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2016年11月

2016年11月30日 (水)

クサギカメムシ

1113_2kusagikamemusi 2016.11.13
玄関ドア脇の壁面で見つけました。
成虫で越冬するはずです。
ということは、越冬場所を探して歩いていたのかもしれません。
片づけられたりしない落ち葉がいっぱい積もっているからね、その下へ潜ったらいいんじゃない?
どうなったかは知りません。

カエデとルコウソウ

1113_1kaede 2016.11.12
午前の日差しに輝くカエデ。
この木は真っ赤にはなりません。この感じがピークでしょう。
1114_2rukousou1
カエデの紅葉に絡むルコウソウ。
ドキッとするような季節感の光景です。
ある種の「くいちがい」感覚かな。
1114_2rukousou2
気温が下がってきたせいか、5弁ある花弁のうち一カ所が開けませんでした。4弁のように見えるのはそのせいです。
いいんだよ、いろいろあってみんないい。
君は美しい。

アゲハ

1112_32ageha1 2016.11.12
アゲハが羽化して旅立っていったのですが。
妻がすごい写真を撮りました。
激しくはばたいているのに、体は全く動いていません。
左右対称にはばたけば、左右にはぶれないでしょうが、上下動はぶれが起こるんじゃないか。
でも、ほとんど動いてないなぁ。
1112_32ageha2
トリミングしてみました。いい顔してるなぁ。
1112_32ageha3
行く!と宣言して飛び去りました。
迫力があるんですよね、アゲハって。

カンナ

1112_31canna 2016.11.12
これもずいぶん頑張る花で。鮮やかな花です。

↓季節の花300
http://www.hana300.com/kanna03.html
ここに、檀特の写真がありまして。
新宿御苑で2015.11.21撮影とか
品川区荏原の星薬科大学薬用植物園で2016. 1.13撮影の写真があります。
そうなのか、寒くなっても咲く花なんですね。

ツマグロヒョウモン

1112_29tumaguro 2016.11.12
無事、家に帰着。ツマグロヒョウモンのメスが出迎えてくれました。
出発時に交尾していたあの時のメスかどうかはわかりませんが、なんだかうれしい。
チョウではツマグロヒョウモンが寒くなっても活動を続ける。
南方系のチョウだと思うのですが、タフなチョウです。

バラ

1112_28bara 2016.11.12
もうご近所まで帰って来ました。
花の左後ろには実もなっています。ここのお家は結実するまで見てくださるのが嬉しい。
線路際園芸もいろいろな趣向があって楽しいものです。
我が家の場合は保育園児を意識している、というのがあります。低い位置で花を見られる、自由に摘んでもらいたい、落ち葉も遊び道具になる、などですね。

コギクにて

1112_27kogiku1 2016.11.12
線路際で群れ咲くコギク。
1112_27kogiku2
いろいろあります。
我が家に勝手にやってきて素敵な花を見せてくれているたコギクの本家は多分この辺でしょう。
1112_27kogiku3
キンケハラナガツチバチだと思います。
めっきり数が減りました。「残照」という気分だな。
1112_27kogiku4
ナミハナアブのオスかな。
ハエ目の昆虫はかなり寒くなるまで活動します。
昆虫の種類によって耐寒温度がずいぶん違うようですね。

1112_26kiri1 2016.11.12
桐の木です。
見上げればあれはつぼみではないか。
花が咲くのは4月過ぎと記憶しますが。
もう今からつぼみなのか。
1112_26kiri2
やっぱりそうですよね。つぼみです。
この花、好きです。大柄で、上品な紫色。
1112_26kiri3
落ちていた葉ですが、敢えて靴と一緒に撮影。スケール替わりに。
大きな葉です。
ここで「桐一葉落ちて天下の秋を知る」というのを思い出して、こんなでかい葉がガサっと落ちたらだれでも気付きそうなもんだ、などと思いましたが。
後で調べてみたら、間違いでした。
「桐一葉」の方は、アオギリ(青桐、梧桐)だそうです。

一葉落ちて天下の秋を知る
【読み】     いちようおちててんかのあきをしる
【意味】     一葉落ちて天下の秋を知るとは、わずかな前兆を見て、後に起きることを予知することのたとえ。
【一葉落ちて天下の秋を知るの解説】
【注釈】     落葉の早い青桐の葉が一枚落ちるのを見て秋の訪れを察するように、わずかな前兆を見て、その後に起こるであろう大事をいち早く察知することをいう。
また、わずかな前兆から衰亡を予知するたとえとしても使う。
『淮南子・説山訓』に「一葉の落つるを見て、歳の将に暮れんとするを知る」とあるのに基づく。
「一葉秋を知る」「一葉落ちて天下の秋」とも。
【出典】     『淮南子』説山訓
【注意】     -
【類義】     桐一葉落ちて天下の秋を知る/桐一葉/霜を履みて堅氷至る/瓶中の氷を見て天下の寒きを知る

↓桐と青桐の花の写真が見られます。全然違います。
http://www.hana300.com/kiri00.html
http://www.hana300.com/aogiri.html

ムラサキカタバミ

1112_25murasakikatabami1 2016.11.12
カタバミの園芸品種を前回ご紹介しましたが、これは線路際に自生するムラサキカタバミ。
線路際まで来たということは、帰り道に入って、後は線路沿いにまっすぐ歩けば帰宅できる。
今回の散歩の終盤にかかりました。
写真に収めた範囲以外にもいっぱい咲いていました。
1112_25murasakikatabami2
美しい。
でも結実しないそうです。知りませんでした。
wikiから引用します。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%82%B5%E3%82%AD%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%90%E3%83%9F

 ムラサキカタバミ(紫片喰、紫酢漿草、学名 Oxalis debilis Kunth subsp. corymbosa (DC.) O.Bolos et Vigo, 1990)は、カタバミ科カタバミ属の植物。
南アメリカ原産であるが、江戸時代末期に観賞用として導入されて以降、日本に広く帰化している。
・・・
 背丈は約30cm、地下に鱗茎があり、地上には葉と花柄だけを伸ばす。葉は三出複葉、小葉はハート形、裏面の基部に黄色い腺点がある。地下の鱗茎の下部から太いやや透明がかった牽引根を出す。この牽引根と鱗茎の間に木子(微細な小球根)をびっしりと付け非常に旺盛な繁殖をする。牽引根が夏場に縮み、木子を広げていく。日本では夏場になるとサビ病が多発してその後夏場は休眠する場合が多い。
 花は主に春~初夏に咲き、葉の間から伸び出した花柄は葉を越えて伸び、先端に数輪を散形花序につける。花は青みのある濃い桃色で花筒部奥は白く抜け、花の中心部に向けて緑色の筋が入る。植物体の栄養状態や環境に起因して花色が異なる場合もあるが、同じ環境で育ててみると殆どが同じ花色になってしまう。日本では本種は種子を付けない。繁殖は牽引根と鱗茎の間に無数に生じる木子で行われる。

↓日本植物生理学会のサイトです。
https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=3070
ムラサキカタバミの繁殖

ソヨゴ

1112_24soyogo 2016.11.12
「体を組み立てていく」ための散歩の続き。
歩き始めは妙に力んで、筋肉が張りましたが、次第に力が抜けていきました。
とはいえ、まだ歩幅の小さなトボトボ歩き。そのうちスタスタ歩きができるようになるでしょう。
もう一つは、装具の長さが微妙に違うのですね、前の装具と。
で、つまづきやすくなっていました。意識的に左脚を持ちあげないと、1cmあるかないかのでっぱりにもつまづきます。道路の右側通行は全くできません、右下がり斜面だから。道夫左端をとぼとぼ。

さて、六郷用水沿いに歩いてきて、これは何だ?
ソヨゴですよね。
この時歩いていた向きと反対向きに歩いて、郵便局へ行く途中にソヨゴがあります。
初めて見た時はわからなくて悩んだのですが、ソヨゴであると教えていただいて以来、その場所とソヨゴがセットで頭に納まってしまった。
で、他の場所で出会うとわからなくなる。貧弱な記憶ですね。

そよご【冬青】
モチノキ科の常緑低木。高さ約3メートル。雌雄異株、時に同株。葉は厚く、光沢がある。春、葉腋に白色で筒形4弁の小花を開き、紅色・球形の核果を結ぶ。材は器具に用い、葉を褐色の染料とする。樹皮から鳥黐(とりもち)を採る。フクラシバ。ソヨギ。広辞苑第六版より引用

そうなのか、辞書は引いてみるものですね。
樹皮から鳥黐(とりもち)を採るのか。
そうかモチノキのモチは「黐」なんだ。
なんとまあ、情けない知識でしょう。今頃気づくなんて。
私は黐を使ったことはありません。虫捕りにも使えるとは聞いていましたが、使ったことはない。
頭の中の知識だけではダメなんですね。痛感します。

2016年11月29日 (火)

「案山子庵雑記」は終了しました

 個人でホームページを作成していて重要な問題の一つが、自分の死後にこのHPはどうなるのか、ということではないでしょうか。ブログもまあそうですが。
 私は現在68歳。身体的には現在疾病などは抱えていませんが、何せ年です、「高齢者」です。
人生この後に残った仕事は「ちゃんと死ぬ」ことですね。最大の仕事が残っている。
ネット上のHPなどは消滅してくれた方がよいわけで、どこかの時点で自分でケリをつけなければならないな、と思っておりました。そうしたら、@nifty のほうで、現在のサービスを停止するから、新しいサービスへ移行してくれとのこと。
願ってもないチャンス、即座に、何もせずにHPを消滅させる、と意思決定しました。
長いこと更新していませんしね、未練なんぞは全くない。
{U君は獣医学部で学ぶ好青年になりました。}
記事を書いた時のワード文書は私のパソコンのバックアップ内にあるはずですが、見なおしたこともない。

このブログも、いずれ契約容量に達するでしょう、写真が多いから。その時がきたらプツンと消滅させます。
もし、関心のある記事があるようでしたら、コピーでもしてください。

私は教員時代、異動に際して前任校での人間関係をほとんどすべてプツンと切り捨ててきた男です。
人間好きの人間関係嫌い、を標榜し貫いて生きてきました。
死ぬときもそのように逝きたい。
葬式不要、戒名不要、墓不要、私の墓標はこの地球。私は地球に還ります。私は地球に「遍在」となりたいのです。
{絶対に日本仏教の世話にだけはなりたくない。}

話が膨らみすぎました。
「案山子庵雑記」はそういうわけで、消滅しました。
御報せします。

多分園芸品種のカタバミ

1112_23oxalis1 2016.11.12
カタバミの園芸種はいっぱいあるようで、「オキザリス・なんとかかんとか」というのですよね。
これは葉が三角形であるのが特徴だと思います。
検索してみたら「オキザリス・トライアングラリス」というのが似ていまして、葉が紫色のものが多いのですけど、緑のものもないわけではなさそうですので、オキザリス・トライアングラリスのまた仲間、ということではないでしょうか。
1112_23oxalis2
花のアップ。
花弁がほっそりしていますが、純白のきれいな花でした。
{白い被写体を撮影するのは難しい。うまく写ったら儲けもの、です。}

★「蓚酸(しゅうさん)」という酸があります。
(COOH) です。
中和滴定の標準試薬にも使いますね。
英語名は oxalic acid です。
カタバミの学名は Oxalis corniculata 。
ギリシャ語の「oxys(酸っぱい)」が語源。
酸素が oxygen であるのと同じ語源ですね。
というわけで、カタバミと蓚酸の関連は一目瞭然です。

ムクゲの実

1112_21mukigemi 2016.11.12
これはなんだろう?と私が呟いたら
ムクゲの実よ、と妻。
あ、そうか。
我が家のムクゲでは実を見たことがないな。
やはりこういう綿毛があるんですね。

アセビ

1112_20asebi 2016.11.12
これはアセビですよね。「今」でしたっけ?
年が明けて、2月とかではなかったですか?あのスズランのような花を咲かせるのは。
もう準備中なのか。寒い冬は出来事がゆっくりになるから、今からでちょうどいいのかな。

@ヤツデ

1112_19yatude1 2016.11.12
ヤツデの花が咲いていて、虫たちの酒場ならぬ「蜜場」になっていました。
上の写真は、ハエ、ですね。種はわかりません。
1112_19yatude2
オオハナアブも、「相席かまいませんか?」
1112_19yatude3
ツマグロキンバエですね。
1112_19yatude4
オオハナアブが2匹。
この時期、もうハチの仲間が少なくなってきて、ハエの仲間を見かけることが増えるようです。にぎやかでした。

キゴシハナアブ

1112_18kigosihanaabu 2016.11.12
キゴシハナアブですね。手を擦っています。
滑るのか、花粉でもついたのか、でしょう。
何度見ても複眼の模様が不思議。
どんな世界を見ているのかな。

ツワブキ&キチョウ

1112_16tuwabuki 2016.11.12
水路の向こう側にツワブキ。
これは先日妻が撮影してきてくれたのと同じですが、今日は
1112_17kityou
そばにキチョウがおりまして。
最大にズームアップしてこの位。
日向ぼっこをしていました。

ドングリ

1112_15donguri1 2016.11.12
足元にドングリ。とぼとぼと小さな歩幅で歩いている私としては、こういうのを踏んづけて転んではいけないので、足元に注意深くなります。
1112_15donguri2
コロンとしたドングリです。この実から樹種を判定することは私にはできません。
誰かがどこかで拾ってきたドングリをここで落としたのかな、などと考えていたら
1112_15donguri3
水路の中にいっぱい。
{ちなみに、右が妻の影、左が私の影です。}
1112_15donguri4
あれぇ、と思って見上げたら、多分この木がドングリの親ですね。
結構長いことこの辺りに住んでいるのですが、ここでこんなにドングリがあるとはついぞ知りませんでした。迂闊なことでした。

マユミ

1112_14mayumi 2016.11.12
マユミの実がまだ残っていました。
かなりもう落ちてしまったようです。
今年も見られてよかった。
この秋はなかなか歩き回れなかったからな。

水面の波

1112_13suimen 2016.11.12
妻は、水面に浮いた紅葉を撮ったのだそうです。
それもなかなかですが、水面が、これ一体どうなってるんだ?
よく分からないのですが、すごいですね。

密蔵院:2

1112_11mituzouin1
なんかね、紐がぶら下がっています。
参拝者が、一生懸命曳いたりしていましたが、鳴らないようで。
神社じゃないからなぁ。
1112_11mituzouin2
本尊とつながっているのだそうです。
結縁(けちえん)の紐、というのがありますよね。あれですね。
これまではなかったものですから、今のご住職が工夫なさったようです。
地域に開かれたお寺を目指しておられるようです。

あいまいな記憶ですが
「西遊記」で、孫悟空が糸脈の術を使うというのがあったような。
ひょっとして、大日如来様の脈がとれるかもしれませんよ。

1112_12karin
これはカリン。この実を分けていただいて、蜂蜜に漬けたり、ジャムをつくったり、妻はいろいろやってます。
(現世)御利益だなぁ。ありがたいことです。

密蔵院:1

1112_10mituzouinsidare 2016.11.12
4月には花の天蓋になる枝垂桜。

1120_19mituzouin1 11.20
もう全面的に黄葉。
1120_19mituzouin3
下から見上げましたが、ずいぶん隙間の多い姿になっていました。
1120_19mituzouin4
水路に覆いかぶさる枝垂桜も紅葉。

1126_8sidare1 11.26
ほとんどの葉が落ちて数えるほどしか残っていない。
1126_8sidare2
「最後の一葉」風に撮ってみました。
O. Henry の "The Last Leaf"  は蔦でしたが、枝垂桜でストーリーを思い出してください。

2016年11月28日 (月)

ツマグロヒョウモン交尾

1112_9tumagurohyoumonkoubi 2016.11.12
前の記事で門を出て上を見あげたら輝くカエデでしたが。
さて歩き出そうとしたその瞬間、今度はツマグロヒョウモンの交尾。
たっぷりの日差しの中、命を繋ぐ仕事中。
ズームで遠くからそっと撮影して、出発です。
またまた嬉しい写真が撮れてご機嫌、確かに幸先がいい。

カエデ

1112_8kaede 2016.11.12
青空を背景に輝くカエデ。気分がいいですね。

実は私としては久しぶりの「散歩」に出るところ。
いえ、家の周囲の「お昼の散歩」は天気さえよければずっと続けているのですが。
左脚に装着している装具を新しいものに作り替えたのですね。もうガタが来ていたものですから。出来上がったのが10/27。
前の装具より軽めでいいのですが、なにせ「体の一部」が入れ替わりましたので、なじむのに時間がかかる。
若い時は体も頑丈で、変化を吸収する体力があって、なじむための時間は短かった。
この年になったら、なじむのが大変。そろりそろりと試運転。ほんの小さな変化が、右脚や腰に影響を及ぼす。
こわごわと、室内を歩き、ステッキに頼りながら昼の散歩で虫探し。
で、2週間を過ぎましたので、天気のよい日に1kmくらい歩いてみようか、という気になった。
何というのかな、自分の身体に関する自己イメージの輪郭がくっきりしてきた、という感じ。
体が自分のものになってきた、といってもいい。
「初めてのお散歩」みたいなもので、妻に同伴してもらって出かけたわけです。
門を出た最初のシーンが写真のカエデ。
青空、輝くカエデ、暖かい陽射し。
幸先よさそうですね。

フタモンアシナガバチ・オス

1112_7hutamonasinagabati 2016.11.12
門灯のところに来たフタモンアシナガバチのオスたち。
ほんの短い期間なのです、こいつらが暖かい日向でわっと騒ぎまくるのは。
交尾が済んだオスバチの寿命はごく短い。
寿命を終えるまでのごく短い期間に、日を浴びて飛び回るのです。

アゲハ幼虫

1112_4ageha 2016.11.11
これ終齢になったばかりのアゲハの幼虫の写真。
頭でっかちで(実は胸部ですが)、腹部が「伸びしろ」たっぷり。
ちょっと頼り無い姿です。
これから大きくなるんだもん。

1122_6ageha 11.22
大きくなりましたよ。体が張り切っている。
もうすぐ蛹化ですね。よかったね。
1126_1agehazenyou11.26
前蛹になりました。この後、脱皮して蛹、越冬です。
40年以上アゲハの飼育をやっています、何匹飛び立たせましたかね。

ツワブキ

1111_10tuwabuki 2016.11.11
水路の向こう側の斜面で咲いていたツワブキ。
この花の姿は確かにキク科。
フキの葉を見ていると、キク科であることを忘れますが、この花は見間違うことはない。
フキも食べられますが、ツワブキも食べられます。
{私はダメ。すぐお腹が特急になる}
あく抜きして料理してください。

ナンテン

1111_9nanten 2016.11.11
六郷用水跡の遊歩道で撮った写真。ずいぶんたくさん実っていますね
我が家のナンテンは昨季はたくさん赤く実ったのですが、今季は全然ダメです。
何がどう違うのか、よくわかっていません。

ホソバヒイラギナンテン

1111_7hosobahiiraginanten1 2016.11.11
妻の撮影。
我が家の門の内側に、最初「厄除け」としてヒイラギがあったのですが、ダメにしてしまった。
以来、ヒイラギやらヒイラギナンテンやら、いろいろ育てては楽しんでいるのですが、ホソバヒイラギナンテンも生育中。
1111_7hosobahiiraginanten2
可愛らしい花でしてね。剪定中のところから枝を頂いてきて植えてある。
今年はまだ開花しませんでしたが、こんな風に咲くようになるといいな。そのうち咲くでしょう。
楽しみにしています。

ジンジャーリリー

1111_5gingerlilly 2016.11.11
妻が撮影してきて、確かジンジャーとかいうのよ、と言います。
ジンジャーというとショウガですが、これはショウガの花じゃない。
調べてみたら、ジンジャ―リリーというのだそうです。

http://tree.shiny-garden.com/post-3741/
ジンジャーリリー(ヘディキウム)の育て方

学名…Hedychium
和名…シュクシャ(縮紗)、ハナシュクシャ(花縮紗)
別名…ジンジャー
科名…ショウガ科
属名…シュクシャ属(ヘディキウム属)
原産国…熱帯アジア
花色…白、オレンジ、黄、赤、ピンク、複色
草丈…80㎝~200㎝

・・・ジンジャーリリーは単に「ジンジャー」とも呼ばれます。
ジンジャーというと一般的にショウガの事を指しますが、園芸上はショウガ科ヘディキウム属の事を指します。
薬味でお馴染みの「ショウガ」はショウガ属で、科は同じですが別属の植物です。
同科の植物ということで、葉や茎、根にショウガのような匂いがありますが、こちらは食用ではありません。

ということでした。なるほど、ジンジャーと呼ぶこともあるのですね。
写真はちょっと盛りを過ぎた花ですが、雨に濡れて穏やかで佳い風情です。

アケビ

1111_4akebi1 2016.11.11
妻が撮ってきました。珍しいでしょ、と。
確かに。
以前モンパルで散歩していて、よく分からない花を見てわからないままアップロードし、後でアケビと教えてもらったことがありました。
その時はそれっきりで実を見に行かなかったもんな。
1111_4akebi2
イメージ的に、アケビというと山道のイメージが私にはありまして、都会で見るのは珍しい。
残念ながら私はアケビを食べたことがありません。

ザクロ

1110_16zakuro 2016.11.10
ほぼ熟しきりましたので穫り入れ。

1113_4zakuro 11.13
割ってみました。種子がほぼ普通の大きさなのい実が小さいので、種子の数が少ないかな。
食べました。うむ、普通に甘酸っぱい。でも商品にはなりえない、そういう味でした。

2016年11月25日 (金)

