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2016年10月

2016年10月31日 (月)

突然、寒くなりました

10月28日、東京は寒かった。
最高気温は14.8℃、最低気温は10.1℃。
これだけを見ると、そうなの?という感じですが。
10月28日の最低気温の平年値は11.8℃ですから、そう大したことないじゃん。
ところがですね
1028kion
見てください。最低気温が出たのは午後2時頃なんです。
正確には
最高気温は0:11に出ました。
最低気温は13:58です。

午後2時頃といったら、普通のパターンなら最高気温が出る頃でしょう。
その時に10.1℃というのが堪(こた)えました。
東京の最高気温が10度台というのは、クリスマスの頃から正月5日頃にかけてなのです。
1月3日の最高気温の平年値が10.1℃。
わぁ、突然正月の日中の寒さになってしまった。

寝具を厚くしたり、セーターなどを引っ張り出したり、ストーブも準備したり、炬燵もちゃんとコードを繋いで、夜は使いましたよ。
ちょっと、極端じゃないですか?お天気さん。
あなたはまあ「元祖お天気やさん」ですけどね。
先が思いやられるなぁ。

桜坂(+)

1018_3sakurazaka1 2016.10.18
買い物に出た妻の撮影。
肉眼的にはうっすら「桜紅葉(さくらもみじ)」になっていますが、写真にはあまりよく写りませんね。
1018_3sakurazaka2
なんとなく、いつの間にかがさがさっと散ってしまいます。

http://dictionary.goo.ne.jp/jn/87208/meaning/m0u/

さくら‐もみじ〔‐もみぢ〕【桜紅‐葉】
    秋に桜の葉が紅葉すること。また、その葉。《季 秋》「汝 (なんぢ) なき―に還りける/楸邨」

桜坂の下の、路地。
1018_2kaki
柿が色づいてきてたわよ、と。
渋柿の渋さ、を知っている人は少ないかもなぁ。
物理的に「渋い」です。唇や舌が滑らなくなります。と経験者は語る。

エンジェルズトランペット

1018_1angelstrumpet1 2016.10.18
以前は夏前に花のシーズンがあって、それで終わりだったように思いますが。
1018_1angelstrumpet2
今年はシーズンが長い。終わったかと思うと、またわっと咲いています。
1018_1angelstrumpet3
この木、高い庭で栽培しておられますのでいいのですが、有毒植物ということですので、公共の場所には植えにくいですね。
毒性のことを知っていればどうということもない、美しい花です。
同じように要注意のキョウチクトウはそう騒がれもしませんので、同じように対応してください。

http://www.hana300.com/kidach.html

開花時期は、 6/ 5 ~ 11/末頃。
 6、7月頃に咲くものと、9、10月頃に咲くものとがあるようだ。

そうなんだ。でも一本の木で2シーズン咲いているようでもありますが。

ホトトギス

1016_20hototogisu 2016.10.16
余分なコメント不要ですね。
光を見てください。

ナガエコミカンソウ

1016_19nagaekomikansou 2016.10.16
実に柄がついてますので、ナガエコミカンソウ。
この実は、コミカンソウのような赤い色にはならず、褐色にもならないように見受けます。

前の記事のコミカンソウが、古い時代から日本にいたのに対して、ナガエコミカンソウは近年の帰化種だそうです。
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/euphorbiaceae/komikansou/komikansou.htm

 コミカンソウは本州から琉球、熱帯に広く分布する一年草。路傍や畑、公園などの荒地に生育する。在来種と記載している図鑑もあるが、セイロン原産との記述も見られる。日本では耕作地などに生育する植物は少なく、農耕の伝来とともに伝来した古い時代の帰化植物(史前帰化植物)なのではないかと思われる。

http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/euphorbiaceae/nagaekomikansou/nagaekomikansou.htm

ナガエコミカンソウはアフリカおよびインド洋のマスカレーヌ諸島が原産と考えられている帰化の1年草。関東以南から琉球・小笠原に分布し、都市域に急速に広まっているとのこと。

我が家のコミカンソウもナガエコミカンソウも、勝手にやってきて住み着いたものです。
どうやってやってきたものやら。

コミカンソウ

1016_18komikansou 2016.10.16
まだ赤くならないあ、と思っていたら

1024_5komikansou1 10.24
赤くなりましたね。妻が撮影してきてくれました。
1024_5komikansou2
「みかん色」じゃないけど、ま、いいでしょう。
なかなかかわいいものでして、眺めていると楽しい。
実のなり方としては、なかなか珍しくて面白いですよ。

カナヘビ

1016_17kanahebi 2016.10.16
おなじみ、カナヘビ。
もう気温が下がってきましたし、そろそろ冬眠準備ではないでしょうか。
安全に冬眠できる場所を探し始めた方がいいかもよ。
突然寒くなって、動けなくなったらマズイもんね。

エビガラスズメ

1016_15ebigarasuzume1 2016.10.16
エビガラスズメの緑色タイプの幼虫。モミジバルコウにいました。
でか。リッパ。
頭は右です。体の模様は、気孔です。
1016_15ebigarasuzume2
大きな体で細い茎をギュッと抱えてつかまっています。
この姿がなんともかわいいんですよね。

40年以上も昔、妻はアゲハ幼虫のこういう姿を見て完全に痺れてノックアウト。
以来、現在に至るまでチョウの飼育をやっているというわけです。
人生なんていうものは不思議な偶然の連続体なのです。
チョウを育てるのが夢だった、なんていう人じゃなかったんですから。

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/ebigarasuzume020921.html
↑幼虫図鑑です。エビガラスズメの幼虫には多様なタイプあります。成虫も見られます。
ガが嫌いでなければ、どうぞ。

ルリマルノミハムシ

1016_14rurimarunomihamusi 2016.10.16
ずいぶん傷んでしまったルリマルノミハムシ。
全面的にテカテカなんですけどね、本来は。
何があったのか、擦り傷でしょうか、光沢がずいぶん減ってしまっている。
体は傷みましたが、生きられる限りをちゃんと生きる。立派です。

ヤサアリグモ

1016_11arigumo 2016.10.16
ハエトリグモ科アリグモ属のクモは日本では5種類だと思います。
それがまた識別しづらいのですよね。
今回のは、黒くててかてかした感じでヤサアリグモではないかと考えました。

↓参考サイト。
http://spider.art.coocan.jp/studycenter/japanmyrmarachne.htm

★先週、夕食の食卓に小さな黒い「アリ」が出現。私がつまんで、メガネをずらして裸眼で見たところ、アリグモだ!
顔を見ての判断です。アリの顎じゃないようでした。
その判断を聞いた妻、見間違いじゃないかと思ったそうです。ところが、逃がそうとしている間に一回私の手からそいつが飛び降りたのですが、その時に「糸を引いた」。それをみて、納得した、と申しておりました。

新海栄一さんの「日本のクモ」のアリグモの項から引用

アリに非常によく似ているので、糸を引いて降りるまではクモと気付かないことがある。

まさしく、これでした。
葉の上でアリグモの仲間を見かけた時の判別法として、探査行動の違い、を見るのもいいかもしれません。
アリの探査行動と、アリグモの行動は微妙に違うので、慣れてくると、ん?あの歩き方アリグモじゃない?と見えてきます。

ラッキョウ

1015_1rakkyou 2016.10.15
つぼみが色づいてきました。
スーパーでラッキョウ漬け用に売っている市販品です。

1025_1rakkyou1 10.25
オシベとメシベが外に見えています。
咲いた、といっていいでしょうか。

1026_1rakkyou1 10.26
この位開けば「開花」宣言でいいと思いますが。
1026_1rakkyou2
つぼみはたくさんあります。
追って開花状況をご報告します。

2016年10月28日 (金)

白髭咲きアサガオ

1016_10sirohige 2016.10.16
10月中旬もまだ咲いています。
1016_10sirohige2
門柱につかまって伸びた株。
この場所と、ベランダと、2か所で咲いているので、(ほぼ)最後の花というのを確認しようと見続けています。
「咲き始め」というのは把握しやすいですが、「咲き終わり」は難しいですね。
頑張る花を見届けなくっちゃ、とこちらも粘っています。

ハエ

1016_9hae 2016.10.16
ハエです。よく見るような気もするけれど、いざ、これは何だ?となるとよくわからない。
シマバエの仲間なのかな。(ショウジョウバエにしては大きすぎます)
同定はできません。ハエの世界は奥が深い。

タマスダレ

1016_7tanasudare 2016.10.16
一輪だけ咲きそうです。
ほんのり色がついていますが、この株は白い花のはずです。

1018_5tamasudare1 10.18
咲きました。
ちょっと油断しましたね、タマスダレのほとんどを失ったようです。
1018_5tamasudare2
佳い姿だ。
ピンクのタマスダレは消滅してしまったし。
やっぱり少しは面倒見てあげなくっちゃね。と反省しています。

ブドウトリバ

1016_6budoutoriba 1016.10.16
また出会ってしまいました。
ごくたまにしか出会わない昆虫なのですが、どうしてか、今年は何度も見る。
このひょろひょろしたガが成虫越冬なのだそうです。
芯まで冷え切るでしょうに、よく生き延びられるものですね。
来年また、ヤブガラシなどで繁殖するのかな。かまいませんが。

カナヘビ

1016_5kanahebi1 2016.10.16
多分、妻と私と同じ個体を見続けている。
池のそばをテリトリーにしているのでしょう。
1016_5kanahebi2
先日、妻に、カナヘビの頭頂眼のことを教えてあげたら、喜んでいました。
話は知っているんですよね、でも、カナヘビにそれがあることはあまり知られていない。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E6%9E%9C%E4%BD%93
松果体

発生過程を見れば、松果体は頭頂眼と源を一にする器官である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A6%82%E6%97%A5%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0
概日リズム

哺乳類における時計中枢は視床下部の視交叉上核 (suprachiasmatic nucleus; SCN) に存在する。・・・視交叉上核は日長の情報を網膜から受け取り、他の情報と統合し、松果体 (pineal gland) へ送信していると考えられている。松果体ではこの情報に応答してホルモンであるメラトニン (melatonin) を分泌する。メラトニン分泌は夜間に高く昼間に低い。

ということで、私たちにも無縁のものではありません。

カンナ

1016_4canna 2016.10.16
もう今年は終わったと思ったのに。もう一回咲く、といっています。

1018_8canna 10.18
赤い花が見えてきましたよ。

1021_13canna 10.21
咲き始めました。

1022_3canna1 10.22
大したもんだ。

1022_3canna2_2 10.23
花の下にササグモが居を構えまして。(ずっとこの辺に居るというだけですが)
餌の昆虫が来るのかどうか、とにかく、ここに居続けています。

アオムシちゃんたち

1016_1youtyu1 2016.10.15
これはクロアゲハの幼虫。
1016_1youtyu2
脱皮して緑色になったばかりのアゲハ幼虫。
1016_1youtyu3
これから成長するための伸びしろがいっぱい(しわしわだ、ということです)。
これらは、この秋に蛹化して蛹で越冬するでしょう。

これから忙しいのはツマグロヒョウモン。
越冬蛹になってくれれば落ち着くのですが、幼虫が冬でも成長を続けるのです。
餌の確保に追われます。

ヤノネボンテンカ

1015_11yanonebontenka 2016.10.15
もう終わりかなぁ、と思えば、まだまだ、といわれる。

1016_3yanonebontenka 10.16
昨日のつぼみが今日咲いて。
他のアオイ科は終わったのですが、ヤノネボンテンカは咲き続ける。
東京の気温だとこの調子のまま冬へ向かっていくのかな。
少しは休んだ方がいいと思うのですが。
植物の耐寒性って、どのように決まるんだろう?

ヒメハラナガツチバチ

1015_10himeharanagatutibati1 2016.10.15
今の時期、このヒメハラナガツチバチとキンケハラナガツチバチが、キバナコスモスにいつでも来ています。
2匹が接近しまして、どうなるのかな、と思いましたが何も起こりませんでした。
1015_10himeharanagatutibati2
とにかく「夢中」になってしまって、見ている人間なんか無視、なんです。
カメラを向けられることに敏感な昆虫も多いのですが、この状態のハラナガツチバチたちは、カメラには全く無頓着。
1015_10himeharanagatutibati3
これどういう姿勢なのか、ちょっと把握しにくいでしょう。
翅をほぼ真後ろから見ています。
四股でも踏んでいるような恰好ですね。
じろじろ見てないのっ!こっちは忙しいんだからね、とまぁ、叱られそうな勢いです。

ホソヒラタアブ

1015_9hosohirataabu1 2016.10.15
ホソヒラタアブは成虫で越冬しますので、東京などでは冬でも見ることがあります。
他の昆虫が減っていく中で、相対的に目にするチャンスが増えるようです。
1015_9hosohirataabu2
ハチに擬態しているのだと思いますが、この顔を見てください。
「ハエ顔」なのです。少し慣れれば、ハエとハチの顔は簡単に識別できます。
花粉媒介者ですし、幼虫はアブラムシを食べますので、毛嫌いせず、敬して遠ざく、くらいで付き合ってやってください。
ホバリングの達人です。

紅葉が見頃

昨日の記事で、関東地方の「紅葉の見ごろ予想」の予測式の話を書きました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/post-35ea.html
↑ここです。

そうしたら、昨日の新聞記事でこんな報道↓

日光・中禅寺湖で紅葉が最盛期 冷え込みで一気に色づく(朝日新聞 2016年10月27日13時26分)
 栃木県日光市の中禅寺湖周辺で紅葉が見頃を迎えている。湖畔ではカエデやナナカマド、カツラなどの木々が赤や黄色に色づき、遊覧船がゆっくりと行き交っていた。日光市観光協会によると、中禅寺湖周辺の紅葉はいまが最盛期。先週末の冷え込みで一気に色づいたという。

日光も関東地方だからな、予測式を当てはめてもいいだろう、と考えまして。
気象庁のサイトで調べたら
栃木県奥日光の、2016年9月の日平均気温の平均16.4℃
でした。
式で計算すると「28日」でした。
グラフ↓の赤い線で読み取っても、「28,9日」ですね。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2016/10/27/koyoyosoku.jpg

10月1日からカウントして「28日」ですから、ドンピシャ、ですよ。
両側7日ずつを誤差範囲としているのですから、「的中」です。
なるほどなぁ。大したもんだ。
{「見頃」というもの自体、「ある一日だけ」ではないわけで、かなりの幅があるわけですしね。}

2016年10月27日 (木)

紅葉進行中

1022_15momijitorukou 2016.10.22
カエデの紅葉(モミジ)が進行中でして、そこにルコウソウが絡んで咲いている。
で、駄洒落「モミジトルコウ」というのを思いついて、こだわってます。
(「こだわる」というのは「些細なことにとらわれている」という意味です)

1026_7kaede1 10.26
前日25日が寒くてさえない日だったので、26日の陽射しは暖かくてうれしかった。
空も青。
いつまでルコウソウが花を咲かせてくれるか、わからないので、すぐ撮影してしまう。
1026_7kaede2
陽射しの温もりと、進んでいく紅葉、頑張るルコウソウを併せてお楽しみください。

★先日、NHKの気象予報士さんが「紅葉の見ごろ予想」の予測式の話をしていましたので、検索してみましたら気象庁の報道発表資料を見つけました↓
http://www.jma.go.jp/jma/press/0709/27a/koyo2007.pdf
報道発表資料(平成19年9月27日気象庁)
ここから、一部を引用します。

関東地方の「紅葉の見ごろ予想」
・・・
参考
「紅葉の見ごろ予想」で用いる予測式について
1.関東地方での「紅葉の見ごろ」の予測について
「紅葉の見ごろ予想」で用いる予測式は、紅葉の見ごろと 9 月の気温との間に高い相関があることから、関東地域の紅葉の名所での現地調査と近隣の気象観測所の 9 月の平均気温をもとにしたものです。具体的な関係式は次のとおりです。
    10月1日からの通算日数(y) = 係数1 × 9月の平均気温(T) + 係数2
9月の気温について、紅葉の名所で気温を直接、観測していない場合は、もっとも近い気象観測地点の気温を高度補正して、現地の気温を推定します。
予測式では紅葉の最盛期となる期日が算出されますが、「紅葉の見ごろ予想」の発表では予測式の誤差を見込んで、前後7日を併せた合計15日間を「紅葉の見ごろ」時期として発表しています。

2.
予測式の見直し
  これまでの予測式は、昭和 30 年代の紅葉の名所での現地調査に基づいて作成したものですが、今般、(社)日本観光協会の協力により、最近 5 年間の各地の紅葉の見ごろに関する資料を現地調査のデータとして予測式を見直して、これまでの予測式、
y = 3.99 × T ― 43.61
を、新しい予測式、
y = 4.62 × T ― 47.69
としました。
新旧の予測式を比較すると、新しい予測式では、従来の予測式に比べ5日~10日程度見ごろ時期が遅く予想されることになります。
  また、例年の見ごろ時期についても今回あわせて見直すこととし、新しい予測式に9月の月平均気温の平年値を代入して算出された期日に前後7日を併せた合計15日間を「例年の紅葉の見ごろ」としました。

Koyoyosoku
この式をグラフ化してみました。
横軸は「9月の平均気温」です。(15℃とか30℃とか、あり得ない範囲までとってありますが、見過ごしてください。)
縦軸が「10月1日からの通算日数」です。
青い線が旧予測式、オレンジっぽい線が新予測式のグラフです。
オレンジの線が青の線より上にあるということが「新しい予測式では、従来の予測式に比べ5日~10日程度見ごろ時期が遅く予想される」ということのグラフ上の表現です。

さて、今年2016年の9月の平均気温は24.4℃でした。グラフから読み取ると「65日」くらいになりますか。
式に入れて計算すると
4.62×24.4-47.69 = 65.038 ≒ 65
というわけです。

10月は31日。11月は30日。計61日。
で、東京では12月5日ころをはさんで前後7日を合わせると、「11月の終わりごろから、12月中旬にかけて」というくらいのあいまいさでいいのではないでしょうか。
{無知でスミマセン。「10月1日からの通算日数」といった時に、「1日」は入るのか入らないのか?考え始めると迷う。}

さて、10月が終わろうとしています。どうなるかなあ。

クワクサ

1015_8kuwakusa1 2016.10.15
地味な植物なんですけど、小さな白い花が見えたので
腰を折り曲げて
1015_8kuwakusa2
これだけ。

腰を曲げる方はまだいいんです。曲げた腰を伸ばすのが大変。
ステッキを支えにして、腰に大きな負担がかからないように腕力を使って立ち上がる。
立った姿勢で見られるものを見る、というのが私の普通の写真。
地面近くは苦手だなぁ。

ヤブランの実

1015_7yaburan 2016.10.15
花の時期の後、雨が多かったりして、私が自宅の庭に踏み込めずにいた間に、実が熟してきていました。熟しきると黒くなります。
滑るのが苦手で、一歩踏み込んで立ち往生して逃げかえってくるということが多かった。
散歩の範囲がほとんど自宅前の道路になっていました。

