昨年(2016年)の春一番は2月14日に観測されました。

※関東地方の春一番の条件は、次の事項を基本として総合的に判断します。
・立春から春分
・日本海に低気圧(低気圧が発達すればより理想的)
・関東地方に強い南風が吹き、昇温する
具体的には東京において、最大風速が8メートル以上、
風向は南より(西南西~東南東)

最終的には、午前11時半前に最大瞬間風速19.2m/sが観測されたようです。
気温も上がって、最高気温は、都心で20.6℃でした。

気象予報士さんも「うかれて」キャンディーズの「春一番」なんか歌ったり読み上げたりしてましたが。
浮かれ過ぎ。
春の嵐なのですから、むしろ、注意を促した方がいい。

森田さんのN天だったかな、この強風で関東の土埃が舞い上がって気象衛星で捉えられた、と見せてくれました。
探し回ったら、発見↓
http://www.jma-net.go.jp/sat/data/web89/himawari8_sample_data.html#dust
ひまわり8号のサンプル画像の公開について

このページの下の方にありました。その動画も見られます。
201702171200_dust

土埃が気象衛星から見えるんですものね、嵐というべきでしょう。
火山の噴煙が気象衛星から捉えられた、というのは見たことがありますが。
私は昼に散歩に出たら、風にあおられて右足一本では踏ん張り切れずにすぐに屋内に逃げ帰りました。
ひどかったなぁ。

0210_9yuki1 2017.2.10
雨戸を閉めようとしたら、ふわぁ~っと雪が舞いました。
日もさしているのです。天気雨ならぬ天気雪なのでした。
ズームアップして、深い奥行を狭い画角の中に収めて、その感じを出そうと思ったのですけど。
ボケてますね。
0210_9yuki2
なんだかよく知らない花のつぼみがいっぱい。
雪の軌跡が交錯してますでしょ。シャッターが開いている短時間の中で、雪が乱舞していたのです。
雪として記録されるようなものではなかったのですが、短時間ですが目撃した出来事として記録します。

スミレ

0210_7sumire 2017.2.10
フチベニベンケイの下。
下につぼみが見えまして

0212_10sumire 2.12
咲きます。

0215_6sumire 2.15
並んで咲いています。
ちょっと早目ですが、なぜかここの条件がよかったらしい。
スミレはいくらあってもいい。いずれツマグロヒョウモンさんが卵を産みにきますからね。
農薬一切不使用の有機スミレを増やしておかなくっちゃ。
市販品のスミレ科はだめなんです。残留性の薬剤を使っているのかなぁ。
幼虫が死ぬ。あれは悲しい。完璧な有機・無農薬スミレを用意しなくっちゃね。

クロッカス

0210_6croccus1 2017.2.10
咲き始めました。
0210_6croccus2
カナリア・イエローとでもいうのかな。
元化学教師としてはカドミウム・イエローという感じもする。(硫化カドミウムCS)
0210_6croccus3
中も覗かせてもらいました。
アヤメ科です。
↓季節の花300のサイトから引用
学名
  Crocus vernus
   Crocus : サフラン属
   vernus : 春咲きの
 Crocus(クロッカス)は、ギリシャ語の「croke(糸)」から。めしべが糸状に長く伸びることに由来。また、神話上の青年の名前に由来する、との説もある。
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つぼみもいっぱいあるんですよ。
この一角が明るい。

ムラサキツユクサ

0210_5murasakituyukusa1 2017.2.10
これつぼみじゃないのか。
雨水がたまってしまっていますが。この色、姿、つぼみですよね。
0210_5murasakituyukusa2
同じものを横から撮影。
他にもムラサキツユクサの株はあるのですが、こういう状態になったものはまだありません。
これだけが先行している。早いんだね。
{経験的には、新学期が始まって、顕微鏡実習をするころにちょうど咲いている、という感じがありますが。}

桜桃

0210_2outou1 2017.2.10
桜桃のつぼみ。
0210_2outou2
いっぱいあるんです。

0214w_3outou 20.14[W]
わっ。ですね。
去年は少しお休みっぽい年でしたが、今年はどうなるかな。
ゆっくり見ることにします。

ブルーベリー

0210_1blueberry 2017.2.10
画面の大部分はピンボケですが、ブルーベリーの枝に芽がいっぱいということは伝わるでしょうか。

0214_2blueberry 2.14
一つだけピックアップ。
ね、もう弾けそうな雰囲気もありますね。
毎日見ています。
(み)よりも花の方が楽しみです。

アスパラガス

0208w_10asparagus 2017.2.8[W]
これアスパラガスの芽です。
アスパラガスについては、このブログに何度も掲載していますが、実(じつ)はまだ食べたことがない。
眺めて喜んでいるうちに「長けちゃう」。
どうしましょ。今回は食べましょうかねぇ。

2017年2月17日 (金)

オオイヌノフグリ

0216_4ooinunohuguri1 2017.2.16
きました、オオイヌノフグリ。待ってました。
線路柵に両肘ついて、ハコベとかオオイヌノフグリとか、早春の小さな花はまだかいな、と毎日見ていましたら、昨日、オオイヌノフグリが一輪咲いていました。
上はB700での撮影。
下はS3500での撮影。
0216_4ooinunohuguri2
色合いが微妙に違いますが、とくに修正はしません。
嬉しくなって、妻と二人で観賞。
なんだかこう、気分が軽やかになりました。

小翅片

★去年も終わりに近いころ、こんな記事を書きました↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/post-15d5.html
2016年12月22日 (木)「ハエやアブの翅の構造について」
↑ここでアブやハエの前翅の切れ込みと小片の立ち上がりについて、わからない・知りたいと騒ぎました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/post-cb61.html
2016年11月25日 (金)「ホソヒラタアブandハエ目の翅の小さな構造・切れ込み・立ち上がり」
↑これもほぼ同じ内容です。

0119_3hae1 2017.1.19
線路の柵の柱のてっぺんに大型のハエがいました。
気温が低くて活動性が低いようでしたので
0119_3hae2
アングル狙い。矢印の先に小さな翅の立ち上がりが見えます。
さてこれが問題だ。

★「趣味の自然観察、デジカメ持ってお散歩」というブログがありまして、ここの筆者は非常に繊細な観察眼と広範な知識の持ち主でいらっしゃいます。で、その筆者にコメントの形で質問しました。↓
http://shizensanpo.seesaa.net/article/444715027.html

いつも楽しく拝読しております。アブの話が出ましたところで、私の疑問をお尋ねしようと思います。ハエやアブの翅の付け根付近に「切れ込み」があって、そこから小さな翅片が立ち上がっているように思われます。ちょうど平均棍の真上の部分になります。これ、なにか名前があるのでしょうか。何か意味がある装置なのでしょうか。ずっとわからずにおります。ご存知でしたらご教示ください。

そうしましたら、ご返事をいただきまして

・・・
アブなどを見てみると、確かにこの立ち上がりが見えるものと見えないものが有ります。図に示した前翅の後端の基部が立ち上がって見える部分は、基覆弁、端覆弁、小翅片という3つの部分(パーツ)がつながっている部位に相当します(胴体側の基部側が基覆弁になります)私も調べてみて3個のパーツから成り立っていることは知りませんでした。どうにかすると折れ曲がって上部に突き出るのかなぐらいにしか思っていませんでした。この部分は連動して折れ曲がって立ち上がる構造をしていることからと、種類による翅の構造(基覆弁、端覆弁、小翅片の形状等)の違いがあるのかなどで、とまった時にこの部位が折れて立ち上がって見える個体や種類があるものと思われます。詳しくは私も良く分かりません。この連動して動く動作は飛行機のフラップのような働きをするものと思われます。そちら方面から調べられると疑問は解決されるかも知れませんね。調べると他の昆虫の翅の部位にも同じように可動する部位が有るかも知れませんね。

丁寧な御返事に恐縮しました。

私が問題にしていた「小さな立ち上がり」の部分には「小翅片」という名前があることを知りました。
「基覆弁、端覆弁」と連動して動くもののようです。
メカニカルな「リンク機構」を構成しているのかもしれませんね
翅の膜は薄いですが、翅脈は中空の管ですから、結構な強度があるはずです。
それが高速の羽ばたきの中でメカニカルに小翅片を駆動しているのでしょう。

★ところで、その小翅片の働きなのですが・・・。
「飛行機のフラップのような働き」というご教唆をいただきまして、考え込んでいます。
飛行機が飛ぶには、翼面を流れる滑らかな気流が必要ですね。
フラップは翼面積を増やしたり、空気の流れの剥離を防いで、揚力を増す働きをする、と理解しています。
飛行機の場合、気流が剥離すると、渦が発生して危険ですね。失速になりかねない。
飛行機の飛行の基本は滑らかな気流であると思います。

さて、昆虫に目を転じると。
昆虫の飛翔は完全に解明されたというわけでもなさそうですが。
でも、飛行機のような「滑らかな流れ」で「揚力を発生させる」という飛行ではないように思われます。
ソアリング飛行のできる昆虫もいます。でも、ハエやアブがソアリングするのは見たことないなぁ。常に高速で羽ばたいています。翅の上下・前後運動に際して翅がたわんだりねじれたり、翅まわりの空気の流れが「滑らか」であるとはとても思えない。おそらく「渦」を利用している。
昆虫の体のサイズや重さを考えると、昆虫は「空気の粘っこさ」を感じているのではないか、とも想像します。
粘っこい流体の中での運動では、むしろ渦を積極的に利用するのではないでしょうか。
渦というものは不思議なもので、大雑把に言いますと、渦を作って送りだすと、その反動(反作用)を受けるのです。それが推進力になりうる。

下のリンクの中にこんな記述があります。
翅の周りに渦が出来ていることが分かります.飛翔昆虫は,この渦を捕まえたり離したりしながら飛翔しています.
そうだとすると、小翅片が飛行機の翼のフラップと同じような「整流」の働きをするとは考えにくい。むしろ、翅で発生する渦の生成に関わっている可能性があるかもしれない。

検索してみて、「小翅片」の働きについての記述は見つかりませんでした。
憶測を逞しくすれば、あえて言えば、ひょっとして、小翅片は渦の発生に関与しているかもしれない、と。
ゼッタイ信用しないでくださいよ。できればこの文言の引用も控えてください。
ド素人爺さんの妄想ですから。

★「昆虫の飛翔 渦」でグーグルでアンド検索をしてみました。
下にそのリンクと部分引用を列挙します。太字はブログ筆者がつけたものです。

http://www.nagare.or.jp/download/noauth.html?d=21-2-t06.pdf&dir=83
昆虫飛翔と渦─翅相互作用(Insect Flight and Vortex-Wing Interaction)
北大・電子科学研究所 飯間 信

http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~kyodo/kokyuroku/contents/pdf/1900-03.pdf
生物の飛翔・遊泳時に発生する渦とその反作用の力(Vortex rings and the reaction forces occurring at flight or swimming occasion concerning creatures)
工学院大学工学部機械工学科 伊藤慎一郎
・・・
遊泳する魚の尾びれ後方に生ずる逆カルマン渦列(カルマン渦列とは逆回転の渦列)はFig.3(b)に示すように先細りの流れとなり,加速流であることがわかる.すなわち遊泳する魚には推進力が生ずる.
・・・
渦輪が存在する場合,渦輪の直径で対をなす渦の互いの誘導速度によって渦輪は進行する.渦輪によって形成される質量による移動で渦輪には運動量が生ずるが,その反作用で渦輪を形成に携わった物体には力が作用する.それはあたかも渦輪中心の流れによって加速された流れ(ジェット)の反作用のように見えるが,物理的には渦輪の進行に伴う運動量の交換(作用反作用)によるものである.
・・・
前縁剥離渦(LEV)は3次元的にみるとHelmholtzの定理により渦輪を形成する.すなわち前縁剥離渦の発生は渦輪の発生につながる.そしてその渦輪によるダウンウォッシュあるいは渦輪の進行による運動量の交換(作用反作用)が揚力を産むと考える.
・・・
長時間飛行する鳥は翼端渦を小さくすることで省エネを図るが,レイノルズ数300以下で活動する小さな生き物は,前縁剥離渦(LEV)の発生による非定常性を利用して3次元的な渦輪を生成することにより,大きな揚力をもたらしている.