昨日11月24日は寒かった

雪の話はもういいことにして。
気温の話。
20161123_24tmp
これ、11月23日と24日の気温変化のグラフを並べたものです。
23日は朝からだらだらと下がっていきました。でもまあ、8℃以上の一日。
24日に入って、気温が急降下。
午前5時ごろから後はもう一日中3℃以下でした。
正午の気温が1.6℃でした。
これ、寒かったッス。マイッタナ。
明るい間のほとんどが2℃以下だもんな。
晩秋といっていいと思うのですが、今はまだ。なのに突然真冬になっちゃった。
肩が凝ってしまいました。寒いから体を縮めてしまうんですね、どうしても。

20161124160000
16時にアメダスの画像をダウンロードしたものです。
「境目」がありますよね。
Asahi
上空1500m、-3℃以下の寒気の図です。6時ですけど。
見比べてください。
寒気の境と、アメダス観測の境がほぼ一致していますね。
というわけで、私共の頭の上に寒気が乗っていたのでした。サムカッタ。

北極振動とかいうので、ジェット気流が押し下げられて、寒気が日本上空に流入した、というようなストーリーになると思いますが。
そもそもの北極振動自体がどう変化するかがわかってない。
予報士さんはごく簡単に「理由を説明しましょう」とかいうのですけど、連鎖をたどっていくと、やっぱり説明しきれない。状況を詳しく解説することはできますけどね。
気象現象はむずかしいや。

モンシロチョウ幼虫・蛹

1110_14monsiro 2016.11.10
ほんの小さな幼虫が、こんなに大きくなるのですから、不思議。
体重にして1000倍は優に大きくなる。小松菜の葉だけを食べて、ですよ。
自分が必要とするものはすべて小松菜の葉から作りだせる。

1122_5monsirosanagi 11.22
同じ個体かどうかはもうわかりませんが。
これが蛹。
蛹で冬を越すはずです。
気温は低いけれど、ゆっくりゆっくりと体を作りかえていくのですね。
何から何まで、不思議だなぁ。
長く、深く付き合うほどに、不思議さは増します。

ルリマツリ

1110_11rurimaturi 2016.11.10
あれ?この花のつぼみこんな色だったっけ。
うかつなことで。
花の盛りを過ぎたようだ、と思っていたら、なんのなんの、まだ咲くんですっ。
はい、よろしくね。ずっと見ているからね。

ハエ@サザンカ

1110_10hae 2016.11.10
ハエというと糞とか腐敗物と結びついて不潔だと思う方も多いと思いますが。
日常の活動のエネルギーとして花の蜜というのは優れている。
サザンカの花に頭を突っ込んで蜜を舐めています。背中に花粉もついてますね。
蜜は甘くておいしいものですから、ハエもヒト大好き、お互い様なんですね。

ヒャクニチソウ

1110_9hyakunitisou 2016.11.10
私って結構、擬人化が好きですね。
わ~い、という感じに見えませんか。
あるいは、サムネイルのままだと、胸部・複眼・触角というような昆虫の姿に見えるかも。

1122_21hyakunitisou
上のつぼみと同じかどうかはもうよくわかりません。
終わったのかな、と思っていたヒャクニチソウがまた、何輪か咲いています。
ナルホド「百日」のようです。すごいな。

コギク

1110_8kogiku1 2016.11.10
線路柵のところでも咲き始めました。
庭よりここのほうが圧倒的に日当たりがいいと思いますが、なぜ遅れたのかな。
逆に、日当たりがよいのでがっしりと育って、遅れたのか。
1110_8kogiku2
いったん咲きはじめれば、ぐんぐん広がると思います。
ここの一叢はしゃれた紫。
いろんな花があちこちに咲くはずです。

ホソヒラタアブandハエ目の翅の小さな構造・切れ込み・立ち上がり

1110_7hosohirataabu 2016.11.10
金色に輝くホソヒラタアブ。腹部がペッタンコ。で、ヒラタアブなのでしょう。
左の翅の付け根あたりに注目してください。
1110_7hosohirataabu2
トリミングしました。
白い矢印で指しているところ。
翅に切れ込みがあって、その切れ込みの前の方の小さい部分が立っているのです。
平均棍のちょうど真上あたりになるでしょう。

1115_11hae 11.15
ハエの種類はわかりません。たまたま線路柵の柱のてっぺんでくつろいでいて、接近しても逃げなかったのですね。
で、写真中の白い矢印で指した部分を見てください。
やはり、小さなものが立っていますね。
翅に切れ込みがあって、翅の一部が立つのです。
小さなものですし、被写体がいつもおろなしいわけでもなし。
なかなか見るチャンスは少ないのですが、私の見るところ、かなりのハエ目昆虫の翅にこの構造があるように思われます。
分類などに詳しい方は、きっと、体の細部にわたる記述をなさるのだと思うのですが。
この構造に、名前があるのかどうか、この構造の働きについての考察はあるのか。
ぜひ教えてください。かなり前から知りたくてうずうずしているのですが、未だ果たせずにおります。
どうか、よろしくお願いします。

白髭咲き朝顔

1110_3sirohige1 2016.11.10
まだ咲きます。ベランダのプランターです。
私が腰を曲げずに上から撮影。
1110_3sirohige2
きれいな花。
妻がしゃがんで低い位置で撮影。

1115_21sirohige 11.15
おそらくこれが今年のラストの花。
植物を栽培して花を咲かせる、というのではなく、植物の生命力に寄り添い共に生きる、という園芸はいかがでしょうか。
花も人も、お互い仲間同士ですもの。

変化朝顔:2

1116_1asagao 2016.11.16
低温で、植物にとっての時間がゆっくりになっているようです。
2輪目と3輪目が並びました。
1116_1asagao3
1輪目の花殻が中央に残っています。
1116_1asagao2
ふと鉢の表面に意識が向いたら。
芽生えだらけ。
土を転用したりしていますから、この芽生えが何であるのかがわからない。
でも、今、生まれ、育とうとしています。
にぎやかなことです。

変化朝顔:1

1110_1asagao2 2016.11.10
地面に落ちた種子が発芽してしまったので、鉢に植えておいたら、こんな小さな低い状態で咲きました。朝6時過ぎに気づいて妻が撮影。

変化アサガオを栽培していますと、遺伝的に不顕性の変化が顕性の遺伝子と対になると、表現型は「変化なし」になることも多いわけです。でも、変化の遺伝子を持っていますから、これを「親木」として不顕性ホモの子が出ることがあるわけですね。上の写真の花は、花としては強い変化は顕れていません。
1110_1asagao1
葉が蓮の葉状というか、縁がまくれあがるという性質が顕われています。
この株の最初の花がこれですか、つぼみがまだいくつかあります。
1110_18asagao1509
花の下に見えているつぼみが膨らんでいて、色も見えてきて、咲こうとしていますね。

1111_2asagaoasa 11.11
11日の朝。前の日の花はしおれていますが、次のつぼみがもう開きそう。
1111_11asagao2nd1
午後3時過ぎ、見に行ったら咲きかけていました。気温が低いのですが、頑張っている。
1112_2asagao
1輪目と2輪目を並べて撮りました。
なんとまあ、すごいパワーですね。

朝焼け

1110_0asayake 2016.11.10
写真のデータによると朝6:02撮影です。方向はほぼ南西方向。
この日の東京の日の出は6:11でしたから、日の出直前の空ですね。
雲の底面が低い朝日に照らされています。
朝焼けは雨、というような言い伝えがありますが、この日の天気はというと

昼:夜
曇:雨一時曇

気象庁の資料から。

ま、それなりに。ふ~ん、という程度でどうぞ。

2016年11月24日 (木)

11月としては初の積雪

★統計史上初、ですって。トホ。

都心で積雪、11月では初観測 転倒など13人けが
2016年11月24日12時51分
 ・・・
 都心の東京都千代田区で初雪を観測したのは、午前6時15分ごろ。平年より40日早く、昨冬より49日早い。午前11時には、1875(明治8)年の統計開始以来、11月としては初の積雪を観測。気温も上がらず、午前9時すぎに最低気温0・9度を記録した。
 ・・・

私の家のあたりではやはり積雪はなかったのですが、都心では積もったそうです。積もったといっても「積雪深」は0cmなのですけど、観測点のあたりが白くなったようです。

で、寒い。私はへそ曲がりなものですから、電気に頼らない暖房が欲しい、ということで灯油ストーブを使っていますので、東電に大きな負担はかけていませんけど、みんながエアコンで暖房したので、かなりきつくなっているそうですね。節電を呼び掛けています。停電まではしない、という話ですけど。

3時過ぎにはここでは雨も雪もあがり、空が明るくなってきました。
明日の朝は冷え込みそう。皆さま、暖かくしておやすみください。体調を崩されませんように。

東京の初雪

さしたる雪ではありませんが、TVなんかは大騒ぎですね。
東京地方のわずかの雪を全国版で騒ぐのは、なんだかみっともないな。

都心で54年ぶり11月初雪 関東甲信、大雪の恐れ(東京新聞 2016年11月24日 08時37分)
 関東甲信地方は24日、上空に真冬並みの寒気が入った影響で気温が大きく低下し、山間部を中心に広く雪が降り、東京の都心部でも初雪が観測された。都心で11月に初雪が降るのは54年ぶり。気象庁は都心でも積雪する可能性があるとして、交通障害や電線などへの着雪に注意を呼び掛けた。
 気象庁によると、都心では午前6時15分に初雪を観測。平年より40日早く、昨年より49日早かった。水戸、宇都宮、前橋、埼玉県熊谷、横浜、甲府の各市も初雪が降った。
 伊豆諸島付近の前線を伴った低気圧が東進。関東甲信地方の上空約1500メートル付近に氷点下3度以下の寒気が南下している。
(共同)

調べてみたら、1962年の11月22日に降ったようです。
↓ここで
http://www.jma-net.go.jp/tokyo/sub_index/kiroku/kiroku/data/53.htm
東京の初雪、終雪

14歳か。バス通学の中学生だったのですが、記憶は定かではありません。
別の時の大雪の時だったと思いますが、朝起きて大雪で、ラジオから吉永小百合さんの「寒い朝」が流れていたというスナップショットの記憶があります。「寒い朝」は1962年4月の発売だったそうです。吉永さんのデビューシングル。
別の雪で、通学の路線バスが、上りの坂道でスリップして大変だった、という記憶もあるな。
古い記憶だ。

★今が大事。
朝は雨でした。そのうちみぞれになって、雪になった。
1124_1yuki1 2016.11.24
線路向こうをズームアップして撮影。
白いものの流れが長い、速い速度で落ちているということです。
1124_1yuki2
視界をよぎった鳥。何の気なしにシャッターボタンを押したら、写っていました。
黒いぽつぽつが雪ですね
1124_1yuki3
雪の中を行く東急多摩川線。
今朝未明、ふと眠りが浅くなった時、電車の音を聞きました。午前3時ごろでしたね。
雪を警戒して、線路やポイント、架線などの維持のために走らせたのでしょう。
その後はまた眠ってしまったので、わかりません。
1124_1yuki4
みぞれというか、氷雨というか、雪というかに、「煙る」カエデ。
カエデもきっとびっくりしてますね。紅葉のうちに雪を浴びるとは。
1124_1yuki5
改めて空を撮ってみましたが、いい写真にはならなかった。
「上 見れば虫コ 中 見れば綿コ 下 見れば雪コ♪」
上と、中は歌の通りですが、当地では雪は積もりそうにはありません。

積雪が観測されれば、記録が残る61年以降で初めてになる

のだそうですが、多分無理。
ただ、当地は多摩川下流部で、まだ暖かい海の影響を受けているとも思えますので、気象庁の観測点でどうなるかは、今のところワカリマセン。
{渋谷のNHK敷地内のドーモ君の頭が白くなった、と朝に言ってましたが、それが積雪になるかどうか。ドーモわかりませんね。}

いい夫婦の日:片想い

NHKのニュースから部分引用

・・・
 明治安田生命は「いい夫婦の日」にちなんで夫婦をテーマにしたアンケート調査を毎年行っています。
・・・
 今回、ちょっと気になるデータもありました。夫婦関係が「円満である」または「まあ円満である」と答えた人は76・3%。およそ8割です。ところが「生まれ変わっても同じ相手と結婚したいか」について尋ねると、「必ず結婚する」または「たぶん結婚する」と答えた人は44・4%にとどまっていました。この数字、男女差もあります。男性は52.2%が「必ず結婚する」または「たぶん結婚する」と答えた一方、女性は36・7%。相手を「運命の人」と思っている割合は男性に比べて女性が低い結果となっていたんです。
・・・

おじいちゃんはおばあちゃんに「片想い」をしているのですね。
↓古い思い出の曲をご紹介します。
https://www.youtube.com/watch?v=8_Ewfe4vugg
ヘレン・シャピロの「悲しき片想い "You Don't Know"」(1961年)

1961年といいますと、わたくし13歳、中学1年ですね。
団塊のガキが思春期に入り始めたころ。
ラジオで「電話リクエスト」というのが始まったのが確か中1。
スポンサーが「アンネ」だったりして、中1男子はドキドキしていた。
深夜放送というのが成人向けから若者向けに変わったのもこの頃。
恋という概念に恋するような年代ですから、この歌、好きだったな。
縋り付くような高い声ひっくり返ったような声ではなく、低く太い声がかえって「甘く」聞こえた。
わぁ、なつかしい。
じいちゃんはばあちゃんに「悲しき片想い」なんだなぁ。

この当時「悲しき」というのが流行ってましてね。
 デル・シャノンの「悲しき町角」。
 パット・ブーンの「悲しきカンガルー」。
 ニール・セダカの「悲しき慕情」。
 ケーシー・リンデンの「悲しき16歳」。
 ヘレン・シャピロの「悲しき片思い」。
 ジョニー・ディアフィールドの「悲しき少年兵」。
 ジョニー・プレストンの「悲しきインディアン」 。
 ザ・カスケーズの「悲しき雨音」

あは、悲しかったなぁ。

★爺さんギャグを思いつきました。
前の記事の広告、肩を思いやるというやつ。ひょっとして
いい夫婦って互いに相手の「肩思い」の夫婦のことかな。

いい夫婦の日

私の脳裏をよぎって行ったことを、脈絡なく並べます。

Kracie1122
この一連の広告、ひたすら高齢者の「腰と肩」を「せめて」くるのですが。
「肩を思いやる」ねぇ。
肩も腰も思いやらなくっちゃね。

★こんな投書もありました。

(声)交代で車椅子乗る、いい夫婦(朝日新聞デジタル 2016年11月22日05時00分)
 10月末のすがすがしい秋空の午後、道を歩いていると、向こうから車椅子を押すおじいさんが近づいてきました。私の前で急に止まると、車椅子からおばあさんが降りて、今度は押していたおじいさんが車椅子に乗り、おばあさんが押し始めました。
 まるで小学生が乗りあいっこをしているようなほほ笑ましい光景でした。・・・
 80代ぐらいのお二人は小柄で、機敏とまでは言えませんでしたが、散歩とトレーニングをかね、夫婦善哉(めおとぜんざい)ならぬ夫婦車押しをしていたのでしょう。
 やがては私も車椅子のお世話になるかもしれませんが、こんな仲のいい夫婦になれるよう、11月22日の「いい夫婦の日」に合わせて願うばかりです。

いい夫婦ですね。ジンとするな。私にとっても遠くないことかもしれない。

★朝日歌壇から

高野公彦選(2016/9/19)
手と足に互ひに触れて無事を知る老いし二人の目覚めの慣らひ:(川崎市)吉田恵一

体を触れる、相手の体温を知る、いちばん素朴で親密な関係でしょうか。

永田和宏選(2016/11/7)
言うほどの仲良し夫婦じゃなかったが逝かれて一年何このさみしさは:(田辺市)池添希伊子
 評:多くの夫婦が同じような感想を持つのではないだろうか。

永田さんご自身のことを思い、心に沁みます。

永田和宏選(2016/10/31)
家具みたいな人なんですよと唐突に妻がわたしの紹介をする:(東京都)野上卓

「空気みたいな存在」というのはよくある表現ですが、「家具みたいな人」というのは素敵だ。
きっとずっしり重みもあるんだろうな。

★背中がかゆい
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/248986.html

「永六輔さん "生命"のメッセージ」(時論公論)(NHK 2016年07月13日)
(前略)
【ラジオと「想像力」】
 生きる喜びや平和の尊さを、難しくない言葉でより多くの人に伝えることができるメディアとして、永さんはラジオを大切にしていました。
 それは、「想像力」によって、より大きな力を持つメディアだからです。
 どういうことなのか。
 永さん自身が、こんなエピソードでラジオと想像力について、わかりやすく解説したことがあります。
 車の中で、NHKのラジオを聞いていたときの話です。
 アナウンサーが、ある町で、おばあちゃんに、亡くなったご主人についてインタビューをしていたそうです。
 アナウンサーが、「おじいちゃんが亡くなったのを実感するのはどういうときですか?」と、おばあちゃんに聞きました。すると、そのおばあちゃんがしばらく黙っていましたが、そのあと、「背中がかゆいとき」と言いました。
 永さんは、このとき、車の中でウワッと泣いたそうです。
 耳で聴くだけなのに、映像が無いことによって、逆に聴く人の想像力が増します。
 想像することによって、おじいちゃんの生前の優しさや、この夫婦が背負ってきた人生の厚みまで、リスナーに立体的に伝わるというわけです。
(後略)

「背中をかく」というのは、文字通り、襟から手を入れて背中を指でかく、ということだとは思います。
でもね、それは互いに相手の体温を知ることであり、指先で触れることと触れられることを通じての心の会話ですよね。
もう一歩踏み込みましょうか。夫婦です。若かった時は背中を掻き合うということはもっと生々しかったはず。
そこまで含めて、永六輔さんの心が揺さぶられたんじゃないのか、と思うのです。

★斎藤隆介「寒い母」
有名ですよね。童話といっていいのかどうか。
女手一つで息子たちを育てた寡婦。川向うに恋人ができて、川を渡って会いに行く。そして「背中をかいてもらう」のです。
息子たちは、その母を支える。そして星になる。

ここでの「背中をかく」というのは明らかに大人の男女の行為です。
これが嫌らしくない、というのが齋藤さんの筆の力なんだろうな。


赤坂真理さんのエッセーから

(作家の口福)剃るか、掻くか!かき氷 赤坂真理(朝日新聞デジタル 2016年10月22日03時30分)
 (前略)
 かき氷を英語でなんというか知って、カルチャーショックを受けたことがある。クラッシュト・アイス? いや、「shaved ice」と言うのである。剃る(シェーブ)! あれは剃(そ)るという行為なのか! しかし「剃る」であれば、今のかき氷より薄い氷が出てくるであろう、と、聞いた当時は思っていた。
 冬の初めの日、実家の町を歩いていたら、理髪店が顔そりののぼりを立てていた。それは私が、嫁に行く前日に行った店だった。私が嫁に行ったのも冬の初めで、前日に、うなじを剃ってもらった。長いT字の剃刀(かみそり)を、人を剃るという、自分の肌に対するより慎重で優しい他人のタッチを、思い出した。
 不意にかき氷のことが分かった気がした。かき氷の「かき」とは「掻き」ではなかったかと。そして、人を掻くのが、けっこう好きだったことを。
 親密な間柄で、背中を掻いてほしいと頼まれることがある。掻いてほしいと頼むこともある。人を掻くとき、最初はそーっとやる。もっとと言われて、いいの?と思いながら少しずつ、力を加えていく。やがて相手が、呆(ほう)けたような顔をして満足する。私の爪や肌に、大事な人のかけらが、ほんの少し、削れて移っている。
 あの微細な感覚が「掻き」とることであるなら、かき氷はもとから「shaved ice」より繊細なのにちがいない。

「掻く」ことの微細な感覚。それが男女の間であるならなお一層のこと。老夫婦の積み重ねでもあるでしょう。

★「いい夫婦」
夫婦善哉。夫婦佳哉。

★オマケ
1122=わんわん・にゃあにゃ

11月22日は何の日だったでしょう?