ブチヒゲカメムシ

1015_5butihigekamemusi2016.10.15
これはブチヒゲカメムシの成虫で見間違えようもない。
私の見るところでは特に好みの植物があるようではない。いろんなところで見かけます。
でも
http://www.insects.jp/kon-kamebutihige.htm
「マメ科、キク科の植物に付く。ダイズ、ワタ、ゴマなどの害虫。イネの穂も食害する。」
ということですので、農業害虫になるようですね。

名前の「ブチヒゲ」よりも、背中の模様の方が見分けやすい特徴になります。

カメムシ幼虫

1015_4harikamemusi 2016.10.15
イヌタデに来ていました。この触角に見覚えがあります。
で、調べてみたら、ホソハリカメムシの幼虫ではないかと思いましたが。
ハリカメムシの幼虫も似ているんですよね。

http://www2.atpages.jp/kjrshoji/yy-kontyuu/hanshimoku/html/harikame-040619.htm
ハリカメムシ・ホソハリカメムシ

悩んでます。
以前に見たのはここに↓記事があります。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-5d43-1.html
2009年9月18日 (金)「ハリカメムシ幼虫」
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-5d43.html
2009年9月10日 (木)「ハリカメムシ幼虫」

トゲトゲの具合がね、なんとなく、あいまいで。
ハリカメムシでいいと思うんだけどな。

シコンノボタン

1015_3sikonnobotan 2016.10.15
横からの陽射しを浴びて、陰影が濃い。
とはいえ「陰翳礼讃」なんてのは私の趣味じゃないからな。
「彫りの深い」花だと表現しましょう。
{平面的、二次元的な「顔」のワタクシからすると、うらやましい。}

ツマグロヒョウモン幼虫

1015_2tumaguro1 2016.10.15
にぎやかでしょ。もう、大変。
妻がスミレを採りにいくと、ほとんど必ず、幼虫も一緒に連れてくる。
ツマグロヒョウモンは餌さえ確保できれば、どんどん成長するし、蛹化も羽化もまずほとんど失敗することはないので、いくらでも育てられますけど。
それにしてもなぁ、にぎやかなこっちゃ。
虫と暮らす日々は楽しい。


夕焼け

1014_7yuuyake1 2016.10.14
雲の配置のせいで炎のようです。
夕方5時過ぎです。
1014_7yuuyake2
電柱がなければなぁ。
これは電車の架線ですので、地中化はできないしなぁ。
1014_7yuuyake3
まっかっか。
前回、夕焼けの話を書いたときは、翌日は雨でした。
今回は翌15日も晴れでした。こういうときに
そうだ、昨夕の夕焼けはきれいだったな、やっぱり夕焼けの翌日は晴れるんだ。
と、記憶が定着するのですね。雨だった時のことは忘れる。

この日の日の入りは17:8でしたので、その直後です。
今日、27日の日の入りは16:52です。もう4時台に沈んじゃうんですね。(東京で)

東京でこの冬、日の入りが一番早いのは
   2016.11.29~12.13の16:28
日の出が一番遅いのは
   2017.1.1~1.13の6:51
です。
冬至は12月22日です。
冬至の日って、日の出が一番遅いわけでもなく、日の入りが一番早いのでもないんですね。

カタツムリ

1014_5katatumuri 2016.10.14
今年はカタツムリをよく見かけるね、と妻と話しています。
白く雨ざらしになった殻をみることはあっても、なかなか生きた個体に出会いにくくなっています。
来年、また増えてくれるといいですね。
直接指で触らない方がいい、ということにはなっていますが、カタツムリも見たことのない人ばかりになってしまってはつまんないよな。

キゴシハナアブ

1013_17kigosihanaabu1 2016.10.13
ちょっと大きめのアブです。
ハチに見えるかも。
1013_17kigosihanaabu2
面白いのはこの複眼。まだら模様。
縞模様の複眼もありますが、これはなんというか、すごい。
1013_17kigosihanaabu3
アブの単眼はあまり気にもしないけど、きれいに写りましたね。
いつも思うのですが、模様のある複眼で見る世界って、どんなものなのだろう?
人間のサングラスは視野全体が暗くなりますね。
メガネ使用者としては、メガネにゴミがつくと、視野に邪魔が入って気分が悪いのですが。
キゴシハナアブはどんな世界を見ているのかな。

ササグモ

1013_13sasagumo 2016.10.13
コギクの葉の上にいました。
今あちこちで見かけます。冬へ向かう準備でしょうね。
上の写真、よく見ると、食事中のようですね。多分アブラムシを捕獲したのだと思います。
現場では全く気づいていませんでした。肉眼とくに「老いた肉眼」は性能がガタ落ちだ。
PC画面上に大きくしてみて初めて気づきます。
気になったら撮影しておいて、後で観察することが増えています。

2016年10月26日 (水)

コギク(かな)

1013_11kiku 2016.10.13
品種名はよくわかりません。
小さな菊の花が咲くのだったと思います。
つぼみがはちきれそうになってきました。
咲きはじめれば「いっぱい」咲くようです。
いつ咲きますかね。秋もずいぶん深まってきましたが。

イノコズチ

1013_9inokozuti 2016.10.13
先端が輝いているように見えたので撮ってみました。
日がさした、というのではなくて、花の部分の組織の反射性が高いせいですね。
夏の間気づかずにいましたが、ここにきて目立っています。

モミジバルコウ

1013_8momijibarukou1 2016.10.13
高い位置で咲いていたので、曇天を背景にシルエットで。
1013_8momijibarukou2
試しにフラッシュを強制発光させたらこうなりました。
どちらがよいともいえませんが、どちらもさえない写真だな、とはいえます。

ジョロウグモ

1013_7jorougumo1 2016.10.13
妻が見つけたジョロウグモ。まだ頑張っていたそうです。
網がぐちゃぐちゃになってきてますね。
1013_7jorougumo2
曇天を背景にシルエットで。
木の枝が飛んできて引っかかったようですね。
1013_7jorougumo3
産卵間近、という腹部。
我が家に連れてきたいくらいだな。

マユタテアカネ

1013_6mayutateakane1 2016.10.13
これは普通の赤トンボの赤じゃない。
翅の付け根が赤いのもアキアカネなどとは違うと思う。
1013_6mayutateakane2
トリミングしました。
これ以外のアングルがなくて、顔は撮影できませんでした。
後で知ったのですが、「眉」があるそうで、残念だったな。

和名は「眉立茜」なのだそうです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%A6%E3%82%BF%E3%83%86%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%83%8D

雌雄とも顔面の額上部には、眉班(ビハン)と呼ばれる黒色の「眉を立てたように見える」[5]斑点が2つ並び、和名の由来となっている。

http://www.insects.jp/kon-tonbomayutate.htm
ここにその「眉」の写真があります。
「眉」とはいっても、複眼の下、単眼の真下なので、人間の顔的には眉の位置ではありません。

「翅の付け根が赤い」と私は認識しましたが、そのことが書いてあるサイトはなかったようです。でも、写真を見ると特徴的だと思うんだけどな。

オジギソウ

1013_5ojigisou 2016.10.13
雨の日に路面に倒れていたオジギソウが完全に立ち上がりまして、よかった。
オジギソウに、つぼみ・花・実があって。
櫛のような葉のルコウソウがあって赤い花が咲いている。
左上隅にはモミジバルコウの葉が見えまして。
オシロイバナの黒い種子も見える。
雑然としているって、心穏やかでいいものですね。

ホシホウジャク

1013_4hosihoujaku1 2016.10.13
朝のうちに庭に出た妻の目の前。
寒くても体を震わせて熱を発生させて暖まってからのお出ましだと思います。
みごとなホバリングを披露されるとどうしても撮りたくなりますね。
1013_4hosihoujaku2
愛嬌のある顔に見えます。

昼過ぎに私も散歩。
1013_10hosihoujaku1
妻と同じようにホトトギスの花で出会いました。
ホトトギスやデュランタの前に立っていると、必ずといっていいほどホシホウジャクがやってくる。
1013_10hosihoujaku2
上の写真で、目の前に模様があるような気がしてトリミングしてみました。
「眉毛」みたい。
これは知らなかった。太い眉毛のせいで「おっさん」ぽくなっちゃったぞ。
昆虫の「顔」って、個性的で楽しいですよね。

ホウセンカ

1013_3housenka 2016.10.13
左の花がね、「薔薇咲き」とでもいいましょうか。
なんだかちょっと典型的なホウセンカの花と雰囲気が違うような気がして。
今年は一株だけなのですが、毎日足元で美しい花を咲かせています。
「妖艶な」という形容を奉ろうかな。

ヨモギエダシャク

1013_2ga1 2016.10.13
オオスカシバ幼虫に食い荒らされてしまったヒメクチナシに「大きなガ」がいる、と妻の報せ。
ヨモギエダシャクです。
現場では、シャクガだな、としか思い浮かばなかった。
何度も見てきたガなのに、反省。
1013_2ga2
枝がスカスカなせいで、腹側が写せました。
前翅に黒い紋がありますね。

http://www.jpmoth.org/Geometridae/Ennominae/Ascotis_selenaria_cretacea.html
ここに写真がありまして、腹側からの写真もあります。
なるほど、前翅に紋がある。

大きめのシャクトリムシを見ると、すぐヨモギエダシャクだろう、と思う私ですが、成虫を忘れていました。記銘します。

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/010921b1.html
ここに幼虫の写真もありますのでどうぞ。

ヤマトシジミ

1013_1yamatosijimi 2016.10.13
ヒメクチナシの枝の先。天気が悪くて、最高気温が18.2℃という日でしたから体温が上がらないんでしょう。
この写真は朝の8時過ぎ。寒いですよ、実際。
1013_16yamatosijimi
こちらはフウセンカズラの花で。12時40分くらい。少しは気温が上がったかな。
ゆっくりと吸蜜。
シジミチョウは暖かい日には、花から花へちょんちょんと飛び回り、なかなかじっくり撮影できない。
恒温動物のヒトと違って、体の活動が気温に影響される昆虫たちは大変ですよね。
お日様が最高。もっと出てきてくださいな。

2016年10月25日 (火)

シラホシカメムシ

1012_8kamemusi 2016.10.12
名前に「マル」とか「ムラサキ」とかがつくコロンとした「シラホシカメムシ」をよく見るのですが。
これはどうも、何にもつかないただの「シラホシカメムシ」のようです。
私にとっては比較的珍しいカメムシです。
とくに好みの植物があるということではなさそうです。
いろんな昆虫がいるものです、私のこの狭い行動範囲の中に。すごいこっちゃ。

ナガエコミカンソウ

1012_7nagaekomikansou 2016.10.12
右の方の枯れた茎と、左に伸びる緑の葉をつけた茎は、同じ一つの株なのです。
片方はもう開花・結実を終えて枯れました。
左の方は今が結実期。
一つの株で、こんなにフェーズが違っちゃっていいんですかね、ちょっと不思議な感じです。

幼虫のお見合い

1012_5ageha_kuroageha1 2016.10.11
左がアゲハ、右がクロアゲハ。
食草が同じなので一緒に育てていると、こういうことが起こります。
「目玉模様」を見ると、なんだかにらみ合っているみたいですが。
1012_5ageha_kuroageha2
双方ともに深くお辞儀をしています。
会話を作ってみてください。丁寧なやりとりで。
1012_5ageha_kuroageha3
両方の側単眼もはっきり見えています。

次は空を飛びながらお会いしましょう。

まったく、それがいいですね。

ツマグロヒョウモン

1012_3tumagurotamago 2016.10.11
これ、妻が撮影してきたツマグロヒョウモンの卵です。
スミレの葉の上ですから、まず間違いないはずです。
1012_4tumaguro
2齢くらいまでかな、背中の筋は赤くない。。
1012_4tumaguro2
これからどんどん成長して、短い蛹期間を経て、秋のうちに羽化すると思います。
タフなチョウです。

ツマグロキンバエ

1011_19tumagurokinbae1 2016.10.11
久しぶりの気がする。ツマグロキンバエです。翅の褄が黒い。
口を伸ばして舐めています。
1011_19tumagurokinbae2
正面から。複眼に縞模様があるのが特徴。
こういう模様のある複眼で見る世界ってどのようなものなのかなと、いつも気にかかります。
模様があると何かいいことあるのかな。とも。
結構寒くなるまで見られると思いますよ。

シロオビノメイガ

1011_18siroobinomeiga 2016.10.11
結構目の前に来てくれるようになりました。ありがとう。

1012_6siroobinomeiga 10.12
プールから帰ってきて車をガレージに入れようとしたら、飛んできてドアミラーにとまりました。
この画面を撮影しているカメラが、画面に写っている、というちょっとめんどくさい画像になりました。再帰的(リカーシヴ)な気分ですね。
シロオビノメイガが不思議な構図を編み出してくれました。

ヒメキマエホソバ

1011_17himekimaehosoba1 2016.10.11
ガというイメージからすると、スマートで美しいでしょ。
1011_17himekimaehosoba2
ルコウソウの「御簾(みす)」越しに。
1011_17himekimaehosoba3
ガの仲間には、複眼が光をすっかり吸収してしまって「漆黒」の眼をしているものがよくいますね。
「黒き汝が瞳♪」に痺れてください。{ふる~}

オジギソウ+ルコウソウ

1011_16ojigi_momijiba 2016.10.11
ただ重ねて撮ってみただけで、特別な意図はありません。
もうちょっと芸術的にはならんものかね、かかしさん。
本人もそう思っています。

アキアカネ

1011_15akiakane 2016.10.11
秋に見かけたアカトンボだからというのでアキアカネと安直に呼んだだけです。
ちゃんと判定したわけではないので、そういうふうにあいまいに受け取ってください。
翅越しに胸の側面の模様が見えますが、不鮮明です。
アカトンボたちが集団で飛び回るという眺めが近年少なくなった気がします。
都会としてはずいぶん集まったんですけどね、このあたりに。
寂しいな。

ミツバチ

1011_13mitubati1 2016.10.11
ミツバチがキバナコスモスに来ていましたがまだ花粉は集めていない。
で、脚がしっかりと見える。
1011_13mitubati2
後脚の部分をトリミング。
細長い3角形の部分と、それを取り巻く毛で「花粉バスケット」が構成されています。
ここへ花粉団子を収めるのですね。
巧妙な仕組みです。

2016年10月24日 (月)

ただ羅列します

 

ノーベル賞受賞者の益川敏英さんの本から引用。この本、かなり先鋭な内容です。科学史的な記述かな、と思っていたら、そうではない。自分自身に引き付けての鋭い論考です。

「科学者は戦争で何をしたか」益川敏英 著、集英社新書、2015.8.17

   はじめに
   ――ノーベル賞受賞の記念講演で「戦争」の話をしたのは、戦争体験を語れる最後の世代としての責務だからです。
・・・
 ところが、その夜の記者会見で、受賞の感想を聞かれ、思わず私は「たいして嬉しくない」と言ってしまったのです。そのことが翌日大きく報じられて、私は相当偏屈なアマノジャクというレッテルを張られてしまったようです。
 私が「嬉しくない」と言ったのには、理由があります。当日、ノーベル財団から京都産業大学の研究室に電話がかかってきて、最初だけ英語ですぐに日本語の通訳に代わり、「ノーベル物理学賞に決定しました。発表は10分後です」と言われた。そのエラそうな態度に私はカチンと来てしまったのです。ノーベル賞であろうと何だろうと、賞というものは、業績を評価する方も、それを受け取る方も対等なものでしょう。私が今までいただいた賞は、「受けていただけますか」「ありがとうございます。大変光栄です」というやり取りがあって、辞退もあり得るので受賞が公表されるのは、数日後です。
 しかし、ノーベル財団側はそんな確認は一切無視し、受け取るのが当たり前という態度。電話口では「ありがとうございます」と言ったものの、腹の中では「何だい、そんなにお偉いのかい、のしつけて返してやらぁ」とべらんめえの江戸っ子気分で反発していたのです。記者会見ではその気分がまだ残っていて、つい本音がポロリと出てしまった、というわけです。
(後略)

ワタクシかかしは、もしノーベル賞の話が来ても、辞退します。
何ほざいてんだか、金輪際ありっこないでしょ。確かに。

いわせてもらお(朝日新聞 2016年10月22日03時30分)
 ◎ノーベル賞
 ノーベル賞受賞のニュースを見ていた母(74)。ご夫婦そろっての会見に「地味な研究者の奥さんが一夜にして、カメラを向けられるのねえ。いろいろ困るわよねえ」。さらに「私なら無理、無理」。何を心配しているのやら。
 (仙台市・母も父も賞とは無縁です・43歳)

まったく。同感ですな。

表現者ボブ・ディラン

「無礼で傲慢。でも、それが彼」 沈黙ディラン氏にノーベル委員長が苦言(朝日新聞 2016年10月23日05時00分)
 今年のノーベル文学賞の受賞が決まった米国のミュージシャン、ボブ・ディランさん(75)が沈黙を貫いていることについて、同賞を選考したノーベル委員長のペール・ベストベリィ氏が21日、「無礼で傲慢(ごうまん)だ。でもそれが彼ってものだ」と苦言を呈した。
 スウェーデン公共放送SVTのインタビューに応じた。ベストベリィ氏は、ディランさんの公式ウェブサイトから「文学賞受賞」の文言が21日までに削除されたことも「予想していなかったが、彼は気難しいようだから驚きはしなかった」と語った。 授賞を発表したスウェーデン・アカデミーはディランさんに直接連絡することを断念している。「我々は待つ。彼が何と言おうと彼が受賞者だ」とベストベリィ氏。「これは非常に特異な状況。おそらく彼は式典ぎりぎりまで返事を引き延ばすかもしれない」と話した。

ボブ・ディランが自分の生き方で「表現」しているのでしょう。きっと。

益川さんのお友達

朝日川柳 西木空人選
2016年10月20日05時00分
 ノーベル賞驕(おご)るなかれの意思表示(東京都)
選者コメント:さしずめディランは。

(天声人語)ボブ・ディランの沈黙
2016年10月20日05時00分
 ノーベル文学賞受賞が決まってきょうで1週間になるのに、当のボブ・ディラン(75)は沈黙したままである。授賞するスウェーデン・アカデミーは夜通し電話をかけたり、メールを近しい人に送ったり。だがご本人からはとんと音沙汰がない▼「接触を試みたが、もうやめた。ただ近しい人から友好的な返事をもらっていて、現在のところはそれで十分です」。アカデミー事務局長が今週、地元ラジオで語った。すぐさま無邪気に受賞を喜ぶ会見などしないのが美学だろうと察するが、いっそのこと反骨の風のまま辞退してしまうのもディランらしい気がする▼欧米の文学者からはきっぱり返上するべきだとの声も出る。「音楽を通じて権威にさからう姿をみたい」「真にふさわしいのはノーベル音楽賞のはず」▼引き合いに出されるのは、1964年に文学賞を辞退した仏作家サルトルだ。「作家が栄誉を受け入れると読者にある種の圧力を与えてしまう」。作家としての信念に反すると述べた▼思い出すのは95年秋、文化勲章を辞退した名優杉村春子さんの弁である。「いただくと勲章が首にかかっているようで、いつもきちんとしていなくちゃならない」「もっと自由でいたい。ただ芝居をしていたい」。権威にとらわれない姿が爽快だった▼このままディランが辞退しないと仮定しても、12月の授賞式には出席するのだろうか。礼服を着て、晴れがましい顔で栄誉を語るのだろうか。アカデミーならずとも妙に気をもんでしまう。

ワタクシかかしは、ノーベル賞より勲章の方が嫌いだ。
「お上(かみ)に褒められるなんざぁ、まっぴらでぃ。はずかしくって『お隠れになり』てぇや」
{注:「受」と「授」の違いにご注意を}

等速直線運動 等速円運動

0921_13iss
これは2016.9.20の朝日新聞に掲載された写真の一部です。

2016年09月20日 東京 朝刊 読者写真
あなたのニュースフォト 投稿・提供写真から 7月・8月 東京・名古屋本社
 ■月を横切るISS 二宮修さん(愛知県) 8月18日掲載

 ・・・8月16日夜、日本人宇宙飛行士の大西卓哉さんが乗る国際宇宙ステーション(ISS)が月の前を横切る姿を、自宅のある愛知県刈谷市から撮影した。
 ISSが月の前を通過する時間は1・7秒ほど。所有するデジタル一眼カメラの性能では十分な連続写真が撮れないと判断。動画モードでの撮影に臨んだ。地球の自転に合わせて動く赤道儀を使い、1300ミリ相当の望遠鏡にカメラを付けた。午後7時53分、ISSはシルエットになって月の右上から左下へと横切った。その動画の中から0・1秒ごとの17コマを合成した。・・・

ISSは等間隔の点として写っていますね。
0.1秒ごとの等時間間隔で撮影したのだから当然でしょう。ですか?本当に?
ISSの軌道は地上約400kmのほぼ円軌道だし月面は球面ですが。
そこに等速直線運動が見えるんですか?