http://www.athome-academy.jp/archive/engineering_chemistry/0000000157_all.html

http://www.robotics.it-chiba.ac.jp/ja/subject/staff/07-works_1.html
飛翔昆虫は,高い運動能力を持っています. 飛行機や飛行船,ヘリコプターなど,人間が考え出した飛行様式は数多く存在しますが,重力の数倍で加速する垂直離着陸,直角に近い旋回,瓦礫のすきま等もすり抜ける高速移動,1,000kmを超える「渡り」を実現する長距離飛行など,昆虫が利用している「はばたき」には多くの真似し難い優れた能力が秘められています.昆虫は,はばたきによって翅のまわりに作り出した渦を操り,その渦と相互作用することによって大きな力を得ていると考えられています.
{ここには「シミュレーションによるはばたき飛翔のデモ」の動画があります。見事です。是非ご覧ください}
・・・
翅の周りに渦が出来ていることが分かります.飛翔昆虫は,この渦を捕まえたり離したりしながら飛翔しています.
・・・
↓上のリンクと同じ方が書いています。
http://www.speciesbiology.org/archives/mt-preview-0af86672081fa4787e3e229c4e44651af22bc4f7.html
・・・
細長い剛体の翼をもつ固定翼機から作り出される渦は時間と共に変化せず二次元的で比較的単純ですが,正方形に近い弾性膜翼から作り出される渦ははばたき運動と共に変化し三次元的で複雑です.昆虫は翅周りに出来る渦を巧みに利用しており,前縁,翼端,後縁から作り出される渦は揚力改善,姿勢安定化に役立っています.
・・・

http://www.kz.tsukuba.ac.jp/~sakakiba/opticaltracking.html
移動体追跡撮影装置の開発
{ハエの飛翔の高速度撮影の動画が見られます。すごいです。}

カランコエ

0210_4kalanchoe1 2017.2.10
先行した花の群れ。
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離れて続く花一輪。薄黄色で咲く。
0210_4kalanchoe3
と思ったら、最初からかなり濃い色で咲き始めた花もいて。
個性的ですね。

0214_11kalanchoe 2.14
後続がいっぱい控えています。もうすぐですよ。

★「花一輪」と書いて、思い出しました。
森山良子さんに「花一りん」という歌があります。
「森山良子 花一りん」でアンド検索してください、歌詞が読めます。
抒情的というのかな、少女的(乙女チック)といいますか、いい歌ですよ。
森山さんの歌はすごいですよね。
声をひっくり返して縋り付くような歌い方も最近はやたらと多い。
妙なコブシもうるさい。
森山さんの声はひたすら透明で「まっすぐ」なんです。それが心に響く。
同世代にこのような歌手がいることがうれしい。

クンシラン

0208w_9kunsiran 2017.2.8[W]
クンシランのつぼみが出てきたわよ、と妻に教わったのですが。
玄関を出て右下、クンシランを上から眺めても見つからない。

0210_8kunsiran1 2.10
そばに座り込んで日向ぼっこをしたら、隠れているつぼみを見つけまして。
その位置からは撮れなくて、立ち上がって左手で葉をよけて撮影。
こんなところだったのか、といったら、あらそうなのよ、と妻に笑われました。
0210_8kunsiran2
前の季節の実がまだ残っています。
植物と、こういう付き合い方をしている、ということがよくわかりますね。

スイセン

0208w_6suisen 2017.2.8
ピークを過ぎる頃ですかね、つぼみがあまり見えなくなってきた。
上の方=南向き=線路内を向いているのが多いのですが、写真下の花は道路側を向いています。

0212_6suisen 2.12
これです。ありがとうね。
ここは暖かくて気分がいい。

タネツケバナ

0208w_2tanetukebana 2017.2.8
花と実のサイズに注目。
小さな花なのに、棒状の実がすごく大きい(長い)。
花の後でぐんぐん伸びるのでしょうが、その様子はちゃんと確認してないんですよね、サボっていて。結果だけ見ている。

フキノトウ

0208w_1hukinotou 2017.2.8
パラパラ漫画みたいなもので、少しずつ開いていきます。

0210_3hukinotou 2.10
中の花がちゃんと立ち上がってきますかね。

0214w_1hukinotou 2.14
さ、これからだぞ。

1337

0208_1337
四則演算だけで10を作ってください。
答:(7/3 + 1)×3=10
この4つの数字のナンバーを見ることはたまにありますが、きちんとソートされているのは珍しかった。

クレマチス

0207_11clematis 2017.2.7
これクレマチスです。
そろそろ春の準備。
去年は4月の終わりごろに咲いたのだったと思います。
あと2か月くらいかな。塀の外に顔を出して咲いてくれるといいな、と思っています。

ところで調べて見たらクレマチスはキンポウゲ科なんですね。
キンポウゲ科というのはずいぶん広範なものであるらしい。

科     :     キンポウゲ科 Ranunculaceae
亜科:     キンポウゲ亜科 Ranunculoideae
族     :     Anemoneae
属     :     センニンソウ属 Clematis

2017年2月16日 (木)

スミレ

0207_7sumire1 2017.2.7
スミレが咲きました。
0207_7sumire2
フチベニベンケイの鉢に同居しているんです。
下の赤い葉はフチベニベンケイの幼い葉。
0207_7sumire3
気づくのが遅かっただけで、もう以前から咲いていたらしい。
種蒔き後の実がありました。
つぼみもいくつかありますので、しばらくスミレが楽しめるようです。
増えてください。ツマグロヒョウモンも来ますからね。

アブ

0207_6abu1 2017.2.7
アリッサムに来ていたアブ。
0207_6abu2
ナミホシヒラタアブか、フタホシヒラタアブか。どっちかでしょう。
あいまいなままにしておきます。
とにかくもう、虫が出てきてくれるとそれだけでうれしいんです、ワタシ。
{案山子ブランド「虫来いスプレー」でも開発したいものですね。}

蕗の薹

0207_5hukinotou 2017.2.7
経過レポート。
毎日のように見ていますが、なかなか楽しいものですね、変化がよく分かる。
まだ続きます。

隕石

0207_3inseki1 20017.2.7
これテレビの画面です。
アメリカのイリノイ州で隕石の落下が見られたそうです。
0207_3inseki2
何度か同じ画面が繰り返されて、尾の出たシーンもあったのですが、シャッターのタイミングが合いませんでした。
この出来事の動画が見られます↓
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2977943.html

夜空に光る物体・・・ 隕石落下の瞬間 TBS NEWSi
 夜空に走る一筋の光。まばゆい青色に輝く閃光の正体は隕石です。アメリカ中西部のイリノイ州で6日未明、隕石が落下する様子を巡回中のパトカーの車載カメラが捉えました。
 専門家によると、隕石は、周辺の民家が震えるほどの大きな音を伴いながら落下したということです。
 隕石はミシガン湖上空を通過したとみられていますが、そのまま湖に落ちたのかは分かっていません。(07日10:27)

http://www.huffingtonpost.jp/2017/02/08/fireball_n_14646336.html

青い火球、アメリカ上空を横切る ミシガン湖周辺に落下か?(動画)
The Huffington Post  |  執筆者: Nina Golgowski
投稿日: 2017年02月09日 09時24分 JST 更新: 2017年02月09日 09時24分 JST

アメリカ中西部で2月6日未明、夜更かしをしていた人にとんでもないプレゼントがあった。巨大な青白い火球が空を横切った。ネット上にはいくつも動画がアップされ、その様子をとらえている。
・・・

★ところで隕石は宇宙空間から飛び込んできますね。
http://spaceinfo.jaxa.jp/ja/astronautical_velocity.html

地球から水平に秒速約7.9kmで打ち出すと、地球を円軌道で回る人工衛星となります。そのために必要な速度を「第1宇宙速度」といいます。打ち出し速度を11.2kmにすると地球の重力を脱出して太陽のまわりを回る軌道にのり、この速度を「第2宇宙速度」または「脱出速度」といいます。秒速16.7km以上で地球の公転方向へ打ち上げると、太陽系の外に向かって恒星間空間へと進んでいきます。このときの速度を「第3宇宙速度」といいます。

ですから、人工衛星より一段速い「第2宇宙速度」くらいで大気圏に突入してくるはずです。
1秒で11kmです、音速なんて目じゃない。
当然、衝撃波を伴っています。
さらに、隕石の前面で空気を圧縮しますので、断熱圧縮というやつですね、ものすごい高温になって、光輝き、壊れてしまうことも多い。
そんな出来事を実際に経験したことはありません。すごかったでしょうね。

★昔話:上の隕石は明らかに「尾を引いて」いたのですが。
流れ星は尾を引くか、という研究にちょっとだけお手伝いをしたことがあります。
工業高校に勤務していた時に、天文部でその研究をしたんですね。

・物理の「波」の授業で私が開発したデモ実験。
電磁音叉の先端に、銀メッキしたスライドグラスのかけらの鏡を付けて、レーザー光を鏡に当てて反射光を黒板面に当てます。
こ光学系の途中に回転鏡を置いて、水平方向にスキャンできるようにします。
さて、電磁音叉を定常的に振動させ、レーザー光を当てると、黒板面に縦の棒が映ります(単振動)。そこで回転鏡を回すと、単振動の時間展開で、正弦波が見えるのですね。ダイナミックで、出来事が一目瞭然で、気に入りの実験でした。
{電子科の生徒はこれを見て、わ、ペン書きオシロと同じ原理じゃん、と叫んでくれたのがいて、嬉しかったな}
天文部顧問をしていた物理の同僚が、このデモ実験にインスピレーションを受けてくれまして、「振動カメラ」というものを開発しました。なに、カメラを板に載せ、その板をモーターを使って振動させるのです。
まるでカメラの耐震性能測定器みたいなもの。
これを高尾山へ持ち込んで、流星群の見られる時期に流星観測に使ったんですね。
普通、カメラを固定して撮影するのに、カメラをうるさく振動させている連中がいるというので、かなり馬鹿にされた、と彼らは笑っていましたが。
もし、流星が尾を引いていなかったら、写真には「ほぼ正弦波形の線」が写るはず。
もし、流星が尾を引いていたら、「幅のあるほぼ正弦波形」が写るはず。
結果は、尾を引いているものは少なかったようでした。{固定カメラで撮影すれば、光が流れた線が写りますので当然尾を引いて見えます。}
この研究、読売学生科学賞かなんか受賞したんですよ。
なかなかに楽しい経験でしたっけ。

小石

0205_1koisi 2017.2.5
ふと気づいたら、線路の柵の柱のてっぺんに。
小石が乗っていた。
どなたかのいたずらでしょうが、なんだかニヤッとしてしまいました。
0205_1koisi2
どんな瞬間にこのいたずらを思いついたのかな。
罪のないいたずらで、笑えました。

0204_5ume 2017.2.4
ヒメリュウキンカの上に目をあげますと、紅梅。
どうも、普通に見る紅梅と雰囲気が違うような気もします。
紅梅、でいいんですよね、自信がなくなってくる。

ヒメリュウキンカ

0204_6himeryuukinka1 2017.2.4
ヒメリュウキンカがどんどん咲いています。
0204_6himeryuukinka2
花弁のてかてかした輝きが少しは表現できたでしょうか。
花弁の付け根付近の薄黒い模様は「影ではありません」と前回書きましたが、今回は、影そのものとの対比ができますので明確ですね。
0204_6himeryuukinka3
これは咲きはじめのところでしょう。
面白い開き方ですね。