個人的な記念日です。
昭和33年11月22日
この日、日本で初めて(だったと思いますが)のゴッホ展を見に行きました。
当時、私は10歳、兄が15歳。母が二人を連れて国立博物館へ。
「ひまわり」とか「糸杉」とか、衝撃的だったと記憶します。(老人の記憶なんて、まずほとんどは変形してしまったものであるとご承知ください。)
33・11・22で忘れないね」と言い合ったことは、おそらく間違いないと思います。
1958年ですね西暦だと。半世紀以上前の記憶か。フルイ。

今回、一応確認してみました。
東京国立博物館↓
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1470#1950
1958 ファン・ゴッホ展 (10月15日(水)~11月28日(金))

よかった、ちゃんと上野でやってたんだ。
実は本当のところ、記憶は混乱しているのです。
兄、母と、白木屋へ昆虫展を見に行ったという記憶もありまして。興奮のあまり、ハンカチを食いちぎった、と母にからかわれた記憶もある。で、上野か、日本橋か、と考え始めると、混乱が始まる。
記憶なんて本当にいいかげんなものです。思い出すたびに「物語化」していくようですね。
老人の記憶は真正面から受け止めない方がいいですよ。

検索していたら、
「昭和33年に日本で初めての「ゴッホ展」が東京&京都で開催されました。」
という記述もあったし、

東京国立博物館:10月15日~11月25日
京都市美術館:12月3日~12月27日

こういう記載もあって、東京での展示期間の終わり近くだったんだな、と、今回初めて知りました。

ま、そういう日でした。

ツマグロヒョウモン

1109_15tumagurohyoumon 2016.11.9
ヒメツルソバやカタバミの生えているところを「歩く」ツマグロヒョウモンのメス。
もうちょっと先の方にスミレがありますが、私が見ていた間には気づかなかったようでした。
でもおそらく気づいたでしょう。産卵できる植物を探索していたはずですから。
秋は深まっていきますが、ツマグロヒョウモンの季節はまだ終わりません。

デュランタ

1109_13duranta 2016.11.9
スカッとした秋晴れの少ない秋だ、と感じていますが、こういう日もあります。
電線がなければ最高なんだけどな。
デュランタが輝いていました。
いっぱい虫が来ました。よほど蜜がおいしかったのでしょう。
ありがとうね、お疲れさまでした。

キゴシハナアブ

1109_11kigosihanaabu1 2016.11.9
大型でハチのように見えますが、ハナアブの仲間です、刺したりはできません。
このアブの大きな特徴は複眼。
1109_11kigosihanaabu2
こんな模様があるのです。
オオハナアブにも縞状の模様がありますが、このキゴシハナアブのは、点点です。
この濃い色の点一つが個眼一つです。
どういう視覚世界なのか、想像を絶しますね。

↓ここに、すごい接写があります。
http://www.hegurinosato.sakura.ne.jp/2bangura/vi_abu_hae/kigoshihanaabu.htm

アオクサカメムシ

1109_10aokusakamemusi 2016.11.9
アルミ製の門扉にいた幼虫。
そばにいろいろ花がありますから、ここで見かけてもおかしくはないけれど、ちょっと珍しい場所で見たかな、という気分。

1115_20aokusakamemusi 11.15
門のところに緑色のカメムシがいた、と妻が撮影してきたもの。
時間をかけている暇はなかったそうで、ちょっとぶれてますが仕方ない。
さて、私が見かけたのとほぼ同じ場所ですネ。
同一個体の可能性もあります。
この近くで最終脱皮をして成虫になったのかな、という気がします。
断言はできません、そういう可能性もそれなりにありそうだ、ということですが。
終齢と思われる幼虫をいっぱい見かけましたが、成虫はなかなか見られない。
生存率が低いのでしょうか。虫の世界は厳しいものです。

コギク

1109_8kogiku1 2016.11.9
縞模様が見えますね。これはなにかというと、周囲に柵のように並んだ赤い舌状花の隙間から日がさしこんで、中の黄色い管状花に縞模様ができたのです。
1109_8kogiku2
そういうアングルでなければ、こうなります。
一枚目の縞模様、かなり絶妙のタイミングだったことがお分かりいただけるかと思います。
ラッキー!

ブルーベリー

1109_7blueberry1 2016.11.9
一斉に赤くなるのではないようです。
1109_7blueberry2
一枚の葉の部分的紅葉というのもありました。
かなり濃い赤です。葉も厚いので、強烈な印象を受けます。

マンリョウ

1109_6manryou 2016.11.9
花のときのメシベの名残がある緑の実が色づき始めました。

1117_16manryou 11.17
赤い色が濃くなってきました。
真っ赤になると鳥が狙います。
いいですけどね、鳥は種蒔き屋さんだから。
ついでに虫を食べようなんて思わないでほしいだけです。

サザンカ

1108_4sazanka 2016.11.8
サザンカがポツンポツンと咲きます。
庭の中から撮ってきた、と妻。
ここへ踏み込むのは私にはできない。
いろいろ跨いでいかなきゃならないから。

1109_12sazanka 11.9
同じ花を外から撮影、私。
1日おいてますので、広がってしまいました。
ここには写っていませんが、アリなどがよく来ています。

ツマグロヒョウモン幼虫

1108_3tumagurohyoumon 2016.11.8
毎朝、餌のスミレの葉を新しいものに替えてやる妻。
号令をかけて、整列させました。
「一列横隊、背の順」というやつですかね。
笑ってしまいました。これ食卓の上ですよ。
苦手な人には信じられない光景だろうな。
私共にはかわいくて仕方ない、という眺めですが。

ヤマボウシ

1107_1yamabousi1 2016.11.7
買い物の帰りに面白い実を見た、といって妻が撮影してきたもの。
赤くて結構大きな実。
落ちていたものを拾ってきてくれました。
1107_1yamabousi2
これです。
花の集合からできたもののようでもありますね。

「赤い実」で調べていったらありました!
ヤマボウシの実でした!
二階にいて検索していて見つけ、嬉しくなって大声で「ヤマボウシ!!!」と叫んだら、なによ、と下から妻が上がってきましたので
ほら、あれ、ヤマボウシだよ。わぁ、そうなんだぁ。
二人とも、ヤマボウシの花が咲く場所を何カ所か知ってはいたのです。
でも、花と実が結びついていなくて、今回、やっと知識が結合したのでした。
「今まで知らなかった新しいことを知ることは楽しい」
遊びと好奇心の老夫婦です。

http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/cornaceae/yamabousi/yamabousi.htm

初夏に特徴のある花を咲かせて目立つ。4枚の花弁のように見えるのは総苞であり、その中心に多数の花がつく。花弁は4枚、雄しべは4本である。和名は山法師であり、白い総苞が白いずきんをかぶった山法師を連想することから付けられた。秋には赤いイチゴを連想させるような果実ができ、甘くて食べられる。

 ヤマボウシの果実は独特の形をしている。花が終わると、しばらくは上向きになっていた果実も、秋には赤く、イチゴを連想させるような果実がでる。萼筒が癒合してこのような形になるのだそうで、サッカーボールのような亀甲模様の中心にあるのは雌しべの柱頭が残っているのであろう。同じヤマボウシ属でも、ハナミズキの果実はそれぞれが分かれ、普通の果実であるが、同じ属とは思えないほどの果実の独特さである。このようないくつかの果実が合着して1つの果実を形成しているものを集合果という。この果実は、スカスカしているが、甘くて食べられる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%9C%E3%82%A6%E3%82%B7

 花は6~7月に開き、淡黄色で小さく、多数が球状に集合し、その外側に大形白色の総包片が4枚あり、花弁のように見える。
 果実は集合果で9月頃に赤く熟し、直径1~3センチで球形、食用になる。種子は約3ミリで、大きい果実には3~4個、小さい果実では1個入っている。果肉はやわらかく黄色からオレンジ色でありマンゴーのような甘さがある。果皮も熟したものはとても甘く、シャリシャリして砂糖粒のような食感がある。果実酒にも適する。

http://www.biol.tsukuba.ac.jp/~algae/BotanyWEB/fruit2.html

多花果のいろいろ
複数の花に由来する果実は多花果 (複合果 collective fruit) とよばれる。多花果には以下のようなタイプがある。
・・・
核果型多花果 (multiple fruit of drupelets)
    集合した花がそれぞれ小核果になり、癒合したもの。ヤマボウシ (ミズキ科) に見られる。

結構ややこしいのですね。

★妻が撮ってきた翌日、ばらしてみました。
1108_2yamabousi1 11.8
すでにつぶれた状態の実をほぐしてみたら種子らしきものが1個。
1108_2yamabousi2
褐色の実をばらしてみた、種子1個かな?
1108_2yamabousi3
いえ、3個出てきました。
1108_2yamabousi4
果肉が詰まっている、というのではなく、スポンジ状とでもいいましょうか。
1108_2yamabousi5
果実の表面を見ると小さな花がたくさん集まっていたのがわかります。
1108_2yamabousi6
飛び出しているのはメシベの名残でしょう。

ですから、たくさんの花が集合して咲き、結実に際しては中で癒合して一つの「実」になり、その中で何個かの種子を作る、ということのように思えます。
こういうのは初めてだな。面白いものです。

種子がありますので、当然のことながら、播いてみることになりますね。
大きな木に育てるのはとても無理ですから、芽生えをみて感動するくらいが関の山だろうとは思いますけど。
種を見たら播きたくなる夫婦ですからね、私共は。

2016年11月22日 (火)

「平成28年11月22日05時59分頃の福島県沖の地震」について

今朝は緊張しました。
5時半ごろに起床して、階下へ降り、テレビをつけて、いつもの朝のルーティンをやっていたら、緊急地震速報が流れてきた。

緊急地震速報の発表状況
 この地震に対し、地震検知から16.5秒後の06時00分14.5秒に緊急地震速報(警報)を発表しました。

気象庁の報道発表資料から。
お湯を沸かしていたガスは消し、身の周りを見まわして身構えていたら、横揺れがゆさゆさときて、揺れが強くなるのかどうか、しばらく固まっていました。
その後はテレビで、津波警報などの情報が、どんどん入り始め、緊張しながら一応日常の行動に戻りました。

気象庁の報道発表資料のpdfです↓
http://www.jma.go.jp/jma/press/1611/22a/kaisetsu201611220800.pdf
報道発表資料
平成28年11月22日08時00分
気象庁
「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」について(第78報)
-平成28年11月22日05時59分頃の福島県沖の地震-

巨大地震の余震は今なお続いているのですね。緊張感を維持しながら生活しなければいけないのですね。
で、今日のブログは、この記事以外のものをやめます。
原稿はすでにあるのですが、気分が乗りませんので。

追記:知っているようで意外と知らない用語。
地震報道で「P波」「S波」というのがありますが。
Pはrimary、Sはecondary です。
最初にくる縦揺れ(縦波)がP波、その後にくる横揺れ(横波)がS波です。
P波が約7km/s、S波は約4km/s という速さで伝わりますので、その時間差を利用して、緊急地震速報を出しているのです。
↓参考
http://www.data.jma.go.jp/svd/eew/data/nc/shikumi/shikumi.html
緊急地震速報のしくみ

↓JRには同じ原理を使ったユレダスというシステムもあります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%AC%E3%83%80%E3%82%B9
ユレダス(UrEDAS)とは、国鉄鉄道技術研究所(後の財団法人鉄道総合技術研究所)が開発した地震警報システムである。名称は、早期地震検知警報システム(地震動早期検知警報システム、Urgent Earthquake Detection and Alarm System)の頭文字をとったもの。地震の際に即座に警報を発して被害を最小限に抑えるための安全管理システムである。運用対象には東海道新幹線を初めとする日本の新幹線があった。

2016年11月21日 (月)

スイフヨウ

1107_2suihuyou 2016.11.7
これは妻が買い物帰りに撮影してきたものです。
咲き始めからうっすらピンクの花のようだ、といって喜んでいました。
いいものを見た、と。
いろいろあるんですね。

先日お目にかけた我が家のスイフヨウは、剪定していたところの枝を頂いてきたものです。
来年は今年よりも勢いを増すのではないか、と期待しています。

アブ

1106_18hosohirataabu1 2016.11.6
キベリヒラタアブかな?
ナミホシヒラタアブのような気もするし。
もうちょっとアングルを変えて撮りたかったのですが。
気づかれまして
1106_18hosohirataabu2
まるでヨコバイみたいに、くるっと裏側へ回られてしまった。
で、さようなら。
一瞬の出会いでした。

カエデ

1106_17kaede 2016.11.6
紅葉が進んでいきます。

1109_2kaede 11.9
朝、ベランダから。
1109_14kaede1
昼、木の前に立って。上からの方が色が鮮やかに見えるようです。
1109_14kaede3 クモ
あちこち覗いていたら、クモがいました。
現場では、葉全体をくぼみとして巣を作ったネコハグモかなと思って撮影したのですが。
PC上で見ると、小さいながら円網を張っていますね。
クモの腹側が見えています。少し右の方にこのクモの影が映っています。
クモの種類はワカリマセン。
翌日にはもう姿を消していました。
君の背面を見たかったよ。

ツマグロヒョウモン

1106_16tumagurohyoumon1 2016.11.6
キバナコスモスに来たツマグロヒョウモン。
あちらこちらの花を訪れていました。
1106_16tumagurohyoumon2
たまたま高い位置の花にとまったところです。
もうちょっと空の青さが濃ければ色のコントラストがよかったのでしょうが。
陽射しを感じてください。

アオクサカメムシ

1106_15aokusakamemusi1 2016.11.6
なんだかずぼらな格好をしているような気がします。
後脚を組んでいて、体を支えてない。引っかかっているような姿勢に見えますが、まあ、前の方の脚でつかまっているのでしょう。
1106_15aokusakamemusi2
オシロイバナの苞の中に体ごと突っ込んでたのですね。

ブチヒゲカメムシ

1106_14butihigekamemusi1 2016.11.6
遠くから、一瞬、キバナコスモスの花にシジミチョウかな、と思いました。
かなり「白い」印象でしたし。
近寄ってみたら、カメムシの腹が見えていたのでした。
触角の特徴から、おそらくブチヒゲカメムシだろうとは思いましたが。
1106_14butihigekamemusi2
歩き去るところを撮って、またひどい画像を得ました。
体中が花粉だらけになっています。
カメムシが花粉媒介者になるとはね、そういうこともあるんだな。

ダンダラテントウ

1106_12dandaratentou 2016.11.6
ひどい写真をお目にかけます。シャッターが開いている間に風かなんかで動いたんですね、多分。
でもなんとなく、テントウムシの頭部付近だけ流れが少ない、どういう風に動いたのか、なんとなく妙な気分です。
テントウムシの後ろに、なにかゴミがパラパラ散らばっていますが、これはおそらくアブラムシの残骸でしょう。
確実じゃないけど。そんな気がしました。

ワカバグモ

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/post-76ff.html
2016年11月 4日 (金)「ワカバグモ」
↑この記事の終わりで、10.23の写真を載せて
「この日までいました。その後は見かけていません。どこかへ移動したのでしょう。」
と書きました。そうしたら
1106_11wakabagumo1 2016.11.6
お!あれはワカバグモではないか!
脚だけ見えたんです。近づいたらやっぱりそうだった。
1106_11wakabagumo2
見つかったか、と移動。ピンボケですが全身像が撮れました。

1109_11wakabagumo 11.9
この日にも見つけました。
そうして今度こそ、これが私が見かけた最後になるのだろう、と思います。
どこかに越冬のために潜り込んだことと思います。

落ち葉の山なんかをうっかり片づけちゃだめですよ。
多くの昆虫やクモなどが越冬のために潜んでいるはずなんですから。
よろしくお願いします。
オオムラサキの幼虫だって幼虫のまま落ち葉の下で越冬するんです。
エノキの下の枯葉・落ち葉を片づけないでください。

オオハナアブ

1106_9oohanaabu 2016.11.6
オオハナアブの体格と、ランタナの花がちょうどマッチしますね。
黒田節みたいだ。
蜜は呑め呑め 呑むならば~♪
と。
{注!現在だと、この歌はアルハラになるかもしれません。}

ヤブランの実

1106_8yaburan 2016.11.6
ヤブランの実がいくつか黒く熟してきました。

1117_15yaburan 11.17
10日ほどしたら、こうなりました。
既に落ちた実もいっぱいのようで、順に黒く熟しては落ちていく段階のようです。
そう遠くないうちに全部落ちるのでしょう。

ノシランというのがありますね、ヤブランと葉は似ていますが、花はずいぶん違う。
妻としてはノシランもいいなぁ、と買い物・散歩のときに目を光らせているようで、そのうち熟した実を拾ってくるのではないか、と思っています。

2016年11月18日 (金)

ニュース原稿

NHK(11月14日 20時28分)
清涼飲料水から保存料 回収へ
 千葉県船橋市の食品メーカーが製造した清涼飲料水から、基準値のおよそ2倍の保存料が検出され、メーカーが7万本余りの商品の自主回収を決めました。
 自主回収されるのは、船橋市にある食品メーカー、「タンポポ産業」が製造した清涼飲料水、「真潤プラセンタSドリンク」です。
 船橋市によりますと、今月7日に保健所が行った調査で、この商品から、保存料の「安息香酸」が国の基準値のおよそ2倍にあたる1キロあたり1点1グラム検出されたということです。
 この値について市の保健所は、「直ちに健康への影響が出るとは考えにくい」としています。
調査に対してメーカーの担当者は、「原材料の一部に安息香酸が含まれていることを知らずに、保存料を足してしまった」などと話したということです。
 ・・・

あの~~~~。
「1.1g」ではなく、「1点1グラム」と書かないとアナウンサーが誤読する可能性があるのですか?
「1.1g」を「イチ  ピリオド  イチ  ジー」と読む人は、おそらくそう多くはないと思うんだけどなぁ。
「いってんいち」といれて変換したら「1点1」になったなんて、誤変換ですかねぇ。マサカとは思うけど。
オオ ハズカシ。
{個人的には、胎盤エキスであるプラセンタを飲む、ということに違和感を覚えますが。肌に塗るくらいならまだしも。}

イチョウ並木

130年のアーチ 東京・練馬、光が丘公園のイチョウ並木(朝日新聞デジタル 2016年11月14日16時30分)
 東京都練馬区の光が丘公園にあるイチョウ並木が黄色に色づき、見頃を迎えている。園内の「ふれあいの径(みち)」には、樹齢約130年の大木40本が並び、訪れる人たちが見上げて、「わぁ、きれいだね」などと歓声をあげていた。イチョウは、高さ15~20メートル、幹回りは2メートル前後もある。公園職員は「この公園のシンボル。住民だけでなく職員もこの季節を楽しみにしています」と話した。

ということなのですが。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/post-35ea.html
2016年10月27日 (木)「紅葉進行中」
↑ここに「見頃」の予測式があります

東京では12月5日ころをはさんで前後7日を合わせると、「11月の終わりごろから、12月中旬にかけて」

こう書きました。「紅葉」というとカエデでしょうけれどね。
まあ、こううものは、あいまいでいいのです。あいまいがいいのです。
我が家のそばのイチョウは、ほんのわずかに黄ばんできたかなぁ、という程度で、まだまだ黄葉には程遠い。
相当寒くならないと見頃にはなりませんね。
イチョウの落ち葉を保育園児が踏んで遊んでくれるのはいつになるかな。

ササグモ

1106_6sasagumo 2016.11.6
まだ幼体ですね。幼体のまま越冬でしょう。
越冬のために、もう少し太れるといいね。

こんな小さな体で「芯まで冷えて」よく耐えられるものだ、と恒温動物である私などは思うのですが、凍りつきさえしなければ、代謝速度が落ちるだけで生きていられるということなのでしょうね。

ブーゲンビリア

1106_3bougainvillea 2016.11.6
ブーゲンビリアが咲こうとしていますね。
葉の中に3つのつぼみ、ということがよくわかります。

1112_5bougainvillea 11.12
少しずつ咲き始めた様子。

1116_5bougainvillea 11.16
まだ色が鮮やかではないのですが。
中の柱状の花が開くのはいつになるかな。
11月も半ばを過ぎようとしていますから、そろそろ咲かないと寒くなっちゃうよ。

ムラサキハナナ種子

1106_1murasakihanana1 2016.11.6
ムラサキハナナは秋まきだった、と妻が保存してあった実をばらしました。
いかにもアブラナ科という棒状の実。
1106_1murasakihanana2
種子はいっぱい。
にぎやかな春を期待しましょう。

↓参考サイト。
http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-murasaki-hanana_large.html

カナヘビ

1105_11kanahebi 2016.11.5
時々こういう風に木の葉の間から顔を出します。
トカゲは地面でしか見ないけれど。
カナヘビは結構樹上性が強い。
ちょうど人の身長位のところまでは登ってきますね。
撮影しやすくて助かります。じっと撮影に応じてくれるし。
どこで冬眠するのでしょう。

ルリマルノミハムシ

1105_8rurimarunomihamusi 2016.11.5
ブルーサルビアの花にいたルリマルノミハムシ。
ブルーサルビアはシソ科、花はまるで口のよう。
食べられちゃうぞ。などと戯れてみました。

コギク

1105_5kogiku 2016.11.5
つぼみが少しずつ緩んできました。

1106_7kogikuniwa 11.6
これは庭にある株。細い日差しに照らされているところ。
1106_13kogikusenro
こちらは線路際。
さえぎるもののない日差し。
開花、といっていいのかな?

1110_6kogiku 11.10
これも庭。こうなれば「咲きました」と言えます。
私共が連れてきたものではありません。勝手にやってきてこの周辺に落ち着いたのですが、いいですね。
特に線路際で咲くのは見てもらえていいな。

アカカタバミ

1105_4akakatabami 2016.11.5
葉が赤紫なのがアカカタバミ。花は黄色。
花が赤紫なのはムラサキカタバミ。
この辺がややこしいところですね。
花弁の付け根当たりがほんのり赤いというところがまた芸が細かくてチャームポイントでしょうか。
私は雑草好きですから、カタバミは好き、ヤマトシジミの幼虫の食草でもあるし。
でも、地味な雑草ではあります。ところが、これが家紋としてずいぶん古くから使われていたそうですね。何でも平安時代にもあったとか。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%90%E3%83%9F

家紋
片喰紋・酢漿草紋(かたばみもん)は日本の家紋の一種である。平安時代に車紋として使用された記録がある[11]。前述のとおり繁殖力が強く、一度根付くと絶やすことが困難であることが、「(家が)絶えない」に通じることから、武家の間では、家運隆盛・子孫繁栄の縁起担ぎとして家紋の図案として用いられた。五大紋の一つに数えられる。

戦国大名の長宗我部元親など土佐長宗我部家の「七つ酢漿草」や新陰流である上泉信綱の「酢漿草」、徳川氏譜代の酒井氏の「剣酢漿草」「丸に酢漿草」など、酢漿草紋を家紋とする戦国大名・武将も多い。江戸末期の豊後日田の儒学者である広瀬淡窓や大分県知事の広瀬勝貞などを輩出した商家廣瀬家も「丸に酢漿草」を用いていた。今太閤とも呼ばれた田中角栄の家紋も「剣片喰」である。旧宇部領主安芸福原氏の酢漿草紋にちなみ、山口県立宇部高等学校の校章デザイン及び同窓会呼称に採用されている。また、古代女性が鏡をカタバミの葉で磨いたという言い伝えにちなみ、日々の心の研鑚を願う思いから、私立江戸川女子中学校・高等学校が校章のデザインにも採用している。

「片喰」は、ハート型の葉が3つ描かれる。それに丸や剣、蔓などを加えることがある。片喰の蕾を描いた「片喰の実」もある。単数のものでは、3つから4つまでを描く。4つの葉を描いた「四つ葉片喰」はシダ植物のデンジソウを図案化した「田字草紋」に似る。複数のものは2つから7つが組み合わせられる。

ご先祖様の「センス」が不思議な感じがします。

赤い実

1104_8paprika 2016.11.4
パプリカです。かなり食べました。

1111_13paprika 11.11
鮮烈でしょ。水洗いして、切ってそのまま食べる。
程よい酸味がおいしい。
パプリカはナス科トウガラシ属

1105_1takanotume1 11.5
これは鷹の爪。これもナス科トウガラシ属。
でもホット。
1105_1takanotume2
周囲にあるのはアスパラガス。
赤と緑の対比が鮮烈でしたので、撮影。
1105_1takanotume3
これから赤くなる実。
いやなかなか、楽しい日々です。

ヤノネボンテンカ

1103_22yanonebontenka1 2016.11.3
咲き続けるヤノネボンテンカ。
ラストを見届けたい。
1103_22yanonebontenka2
開ききれるかどうかわからないけれど、とにかく閉鎖花ではないのだから、昆虫が訪花できるようになろうとしている。
人間ごときにわかるものではありませんが、閉鎖花のまま自家受粉する方が、花を開くよりエネルギー的に楽なのではないのか。でも、開こうとしている。
そんな努力が伝わってくる姿でした。

2016年11月17日 (木)

ぶつくさ

A:(トランプショック)融和と独自、2色の右腕 バノン氏・プリーバス氏
   2016年11月15日05時00分
B:明大の右腕・柳が初本塁打 「育ててもらった恩返し」
   2016年11月15日18時17分

どちらも朝日新聞デジタルの記事見出しです。
で、「右腕」を何と読みますか?