月は38万kmも離れてますからね、写真では単に平らな円にしか写りません。視線方向の前後などは見えないんですね。平板な円盤にしか見えない。

ISSの軌道はほぼ円軌道ですが、1.7秒間の移動は近似的に直線です。
月の視半径は約15分ですから、視直径は30分となりますか。1度の半分という微小な角度です。

ということで、
等速直線運動を等時間間隔で、白くて平らな「月というスクリーン」を背景に写した
ということになるので、ISSは等間隔に写っているのです。

★ではもし写真に写った像が下の図のようだったらどうなるでしょう。
Tuki
等間隔ではないですね。

月面での話にすると厄介なので(満ち欠けがありますのでね)、太陽を毎日観測したらこうなった、としましょうか。
実際にそういう写真を見ることができます↓
http://www.astroarts.co.jp/hoshinavi/digicam/nikon/coolpix5000/22/index-j.shtml
ニコン COOLPIX5000による太陽黒点

↑非常に良いよい写真があります。
「2004年7月18日~28日 10時~14時(基本的には正午ごろ)」に撮影したものを一枚に合成した写真です。
ここの写真と、私が提示した図は似ていますね。

太陽が自転していて、その表面は等速円運動をしていて、黒点は太陽表面に存在する。
そういうことが、わかるのです。
私がお示しした図は、等速円運動を平面に平行光線で投影した場合こうなるということを、三角関数を利用して描いたものです。

写真に等間隔の点が写っているか、そうでないか、ということで、全く異なる推論ができるのですね。
これが科学の面白いところ。

★以前、HPに「ガリレオが観察した太陽黒点」という話を書きました。

「岩波文庫「星界の報告 太陽黒点に関する第二書簡」ガリレオ・ガリレイ著、山田慶児・谷 泰訳。1976年10月18日 第一刷発行。
この本に「1612年6月および7月にかけて日々ガリレオ・ガリレイ氏が観察し観測した太陽黒点の図」という太陽黒点の観測記録の図があります。この図が正確で観測に忠実なものであるなら、ここから「等速円運動とサインカーブ」の関係を浮かび上がらせることができるのではないだろうか?というようなことを考えて書いたものです。

実際、ガリレオの観察記録から、黒点は太陽表面にあり、太陽は自転している、ということがわかるのです。
400年前の記録が、色あせることなく、高い価値を保持している。これがまた、科学のすごいところであり怖いところですね。ねつ造があったら、必ず見抜かれる。
観察の忠実な記録は一切色あせない。

「SunSpot.htm」をダウンロード

ツマグロオオヨコバイ

1011_9tumaguroooyokobai 2016.10.11
アジサイの葉の裏です。
集団でじっとしている。
気温の高い時期は、カメラを向けると、つつっと横這いして逃げることが多いのですが。
活動性が低下していますね。
気温が下がってきたし、繁殖活動ももう終わりなのでしょう。
寂しいな。

ヒメヒラタアブ

1011_8himehirataabu 2016.10.11
葉の上で休むヒメヒラタアブ。
平均棍もきれいに写ったし、うれしいですねぇ。

★最近、私、平均棍の説明してないので、補足。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E5%9D%87%E6%A3%8D
平均棍

平均棍(へいきんこん 英語:haltere)は双翅目の昆虫における、後翅の飛翔機能が退化、変化した可動器官を指す。

機能
 役割は数説あり、かつては文字通り物理的にバランスを取るものと考えられていたため、英名ではbalancerと呼び、日本語名もこれに依ったものである。現在では否定され、英名は現在のものに変わった。日本語名はそのままである。
 現在では、その振動により、反射弓の興奮の伝達が促されるとする説(W. von Buddenbrockによる)や、振動により飛翔運動の角速度を検出する感覚器である、いわば航空機のジャイロスコープの働きをするという説(G.Fraenkelなどによる)などがある。この器官を除去すると、双翅目の昆虫は全く飛翔できないため、後の説が有力である。片方だけでもあれば飛行可能であることから、物理的にバランスを取るのだとのかつての説は否定された。

「balancer」ではないようですね。

haltere
►n (pl halteres)
〔昆〕 平均棍 (=balancer, poiser) 《ハエ・カなどの後翅が棍棒状に退化したもので飛ぶ時に体の平均を保つ》.
[Gk=hand-held weights used to aid leaping]
リーダーズ英和辞典第3版より引用

ギリシャ語の解説がいまいちピンときませんが、仕方ない。
「跳ぶのを助ける手で持つ錘」?
どなたか教えてください。

ニチニチソウ

1011_7nitinitisou1 2016.10.11
花も素敵なニチニチソウ。
つぼみの開きかけがまた面白いんです。
1011_7nitinitisou2
巻いてあったものがほどけて
1011_7nitinitisou3
平らに開く。
つぼみの中に畳みこまれていたものがこういう風に展開していく。
つぼみという閉じた空間の中で畳んだ状態で完成形を作っていくって、すごいことだと思いませんか。
チョウなどは、蛹の中で飛ぶ翅を作り上げていくというのも、感嘆しますが。
生き物の技って、とてつもないですね。

カナヘビ

1011_2kanahebi1 2016.10.11
庭で生活するカナヘビ。
見かければ撮りたくなる。撮りやすいし。
1011_2kanahebi2
なんだかなぁ、ぐだ~っとして枝にもたれかかっている、というか、引っかかっているような感じもありますね。
役者じゃのう。楽しませてくれます。

ホトトギス

1011_1hototogisu1 2016.10.11
ホトトギスではあまりチョウは見かけない。{皆無じゃないけど}
ホシホウジャクはよく来ています。
1011_1hototogisu2
見てください。狭い庭ですが、すごいでしょ。
ルリタテハちゃん来ないかなぁ。毎年待っているんだけどなぁ。

ツマグロヒョウモン

1010w_8tumagurohyoumon 2016.10.10
「チョウが一枚」といいたくなるような状態です。
オスですね。このチョウには、どうしても「とぼけた表情」を感じてしまう。
まだまだこれからも登場してきますよ。幼虫やら蛹やら「今にぎやか」なんです。

ホウセンカ

1010w_7housenka 2016.10.10
ちょっと遅れ目に咲き始めたホウセンカがきれい。
この時つぼみや咲きかけだったものが

1011_3housenka1 10.11
翌日にはトリオになっていました。
私の語彙ではこの花の色を表現できません。
「赤い花」としか言いようがない。
きっとすごい表現があるんだろうな。

ホシホウジャク

1010w_6hosihoujaku 2016.10.10
今年はこのデュランタとホシホウジャクという組み合わせが毎日見られるのです。
同じような写真になりますが、やっぱりお目にかけたくなる。
この空中停止があまりにも見事なのです。
空中停止の激しいはばたきの最中に、蜜を吸う。
体、特に頭部は全く動かないんですね。すごいものだなぁ、といつも感心します。

ブルーサルビア

1010w_2bluesalvia1 2016.10.10
ウスバキトンボを見た場所のすぐそば。
ブルーサルビアがずっと咲き続けていて、楽しい。
1010w_2bluesalvia2
しゃがみ込んで写真を撮るという私にはできないアングル。
「私はシソ科ですっ」と主張している、という写真ですね。
見間違いようもない。
きれいな紫です。

ウスバキトンボ

1010w_1usubakitonbo1 2016.10.10
妻が線路柵あたりの手入れをしていて、ふと気づいたら脇にいたそうです。
アカトンボとはちょっと違う気もするけど、と撮影しておいてくれました。
胸の側面に「アカネ」の仲間のような模様がない。
1010w_1usubakitonbo2
背側の模様を見たら、あ、これ、見たことある。
ウスバキトンボじゃない?

そうなんですねぇ。↓今年7月に私はタチアオイのあたりで見ました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/post-16e9.html
2016年8月 2日 (火)「ウスバキトンボ」
ここでの写真は7月18日でした。

間隔が3カ月もあいていますから、同一個体かどうかはさっぱりわかりませんが、夫婦二人してそれぞれにウスバキトンボを見た。この何十年か、自覚的には見たことがなかった、というトンボを。
飛び方がね、アキアカネ、ナツアカネとはちょっと違うんだな。
こういうトンボも増えてほしいですね。

2016年10月21日 (金)

スイフヨウ

1010_35suihuyou 2016.10.10
スイフヨウのつぼみの現況。
ちょっと辛いですね。
今季は咲くのは難しいのではないか。
そんな予感です。
期待はしてますけど。

コバチ

1010_32kobati1 2016.10.10
小さなハチです。
コバチというのの仲間じゃないか。
1010_32kobati2
小さいハチの全体がボケた写真で、単眼が見えます。不思議な写り方だ。
アシブトコバチなんかだと後脚の特徴でわかるのですが、この写真のハチの種は私にはわかりません。
見かけたから撮ったという写真でスミマセン。

ヒトスジシマカ

1010_31hitosujisimaka 2016.10.10
池は乾しましたし、スイレンの鉢には殺虫剤を流し入れましたが、水気を完全に排除はできませんでした。で、庭に出ると時々刺されました。
上の写真はキバナコスモスの花で見かけたもの。
カは通常は花の蜜を栄養源にする、メスは卵を産むためにたんぱく質なども必要なので吸血もする。
こういうことは知識としては知っていたのですが、花でカを見るのは私にとって珍しいことだったので撮影。
鮮明ではありませんが、おそらくオスだと思います。

昔ね、カの撲滅運動みたいのがありましてね。
有機リン系の殺虫剤の乳剤を牛乳瓶に入れて町内会で配布した、という時代もありましたっけ。
白濁した殺虫剤だったので、たまに、牛乳と間違って誤飲して人が死ぬこともあった。
古い記憶です。

ヒメアカタテハ

1010_30himeakatateha1 2016.10.10
顔つきはツマグロヒョウモンとよく似ていますが、小ぶりで、翅裏の模様も違う。
蜜を吸っているところ。
1010_30himeakatateha2
たまたま翅を開いた瞬間と同期できました。
毛がふさふさしてます。あたたかそうだね。
日常的に見られるようになると嬉しいのですが。
増えてください。

アオスジアゲハ

1010_29aosujiageha 2016.10.10
アオスジアゲハをキバナコスモスで見ることは、私の経験では比較的珍しい。
お、という感じですね。
花の種類が減ってきているでしょうね、この季節。
今の時点で成虫であるということは、産卵、孵化、蛹化といって蛹で越冬へ、というのがもう一回あるのかな。
いつ極端に寒くなるかわからないし、「生き急ぐ」必要があるかもね。

ルコウソウ

1010_27rukousou1 2016.10.10
あれ?私、間違っちゃたかしら。
1010_27rukousou2
私もよ、よくあることよね、いいじゃない。
1010_27rukousou3
秋が深まってくるとミスが多くなるような気がしますが、確認したわけではありません。
私の方の気分でそう感じている可能性も大きい。
遺伝子の変異というより、花弁形成のための細胞分裂でなにかしくじったのではないか、というのが私の私的な想像です。

ウラナミシジミ

1010_26uranamisijimi 2016.10.10
このウラナミシジミ、翅が傷んでいます。

http://www.insects.jp/kon-tyouranamisi.htm

南方系のチョウで、夏から秋にかけて分布をどんどん北に広げるため、関西周辺では秋に見る機会が多くなり、都会の公園で見かけることもある。しかし、暖地を除いては越冬することができず、冬の訪れとともに死に絶えてしまう。

ということなのですが。
http://www.mushi-kyoshitu.com/mushidata/178.html

本来沖縄や鹿児島などでしか冬を越せず、東にはいない昆虫だが、 今は本州南岸側(千葉まで)で、越冬が確認されている。
すさまじい繁殖力を持っており、毎年発生を繰り返しながら、青森県あたりまで 上っていっては冬に死滅するというサイクルを繰り返している。
そのため、秋口には本州全域で生息が確認される。

東京南部ではどうなんだろう?
南からここまでやってきて、この後、死んでしまうのでしょうか。
詳しい情報を知りたいですね。

以前は、アオスジアゲハもそんな風に言われていたはず。今では充分に蛹で越冬できます。
ナガサキアゲハも蛹で越冬しているようです。
以前なら「無効散布」になってしまったものが、環境の変化で生息地拡大になる。
地球温暖化を虫の越冬に見ているのでしょうね。

花など

1010_25hana1 2016.10.10
白、青紫、オレンジの3色の花を一枚に収めたのですが。実は・・・
1010_25hana2
白いガザニアの花にはモンシロチョウがとまっているのです。
最初の写真にも写っていますよ。
口吻を伸ばしているのが見えます。
1010_25hana3
ムラサキツユクサに近づくと。
小さなハチですね。写りこんでいる。
いろんなものをまとめて撮ってしまいました。

ウスモンミドリカスミカメ

1010_24usumonmidorikasumikame 2016.10.10
これは成虫。
キバナコスモスの花にいました。おおよその大きさはわかると思いますが、5mm位かな。
いろんな変異があるらしいのですが、私としてはなるべく普通の姿が見られればいい。珍しいのは難しい。

1013_18usumonmidorikasumikame1 10.13
これも、キバナコスモスにて。
幼虫です。次の脱皮で成虫かな。
1013_18usumonmidorikasumikame2
反射光の具合か、体が膨らんで張っているような気もします。
そうなら脱皮が近いのかも。
小さいし、模様が目立つわけでもないし、じっくり見ないと見えてきませんよ。

シロオビノメイガ

1010_23siroobinomeiga 2016.10.10
ルコウソウの葉がスダレのよう。{下から上へになっているのはご愛嬌ということで。}
高貴なるお方様を御簾(みす)越しに拝見するようですね。

み‐す【御簾】
①簾すの尊敬語。すだれ。枕草子[23]「―のうちに、女房、桜の唐衣どもくつろかに脱ぎたれて」
②特に、神前・宮殿などに用いるすだれ。細く削った竹で編み、綾・緞子どんすなどで縁をとったもの。
③「みすがみ」の略。
○御簾を隔てて高座を覗く
広辞苑第六版より引用

○御簾を隔てて高座を覗く(みすをへだててこうざをのぞく)
意のままにならず、もどかしいことのたとえ。「靴を隔てて痒かゆきを掻く」と同意。
広辞苑第六版より引用

「御簾を隔てて高座を覗く」という言い方は知りませんでした。
余りにも有難くて直視もかなわない、かしら、と思ってしまった。

1010_34siroobinomeiga
これは上とは別個体。翅がぼろぼろです。
チョウやガは鳥に狙われるんだろうな。生き抜いておくれ。

2016年10月20日 (木)

モンシロチョウ

朝の9時過ぎに妻が撮影したモンシロチョウ。
1010w_3monsirotyou1 2016.10.10
花の奥へ口を伸ばしています。
1010w_3monsirotyou2
翅の表の模様を見たかったのよね、と。
これが意外と難しい。翅を広げて止まってくれるチョウではない。

昼の散歩にでたら、同じデュランタにモンシロチョウが来ていましたので、私も撮影。
1010_19monsirotyou1
花の奥へ口吻を伸ばしているところをアップで。{接近を許してくれるくらい時間をかけて蜜を吸っていたということです。}
この花、奥が深いらしい。
1010_19monsirotyou2
私も翅の表の模様に挑戦。
背中側からとにかくシャッターを切るのですが、翅が開いた瞬間とシャッターが切れる瞬間とが一致するのはかなり難しい。

似たような写真を撮った老夫婦でした。{息が合ってるなぁ}

ヒガンバナ

1010_17higanbana 2016.10,10
葉が茂り始めました。
この写真の範囲の右にも左にも葉があります。
以前よりずいぶん増えました。
花から葉へ、ちゃんとバトンは渡されました。
葉はこれから冬の間中、光合成に努めます。
冬の間は他の背の高い草に日光を遮られることもないので、独占的に日光を浴びることができるんですね。

イチモンジセセリ

1010_22itimonjiseseri_2 2016.10.10
妻はこのすばしこいチョウを指でチョンとつまむ技を持っています。
昔、子らが小学生の頃。オオカマキリを何年も継代飼育したのですが。
秋になると餌の昆虫が減ってきます。イチモンジセセリは10月もたくさん飛ぶ。
で、妻はそれを指でつまんできてオオカマキリに与えたりしてました。
私にはうまくつまめないんだな。何かコツがあるらしい。
私はアカトンボ指つまみ という技がありますが、イチモンジセセリはどうもなぁ。
団塊夫婦の不思議な技、でした。

1010_33itimonjiseseri
翅を開いて背中から陽を浴びると、虹色に発色します。
毛の色ではなく、光の干渉による構造色でしょう。
意外と知られていないと思います、チャンスがあったら観察してください。

アオスジアゲハ

1010_15aosujiageha1 2016.10.10
これはちょっと休憩中のアオスジアゲハ。
それとは別に
1010_15aosujiageha2
激しくランタナの花を訪ね回るアオスジアゲハも来ました。
目の前に来るのを待ったのですが、高いところばかり飛んでいました。
わくわくしますね、美しい姿です。
たまに顔の近くを飛んで風圧を感じることがありますが、あれは至福の瞬間ですね。

ブドウトリバ

1010_14budoutoriba1 2016.10.10
また出会った。この間書いたばかりなのに↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/post-268a.html
2016年10月14日 (金)「ブドウトリバ」

そうそう頻繁に見るガではないのですが。今回はランタナの花に来ていました。
何度見ても不思議な姿のガですね。
1010_14budoutoriba2
真横から見る、なんて初めてだな。
このアングルだと翅の異様さが薄らいで、少しはガらしくなりますね。
この時点では口吻を伸ばしていないようですが、やはり蜜を吸うのでしょう。初めて見たぞ。

ギンメッキゴミグモ

1010_12ginmekkigomigumo 2016.10.10
庭の隅。鮮明な写真にはなりませんでしたが、この銀色はギンメッキゴミグモでしょう。
なんでわざわざ「メッキ」にしたのでしょう。「銀無垢」じゃいかんのか?
「ギンイロゴミグモ」でよかったんじゃないのかな?

