推挙?推薦?
★私は相撲にも関心はないのですが、ま、年寄りですから長いこといろんなニュースは聞いてきました。
で、耳に障った。「横綱に推薦」
ん?普通「横綱に推挙」じゃなかったか?
推薦じゃ言葉が軽い。大相撲のトップですから「推挙」という感じだよなぁ。
伝達式ではいつも「推挙」って言ってなかったか?
ま、どうでもいいことなんですけど。
NHK(1月23日 17時56分)
稀勢の里を横綱に推薦決定 横綱審議委 19年ぶり日本出身横綱
大相撲の横綱審議委員会が23日開かれ、初場所で初優勝を果たした大関・稀勢の里を横綱に推薦することを決め、25日の日本相撲協会の臨時の理事会などを経て19年ぶりに日本出身横綱が誕生することになりました。
(後略)朝日新聞デジタル(2017年1月23日20時32分)
稀勢の里の横綱昇進、横審が推挙 全会一致「技量十分」
全会一致で「推挙」の答申を出した。スポニチ(2017年1月24日)
横審わずか10分 稀勢の里「文句なし」全会一致(スポニチ)
日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(守屋秀繁委員長=千葉大名誉教授)が23日、東京都墨田区の両国国技館で行われ、初場所で優勝した大関・稀勢の里を全会一致で横綱に推挙することを決めた。日刊スポーツ
横綱審議委員会が定める横綱推薦の内規は次の通り。
【1】横綱に推薦する力士は、品格、力量が抜群であること。
【2】大関で2連続優勝した力士を横綱に推薦することを原則とする。
【3】第2項に準ずる好成績を挙げた力士を推薦する場合は、出席委員の3分の2以上の決議を必要とする。
【4】品格については、協会の確認に基づき審議する。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8E%A8%E8%96%A6
推薦とは、評価を要する一つの物事について、優れている、適しているなど高く評価した事物(個人・個体、集団、その他の事物)を、裁量権を有する相手に知らせて採用を促すこと(用例:「委員長に―する」「委員長―(※委員長が推薦するという意味)」「―文」「―状」「―図書」)。地位や名誉、責任などを伴う一つの立場に対して、就任するにふさわしい人や集団を推薦することは、推挙/吹挙/吹嘘(すいきょ)とも言う(用例:「委員長に―」「横綱に―」「新撰組を―」)。
でもって、実際の伝達式では
NHK(1月25日 19時15分)
・・・
相撲協会の使者2人が、稀勢の里と師匠の田子ノ浦親方が待つ都内の伝達式の会場を訪れ、稀勢の里に横綱への昇進を伝えました。
これに対し、稀勢の里は口上で「謹んでお受けいたします。横綱の名に恥じぬよう精進致します」と決意を述べました。
記事の文章にはありませんが、この時の使者の言葉は
「満場一致にて横綱に推挙されました。」
でした。
やっぱ、そうだよなぁ。