実はね、NHKのニュースで、Aの記事とほぼ同じような意味内容の「右腕」を、アナウンサーが「うわん」と読んだのです。
聞いていた私、「そりゃないでしょう『みぎうで』でしょう」と呟いた。
このごろTV見ていて、語感にザラツキを覚えることが多くて、我ながら嫌味な爺さんになってきたなぁ、と思っています。私がぶつくさ文句ばっかり言うのを、妻は笑ってみてますが。

さて、ニュースの終わりごろ、訂正してお詫び、が入りましたね。「みぎうででした」と。
今のところNHKも「うわん」と「みぎうで」は区別するのであるらしい。

う‐わん【右腕】
右の腕。特に野球で、右手投げの投手。

みぎ‐うで【右腕】
①右の腕。
②一番信頼する有力な部下。
広辞苑第六版より引用

そのうち、どっちでもよくなるのかもしれませんね。

↓こういうのもあります。
め‐て【馬手・右手】
(馬の手綱を持つ手の意)
①右の手。(弓手ゆんで)
②右の方。右の方面。
③騎射の時、右手の獲物を射ること。
④馬手差めてざしの略。
広辞苑第六版より引用

フタモンアシナガバチ・オス

1103_21hutamonasinagabati1 2016.11.3
線路柵の柱の頂上。
ああ今年も君たちの季節になったのか、とある種の感慨を覚えます。
これ、オスなんです。もう交尾済みなんじゃないかな。でも、交尾行動はしたい。オス同士でもめてます、時々。実はもうすることがなくて、死ぬまでの時間をこうやって過ごしているのです。
顔面が黄色いのと、触角の先が丸く曲がっているのが特徴的です。
オスですから刺しません。手でつかもうとすれば抵抗して噛みつくかもしれませんが、見ているだけなら別にどうということもない。
小春日和の日差しの中で飛び交うフタモンアシナガバチのオスたち。
一種の風物詩というか、生物季節の指標というか。ああ、秋が深まってきたんだな、そういう季節なんだ、という気分が深まるのです。{紅葉だけが秋の象徴ではありません}。
1103_21hutamonasinagabati2
両手万歳になってますね。複眼の掃除かな。
面白い姿が撮れました。

オオハナアブ

1103_19oohanaabu 2016.11.3
オオハナアブです。
キンケハラナガツチバチほど「突っ込んでいく」という感じではないのですけれど。
口を伸ばして舐めています。判別しづらいとは思いますが、口も一部写っています。
体には花粉がつきます。よい授粉者でしょう。

キンケハラナガツチバチ

1103_18kinke 2016.11.3
これはキンケハラナガツチバチがキバナコスモスの花に頭を突っ込んでいるところです。
人間のような「瞼のある濡れた眼球」じゃないからな、複眼に何か触れようが花粉がつこうがお構いなし。後で前脚でぬぐえばいいだけのこと。
夢中で花に潜り込んでいくのでした。

フウセンカズラ

1103_16huusenkazura 2016.11.3
まだ幼い実。お日様の光を受けて、ルコウソウの葉の影が映り、袋状なのにこちらから透けて見える。
すごく薄い袋だということがわかります。輝いているもんな。

保育園の子どもたちにフウセンカズラは大うけでしてね。
つまんでも楽しい、踏んづけて破裂させても楽しい、熟した実から種が取れるのも楽しい。
わいわい大騒ぎです。私共もそのつもりで子どもの手の届きやすいところに来るようにしてますし。
凝った園芸だと保育士さんも触らせませんが、伸び放題のフウセンカズラは安心して遊ばせてくれます。
いろいろ草花と接するのはいいことなんですよね。
落ち葉も大好きなんですよ。踏んづけると音がして面白いし、大きな落ち葉を拾って持って走るし。
この頃都会では落ち葉さえ見られなくなってきましたものね。
ゴミだ、ということにされてしまう。
情けないことです。

ガザニア

1103_15gazania 2016.11.3
少しずつ咲きます。通常の意味での花期はそろそろおしまいでしょうが、これが頑張るんだな。
東京南部は極端には寒くない。そのせいもあるでしょう。
線路際に自生するようになってかなりになります。

ホソヘリカメムシ

1103_14hosoherikamemusi1 2016.11.3
ルコウソウで。
久しぶりに見ます。ガニマタ、脚太のカメムシ。
1103_14hosoherikamemusi2
ゆっくり歩いてくれたので、撮影しやすかった。
1103_14hosoherikamemusi3
ちょっとボケましたが、腹面が撮れました。
胸部ががっしりと大きい割に、腹部は細くて短いですね。
知らなかった。
脚の太さといい、全体的になんだかアンバランスな感じがするカメムシです。

ところで、このカメムシの幼虫はアリに擬態しているというので有名です。

↓成虫と幼虫の写真があります。
http://www.insects.jp/kon-kamehosoheri.htm
ホソヘリカメムシの幼虫。アリに擬態して身を守っていると思われる。

↓幼虫図鑑です。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/hosoherikamemusi.html

成虫はたまにではありますが、何度か見ているのですから、ひょっとすると幼虫も見ているのかもしれません。
ただ、そう意識しないで、単にアリだ、と見過ごしている可能性が大きいですね。
私たちは目に入ったもののすべてを見ているのではありません。
見たいものしか見ていない。そのこと自体を意識すれば、少しは視野が広くなるかな。

ビヨウヤナギにて

1103_13biyouyanagi 2016.11.3
目がいつも「虫パターン」を求めています。
ん?なんだ?影に目がひかれました。
近寄ってみたら、ビヨウヤナギの実の影でした。
普通に葉っぱの影なら反応しないのですが、なんか違うパターンだったので反応してしまいました。

イチモンジセセリの日向ぼっこ

1103_11itimonjiseseri1 2016.11.3
イチモンジセセリの影を見てください。
真後ろから陽射しを浴びていることがわかります。
1103_11itimonjiseseri2
真後ろに回りまして。撮影者の私の影がかかっては写真にならないし、チョウに申し訳ない。
少し離れたところからズームアップして撮影しました。
立てた前翅の影だけで、他の影はみんな体の下。
翅全面でお日様を受け止めているのです。
日向ぼっこは気持ちいい。というか、今は生きて活動するためのエネルギーです。
邪魔しないようにすぐ退き下がりました。

ニチニチソウ

1103_8nitinitisou 2016.11.3
ニチニチソウの赤い花。
葉は日差しを受けて反射して輝いていますよね。
ところが花には全く輝きがない。
みごとに「艶消し」なんですね、この花弁。
へぇ、そうなんだ、と再認識した次第です。
表面構造のせいでしょうが、今まで気づきませんでした。

雨の日に

1101_2yugami 2016.11.1
必要なものがあって、雨の日に買い物に出ました。車で。
妻がさっと買い物して戻ってくるまでの間、車内で待っていたのですが。
よくみればこの写真「クリーニング」という文字が見えると思います。
で、人間の目って面白いもので、頭を動かさずに眺めると、写真と同じように濡れたフロントウィンドウの水ごしに文字が歪んで見えるのですが。
頭を左右横に振るんですね、そうすると、文字がくっきりと読み取れるのです。
水の膜によるゆがみを平均化して、向こうの文字を再構成できるようです。
自分の視覚で実験するというのは、安上がりでしかも楽しい。
元理科教師はすぐ実験したがる、自分の体を使ってね。

2016年11月16日 (水)

合理的な配慮、って何だろう?

「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議 第2回ヒアリング」というのですか、がありました。今月14日だったのかな。私自身はこのことについてはほとんど関心はない。

NHKのニュースを見ていたら、渡部昇一さんが歩いてくるところが写った。
私は渡部昇一さんという方とは思想的な立場が異なるので、深い関心はない。でも有名でいらっしゃるから、顔などは存じ上げている。みれば腕を怪我なさったようで三角巾で右腕を吊っていらっしゃる。
ご高齢です。86歳くらいでしたか。

ところが、廊下を歩く渡部さんを記者たちがわっと取り囲んでインタビューしようとする。
若くて元気な人ならそれでもいい。インタビューを受けたくなければ人垣を強く掻きわけてつき進むでしょうし、歩きながら話すかもしれない。
でもねぇ、怪我をなさった高齢者に対して失礼でしょ。
歩くことに専念したいはず。歩くことに専念したいときには、話すことさえ辛いんです。
それは私はわかる。私がそういう人だから。私は歩くときにはかなり「意識的に歩く」、そうでなければ危険だ、すぐ転ぶ。
歩いている私に話しかけないでほしい。そういう「ゆとり」はほとんどない。
渡部さんは障害者ではないけれど高齢者です、怪我をしている。
歩きやすいように、さりげなく、すっと進路方向を開けて、声をかけるにしても穏やかに穏やかに。
それが「合理的な配慮」というものじゃないんですか?
合理的な配慮がなされなかった、ということは、記者さんたちが「バリア」として機能した、ということでしょ。
バリアをつくり設けるのは、元気な人たちの方なんですよ。
元気な人たちこそがバリアなんです。
バリアを取り除けるのも元気な人たちなんです。
いわゆる障害者や高齢者は、元気な人が作るバリアに遮られる人なんです。
どちらが「障害」なのですか?どこに障害ってあるんですか?
元気な人たちこそ「障害」者(物)なんですね。

きつい表現になりました。ご容赦ください。

アリッサム

1031_20alyssum1 2016.10.31
つぼみがものすごくいっぱいで。
わあ、うれしい、という気分。
1031_20alyssum2
さわやかな甘い香りが周囲に漂いますので、冬場の玄関などにいいと思うな。
12月1月などは別として、結構寒い時期に咲いてくれます。
ふっといい気分にしてくれまして気に入っています。
アブラナの仲間です。

1103_10alyssum 11.3
花がしっかりしてきました。{変な言い方ですけどね。}

コマバムツホシヒラタアブ

1031_15komabamutuhosihirataabu 2016.10.31
ヒラタアブの識別はかなり厄介で、自信はないのですけれど、まあ、コマバムツホシヒラタアブだと思っています。
体に毛が生えていますから、花に潜り込むとおそらく花粉がついてくる。
授粉のお仕事ご苦労様。

セイタカアワダチソウ

1031_14seitakaawadatisou1 2016.10.31
家の前の線路際にあったセイタカアワダチソウは草刈りでなくなりました。
線路関係の工事がいろいろあるようで、早目に草を刈ったのでしょう。
上の写真は、線路のそばの駐車場に生えていたもの。
1031_14seitakaawadatisou2
菊の仲間ですから、先入観なしで見れば、それなりに美しい花です。
季節の関係で虫たちにも人気があります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%82%A2%E3%83%AF%E3%83%80%E3%83%81%E3%82%BD%E3%82%A6

 昭和40年代の繁殖状況は、アレロパシー(後述)効果でススキ等その土地に繁殖していた植物を駆逐し、モグラやネズミが長年生息している領域で肥料となる成分(主として糞尿や死体由来の成分)が多量蓄積していた地下約50cmの深さまで根を伸ばす生態であったので、そこにある養分を多量に取り込んだ結果背が高くなり[1]、平屋の民家が押しつぶされそうに見えるほどの勢いがあった。
 しかし、平成に入る頃には、その領域に生息していたモグラやネズミが駆除されてきたことによって希少化し土壌に肥料成分が蓄えられなくなり、また蓄積されていた肥料成分を大方使ってしまったこと[1]、他の植物が衰退してしまったことで自らがアレロパシー成分の影響を強く受けてしまったこと[7]等の理由により、派手な繁殖が少なくなりつつあり、それほど背の高くないものが多くなっている。セイタカアワダチソウの勢いが衰えてきた土地にはススキなどの植物が再び勢力を取り戻しつつある[1]。

一時、繁殖しすぎましたが、自分自身に影響が出てしまって、ある種の「つりあい」状態に入っているようです。花粉症のもとになるわけでもなし、あんまり目の敵にしないでほしいな、と思っています。

タイリクアリグモ

1031_10tairikuarigumo1 2016.10.31
タイリクアリグモだろうと思います。
1031_10tairikuarigumo2
オスの上顎。重そうだなぁ。
走り回っていることが多くて、シャッターチャンスはそう多くはない。
アリだろう、と見逃さず、わずかな違和感があったら見つめてください。
身近にいるクモです。

オシロイバナ

1031_8osiroibana1 2016.10.31
昼の散歩時の写真。
気温が下がってきたせいでしょうか、昼でもこんな状態。
1031_8osiroibana2
花の中に、なんか虫がいますね。
直感的にはルリマルノミハムシだろうという感じですが、確証はない。
虫を引っ張り出すような私じゃないし。

ワタノメイガ・もぬけの殻

1031_7watanomeiga1 2016.10.31
フヨウの葉です。
アオイ科の植物の葉がこんな風に巻かれていたらワタノメイガの幼虫の仕業です。
ワタ、フヨウ、ムクゲ、オクラ、タチアオイ、ハイビスカスなどなど。
我が家ではワタ以外はみんなあります。
1031_7watanomeiga2
開いてみたら、もう虫本体はいませんでした。
生活痕=ウンチがいっぱい。
どこかで蛹になったのでしょう。

http://www.jpmoth.org/Crambidae/Pyraustinae/Haritalodes_derogata.html
↑ここで、成虫などの写真が多数みられます。

ラッキョウの花

1031_3rakkyou 2016.10.31
楽しい花なんですよ、ラッキョウって。
ベランダで見ているのですが、モンシロチョウやヤマトシジミが蜜を吸いに来ます。
小さな花ですが、よく見つけるものだ。

1103_3rakkyo1 11.3
メシベ・子房・オシベ。花として最高の姿。
1103_3rakkyo2
手入れをすればもっと咲かせられると思います。

1108_1rakkyou1 11.8
少しピークを過ぎようとしている姿。
1108_1rakkyou2
見事でしょ。
スーパーのラッキョウでこんな楽しみが味わえる、いかがですか?

キキョウ

1030_16kikyou1 2016.10.30
もう花期を過ぎているような気もしますが。
つぼみを持ってしまった。咲けるかな。
1030_16kikyou2
これは熟しきって乾燥した実です。
1030_16kikyou3
もう種子は落としたようですね。
この実をつくった花の時が、我が家での花の時期だったわけです。で、今からかい?大丈夫かい?

1104_2kikyou0914 11.4
わっ、咲いた!
ちょっと口を開けただけですが、でも、咲いたことにしましょうね。
1104_7kikyou1
ここまで。
1104_7kikyou2
ちゃんとメシベもオシベもあるんです。
メシベの毛がきれいだなぁ。
1104_7kikyou3
オシベも花粉はあるようです。

でも、これ以上は開けませんでした。
いいさ、立派だよ。できる限りのことをする、そう、それが一番大事なこと。

シロオビノメイガ

1030_13siroobinomeiga 2016.10.30
チョウが蜜を吸う、というのは誰もが知るところですが。
ガも蜜を吸います、当たり前ですけど。目撃することは少ないかも。
今年はシロオビノメイガがサービス精神に富んでいて、ずいぶん目の前に姿を見せてくれました。
今回はキバナコスモスで吸蜜。もうちょっと近くに来てくれればいいのにね。ちょっと遠かったよ。

スパームーン’

今日の話は昨日の続き。
NHKのニュースから。

今夜も”ほぼスーパームーン” 天気は次第に回復(11月15日 20時15分)
 ・・・
 14日夜は、月と地球がことし1年で最も接近し、満月の日とも重なってふだんより特に大きく明るい「スーパームーン」となり、東北や北海道、沖縄県などで観測されました。14日夜は、九州から関東にかけての広い範囲で雨や曇りとなり、多くの地域で月を見ることができませんでしたが、15日夜は、大平洋側を中心に、天気は次第に回復しています。
 国立天文台によりますと、15日午後7時時点の月と地球の距離は、およそ35万7400キロとなり、14日夜のおよそ35万6500キロと比べてやや離れるものの、その差は、900キロ程度となっています。この距離の差により月の見かけの直径が小さくなる度合いは、わずか0.3%程度だということです。
 また、月の形も、15日夜は一部がややかけ始めるものの、まだまだ満月に近い状態になっています。
 こうしたことから、15日夜の月も、14日夜の月とほとんど変わらない大きさと明るさになるということです。

視直径比は距離の逆比になるという論理はそのまま使いまして、計算すると。
357400 / 356500 = 1.0025245441795231416549789621318
{ウィンドウズの電卓です}
15日の月よりも、14日の方が「1.003」倍大きいのですね。
ハイ「0.3%」という数字はこういう風に出てくるのです。

ちなみに1.003を自乗すると
1.009倍ほど14日の月の方が面積は大きかったということになります。(0.9%ですね)

ムラサキツユクサ

1030_11murasakituyukusa 2016.10.30
もともと花期の長い植物ですが。頑張ってるなぁ。
1学期が始まって、細胞の原形質流動の話などして、顕微鏡実習で観察するのにちょうどよいくらいの時期、5月位でしょうか、咲き始めますね。で、秋も深まるころまで咲き続ける。
観賞用にもどうぞ。タフですからあまり手入れは要らない。この紫をお楽しみください。

2016年11月15日 (火)

スーパームーン

昨日は「スーパームーン」騒ぎがありましたが、当地は雨、残念賞。
ま、もともとあまり関心はないんですけど。

68年ぶり、ぐっと来た 「スーパームーン」観測(朝日新聞デジタル 2016年11月15日05時00分)
 満月が普段より大きく見える「スーパームーン」が14日夜、観測された。この日は、沖縄や東日本の一部で雲の切れ間があり、1948年以来68年ぶりの距離まで近づいた満月が輝いた。国立天文台によると、月と地球の距離が最も近づいたのは同日午後8時21分ごろ。完全な満月となる午後10時52分ごろの距離は約35万6520キロで、今年の満月で最も遠かった4月より約5万キロ近く、見た目の直径は約1.14倍、面積は約1.3倍だという。

「見た目の直径」のことを「視直径」といいます。これは普通、度分秒単位の角度で表示します。{視半径の2倍です、当然}
月の平均距離での視半径は理科年表によりますと15’32.28”です。1度の1/4くらいですね。
今回の月の位置が35万6520km。今年4/22のときより「約5万km」近いというのですから、約40万6000kmとしておきましょうか。
Supermoon
とんでもなく誇張した図です、笑ってください。
まずここでは角度はラジアンで考えます。そうすると、角度θが非常に小さい時、θ≒tan(θ)という関係が使えますので。
視半径比がタンジェントの比になり、月の実半径はキャンセルして、月との距離の逆比になってしまうんですね。
そうすると、1.14という数値が得られます。
ここまでくるともう、ラジアンでも度分秒でも同じ。
また視半径比はそのまま視直径比でもあり増すので、記事の通りとなります。
で、長さの比が1.14倍になると、面積の比はその自乗倍になりますので
1.14×1.14≒1.3
となるわけです。
こういう報道を聞いたとき、ちょっと鉛筆と電卓を動かしてみると、なるほどそういうことか、と納得できますね。

http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2016/11-topics02.html
ほしぞら情報 2016年11月
↑国立天文台のサイトです。ここに、わかりやすい解説があります。
TVなどが使った、月の大きさの違いががわかる写真の元ネタもここにあります。
また、今年の月の視直径の変化のグラフもありまして、とてもわかりやすい。どうぞ。

月は地球の周りを公転していますが、その軌道が楕円形であるため地球と月の距離は時々刻々と変化しています。そのために月の見かけの大きさ(視直径)も、地球との距離が近いときには大きく、遠いときには小さくというように変化します。また、月の軌道は太陽や地球などの重力を受けてわずかに変化するため、月が地球に最も近づく位置(近地点)や最も遠ざかる位置(遠地点)での距離は毎回異なります。11月14日は月が20時21分に近地点(地心距離 約35万6千キロメートル)を通過し、南中時刻の少し前の22時52分に満月となります。満月の瞬間の月の視直径は約33分30秒角で、これが今年最も大きく見える満月です。