ツマグロオオヨコバイ

1010_10tumaguroooyokobai 2016.10.10
時々撮りたくなるツマグロオオヨコバイの正面顔。
なんかね、擬人化したくなるんですよね、この顔。
ツマグロオオヨコバイたちの活動力は低下してきています。何匹かまとまって葉の裏でじっとしていることころをよく見かけます。

白髭咲きアサガオ+ヒメヒラタアブ

1010_6sirohige1 2016.10.10
家まで戻ってきて、門柱。朝早い時間でしたので白髭咲きアサガオも咲き誇っていました。
1010_6sirohige2
あれ?アブだ。口を伸ばしていますね。
花弁の内側を舐めるとおいしいのかな?
1010_6sirohige3
ヒメヒラタアブです。
どうするのかなと、ちょっとの間見てましたが、花の中に入っていく様子でもありませんでした。
ヒメヒラタアブにとっては巨大な花です。
「物思い」とでもタイトル付けますか?

ゴーヤ

1010_4goya 2016.10.10
毎年栽培しておられます。
今年は実の数が少ない。
心ない人がいましてね、折角の実を持ち去る人がいるんですよ。
持ち去った実を食べてもおいしくないでしょうにね。
心がやせ細った人は哀しい。

バラの実

1010_2bara 2016.10.10
早朝、資源ごみを集積場に置きに行った戻り道。
バラの実がいっぱい。
バラの花はもちろん豪華に美しいですが、こういう「薔薇の稔り」も美しい。
こういうの好きです。

2016年10月19日 (水)

オンブバッタ

1010_1onbubatta 2016.10.10
もう元気がなさそうなオス。
1010_9onbubatta
こちらは別の場所で見かけたメス。
もう産卵は済ませたのかな。
こういう姿は秋の深まりを告げます。
冬が近いね。

ホウセンカ

1008w_6housenka1 2016.10.8
玄関先、ジュウニヒトエのあたり。
きれいな色で咲いています。
1008w_6housenka2
まことに典型的な姿。

★ところで、10月17日の朝日歌壇に掲載された歌。
高野公彦選
遠慮なく花も葉も喰う芋虫はインパチェンスを生きる糧とす:(大洲市)村上明美

無知な私は「インパチェンス」がわからない。ふと、英語の「インペイシェント(impatient)」が脳裏に浮かぶ。
「耐えきれない・我慢できない」というような意味ですよね。園芸家がそういう名前を付けたのか。とまでは想像しましたが、具体的な花がわからない。
検索したらちゃんとヒットしましたね。
http://www.yasashi.info/i_00002g.htm

日本でも古くから親しまれているホウセンカも同じ仲間ですが、通常インパチェンスと呼ばれているのは、アフリカ東部(タンザニア、モザンビークなど)原産のアフリカホウセンカとその園芸品種です。

そうなんだ!ホウセンカなのか。

季節の花300のサイトから
http://www.hana300.com/hosenk.html

・釣舟草(つりふねそう)科。
・学名:Impatiens balsamina

  Impatiens :ツリフネソウ(ホウセンカ)属
 Impatiens (インパチエンス)は、ラテン語の 「impatient(我慢できない)」が語源。
 種子が熟すると 勢いよくはじけ飛ぶことから。

英語でも

im・pátient
►a
1 気短かな,性急な,せっかちな,いらいらする〈at, with〉;落ちつかない
・be impatient of… …に耐えきれない,我慢できない;〈解釈〉を許さない.
2 もどかしがる,しきりに…したがる〈to do〉
・be impatient for… …が欲しくてたまらない.
impatiently ~・ly adv
impatientness ~・ness n
[OF<L]
リーダーズ英和辞典第3版より引用

なるほどね。園芸の方ではよく属名で呼ぶことがあるので、これもきっとそうですね。(園芸品種が多すぎるのかな)

★さて、短歌にもどりまして、インパチェンスを生きる糧とする「芋虫」って、なんだろう?
思い浮かぶのは、ちょっと蛇顔のセスジスズメかなぁ。我が家でもホウセンカで何度も見ています。
黒い芋虫というイメージです。(別の色のもいますけど)。
歌の中に「黒」が組み込まれていれば確定できましたが、確定はできませんね。
可能性は大です。

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/020926a1.html
セスジスズメ

体色は黒紫色の芋虫。体側に黒と白の縁取りのある黄色(オレンジ色)の斑紋がある。尻尾があり,先は白く,付け根はオレンジ色。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-89b7.html
2014年9月30日 (火)「セスジスズメ幼虫」
ホウセンカの茎にいたセスジスズメの終齢幼虫。
得も言われぬ美しさですが、ホウセンカには葉が無くなってしまった。
この際、茎まで食べたらどうかね。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-6b9c.html
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/10/post-9381-1.html

ニンニク発芽

1008w_3ninniku 2016.10.8
ニンニクが芽を出しました。
スーパーで買った食用ニンニクを植えたのが去年かな。
で、もっと増やそうという算段ですね。
増えたら、食べます。この夫婦、何やって遊んでいるんだか。

ツマグロヒョウモン蛹

1008_3tumaguro1 2016.10.8
ツマグロヒョウモンが蛹化しました。
5対の光る突起があります。
1008_3tumaguro2
フラッシュを浴びせると、輝きが際立ちます。
1008_3tumaguro3
この場合は、輝きの反射光ではなく、突起の透明な表面から、蛹内の乳白色の表皮が透けて見えているのかな、と思います。
1008_3tumaguro4
腹端部の突起は輝きません。

この光る蛹の話はすでに何度もしているのですが、下の記事などいかがでしょうか。
蛹化の際の「またぎ越し」の話もあります。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/post-518e.html
2011年6月30日 (木)「ツマグロヒョウモン:3」

ちょっとした刺激で、この蛹は「うるさい」と体を動かします。
無駄にエネルギーを使わせないよう、静かに観察しましょう。

参考までに。昔のHPから
「sci_72.pdf」をダウンロード

キアゲハ

1007_4kiageha1 2016.10.7
デュランタの花。
一瞬、アゲハ、と思ったのですが、黒っぽく見えまして。
1007_4kiageha2
近づく暇はなかったのですが。
おそらくキアゲハですね。

http://www.j-nature.jp/butterfly/zukan/yokunita/ageha1.htm

 模様の違いは写真の拡大部分をご覧ください。
 アゲハは縞模様ですが、キアゲハは、縞模様ではなく塗りつぶした黒っぽい模様になっています。

ぜひご覧ください。目の前でチョウを見れば完全に識別できるのですが、ほとんど休むことなく飛び続けていた場合、「黒っぽいな」という感覚でいいようです。
柑橘類のそばならアゲハでしょうし、セリ科の草ならキアゲハというのも見分けポイントですが。
デュランタの花ではわからない。

まず間違いないとは思います。

ジョロウグモ

1007_3jorougumo1 2016.10.7
まだいたよ。
買い物でこの辺りを通るたびに撮ってきてくれます。
1007_3jorougumo2
触肢もすごい。迫力だなぁ。
1007_3jorougumo3
クモの糸、というよりは、ワイヤで編んだ網みたいですね。
無事産卵まで行けますように。

ウワバの仲間(だと思う)

1007_2kinuwaba1 2016.10.7
チョウの飼育ケース内に出現。
餌の葉と共に蛹状態かなにかで、入ったんでしょうね。
このシルエットには見覚えがある。
1007_2kinuwaba2
特に愛着があるというわけでもなし(冷酷な人だな)、玄関前のタイルに出してやりました。
まだ体が暖まっていなかったか、じっとしていたので何枚か撮影。
1007_2kinuwaba3
○○○○ウワバというやつでしょう。
1007_2kinuwaba4
こんな顔してました。
○○ギンウワバかなぁ。

http://www.jpmoth.org/Noctuidae/Plusiinae/Macdunnoughia_purissima.html
ギンモンシロウワバ

http://www.jpmoth.org/Noctuidae/Plusiinae/Macdunnoughia_confusa.html
キクギンウワバ

http://www.jpmoth.org/Noctuidae/Plusiinae/Erythroplusia_rutilifrons.html
ギンスジキンウワバ

どれも似ていると思うのですが、決定的ではないなぁ。
ナンダロ。

ナガサキアゲハ前蛹

1007_1nagasakiageha 2016.10.7
前蛹。「お祈り」状態。
これは蛹化して越冬ですね。おそらく。
そろそろ「越冬」ということを考えなければならない季節になってきました。

アオスジアゲハ羽化

1005_3aosujiageha 2016.10.5
アオスジアゲハが羽化しまして。
まだ気力が湧かないかな、と心配しながらケースのふたを開けたら。
なんのなんの。
一挙に中空高く飛び去ってしまって、写真はこれだけ。
スゲ。

スイフヨウ

1005_2suihuyou 2016.10.5
これはスイフヨウです。
1005_2suihuyou2
我が家のスイフヨウも。つぼみを持っていて、少しずつ膨らんできているのですが、開花に至ることができるかどうか。
0920_4suihuyou9.20
これは9月下旬の姿。10月ももうすぐ下旬ですが、まだ開かないな。
不順な9月から、急激な気温低下の10月中旬・下旬へ。どうなるかな。

2016年10月18日 (火)

ジョロウグモ

1005_1jorougumo1 2016.10.5
買い物帰りに、六郷用水沿いに歩いて帰ってくることの多い妻。
ジョロウグモを見つけました。
糸が太いのよ、金色なのよ、ということです。
1005_1jorougumo2
コンデジを差し伸べて背中側を撮影。
立派だなぁ。
1005_1jorougumo3
ホント、綱みたいですね。
1005_1jorougumo4
迫力あるなぁ。
コンデジで、ピントが向こうへ吹っ飛ぶこともなく、うまく撮れてます。
1005_1jorougumo5
腹側も。
1005_1jorougumo6
腹部の大きさがすごい。
交尾済みかどうかはわかりませんが、無事産卵できますように。
水路の清掃とかがあると、追い出されるかも。気がかりです。
そういうことも含めて、幸運を祈ります。

ハゼラン

1004_27hazeran1 2016.10.4
夕方、ふとベランダを見たら、「三時花」が咲いていました。
赤い実も。
えぇ、まだ咲くんだぁ。と嬉しくなってしまいました。
1004_27hazeran2
時間限定ですが、かわいい花です。
大好き。
お世話しなくてもちゃんと咲いてちゃんと結実します。
ぜひお楽しみください。

シロオビノメイガ@デュランタ

1004_26siroobinomeiga1 2016.10.4
シロオビノメイガは撮影しづらい、なんてことを書いたせいですかね。
私の眼の高さのところへ飛んできて、蜜を吸う。普通、膝より下の高さで見るんですがね。
このブログを読んでいるのかも。
じゃあ、いい高さに行くからちゃんと撮ってよね。
1004_26siroobinomeiga2
あらら、こんな姿勢初めて見ました。蜜を吸うために花の中へ体をのめり込ませていく。
1004_26siroobinomeiga3
これもねぇ、初めてだな。
口吻を伸ばして蜜を吸っている。
なんだかなあ、目の前でポーズを取られてしまった。
シロオビノメイガをこんなアングルで見たのは初めてでした。
ありがとう。

ブチヒゲカメムシ@デュランタ

1004_25butihigekamemusi 2016.10.4
デュランタも虫の「盛り場」。
ホシホウジャク、イチモンジセセリなどが常連。
ハラナガツチバチは来ませんね。ミツバチもあまり見かけないな。
たまには、カメムシもやってくる。
ブチヒゲというのは触角の特徴ですが、むしろ背中の模様の方がわかりやすい。
捕まえて放り出そうとかしたら臭いのかもしれませんが、私はそういうことは一切しないので、カメムシの臭気というものを全然知りません。

ツマグロヒョウモン・オス

1004_23tumagurohyoumon 2016.10.4
草刈りで残ったキバナコスモスのあたりがチョウやハチでものすごくにぎやかです。
丹念に「虫パターン」を求めて覗いていると、目の前に飛び込んでくることも。
この爺さんは顔見知り、とでも思ってくれてますかね。
人間のやることには冷ややかですが、昆虫には無害な爺さんです。

クサカゲロウ

1004_21kusakagerou 2016.10.4
クサカゲロウを見るのは久しぶり。
ルコウソウの葉の間に入っていってしまいました。
1004_24kusakagerou
成虫を見かけた場所からそう遠くない葉陰に何かいる。撮れない。
で、ちょっと指先に移動してもらったら、クサカゲロウの幼虫でした。
幼虫の体が横倒しになっています。
背中に、アブラムシの食べ殻を背負っている姿です。
ちょっと見ると、ゴミ。よく見ると動くゴミ。
知る人ぞ知る、アブラムシの幼虫の背中なのです。

https://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/special/yama/news/2016/160805chrysopidae.htm
クサカゲロウの幼虫

ヒメハラナガツチバチ

1004_20himeharanaga1 2016.10.4
これはメスですね。
1004_22himeharanagam
こちらがオス。
背中の模様と、触角がポイントかな。

何にしても、ハラナガツチバチというと、私にとってはキバナコスモスとの組み合わせで記憶に納まっています。
そして、なりふり構わず花を抱え込む姿が楽しい。
見かけはごついのですが、刺しませんから、怖がらずに近寄って観察してください。

ヘクソカズラグンバイ

1004_18hekusokazuragunbai1 2016.10.4
ヘクソカズラグンバイです。
初め、脱け殻かと思ったのですが、それは変ですね。
終齢から成虫へ脱皮したのなら、翅はこんな風ではないはずだ。
1004_18hekusokazuragunbai2
死骸のようです。
今年は、生きている姿を見ることはできなかったな。
ヘクソカズラも草刈りでなくなりましたので。
来年どうなるか、さて。

↓ちゃんとした姿が見られます。
http://sizenkan.exblog.jp/19895906/
ヘクソカズラグンバイ その1
http://sizenkan.exblog.jp/19917550/
ヘクソカズラグンバイ その2(幼虫)
http://sizenkan.exblog.jp/14320228/

クロウリハムシ

1004_16kurourihamusi 2016.10.4
カラスウリの葉をかじるクロウリハムシ。
この後、草刈りでカラスウリはなくなってしまいました。
どうしたかなぁ、と思っていたら、先日、デュランタの葉にとまっているのを見かけました。
遠くて写真は撮りませんでしたが、ウリがなければ他のもので間に合わせることができるのかな。
ちょっと心配。

フヨウの実

1004_15huyou 2016.10.4
花はたくさん咲いたのですが、ちゃんと結実して完熟まで来たのはこれだけ。

1011_10huyou 10.11
もう種子を飛ばしてもよくなっていますね。それとももう自分で飛ばしてるかな。
どこかへ「種蒔き爺さん」でもやりに行きましょうか。

2016年10月17日 (月)

ヨツボシテントウ

1004_13yotubositentou1 2016.10.4
キョウチクトウの葉にいたヨツボシテントウ。
↓ベダリアテントウというよく似た種がいるそうですが、
http://www2.mus-nh.city.osaka.jp/learning/Ent/Ladybeetle-key/phymatosternus-lewisii.html

「泣いている顔のベダリアテントウ,笑っている顔のヨツボシテントウ」

ということです。
1004_13yotubositentou2
ちょっと指を添えて撮影しやすくして背中を。
「笑っている顔」のようですからヨツボシテントウでいいと思います。
1004_13yotubositentou3
キョウチクトウの新芽にアブラムシがいました。
この写真、アブラムシの右の方の葉の裏に黒い影が見えますが、これがヨツボシテントウ。
そのうち、アブラムシを食べに来るでしょう。
いっぱい食べていいよ。
成虫も幼虫もアブラムシを食べます。

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/yotubositentou.html
幼虫図鑑のヨツボシテントウのページ。
幼虫の姿が見られます。
ナナホシテントウなどの幼虫とは感じの違う幼虫です。

↓去年、私も幼虫を見たなぁ、と思い出しました。どうぞ。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-a8dd.html
2015年9月29日 (火)「アブラムシ+ヨツボシテントウ幼虫」

タカノツメ

1004_12takanotume1 2016.10.4
まだ咲いてます。
1004_12takanotume2
花が終わった直後や、かなり実が成長したものや。
1004_12takanotume3
真っ赤に熟してきたものも。
見た目ほどは辛くないようですけど。
F1ではないので、辛さがどうなるかは確率的になります。

ホオズキカメムシ

1004_10hoozukikamemusimanryo 2016.10.4
これはマンリョウの葉にいたホオズキカメムシ。
ホオズキカメムシはヒルガオ科とかナス科が好きなのですが、マンリョウはヤブコウジ科というのかな。
好みじゃないけど、仕方ない、食えないというほどでもない、ということなのでしょうか。

ツマグロヒョウモン幼虫

1004_6tumaguro1 2016.10.4
立派な幼虫ですね。頭は右です。
1004_6tumaguro2
一度に6匹も。
おばちゃ~ん、と呼ばれたようです。
1004_6tumaguro3
ほんとにまぁ、スミレの葉が朝には消滅してるんですから、スゴイ。
いっぱい食べて、いっぱいウンチする。これが生き物の基本。
いいウンチは美しい。

オンブバッタ

1004_4onbubatta1 2016.10.4
玄関を出たところのシコンノボタンの葉の上。
交尾中ではないようです。
交尾後も、他のオスを排除すべくメスにおんぶしたままなのでしょう。
自分が渡した精子での受精卵を産んでほしい、ということですね。
1004_4onbubatta2
回り込んで顔のアップ。
なかなかいいアングルになりました。

1004_14onbubatta
枯れかかったカンナの葉。オンブバッタがいるのですが、パッとわかりましたか?
保護色ですね。

白髭咲きアサガオ

1004_3sirohige1 2016.10.4
アサガオの仲間ではこの白髭咲きが最後まで頑張っています。
右の方の花は、まさしく「白髭」咲きですね。
1004_3sirohige2
つぼみのうちから白い髭。
私のように白いちょぼちょぼひげしか生えない老人とは格が違うな。

脱線:ノーベル生理学・医学賞を受賞なさった大隅 良典さんは立派な白髭ですねぇ。
白髪と併せて、顔全体を取り囲んでいます。{ウラヤマシイ}
私なんざ、逆立ちしたって鼻の下と顎にしか髭がない。頭髪は相当に薄くなってきたし。
で、なにか?いやいや。