★NHK「みんなの趣味の園芸」のサイトから

ヒメリュウキンカの基本情報
学名:Ranunculus ficaria
和名:ヒメリュウキンカ(姫立金花)  
科名 / 属名:キンポウゲ科 / キンポウゲ属(ラナンキュラス属)
・・・
リュウキンカの名を冠していますが、リュウキンカ属ではなく、キンポウゲ属の植物です。
・・・

ラナンキュラスの基本情報
学名:Ranunculus asiaticus
和名:ハナキンポウゲ(花金鳳花)  
科名 / 属名:キンポウゲ科 / キンポウゲ(ラナンキュラス)属

園芸の方では、属の名前で呼ばれていることも多くて、通称「ラナンキュラス」はラナンキュラス属の中の一品種です。
混乱するんだよなぁ、これが。

2017年2月15日 (水)

美しすぎて

0204_2hana1 2017.2.4
元花屋さんだったお宅の玄関前。
さすがにきれいな花をいつもおいておられます。
元プロだもんな。
0204_2hana2
ただね、花しかない。
花が終わるころには別の花の鉢に置き換えてしまわれる。
園芸に無知な私には名前もわからないままに花だけが過ぎていく。
花の名前や、花に至る成長や、いろんな「生のステージ」をプロの手腕で見せていただけたら嬉しいんだけどな。と思っています。

ムベ

0204_3mube1 2017.2.4[H]
本屋散歩からの帰り道、遊歩道。
これはつぼみなのかな?
0204_3mube2
葉芽?でしょうね。
花は4月ころ、順調なら。
ちょっと早いな。

クサボケ

0203w_15boke1 2017.2.3[W]
棘が目立ちますので、これはクサボケ。
普段はボケといっていますけど。
つぼみでは色が濃縮されている。濃いですね。
0203w_15boke2
鉢から下ろして、池の向こう側に地植え。
で、私は接近できなくなっちゃった。
もっぱら妻に撮影してもらいます。
「手元不如意」という言葉があって、まさしくそれもそうなのですが、私は更に「足元不如意」な爺さんで。平らな地面がよろしいのです。

桜桃

0203w_14outou 2017.2.3[W]
緑が見え始めました。ずいぶん緩んできたようです。
こういう時の膨らむ力って静かだけど強いんだろうな。
動物の筋肉が発揮する力とは違いますからね。
細胞が分裂・成長していく、それが力となって現れるのです。
想像してみてください。

ホトトギス

0203w_13hototogisu 2017.2.3[W]
ホトトギスも顔を出した。
去年はルリタテハさんは来なかったね。
線路柵の下にも少し株を分けました。庭の中よりルリタテハさんに目立ったらいいな、と。
期待していますが。

レンゲソウ

0203w_6rengesou 2017.2.3[W]
なんだろ、マメ科だなぁ、と思って妻に訊いたら、レンゲソウよ。
あ、そうか。
土も肥えます。根粒菌と共生していますので。
でも「〇〇のために」栽培するのではなくて、植物の全体をまとめて全部楽しめばいいのです。
雑多なのが一番いい。

チューリップ

0203w_5tulip 2017.2.3[W]
わぁっといっぱい、チューリップ。

0207_9tulip 2.7
ぐんぐん伸びます。おさないものの成長の速さは、動物も植物も一緒ですね。

花が終わったら切らなきゃいけないそうですが、我が家ではそういうことをしていない。
植物の生き方に寄り添うだけ。
でも、ちゃんと立派に生きているんですよ。
花だけが大事なわけじゃない。

2017年2月14日 (火)

アリウム・ギガンチウム

0203w_4gigantium 2017.2.3
アリッサムと同居しているアリウム・ギガンチウム。
これは球根を買ってきたものです。
うまくいけば巨大なネギ坊主が見られるのですが。どうなりますことやら。
普通の食用のネギの根のところをプランターに植えておくと、うまく育てば、ネギ坊主が見られますよ。あれ、かわいくって大好きです。
そのでかいのが見たいのです。

ビオラ

0203w_2viola 2017.2.3
素敵な模様のビオラ。
保育園児のお散歩でも、見つけてくれて「おはな!」とさけんでますから、嬉しいな。
門の前にビオラ、パンジー、アリッサムなど冬でも花が見られる鉢を置いてあるのです。
我が家の花は摘んだりちぎったりしてもいいのですけれど、それを他のお家の花でやっちゃあまずいからな。先生は気を使ってくださいます。

ビワ

0203w_1biwa1 2017.2.3[W]
まだ実の姿にはなってませんね。
0203w_1biwa2
花の終わりにさしかかった状況ですね。
やがて実ができてくるでしょう。
結構果肉が厚くてジューシー。おいしい。

ノゲシ

0202_8nogesi1 2017.2.2[H]
塀の下に一塊。ノゲシ、でいいと思います。
ハルノノゲシと言わなくてもいいでしょう。
自分で勝手にすきまを見つけて生えてきました。
0202_8nogesi2
この季節の花としては目立っています。
トゲトゲがすごいですけどね。
日当たりはまあいい場所ですネ。朝日はさしませんが。

0203w_17nogesi 2.3[W]
キク科というのは幅広いですね。いつも何かキク科の花が咲いている。
ありがたいことです。

菜の花

0202_4nanohana 2017.2.2
なんだかな、ちゃんと咲き進んでますね。
花粉を運んでくれる昆虫が非常に少ない時に咲いてしまって。
そういうこともあるんだね。

ジンチョウゲ

0202_3jintyouge 2017.2.2[H]
もう開きそうな感じもしますが、まだだなぁ。

0203w_11jintyouge 2.3[W]
妻がしゃがんで低いアングルで全体像を撮りました。
これが全部咲くと結構豪華です。香りもいいし。
いつになるでしょう。

富士山

0202_2fuji1 2017.2.2[W]
撮り鉄さんがよくここでカメラを構えています。
妻は富士山を撮ろうと思ってカメラを用意したら、たまたま横須賀線の電車が来たのでさっと撮った。
手前にぼやけているのは金網です。慌てていなければ金網の目からちゃんと撮ったのでしょうけど。
0202_2fuji2
今度は新幹線を富士山と一緒に写し込もうとして、金網の針金がかぶった。
こういう写真が撮れますので、撮り鉄さんが腰を据える。
あるいは、お父さんに抱きあげてもらって新幹線を上から見た男の子喜んで大声を出していることもありますね。
0202_2fuji3
ハイ。これはちゃんと富士山を撮ろうとして撮った写真。
コンデジの分解能ってすごいですね。

2017年2月13日 (月)

紅梅

0202_1koubai 2017.2.2[W]
密蔵院の墓地の方の梅の木です。
檀家ではないので私共が踏み込むことはあまりないのですが、外側から撮らせてもらいました。
縁起が悪いとおっしゃる方もいようかと、写真の下をカットしてあります。
卒塔婆がたくさん写っているのです。

★2月9日の朝日新聞の記事によりますと、現在、卒塔婆の材料は国産が少なく、ほとんどがドイツなどからの輸入品だそうです。

(ニュースQ3)モミの木は消えた? 輸入材の卒塔婆主流に(朝日新聞デジタル 2017年2月9日05時00分)
 法事やお盆になると墓に立てられる卒塔婆(そとば)。先祖の戒名やお経が書かれた細長い木の板だ。いま、ドイツなど外国産がほとんどだという。なぜなのか。
 ■「黒い森」から次々
 古代ローマ人が「黒い森」と呼んだドイツ南部のシュバルツバルト地域。木々がうっそうと連なる、のどかな山あいの製材所「エシュテル」の工場に、厚さ1センチ、幅10センチ、長さ1メートルほどに切られた木の板が天井近くまで積み上がっていた。
 「ここにあるのはすべて日本向け。12年ほど前、日本人が買い付けに来てから作り始めました」と社長のマヌエル・エシュテルさんは説明する。板の素材は、トウヒと呼ばれるドイツでポピュラーな針葉樹だ。直径50センチにもなる大木から切り出す。木肌が白くて美しく、木特有のにおいも少ない。棺おけやかまぼこの板としても引き合いがある。年間、卒塔婆約150万本分を輸出しているという。
 ■植林難しく流通減
 全国有数の卒塔婆の産地、東京都日の出町で年間200万本以上を生産する大手メーカー協和木工所の井上雅俊常務は「材料の8割は外国産です」と話す。ドイツなど欧州から輸入されている。同社の上海工場は中国産の似た木を使っているという。「もう日本の山からは、材料が出てこないんですよ」
 ・・・

ということです。そうだったんですね。

内緒話:卒塔婆プリンターというものがあるんですよ。パソコンに接続して使うんです。
とあるお寺に法事で行った時に見かけました。
便利な世の中だなぁ。

ニチニチソウ

0201_4nitinitisou 2017.2.1
部屋に入れてあるニチニチソウ。
暖房はしない部屋ですが、晴れれば温室になって暖かい。
ニチニチソウが咲いていたのですけれど。小さいんです。
一瞬、これ何の花だったっけ?と戸惑いましたが、よく見ればニチニチソウ。
あまり寒いのもいけないそうですが、室内は暖か過ぎたのかな。
難しいところですね。程よく寒い場所、というのは、ないなぁ。

カランコエ

0201_3kalanchoe 2017.2.1
6輪並んで、色とりどり。
車の脇、足元がポッと明るい。
世話してあげてないけど、頑張るね、ありがとう。

河津桜

0201_2kawadu1 2017.2.1[W]
駅前通りの河津桜。咲いてたわよ、と妻が教えてくれました
0201_2kawadu2
毎年楽しみにしています。

0204_1kawadu1 2.4[H]
本屋散歩に行く土曜、早目に出て私も撮影。
これがこの桜の花の特徴的な姿。
0204_1kawadu2
つぼみも弾けそうだし。
10時少し前の陽射しがきらめいていました。

月と金星

0131_5tuki 2017.1.31[W]
この日正午の月齢は3.1で、月の入り20:25でした。
写真は17時半ごろ。もちろん下が月で、上が金星。
20170131_1800
これがこの日18:00の星空。
金星のそばに火星があるはずなのですが、写ってませんね。

0202_12tuki1 2.2
月齢5.1 月の入り22:33
写真は18:30ころ。私の撮影。
車を定期点検に出していたのですが、納車がこの時刻になりまして、私としては珍しく体を活動状態にしていました。
で、車を受け取ってから、ふと空を見たら、こうでした。
左上が月で右下が金星。左下は、空中の架線の一部が光ったものでしょう。
20170202hosizora
星空のサイトから。
やっぱりね、金星のそばに火星があるはずなんですけど、写りません。
手持ちでこのくらいに写る撮影条件では火星は暗いんですね。
ちゃんとカメラを固定して、長い露光時間をとらないといけないのでしょう。
0202_12tuki2
ザラツキが出ました、少し画像をいじってみました。
暗くてわかりにくいですが
吊架線からトロリー線を吊っているハンガーの下の部分が光っています。

吊架線 チョウカセン
デジタル大辞泉の解説
鉄道などの架線で、トロリー線の上方に設けた鋼索。吊架線からハンガー2を用いてトロリー線を吊り下げ、トロリー線がたわまないようにする。

我が家は、空を見れば必ず架線が入るというような環境ですので、何が写っているのか、チェックしないとなりません。
0202_12tuki3
ふと視線を下に下げてせんろを見ればこんなでした。
街路灯はすぐわかると思いますが、青緑のものは電車用の信号です。
ふだんこの時間には家の中。久しぶりに見て、きれいでした。

アジサイ「フェアリー・アイ」

0131_4fairyeye 2017.1.31
これは頂き物の鉢植えのアジサイ。
ちゃんと芽が出てきてよかった。
庭の地植えのアジサイも芽が出ています。こちらは放置したまんまですが、毎年自力でやっている。

0203w_10fairyeye 2.3

0207_4fairyeye 2.7
ゆっくりゆっくり。
日脚が伸びてきましたね。
夕方がずいぶん明るい。
植物はそういう光の変化をとらえています。
植物なりの「視覚」とでもいいましょうか。
春を視てますよ、植物たちは。

コントロール 対照区

Control
↑NHKのニュース画面です。
「脳動脈りゅう」仕組み解明 治療薬開発に期待(2月8日 4時10分)
このニュースの「マクロファージでEP2を欠損」しているグループと「コントロール」との差を示すグラフです。

・・・
 その結果、膨らんだ血管には「マクロファージ」と呼ばれる白血球の1種が集まり、この細胞の表面で、炎症を強める働きを持つ「EP2」というたんぱく質が作用していることがわかったということです。
・・・

内容には深く立ち入りません。今ここで書きたいのは「コントロール」という言葉の使い方なのです。
日本人が学ぶ英語では下の引用の「1」の意味が普通でしょう。
ところが、上の画面で見る「コントロール」は「2b」の意味なのです。
日本語にすると「対照区」。

control
►n
1
a 支配,取締まり,管理,監督(権) 〈on, over, of〉;[Upl] 《物価などの》統制
b 抑制,制御;自制
c 〔球技〕 制球(力),コントロール.