ここにちょっと注目すべき記述があって。
「月の軌道は太陽や地球などの重力を受けてわずかに変化する」
これ。
月の軌道が楕円なのはいいとして、常に一定の楕円ではないらしい。
「わずかに変化する」のだそうです。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/post-eb77.html
2016年10月11日 (火)「団栗のスタビリチー」
↑ここで天体の運行の安定性の話をちょっと書きました。
今回、月の軌道が「わずかな変動」をくらうらしいことを知りました。
そうすると、釣り合いの状態からちょっとずれた時に、そのずれが拡大していって月が吹っ飛んでいってしまわないのか、ということが気になります。
釣り合いの状態からわずかにずれた時に元に戻れるのが「安定」なのですからして、さて、月は安定しているのか、ということですね。
どうやら、そういう変動を受けながら、月はちゃんと地球の周りを回り、地球-月系は安定な系だ、と言えるようです。
よかったですね。

スーパームーン、14日は曇り予報 近さ68年ぶり、次は2034年(朝日新聞デジタル 2016年11月12日05時00分)
 今月14日の満月は、月と地球の距離がいつもより近く、普段より大きく見える「スーパームーン」になる。国立天文台によると、満月としては68年ぶりの近さで、次に同じような距離の満月が見られるのは2034年ごろという。
 月の軌道は楕円(だえん)形をしている。加えて、太陽などの重力の影響で軌道自体の位置も変わるため、地球と月の距離は常に変化し、見た目の大きさも変わる。
 国立天文台によると、14日の地球と月の距離は約35万6520キロで、満月としては1948年以来の近さという。今年の満月で最も遠かった4月より約5万キロ近く、見た目の直径は約1.14倍だ。
 ・・・

多分この記事を書いた記者さんは、国立天文台のページなどを参考にしたのだろうと思いますが、「太陽などの重力の影響で軌道自体の位置も変わる」というところで、「月の安定性」を意識していたかどうか。若干、気にしている理科おじさんです。

ネコハグモ

1030_7nekohagumo 2016.10.30
ネコハグモが分厚い「天幕」をつくって籠っています。
まだ中が透けて見えて、クモの存在がわかります。越冬態勢なのかな。

↓以前にもこういう状態を見たことがあります。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-8e68-1.html
2012年11月28日 (水)「ネコハグモ」

1103_12nekohagumo 10.31
天幕からでてきて日向ぼっこのように見えます。擬人化しすぎかな。

1106_10nekohagumo 11.6
まだ小さな昆虫の獲物がかかるようですね。
この後、クモがここからいなくなりまして、追跡できなくなりました。
どこかへ引っ越したか、それならいいんですけど。

コギク

1030_6kogiku1 2016.10.30
もうすぐ咲きそうになってから、大分経ちます。
何かの卵が産み付けてあるんじゃないかな。白いものが見えます。
何が出てくるか見届けようというほどの気持ちにはならないけど。

1031_12kogiku1 10.31
開き始めたようです。
1031_12kogiku2
菊の季節がやってきました。秋が深まっていきます。

ツマグロオオヨコバイ

1030_4tumaguroooyokobai 2016.10.30
もう全然動きません。アジサイの葉の裏。
いつも同じ場所に何匹かがいます。
やがて力尽きて落ちるのでしょう。
個体の命は尽きますが、種の命は続く。人間もまた。
それでいいんじゃないですか。それがいいのです。

青天の霹靂

1030_2ine 2016.10.30
もうすぐ全部熟しきります。
そうしたら、またご報告します。
高齢者夫婦のままごとのような栽培です。
たのしいな。

金目銀目

1029_30kinmeginme 2016.10.29
「猫めくり」カレンダーに載ってました。
有名なのですけどね、縁起がいいとか。
でも、これある種の遺伝病、ですね。聴覚障害を伴うこともあるようだし。
猫や犬では近親交配が行われたりして、遺伝病が非常に多いのです。
劣性遺伝子ですから、ホモにならなければ出現しません。
ですから本当は自然に雑種をつくっていくことの方がいいのです。
そうすれば優性遺伝子とのヘテロになることが多くて、表現型には出ずに済みます。
猫や犬に、人間のエゴの強烈さを思い知らせらます。

カゲロウ

1029_20kagerou 2016.10.29
玄関脇の壁にいました。
ほんとに「時々」、カゲロウが出現するのですが。
我が家には流水はない。近くの流水は六郷用水跡の水路か多摩川。
そういうところから、来ますかね。分からないのでした。
シロハラコカゲロウかなぁ、とも思いますが、同定はできません。
カゲロウ目コカゲロウ科まではいいのかな。

ヤノネボンテンカ

1029_19yanonebontenka 2016.10.29
小さめの花がまだ咲くんですよぉ。
メシベが後ろへ曲がって、自家受粉態勢に入っています。
もう寒くなってきたんですから、「花」という形にせずに、閉鎖花で結実した方が効率がいいのではないか、とも思いますが。
花の方は頑張ってます。
まだ咲くんだからね。
はい、ちゃんと見てますよ。
1030_18yanonebontenka 10.30
初めの写真のものではありませんが、ヤノネボンテンカの実です。
ちゃんと結実するパワーもある。
いつまで頑張るのか、目が離せません。

ヤマトシジミ

1029_17yamatosijimi1 2016.10.29
翅に傷みもないようで、よかった。
この時期、昆虫たちの動きが鈍くなっています。お日様が恋しい季節です。
顔の前、なんだろう?
1029_17yamatosijimi2
トリミングしてみましたが、よくわかりません。
黄色い花粉がついているのかな、とも思いますが。
だとするとキバナコスモスあたりに寄って蜜を飲んできましたかね。
はっきりはわかりません。

1030_15yamatosijimi 10.30
ルコウソウの葉で。
心なしか、この個体は比較的元気そうに見える。
まだ時々暖かい日(いわゆる小春日和)もくるからね。そうしたら日向ぼっこしようね。

{気象情報で、この時期に晴れるとすぐ「小春日和になります」という。あまり押し付けられたくはないな。陽射しにふと、ああ秋が深まるなぁ、と感じる。ごく個人的に小春日和は楽しみたい。}

アオクサカメムシ

1029_14aokusakamemusi 2016.10.29
ルコウソウのおさない実から吸汁しているようです。
1029_15aokusakamemusi1
まるで大人と子供ですね、でも、どちらも幼虫。左はおそらく終齢。右の齢はよくわかりません。
1029_15aokusakamemusi2
オシロイバナの実の落ちたあとに、はまっている、という感じ。
1029_16aokusakamemusi1
ルコウソウの実ですが、角度がいい塩梅で。
1029_16aokusakamemusi2
顔の真ん前にあって、先端が細くなっていく針状のものはおそらく口吻の鞘でしょう。
実際に吸汁している口吻は、向かって右の方へ少し曲がって伸びている細い管だと思います。
横から撮れるともっとわかりやすいはずなのですが、それは無理でした。

ヨツボシテントウ・ダンダラテントウ

1029_11yotubositentou 2016.10.29
ヨツボシテントウの細かい毛の感じがよく出ています。
ツヤがあるとか毛があるとかいうのも、判断材料になります。
模様が「笑顔」っぽいのがヨツボシテントウだそうです。なるほど。

1029_12dandaratentou
ダンダラテントウでいいと思うのですが。
ナミテントウのバリエーションにも似た模様があって、いつも悩みます。紛らわしいのです。

今年はナナホシテントウをほとんど見なかったな。どうしちゃったんだろう。
アブラムシはいっぱい居りますのに。

2016年11月14日 (月)

nothing comes from violence

うまく書けません。

癒えぬ傷、パリ同時テロ1年 残るイスラムへの偏見(朝日新聞デジタル 2016年11月14日01時10分)
 イスラム過激主義者らが130人の命を奪ったパリ同時テロから13日で1年を迎える。惨劇に見舞われたカフェやレストランには市民が集い、コンサートホールも再開する。日常を取り戻しても心の傷はなお癒えず、イスラム教徒らへの偏見も残っている。
 自動小銃の乱射などで90人が犠牲になったホール「ルバタクラン」は12日夕、英ロック歌手スティングさんの公演で営業を再開する
 ・・・
 イスラム教徒への偏見も深い。ルバタクランから3キロ、パリ東郊の町バニョレのモスク(イスラム礼拝所)は今夏、黒いスプレーで憎悪の言葉を書きつけられた。「イスラムをやっちまえ」。このモスクに通うカリム・フェリさん(42)の妻は、町で「出て行け」とののしられたことがある。テロリストと混同される、ふつうのイスラム教徒も犠牲者だと感じている。
 「イスラム憎悪に関する研究所」によると、年初からの9カ月で反イスラムの嫌がらせや脅しは約150件。前年よりは少ないが、「従来と比べてはるかに高水準だ」という。

パリ同時テロ 襲撃受けたコンサートホールが再開(NHK 11月13日 6時47分)
 同時テロ事件で襲撃を受け、90人の犠牲者を出したパリ市内のコンサートホール「バタクラン」が12日、事件から1年となるのを前に再開し、イギリスの人気ミュージシャン、スティングさんがコンサートを行いました。
 ホールの運営会社や地元メディアによりますと、コンサートにはテロの犠牲者の遺族などおよそ300人が招待されたほか、一般客向けのおよそ1200人分のチケットは完売したということです。
 コンサートでは、スティングさんが演奏の前に黙とうを呼びかけ、「私たちはテロで命を落とした人たちのことを決して忘れない」と語りかけたあと、およそ1時間半にわたりヒット曲や最新の曲などを披露しました。
 ・・・

 スティングは2001年9月11日、自宅でのライブを行ったのですが、開始直前にテロが行われたことを聞き、予定していたWEBでの配信を「Fragile」を除いて中止したのでした。
Fragile
この時のFragileを私共は聞きました。そう15年前です。スティングほどの人が、声がかすれ、表情が揺らぎ、苦しそうに歌うのを見てジンとしてしまって、涙ぐみましたっけ。
エンディングのハーモニクスかな、あの最後の1音が心に刺さりました。
 そして今回
「90人が犠牲になったホール『ルバタクラン』は12日夕、英ロック歌手スティングさんの公演で営業を再開」
ということを知り、記憶が蘇りました。
今回、何をを歌ったかは知りません。でも、スティングの「行動」が語っていると思います。
   nothing comes from violence
そう、暴力からは何も生まれません。そして憎しみからも何も生まれません。
人の心を揺さぶり、煽り、憎しみを沸き立たせ・・・そんな流れが世界を覆っていませんか。
心揺さぶられそうになった時は、そっぽを向きませんか。白けちゃいましょうよ。
オリンピックだってそうなんだ。私は自らを白けさせていました。
優れたものに熱狂するということは、その逆も内包しているんでしょ。
役に立たないものは抹殺していいんですか。裏表だよな。
心揺さぶられることは快い。だから心揺さぶられることからは意識的に身を引き離す私です。
一体感などというものは危なっかしくて、さっさと逃げ出します。
支離滅裂になってきた。

2001年のライブにリンクします↓
https://www.youtube.com/watch?v=ubWucJtio0M

もし、リンクがうまくいっていないようでしたら、グーグルで「スティング 9.11」とアンド検索をかけてください。必ずヒットするはずです。

Fragileの歌詞を引用します。

If blood will flow when fresh and steel are one
Drying in the colour of the evening sun
Tomorrow's rain will wash the stains away
But something in our minds will always stay
Perhaps this final act was meant
To clinch a lifetime's argument
That nothing comes from violence and nothing ever could
For all those born beneath an angry star
Lest we forget how fragile we are

On and on the rain will fall
Like tears from a star like tears from a star
On and on the rain will say
How fragile we are how fragile we are

{繰り返し}

11月11日は

「1」が並ぶのでいろいろと「〇〇の日」になっているわけですが。

★前段として
1110_toiletpaper
11月10日は「いいトイレ」の日らしい。
で、笑った。体が硬くなってきますねぇ、年と共に。

★同じメーカーの11日の広告
1111jewelry
肩が回らなくなって困った。
もちろん背中のファスナーなんかまるっきりですね。

★「介護の日」とおいうのは私には初耳でした。
1111kaigo
「いい日いい日」の語呂合わせだそうです。

★オーソドックスに
1111dentinohi
「±±」で「電池の日」
これは化学教師現役中に、電池のところでよく話しましたっけ。

★スーパーの広告から
1111kiritanposake
上の「鮭」は、多分、「圭」この部分を「十一十一」に見立てたんでしょうね。
下のきりたんぽはまあ、一本が「1」なのでしょう。だったら4本パックにしなくちゃね、と妻と笑いました。
3本パックでは「11月1日」になっちゃうよ、と。

★中国では「独身の日」だったようですが。
1111dokusin
「全球狂歓節」だろうと思います。
ものすごい「熱狂」だったようですね。

★私のお気に入り「チンアナゴの日」
Chinanagodarake_logo
京都水族館のHPから借用
Chinanago
東京ではすみだ水族館もやっていると思います。

★我が家では
この日私は、「11月11日11時11分11秒」を朝の時点では意識していましたが、気づいたときは11時半でした。ザンネン。
で、これ↓
1112_6sweetpea 11.12
スイートピーの芽生えがチンアナゴ状態。
1日遅れの写真でしたが、ご容赦を。

ネコハエトリ

1029_10nekohaetori 2016.10.29
久しぶりに会ったね。
ネコハエトリのメス。まだ幼体だと思います。
ちょっと頭でっかちで、かわいい。
無事冬を越してくださいね。

ヤグルマギク種子

1029_8yagurumagiku1 2016.10.29
テーブルで妻がヤグルマギクの実をばらしていました。
1029_8yagurumagiku2
キク科の実だな、とはいうものの、独特な姿。
秋播きだということで、プランターに播いたのですね。

1103_1yagurumagiku 11.3
発芽しました。
初め何の芽生えかわからず、これ何だい?と聞いたのですが。
よく見ればわかるでしょ、と笑われまして。
よく見たら、ヤグルマギクの種子の独特な姿が乗っているのでした。
ナルホドね。

チロリアンランプ

1029_6tyrolianlamp 2016.10.29
オーシャンブルーをやめた後に、チロリアンランプを持ってきたのです。
そうしたら土や陽射しとの相性がよかったか、すごいことになっています。
年がら年中、花が咲きっぱなしなのです。
前のシーズンの冬にも咲いてましたよ。
で、このシーズンの冬に向かう今も花が絶えない。
不思議な花ですね。

ホトトギス

1029_5hototogisu1 2016.10.29
前の記事ではツマグロヒョウモンを扱いましたが、実はホトトギスはルリタテハの幼虫の食草。
ツマグロヒョウモンもルリタテハも同じタテハチョウ科なのです。
幼虫の見かけが実に派手派手しい。
で、ルリタテハこないかな、と毎年待っているわけですが、何年かに一回、というくらいしか訪れてくれない。
遠慮せずにおいでよ。
1029_5hototogisu2
今年は花がずいぶん多い。
もちろんこれはこれですごいので、楽しんでいますけど。
ルリタテハも来てほしいなぁ。

ツマグロヒョウモン

1028_2tumaguro1 2016.10.28
ツマグロヒョウモンの幼虫たちが大挙して押し寄せてきまして。
1028_2tumaguro2
たくさん「生(な)って」います。すごいことになっちゃった。

1029_4tumagurohyoumon 10.29
まだ幼虫もいっぱいいるしなぁ。
どうなっちゃうんだろう?

スイフヨウ:4

3輪目です。
1109_1suihuyou07302016.11.9
朝7時半です。やりましたね。ついに咲いた。
たいしたもんだなぁ。
1109_3suihuyouhiru1
昼にはこうなりまして。
1109_16suihuyou1400
午後2時。ピンクになったかどうか、微妙。

1110_2suihuyouasa11.10
朝、うっすらピンク。
1110_2suihuyou13ji
午後1時頃。下の方から色が濃くなってきました。
1110_20suihuyou1715
夕方、5時過ぎ。下の部分の色がずいぶん濃くなった。
前の2輪では、こういう感じではなかったけれど。面白い。

1111_1suihuyouasa11.11
朝、もう閉じ始めていますが、色はきれいなピンク。
1111_3suihuyou1130
昼前にはこんなに濃くなって。
ここまで。

残った3つのつぼみが、それぞれ、2日がかりで変化を展開してくれました。
なんだか「咲くんだ」という意志のようなものを感じます。
ありがとう。ほんとうにありがとう。

スイフヨウ:3

1031_1suihuyou0607_1 2016.10.31
朝です。1輪目はこうなっていました。閉じた姿がまた美しい。
脈の彫り深く、味わい深いですね。
1031_1suihuyou0607_2
そして、2輪目。白く咲いていました。
背景に1輪目を入れておきました。
1031_18suihuyou1441
午後3時前。ほんのりあわくピンクがかってきましたが、写真に撮るのは難しい。
1031_19suihuyou1737
午後5時40分頃。ずいぶん濃くなりました。

1101_1suihuyouasa1 11.1
朝、奥が1輪目、手前が2輪目です。
1輪目も素敵な姿のまま、2輪目が濃い赤になって、閉じています。
3つ目のつぼみも写しこんでおきました。
1101_1suihuyouasa2
まだ硬いつぼみ。咲くことができるかどうか。
見続けてあげましょう。

スイフヨウの変化を目の前で見らるなんて、なんとしあわせなことなんだろう、と二人で喜んだのでした。

スイフヨウ:2

前日咲いて、白いままだった花。
1030_1suihuyou0653_2 2016.10.30 朝7時前
花が赤くなってる!と妻。
なんという美しいピンク。
この花、夜中に「独酌」を楽しんだようだね、と二人でニコニコ。
「酔芙蓉」ですもんね。「わたし、酔いました」
普通の気温だと、朝に白く咲いて、午後にはピンクになり、夕方に赤くなる、といいます。
もう気温が低くて、出来事の進行がゆっくりになってしまったのでしょう。
いいんです。今年は無理かな、と思っていたのに、咲いてくれただけでもうれしくって仕方ない。
目の前で、ゆっくりと色を変えていく姿が見られるなんて、こんな経験は初めてです。
1030_1suihuyou0653_3
メシベもちゃんとありますね。オシベもメシベも完備しているとなると、この八重咲きは萼の花弁化でしょうか。
1030_1suihuyou0653_2_2
つぼみは3つ、と前の記事で書きました。
一つ目が咲いて色が変化して、次のつぼみも開く準備に入ったようです。
手前がそのつぼみです。

1030_8suihuyou1230 12時半ころ
色が濃くなりました。その時、朝開き始めだったつぼみは
1030_8suihuyou1230_2
こうなっていました。これは開くことができそうですね。

1030_17suihuyou1430 午後2時半
閉じてきました。
1030_17suihuyou1430_2
隙間から蕊が見えました。
花粉のような粒が見えますが、自家受粉できるのかどうか。わかりません。

いやあ、佳いものを見た。
嬉しかったよ、ありがとう。

スイフヨウ:1

1027w_13suihuyou 2016.10.27
スイフヨウの鉢は外に置いてあって、結構つぼみがついたのです。
どうなるのかな、と見ていたら、つぼみのまんまコロンコロンと落ち始めて、3つ残りました。
そうしたら、この日10/27、一つのつぼみが開きそうになってきたのです。昼前の写真です。

1028_4suihuyou 10.28
翌日の9時半頃、まだだなぁ。
寒くなってきて、つらいかな、と室内へ入れました。暖房は使わない部屋です。

1029_1suihuyou0653 10.29
朝7時前。咲いてるわよ!と妻が報せてくれました。
1029_3suihuyou0829_1
8時半頃。私もカメラを持って見に行きまして。
わ、咲いてる!うれしいなぁ。
八重咲きです。
1029_3suihuyou0829_2
オシベがちゃんとあって、花粉もいっぱいのようです。
1029_22suihuyou1357
午後2時頃。
まだ白いままですね。
夕方にもまだ白いままでした。

2016年11月11日 (金)

スミレ

1027w_6sumire 2016.10.27
ツマグロヒョウモンの幼虫にスミレの葉を与えていますので、妻はどうしてもスミレとも近しい。
実が開いたところですね。
私はいつも種子がなくなった殻を見ることが多いのですが、さすが。
この舟のような鞘が閉じるときに種子が飛んでいく。種子にはエライオソームというアリが好む付着物があって、落ちた種子にはアリが遠くへ運んでくれる。
そうやって、生息範囲を拡大していきます。

ルリマルノミハムシ

1027_18rurimarunomihamusi 2016.10.27
ランタナの花の中のルリマルノミハムシ。
サイズがぴったり。
ランタナはタフだからね、少しくらい食べたってかまわないよ。

カンナ

1027_13canna 2016.10.27
もう終わりにかかりましたね。

1103_9canna 11.3
ごくろうさまでした。実生のカンナをたっぷり楽しめました。
「檀特(だんどく)」というのかな、この品種。
花が細くて繊細です。

アカトンボ

1027_11akatonbo 2016.10.27
群れ飛ぶ、という感じはしないなぁ。
以前はこの辺りでもずいぶん群飛してましたが。
翅が傷んでますね。

1029_13akatonbo1 10.29
「トンボつまみの技」ではありません。
線路の柵に左手をついて写真を撮っていたら、くすぐったい。
見ればアカトンボが私の手にとまっている。
なんとまあ、嬉しいことです。
1029_13akatonbo2
「案山子にとまるアカトンボ」 ん~、秋の情緒たっぷりですね。

1104_3akatonbo1 11.4
3、4匹が線路際にいました。
当てずっぽうでシャッターを切ったら、こんな写真が撮れました。
1104_3akatonbo2
線路柵にとまったアカトンボ。2匹とも背中をお日様に向けています。
真夏の強烈な陽射しの中で、腹を上げて腹端部を太陽に向け、受光面積を少なくするという姿勢は有名です。
秋も深まり、受光面積を大きくしての日向ぼっこです。

エビガラスズメ・幼虫

1027_9ebigarasuzume1 2016.10.27
エビガラスズメの幼虫です。成虫を見かけることは少なくて、大きくなった幼虫を今頃の時期に見ることが多い。
1027_9ebigarasuzume2
「瓜」みたいな頭、とい表現は現在は通用しないかな。
私の子ども時代は、マスクメロンなんてものは存在も知らないし、プリンスメロンがやっと出たのかな。普段はマクワウリを食べてましたからね。瓜が身近でした。
「頭部には縞模様」と表現するのが通じやすいでしょうね。
1027_9ebigarasuzume3
上が頭だという気がしませんか?
一本角のイモムシ、みたいな。
この一本角はスズメガたちの幼虫の共通の特徴で尾角といいます。

別件:上でウリ=瓜のことをちょっと書いたので。大脱線へ向かいます。

うりにつめありつめにつめなし【瓜に爪有り爪に爪無し】
{慣用句・ことわざ}「瓜」と「爪」の字の区別を教えることば。
   パーソナル現代国語辞典より引用

若い人は知らないかな。これと似たようないいまわしで。
「ハケに毛があり、ハゲに毛がなし」
って、古い言葉だそうですが。

「ドンパン節」から

うちの父ちゃん はげ頭
隣の父ちゃんも はげ頭
はげとはげとが 喧嘩して
どちらも怪我(毛が)ねで よかったね

かかしさん、自分が禿げてきたからって、こだわってません?

