ホウセンカ
2016.10.8
玄関先、ジュウニヒトエのあたり。
きれいな色で咲いています。
まことに典型的な姿。
★ところで、10月17日の朝日歌壇に掲載された歌。
高野公彦選
遠慮なく花も葉も喰う芋虫はインパチェンスを生きる糧とす:(大洲市)村上明美
無知な私は「インパチェンス」がわからない。ふと、英語の「インペイシェント(impatient)」が脳裏に浮かぶ。
「耐えきれない・我慢できない」というような意味ですよね。園芸家がそういう名前を付けたのか。とまでは想像しましたが、具体的な花がわからない。
検索したらちゃんとヒットしましたね。
http://www.yasashi.info/i_00002g.htm
日本でも古くから親しまれているホウセンカも同じ仲間ですが、通常インパチェンスと呼ばれているのは、アフリカ東部(タンザニア、モザンビークなど)原産のアフリカホウセンカとその園芸品種です。
そうなんだ!ホウセンカなのか。
季節の花300のサイトから
http://www.hana300.com/hosenk.html
・釣舟草(つりふねそう)科。
・学名:Impatiens balsaminaImpatiens :ツリフネソウ(ホウセンカ)属
Impatiens (インパチエンス)は、ラテン語の 「impatient(我慢できない)」が語源。
種子が熟すると 勢いよくはじけ飛ぶことから。
英語でも
im・pátient
►a
1 気短かな,性急な,せっかちな,いらいらする〈at, with〉;落ちつかない
・be impatient of… …に耐えきれない,我慢できない;〈解釈〉を許さない.
2 もどかしがる,しきりに…したがる〈to do〉
・be impatient for… …が欲しくてたまらない.
impatiently ~・ly adv
impatientness ~・ness n
[OF<L]
リーダーズ英和辞典第3版より引用
なるほどね。園芸の方ではよく属名で呼ぶことがあるので、これもきっとそうですね。(園芸品種が多すぎるのかな)
★さて、短歌にもどりまして、インパチェンスを生きる糧とする「芋虫」って、なんだろう?
思い浮かぶのは、ちょっと蛇顔のセスジスズメかなぁ。我が家でもホウセンカで何度も見ています。
黒い芋虫というイメージです。(別の色のもいますけど)。
歌の中に「黒」が組み込まれていれば確定できましたが、確定はできませんね。
可能性は大です。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/020926a1.html
セスジスズメ
体色は黒紫色の芋虫。体側に黒と白の縁取りのある黄色(オレンジ色)の斑紋がある。尻尾があり,先は白く,付け根はオレンジ色。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-89b7.html
2014年9月30日 (火)「セスジスズメ幼虫」
ホウセンカの茎にいたセスジスズメの終齢幼虫。
得も言われぬ美しさですが、ホウセンカには葉が無くなってしまった。
この際、茎まで食べたらどうかね。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-6b9c.html
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/10/post-9381-1.html
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