2
a 統制[管制]手段;《機械の》調節つまみ;[pl] 制御[操縦]装置;[Opl] 制御室,管制室[塔],コントロールルーム;検査(室),審査(室)
b 対照実験 (control experiment);《実験の》対照区.
・・・
リーダーズ英和辞典第3版より引用

自然科学系特に生物系ではごく普通の用法です。
対照実験のない実験なんてほとんど無意味である、ということも非常に多いのです。

↓参考
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%BE%E7%85%A7%E5%AE%9F%E9%A8%93

対照実験
 対照実験(たいしょうじっけん)とは、科学研究において、結果を検証するための比較対象を設定した実験。コントロール実験とも呼ばれる。条件の差による結果の差から、実験区の結果を推し量る基準となり、実験の基礎となる。
方法
 薬の臨床試験であれば、効果のない偽薬と、新たに開発した薬剤とを投与する2つの実験群をおくが、偽薬を与えられた方が対照実験となる。対照実験の対象となるグループをコントロールグループ(統制群)と呼ぶ。また、対照実験には陰性対照(ネガティブコントロール、NC)と陽性対照(ポジティブコントロール、PC)の二種類ある。いずれも結果があらかじめわかっている対照群であるが、前者は結果に影響を及ぼさないものであり、先の例では偽薬があてはまる。一方、陽性対照は効果があることがわかっている対照群であり、薬剤の例で言えば、既に臨床試験をクリアした(本試験対象の薬剤に期待される効果と、同種の効果が実証された)薬剤があてはまる。 また、PCRや菌検査にもネガティブコントロールやポジティブコントロールは用いられる。これは、増幅したDNAや、培養された微生物が、実験者のDNAや、空中落下塵によるコンタミネーションによらないことを証明するためである。

意義
 対照実験を行うことによる意義として、結果の差を推計統計学的に考慮して、有意差があったかどうかを判断できるという点がある。また、その差の大きさによって、効果がどれほどあったのかという点についても知ることもできる。
・・・

「飲んだ、治った、効いた」という「三『た』論法」というのがあります。
広告でよく見かけますね。対照実験が行われていない「薬の効果」など、信用することはありません。ほぼウソです。最近は「個人の感想です」とかいう注がついていたりしますが、科学的な信用度はゼロです。

★ところで、冒頭の写真を見た時に私の中に去来したもの、それは
   人の一生に”対照区”はない。
という言葉でした。これは宇尾淳子さんという生物学者の著書の終わりにかかれている言葉です。
人生に対照区がない、ということは、「もしあの時~~だったら」というような、別の人生への仮定法を用いた「夢想」など無意味なことだ、ということですね。
その時々に、できる限りのことをきちんと誠実になしてきた、それが私の人生だ、ということです。そしてそれを「よし」とします。という宣言ですね。

なんだかね。私も数えで70歳ですからね、今年は。
人生の最終局面でイッチョ見得でも切ってみたいですよね。
「人生に対照区なし。この70年間、あるがままに、これが私の人生である」とね。
遠い昔、中学生の頃かな、学校のPTAの会誌かなんかに何か書けと言われて。
僕は自分の人生に if という言葉を使わない、と書いたことがあったと、おぼろげに記憶します。
当時から同じですよ、頑固者だから。
頑固なガキが頑固なジイサンになっただけだ。

★宇尾さんの著書から引用します。
「昆虫からの贈りもの ある生物学者の一代記」宇尾淳子 1995年 蒼樹書房

第13章 ヒトとゴキブリが握手する
 ・・・
 一九八七年、私はポーランドで開かれた昆虫の内分泌学会に特別招待され、開会記念講演をした。退職して二年半後のことである。
・・・ヒトとゴキブリが握手するスライドを最後に、私は四十五分の公演を終了し、盛大な拍手を受けて演壇を降りた。
 ともあれ、私ははじめて国際舞台で私の時計説を主張することができた。そして、昆虫学者にはなじみの薄い「脳・腸ホルモン系」についても紹介し、「昆虫もヒトも生物学的大綱においては同じ」という考えを打ち出す機会を得た。私はこの科学者としてのエピローグをうれしく、ありがたくうけとめている。

終章 残照
・・・
徒労への誠実――夫の死
・・・
 彼は建前抜きの本音だけを、内でも外でも押し通した信念の男であった。あれほどナンギで、かつ魅力的な人物は他にはいないであろう。
・・・
 私たち夫婦の京大時代からの友人、小澤壽一郎さんが、十年ほど前に一冊の本を刊行した。題して「徒労への誠実」。強直性関節炎で四十年間の闘病生活の後、六十二歳で世を去った一病者の伝記である。全身の関節が次第に動かなくなり、遂には餓死に至る奇病に、すぐれた知性と稀にみる勇気、そして深い信仰で立ち向かった人。彼の生き方の真髄は「徒労への誠実さ」であった。”努力しても、努力しても、少しも良くならない。それでもなお、誠心誠意努力する。そこにこそ、本当の人生、本当の悦びがある”と。
・・・
 これほど多くの人びとの友情と支援、そして宗旨を越えた祈りに支えられた夫の一生とその死は、やはり見事なものであった。
 人生は時間の長短ではない、と吉田松陰はしきりに言ったそうである。「早すぎた。もっと生きて大きい仕事を仕上げてほしかった」という哀惜の言葉を多くの人からうけた。私もそう思う、しかし、彼は与えられた時間を完全に燃焼しつくして去っていった。もって瞑すべきであろう。

残照
・・・
 人の一生に”対照区”はない。与えられた条件下で自分なりに力一杯生きた私は”幸せ者”と言えるだろう。

★「不器用な生き方」というのもかっこいい言葉ではありますが。
「あれほどナンギで、かつ魅力的な人物は他にはいないであろう。」この一文を読むと、私はいつも胸がジンとするのです。
それほどの男じゃなかったな私は。
そして再度
 人の一生に”対照区”はない。与えられた条件下で自分なりに力一杯生きた私は”幸せ者”と言えるだろう。
あこがれます。そして涙腺が緩みます。

2017年2月10日 (金)

不明

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/post-efd6.html
2017年2月 6日 (月)「不明」
↑この記事の続き。
0131_2humei 2017.1.31
地面近くて、なかなか鮮明な写真が撮れない。

0203_3humei1 2.3
思い切って道路に座り込みまして、線路柵の横木の下へ肘をつきながら這いつくばるようにして撮影してみました。
花、という感じが強いですね。いやあ、そうでもないかなぁ。わからない。
0203_3humei2
こういうつき方をしています。花かなぁ、やっぱり。

モンシロチョウ

0131_1monsiro 2017.1.31
ちょっと早目の羽化。
飛び立つ前に妻の服に止まりました。
なんというのか、ほんわかと嬉しい気分ですね。
冬ですが心は暖かい春になります。

アリッサム

0129_6alyssum1 2017.1.29
種を播いた後、というのがはっきりわかりますね。
0129_6alyssum2
アブラナ科なのですが、棒状の実ではない。
タネツケバナだと花の割に実が大きく目立つのですが、アリッサムの場合は花は目立ちますが実は目立たない。
不思議なものです。
芳香を放ちながらずっと咲いていますので、数少ないアブなどが訪れています。

ナンテン

0129_5nanten 2017.1.29
輝いていたのですけどね。
写真での表現が下手だ。
背景が暗い方がいいんでしょうね、きっと。
目より高い位置の葉ですから、そういうアングルはなかったな。(言い訳)

フキノトウ

0129_4huki1 2017.1.29[H]
これなぁ、フキノトウだと思うんだよな、と私。

0130_2hukinotou 1.30[W}
妻も撮影に行って、まだ中が見えない、と。

0203w_12hukinotou 2.3[W]
中まで見えましたよ。
雌雄異株ですが、この株はどっちだったかな、雄株だったような気もしますが。
食べる気はありません。見てます。

ユスリカ

0129_3yusurika 2017.1.29
玄関ドア脇の壁面。
ユスリカの仲間には違いないけれど、よくわかりません。
ツヤユスリカ属だろうということにしておきます。

↓こういう記事をすでに書いていまして、私には結論が出せないわけです。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/01/post-5dfc.html
2017年1月 6日 (金)「ユスリカだ!」
フタスジツヤユスリカ
ナカオビツヤユスリカ

むずかしいものですね。

カランコエ

0129_2kalanchoe1 2017.1.29
左の3輪が先行したグループ。右が今回の咲き始め。
0129_2kalanchoe2
淡い黄色
0129_2kalanchoe3
まだ微妙に咲いた順序が判定できる色合いの違い。
毎日眺めていると面白いですよ。
そのうちそんなことも意識できないほどわぁっと咲くでしょうけど。

習慣と慣習

別にprimeとemirpから連想したわけでもないのですが。
「習慣と慣習」って、似ているようでずいぶん違う概念ですよね。

私は朝、タイマーでNHKラジオがかかるようにしてあって、それで起きるのですが。
2月7日、ラジオがかかったその時に放送されていた「今日は何の日」で「仇討ちが禁止された日」といっていました。
明治6年(1873年)2月7日に明治政府が「復讐ヲ嚴禁ス(敵討禁止令)」を発布して、仇討ち(敵討)が禁止された。と。
その時に、仇討ちを「当時の『習慣』」といったんですね、原稿がそうなっていたわけですが。
でもねぇ、仇討ちって「習慣」ですか?「慣習」でしょ。
言語感覚を疑うんだよなぁ、NHKさん。
言葉を商売道具にしているんだから、もうちょっと言葉に敏感になりましょうよ。
どうも、このごろNHKの言語感覚を疑うことが多くって、ぶつくさ文句ばっかり言っている嫌味老人になりました。
教師という職業も、言葉は主たる道具ですから、それなりに自分の言語感覚を磨いたつもりでしたが。
いっつも、話をした後に、しまった、あそこはこう表現すべきだった、というような反省に苛まれ続けていました。
教師でありながら「話すこと」は、最後まで得意とは言いかねましたね。

しゅう‐かん【習慣】シフクワン
①日常の決まりきった行い。しきたり。ならわし。慣習。「早起きが―になる」「その土地の―になじむ」
②〔心〕反復によって習得し、少ない心的努力で繰り返せる固定した行動。

かん‐しゅう【慣習】クワンシフ
ある社会の内部で歴史的に発達し、その社会の成員に広く承認されている伝統的な行動様式。ならわし。風習。「―に従う」
広辞苑第六版より引用

2017年2月 9日 (木)