キバナコスモス

1027_8kibanacosmos1 2016.10.27
高く伸び上がったキバナコスモスを見上げたら、青空に映えていました。
電線類を入れずに撮れました。
1027_8kibanacosmos2
下の方に電線が入ってしまいましたが、日差しに輝く花を観賞してください。

ウラナミシジミ

1027_5uranamisijimi 2016.10.27
妻の撮影。
秋も深まると、チョウたちもぼろぼろですね。
敵は鳥でしょう。ひらひらと飛ぶ、ということ自体が鳥の攻撃を避ける飛翔法でもあるのです。
それでもこうなってしまう。
ラッキョウの花の蜜を吸っています。

モンシロチョウ・孵化

1103_2monsiro 2016.11.3
孵化した!と妻から報告。
しばらくして私も見に行ったら
1103_7monsiro_2
孵化直後の幼虫が卵殻を食べているところに遭遇。
初め、肉眼では、L字型に曲がった輝くものが見えたのです。
ん?ひょっとして?とメガネをずらして裸眼で見たら案の定。
自分が出てきた卵殻をおいしそうに食べているのでした。

1104_5monsiro1 11.4
妻の撮影。どんどん大きくなります。

1104_5monsiro2
立派なウンチ。なによりです。元気な証拠ですから。

モンシロチョウ・卵

1027_3monsiro1 2016.10.27
プランターのコマツナに多数の卵を妻が発見して撮影。もっとあるんですけど。
なんてこった。モンシロチョウの姿を見かけてはいるけれど、ベランダのコマツナを発見されてしまった。
1027_3monsiro2
縦筋の入った卵。どうやったら卵にこんな形を与えら得るのか、不思議ですね。
1027_3monsiro3
卵自体はピンボケなのですが、そのためにかえって周囲のきらめきがきれいに写りました。
{妻の写真の腕はスゴイ。マジで}

白髭咲きアサガオ

1026_2sirohige1 2016.10.26
色合いが微妙で。
1026_2sirohige2
青空の色をほんのりと花びらに載せているようなのです。

1027_1sirohige 10.27
アサガオというより、大柄なキキョウのような。

1103_6sirohige 11.3
11月に入ったのですが。

1104_1sirohige1 11.4
すごいなぁ、まだ頑張ってる、と二人で感動。
1104_1sirohige2
霜月のアサガオです。

2016年11月10日 (木)

木枯らし1号

★東京で昨日、木枯らし1号が吹きました。

木枯らし1号、ぶるっときた 東京都心、気象庁発表(朝日新聞デジタル 2016年11月9日16時30分)
 気象庁は、東京都心で9日早朝「木枯らし1号」が吹いたと発表した。昨年より16日遅いという。気象庁によると、西高東低の冬型の気圧配置で都心では季節風が強まっており、東京都千代田区で9日午前5時37分ごろ、最大瞬間風速15.5メートルの北北西の風を観測した。北海道や山形で最大風速20メートルを超えている地域もあり、気象庁は、北日本では雪を伴った非常に強い風が吹き、10日にかけて大荒れになると予報している。(写真は北村玲奈)

「寒い風が吹いた、木枯らしだなぁ」ではありませんで、定義があるのですね。

↓「木枯らし1号」とは何か。
http://www.jma-net.go.jp/tokyo/sub_index/kiroku/kiroku/data/47.htm
東京地方の木枯らし1号
                        気象庁天気相談所作成
        東京地方における「木枯らし1号」は、下記の事項を基本として総合的に判断して発表しています。
            1 期間は10月半ばから11月末までの間に限る。
            2 気圧配置が西高東低の冬型となって、季節風が吹くこと。
            3 東京における風向が西北西~北である。
            4 東京における最大風速が、おおむね風力5(風速8m/s)以上である。
                   (ただし、お知らせには最大瞬間風速を記入する。)

↓「最大風速」と「瞬間最大風速」の違いは何か。
http://www.jma-net.go.jp/kanazawa/mame/kaze2/kaze2.html

お天気まめ知識
最大風速と最大瞬間風速

瞬間風速と平均風速
 風は、一定の速さで吹いているものではなく、ある時は強く、ある時は弱く、刻々とその速さが変化しています。
 そういう風速の絶え間ない小刻みな変化を「風の息」と呼んでいます。
 ひとことで風速と言っても、平均風速や瞬間風速というように風速を求める時間によって様々な風速があります。また、最大風速などのように最大値を表す風速もあります。
 下の図は、ある日の午前2時から4時の風速をグラフにしたものです。赤の線は、1分間に吹いた風の変動幅を表しています。
 例えば、2時50分から3時00分までの10分間の風速の変化を見ると、一番風速が小さいときで2.4m/s、一番大きいときで25.7m/sの風が吹いています。この瞬間毎の風を「瞬間風速」と言います。また、この10分間の風速を平均すると13.8m/sになり、これを「平均風速」といいます。
 また、平均風速や瞬間風速の最大値を「最大風速」、「最大瞬間風速」といい、上の図で青い○印の部分の風速になります。

「最大風速」は10分間の平均風速の最大値、「最大瞬間風速」は瞬間風速の最大値です。

天気予報や気象情報などで「風速○メートル」という場合、10分間の平均風速を指します。
 一般的に、瞬間風速は平均風速の1.5から2倍近い値になります。暴風警報が発表され、「25メートルの暴風の恐れがある」といった場合、瞬間風速では50メートル近い風が吹く可能性がありますので、注意が必要です。

というわけです。

さて、昨日の記録を見ましたら
05:40 までの10分間の平均風速は「6.9(m/s)」で、最大瞬間風速は「15.5m/s」でした。
「ただし、お知らせには最大瞬間風速を記入する。」という数字が報道されたのですが・・・。

記録としては
10:20までの10分間に、平均風速「9.0m/s」、最大瞬間風速「16.1m/s」が出ていますが、気象庁の発表では「東京都心で9日早朝「木枯らし1号」が吹いた」というのですから、10時台の記録ではないわけです。

なんだか結構ややこしいことですね。

★去年は10/24に木枯らし1号だったのですが、ナント、10/28に最高気温26.1℃の夏日を記録しているんですね。こういうこともありうるのでした。
今年は、現在11月ですから、もういくらなんでも夏日はないよなぁ。と期待します。

ラッキョウの花

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/post-c923.html
2016年10月31日 (月)「ラッキョウ」
10.25:咲き始めた
10.26:開花
↑既報です。
その後の状況を。

1027_2rakkyou2nd 2016.10.27
2輪目が開花しました。
小さい花ですが、紫色が素敵。

1029_2rakkyou1 10.29
朝、私の撮影。勢いがついてきて、どんどん咲きます。
1029_2rakkyou2
この写真、撮影時全く意識していなかったのですが、右の方にクモがいるようです。
多分ササグモでしょう。
こういうことが頻繁に起こりますね、我が家では。

1029_23yamatosijimi
昼過ぎ、妻の撮影。
ラッキョウのつぼみに来たヤマトシジミ。
もう翅がぼろぼろ。よくベランダまで上がってこられたね、というほどの姿。
ベランダのプランターにもカタバミが生えていますから、そこへ来たのかな。
胸をうたれます。
1029_24rakkyou
蜜があるようだったら、いくら吸ってもいいよ、といってあげたい。
「きわ」至れり。でしょうか。

きわ【際】キハ
(名詞や動詞の連用形に付くときはギワと濁る)
①物事のきわまったところ。つきるところ。かぎり。はて。枕草子[186]「よろしき人のさいはひの―と思ひて」
②物の他と接する境目。また、そのすれすれのところ。はし。かたわら。ほとり。宇治拾遺物語[3]「母屋の―にかけたる簾をばおろして」。「窓―」「額の生え―」
③重大な時期。時。折。源氏物語[須磨]「かく世を離るる―には」。「今わの―」「別れ―」「往生―」
④身の位置する程度。身分。階級。分際。源氏物語[桐壺]「いとやむごとなき―にはあらぬがすぐれて時めき給ふ」
⑤程度。ほど。源氏物語[桐壺]「道々の才ざえをならはさせ給ふ。―ことに賢くて」
⑥年末・節季などの決算期。続猿蓑「―の日和に雪の気づかひ」(惟然)
広辞苑第六版より引用

アオクサカメムシ

1026_5kamemusi1 2016.10.26
今年はこのカメムシをあちこちで見ます。
1026_5kamemusi2
アオクサカメムシでいいと思うのですが。
成虫はほとんど緑一色なのですが、幼虫は結構色どりがありますね。
姿がずいぶん変わります。
1026_5kamemusi3
次の脱皮で成虫でしょう。
1026_5kamemusi4
かなりコロンとしています。上から見ていると平べったそうに思えますが。

1027_6aokusakamemusi1 10.27
口の針が写りました。
1027_6aokusakamemusi2
成虫も見たいですね。幼虫の姿と並べて比較したい。
姿を見せてくれるといいな。

イチジク

1025_4itijiku 2016.10.25
食べる前の記念写真。
2つに切って、二人でパク。
たくさん採れたらジャムにでもするのですが、1個だもんなぁ。
口の中の「しあわせ」を味わい尽くしました。

カマキリ

1026_6kamakiri_2 2016.10.26
日の当たる草むらは暖かくて、よいエサ場になるのでしょう。

1027_7kamakiri1_2 10.27
前日とほぼ同じ場所にいました。
1027_7kamakiri2_2
威厳のある眼差し。
屋外では気温も下がるし、餌の昆虫との出会いも減るし、命の「際」に近づいてきていると思います。
だからどうした。
生きる力がある限りは生きるのだよ、キミ、そうだろ。
はい。

きわ【際】キハ
(名詞や動詞の連用形に付くときはギワと濁る)
①物事のきわまったところ。つきるところ。かぎり。はて。枕草子[186]「よろしき人のさいはひの―と思ひて」
②物の他と接する境目。また、そのすれすれのところ。はし。かたわら。ほとり。宇治拾遺物語[3]「母屋の―にかけたる簾をばおろして」。「窓―」「額の生え―」
③重大な時期。時。折。源氏物語[須磨]「かく世を離るる―には」。「今わの―」「別れ―」「往生―」
{以下略}
広辞苑第六版より引用

アオスジアゲハ

1025_3aosuji 2016.10.25
蛹がまっ黒。翅の模様が透けて見えます。羽化間近。

1026_4aosuji 10.26
羽化しました。白い顔にきょとんとした眼、という感じがしませんか?
チョウの顔って、個性的なのです。それぞれの種類のチョウに、独特の顔があります。

1027_16aosujiageha 10.27
翌日みかけたアオスジアゲハ。個体識別まではできませんが、前日に旅立っていった個体でしょう、きっと。
チョウ密度の高い我が家です。

ツマグロヒョウモン羽化

1024_8tumaguro1 2016.10.24
11時20分。目の前で羽化が始まりました。気づいたのはもちろん妻。
場所は、虫と人が共有する食卓。
ケースの外側からの撮影ですので、鮮明さは欠けますがご容赦ください。
脚で体重を支えてぶら下がっています。腹はまだ蛹の殻の中。
1024_8tumaguro2
腹まで全部出ました。この時点でもう脚を2対4本しか使っていません。
腹は太く、翅は縮れ、口吻もまだ1本にまとまっていません。
1024_8tumaguro3
まずは翅の展開ですね。
体液を翅脈に圧送して、翅を展開していきます。
1024_8tumaguro4
口吻は左右の顎の変化したものでしょうから、1対2本なのです。
(とい)のようなもの(外葉というそうです)を1本に合わせて、管(あるいは筒)にするわけです。
この写真では、外葉2本というのがはっきりわかります。
↓ここに、走査電顕写真があります。(対象はスジグロシロチョウですが、基本は同じです)
http://www.technex.co.jp/tinycafe/discovery42.html
蝶の秘密(スジグロシロチョウ-口吻2)

1024_8tumaguro5
口吻をまとめるために、口元をちょこちょこ動かすんですよ。かわいい動作なのです。
1024_8tumaguro6
口吻はまとまったし、翅の展開もほぼ完了。蛹便(ツマグロヒョウモンでは真っ赤な液体です)を排出して、体全体が乾くのを待ちます。
体の状態が整って、チョウの「旅立ちの意志」が固まるまで、何時間か待ちます。
要するにパタパタして「出たい」という意志表示をするのです。
1024_9tumagurohanasu
午後2時。「出たい」と言いました。
気温が下がり始める前ですし、いいタイミング。
元気よく旅立っていきました。
何ともいえぬ瞬間なのです。嬉しいし、ホッとするし、ちょっと寂しいし。
でも、この子の「子」をまた育てることになるかもしれないし。
いろんな思いが凝縮した瞬間を夫婦二人で味わいます。
これが飼育者の「醍醐味」というものでしょうか。
「醍醐味」とは「醍醐の味」という意味です。

ホソヒラタアブ

1024_7hosohirataabu 2016.10.24
ぼやけていますが、ホソヒラタアブです。

1105_3hosohirataabu 11.5
これね。ホソヒラタアブだと思うのですが、わずかな戸惑いを覚える。
ヒメヒラタアブより明白に大きいし、模様もホソヒラタアブですし。
なんか、細っこくない?華奢な感じがする。
ま、いいんでしょ、きっと。
ホソヒラタアブです。

カンナとササグモ

1024_2canna_sasagumo 2016.10.24
カンナがじっくりゆっくり咲き続けています。
そしてそこにササグモが構えている。

1025_2canna 10.25
翌日も。ササグモがいるのは見えますよね。
網を張らない生き方を選択したクモですから、獲物との遭遇の可能性が少しでも高い場所を選ぶのでしょう。
がんばれ。

キチョウ

1024_1kityou1 2016.10.24
前にもちらっと書きましたが、なぜかキチョウはカエデが好き。
花があるわけでもないのですが、カエデの木の周りを飛び、休む。
妻がそういうシーンを撮ってきました。
1024_1kityou2
すごい写真でしょ。
よくピントが合ったものだ、と感心します。
1024_1kityou3
顔のところをトリミングしてみました。
これはなかなか撮れる写真ではない。
いい顔してます。

オンブバッタ

1023_16onbubatta1 2016.10.23
玄関ドアの枠にしがみついていたオンブバッタのメス。

1105_2onbubatta 11.5
スダレにくっついていたオンブバッタのメス。
秋が進行していく中で、命の終わりへ向かっていくんだな、と感傷にふけり気味。

1106_5onbubatta 11.6
わ、交尾だ!
命をあきらめない。生きる力のある限りをきちんと生ききる。
ごめん、つまらん感傷だった。

「生きることの意味」なんていう無意味なことをすぐ言いたがる人間。
違うんだよね、生きるということ自体が生きることの意味なんだよね。
生きる力のある限りをきちんと生きること、それ以外に意味なんてありはしない。
そうやって38億年もつながってきたんだよね。私たちすべての生き物は。

2016年11月 9日 (水)

ヤマトシジミ

1023_15yamatosijimi 2016.10.23
ヒメツルソバの小さな花から蜜を吸うヤマトシジミ。
背景にはぼんやりとカタバミも写っています。
カタバミはヤマトシジミの幼虫の食草。
成虫・幼虫の御馳走が揃ったよい写真ができました。

イヌタデ

1023_14inutade 2016.10.23
イヌタデ=アカマンマの葉が真っ赤になっていました。
際立っていましたので上から一枚。
そのうち全部真っ赤になります。そういう季節だな。

小さくて丸い甲虫

大雑把でいい加減なタイトルで申し訳ない。
1023_9dandaratentou 2016.10.23
ダンダラテントウかな。アブラムシを食べるタイプ。
1023_10yotubositentou
ヨツボシテントウ。草むらに手を突っ込んで撮影していたら手にくっついてきました。アブラムシを食べます。
1023_11rurimarunomihamusi
ルリマルノミハムシ。キバナコスモスの花の中。花をかじるタイプ。
1023_12kumogatatentou
クモガタテントウ。ウドンコ病菌を食べる食菌性のテントウムシです。

それぞれに記事を立てるのも面倒と、まとめてご紹介しました。
みんな小さいです。メガネをずらして、老眼の裸眼で見ないとわからなかったりします。
{コンタクトレンズ使用者にはできない技ですが。}

ヒメハナグモ

1023_8himehanagumo1 2016.10.23
キバナコスモスの花に挟まってルコウソウが咲いている。あ、面白い、とカメラを向けました。
しかも、ルコウソウの花が分離が不完全で4角っぽいのがまた面白いと。
そうしたら、ん?なんかいる。ハナグモですね。
1023_8himehanagumo2
白いタイプのヒメハナグモのようです。
カニグモ科のスタイルです。
1023_8himehanagumo3
撮影に気付いて、隠れてしまいました。
ピント合わせの超音波モーターの超音波が聞こえるんじゃないかと思います。
カメラを向けてピントを合わせようとするだけで気づく昆虫やクモが多いですね。
結果、所期のキバナコスモスとルコウソウの写真に戻りました。

タイリクアリグモ

1023_6tairikuarigumo1 2016.10.23
結構いろんなアリグモの仲間に出会ってますね、私。
面白いことに、目が合った、という感じの写真が写るんですよ。
1023_6tairikuarigumo2
次の瞬間、向きを変えて去っていきました。
これはオスです。大顎が重たそうなクモがいたらオスです。

ナガサキアゲハ

1023_5nagasaki1 2016.10.23
デュランタに大型の黒いチョウが飛来。
翅の後ろが傷んでいるようです。
1023_5nagasaki2
まっ黒で、赤い斑紋がありまして。これはナガサキアゲハではないか。
1023_5nagasaki3
飛び回って去っていきました。
ちゃんとした画像は得られなかったのですが、多分間違いないと思います。
成虫もでかいし、幼虫もでかいし、蛹はごついし。
飼育していてとても楽しいチョウです。

カンナ

1023_3canna1 2016.10.23
カンナを撮ったら。右の方にクモらしきもの。
1023_3canna2
そっと近寄ると、こうです。トゲがあるようですから、これはササグモですね。
1023_3canna3
別の花にもまたササグモ。
1023_3canna4
トリミングすると。小さな昆虫を捕獲したようですね。なんだろう?
有翅タイプのアブラムシとかかな。
邪魔しないように退却しました。

ツマグロヒョウモン交尾

1023_2tumaguro1 2016.10.23
ガレージの扉の外、すぐ下。向こう側の翅を開いているのがメスです。
1023_2tumaguro2
コンデジを持った手を地面につけて撮影。{撮影はいいとして、立ち上がるのがつらいんですよね。腰にくる。}
1023_2tumaguro3
メスがオスをぶら下げたまま飛びました。
1023_2tumaguro4
木の高いところへ移動して交尾は続行。
さて、また、スミレに卵がどっさり、幼虫がわんさか、になるんだよなぁ。

カマキリ

1022w_7kamakiri1 2016.10.22
線路の柵にいました。
1022w_7kamakiri2
この「瞳」に痺れるんだよなぁ。
完全にこっちを見てますよね。
{偽瞳孔といいますが}

白髭咲きアサガオ

1022_14sirohige 2016.10.22
頑張ってます。
1022w_6sirohige
咲き続ける限り追い続けよう、と思います。
話が重複(ちょうふく)しようとなんのその。お付き合いください。

2016年11月 8日 (火)

オオハナアブ

1022w_4oohanaabu 2016.10.22
妻が撮ってきました。
見た瞬間はクマバチかと思ったそうです。
無理からぬことです。マルハナバチにも見えないことはない。
オオハナアブの擬態成功ですね。
慣れてくると、顔でハチかハエかは簡単に判断できます。
このアブ、複眼に面白い模様があるんだよ、などと解説しましたが。
それもちょっと写ってますけど、意図的に撮ってないから見づらい。

1027_17oohanaabu1 10.27
これはランタナで見かけたオオハナアブ。撮影は私。
この時の私の意識は複眼に集中しています。
模様が見えますね。
1027_17oohanaabu2
拡大。ほらね。
1027_17oohanaabu3
斜め前から。不思議な模様です。
吸蜜に熱中していて接近を許してくれました。
ハエ顔、というのも覚えてください。
短角亜目といって、触角も特徴的なのです。

1023_13kinkeharanagatutibati 10.23
キンケハラナガツチバチです。顔を意識して撮ったわけではないのですが、オオハナアブの顔と見比べてください。顔つきが全然違うでしょ。