★ついでに
日本では通常「ノーベル医学・生理学賞」といいますが、多分本当は「ノーベル生理学・医学賞」なんだと思いますよ。
基礎的な学問である生理学を先に、応用である医学を後に、と並べるはずです。
ノーベル財団の方は、基礎を優先しています。日本は、華々しく「役に立つ学問」である医学に注目しがちですね。
大隅さんは、基礎科学研究の大事さを説いておられます。よかった。
化学賞の野依さんなどは、応用を強く主張した感があって、私は不快だったんですがね。
大隅さんには強く基礎の重要性を説いていただきたいですね。

シロツメクサ&アカツメクサ

1002_14sirotumekusa 2016.10.2
前の記事と同様、妻の撮影。
ちょっと露出オーバーですが、シロツメクサ。
1002_15akatumekusa
色合いはピンクのような紫に見えます。
レンゲソウ的な色合いでもありますね。
アカツメクサだと思います。
葉を意識した写真ではないので、不鮮明ですが、花の塊りのすぐ下に葉がある。それがアカツメクサの特徴だそうです。
シロツメクサの方は、花の塊りの下に長い茎があり、葉と花が離れている。
葉と花の関係がアカツメクサなのに、白い花を咲かせるものもあるそうです。
ややこしい話です。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%82%B5%E3%82%AD%E3%83%84%E3%83%A1%E3%82%AF%E3%82%B5
ウィキペディアでは

ムラサキツメクサ(紫詰草、Trifolium pratense)はシャジクソウ属の一種である。和名ではアカツメクサとも、あるいは一般に赤クローバーとも呼ばれる。

という記述もありました。
なんだかなぁ。アカツメクサでいいや。

カンナ

1002_13canna 2016.10.2
買い物帰りの妻の写真。
ちょっと張りを失いつつありますが、黄色がきれい。
1002_16canna
こちらの赤は張り切ってます。
この辺りで拾った種子から育てたのが我が家のカンナ。

植物の生き方の基本は、花が咲かせて種子をつくる。種子を蒔いたら次世代の個体が成長する。
ということですね。(動物だって基本は同じです)
種子は種苗店でのみ入手できるわけではない。
道端の植物が結実したら、播いてみませんか?
楽しいですよ。

センナリホオズキ

1002_12sennarihoozuki 2016.10.2
センナリホオズキの実が時々落ちます。
拾って中を見て、赤くならないことを確認。
少し茶色味を帯びましたか。
秋、ではあります。

マルゴミグモ

1002_11marugomigumo 2016.10.2
線路際。
一連の「丸ごみ」の一番下がマルゴミグモ。
遠目にみると、ドクロっぽい気もします。

1004_1marugomigumo1 10.4
アゲハ類の幼虫のためにミカンの葉を採りに行った妻、きれいな網のクモがいて、マルゴミグモじゃないかしら。
線路際のマルゴミグモを見せて、名前を教えてあげたのを覚えていてくれました。
1004_1marugomigumo2
接写はできない位置だったようですが、多分間違いないでしょう。

1004_17marugomigumo1 2016.10.4
こちらは同じ日の線路際。
丸いなあ。
1004_17marugomigumo2
擬態なんでしょうね、クモの本体がどれなのかわからない。

5日は雨で外へ出ず。
6日は午前中、所用で車で外出。帰宅したら、電鉄会社の草刈りが終わっていました。
マルゴミグモのいた当たりの草むらもすっかりなくなっていました。
草刈り中にどこかへ脱出できたかどうか、わかりません。
無事だといいですね。

2016年10月15日 (土)

ま、どうでもいいんですけどね

ボブ・ディランは転がる石です。
ノーベル賞は外から勝手に貼り付けられるもの、ラベルに過ぎません、内発的なものなどではない。
ま、苔のようなものです。

A rolling stone gathers no moss.
(転石苔を生ぜず)

ボブ・ディランの不機嫌に叩きつけるような歌唱が大好きでした。
「風に吹かれて」は1963年ですか、私15歳。
The answer, my friend, is blowin' in the wind
The answer is blowin' in the wind
このフレーズ好きでした。

like a rolling stone
この叫びも好きだったな。

私もまあ、転がる石で、無印・無ラベルはあるんですけど。
転げて砕けて砂になりたいな。

60年代に「Don't trust anyone over thirty」という言葉がありましたっけね。
大学闘争の時代を生き、・・・、もう68だぁ。
「Don't trust anyone over ninety」何ていっても始まらないなぁ。

ノーベル賞騒ぎを不快に思うかかしです。

2016年10月14日 (金)

ムラサキツユクサ+ツユクサ

1002_8murasakituyukusa 2016.10.2
ムラサキツユクサ、まだ咲きます。
1002_10tuyukusa
ツユクサも負けじと、まだ咲きます。

目  :   ツユクサ目 Commelinales
科  :   ツユクサ科 Commelinaceae
属  :   ムラサキツユクサ属 Tradescantia

目  :   ツユクサ目 Commelinales
科  :   ツユクサ科 Commelinaceae
亜科:   ツユクサ亜科 Commelinoideae
属  :   ツユクサ属 Commelina

同じ科なのですが、ずいぶん見かけが違いますね。
植物の分類はまったく苦手。
昆虫ならある程度、外見と分類の関係が見えるんですが、私程度でも。

深まりゆく秋、動植物は表面的には「静か」になってきます。
でも、次の春に備えている。
虫や草の「寝息」を聞くことができたらいいなあ。
自然葬で地球に還ったら、聞くことができるかもね。

キタキチョウ

1010_18kitakityou 2016.10.10
今年はキチョウがずいぶん多い。
成虫で越冬するチョウなのですが、この時期の成虫はこのまま越冬でしょうか。
もう一回、卵→幼虫→蛹→成虫を繰り返すには時間的に厳しいかな、という気もしますが。
よくわかりません。

ホシホウジャク+

1002_5hosihoujaku1 2016.10.2
口吻が長いなぁ。完全ホバリング状態。
1002_5hosihoujaku2
オオスカシバは、ホバリングしながら前脚2本を花につけて蜜を吸う。
ホシホウジャクは完全い浮いている。おみごと。
1002_5hosihoujaku3
蜜を吸うことに夢中になっていて、私の眼の前でも。
ホシホウジャクに夢中になっていたら
1002_6itimonjiseseri
すぐ脇に「わたしだっているんだからね」と、イチモンジセセリ。
あいかわらず、いいお顔。

朝日歌壇 2016.10.10より引用
高野公彦選
挵蝶(セセリチョウ)わがワイシャツに来て止まる信号青に変わるひと時:(平塚市) 西一村
セセリチョウは長い付き合いでしたが、漢字は知らなかったなぁ。

せせり‐ちょう【挵蝶】‥テフ
セセリチョウ科のチョウの総称。小形で、翅はねは小さく、体は翅にくらべて肥大し、ガ(蛾)のように見える。イチモンジセセリなど種類が多く、多くは花の蜜を吸う。幼虫は葉を集めて中に生息。
広辞苑第六版より引用

なるほどそうなんだ。「せせる」ってナンダ?

せせ・る【挵る】
①つつく。ほじくる。日葡辞書「クサキノネノツチヲセセル」。「歯を―・る」
②(小さな虫などが)くいつく。刺す。天草本伊曾保物語「蟻蠅がむらがつて―・るほどに」。「大黒柱を蟻が―・る」
③さぐりもとめる。あさる。日葡辞書「トリ(鳥)、ツチまたはイソ(磯)ヲセセル」
④もてあそぶ。からかう。今昔物語集[27]「ついまつの火を以て毛も無く―・る―・る焼きて」
広辞苑第六版より引用

爪楊枝で「歯をせせる」というような言葉は知っていますが。
セセリチョウの「せせる」は①~④のどの意味だ?
セセリチョウはくいついたり刺したりしないが。
よくわからない。

この10日の朝日歌壇にもう一つ素敵な歌がありまして。
佐佐木幸綱選
あおむしはきれいなちょうちょになりました保育所の小さな虫かごの中:(横浜市)有田佐智
いいですねぇ。うれしいなぁ。
あおむし見つけて、これちょうちょさんになるのよ、と飼育してくださったのでしょう、素敵な保育士さんの姿が目に浮かびます。
そして、羽化したチョウを見て、大喜びしただろう幼い人たちの声が聞こえそうです。
「ヒトのつくるゲーム」などには絶対できないもの。
生きる、ということ。
あおむしがちょうになる。これはヒトにはできっこない。
幼い人たちにこそ、ほんもの、を。
好奇心さえあれば、ひとはいくつになっても成長できるのです。

ツマグロヒョウモン

1002_3tumagurohyoumon 2016.10.2
きましたねぇ、ツマグロヒョウモンの幼虫です。
何というか、トゲトゲしいというか、賑やかというか。
この棘、刺さりませんからご安心を。けばけばしいけど毒もなし。
スミレやパンジーの葉を食べるので、ちょっと嫌われるかな。
でも美しいチョウになります。

1002_7tumagurohyoumon
これが成虫、メスです。
左の翅がちょっと傷んでいますが、元気でした。
可能な限りあなたの子たちを育てます。

ヒメヒラタアブ

1001_13himehirataabu 2016.10.1
キバナコスモスの中へ入っていこうというところ。
小さなアブですが、こういう状態だと、黒い縞模様が目立ちます。
そしてまた、小さなアブですが、幼虫はアブラムシを捕食するはず。
ヒラタアブ類はみんなそうですから、園芸家の方々はヒラタアブを優遇してあげてください。

ブルーサルビア

1001_11bluesalvia 2016.10.1
ブルーサルビアが元気です。
閉じかけたオシロイバナがアクセント。
花期が長いですね。夏を挟んで半年くらい咲くのかな。
勝手に美しい。
すてきだよ。

オジギソウ

1001_10ojigisou1 2016.10.1
オジギソウの葉にも雨滴が乗っていました。
花も実もあるオジギソウ。
1001_10ojigisou2
でもなんだか、へたってますね。
地面にペタ~っと貼り付いてしまって、元気がない感じ。
1001_10ojigisou3
この姿。
下の参考サイトをお読みください↓
http://www.nagano-c.ed.jp/seiho/risuka/2010/2010-8.pdf

オジギソウの傾性を示す葉は偶数二回羽状複葉と呼ばれる構造で、一つの葉が二枚~四枚の小葉に分かれ、さらにその葉が左右対称の小羽片に分かれている。

ということです。

1002_9ojigisou 10.2
翌日、日がさしたら、ぐっと起き上がりました。
やっぱりね、雨でへたっていたのですね。
おひさまって、いいですね。

ルコウソウの葉

1001_9rukousou1 2016.10.1
雨滴を湛えたルコウソウの葉。
すっきりしない日が続くと、こういう写真が増えます。
1001_9rukousou2
ここでも少し秋が始まっていました。
そろそろ秋晴れの季節。そうすると、秋の歩調も速くなるでしょう。

マルバルコウの葉

1001_8marubarukou1 2016.10.1
秋だなぁ、っていうほどの状態ではありません。
周囲は緑のジャングル。
ところどころ、注意して見ると、こういう黄葉も出はじめたというところ。
1001_8marubarukou2
最初の写真は、ほぼ全体に黄色くなっていましたが、こういうのもありました。
葉脈が浮き出している。面白いものですね。
1001_8marubarukou3
もっと緑っぽいのもありました。
時間をさかのぼってしまいましたね。

キアシマメヒラタアブ

1001_6abu 2016.10.1
久しぶりに見た黒いアブ、というような気がしたのですが、調べてみたら今年7月に交尾を見てました。
↓これです。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/post-414b.html
2016年8月 1日 (月)「キアシマメヒラタアブ交尾」
↓もっと前にも見てました。これが初めて見た時かな。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-a3c4.html
2009年9月 1日 (火)「キアシマメヒラタアブ」

今回の写真。フウセンカズラの花にとまったところです。大きさの見当がつくと思います。4~5mmかな。
頭でっかちで、平均棍があって、腹がぺたんこの「ヒラタアブ」タイプ。黒い光沢があって、翅は透明。
こんな特徴で、たどりつけると思います。
小さいですからね。注意して見ていないと見落とします。
ハナアブというと「ハチ」っぽい黄色と黒のものも多いのですが、黒いのもいるわけです。
ハエみたいに見えちゃうかな。

http://chigaku.ed.gifu-u.ac.jp/chigakuhp/html/kyo/seibutsu/doubutsu/07hae/hirataabu/kiashimame/index.html
ハエ目(双翅目)>ハエ亜目(短角亜目)>ハナアブ科
体長4-5ミリ。全身に光沢があり、肢は黄色。4-9月に出現する。

http://wolffia.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_a3c4.html
キアシマメヒラタアブ

ブドウトリバ

1001_5budoutoriba 2016.10.1
これ、ガ、です。オシロイバナのところで見かけました。
とてもガには見えないですね。「鳥羽」でしょうか。

http://www.jpmoth.org/Pterophoridae/Pterophorinae/Nippoptilia_vitis.html

ブドウトリバ Nippoptilia vitis (Sasaki, 1913)
科:トリバガ科(Pterophoridae) カマトリバガ亜科(Pterophorinae)
・・・
【幼虫食餌植物】 ブドウ科:ブドウ、エビヅル、ノブドウ、ヤブカラシの葉や花(※KD)

食草はこの辺りにありそうですから、不思議でもないのですが。
頻繁に見るわけではないけれど、気づきはじめると、それなりにいますよ。
このガの飛翔は「ひらひら」という感じではなくて、「ふわ~っ」という感じです。
何かが漂ってきたような。
小さなガですが、姿が何となくおどろおどろしくて怖い気がするかもしれません。
でも、ドクガでもなし、怖がる必要はありません。珍しいものを見た、と喜んでください。

http://wolffia.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/post-268a.html

トリバガ類はトリバガ科に属し、前翅の先は2つに分かれ、後翅は根元から3本に分かれています。留まる時は、これらを一緒に纏めて畳んでしまうので、翅とは思えない奇妙な格好になってしまいます。しかも、脚には長い棘(脛節の距)が沢山あるので、知らない人は蛾だとは全く思わない様です。

2016年10月13日 (木)

冷えるようになりました

1012_1situon2016.10.12
昨日の朝、2階に上がったら、室温が20℃を切っていました。
これはさすがに寒い。
最低気温が13.7℃でしたからね。秋だなぁ。

椅子に座ってパソコン立ちあげて・・・には寒い。
暖房を入れるほどではないので、上着を1枚重ねて過ごしました。
幸い、昨日は久しぶりの秋の晴天で、お日様があれば室温は上がるし、気力も湧く。
今日、13日はどんより。昨日より室温は高いのですが、気力が湧かないなぁ。

8日~11日の計4日間の日照時間は「0.4時間」でした。
12日は晴れて8.2時間でしたが。
13日は今のところ0時間。
なんだかな、元気出ないな。

気温の変化が急激です。読者の皆様には、体調を崩されませんよう。ご自愛ください。 かかし白

アゲハ

0930_31ageha1 2016.9.30
ケースから飛び出した瞬間。妻、振り向きざま、一枚。
0930_31ageha2
6,7mはあるかな。見上げるような高さに一気に上昇。
写真の外側から、老夫婦がわぁわぁ、と叫んでいるのが聞こえてきませんか。
いやぁすごかったなぁ、と二人して部屋に戻ります。

ヤノネボンテンカ

0930_30yanonebontenka1440_1 2016.9.30
14:40です。ふと気づいたら閉じかかった花の中でメシベが開いている。
0930_30yanonebontenka1440_2
中を覗き込んだらこうなっていて、柱頭が後ろのオシベの方へ向いていますね。
0930_30yanonebontenka1440_3
白い花弁を背景にすると、状況がよくわかる。

0930_32yanonebontenka1520
15:20です。
他家授粉を基本としながら、自家受粉の可能性も保持する。

夏前に一度、つぼみがいっぱいついたときは、全部閉鎖花でした。
そのときにすでに一回、自家受粉の種子を作ったのでしょう。
夏後のシーズンでは開放花をつくっている。
シーズンでも授粉方法に幅を持たせ、開放花を作っても自家受粉も可能にしておく。
しぶとい生き方ですね。

アキアカネ

0930_27akiakane 2016.9.30
無難なのは「アカトンボ」といっておくことですが、秋だからアキアカネと単純に。
胸部側面の模様をちゃんと見るとアキアカネとナツアカネの識別ができるそうです。
ところで、その場での確認を怠ったのでわからないのですが、トンボの顔の前の球体はなんだろう?
フウセンカズラの種子のような気もするのですが。
どなたかが拾って、柱の上に置いたのかな。

何かの実

0930_25tane1 2016.9.30
モミジバルコウの葉だったと思いますが。
小さな昆虫がいる、と私の眼は反応した。
でも、近づいても動かないし、なんだか変。
0930_25tane2
目を凝らしてみれば、これ、キク科の植物の種子(果実)のようですね。
毛が生えていて飛びやすくなっているようです。
葉の表面の毛に、引っかかってしまったのでしょう。
「虫パターン」を求めてうろついていると、時々こういう誤認をします。

ミツバチとアブ

0930_23mitubati 2016.9.30
これはセイヨウミツバチ。

1010_28namihanaabu1 10.10
久しぶりに昼の散歩ができました。
現場ではハナバチだと思っていました。
1010_28namihanaabu2
ところがPC上で見ると。ハエ顔ですね。触覚がハエのもの。複眼もハチじゃない。
腹部背面が見えなかったのですが、こうやって横からじっくり眺めると、これはナミハナアブのようです。
ナミハナアブとしてはハチに見えたことで擬態が成功!
やられてしまいました。
ハチとハエを見間違うことはない、と思っていましたのに。無知を露呈しました。

http://www.insects.jp/kon-abuhana.htm
ちゃんとした写真をどうぞ↑

マルゴミグモ

0930_20marugomigumo1 2016.9.30
獲物を捕まえたのでしょうか。
0930_20marugomigumo2
きれいな網です。ゴミとクモの区別がつかない。
それが戦略なのかもしれませんね。

シロスジヒメバチ

0930_16sirosujihimebati 2016.9.30
一瞬だったのです。直後、隠れてしまいました。
以前に見たことがあって、胸部背面の白い点とか、脚の白い模様とか、かなり特徴的ですので、視認はできました。
写真に写ったかどうかが不安。かろうじて暗~く写ってくれました。
ヒメバチの仲間は基本的にすべて寄生性のはずです。チョウやガの幼虫に寄生するのではなかったか。
私共が飼育するチョウで、こういうハチが寄生したことはありませんけど。

http://www.hegurinosato.sakura.ne.jp/2bangura/vi_hachi/shirosujihimebachi.htm
↑ここにクリアな写真があります。どうぞ。

クワクサ

0930_15kuwakusa 2016.9.30
クワクサだったと思いますが。
庭にあるんだったっけ?
庭が「ジャングル化」してきまして、何がなんだかよくわからない。

http://matsue-hana.com/hana/kuwakusa.html
クワクサ(桑草)
↑ここにいろいろな写真があります。どうぞ。
クワ科クワクサ属 だそうです。