キジラミ

0128_6toberakijirami 2016.1.28
体長2~3mmの超ミニの「セミ」という感じの昆虫。
玄関脇の壁にくっついていました。季節外れの気がします。
キジラミの仲間であることは確かなのですが。
トベラキジラミというのが似ているな、と思いましたが、トベラという植物は全く認識外。
ヤツデキジラミというのも似ているかな。ヤツデなら庭にあるし。成虫で越冬という記載もあるようです。
ということで、キジラミとしかわかりませんでした。

トベラキジラミ
http://plaza.rakuten.co.jp/wolffia/diary/200705040000/

・・・
 外見はセミやヨコバイ、ウンカに似ている。しかし、この写真の様に背中側から撮ったのでは見えないが、セミやヨコバイの口吻は頭部の基部下部から出ている(頚吻群)のに対し、キジラミではアブラムシ(アリマキ)やカイガラムシなどと同じく、口吻が前肢の付け根の間から出ている(腹吻群)。
・・・

「頚吻群」「腹吻群」なんて知りませんでした。
ヤツデキジラミ
http://mushinavi.com/navi-insect/data-kijirami_yatude.htm

体長     2.6~3.4mm
分布     北海道,本州,四国,九州,対馬
出現期     4~10月  成虫で越冬するが、幼虫で越冬することもある。
エサ     ヤツデの汁

スイカズラ

0128_4suikazura 2017.1.28
スイカズラが「冬を忍ぶ」姿です。
葉芽が少しずつ伸びてきたようですね。
季語としては夏ですが、常緑蔓性木本ですから、冬だってこうやって活動しているのです。

すい‐かずら【忍冬】スヒカヅラ
スイカズラ科の常緑蔓性木本。山野に自生し、ときに観賞用に栽培。全株に褐色の細軟毛を密生。初夏、芳香のある白色または淡紅色の唇形花を開き、のち黄色に変わる。黒色の液果を結ぶ。茎・葉を乾したものは漢方生薬の忍冬にんどうで、利尿・解毒・解熱薬、花を乾して吹出物などの洗浄用とする。葉が冬でもしぼまないので、忍冬の名がある。金銀花。<季語:夏>。
広辞苑第六版より引用

コギクとアブラムシ

0128_3kogiku 2017.1.28
花の最後のところで、花の中に液滴の輝きを見る、ということが何度かありました。
その度に、アブラムシがそこにいる、というのも見ました。
空間的・時間的に隣接した出来事の間に「因果関係」を見てしまう、というのが人間の認識の基本にありますが。
さて、この液滴とアブラムシの間に、因果関係のありやなしや。
どうなのかなぁ。

スイセン

0128_2suisen1 2017.1.28
たっぷり陽射しを浴びています。
0128_2suisen2
スイセンの花を眺めて楽しみながら、視線は更に背景の地面へ。
そろそろハコベなど咲かないかなぁ、と。
ホトケノザは今シーズンはずいぶん早くから咲きましたが、そのほかはまだですね。
ハコベとか、クロッカスもそろそろのはずなのですが。

ビヨウヤナギ

0128_1biyouyanagi 2017.1.28
ビヨウヤナギの新芽。ほんのわずかですが動きが見えるようになってきました。

↓下は1月17日の記事です。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/01/post-c07b.html
2017年1月17日 (火)
ここで、ビヨウヤナギの葉と茎が「踊る人」のように見える、という話を書きました。
使った写真は2016.12.24のもの。
↓その写真に登場した「踊る人」の今がこれ。
0203_2biyouyanagi 2.3
踊る人の前後に子どもたちが現れたようですね。
春を感じさせます。

アブ

0127_10abu 2017.1.27
アブを見かけたので急いで一枚。これっきり。
パソコン画面上で見ると、複眼に模様があるようですね。
不鮮明ですが、腹部の模様と勘案して、おそらくこれはオオハナアブでしょう。
昆虫の少ない季節、嬉しいですね。

0128_5abu 1.28
アリッサムの花に動きが見えて、一枚。
ナミハナアブかなぁ、とも思いますが、確定はできません。
もう少し腹部背面が見たかったのですが、残念でした。

陽射しの暖かい日に、たま~にハエやアブを見るだけ。
虫好きには文字通りの「冬の日々」なのです。写真ネタが枯渇しそうだよぉ。

杉の花

0127_8sugi1_2 2017.1.27[W]
密蔵院の裏というか、都立高校との境というか、杉の木があるんです。
比較的近年まで気づいていなかったんですがね。
妻も花粉症。そろそろ花粉の飛散の時期が近いかもよ、にっくき杉の様子でも見てきたら、と皮肉な夫。
上の写真は雄花ですね。鱗片がまだ開いていません。今はまだ飛散の時期ではなさそう。
0127_8sugi2_2
これは前のシーズンの雌花ですか。もう種子を撒き散らした後ですね。
写真左上に今シーズンの雌花が写っています。こちらもまだ開花の時期には至っていないように見えます。
0127_11sugi1
摘んで持ってきてくれたので、テーブルの上で接写。
雄花です。
0127_11sugi2
雌花の殻です。中は空っぽ。
しかしまあ、ずいぶんと身近なところに杉の木があったものです。
シーズンになったら、私が見に行ってみましょうかね。
私は、花粉アレルギーはほとんどないと思います。なんとなく、ぐしゅぐしゅした気分になることはないでもないですが、辛い思いをしたことはない。
でも、「新鮮な花粉」って、どんなものかな。怖いもの見たさ、という感じですね。
人間が勝手に増やしておいて、被害をこうむっている。杉は悪くない、人間がいけない。
杉はひたすらに生きているだけです。

↓参考。写真が豊富。
http://matsue-hana.com/hana/sugi.html

・・・
雌雄同株。雄花は淡黄色で長さ5〜8mmの楕円形、枝先に多数つく。花粉は風媒花のなかでも特に小さくて軽く、風に乗って遠くまで運ばれる。雌花は緑色で直径2〜3cmの球形、枝先に1個ずつ下向きにつく。球果は直径2cmほどで、10〜11月に熟す。木質の果鱗が20〜30個あり、各果鱗には種子が2〜5個つく。種子は長さ5〜6mmの長楕円形で、ふちには狭い翼がある。卵状球形。花期は3〜4月。(樹に咲く花)
・・・

↓NHKのミクロワールドです。とてもわかりやすい。5分の動画です。
http://www.nhk.or.jp/rika/micro/?das_id=D0005100081_00000
ごくかいつまんで言うと
・杉花粉の直径はおよそ0.03mm。
・マッチ棒の先ほどの雄花の中に40万個の花粉が入っている。
・鱗片が開くと中の葯が乾燥して破れて花粉が出る。
・雌花の中では液体がにじみ出る管があって、そこに花粉がくっついてとりこまれる。濡れた花粉は水を吸収して破裂し、中の精細胞が放出される。
・花粉は人体でも同様な変化をする。花粉の外側のたんぱく質や花粉が破裂して出てくるたんぱく質が人体にアレルギーを惹き起こす。

2017年2月 8日 (水)

エマープ

★福岡さんの連載エッセイの2月2日分。また素数の話。

(福岡伸一の動的平衡:61)スプーン曲げの裏に素数?(朝日新聞デジタル 2017年2月2日05時00分)
 素数の続き。素数の中の素数にエマープがある。反転しても互いに素数である場合をこう呼ぶ。13と31、37と73、113と311など。
・・・

「エマープ」ってなんだかわかります?
多分
prime⇔emirp
ですね。
素数を反転して、反転の結果がまた素数。ということのようです。
私自身は初耳の概念でした。
で、さっそくプログラム化してみました。
11以上の数から素数を探してその反転数を作り、素数かどうかチェックしているだけです。
難点は、13に対して31が出ると共に、31に対しても13が重複して出てくることですね。
重複を避けることはできますけど、メンドくさい。配列を用意して重複をチェックすることになるでしょう。
ほぼ2倍の個数が見つかっていますが、人間の目は優秀だ、一目で重複していることがわかりますから、目の確かさにお任せして、逃げます。

DECLARE EXTERNAL FUNCTION isPrime

FOR n = 11 TO 1000
   LET t = isPrime(n)
   LET m = n
   LET a = 0
   DO
      LET tmp = MOD(m, 10)
      LET a = a*10 + tmp
      LET m = IP(m / 10)
   LOOP UNTIL m = 0
   !PRINT a
   IF (t = 1) AND (isPrime(a) = 1) THEN
      PRINT n; a
   END IF
NEXT n
END

EXTERNAL FUNCTION isPrime(p)
LET k = p
IF MOD(k, 2) = 0 THEN
   LET isPrime = 0
ELSE
   FOR j=3 TO SQR(k) STEP 2
      IF MOD(k, j)=0 THEN EXIT FOR
   NEXT j
   IF j<=SQR(k) THEN
      LET isPrime = 0
   ELSE
      LET isPrime = 1
   END IF
END IF   
END FUNCTION

1000までのエマープを掲載します。
11  11
13  31
17  71
31  13
37  73
71  17
73  37
79  97
97  79
101  101
107  701
113  311
131  131
149  941
151  151
157  751
167  761
179  971
181  181
191  191
199  991
311  113
313  313
337  733
347  743
353  353
359  953
373  373
383  383
389  983
701  107
709  907
727  727
733  337
739  937
743  347
751  157
757  757
761  167
769  967
787  787
797  797
907  709
919  919
929  929
937  739
941  149
953  359
967  769
971  179
983  389
991  199
数の頭が偶数ならはじめっからチェックする必要はないのですが、それもまた面倒だ。
CPUパワーに任せてやってみました。
力づく。
これはこれで、終わり。

福岡さんのエッセイの後半に

ちなみに37は、現存するフェルメールの作品数。この数に魅せられて世界を巡礼してしまった。113は、アジアで発見されて周期律表に載った初めての元素ニホニウムの原子番号。今年度の朝日賞に選ばれた。ただし寿命はたった0・002秒。そういえば31番はガリウム。ガリウムといえば、青色ダイオードの重要な原料となった元素だが、私たちの世代にはもうひとつ忘れがたい思い出がある。
 なんの変哲もないステンレスのスプーン。怪しげな人物がテレビに登場し、人さし指と親指でスプーンの首の部分をつまみ、ゆっくりとこすりだした。もちろん最初は何も起こらない。ところがどうしたことだろう。スプーンがぐにゃりと曲がりはじめたではないか。とうとうスプーンはポキリと二つに割れてしまった。ちょ、超能力!? 子どもだった私たちはすっかりだまされてしまった。
 おそらくスプーンはガリウムで出来ていたのだ。ガリウムは銀色の硬そうな金属。一見、ステンレスと見分けがつかない。ところがたった29度で溶けてしまうのだ。つまりスプーン曲げは手品にすぎなかった。あの頃、もっと科学の知識があったらなあ。

ちょっと話が外れ過ぎですね。エマープと原子番号には何ら関係がない。それを結び付ければ、話としては面白いかもしれないけれど、意味不明なエッセイになってしまう。
福岡さんの今回のこの一連の連載は、面白いことを書こうという意識が先走っているな、というのが正直な感想です。「けれんみ」が強いと言ったら言い過ぎかな。
もっと地に足をつけた、堅牢な思考を詠ませてほしいと思っています。

★金属のガリウムそのものを扱った経験はありません。融点が低いということは知っていましたが、スプーン曲げに使われたという指摘は今回初めて知りました。
易融合金は知ってます。生徒と作ってみたこともあります。お湯の中で溶けて流れる金属というのは見ものでした。
消火栓の「温度ヒューズ」に使われたりもしていますね。

333333331は素数か:番外編

★福岡さんのコラムの後半に

ちなみに2017は素数。割り切れない。でも虚数を使うときれいに因数分解できます。2017=(44―9i)(44+9i)

こういう話がありました。

★複素数についてはまず、ガウス整数、という概念がまずあります。
z=a+bi において、aもbも整数の時、zはガウス整数、といいます。
b=0なら普通の整数になりますから、普通の整数もガウス整数の一部です。

