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2016年11月10日 (木)

ツマグロヒョウモン羽化

1024_8tumaguro1 2016.10.24
11時20分。目の前で羽化が始まりました。気づいたのはもちろん妻。
場所は、虫と人が共有する食卓。
ケースの外側からの撮影ですので、鮮明さは欠けますがご容赦ください。
脚で体重を支えてぶら下がっています。腹はまだ蛹の殻の中。
1024_8tumaguro2
腹まで全部出ました。この時点でもう脚を2対4本しか使っていません。
腹は太く、翅は縮れ、口吻もまだ1本にまとまっていません。
1024_8tumaguro3
まずは翅の展開ですね。
体液を翅脈に圧送して、翅を展開していきます。
1024_8tumaguro4
口吻は左右の顎の変化したものでしょうから、1対2本なのです。
(とい)のようなもの(外葉というそうです)を1本に合わせて、管(あるいは筒)にするわけです。
この写真では、外葉2本というのがはっきりわかります。
↓ここに、走査電顕写真があります。(対象はスジグロシロチョウですが、基本は同じです)
http://www.technex.co.jp/tinycafe/discovery42.html
蝶の秘密(スジグロシロチョウ-口吻2)

1024_8tumaguro5
口吻をまとめるために、口元をちょこちょこ動かすんですよ。かわいい動作なのです。
1024_8tumaguro6
口吻はまとまったし、翅の展開もほぼ完了。蛹便(ツマグロヒョウモンでは真っ赤な液体です)を排出して、体全体が乾くのを待ちます。
体の状態が整って、チョウの「旅立ちの意志」が固まるまで、何時間か待ちます。
要するにパタパタして「出たい」という意志表示をするのです。
1024_9tumagurohanasu
午後2時。「出たい」と言いました。
気温が下がり始める前ですし、いいタイミング。
元気よく旅立っていきました。
何ともいえぬ瞬間なのです。嬉しいし、ホッとするし、ちょっと寂しいし。
でも、この子の「子」をまた育てることになるかもしれないし。
いろんな思いが凝縮した瞬間を夫婦二人で味わいます。
これが飼育者の「醍醐味」というものでしょうか。
「醍醐味」とは「醍醐の味」という意味です。

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