シワバネキノコバエ

0930_10siwabanekinokobae 2016.9.30
初めて見た時は困惑しました。
↓困惑のようすはここで。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-10f7.html

この昆虫、すごく小さいのですが、平均棍は肉眼でもよく見える。
ですから、ハエ目には違いない。
でも触角が変だ。この触角はハエやアブの短角亜目ではない。
なんだ~?
結局、カの仲間(糸角亜目または長角亜目)だそうです。
ガガンボなんかは大きいけれど一見して「蚊」に見えますが、これは「蚊」とも見えないし。
年に1回くらい見かけることがあるかないかという、珍客です。

↓参考
http://wolffia.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/allactoneura-ak.html
シワバネキノコバエ(Allactoneura akasakana)?
触角が長い(8節を越える)ので糸角亜目(蚊の仲間)であることはハッキリしています

http://soyokaze-jp.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-8577.html
 キノコバエの仲間は、「ハエ」とついていますが、分類学的にはハエやアブの仲間(短角亜目)ではなく、カの仲間(糸角亜目または長角亜目)です。

ササグモ

0930_9sasagumo 2016.9.30
9月中、写真を撮りに出るチャンスがひどく少なかったせいか、たまに外へ出られると、出会う昆虫が多い。感覚がずれているのだと思います。
毎日、出ていれば、ササグモにもおそらく出会っていたはずですが、久しぶりに見ましたので、今が冬前の繁殖シーズンなのかな、などと思ってしまいます。おそらく、普通の秋の光景でしょう。
0930_21sasagumo1
ヒャクニチソウの花の裏側にいたササグモ。
表から陽を浴びて裏まで輝き、ササグモも透過光で見えます。
0930_21sasagumo2
敢えてフラッシュを発光させるとこうなります。
日光の輝き感が消えてしまって、花やササグモの「表面」がきれいに見えます。
これもきれいですが、ちょっと平板な感じもします。
何を撮影したいのかによって、フラッシュをどう使うかが変わるんですね。

2016年10月12日 (水)

ツバメシジミとウラナミシジミ

0930_7tubamesijimi 2016.9.30
妻が見て撮影してきた写真。
なんだか普通のシジミチョウと違うのよね、と不思議がっていました。
0930_22uranamisijimi
私は私で、このウラナミシジミを見ていたものですから、妻がいつもと違うシジミを見たといった時、ウラナミじゃないの、と答えてしまったのですが。
カメラから画像をコピーして点検し始めたら、わっ、間違ってしまった。
妻が見たのはツバメシジミだ、と気づいた、というわけです。
ツバメシジミの幼虫は「シロツメクサ、コマツナギなど、マメ科植物の花やつぼみ、新芽を食べる。」とのことです。
ウラナミシジミの幼虫は「ソラマメ、エンドウ、ハギ類など、マメ科植物の花や若い果実を食べる。」とのこと。
似たような食草ですね。ここに挙げられた植物は我が家にはありませんが、マメ科植物はあります。きっとそういうのを食べたのでしょうね。

ヤマトシジミもいっぱい飛び交っています。自宅周辺をうろつくだけですが、虫たちが訪問してきてくれて、こんなにうれしいことはありません。

オジギソウ

0930_6ojigisou 2016.9.30
やたらとくっきりとした姿で写りました。
つぼみもあるし、豆もいっぱいみのってきたし。
この丸い花、好きだなぁ。
もう60年にもなりますか、この花との付き合い。
いつも新鮮な喜びを覚えます。

ツマグロヒョウモン

0930_5tumagurohyoumonn 2016.9.30
低いところを、歩くような飛ぶような、メス。
スミレの仲間を探しているのです。
チョウとしての飛翔力は強力ですけど、食草は背が低いからこうなるんですね。
アゲハ類は柑橘類の木を探しますから、高く舞いながら産卵できる葉を探す。
我ら夫婦の符牒は「ツマちゃん」。
ツマちゃん頑張れ。卵産んでね。

マツバボタン

0930_4matubabotan1 2016.9.30
大きさのことを無視してみてあげてください。
薔薇のようなマツバボタン。
豪華です。
花の季節が終わりに近づきますが、「最初」というのはわかりやすいのですが、「最後」というのはなかなかわかりません。
見かけるたびに撮影して、見届けようと思います。

0929_3ine1 2016.9.29
大分、頭を垂れてきました。
0929_3ine2
もうちょっとかかりますね。
9月は陽射しに恵まれなかったからな。

この稲は「青天の霹靂」です。
1010seitennohekireki
10月10日の新聞広告です。

私が普段食べているのは群馬県の「ゴロピカリ」の玄米。「霹靂」も雷。
稲妻の高温で空気中の酸素と窒素が反応して酸化窒素ができ、窒素肥料として降り注ぐ、といいますね。

雷のエキスを食べるワタシです。

アサガオ

0929_1asagao1 2016.9.29
葉に斑が入ったタイプのアサガオの小さな花。
9月も終わろうというこの時期にまだ頑張っていました。
来年に備えて種子をなるべくたくさん採取して保存します。
封筒やポチ袋やいろんな紙袋に入れて保管しています。

ハラビロカマキリ卵嚢

0928_7harabiro 2016.9.28
アゲハ類の幼虫のためにミカンの葉を採りに行った妻が、ハラビロカマキリの卵嚢が見える、と撮影してきた写真。
全く、すごい目をしてます、妻は。
幼虫の餌を取りに行くたんびに、卵や幼虫を連れてくる。
今回はハラビロカマキリの卵嚢です。
0929_8harabiro
高枝切りを持っていって、採ってきました。室内で撮影。
ちゃんと季節を感じられる場所に置いて、来年、孵化するかどうか、観察します。
孵化できるといいね。

夕焼

0927_20yuuyake1 2016.9.27
妻が撮ってきてくれました。
画像ファイルのタイムスタンプは17:43。
この9月27日の東京での日の入りは17:31でした。
日没後10分後くらいですね。太陽は地平線の下にあって、空を照らしています。
電車はもう車内の照明をつけて走っています。
0927_20yuuyake2
「夕焼けの翌日は晴れ」ということわざがあって、比較的信憑性が高いとされていますね。
では、9月28日の天気や如何に。

昼(06:00-18:00)     曇後時々雨
夜(18:00-翌日06:00) 曇時々雨

ザンネンでした。当たったとは言い難いですね。
実は27日も快晴ではなかったのです。薄曇りでたまに日がさす。
その日がさしたその時に夕焼けが見えたのですね。

「夕焼けの翌日は晴れ」というようなことわざのなかには、バイアスがかかっているものも多くあります。
晴れた日、そうだ昨夕は夕焼だったなと思い出して結びつけて考える。
どんよりしていたり、雨だった日には、昨夕の夕焼けを思い出さないでしまう。
結果として、「夕焼けの翌日は晴れ」が定着していく。
こういうことって結構あるんですよ。自分の思考回路を自覚的に点検してくださいね。

★オマケ
気象庁のデータから、9月の天気の部分を抜き出した表をお目にかけます。
Sept
「曇」や「雨」の字が多いですねぇ。ため息が出ます。

オクラ

0927_17okra 2016.9.27
右の実、大きいですねぇ。長けてます。
種子はすでにある程度採取しましたから、ここは・・・食べちゃえ。
さすがに筋っぽかったです。でもぬめりも十分、おいしかった。
私共のような団塊夫婦は、現今の「あまやかされた」野菜でなくとも、平気で食います。
筋っぽかったり酸っぱかったり・・・どんとこい。
ですから、スーパーなどでも、味・形などに「多少難あり」でも、どんどん並べて売ってほしいのですよね。ちゃんと買いますから。

0929_5okra 9.29
まだ花も咲きます。
雨に濡れていますが、結実するでしょう。
ちゃんと食べます。

モミジとルコウ

0927_16momiji_rukou 2016.9.27
いたずらです。
モミジの木に、ルコウソウが絡みついて花を咲かせています。
「モミジバルコウ」というのがありますから、
「モミジとルコウ」としてみただけのこと。

1006_1momiji_rukou 10.6
全く同じ意匠。
花がまだ開いていたのと、葉を入れやすかったので再度、同じジョークを。
右上にはカエデの実も写っています。
もし、カエデが紅葉(もみじ)して、なおルコウソウが咲くことができたら、また撮りたいと思いますが。
そうそううまくはいかないでしょうね。

2016年10月11日 (火)

団栗のスタビリチー

0921_15donguri 2016.9.21
妻が拾ってきたドングリ。
我が家近辺でドングリというのは比較的珍しいことです。
これを見て、私の頭に浮かんだのが
「団栗のスタビリチーを論じて併せて天体の運行に及ぶ」
というフレーズ。
なんだかわかりますか?
夏目漱石の「吾輩は猫である」に出てくるフレーズです。
朝日新聞で夏目漱石の「吾輩は猫である」を連載していますが、その49にこんな記述がありました。

・・・
「そうですな、先達て団栗のスタビリチーを論じて併せて天体の運行に及ぶという論文を書いた事があります」「団栗(どんぐり)なんぞでも大学校で勉強するものでしょうか」「さあ僕も素人(しろうと)だからよく分らんが、何しろ、寒月君がやる位なんだから、研究する価値があると見えますな」
・・・

「団栗のスタビリチーを論じて併せて天体の運行に及ぶ」
「スタビリチー」はもちろん「stability」「安定性」のことですね。
いろいろ頭に浮かぶのですが、今回は、「団栗のスタビリチー」と「天体の運行」の2点について少しだけ書いてみましょう。

★ドングリの安定性
1008_1donguri2
あら、このドングリ立ってますね。
1008_1donguri1
ドングリの「帽子」というのか「袴(はかま)」というのか、正式には「殻斗(かくと)」を取り除くと、ドングリのお尻がこうなっていました。ここから栄養をもらったのですね。
で、なんとなく平らなものですから、立てれば立つ。
指先でそっと触ると、揺れます。揺れるけどまだ倒れません。
触れる力を大きくすると、倒れます。

★さて問題:このドングリが立った状態を「安定」といいますか?「不安定」といいますか?
この「安定」と「不安定」という言葉は、一般的な感覚と、科学で使う定義とがずれる言葉なんですね。

ふ‐あんてい【不安定】
安定しないこと。おちつかないさま。

あん‐てい【安定】
①物事が落ち着いていて、激しい変化のないこと。「物価の―」「天気が―する」
②〔理〕物体のつり合いや運動の状態がわずかな乱れを与えられた時に、元の状態へ戻ろうとする性質を持つこと。「この壺は―が悪い」
③〔化〕物質が分解・反応・壊変しにくいこと。
広辞苑第六版より引用

広辞苑の「安定」の②が科学というか理学での用法。
倒れた状態のドングリは「安定」な状態です。
それに対して、今回お目にかけた「立ったドングリ」は、わずかな力に対しては元の状態に戻ろうとしますが、大きな力では戻れないので「準安定」といいます。
本当の安定状態ではないが、わずかな擾乱に対しては安定だ、ということです。

Stability
昔の私のHPの図を載せます。
机の上に直方体が載っている図と考えてください。{立ったドングリも同じことです}

上段
 左:静止状態:直方体に働く力は、重力と、机が直方体を押し返す力、の2つ。大きさが同じで向きが反対。で釣り合っていて動かない。
 中:少し傾けたところ。直方体の重心が机との接点の内側にあり、この場合は重力によって反時計回りの動きを生じて元に戻ろうとします。
 右:重心の位置が、机との接点の外に出ました。すると、時計回りの動きになって、直方体は倒れます。

下段
 この図では、赤い線が重心の高さを示しています。重心は低くなろうとします。
上段の「中」、復元できる場合の真下を見てください。重心の高さの「山」の中央にくぼみがありますね。
ちょっと傾いたくらいだと、この山の上のくぼみに向かって重心が下がりますので復元できるわけです。
ところが、山の縁を越えると、より重心の低い位置へ向かって動くのですね。
で、倒れる。

ということですから、この図で立った直方体は、立ったドングリと同じく、準安定状態です。

別の例ですと、山の上の貯水ダムを思い浮かべてください。
このダムの水を落としてそのエネルギーで発電できます。
ところが、ダムで遮られていますので、さしあたって流れ落ちることはない。
ダムに溜まった水は「準安定」状態ですね。

★まあ、「団栗のスタビリチー」というのは、こういう内容だろうと想像されます。

★さて「天体の運行」のほうですが。
これは科学史の話に絡みます。
ニュートン力学では、2つの物体の間に万有引力が働き、その引力のみで2つの物体が運動する時の出来事は正確に解けるのです。ケプラーの法則は、その解の表現になりますね。
ところが、3つの物体になるともういけない。特殊な初期条件の場合以外は、一般的に3体の運動をきちんと解くことができないのです。
太陽系は、太陽を中心として複数の惑星が回っていますから、3体の問題を超えています。
惑星の運動を考える時、太陽の質量が圧倒的に大きいので、他の惑星が及ぼしてくる影響は無視して考えられますが、本当はその影響はゼロではない。そういう微小な影響が、ず~っと続いたらどうなるのか。あるいは、太陽系外からちょっとした質量の天体が侵入してきて重力的な擾乱をもたらしたらどうなるか。
太陽系は安定な系だろうか?
ニュートン自身は解決をつけられなかった。で、「神の介入」を考えたようです。時計職人が時計を修理するように、神が時々太陽系に介入して「修理」して、太陽系を安定に保っているのではないか、ということですね。

さて、結果はどうなのか。どう思います?
私が書くとかえってごちゃごちゃしますから、引用をお読みください。
[太陽系の安定性]で検索すると、いろいろなサイトがヒットします。
↓これが最新かな
https://www.rikanenpyo.jp/kaisetsu/tenmon/tenmon_003.html
わが惑星系の安定性

最新の理解
 水 ・ 金 ・ 地 ・ 火 ・ 木 ・ 土 ・ 天 ・ 海 ・ 冥の 9 惑星(2006 年 8 月 24 日以来、冥王星は惑星でなくなってしまった )と太陽からなる惑星系における惑星の運動は過去 40 億年間安定であったし、将来少なくとも 50 億年ほどは安定に推移する。これが最新の数値計算による結論である。

よかったですねぇ。当分の間(50億年ほど)は安定だそうです。アンシン。
話のスケールがぶっ飛んでますけど。まあいいでしょう。

http://blog.goo.ne.jp/kameichi1/e/e8b61496b18bb392c0c9e8df295fb77c

・・・つまりニュートンにとっては「この太陽・惑星・彗星の壮麗きわまりない体系」は「神の深慮と支配」によるものであり、それがいかにして形成されたのか、あるいはそれが安定であるかの否かは、力学が証明しうる範囲を越えた問題であった。この点である。・・・
・・・ニュートンにとって太陽系の秩序は「神の万能」の証拠であったが、ラプラスとその後の人々にとってそれは「力学と重力理論の万能」を証拠づけるものであった。もはや神を必要としなくなったのだ。

★「天体の運行」については、こんなところでいかがでしょう。
「安定」「不安定」というキーワードでドングリと天体が結びついたのでした。

★オマケ:土星の輪の安定性というのもあるんですよ。
なんであんな薄いリングが安定的に存在できるのか。
「羊飼い」衛星とかね。
もうここではこれ以上扱いませんが、あれも不思議なものなのです。

ムラサキシキブ

0927_14murasakisikibu 2016.9.27
ご近所のムラサキシキブが熟してきました。

http://www.yasashi.info/mu_00003.htm
↑ヤサシイエンゲイの「ムラサキシキブ(紫式部)」の項です。

ちなみに江戸時代の初期にはまだムラサキシキブの名はなく、「みむらさき(実紫)」「たまむらさき(玉紫)」と呼ばれていました。

ふ~ん、と広辞苑を引いてみたら実紫はありましたが、玉紫はありませんでした。

み‐むらさき【実紫】
ムラサキシキブのこと。秋、小さな丸い実が群がって美しい紫色に熟す。<季語:秋>
広辞苑第六版より引用

「玉紫」の方が個人的には好きだな。

たま【玉・珠・球】
①美しい宝石類。多くは彫琢ちょうたくして装飾とするもの。万葉集[3]「夜光る―と言ふとも」。「掌中の―」
②真珠。しらたま。今昔物語集[9]「母のかざりの箱の中を見るに、大きなる―あり」
③美しいもの、大切なもの、またはほめていう意を表す語。源氏物語[桐壺]「世になく清らなる―のをのこ御子」。「―の声」「―垣」
④まるいもの。球形のもの。「飴―」「―の汗」「うどんの―」
広辞苑第六版より引用

①②③の意味を包含して、「玉」+「紫」の実というのがいいなあ。

キンケハラナガツチバチ

0927_12kinkeharanagatutibati 2016.9.27
キンケハラナガツチバチだと思います。
0927_12kinkeharanagatutibati2
ヒメハラナガツチバチより少し大きい、「金毛」が輝く、という感じで判断しています。
私は、捕獲して詳細に分類を確定しようという人ではなくて、一瞬の出会いで感覚的に判断していますので、正確さには欠けています。

ツマグロヒョウモン

0927_11tumagurohyoumon 2016.9.27
このところツマグロヒョウモンがいっぱい飛び交います。
これはオス、キバナコスモスの蜜を吸って活力を得ている。
後ろから陽を浴びて、輝いていました。

ヒャクニチソウ+

0927_10hyakunitisou1 2016.9.27
花の姿が面白かったので撮影したのですが。
パソコン画面上で整理していたら。あれ?なにか虫が頭を突っ込んでいますね。
0927_10hyakunitisou2
トリミングしてみました。
多分ブチヒゲカメムシだと思います。
現場で気づいていればなんとかもう少し追及したのですが、時すでに遅し、なのでした。

http://www.insects.jp/kon-kamebutihige.htm
↑ここにブチヒゲカメムシの写真があります。
比べてみてください。

キンバエ

0927_9kinbae 2016.9.27
ヤブガラシに来ていたキンバエ。{でいいんですよね}
ハエの世界はわかりにくい。一言「ハエ」といっておいた方が楽です。
素人には踏み込めない世界です。

ホトトギス

0927_7hototogisu 2016.9.27
これは線路際に植えたホトトギス。
これには魂胆がありまして。
ルリタテハの幼虫の食草なのです。ですから、狭い庭に置いておくより外に出してやったらルリタテハの目につきやすいかな、と、いうわけです。
でも、なかなか来てくれませんねぇ。

0930_12hototogisu1 9.30
庭のホトトギスが先行して咲きました。
0930_12hototogisu2
ユリ科だそうです。

1004_5hototogisu1 10.4
次々と咲いています。
1004_5hototogisu2
液滴のようなのは「腺毛状突起」というのだそうです。
さして粘ったりしません。
1004_5hototogisu3
小さな暗い庭で、横からの光を受けて輝くつぼみ。
いい光景ですね。