↓ここから引用しますと
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%82%A6%E3%82%B9%E6%95%B4%E6%95%B0

ガウス素数
ガウス平面上のガウス素数。
・・・
・・・ガウス素数 z とは、約数として8個の自明な約数(±1, ±i, ±z, ±iz)しか持たないガウス整数のことである。さらに例を挙げると、13 = (3 + 2i)(3 − 2i) であるから、13 は(通常の意味で素数であるが)ガウス素数ではない。ガウス素数と区別するために、通常の素数は有理素数と呼ばれることもある。

これですね、福岡さんが言っておられる「2017」は。
2017は有理素数であるが、ガウス素数ではない、ということです。

★ガウス素数には面白い話がありまして、その分布が美しい。
Cmplxp
これ、大分以前に、私がエクセルのVBAを使って、シートをディスプレイにして作った、ガウス素数のパターンというものです。(エクセル・ファイルのタイムスタンプは2000/10/27になっていました。)
上のウィキペディアにも同様の図が掲載されています。比べてみてください。
そのキャプションに
「ガウス平面上のガウス素数。この模様は、床のタイル貼りやテーブルクロス織りに用いられることもある。」
とあります。そのことが有名なのです。

私の手元に昭和62年刊の
奥村晴彦著「コンピュータ アルゴリズム事典」という本がありますが、その本の52頁に「2次元のエラトステネスのふるい」という項目で、Pascalプログラムと、出力図が掲載されています。
同じ著者が、Cで書いた「アルゴリズム事典」というのもありまして、ここでは「ガウスの整数」という項目の中で同じ模様を描くCのプログラムが掲載されています。

このあたりを参考にして、私はエクセルVBAで描いてみたわけです。
散布図のようなグラフではなく、シートのセルを小さな正方形に縮めて、セルの色という形で描きましたので、プログラムが少々煩雑です。
今回、十進BAICに書きなおしてみました。
その実行結果はこれ↓
Complexprime
少し範囲を広げて描いてあります。
プログラムはこれ↓

! white = 0  black = 1
LET N = 50
SET WINDOW -N, N, -N, N
SET POINT STYLE 6

SET POINT COLOR 1
FOR i = -N TO N
   FOR j = -N TO N
      PLOT POINTS:i, j
   NEXT j
NEXT i

SET POINT COLOR 0      
For x = -1 To 1 Step 1
   For y = -1 To 1 Step 1
      IF x * y = 0 THEN
         PLOT POINTS : x, y
      END IF
   NEXT y
NEXT x

FOR a = 1 TO N STEP 1
   FOR b = 1 TO N STEP 1
      LET r = N / SQR(a * a + b * b)
      For c = -Int(r) To Int(r) Step 1
         FOR d = -INT(r) TO INT(r) STEP 1
            IF SQR(c * c + d * d) <= r THEN
               IF NOT ((c * d = 0) AND ((c = 1) OR (c = -1) OR (d = 1) OR (d = -1))) THEN
                  LET x = a * c - b * d
                  LET y = a * d + b * c
                  PLOT POINTS:x, y
               END IF
            End If
         Next d
      NEXT c
   Next b
Next a

END

実はもうちょっと踏み込みたいところがあるのですが、今回はここまで。

モクレン

0127_6mokuren 2017.1.27
桜坂を上っていく途中。
毎年楽しみな場所。
つぼみがいっぱいになりました。

ふと辞書を引いてみたら
英語でモクレンはmagnoliaであることは知っていましたが

Magnólia Stàte
[the] モクレン州《Mississippi 州の俗称》.
リーダーズ英和辞典第3版より引用

というのがありました。へえ。
http://www.statesymbolsusa.org/symbol-official-item/mississippi/state-nickname-state-quarter/magnolia-state

The Magnolia State
Mississippi State Nickname
The official nickname for Mississippi is The Magnolia State. The magnolia is also the state flower and the state tree of Mississippi. Both the state nickname and flower are featured on the Mississippi quarter.

{なけなし知識を絞って。「quarter」は25セント硬貨でしょう。}

蝋梅

0127_5roubai 2017.1.27
蝋梅も勢いがない。
去年はもっと咲いたように思いますが。
つぼみは結構見えますが、こってりした感じに咲いてくれません。
待ちましょう。

白梅

0127_3hakubaitokoin 2017.1.27
東光院の塀の外、水車の上の白梅。
0127_3hakubaitokoin2
やっぱり樹勢が落ちていますね。
2014年の2月でしたか、大雪でしたっけ、東京でも。
あの雪の重みで、この白梅の枝も折れたし、そばのハナモモの枝も大きく折れたし。
梅の里の梅の古木もばっさり折れましたっけ。
あの痛手から回復しきっていないように感じます。
ここの樹は古木というほどではないので、じっくりと回復してくれればいいな、と願っています。

アカカタバミ

0126_4akakatabami 2016.1.26
ちょっと季節じゃないみたいだけど、まあいいさね。
いろんなものの間から顔を出して、すまし顔で咲いてました。
うれしいな、とパチリ。
生物というもの、生きるということ、は、一律に律することのできるものじゃない。

河津桜

0126_3kawadu1 2017.1.26
ご近所の河津桜。咲き始めましたね。
0126_3kawadu2
これからどんどん花が増えていくでしょう。
ソメイヨシノまではまだ2か月くらいあるかな。
いろんな桜がいろんな時期に咲くのが楽しい。というのが私の趣味。
ソメイヨシノだけじゃつまりません。
雑多なのがいい。人間もまた。

コギク

0126_2kogiku 2017.1.26
さすがにもう今季を終了、です。
2か所あるうちの一つ。全部完全に枯れたら切ります。
もう1か所の株は、もう少し粘るんだ、と言ってますので、見続けます。

夜光雲

0125_3yakouun 2017.1.25
1月25日午後6時41分のテレビ画像です。
この時間はいつも「森田さんのN天」というのを見ています。NHKテレビの気象予報士さんより、森田さんの方が年齢的に近いし、森田さんのバックグラウンドというかウンチクというか蓄積というか、が漂う話が好きですので。
前日見られた珍しい画像だ、ということで画面に出ましたので、手元にあったコンデジのスイッチを入れてパチ。1枚だけ撮れました。

通常の気象現象はおおよそ高度10~11kmまでの範囲で起こります。対流圏というやつですね。
その上に成層圏が50kmくらいまで。更に中間圏が80kmくらいまで。熱圏と続きますね。
写真の夜光雲というのは中間圏での出来事らしいです。ただし、自然現象としての夜光雲ではなく、ロケットの打ち上げによるものだそうです。
1月24日16時44分にHⅡAロケットの32号機が打ち上げられました。鹿児島県の種子島から。
で、その排気の塵などを核として氷晶ができ、水平線の向こうから太陽に照らされて、日本の広範囲の地域で観測できたようですね。飛行機雲と似ていると言えば似てますが、スケールがでかい、はるか上空での現象でした。

↓参考などお読みください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9C%E5%85%89%E9%9B%B2

通常の雲が地上〜10km付近にできるのに対し、夜光雲は地上約75〜85 kmの中間圏界面付近にできる[1]。高度の高い位置に発生するため、太陽が地平線付近にあるとき下から日が当たり、青白く輝いて見える。高度15~30kmにできる真珠母雲(極成層雲)とは、できる高さも色も異なるが、地上からは区別が難しい場合もある。

http://weathernews.jp/s/topics/201701/240155/

 これは夜光雲(やこううん)と呼ばれるもので、通常の雨や雪を降らせる雲とは違い、上空約80kmと非常に高いところに見られる特殊な雲です。地球上、最も高いところに発生する雲といわれています。
 夜光雲は日が昇る前や日が沈んだ後に見られることが多く、地上付近は暗くても、非常に高いところにあるため、太陽の光を反射して光っているように見えています。
 また夜光雲は、通常は上空高いところの気温差によって発生し、高緯度でしか見られませんが、まれにスペースシャトルなどの排気に含まれるチリや水蒸気によって観測された例もあるそうです。
今日の夕方は、種子島宇宙センター(鹿児島県)でH2Aロケットが打ち上げられ、登っていく過程での排気が夕日に照らされたことで、このレアな雲が、遠く離れた関東や東海で見えたのかもしれません。

http://www.at-s.com/news/article/topics/shizuoka/322300.html

夜光雲、静岡県内で観測 H2Aロケットで発生(静岡新聞 2017/1/25 07:19)
 24日午後6時ごろ、静岡県内各地で夜光雲とみられる珍しい雲の観測報告が相次いだ。藤枝市の会社員鈴木紳之さん(51)は会社からの帰り道、焼津市で南の空に光る雲を見つけ撮影した。鈴木さんは「10分以上雲の形が変わらず、端が虹色に輝いていた」と語った。
 天文学が専門の長野高専(長野市)の大西浩次教授によると、鈴木さんが撮影した雲は、同日午後4時44分に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられたH2Aロケットによる夜光雲で、高層大気中でロケットの排気のちりなどを核としてできた氷の雲とみられる。関東以西の太平洋側を中心に全国の幅広い地域で目撃された。

2017年2月 7日 (火)

黄色い電車

0124_5densha 2017.1.24
時々走るんですよね。あっ、とシャッターを切ったけど。ザンネンな写真になりました。

0202_7densha1 2.2
この日は多摩川行きがホームにとまっているところを撮影できました。
「多摩川」という行先表示の右を見てください。「??」みたいになっています。
この電車が多摩川駅で折り返して、蒲田行になって戻ってくるのを待ちました。
0202_7densha2
戻ってきましたよ。この2枚、同じ車両ですね。多摩川行きの最後尾、蒲田行きの先頭。
0202_7densha3
蒲田行きの最後尾。
またもや、行き先表示の右が変になっています。
これ数字の一部です。
LEDを交流で点灯させているのでしょう。肉眼にはちらつきは見えませんが、カメラで撮ると、一部しか点灯していないことがあるのです。
同じ現象が交通信号でも見られます。
デジカメでLEDの信号を撮影してみてください。妙な具合に写ることがよくありますよ。
カメラのモニター内でもちらつきが見えるかも。モニター画面の更新と信号のちらつきのせいです。

スノーフレーク

0124_3snowflake 2017.1.24
私は離れたところから見るだけですが、妻は「分け入って」撮ってくる。
花が咲くのはまだ先です。「準備中」
落ち葉が積み上がった中から立ち上がって陽射しを受けています。

氷・霜柱

0124_1koori1 2017.1.24[W}
この冬4回目の冬日。
妻が撮ってきてくれました。
バケツの水が凍っていて、持ちあげられたそうです。
大分厚く張りましたね。
0124_2simobasira
霜柱もなんだかたくましくなって、みんなで土の表面を持ちあげています。
霜柱の力というものは物凄いものでして↓
http://kagashi-ss.co.jp/wp-content/uploads/2015/07/kan_tokubetu199803.pdf
霜柱と凍上
「中谷宇吉郎 雪の科学館」の文書です。
線路が持ちあがっちゃうんですね。

コギク

0122_5kogiku 2017.1.22
普段見かけない姿になってしまった。
舌状花がみんな落ちてしまって、管状花が残った。

0124_7kogiku 1.24
ほとんど終わりかけの花。
右上にアブラムシが見えますね。
水滴がいくつかありますが、これは雨滴ではない。
アブラムシのせいですかね。
こういう状態をたまに見かけることがあります。

カランコエ

0121_4kalanchoethe2nd 2017.1.21
この花、咲いた順序がわかるんですよね。

0123_1kalanchoethe3rd 1.23
淡い黄色で咲いて、だんだん色が濃くなります。
つぼみはいっぱいありますので、そのうち賑やかになるでしょう。
そうなるともう順序はわからなくなるけど。
ガレージの日溜りでぬくもっています。