ハナアブは、口で刺すわけじゃなし、腹端部に針があるわけでもなし。
大きいけれど、安心して覗き込んでください。

カマキリ

1026_6kamakiri 2016.10.26
暖かい草の間が気に入ったようです。

1027_7kamakiri1 10.27
翌日もほぼ同じ場所にいました。
1027_7kamakiri2
威厳のある表情。
11月には気温が下がってきています。
そろそろ生存の限界が近い、と思われます。

幼虫

1022w_3yotyu 2016.10.22
アゲハの幼虫ですが。
背中にこんな点点なんてあったんだっけ。などと、今更悩んだりして。
おばちゃ~ん、お世話になりま~すと、どんどん転がりこんでくる。
すごい生活です。

カエデ

1022_15kaede 2016.10.22
実が熟しています。
植物の花や紅葉だけが美しいのではない。
生きるステージのすべてがそれぞれ美しい。
美しいものだけを愛でる精神は、貧弱で、危険です。美しくないものを切り捨てることと等価です。
「美しい」を「役に立つ」に置き換えてみてください。

アオクサカメムシでしょうか

1022_13kamemusi1 2016.10.22
アオクサカメムシの幼虫だと思うのですが。
終齢幼虫と比べると、かなり姿が違いますね。
すごくコロンとしてるし。
1022_13kamemusi2
齢の異なるものをあちこちで見かけるというのは、卵がいっぱいあたっということでしょうが。
たあだ、成虫を見なかったんですよね。
雨に降りこめられたりしているうちに、あちこちに産卵したのかもしれません。
親世代を見ていないというのはどうも妙なもんだ。

サザンカ

1022_12sazanka 2016.10.22
サザンカの季節が始まりました。

唱歌「たき火」は冬の歌ですね。
「さざんか さざんか さいたみち」
北風がぴいぷう吹いたり、霜焼けの手がかゆかったり、たき火に当たろうかどうか相談したり。

今年の天候はなんだか不順だなとは思いますが、サザンカが咲いたとはいえ、まだ東京は秋です。
たき火はもうできないしな。たき火での尻あぶりなんて、しあわせだったけどなぁ。

★ガキの遊び
おおさむこさむ
山から小僧が飛んできた
なんといって飛んできた
寒いといって飛んできた
おおさむこさむ

私が知っているのはこんな歌詞ですが。
へそ曲がりのガキは、替え歌をつくる。

おおさむこさむ
山から小僧が飛んでこない
なんといって飛んでこない
寒いといって飛んでこない
おおさむこさむ

あまりにも寒すぎると、飛んでこないかもしれません。

ヒメヒラタアブ

1022_11himehirataabu 2016.10.22
なんだかな、妙なアングルで撮ってしまった。ゴメン。
オスの交尾器を見ているのかな、と思いますが、よく分からない。
私は交尾器までちゃんと弁別するような虫マニアではないもので、悪しからず。
わ~い小さなアブだぁ、でうれしくなるレベルの爺さんです。

キバナルコウソウ

1022_10kibanarukou 2016.10.22
赤い花が目立って、今年キバナルコウソウは劣勢だな。
ルコウソウ、モミジバルコウ、マルバルコウの花は赤です。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/post-bceb.html
2016年8月31日 (水)「キバナルコウソウ」
↑ここに日本植物生理学会へのリンクがあります。ちょっとややこしい話なのですが、花の色素の話。
関心がありましたらどうぞ。

ウラナミシジミ

1022_9uranamisijimi 2016.10.22
本来だと後翅の裏には目玉模様のような黒い斑点が二つあり、尾状突起があるはずなんです。
尾状突起が触角に、黒い斑点が複眼に似ていて(偽眼紋というのかな)、敵から見ると体の向きが逆に見えるのではないか、という話です。
↓本来の姿が見られます。
http://www.insects.jp/kon-tyouranamisi.htm

今回私が出会った個体には、尾状突起がありません。
ひょっとして鳥が、「頭」を狙って襲ったら実は翅の後端部だったので逃げおおせた、というようなことがあったのかもしれませんね。擬態が成功したのでしょう。
生きるって、厳しいものです。

シロオビノメイガ

1022_8siroobinomeiga 2016.10.22
近寄れなかったのですが、ピント合わせがエリアではなくポイントですので、手前の葉などをかいくぐってピントを虫本体に持っていけました。
なかなかかわいい顔をしていました。

ウスモンミドリカスミカメ

1022_7usumonmidorikasumikame 2016.10.22
人間は花を目で見て認識します。
でも、ひょっとすると花というものは開花する前のつぼみの時から「香り」のようなものを出しているのではないか。
昆虫たちは、それによって、つぼみのうちからある意味で「花」として認識しているのではないか。
匂い、香りといったものに対して、ヒトは鈍感ですからね。わからずにいるだけで。
ササグモがコギクのつぼみにいましたし、ウスモンミドリカスミカメもコギクのつぼみに来ています。
香りがあって、組織が柔らかくて吸汁しやすいのではないか(おいしいのかも)。
そんな気がするんですよ。

2016年11月 7日 (月)

ホラとうそ

朝日新聞のミニ連載:[しつもん!ドラえもん]2400 おんがくとことば編(10/14)から

 山伏がブオーと吹く楽器。何という貝でできている?吹くと「うそつき」の意味もあるよ。
[こたえ]ホラ
 大型の巻貝。合戦で出陣の合図にも使われた。見た目より大きな音が出るから、「ホラを吹く」→「大げさに言う」→「うそをつく」になったという説も。

そうなんですか?
「ウソ」と「ホラ」は同じですか?
「ウソ」も「ホラ」も「真実ではないことを言う」という意味では同じだとは思います。

でもニュアンスが違うような気がする。
「ウソ」は真実を隠そうとしますよね。
「ホラ」はそもそも真実なんかは関係ない。ホラを吹いて何かを隠そうとするというのはなんか違う気がする。
昔話や民話で、ほら吹き比べ、なんかはあるけど、嘘つき比べはないでしょ。
大ぼら吹いて楽しむ、という感覚はありますが、大嘘ついて楽しむわけにはいかないよな。

↓こんなの見つけました。ホラを楽しんでください。
http://www.ozawa-folktale.com/web_caf/guidepost_of_folktale/guidepost_of_folktale_39.html
第39回 ほら吹きばなしはいかがでしょうか
 昔話には、豪快なほら吹きばなしもあります。昔話はそもそも本当の話と信じられることを求めていないので、ほらとなると、極端なほらにして楽しみます。近代科学の合理性などまったく気にしていません。現代の子どもたちにも必ず喜ばれます。東北のほら吹きばなしをひとつ。

「ほらくらべ」
 むかし、関西一といわれるほら吹き名人が、東北一のほら吹き名人のところへ、腕比べに出かけていった。その家に着くと、小さな女の子が出てきた。そこで、
「わしは関西一のほら吹き名人だが、この家の主人はいるか」ときいた。すると女の子が、「ああ、父ちゃんかい?」というので、「そう、父ちゃんはどこいった」というと、「父ちゃんなら、早池峰山(はやちねさん)が倒れそうなんで、麦わら三本もって、つっかえ棒しにいったよ」といった。
 関西一のほら吹き名人は、「この小娘、生意気なこというな」と思って、「そんなら、母ちゃんはよ」ときいた。「母ちゃんかい。母ちゃんは、海に高潮が来たんで、鍋の蓋持って押さえにいったよ」といった。
 関西一のほら吹き名人は、「この小娘、なんて生意気なんだ。よし、それならこっちもおおぼら吹いてやれ」と思った。
「それじゃあ、ちょっときくが、奈良の大仏様の釣鐘が、この間の大風でどこかへ飛ばされてしまった。お前知らないか?」
 すると小娘は、「そういえば、この間、どこからか釣鐘が飛んできて、軒下の蜘蛛の巣にひっかって、一日中鳴ってたなあ。でも、いつのまにか、またどこかへ飛んでっちゃった」といった。
 関西一のほら吹き名人はこれを聞くと、
「こんな小娘がこれほどのほらを吹くんでは、おやじはどんなおおぼらを吹くかわからない」と思って、そのまま帰ってしまったというはなし。

↓ダイダラボッチ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%A9%E3%83%9C%E3%83%83%E3%83%81
「各地の伝承」というようなところを読んでみてください。

ホラは陽性、ウソは陰性、という気もする。

★自己言及のパラドクスというのもありまして。

「私は嘘つきだ」と宣言したとします。
私がこの言葉通りに嘘つきであるなら「私は嘘つきだ」という発言は嘘であることになり、私は嘘つきではないことになる。もし私が嘘つきではないなら「私は嘘つきだ」と言う言葉は正しいので、本当は私は嘘つきなのですね?

ササグモ

1022_6sasagumo 2016.10.22
コギクがもうそろそろ咲くんじゃないか、と見まわっていましたら、つぼみの前にササグモ。
花が咲いて虫が来るといいね。
急速に気温が低下していますので、小さな者たちも準備が大変でしょう。

アリッサム

1022_4alyssum 2016.10.22
去年も白のアリッサムが芳香を楽しませてくれました。
1023_4alyssum
色のあるアリッサムもあるのだそうです。

↓検索してみたら
http://www.yasashi.info/a_00006.htm
アリッサム(スイート・アリッサム)

科名:アブラナ科
学名:Lobularia maritima
別名:ニワナズナ スイートアリッサム
原産地:地中海沿岸
草丈:15cm~30cm
主な開花期:3月-6月/9月-11月
・・・
分類と品種
 以前はアブラナ科アリッサム属に含まれていましたが、現在はそこから分離されたロブラリア属に分類されます。分類上は「アリッサムとは違うもの」になっていますが、園芸では昔の名残で「アリッサム」と言うとこの植物を指すことが多いです。
 ロブラリア属は地中海沿岸に約5種類の仲間が知られていますが園芸で一般にアリッサムとして栽培されているのはロブラリア・マリティマ〔L. maritima〕の園芸品種です。

園芸の世界はわかりにくい。
いいや、アリッサムで通すことにします。
柔らかな香りがたちこめて、いい気分にしてくれます。

ウィンターコスモス

1022_2wintercosmos1 2016.10.22
買い物に行くスーパーのそばにちょっとした種苗店もありまして。
安売りされてたりすると、「救出」してくる妻です。
名前のプレートが立っているので名前がわかります。
1022_2wintercosmos2
花だけ見せられたら、なんだかわかりませんね。「キク科だぁ」としかいいようがない。
それでもいいですけどね。素人なんだから。

なんだ?

1021w_13chara1 2016.10.21
妻が面白がって撮ってきた写真。
1021w_13chara2
こういう看板です。
落とし物を看板の上に置いてくれたのか。
看板設置者がキャラクターとして置いたものなのか。
「見守る」とかいう意味があるのかな?
わかりません。

フタツメオオシロヒメシャク

1021w_12hutatumeoosirohimeshaku1 2016.10.21
ヒイラギの木にいたと妻が撮影。
私は、一目見て「シャクガだな」。でも、そこまで。
1021w_12hutatumeoosirohimeshaku2
調べた結果、フタツメオオシロヒメシャク、のようです。

フタツメオオシロヒメシャク
http://www.jpmoth.org/Geometridae/Sterrhinae/Problepsis_albidior_matsumurai.html
【幼虫食餌植物】 ヒイラギ科:ツシマイボタ(※KS)

写真も一致していると思います。
で、「フタツメ」があるのなら「ヒトツメ」というのもあるのかな?

あった!↓
ヒトツメオオシロヒメシャク
http://www.jpmoth.org/Geometridae/Sterrhinae/Problepsis_superans_superans.html
【幼虫食餌植物】 モクセイ科:イボタノキ(※KD)

よかったら写真を見てください。どうしてこれが「ヒトツメ」なのかよくわかりません。
命名の由来は見つかりませんでした。

もう一つ、突っ込みどころがあるんですが。
「ヒメ」って「小さい」ということですよね、普通。
「大きな」「小さい」シャクガって。なんだかなぁ。

ヒイラギ

1021w_11hiiragi 2016.10.21
ヒイラギの花です。
我が家のではなくて、買い物帰りの妻の撮影。
まだ香りが漂ってはいなかったとのこと。
モクセイ科です。でも、キンモクセイのようなこってりした感じの香りではなくて、もっと、淡い楚々とした感じの香りですね。
枝をもらってきて鉢に挿し木したものが我が家にありますが、まだ咲かないようです。

ご一緒に

1021w_3tumaguro 2016.10.21
メタリックな光沢の突起を持つツマグロヒョウモンの蛹。
10月中に、こんな蛹が「ん~じゅう」もぶら下がるようになってしまった。
幼虫の餌のスミレを採りに行くたびに更に幼虫を連れて帰ってくるんだもんな。すごいなぁ。
1021w_6yotyu1
この子は怒りんぼでしてね。ちょっと揺らすとすぐ怒る。
ごめんごめん、餌を替えるだけだから、となだめながらお世話をしてますよ、妻は。
1021w_6yotyu2
何がなんだかもう、よくわかっていません。
音を立ててバリバリ葉を食べる。
いっぱい食べていっぱいウンチして。元気だね、うれしいよ。
と。
虫と共に生きるって、いいもんですよ。

ヤノネボンテンカ

1021_28yanonebontenka 2016.10.21
咲き続けるヤノネボンテンカ。

1022_1yanonebontenka 10.22
はい、咲きました。
花が小振りになってきた、という感じはします。でも、咲くんです。
白い花弁にユスリカがとまっています。こんな小さな画像ですが、触角が見えるようだ、オスですね、きっと。

ヤサアリグモ

1021_27arigumo 2016.10.21
オスですね。上顎が発達していますので。
余計なお世話でいつも思うのですが。
この大きな上顎。重くないかい?首が疲れるとか、肩が凝る、とかしないかい。
と。
これ、メスにとっては魅力的なのかなぁ。

アオクサカメムシ幼虫

1021_25kamemusi1 2016.10.21
アオクサカメムシの幼虫と、ミナミアオカメムシの幼虫は似ていて、混乱していますが、一応、ここはアオクサカメムシとします。
1021_25kamemusi2
ルコウソウの仲間の茂みのあちこちで見かけます。
1021_25kamemusi3
真正面から。
口の針を実に刺していると思います。
1021_26kamemusi
上3枚の個体より若齢の幼虫でしょう。
背中の模様もちょと違う気もするけど。いろんなパターンが同一種内にあると考えたいと思います。
ほぼ同じ場所にたくさん見かけるのですから、おそらく同一種。ということで。

2016年11月 4日 (金)

間違っちゃったナァ

夕べ、NHKの夜7時のニュースの終わりごろ。
「世耕ロシア経済分野協力担当大臣」の発言が聞こえてきて、私はこけました。{譬えではなく。補装具を外した左脚の膝を左手で押さえながら室内を歩行していて、びっくりして、手が滑り、身体的・物理的にこけたのでした。}

世耕氏 日ロ経済協力プランの作業部会に出席(NHK 11月3日 19時28分)
 モスクワを訪れている世耕ロシア経済分野協力担当大臣は3日、日本がロシアに提案した経済協力プランを具体化する作業部会に出席し、両国が一層緊密に連携して案件の選定を急ぎたいという考えを示しました。
 ・・・
会議の冒頭で世耕大臣は「両首脳が日ロ関係の将来を真剣に議論するにふさわしい成果作りを進めなければいけない。この任務を完遂するには、日ロ双方のさらなる努力が必要だ」と述べ、両国が一層緊密に連携して具体的な案件の選定を急ぎたいという考えを示しました。
 ・・・

「完遂する」をね、「かんついする」と言ったのです。50代の政治家が、ねぇ。
世耕さんの任務の「遂行」は前途多難だな、きっと。任務を「ついこう」しようとするんでしょうからね。

かん‐すい【完遂】クワン‥
完全に遂行すること。やりとげること。「任務の―を期する」「事業を―する」
広辞苑第六版より引用

すい‐こう【遂行】‥カウ
なしとげること。しおおすこと。「任務を―する」
広辞苑第六版より引用

http://dictionary.goo.ne.jp/jn/48599/meaning/m0u/
かん‐すい〔クワン‐〕【完遂】
    [名](スル)最後までやりとおすこと。完全に成し遂げること。「難事業を―した」
    [補説]「かんつい」と読むのは誤り。

すい‐こう〔‐カウ〕【遂行】
    [名](スル)任務や仕事をやりとげること。「業務を―する」

https://kotobank.jp/word/%E5%AE%8C%E9%81%82-470326
デジタル大辞泉の解説
かん‐すい〔クワン‐〕【完遂】
[名](スル)最後までやりとおすこと。完全に成し遂げること。「難事業を完遂した」
[補説]「かんつい」と読むのは誤り。

ひょっとして「墜落」の予感があるんじゃないかと、あらぬ疑いをかけたくなりますね。{誤読のもとはこの辺でしょうね}

つい‐らく【墜落】
高い所からおちること。「飛行機が―する」
広辞苑第六版より引用

すい‐どう【隧道】‥ダウ
①墓の中に斜めに掘り下げた通路。はかみち。
②山腹や地中をうがって通した道。あなみち。トンネル。
(ズイドウとも)
広辞苑第六版より引用

雑談でした。

水を飲む

「ミネラルウォーターの回収」のニュースがありました。
「基準値を超えた臭素酸が検出された」ということです。
NHKのニュースから引用します。

ミネラルウオーター回収命令(10月28日 21時23分)
 山梨県西桂町の会社が製造し、名古屋市の会社が販売していたミネラルウオーターから、基準を超える臭素酸が検出されたことが分かり、県は4万5000本余りを回収するよう命じました。
 回収を命じられたのは、西桂町の「富士ピュア」が製造し、名古屋市の「ポッカサッポロフード&ビバレッジ」が販売していた、ペットボトル2リットル入りのミネラルウオーター、「富士山麓のきれいな水」です。
山梨県によりますと、今月24日に、西桂町の工場で製造した一部の商品を検査したところ、8月15日に製造された商品から、食品衛生法で定める基準値の2倍にあたる、1リットルあたり0.02ミリグラムの臭素酸が検出されたということです。
 このため、県は、28日、同じ日に製造された商品、4万5000本余りを回収するよう命じました。
この商品は、県外に出荷されていたということで、会社が出荷先の確認などを進めています。
これまでのところ、健康被害に関する情報は寄せられていませんが、県は、毎日27リットル余り飲み続けた場合は健康に影響を及ぼすおそれがあるとしています。

★臭素酸の基準値が「0.01mg/L以下」であるのに対して、「0.02mg/L検出」されたのだそうです。
この数値、有効数字は1桁でしょ。その下の桁を四捨五入したものですよね。この数値自体に誤差が入っているのです。
「0.01と0.02」で「大変だ、2倍も入っている」という感覚は持ちません、私は。
「ふ~ん大差ないですね」でも一応「基準として決めた」ものだから、守りましょうかね。という程度ですね。
この程度のことで「これまでのところ、健康被害に関する情報は寄せられていません」なんて、当たり前。
商売として、顧客への信頼の問題として、回収するわけです。「大変だ発がん物質を飲んでしまった」などと大騒ぎするほどのことではないな。

★もう一点。
「毎日27リットル余り飲み続けた場合は健康に影響を及ぼすおそれがある」
なに、それ?
毎日27Lも水飲めますか?1時間ごとに1L以上ですよ。
そんなに飲んだ日には、下手したら「水中毒」になっちまう。
臭素酸がどうのという前に、1日27Lの水、ということの異様さに気付いてほしいなあ。

「水中毒」は「すいちゅう・どく」ではありません「みず・ちゅうどく」です。
なんの汚染のない水でも、飲みすぎれば体によくない。
血液が水で薄まったら、どうなります?
「細胞膜は半透膜」というやつです。薄い方から濃い方へ水が浸透しますね。血球が膨らんでしまう。
で、医学的には「低ナトリウム血症」というのかな、危険な状態になります。
腎臓が尿をつくれる最大速度は16mL/min ということなので、24時間で23Lくらい排出できる計算ですが、これは負担が大きすぎる。
「毎日27リットル余り飲み続けた場合は健康に影響を及ぼすおそれがある」だなんて、ホント下手すりゃ「水で」死にます。
バカな報道をしないでほしいものです。

★臭素酸
HBrOですかね。
ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社のサイトを見に行ったら

・臭素酸とは、ミネラルウォーター等の消毒を行う際に、副生成物として発生する物質です。原料となる水に含まれる臭素が、オゾン殺菌等により酸化されて生成します。発がん性があるため、基準として定められています。食品安全委員会の食品健康影響評価結果によると、発がんしない摂取量(耐容一日摂取量)は、1 日に体重1kg あたり11μg(※)です。これを体重50kg の人間に換算すると1 日あたり0.55mg であり、0.02mg/L 含むミネラルウォーターでは、毎日27.5L飲むことに相当します。

こういう記述がありました。
臭素のオゾンによる酸化で生成、だそうですが、あまりピンときませんけど、まあ、そうなんでしょう。ここでは追及しません。

「発がんしない摂取量(耐容一日摂取量)は、1 日に体重1kg あたり11μgです。これを体重50kg の人間に換算すると1 日あたり0.55mg であり、0.02mg/L 含むミネラルウォーターでは、毎日27.5L飲むことに相当します。」

これが出典でしたか。

https://www.fsc.go.jp/sonota/kikansi/37gou/37gou_6.pdf

ADIとTDIの違いはなんですか?
ADIは食品の生産・製造過程で意図的に使用される物質に使われます
TDIは意図的に使用していないのに食品中に存在する物質に使われます

ADI(一日摂取許容量)とは、食品添加物や農薬などのように、意図的に食品に使用される物質について、一生涯毎日摂取しても健康への悪影響がないとされる一日あたりの摂取量のことです。意図的に使用していないにもかかわらず、食品中に存在する重金属やかび毒などの物質については、TDI(耐容一日摂取量)という用語が用いられます。ともに、通常体重1kgあたりの物質量「mg/kg  体重/日」で示されます。

ADIとはAcceptable Daily Intake
TDIとはTolerable Daily Intake
です。
「一生涯毎日摂取しても健康への悪影響がないとされる一日あたりの摂取量」

一生涯毎日27Lの水を飲み続けられますか?