ピラカンサ

0927_4pyrakantha 2016.9.27
まだ真っ赤になっていないピラカンサ。

「季節の花300」から引用
http://www.hana300.com/piraka.html

Pyracantha(ピラカンサ)は、ギリシャ語の「pyro(炎)+ acantha(刺)」が語源。

「火」と「棘」だそうです。納得ですね。

商品名「パイレックス (PYREX) 」という耐熱ガラスがありますね。当然「PYREX」のPYRは火、熱に由来する命名でしょう。

キンモクセイ

0927_3kinmokusei 2016.9.27
買い物ついでの撮影。
うちのキンモクセイではありません。
うちのは?
0927_18kinmokusei1
咲いてました。
0927_18kinmokusei2
庭がごちゃごちゃで近づきにくい。見落としてましたね。
ここまで、妻の撮影。
そうか、咲いてるのかと
0928_2kinmokusei 9.28
翌朝、2階の雨戸を開けた時に見下ろして撮影。
見えましたよ、咲いてます。私も視認。

0930_1kinmokusei 9.30
翌日の朝。上からはあまり見えませんね。

0930_14kinmokusei1
昼、庭に出て、やっと私も踏み込めました。
強い香りです。
天候不順で自宅の庭に出られないことの多い9月でした。
0930_14kinmokusei2
メシベがない、ということがわかります。
キンモクセイの香りは遠くから漂ってくるくらいがいいですね。
至近距離ではちょっと強すぎると感じます。

カリン

0927_2karin 2016.9.27
買い物に行った妻の撮影。カリンの実だそうです。
何となく画面が白っぽい。なぜ?
生ものを買うつもりで、クーラーバッグに冷却剤を入れて行った。さしあたってその他の持ち物もクーラーバッグに入れた。
そうしたらカメラも冷えちゃったのですね。で、写真を撮ろうとしたらうっすらと結露した。
私はメガネ使用者ですから、冷えた屋外から温湿な部屋に入るとメガネが曇る、ということは熟知しています。妻はコンタクトレンズ使用者なので、そういう経験がない。
その差かな。
それはそれで珍しい出来事でしたので掲載しました。
{ついでに、コンタクトレンズ使用者はタマネギを切っても目に刺激を受けないのだ、と妻は笑っています。}

コメントありがとうございます

◎「帰ってきた通りすがり」さんからたくさんコメントをいただきました。
ご指摘を全部受け入れたいのですが、3年前の記事を訂正しに行くのはかなり辛い。
で、まとめて、ここからリンクしておきます。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-58d1.html#comment-138979763
2013年7月 1日 (月)「ハラビロカマキリ」
→オオカマキリまたはチョウセンカマキリ

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-642c.html#comment-138979803
2013年7月 9日 (火)「(よくわからない)甲虫の仲間」
→アメイロカミキリ

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-58d1-2.html#comment-138979818
2013年7月 5日 (金)「ハラビロカマキリ」
→オオカマキリまたはチョウセンカマキリ

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-e7f6-1.html#comment-138979915
2013年7月31日 (水)「アザミ」
→アメリカオニアザミ

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/09/post-766e.html#comment-138979969
2016年9月29日 (木)「ゴミグモでしょうけれど・・・」
→マルゴミグモでよろしいのではないでしょうか

ということで、よろしくお願いします。

2016年10月 7日 (金)

マツバボタン

0926_4matubabotan 2016.9.26
多分みなさんご存知だと思いますが、マツバボタンの熟した実が割れたところです。
キャップが外れると中から種子が出てくる。
金属光沢のような輝きのある細かい種子ですね。
種子の取れる植物は基本的にその種子を次の年に播きます。園芸店のお世話にならずに。
結果的に、F1の均一な性質は失われるのかもしれませんが、自分ちの「子」の感覚で楽しめますから。

スグリゾウムシ

0926_3sugurizoumusi1 2016.9.26
アオスジアゲハが飛び去ったあと、周囲を眺めていたら、スグリゾウムシがいました。
妻はこれを知らなかったようでしたので
0926_3sugurizoumusi2
指先に乗せて、これスグリゾウムシ、本土ではメスしかいなくて単為生殖で増えているんだ。
と説明したら、面白がっていました。
五島列島の方にはオスがいるそうですが、それ以外ではメスばかりなのだそうです。
生物としては不利な生き方ですね。遺伝的な多様性が作りだせません。

アオスジアゲハ

0926_2aosuji 2016.9.26
羽化して、ケースから飛び出して、ちょっとの間とまってくれて。
かわいい顔が撮れました。
蝶を飼育して何十年、毎回感動しています。飽きるということはない。
生きるってなんて不思議なんだろうと、いつもいつも思い続けて今に至っています。

ミズヒキ
0926_1mizuhiki 2016.9.26
季節ですね、いっぱい咲いています。
タデ科イヌタデ属ですので、いわゆる「アカマンマ」と同じ仲間です。
1004_11mizuhiki 10.4
一本を引っ張って、 下から見えるようにして、引っかけました。
花を上から見ると赤くて、下から見ると白いのです。
これを紅白の水引に見立てるというのは、すごいセンスだと思います。
「ウラジロタデ」とかでもよかったんじゃないのか。
舌を出したような花がかわいくて好きです。

アシダカグモ

0925_22asidakagumo 2016.9.25
もう夜です。部屋でTVニュースを見ていたら、ドアに大型のアシダカグモがやってきました。
座ったまんまズームアップして撮影。
何かを感じるのですね、昆虫やクモは、撮影されると。
このクモも、2,3枚撮ったら、す~っと上へ走り上がって、換気窓から室外へ。
この後、浴室や、階段室などで出くわしましたが、どこかへ逃げ込んだらしく、もう会わなくなりました。
あちらから見れば、巨大な生物(ヒト)に出くわした、ということになりますから、逃げるが勝と、さっさと隠れます。
騒ぐこともない、棚の後ろとかでゴキブリ退治をしてもらいましょう。

卵・脱け殻

0925_20tamago 2016.9.25
ミカンの葉についていた卵。孵化率の問題がありますが、できれば孵化してほしいですね。
何かのアゲハ類の卵でしょう。
0925_21nukegara1
こちらはアオスジアゲハの脱け殻。
0925_21nukegara2
下が頭部で顎が見えます。
頭部、顎、脚、尾脚などはずいぶん硬かったのですね。
腹部は小さく縮んでしまいました。

セグロアシナガバチ

0925_19seguroasinagabati1 2016.9.25
さあ、もう家に入ろうかな、と戻ってきたら、門扉にセグロアシナガバチがいました。
こんな金属面上で何してるんだ?と思ってよく見たら、これ、肉団子をつくっているところのようです。
何かの幼虫を捕獲して、丸めているのでしょう。
位置的にはオオスカシバの緑色の幼虫、という可能性もあります。
0925_19seguroasinagabati2
どうしようかな、勝手口へ回って帰るかな、と思ってみていたら、団子を抱えて飛んでいきました。腹部のこの模様がセグロアシナガバチの特徴です。身を守る情報として覚えておいてください。こうやって単独で行動している時には、手を出さなければ攻撃してくることはないですが、うっかり怖がって払いのけたりすると攻撃されたと思って興奮してくることがあります。やり過ごしてください。

私共の行動範囲から見える場所に巣はないと思います。
大型のアシナガバチですから、通行人の通るところのそばに巣を作ったら、いくら私共でも駆除を考えなければなりません。
毎年のように見かけるハチですが、できれば、相互不干渉で行きたいですね。

ヒメハラナガツチバチ

0925_16himeharanaga1 2016.9.25
キバナコスモスを抱え込むように腹を曲げるスタイルがハラナガツチバチの特徴。
翅の先端部が黒いのはヒメハラナガツチバチのメスの特徴。
0925_16himeharanaga2
ちょっと分かりにくいですが、特徴が見えています。
オスは胸部背面に独特の模様があるのですが、今のところまだ見ていません。
見つけたらまたその時に掲載します。
キンケハラナガツチバチとヒメハラナガツチバチが入り乱れて出現する時期です。
混乱して間違ったらすぐ指摘してくださいね。

ミツバチ

0925_15mitubati1 2016.9.25
ミツバチも忙しい。花粉団子をつけて、蜜を蓄えて、巣に帰る。
0925_15mitubati2
ちょっと露出オーバーですが。翅が透けています。ふさふさの毛が輝いています。
0925_15mitubati3
胸部がこんなに丸くて、こんなにふさふさだとは。
普段あまり気づいていませんでした。
かわいいハチですが、手を出さないようにね。

クマバチ

0925_13kumabati 2016.9.25
キバナコスモスが賑やか。
クマバチも来ました。
体が大きくてちょっと不釣り合いな気もする。安定感を欠く。
花をかじってないか?キミ。
私がクマバチを見かけるのは、タチアオイの花と、キンカンの花が多いのですが、季節はキバナコスモス。
秋は忙しい。急速に冬が近づきますからね。

2016年10月 6日 (木)

イチモンジセセリ

0925_8itimonjiseseri 2016.9.25
デュランタに来たイチモンジセセリ。こういう位置関係に入れるのは珍しい。
0925_14itimonjiseseri
キバナコスモスで。
これまたすごいアングルで撮れました。
フォトジェニックなチョウです。
おいしそうだねぇ。

ヒメアカタテハ

0925_12himeakatateha1 2016.9.25
ツマグロヒョウモンのペアが去ったので、線路際を歩いていたら、上の写真のようなチョウがいました。
一瞬、小型のツマグロヒョウモンかと思ったのですが、前翅先端の裏側まで黒いのはツマグロヒョウモンではない。
後翅に目玉模様がありますね。
0925_12himeakatateha2
落ち着いていまして、真正面からも撮れました。
面白いチョウです。普通こんなに近づけない。
0925_12himeakatateha3
キバナコスモスの花から花へ、遠くへは行かず、目の前で移り飛ぶ。
0925_12himeakatateha4
表側の模様はうまく撮れませんでした。翅の開閉とシャッターが同期しなくって、ザンネン。
あんまり長く目の前を飛び続けるので、室内の妻を呼びました。間に合うかな~と思っていたら、間に合って。
二人でまたさらにしばらく観察。

ツマグロヒョウモンでないことは明らかとして、じゃあ、なんだろう?
その場で私の頭に浮かんだ名前は「ミドリヒョウモン」と「ヒメアカタテハ」だったのですが。
検索してみたら。
肉眼で視認していた目玉模様がミドリヒョウモンにはない。
ヒメアカタテハがぴったりでした。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/09/post-4f7d.html
2016年9月 6日 (火)「ヒメアカタテハ」
↑ここで見てましたね。写真は8月23日でした。
記憶力が衰えてきたなぁ。

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/index.html
↑幼虫図鑑によりますと食草は

ヨモギ(蓬),ゴボウ(牛蒡),ヨモギ(蓬),ハハコグサ(母子草)などのキク科植物,カラムシ(苧),エゾイラクサなどのイラクサ科の植物。

とのこと。
キク科はいくらでもありますから、どんどん食べていいです。増えてください。

ツマグロヒョウモン交尾

0925_11tumaguro1 2016.9.25
道へ出て、ふと振り返ったら、門扉に交尾中のツマグロヒョウモン・ペア。
あらら、長引くようだと、玄関から帰れないな、などと思いつつ、そっと撮影開始。
0925_11tumaguro2
この時点では下がメスです。
0925_11tumaguro3
やがて私の気配に気づいたらしく、メスがオスをぶら下げて飛びあがりました。
高いところへ移動して、この直後さらに奥の方へ行ってしまいました。
これからツマグロヒョウモンの幼虫たちがどどっと現れてきますよ、ゼッタイ。
うれしいな。

ジョロウグモ

0925_7jorougumo 2016.9.25
乱雑な網になってしまいました。
この後、天候不順で庭へ出られずにいたら、いなくなってしまいました。
もう少し大きな空間に引っ越ししたのではないかと思っていますが、どこかでお目にかかりたいものです。
新規に大きな円網を張っているのではないか、と見まわしますが、まだ見つかりません。

ササグモ

0925_6sasagumonanten 2016.9.25
ナンテンの葉でしたか、これは。
このところササグモの姿をよく見かけます。
もう一回、産卵かな。
で、孵化して、幼体で越冬するのではなかったか。
季節を感じます。

イモムシ

0924_22imomusi1 2016.9.24
部屋の中に転がっていました。私共のどちらか、どっちかというと妻の服にくっついて入ってきたのでしょう。
0924_22imomusi2
記念写真を撮って庭の隅へ放してやりましたが、適切な食草に到達できたかどうか。
特徴的な模様です。ところが私の知識不足。種名がどうにもわからない。
体長は3cm足らずかな。
何の幼虫でしょう?ご存知のかた、いらっしゃいませんか。

カマキリ

0924_21kamakiri1 2016.9.24
室内から庭を見ていた妻が、カマキリだ!と叫んでカメラを持って飛びだしていきました。
何事かとよく見れば、日除けのスダレの向こう側にカマキリがいる。
よくまあ見えるものだ。雨がぱらついていましたが、何とか写真を撮ってきてくれました。
羽化時に失敗があって、翅がきれいに伸びきらなかった、あの個体です。
カマキリにとって飛ぶことは必須ではないから、大丈夫だろうといっていましたが。
無事、餌をあさって歩き回っているようです。
0924_21kamakiri2
雨に濡れているけれど、気孔がふさがれることさえなければどうということはない。
偽瞳孔がカメラの方を「見て」います。
0924_21kamakiri3
濡れた体が輝いています。
感動してしまった。
ヒトのやることには白けっぱなしの私ですが、昆虫の生きる姿は胸を打つ。
元気でな。

鯛の鯛

0924_20buri 2016.9.24
ブリのカマを食べたら、鯛の鯛がとれました。
カマのところって、身が多い割に骨を取る手間いらずでして。安くておいしくいっぱい食べられます。
10cm弱もあります。大きいですね。

何日かたって、サバを食べたら
0928_3tainotai 9.28
鯛の鯛がありましたが。ご覧のような大きさ関係でした。小さい方がサバです。
魚は不人気らしいですが、慣れればどうということもない。
肉を食べるような勢いで食べようとしたら、それはダメ。
骨や内臓や鰭のトゲトゲとか、ゆっくり取り去りながらお食べください。
ゆっくり食べるのがいいんでしょ。
だったら魚は最適だ。

キバナルコウソウ

0924_18kibanarukou 2016.9.24
雨がらみの写真が多い。
キバナルコウソウの一つの花が終わって、花弁が抜けかかって、メシベに引っかかっている。
その抜けかかった花弁に水滴が。
どうということもない写真ですが、雨が多かったな。

キョウチクトウ

0924_16kyoutikutou 2016.9.24
このつぼみ、咲けますかね。
と思いつつ撮影したのですが、やはりちゃんとは咲けなかった。
花としてのタイミングを外してしまったのでしょう。

今年は8月後半から9月にかけて、天候が調子っぱずれでした。
台風が抜けると、季節がカタッと変わることがありますね、特に秋台風では。
台風は「期」を「画(かく)」す気象現象であることも多いのですが。
さて、台風18号の後は安定した秋になるでしょうか。そう願いたいですね。

2016年10月 5日 (水)

グンバイムシ

0924_15gunbaimusi 2016.9.24
カメムシ目>カメムシ亜目>グンバイムシ科>グンバイムシ亜科
ここまではいいんです。で、種名ですが。
アワダチソウグンバイかなぁ、と思います。
とまっている葉の種名を失念しました、メモを取っていませんので。
キク科じゃなかったか、という気がしますが、判然とはしません。
カメムシというグループもずいぶん多様なものですね。
もう季節は過ぎましたが、ヒマワリの葉でもよく見かけます。
セイタカアワダチソウはこれからですが、このごろ一時の勢いを失っていますね。
そう、ヘクソカズラにもヘクソカズラグンバイというのが来るはずですが、今年は見かけなかった。真剣に見ていなかったのかな。

シロオビノメイガ

0924_14siroobinomeiga 2016.9.24
このガを撮るのは難しい。
気づかずに接近してしまって、低い位置から飛び立って気づくことが多い。
で、飛んでいってとまった先に視線を固定して近づくのですが、多くの場合、低い位置の葉の裏にとまってしまう。
というわけで、しばらく追いかけるのですが、なかなか撮れないことが多いのです。
今回はキバナコスモスの花の上面に一瞬とまってくれたので撮影できました。
「白帯 野螟蛾」です。「白帯の螟蛾」ではありません。

0927_13siroobinomeiga 9.27
これは、ラッキー、です。
とまっているところを視認してすぐに撮影。追いかけずに済みました。
ぶら下がっているみたいに見えますが、他の脚でもつかまっているはず。
農業的には害虫のようですが、我が家の周辺ではどうということもない。何でも食べていいよ。

ガザニア

0924_13gazania 2016.9.24
雨に濡れる花、が多いなぁ。
花期の長い花ですね。
ほとんど一年中咲いてきたような気がします。
これから秋が深まっていって、どうなるかな。
園芸店で売っているガザニアより花が小さくて、この色の株しかないですが、タフなものです。
自力で生き抜いている。そういう植物、好きだなぁ。
人間が絶滅しても勝手にやっていけるような植物が好き。

アブ

0924_8abu 2016.9.24
ヤブガラシの花に来たアブ。
ヒラタアブの仲間でしょう。
ヒメヒラタアブよりは大きいと思う。そうなるとホソヒラタアブかな。
腹を曲げてしまっているので、よくわかりませんでした。
ホソヒラタアブやクロヒラタアブを見かけることが少なくなっています。どうしたかな。
ヒメヒラタアブはある程度見かけますが、小さくて撮影しにくいです。

クロウリハムシ

0924_6kurourihamusi1 2016.9.24
カラスウリの葉に、みごとな「溝」を掘ったね、と撮影したら、向こう側にダンゴムシがいますね。
0924_6kurourihamusi2
ダンゴムシの方へピントを合わせていたら、クロウリハムシが歩き去っていく。
鬱陶しいじいさんだ、と嫌われたようですね。
ごく短時間の出来事でした。
地上1mくらいの高さです、ダンゴムシとしてはずいぶん高いところへ来ているな、という感じでした。
塀を1mくらい登ってくることはありますが、植物の茎を登って葉の上にいる、というのが珍しい感じでした。

0925_10kurourihamusi1 9.25
葉の裏、左に、黄色いものが写っていますが、これはクロウリハムシの体の一部でしょう。
おそらく、葉の裏から溝を掘って、それが葉の表面から見えているのだと思います。
0925_10kurourihamusi2
その近くの葉。きれいな食痕。溝を掘ってその内側を食べ尽したことがはっきり見えます。

0930_19kurourihamusi 9.30
今の季節、ずいぶん見かけます。せっせと食べています。
湿っぽいけど、秋は秋。繁殖活動の時期なのでしょう。
{黄色と黒って、警戒色、とかいいますが、クロウリハムシの黄色と黒はどうなんでしょうね。警戒感を引き起こすのかな。}

ニチニチソウ

0924_4nitinitisou1 2016.9.24
大田区から苗をもらって、今年初めて育てているニチニチソウ。
名前のように、毎日のように咲いて、絶え間がありません。
0924_4nitinitisou2
キョウチクトウ科だそうです。
この辺りは冬場、霜が降りるかどうかぎりぎりですから、冬を越せるのではないかな。
初めてのことですのでわかりませんが、見続けて行きましょう。
特別なお世話なしで元気に過ごしています。
ご近所でもよく見るようになりました。「地域の花」になったせいですね。