スイセン

0119_2suisen1 2017.1.19
みんな向こう向きなんだもんなぁ。
0119_2suisen2
いや、気にしなくていいよ、充分に楽しんでるからね。
0119_2suisen3
つぼみもあるし。今年は花の数は多いようです。

0124_6suisen 1.2
結構広い範囲で咲いている。自力で生息範囲を広げているようです。
今のところ雪につぶされることもなくしゃんと立っていますし。
元気がいい。

ツメクサ

0119_1tumekusa 2017.1.19
爪草でしょう、多分。
詰草じゃないです。ナデシコ科です。
もう少し茂るようになると、花の時期。
小さなかわいい花が咲きます。
足元に注意して見てください。地面すれすれで咲きますからね。

2017年2月 6日 (月)

恵方

恵方巻は食べましたか?
私は偽「あづまをとこ」ですので、恵方巻なんてまるっきり知らなかった。
妻は奈良の「きゃうをんな」ですので幼いころから親しんでいたそうで。
私は結婚して初めて恵方巻なるものを知った。恵方を向いて、太巻きを、口を利かずに、一気に食べること。
カルチャー・ショックでしたね。40年以上前の話。
いつの頃からか、東京でも商戦になっちゃって。

ところで、今年の恵方は「北北西」ということになっていましたが、詳しく言うと「北北西やや北」だったのだそうです。
北北西とかいうのは「16方位」ですね。
ところが、十二支十干では、24方位になりますか。
合わないですね。
今年の恵方は「壬」という方角だったのです。これを16方位でいうと「北北西やや北」になるようです。
こういう話に詳しいわけではないので、下↓のウィキをお読みください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%B3%E5%BE%B3%E7%A5%9E#.E6.81.B5.E6.96.B9
恵方

もう年をとって、食欲も昔ほどではないし、恵方も向かず、おしゃべりしながら食べた夫婦です。
皆さまのご多幸をお祈りいたします。

不明

0117_20humei1 2017.1.17
これ、なんでしょう?
花が咲くのかな、と思って撮影したのですが。
花っぽくない感じもしないではない。
0117_20humei2
葉がこれから展開するのか。
背景に赤い葉が写っていますが、こうなるのでしょうか?
さて、わからないのでした。教えてください。

ホトケノザ

0117_19hotokenoza1 2017.1.17
これ当てずっぽうです。
左手で線路の柵につかまりながら、右手にコンデジを持ち、道路にその手の甲をつけて固定して、この辺だろう、と。
パソコン画面で見て、撮った本人がびっくり。
うまく撮れました。
0117_19hotokenoza2
いいボケ味ですねぇ。
人もまた、いいボケ味だといわれるように年を取りたいものですな{老人語風に}。
まったくですなぁ。

バリケード

0117_17barricade1 2017.1.17[W]
おサルさん。
そもそもこういうものを何と呼ぶのか、実は知らなかったのですが、工事用のバリケード、というらしい。
バリケードというと、なつかしい。大学闘争のさなかの学生でしたから「バリケード封鎖」というようなことは日常茶飯のことでしたね。
以前にも妻が面白がって撮影してきてくれたことがありますが
0117_17barricade2
今回は種類が多い
0117_17barricade3
3種類あったそうです。
子どもたちが喜びそうですが、あんまり喜ばせるのもなんだかなぁ。
そっけない方がよくないか。などとも思う爺さんです。
ま、街がなごやかで、いいか。

マサキ

0117_14masaki 2017.1.17[W]
これはマサキですね。

まさ‐き【柾・正木】
ニシキギ科の常緑低木。各地の海岸に自生。高さ約2メートル。6~7月頃、葉のつけ根に緑白色の小花を多数つける。扁球形の果さくかは、熟すと裂開して赤い種子が現れる。庭木や生垣とする。栽培品種は斑入り葉のものが多い。〈温故知新書〉
広辞苑第六版より引用

木偏に「正」ですから、何か、材として素直で優れているとかいうのかな、と思いましたが、そういう記述は見かけなかったようです。
https://www.uekipedia.jp/%E5%B8%B8%E7%B7%91%E5%BA%83%E8%91%89%E6%A8%B9/%E3%83%9E%E3%82%B5%E3%82%AD/

マサキという名前は、冬でも葉が真っ青な木=真青木からきている(諸説あり)。

という記述がありました。
ふ~ん、としか言いようがないですね。

ヒマワリ

0117_11himawari1 2017.1.17[W]
妻も、一瞬目を疑ったそうです。
これ、ヒマワリだよね。
小振りなんですけどね。
0117_11himawari2
ヒマワリですね。
なんとまあ。不思議なものを見せてもらいました。

去年の新聞記事で

富士山、最遅タイの初冠雪 ヒマワリと共演(朝日新聞デジタル 2016年10月26日11時34分)
 甲府地方気象台は26日朝、富士山の9合目以上で「初冠雪」を観測したと発表した。1894年に観測を始めてから、1956年と並ぶ遅い記録となった。9月25日に山頂付近がうっすら雪に覆われたが、約40キロ離れた同気象台からは観測できず、「初冠雪」の発表は見送られていた。
 ・・・
 富士山北の山梨県山中湖村山中にある山中湖花の都公園では、遅まきのヒマワリが満開。・・・

こういうのもありましたし

(天声人語)晩秋に咲くヒマワリ(朝日新聞デジタル 2016年11月28日05時00分)
 透き通った空の青、山を染める赤や茶を背に、10万本のヒマワリが咲き誇る。九州・脊振山(せふりさん)系に抱かれた佐賀県みやき町の棚田は、季節外れのヒマワリを楽しむ人々でにぎわっていた。昨日まで約1カ月の開園中に今年は最多の1万9千人が訪れた▼「もともとヒマワリを観光資源にするつもりはゼロでした。休耕田を何とかしないと荒れて荒れて困る。何か植えておくかと15年前、試みに植えたのが始まりです」。・・・

こんな話もありましたが、年が明けて1月中旬にヒマワリとは。う~む。暑い季節にのびのび咲かせてあげたい気もします。

紅梅

0117_10koubai1 2017.1.17[W]
梅はあちこちで咲いています。好い季節ですね。陽射しがあればのんびり気分。
0117_10koubai2
青空がきれい。でも一方で雨も少なすぎ。適当にお湿りも欲しい。
0117_15koubai1
これはまた別の場所。
0117_15koubai2
なかなかよいボケ味ですね。
0117_15koubai3
光線が見える、というのかな。
陽射しも楽しんでください。

サギ

0117_8sagi1 2017.1.17[W]
六郷用水跡の水路にサギがいたのだそうです。
真っ白けですので、露出が合ってませんね。
0117_8sagi2
で、飛んだ。
追跡しきったわけではないのだそうですが、飛んでいった方向へ歩いていくと
0117_13sagi1
また、いた。
0117_13sagi2
水路で魚を探しているのでしょう。
コイ、フナなどがいることはいますが。
0117_13sagi3
餌になるものを探し歩いてますね。
0117_13sagi4
わあ、きれい。
定期的に清掃したり管理された水路ですから、生物叢はあまり豊かではありません。
ここに定住している鳥ではないので、いずれ住処へ帰るでしょうが、水が見えた割には獲物が少なくて、残念だったね。
たまにカルガモが現れたりもしますが、子育て環境としては劣悪ですから、定着はしません。
都会の水路は「さびしい」。

ジンチョウゲが咲き始めていました

0121_1jintyouge_2 2017.1.21
前回、本屋散歩に行った時の帰り道。
こんな感じで、もうすぐだよ~、でした。

0204_4jintyouge1 2.4
1週おいて、4日、本屋散歩の帰り道。
わ、咲き始めてる!
0204_4jintyouge2
ざっと見たところ、開き始めていたのはこの位。
でも、最初の一歩を踏み出しましたからね、この後はぐんぐん咲くのではないかな。
芳香に包まれるようになりますよ。

2017年2月 3日 (金)

333333331は素数か:2

★まず、ど~んと結果を書いてしまいましょう。

31 素数です.
331 素数です.
3331 素数です.
33331 素数です.
333331 素数です.
3333331 素数です.
33333331 素数です.
333333331 17 19607843
3333333331 673 4952947
33333333331 307 108577633
333333333331 19 83 211371803
3333333333331 523 3049 2090353
33333333333331 607 1511 1997 18199
333333333333331 181 1841620626151

3が7つ並ぶところまでは素数です。8個並んだところで合成数になりました。
そして「19607843」は素数です。
3が13個並んだ 33333333333331では、素因数が4つあることがわかります。
素数判定だけではこうはなりませんから、やっぱね、素因数分解にして正解でしたね。
というわけで、この話は一応終わりました。

★ではプログラム。言語はやはり「(仮称)十進BASIC ver. 7.7.8」です。{1000桁モードで実行します。}
先頭で、「外部副プログラム」を宣言しています。(サブルーチンでもいいし、VBA的にはサブ・プロシージャでもいいです。)
こういう名前のプログラムがプログラム本体の外にあるよ、という宣言です。
で、宣言された「SoinsuBunkai」という部分は、プログラム本体の「END文」の下(=外部)に書いてあります。
これは前回の記事で作った、素因数分解プログラムの変数名をちょっと変更しただけで、基本的に同じものです。
もちろん、数を手入力で与えるのではなく、プログラム本体から与えるのですが。
で、プログラム本体が何をしているかというと。
31、331、3331・・・という数を生成して、素因数分解サブルーチンに渡して仕事をさせているわけです。
素因数分解プログラムを「部品」として使うというやり方です。
!***********************************
DECLARE EXTERNAL SUB SoinsuBunkai

LET m = 31
LET k = 30

FOR i = 1 TO 13
   PRINT m;
   CALL SoinsuBunkai(m)
   PRINT
   LET k = 10 * k
   LET m = m + k
NEXT i
END

!***********************************
EXTERNAL SUB SoinsuBunkai(n)
LET m = n
LET ans$ = ""

DO
   IF MOD(m, 2) = 0 THEN
      LET ans$ = ans$ & " 2"
      LET m = m / 2
   ELSE
      Exit Do
   END IF
LOOP

LET k = 3
DO WHILE(k <= SQR(m))
   IF MOD(m, k) = 0 THEN
      LET ans$ = ans$ & STR$(k) &" "
      LET m = m / k
   ELSE
      LET k = k + 2
   END IF
LOOP

IF (ans$ = "")THEN
   PRINT "素数です."
ELSE
   IF (m = 1)THEN
      PRINT ans$
   ELSE
      PRINT ans$ & STR$(m)
   END IF
END IF
END SUB
!***********************************

というわけで、こういうプログラムを書いて遊ぶのは楽しい。
ゲームなどを作る気は全くありませんが、数論の世界をプログラムで覗いてみる、というのは楽しい。理科教師としては物理の力学のシミュレーションとか、電場などの可視化とか、波動とか、そういうのがやりたくていろいろな言語に親しんだのでした。

333333331は素数か:1

★朝日新聞木曜日の連載から

(福岡伸一の動的平衡:60)素数に魅せられて(朝日新聞デジタル 2017年1月26日05時00分)
 東急大井町線の電車の中で真面目そうな若者が2人話していた。「こんなの知っている? 31は素数、331、3331、33331も素数、これどんどん続くんだよ」「え、すごいじゃん!」。こんな変な会話しているのは受験生?それとも沿線の東工大の学生?素数とは1と自分自身だけでしか割り切れない孤独な数。素数がどういう順番で出現するのかは数学永遠の謎。だから、3並び1がすべて素数になるなんて、ありえない法則なのだ。私も素数オタクなのでこの話は知っていた。3が七つ並ぶところまでは素数だが次の、333333331は、残念ながら17で割り切れてしまう。つまり規則は崩れる。
 ・・・(中略)
 ちなみに2017は素数。割り切れない。でも虚数を使うときれいに因数分解できます。2017=(44―9i)(44+9i)
 ・・・

話の前半部分に、ふ~ん。やってみっか。こういう話は好きです。

★方針を立てなくっちゃ。
ある数が素数であるかどうかを判定するだけなら、比較的簡単。
偶数でないことをチェックしてから、3から始めてその数の平方根までの奇数で割ってみればいい。
割り切れる数があったら、その時点で「素数ではない。合成数だ」といって終わっていい。
そういうプログラムをまず書いてみましたが。何となく不満が残るんですね。
福岡さんの記事で、333333331は17で割り切れる、とあります。
333333331=17*1719607843
です。
ふむふむ。で、1719607843は素数だろうか、まだ割り切る数があるのかな。
気になりませんか?