↓参考
http://www.pokkasapporo-fb.jp/em/info_161029.html

お知らせ
お客様各位
商品の回収のお詫びとお知らせ
平成28年10月29日
ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社

 平素は弊社製品に格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
 この度、弊社が富士ピュア株式会社に製造を委託し販売しております「富士山麓のきれいな水 2L」(賞味期限2018年8月4日)において、食品衛生法に定められた成分規格のうち、基準値を超えた臭素酸が検出されました(※臭素酸の基準値0.01mg/L以下に対し、0.02mg/L検出されました)。現在のところ、お客様からの体調不良に関するお申し出はいただいておりません。
 原因につきましては現在調査中ですが、万全を期すため、市場にある本商品および同じ工場で製造した商品について、回収させていただきます。
 お客様ならびにお取引先様には、多大なるご迷惑をおかけいたしますことを心より深くお詫び申し上げます。
 つきましては、誠にお手数ではございますが、該当する商品がございましたら、下記送付先まで料金着払いにてお送りくださいますようお願い申し上げます。
 今後は、より一層品質管理を徹底し、再発防止に努める所存でございますので、何卒ご理解とご協力を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。
・臭素酸とは、ミネラルウォーター等の消毒を行う際に、副生成物として発生する物質です。原料となる水に含まれる臭素が、オゾン殺菌等により酸化されて生成します。発がん性があるため、基準として定められています。食品安全委員会の食品健康影響評価結果によると、発がんしない摂取量(耐容一日摂取量)は、1 日に体重1kg あたり11μg(※)です。これを体重50kg の人間に換算すると1 日あたり0.55mg であり、0.02mg/L 含むミネラルウォーターでは、毎日27.5L飲むことに相当します。
※μg(マイクログラム)は、mgの1000分の1
(後略)

キバナコスモス

1021_23kibanacosmos 2016.10.21
ぼんやり眺めてください。
私はこれを遠くから眺めて、顔パターンだと認識して近づいたのです。
雑然と繁った草花をぼんやりした視線で虫パターンを求めてスキャンしていると、顔パターンなども飛び込んでくるわけです。

ワカバグモ

1021_21wakabagumo1 2016.10.21
デュランタの葉にいました。ワカバグモのオスだと思います。
網を張らずに待ち伏せをするタイプのクモです。
1021_21wakabagumo2
落ち着いていたので、正面顔を一枚。葉の緑によく溶け込んでいます。
1021_21wakabagumo3
顔の部分だけトリミング。単眼がきれいに4対8個見えています。

1022_5wakabagumo1 10.22
翌日、同じ場所を覗いたら、いました。食事中でした。
獲物は小さなハチかな、という気がします。
1022_5wakabagumo2
カニグモ科独特の姿です。
興奮させちゃ申し訳ない、すぐ退き下がりました。

1023_7wakabagumo 10.23
この日までいました。その後は見かけていません。どこかへ移動したのでしょう。

小さなアブ:多分シママメヒラタアブ

1021_17abu 2016.10.21
写真はこれ一枚なんですよね。
小さなアブで、脚が黄色くて、複眼に縞模様があって、顔の正面が白い。
こんなところが特徴ですね。
調べてみると、シママメヒラタアブとノヒラマメヒラタアブという非常によく似たアブがいました。

http://www.hegurinosato.sakura.ne.jp/2bangura/vi_abu_hae/shimamamehirataabu.htm
↑ここに「シママメヒラタアブとノヒラマメヒラタアブを比較する」という項目がありまして

シママメヒラタアブとノヒラマメヒラタアブの脚の付根や触角を写真で比較することは細かすぎて困難です。それで顔の色を比較すると、少なくとも生態写真ではシママメヒラタアブはオスメスとも白く、ノヒラマメヒラタアブでは淡黄色です。厳密なkeyにはならないかも知れませんが、顔色をうかがうと見当が付くようです。

このページの写真を眺めて、私が出会ったアブは、シママメヒラタアブだろうということにします。自信はないです。

ササグモ

1021_16sasagumo 2016.10.21
ランタナのまだ青い実にササグモがいました。
ここはあまり虫の来る場所じゃないような気もするけど。
実が黒く熟すと、鳥が食べに来るかもしれないよ。
まだ花は咲いているので、花の方へ移動した方がいいと思うけどな。
このサイズのクモだと、イチモンジセセリはちょっと獲物には大きすぎる気がします。

青天の霹靂

1021_7ine1 2016.10.21
バケツ田んぼの稔り。
1021_7ine2
もう少し熟させてから「収穫」しましょう。
脱穀して、籾摺りして、玄米で食べてみようか。
私は日常、玄米食なので、白く精米する必要もないし。
「梅干し大」のおにぎりにして、何個できるか、という量の収穫だと思います。{ままごとですね}
でも、楽しい。

イチジク

1021_8itijiku 2016.10.21
イチジクも熟していました。
これはもう食べられそうだから、と食べました。
甘くておいしかったです。一口分しかなかったけど、仕合わせ。
「口福」だなぁ。

ザクロ

1021_6zakuro 2016.10.21
うっかりしていました。ザクロの実が大きくなっていた。
一才ザクロ、というので、木が小さいですから、実は数少ないのですけど、ちゃんとザクロです。
そのうち賞味します。

ルコウソウ

1021_5rukousou 2016.10.21
ベランダから下を見下ろして。
今の時期はもう、グリーンカーテンは不要ですが、すごいことになっていました。
フウセンカズラの実も見えますね。
庭に立って下から見上げるとこんな風には見えないのですが。
スゴ。

白髭咲きアサガオ

1021_1sirohige 2016.10.21
10月下旬に入って。ベランダで。
1021_2sirohige
ちゃんと白髭を生やして。

1021_20sirohige
こちらは門柱のところ。
いつまで咲き続けられるかな。

ツマグロヒョウモン

1020_21tumaguro0 2016.10.20
前翅の裏の色って、見たことのない人が多いはず。
屋外で出会うときにこの位置を見ることは少ないので。
ケースの中で、もう出るよ、といっている姿勢なので撮れました。
1020_21tumaguro1
どうぞお出ましください。
よしよし。
本当に瞳があるように見えますね。
1020_21tumaguro2
写真撮ったかい、じゃぁ行くよ、と去っていきました。
フォトジェニックな美人でした。

2016年11月 2日 (水)

2016年10月までの気温など:東京

201610kion 気温
10月の初めには30℃を超えたりしたのが、月末には最高気温が15℃を切ったりして。
これは正直辛いです。秋を飛ばして冬が来た、という気分。ストーブ出したり、寝具を冬用に替えたり、もちろん衣服も「衣替え」なんていう生易しいのではなく、半袖から一挙に長袖セーター重ね着ですよ。
201610sa 平年差
平年値との差だけを取り出して均したグラフ。
初旬のすごさがよくわかります。
201610situdo 湿度
9月終わりにすごい湿度でしたが、60%台まで下がってはきましたが、もうちょっと「さわやか」でも「すがすがし」くてもいいんじゃない、という気分ですね。
9月10月、なんだか「不順」だなぁ。体に堪えます。
なんというのか、気象現象が激しいというか荒々しいというか、そんな感じがしませんか?

ラテ欄タテ読み

TOKIO国分さんに第一子 父になる…タテ読みも登場(朝日新聞デジタル 2016年11月1日12時17分)
月1日付朝日新聞朝刊のテレビ欄。国分太一さん出演番組の紹介はタテに読むと「太一父になる」
 人気グループ「TOKIO」の国分太一さん(42)に10月31日、第1子となる女児が誕生した。
 ・・・
 1日付朝日新聞朝刊のテレビ欄で、国分太一さん出演番組の紹介は、タテに読むと「太一父になる」となっていた。

1101_3rateran 2016.11.1
ホントだぁ。新聞のテレビ番組欄で、時々こういう「縦読み」の「しかけ」企画がありますね。
気付かないだけでもっと「仕込まれて」いるのかな?
国分太一さんという方を私はほとんど知らないので、一言だけ「おめでとうございます」。

オジギソウ

1020_15ojigisou 2016.10.20
オジギソウは長く咲き続けますね。
今年は線路際にも進出を許しましたが、来年は庭に制限しようか、と話しています。
やはりトゲが気にかかる。
小学生くらいなら多少痛い思いをしたって、いい勉強でしょうけれど、保育園児にはちょっときつい気も。葉を畳むというとても楽しい植物ですが、トゲは痛いからなぁ。

1021_22ojigisou 10.21
オジギソウ・ルコウソウ・モミジバルコウの、花と葉の勢ぞろい。
きれいだな。

クマバチ

1020_14kumabati1 2016.10.20
デュランタにクマバチが来ました。珍しいな。
1020_14kumabati2
体が大きいから花が垂れる。
1020_14kumabati3
花の中へ頭っから突っ込んでいます。

秋にクマバチを見る時は、気温が下がって活動力を失った姿を見ることが多い。
今回は、元気に花を漁る姿で、嬉しかったな。
やっぱり羽音が大きくて注意を惹き付けますね。

ネコハグモ

1020_12nekohagumo 2016.10.20
コギクのつぼみの脇を「くぼみ」と認識しましたか。
ネコハグモは、必ず「くぼみ」に潜みます。
そのうち花が咲いたらまた移動することになりそうですね。
「くぼみ」が移動しちゃうかもよ。

ルリマツリ

1020_10rurimaturi1 2016.10.20
ルリマツリがまた咲き始めました。
花はもう終わったなと思っていたのに。
1020_10rurimaturi2
つぼみが面白い。

1021_3rurimaturi1 10.21
いろんなステージを一緒に。
1021_3rurimaturi2
剣のようなつぼみ。
1021_3rurimaturi3
風車のような咲き始め。
前のシーズンより出来事の進行がゆっくりなのかな。
こういう開きかけの姿はあまり見なかった気がします。

マツバボタン+

1020_8matubabotan1 2016.10.20
{前の記事で}ツマグロヒョウモンを見送るとき、私は玄関ドア前に置いたお風呂椅子に腰かけていました。
チョウは去り、さあ立ち上がろうとしたら、脇のマツバボタンがきれい。
1020_8matubabotan2
よくよく見たら、ササグモが花にいました。
花には虫が来るチャンスが大きい。という生存戦略でしょうね。
立っていたら気づかなかったかもしれません。ツマちゃんのおかげです。

ツマグロヒョウモン

1020_7tumaguro1_2 2016.10.20{1_2}
またもやツマグロヒョウモンですが。手乗り。
ケースを出たチョウが妻の左手に乗ったわけです。
その状態を私が撮ったのが上の写真。
妻は右手でチョウを撮影しまして
1020_7tumaguro1_1
これがその写真。
一匹のチョウがほぼ同時に異なるアングルで撮影されたものです。
1020_7tumaguro1_3
次いで、近くの葉に移動して、去っていきました。
チョウたちはどうも、羽化して出た場所付近をテリトリーにしているような気がします。
とにかく、家の周囲のチョウ密度が高いんです。みんな「うちの子」でしょう。

ギンメッキゴミグモ

1020_4ginmekkigomigumo 2016.10.20
網が輝いていたわ、と妻の写真。
露出補正をしてないせいもあって、輝きが強調されています。
それにしてもまあ、見事な円網ですね。
1020_9ginmekkigomigumo
私のカメラはマクロレンズ。クモ本体は写りますが、周囲も背景も浮かび上がっては来ません。
空中のクモは撮影しづらいですね。

ヒメツルソバ

1020_3himeturusoba 2016.10.20
しばらく花をお休みしていたヒメツルソバ。
また咲き始めています。
地面を這って伸びていますから、私は気づいていても撮影することはあまりない。
妻は、鉢の手入れなどでしゃがんでいるついでに撮ってきてくれます。
ありがたいことです。

キチョウ

1020_1kityou1 2016.10.20
前の記事で何の気なしに撮ったキチョウを載せましたが、ここでは意図して撮ったキチョウです。
1020_1kityou2
デュランタの花の中へ口を伸ばしているようです。
今年は例年になくキチョウをたくさん見る。
花で見ることも多いのですが、不思議なことに、花のないカエデの木の葉の間をよく飛びまわっている。
なんでかな。他のチョウはそんなことはないのに。
食草に似たような匂いでもするのでしょうか。

ツマグロヒョウモン

1019_4tumaguro1 2016.10.19
ツマグロヒョウモンのメスが羽化しました。
今回のポイントは「眼」です。
1019_4tumaguro2
光線の角度のせいでしょうか、複眼に「×」が現れていました。
×の交点の部分は偽瞳孔ですが、なんで×が現れちゃったのか、よくわかりません。
1019_4tumaguro3
次の瞬間には高く舞い上がって行ってしまいました。

1019_4tumaguro4
二人でわいわいやってたら、すぐ脇でキチョウが2匹、ぐるぐる回っていました。
1019_4tumaguro5
写す、というほどの気もなくカメラをそっちへ向けてシャッターを切っておきました。
後で、パソコン画面で見たら、写ってましたので、お目にかけます。
こういうこともあるんだな。

2016年11月 1日 (火)

アスパラガスの花&ササグモ

1019_3asparagus 2016.10.19
かわいい花ですが、雄株の花ですので結実しません。
ちょっと季節外れに咲いたかな、と撮影。
そうしたら、脇にササグモがいました。
1019_2sasagumo1
それも3匹。この個体は落ち着いています
1019_2sasagumo2
足場が悪くて足 を開いているのだと思います。威嚇ではないと思いますが。
1019_2sasagumo3
上の2個体よりは若齢。
この付近で孵化して散らばったのでしょう。
ここはベランダ、花も少ないし、餌が豊富とは言えないと思います。
冬に備えてくださいね

飛行機雲

1018_18hikoukigumo 2016.10.18
夕方、雨戸を閉めようとしたら飛行機雲。久しぶりだな。
上空が水蒸気の過飽和状態なのですね。

1021_29hikoukigumo 10.21
また飛行機雲。雲を縫うように飛行機雲が走っていたので、ひょっとして「消滅飛行機雲」になっていないかな。と写真を撮ったのですが、そうはなっていませんでした。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%9B%E8%A1%8C%E6%A9%9F%E9%9B%B2
↑ウィキです。飛行機雲の生成の解説もあります。
消滅飛行機雲の解説もあります。

空中に雲を描く飛行機雲とは逆に、雲が薄く広がる中を飛行機が通ると、雲が筋状になくなっていく。これは消滅飛行機雲(しょうめつひこうきぐも)または反対飛行機雲(はんたいひこうきぐも)と呼ばれる。発生原因は、飛行機の排出ガスの熱により大気中の水分が蒸発すること、乱気流により周囲の乾いた大気と混ざること、エンジン排気の粒子により水分が凍結し落下することの3つが挙げられる。

話には聞いていますが、まだ消滅飛行機雲というものを見たことがない。見たいな。

キクキンウワバ

1018_16kikukinuwaba1 2016.10.18
ところで、パセリの葉にキアゲハの幼虫を発見した時に、同時に同じパセリの葉に、見慣れない緑の幼虫がいまして。
これがどうも、大食漢。パセリの葉をもりもり食う。茎まで食べています。
私共としましては、キアゲハの幼虫を育てたい。ガの方はできれば勝手にやってほしい。パセリはキアゲハのために残したい。
1018_16kikukinuwaba2
頭部側面に黒い模様があったりして「悪漢面」だなぁ、キミは。
1018_16kikukinuwaba3
ちょっとパセリの葉から引き離して。指は私の指です。
考えた結果、やっぱり外で勝手に生きてもらおう。妻は玄関の外へ連れていって、草むらに置いてやりました。
一方、私は手元の「庭のイモムシ・ケムシ」という本を開いて、「パセリ」を食草にする幼虫を調べてみたら、これはキクキンウワバの幼虫でした。頭部の黒い模様なんかもそのまんま。
パセリなどの他に、キク科植物も食草らしい。
キク科の葉も食べるってさ、と妻に告げたら、あらそうなの、回収してこよう、と出ていって、幼虫を連れ帰ってきました。
で、外のコギクの葉を採ってきて幼虫と一緒にケースに入れてやりました。

1019_7kikukinuwaba 10.19
翌日ケースを見たら、菊の葉を食べていない。
やっぱり最初に食べたものしか受け付けないのかな。でも、パセリはあげられないしな。
菊のそばに置いてあげるから、自分で食い物を探しに行きな、と妻に頼んで線路際のコギクにおいてやったのです。
妻が撮ったお別れの記念写真。

1020_13kikukinuwaba1 10.20
翌日、私の昼の散歩。ぶらぶらしていたら、菊の葉を丸くまとめたやつがいる。
アオイ科の植物の葉を巻くワタノメイガとか、クルミの葉を巻くトサカフトメイガの幼虫とかを知っていましたので、きっと同じようにキクの葉を巻く幼虫が中にいるんだろう、どんな幼虫かな、と指で開いてみたのです。
1020_13kikukinuwaba2
そうしたら、アレ!?キクキンウワバの幼虫じゃないか。
妻を呼んで見てもらったら、昨日妻が幼虫をおいてやったその場所なのでした。
1020_19kikukinuwaba
あ、そうか、こいつ、繭を作って蛹になろうとしているんだ!
だからもう食べなくてもよかったんだ。
ゴメン、スマン、蛹になろうとしていたのに、開いてしまった、申し訳ない、悪かった、と少し閉じてやって、放置。

1021_4kikukinuwaba 10.21
翌日同じ場所を見たらちゃんと閉じていました。
この中で蛹になっていると思います。
当面はこのまま放置して、キクが枯れる頃、ケースにでもいれてやろうかな、羽化後の成虫を見てあげたいな、と思っています。
数奇な運命をたどったイモムシちゃん。ちゃんと大人になれますように。
夫婦二人していろいろ騒ぎまくってしまいましたことよ。

↓幼虫図鑑
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/kikukin-uwaba.html

顔の側面には黒い条紋があり,体の黒点紋からは短い毛が生えている。背中には細い白線が数本走っている。
・・・
簡単な繭を作りその中で蛹になる

幼虫と、成虫の写真も見られます。

キアゲハ幼虫

1018_17kiageha 2016.10.18
パセリの葉に「出現!」
私たちはまたもやパセリを食べ損ねた。

1021w_2kiageha1 10.21
右の方の幼虫は横縞模様になりました。
通常、キアゲハの幼虫、というと、この横縞模様が目印。
でも、若齢では左の幼虫のように、黒かったりしますので、見間違えないように。
1021w_2kiageha2
典型的な姿。もりもりパセリを食べてます。

1022w_2kiageha 10.22
両方とも横縞模様に揃いました。
ま、いいけどさ私らがパセリを食べそこなったって。元気に育ってくれればそれでいいのです。

ルリマルノミハムシ

1018_13rurimarunomihamusi 2016.10.18
ルリマルノミハムシもキバナコスモスの花を食べているようです。
先日アップしたルリマルノミハムシは擦れた感じで光沢を失っていましたが、この個体は艶がある。
この昆虫は成虫越冬のはず。栄養を蓄えて、枯葉の下にでも潜り込むのかな。
今度見かけるのは春、3月でしょうか。
またね。

オオタバコガか

1018_12imomusi 2016.10.18
これはオオタバコガの幼虫ではなかったか。自信はありませんが。
キバナコスモスの花をかじっているのでしょうが、まあいいです。
キバナコスモスはパワフルに実をつくっていますから、さして影響が出るということもない。
早いところ蛹になっちゃった方がいいよ。

モミジバルコウ

1018_10momijibarukou 2016.10.18
後ろから陽を浴びて輝くモミジバルコウの花。
花粉が散っているところが嬉しい。訪花した昆虫がいたということですね。
1018_11kage
写真の上に見えるルコウソウの櫛状の葉が交差していて、その影がモミジバルコウの葉に映っています。
格子状の影に気付いて、よく見たら、上で交差していることに気付きました。
「ルコウ」仲間でした。

キンケハラナガツチバチ

1018_9kinkeharanagatutibati 2016.10.18
胸の周りの毛が「金毛」です。
ほぼ間違いなくキンケハラナガツチバチでしょう。
天気がいいと、ハラナガツチバチたちがキバナコスモスに必ずたくさんやってきます。

1020_16kinkeharanagatutibati 10.20
この方がいかにも金色に写りましたかね。
花の黄色とよくマッチしています。

フヨウ

1018_6huyou 2016.10.18
フヨウの実は雨で濡れると閉じ、晴れて乾燥すると開くようです。

1020_5huyou 10.20
乾燥しました。もう種子を自分で蒔いてしまったようですね。
来年、どこかから芽を出すかな。

ユウゲショウという花の実は、濡れると開いて種子を水で流す。
フヨウは乾燥して時に開いて、種子を風に乗せる。
マツカサも濡れると閉じて乾くと開きますね。
いろいろな方法があるものです。

雨滴

1018_4uteki1 2016.19.18
前の夜は雨だったのですが、翌18日は晴れました。
ベランダのラッキョウのつぼみが輝いていました。
1018_4uteki2
妻もアスパラガスが雨滴で輝いているのを見て撮影。輝点が雨滴です。
1018_4uteki3
ピントが合わないのも又面白い。
1018_4uteki4
これは何だ?干渉縞なのかな?
1018_4uteki5
ピントが無限遠の方に行ってしまって、無限遠の点光源からの光が雨滴で屈折・反射してプリズム効果で虹の色が出ているのかな。
1018_4uteki6
カメラの絞りの「穴」で光が回折し、干渉を起こしたのではないでしょうか。
妙な写真が撮れました。試してみてください。

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