アオスジアゲハ幼虫

0924_1aosuji1 2016.9.24
こうやって前蛹になっている時に、その足場の葉を食べそうなやつがいて、妻が引き離しました。
0924_1aosuji2
本当に「眼」みたいですね。
人間的な「まぶた」があるみたいです。
{アイラインを引いてお化粧かな。}

カタツムリ

0923_9katatumuri 2016.9.23
ガレージの側壁に2匹いました。

0925_3katatumuri 9.25
側壁の下、ナガエコミカンソウに隠れていました。
ん?何かいる、と指でつまんでよく見たらカタツムリでした。
最初の写真の2匹のうちのどちらかと同一個体じゃないかな。

1001_4katatumuri 10.1
線路際の植物の葉、植物名を忘れました。

今年は例年より「生きたカタツムリ」に出会うことが多い。
増えたかな。それとも、8月から9月に湿っぽい天気が続いたせいでしょうか。
いろいろいるのが健全です。

ヒガンバナ

0923_8higanbana 2016.9.23
この時は花の盛り。

0927_5higanbana 9.27
これは我が家の前ではありません。図書館が建っている高台の斜面です。
ヒガンバナは大体は足元の低い位置で見るので、高く見上げるのは珍しいな、と撮影。

0930_17higanbana 9.30
我が家前。花が去っていくとき。
葉が地面に見えています。

1001_3higanbana 10.1
ほぼ最後の花。そして葉が増えてきました。
花を見送る葉たちでした。
これからは役を交代して、光合成にひたすら励みます。

オオスカシバ幼虫

0923_7oosukasiba 2016.9.23
今年はヒメクチナシの花が咲きませんでした。
オオスカシバの幼虫に対して「優し過ぎました」。反省。
丸坊主にしちゃうんだもんな。
今年は少し厳しく対処しています。
サヨウナラ、と追放。
君たちだってヒメクチナシが枯れちゃったら困るでしょ。

2016年10月 4日 (火)

キンケハラナガツチバチ

0923_5kinkeharanagatutibati 2016.9.23
キンケハラナガツチバチでしょう。
ヒメハラナガツチバチより少し大型で胸の毛がふさふさした感じ。で一応判断しています。
翅の先端が黒くなっていれば「ヒメ」のメスで、「ヒメ」のオスの背中には特徴的な模様があります。
実際のところ、あまり厳密に判定できていない、というのが正直なところ。
「ハラナガツチバチ」はあってますので、そこまでは信頼してください。

黄葉

0923_1asagao1 2016.9.23
変化朝顔の親木ですね。
季節の終わりが近づきました。
0923_1asagao2
オーシャンブルーという強いアサガオをやめたせいか、アサガオが好きなホオズキカメムシが激減しました。おかげで、ベランダでカメムシを見ることはほとんどなかった。これまではベランダまで上がってきて、ダメっと弾き飛ばしてたんですけどね。
カメムシ騒ぎなしの秋になりました。
0923_1asagao3
葉に斑が入ったタイプのアサガオ。
熟しきっていない実がある。
どうでしょう、完熟まで行けるかな。
ひとつの区切りを迎えようとしています。

怒りんぼちゃん:ナガサキアゲハ幼虫

昨日のこの↓記事の続きです。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/post-b1f8.html
2016年10月 3日 (月)「ナガサキアゲハ幼虫」

0922_4nagasaki 2016.9.22
まったくよく怒るんですよ、この子。

0925_1nagasaki 9.25
この齢になってもまだ怒る。
匂いはあまり気にしてません、日常のことだから。
ただ、ある種の興奮状態なのでしょうから、余計なエネルギーを使わせることになってないかと、そちらが気になる。まあ、元気に成長しているんですから、いいのですけれどね。

1002_2nagasakiageha1 10.2
その怒りんぼもついに終齢になりました。
1002_2nagasakiageha2
齢(とし)のせいか、怒らなくなりました。
成長したな。
1002_2nagasakiageha3
あなた新幹線みたいだわねぇ、といいながら妻が撮影した写真。
脱皮して間もなくですので、「のびしろ」があるんですね。
ですから、頭でっかちで、腹部は細い。
全体にしわがあるような感じです。
これからいっぱい食べて成長して、大きな幼虫になって、大きなチョウへと向かうのです。
楽しいですね。

キチョウ

0922_1kityou 2016.9.22
このところ、私が撮影する写真が少なくて、このブログの写真は妻が支えています。これも。
0922_2kityou
正式には「キタキチョウ」だと思います。

↓wikiから
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6
キチョウ

 キチョウ(黄蝶、Eurema hecabe)は、チョウ目・シロチョウ科・キチョウ属に分類されるチョウの一種。草原や畑、道端や市街地などでごく普通に観察できる。
 従来「キチョウ」とされていた種は、キチョウ(ミナミキチョウ、南西諸島に分布)とキタキチョウ(Eurema mandarina、本州~南西諸島に分布)の2種に分けられることになったが、外見による識別は困難[1]。

DNA解析が行われたのかな、そんな事情だったと思います。
ま、本州に住んでいてキチョウといえばキタキチョウです。
普通にはあまり厳密に考えなくていいでしょう。

アゲハ

0921_14ageha1 2016.9.21
アゲハが羽化して出たがっている。
0921_14ageha2
妻の、振り向きざまのワンショット。
私は不安定な人だから、腰を据えてしか撮影できませんが、妻はこういうショットを撮る。
これ、写ったというべきかどうか。
すごい、としか形容できませんでした。
0921_14ageha3
カエデの葉に一瞬とまってくれたので「静止画像」が撮れました。
こういう激しい撮影は妻にお任せ。
私は、あっち行ったこっち行った、と飛んでいった方向を指示するだけです。

0922_3ageha1 9.22
わ、2匹一緒に羽化しちまった。
0922_3ageha2
記念撮影できたのは一匹だけ。
すごい勢いの連中です。

今年我が家で羽化したチョウたちは「100匹」を超えました。
ここまで、ツマグロヒョウモンが少ない。
9月の終わりになって、ツマグロヒョウモンが飛ぶ姿が増えましたので、これからまた妻は「ツマちゃんに呼ばれたような気がしたのよ」とかいって幼虫を連れてくるんだろうな。
「蝶能力者」ですからね、妻は。おばあちゃん、お世話になりま~す、と呼ばれちゃうんですよね。マッタク。

シコンノボタン

0921_10sikonnobotan 2016.9.21
前の記事のヤノネボンテンカと並んでずっと咲いています。
たまに葉をかじるやつがいるようですが、特に食害、という感じはない。バッタかな、ひょっとして。
アオイ科だといろいろガの幼虫などやってきますが、シコンノボタンには今までのところ食害昆虫を見ていません。
タフです。成長が遅めの植物ですが、咲くようになればずっと楽しませてくれますよ。

ヤノネボンテンカ

0921_9yanonebontenka1 2016.9.21
ずっと絶え間なく咲き続けているヤノネボンテンカ。
0921_9yanonebontenka2
脈は赤いのに、その間は白い。
不思議な花弁です。
一日花ですが、ほぼ毎日見られます。
玄関前で毎朝この花を見るのは楽しい。

カンナ

0921_8canna 2016.9.21
カンナが濡れています。
こんな写真が多いなぁ。
で、私は庭に踏み込めなくって、写真ネタが切れてしまいそう。
そうこうしているうちに、カンナの花もそろそろ終わりそうです。
実は生りませんでした。

デュランタ

0921_6duranta1 2016.9.21
自宅前なのに、一瞬びっくりするんですよ。
わ、散っちゃった、と。
0921_6duranta2
ところがどっこい、どんどん咲く。
咲く速さと散る速さが今のところ釣り合っているようです。
やがて散る速さが上回ると花の季節が終わりを告げる。
この花、現在、チョウやスズメガなどに大人気で、「蜜酒場」になっています。

マルバルコウ

0921_5marubarukou 2016.9.21
低い位置で咲いてほしい、という私共の要望に沿って咲いてくれています。
幼い時に、花を摘んだり、葉をちぎったり、下手するとちょっと切り傷つくったり、そいう経験って大事。
理科教員として、生徒たちがそういう経験が少なくって、遊びの経験も少なくって、やりにくくなったなぁ、と思ったものです。基盤的な共通経験がない。手の技が貧しい。
理科って好奇心さえあればいくらでも学べる。好奇心の別名が「遊び」じゃないかな。

2016年10月 3日 (月)

まだこんな文章を書く

異物混入事件 10箱分の点滴を少ない態勢で管理(NHK 10月1日 17時34分)
 横浜市の病院で入院患者2人が異物を混入され相次いで中毒死した事件で、ナースステーションでは、休日の少ない態勢のままふだんより多いダンボール箱およそ10箱分の大量の点滴を管理していたことがわかり、警察は、保管場所周辺で不審な人物が目撃されていないか調べています。
 ・・・
 その後の調べで、ナースステーションに移されたのは、ふだんより多いダンボール箱およそ10箱分に上る大量の点滴で、休日の少ない態勢のまま管理していたことが捜査関係者への取材でわかりました。
 4階の病棟では、平日は、日勤と夜勤合わせて8人程度の看護師が勤務していましたが、17日以降の休日の3日間は、4、5人程度だったということです。
 ・・・

★「入院患者2人が異物を混入され」この表現は変だ。{既に書きましたね}
「異物が混入された」のは「点滴液」です。
「入院患者2人が異物を混入された点滴を受けて相次いで中毒死」でしょ。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/09/post-6f3a.html
2016年9月30日 (金)「異物混入」


1001nhk
「休日の少ない態勢」って、なんですか?何が少ないのですか?
「休日のため、勤務する人数が少なくて」「管理態勢が手薄な状態のまま大量の点滴液を管理していた」ということでしょ。

ニュースを見て最初「休日が少ない」のかな?と思いましたよ、正直なところ。
内容を聞いていくうちに、「管理態勢が手薄」だったんだとやっと了解しました。
言葉を主たる手段として、出来事を正確に過不足なく伝えるためには、普段から意識を研ぎ澄まして言葉を使う必要があります。ニュース原稿を書く人がいて、おそらくはそれを読んで簡単な校閲を行う人もいるはず。
理系や医療系出身の職員もいるんじゃないですか、NHKには。
言葉を磨いてくださいますように。

9月の天気

★9月は天候不順だったなぁ、という気がしますが、まとめのグラフを作りましたのでご覧ください。
201609kion
9月いっぱいまでの気温のグラフです。
9月前半と後半で波が大きいです。
201609heinensa
8月下旬から、なんかこう、順調じゃあないな、という気分でした。
9月前半はまあ夏の続きですが、後半は気温が上がらなくなりました。
後で掲載しますが、お日様が全然出てこなかったんですよ。ですから日中に出ることの多い最高気温が上がらなくなってしまったのですね。
201609situdo
湿度です。
9月の後半に、10日間平均が80%を超え、90%に近いなんて、いくらなんでも、ジト
梅雨(黴雨)の期間で70%あたりを前後しているのに。
いくら秋雨の方が雨量が多いとかいっても、80%超は厳しかった。
Nissho
7,8,9月の日照時間です。
7月に日照時間ゼロがあるのは、梅雨の雨のせい。
やはり8月後半から変わりやすくなっていますね。
9月初っ端はまあまあ。
9月11日ごろから、日照時間が無くなっちゃった。
17日の5時間ちょい、くらいをはさんで、2週間近くお日様が出なかったんですよ。
暗い日々だったなぁ。
9月後半の、日照時間、湿度、気温、すべて変です

今日10月3日は、台風接近中、またもや暗い雨になっています。どよ~ん

秋晴れはまだでしょうか。

ハエ

0921_4hae 2016.9.21
モミジバルコウの葉にとまっていました。
よく見るハエのような気もする。
ニクバエの仲間かもしれない。
もう一つの可能性は、ヤドリバエの仲間である可能性。
腹部の模様を見ていると、ヤドリバエかもしれません。
ヤドリバエ、というのはもちろん寄生バエのことです。
チョウの飼育者としては、にっくき寄生バエなんですが、そういう生き方を、否定してはいけない。
それも「生きる」ということの一つの形ですから。
ハエが寄生する場合、「刺す」ということはできないですから、寄主の幼虫の食草に産卵することが多いんですね。で、寄主の幼虫がその卵を葉と一緒に食べると寄生ができる。
偶然のチャンスに賭ける、シビアな生き方なんですよ。

キバナコスモス

0921_3kibanacosmos 2016.9.21
わぁわぁわぁ。です。
昔、狩人の「コスモス街道」という歌がありましたっけ。
あれをふんで。
「キバナコスモス街道」
を行く東急多摩川線、という構図ですね。(背景に電車が写っています。)

別件:思い出してしまった。
私、狩人の「あずさ2号」という歌が嫌いでして。
主人公の女性と一緒に乗っている男性は、完全にオマケでコケにされてますよね。
「あなたから旅立つ」というんなら、もっと決然と、きっぱりと、強い視線で前を向きなさいな。
終わった恋をべったべたに引きずっていくなんざ、みっともないですよ。

ゴミグモ

0921_2gomigumo 2016.9.21
「マルゴミグモ」かな、というゴミグモ。
一番下の丸いのがクモ。上の方の塊りは「ゴミ」です。
網はきれいな円網です。
いつまでここにいるのか。安定的に生活するにはちょっと厳しい場所ではないかと、私は思っていますが。この辺りまで人が入ってくることがあるんですね。クモの巣を見たら払ってしまいたい人が来たらまずいなぁ。と。
ずっといてほしいよ、でも配偶相手はいないかもなぁ。

アオスジアゲハ羽化

0919_aosuji2320 2016.9.19
アオスジアゲハの蛹がこんなになっていました。中が透けています。
羽化が近い。

0920_3aosuji1 9.20
羽化しました。きれいだねぇ。
0920_3aosuji2
雨の多い9月でしたが、無事に飛び立っていきました。

チョウの翅は完全防水です。
もし、チョウの死骸を見つけることがあったら、土に返す前にちょっとだけ、実験してみてください。
翅に水を垂らす。完全に丸い水滴になりますよ。まったく濡れない。
鱗粉の素材そのものも水をはじくのでしょうが、そのうえ、並んだ鱗粉の細かい凹凸が撥水性を高めるのです。
ですから、羽化したチョウを放す時、ちょっとした雨なら大丈夫なのです。でも風は要注意ですね。
体温が低かったら抵抗できずに飛ばされるかもしれません。

ナガサキアゲハ幼虫

0920_2nagasaki1 2016.9.20
これはこれで、ナガサキアゲハの幼虫。
「この子」怒りんぼでしてね。
0920_2nagasaki2
餌の葉を交換してやろうという通常の振動でも、何すんだよっ、と怒るんだな。
ごめんごめん、おこんないの、とかいいながら妻は世話しています。
どうしても言葉をかけてしまうんですよね。
虫嫌いの方には理解不能なことでしょうけれど。

アゲハ羽化

前の記事で、ナガサキアゲハと一緒にケース内で舞っていたアゲハです。
1002_1_ageha1 2016.10.2
ちょっと心配だったのです。
というのは、ナガサキアゲハが先に羽化していて、アゲハの方は後からの羽化。
ナガサキアゲハが、明るくなってきた、と騒ぎ始めた時、アゲハは大丈夫だったのか。
まだ体が重かったりはしなかったのか。
ナガサキアゲハが跳び去った後にアゲハが残りました。
まだ早いかな
1002_1_ageha2
と手に乗せたら、とまっている。
じゃあ、そばの花に乗せてあげよう、と妻がランタナのところへ連れていったら、なんのなんの、花の前で飛び去ったそうです。撮影の暇なし。
よかった。充分に準備ができていたのですね。
昨日の日曜日、朝から素敵な一日でした。

ナガサキアゲハ羽化後の脱け殻

1002_4nagasakinukegara1 2016.10.2
これが脱け殻です。
1002_4nagasakinukegara2
羽化直前には、中で体を膨らませるというのか、中から圧力をかけて殻を割るようです。
毎回のことですが、なんだか、こう、ほっと体の力が抜けるような、嬉しい瞬間を味わいます。

ナガサキアゲハ羽化

1001_2nagasakiageha 2016.10.1
前の記事で、蛹化を書いた個体です。
玄関に置いてあったのですが、この日、気づいたらまっ黒になっていました。
間もなく羽化です。
飼育ケースが手狭で、ケースの外に出してあったのですが、これはいかん。
このままで羽化したら、ちょっと足場が悪いかもしれない。
他の種類の蛹なども入っている、空間の大きなケースに移しました。
そうしたら
1001_14kuroageha
1時間もしないうちに羽化しました。間に合ってよかった。
外はどんよりとした曇りで、気温が低い。
放してやるのは、ちょっときついかな、とケースに厚手の布をかぶせて、「夜だよ」ということにして、翌日放すことに。

1002_1nagasakiageha1 10.2
昨日、日曜日、少しのんびりして朝6時半ころおりてきたら、ケース内に「動き」が見える。あわてて近寄ってみたら、ナガサキアゲハが「出たいゾ」と主張しています。
もっとよく見たら、なんと、2匹でケース内を舞っている。アゲハも羽化していました。
さっそく、ケースを玄関の外へ持っていき蓋を開く。
アゲハ<クロアゲハ<ナガサキアゲハ なんですよ、大小関係は。
いやあ、でかい。これはメスですね。オスは確かもっと真っ黒けだったはず。
1002_1nagasakiageha2
すぐ上がってきて、一挙に飛び去りました。
満を持して、というやつです。
蛹の殻を脱ぎ、翅は乾き、体も十分に絞られた。「時は満ちている」。
線路の向こうまで吹っ飛んでいっちゃった。
ケースを出てからの写真はありません。

日曜の朝、「朝飯前」の嬉しい一仕事でした。

ナガサキアゲハ蛹化

0918_9nagasakiageha1 2016.9.18
前蛹になりました。お祈りしているみたい。
0918_9nagasakiageha2
頭部には側単眼。胸部背面に模様の眼。

https://www.jataff.jp/konchu/mushi/mushi06.htm
公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会のサイトです。

日本ではカマキリを「おがみ虫」という方言で呼ぶ地方が多く、英名でも「Praying mantis(祈り虫)」と呼んでいる。

「拝み虫」という名前はカマキリにとられましたから、「祈り虫」というのはどうでしょう。などと言いたくなる姿ですね。

0919_1nagasakiageha1 9.19
翌日にはこうなりました。ごつごつした感じがします。
0919_1nagasakiageha2
翅の部分かな、流れるような筋が見えます。
0919_1nagasakiageha3
下には脱け殻がコロン。
頭や脚は、しっかり形が残ります。表皮が硬いのでしょうね。それに比べて、長かった腹部はくしゃくしゃに縮んでしまいます。薄い表皮なんだな。

無事、羽化できますように。祈りましょう。

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