★そうなってくると、素因数分解した方がいいようですね。
そうすれば1719607843がまだ分解できるかどうか報告が上がってくるでしょう。
じゃあ、素因数分解のプログラムをまず作ろう。
↓これが素因数分解のプログラム。
入力要求があるので、nを入力すると、素因数分解してくれます。
{言語は「(仮称)十進BASIC ver. 7.7.8」です。}
!***********************************
INPUT PROMPT "n = ":n   
LET rsvN = n
LET ans$ = ""

Do
   IF MOD(n, 2) = 0 THEN
      LET ans$ = ans$ & "2 "
      LET n = n / 2
   Else
      Exit Do
   End If
Loop
LET m = 3
DO WHILE(m <= SQR(n))
   IF MOD(n, m) = 0 THEN
      LET ans$ = ans$ & STR$(m) &" "
      LET n = n / m
   ELSE
      LET m = m + 2
   END IF
LOOP

PRINT STR$(rsvN);" "; 
IF (ans$ = "")OR(rsvN = 1)OR(rsvN = 2) THEN
   PRINT "素数です."
ELSE
   IF (n = 1)THEN
      PRINT ans$
   ELSE
      PRINT ans$ & STR$(n)
   END IF
END IF

END
!***********************************

実行例
n = 100
100 2 2 5 5

n = 2016
2016 2 2 2 2 2 3 3 7

n = 2017
2017 素数です.

n = 2018
2018 2 1009

本当は、2018 = 2 * 1009
とか出るようにすればいいのですが、できますけど、プログラムの流れが煩瑣になるのでやめました。
今回はここまで。次回は、このプログラムを使って、「333333331は素数か」どうか調べてみましょう。

白梅

0117_7hakubai 2017.1.17
水車の上の樹です。勢いが今年は少し弱い気がします。
以前はもっとこんもり咲いたように思うのですが。
大雪で枝を折られたり、痛めつけられてから、かもしれません。
あの時はすごかったからな。

0117_6suzume1 2017.1.17[W]
東光院の「雀の生る木」。
なぜかこの周辺にはスズメが多い。
0117_6suzume2
東光院の中から塀の上のスズメ。
塀の向こうにある、水車の説明板の上部が見えています。
本来、足で踏んで回して水をくみ上げるための水車なのですが、今は、ポンプで水を流し落として回転させています。
逆ですね。

↓参考
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B8%8F%E8%BB%8A
踏車(とうしゃ・ふみぐるま)

スイセン

0117_3suisen 2016.1.17[W]
高い位置でこちらを向いているスイセン。
我が家のスイセンは、低い位置で向こう向きだからなぁ。それはそれでまあいいけどさ。
スイセンの香りは結構きついですね。
以前、茎が折れたスイセンの花を部屋に持ってきて瓶に挿しておいたら、きつすぎるくらいだったことがあります。
芳香もきつすぎると疲れます。

月齢18.8

0117_1tuki0726 2017.1.17
2階の部屋の雨戸を開けた時に目の前に月があると撮りたくなります。
これは朝7:26の撮影。西の空へ沈んでいくところ。
望を過ぎてもうすぐ下弦という状態です。
私が体を動かすのは朝から夕方まで。
夜は動きません。天体観測は苦手です。

ヒメリュウキンカ

0117_2himeryuukinka1 2017.1.17[W]
妻が撮ってきてくれて。ん、名前が思い出せない。
この花に関しては「似たような名前の金魚がいた」という、変な糸口が頭の中に漂う。
あぁ、そうか、「琉金(りゅうきん)」だ!
なんという覚え方なんだろうと、我ながら苦笑い、
「姫立金花」ですよね。
0117_2himeryuukinka2
花びらが輝くので、写真としては難しい被写体です。
あの光沢がうまく出ないんだな。

0121_2himeryuukinka 1.21[H]
この日、私も通りかかりまして、撮影。
光沢は撮れませんでした。黒ずんだ模様は、影ではなく、模様です。
花期としては少し早めだと思いますが、楽しませてくれてありがとう。

菜の花

0116_8nanohana 2017.1.16
元気です。低い位置なので保育園の園児にも気づいてもらえたし。よかったね。

0129_7nanohana 1.29
花から実へ。私の大好きな光景ですね。
植物の生き方の基本ですもの。
花が散る、実を結ぶ。健やかなことです。

氷・霜

0116_5koori 2017.1.16[W]
この日16日は東京では今冬3回目の冬日でした。
妻が庭の小さな池の氷の写真を撮ってきてくれました。
水面の落ち葉とか枯れた茎とかが凍り始めの「核」になっているようですね。
0116_6simo1
霜も降りていたのだそうです。
霜なんて久しく見なかったな。-2℃というのはそういう温度なんですね。
0116_6simo2
四角くってザラメみたいだ。
0116_6simo3
花弁に付いた針状の霜。
0116_9simosoto
このつき方は、葉の表面に何か核になるものがあったのではないかと思わせます。

子どもの頃は風呂場の窓に「窓霜」がついたものです。
東京も寒かったし、家の風通しもよかったなぁ。

2017年2月 2日 (木)

2017年1月の気温など

201701kion_2 気温
ひと月だけですが、どうぞ。
冬日が6回になりました。
最高気温と最低気温が交錯しましたね。
あがったりさがったり、忙しいことだ。
既に、気温の「底」は抜けました。徐々に上がり始めています。そして立春。
昨年の春分から測って「315度日」が立春。
あと45度で0度日の春分を迎えます。
1日に約1度、太陽の位置が進みますから、約45日後に春分ですね。
そんな感覚で二十四節気をとらえてください。

201701heinensa_2 平年差
一回だけ寒波がきましたが、全体としては平年より高いですね、やっぱり。

201701situdo午後3時の湿度
乾燥注意報など出てはいますが、午後3時、という定時で見ていると、比較的湿っぽい冬です。

1年も12分の1過ぎました、なんていうと大げさですが、地球温暖化も進行しています。
こういう変化に敏感になってください。
気象庁のHPに各地のデータがありますから、エクセルに貼り付けてグラフ化することは簡単。読者の方々のお住まいの地域の気象を監視してくださいますよう。

霜柱

0116_4simobasira1 2017.1.16[W]
妻に撮影してきてもらいました。
0116_4simobasira2
前回よりは長い柱が立ったようです。
0116_4simobasira3
へそ曲がり。
なんだろ。空気の流れのせいかな。わかりませんが。

霜柱は地面のもの、撮影しようとすれば、私の場合当然深く腰を折ることになります。
以前よりそういう姿勢がつらくなりました。
それと、霜柱が立つような低温の地面を歩くと、左脚の靴が冷え切ってしまって、足が痛いほどに冷える。
やだ、もう。
で、自分では探索に出るのが嫌になってしまったのでした。

0116_3kage1 2017.1.16
壁にくっきり指の影。
これほどくっきり影が映るということは、その光源はよほどの点光源ではないのか。
0116_3kage2
これがその光源です。
前に、自分の影が二人になった、という記事を書きました。
あの時は2棟のマンションのガラスが光源で影が二つできたのでした。
今回、左のマンションの方からは光は来ていませんでした。
で、右のマンションの、おそらく、我が家を照らしたのは「たった一枚のガラス」による反射光くらいじゃないのか。
多摩川を挟んで向こうからの反射光で、こんな濃くて鮮明な影ができるとは、驚きました。

ハハコグサ

0115_6hahakogusa 2017.1.15
そのうちあちらこちらで見かけるようになると思いますが、今のところはここだけ。
先触。魁。ですね。
{「魁」ってご存知ですか?「秋田魁新報」というのがありまして、知っているものですから、ひけらかしてみました。「さきがけ」です。}

マツバボタン

0115_5matubabotan 2017.1.15
種を作っておしまい、という姿。
いっぱい咲きました。
ゆっくり休んでください。

コギク

0114_5kogiku 2017.1.14
つまんで手のひらの上でばらしてみました。
目だった特徴はないのですが、でも、飛びやすい実であることは確かです。
ちょっとの風で手のひらから出ていってしまうので、撮影しづらい被写体でした。
遠くまで行くんだ。

ジンチョウゲ

0114_1jintyouge 2017.1.14
↑この日の状態と
↓この日の状態を
0127_9jintyouge 1.27
比べてみてください。
いつの間にか、ずいぶん変化しました。
開花も近いかな。
つぼみも首を伸ばしてますが、私も首を伸ばしています。

夕空の雲

0113_24kumo1 2017.1.13
雨戸を閉めようとしたら。すごい雲。
沈んでいく太陽に下から照らされていました。
0113_24kumo2
太陽光を散乱してそれがこちらまで出てきている部分は夕焼け色に輝き、散乱しているうちに減衰して光が出てこない部分は黒いんですね。
波長選択的な散乱なら色がつきます。
青空が青いのは、白色光のうちの青の波長の光が散乱されているからです。
青を散乱して残った光が目に入ってくるとき、夕空の赤になるわけですね。

雄大な雲にしばらく見とれていました。

2017年2月 1日 (水)

ゼニアオイ

0113_20zeniaoi 2017.1.13[W]
またぁ。もう。
今ですか?
咲き始めると、ずいぶん遅い時期まで咲き続けることがあるのは知ってます。
でもねぇ。今ですか?

ツワブキ

0113_18tuwabuki 2017.1.13[W]
これは間違いないでしょう。{気分はグラグラですが}
「フキ」の花はこんなじゃないもんな。そろそろ蕗の薹の季節でしょうけど。
ツワブキも食用になるらしいですが、私は遠慮しておきます。
お腹が特急になりやすい性質なので。

ミモザ

0113_16mimosa 2017.1.13[W]
追及するとまた混乱するから、ミモザとしておきます。
「名札」が欲しいですね。学校の植え込みなんかだと、生徒のために、名札をつけてあることが多いけど。
園芸家の方にも、これは〇〇です、と表示してもらえたら、うれしいな。

キク科の花

0113_15kikuka 2017.1.13[W]
名前はわかりません。キク科だ、ということはまず間違いないでしょう。
で、なんだろう。
ネームプレートが欲しいですね。

ツバキ

0113_13tubaki 2017.1.13[W]
妻曰く、それぞれの枝は下の方で一本にまとまっているように見えた。
一つの花が紅白に咲くのはよく知っています。
トランスポゾンのせいです。
さて、枝ごとに、トランスポゾンの活動が違っている、というのは、ありなのかな。
またしても混乱。

スミレ

0113_22sumire 2017.1.13[W]
あらら、スミレが咲いてる。
パンジーじゃないんだからぁ。
混乱ばかりです。

ヒイラギナンテンかな

0113_12hiiraginanten1 2017.1.13[W]
初め、ヒイラギかなと思ったんですが
0113_12hiiraginanten2
これ、つぼみですよね。
いくらなんでもヒイラギのつぼみが、今、ということはないですよね。
となると、ヒイラギナンテンかな。
ヒイラギナンテンなら2月頃から咲き始めてもいいですものね。
0113_17hosobahiiraginanten
花が咲いてる。これもヒイラギかな。
ホソバヒイラギナンテンじゃあないですよね。葉っぱがね。花期も。

植物を知らないよなぁ、ワタシ。

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