キキョウ
2016.8.28
私共の意図していなかった場所のキキョウ。
何かの拍子にこの辺りに種を播いてしまったようです。
ぷくっとつぼみ。
8.30
咲きましたが、この時点ではオシベがメシベをきちっと囲っています。
キキョウの花では、雌しべより先に雄しべが成熟します。花が開いたばかりのころは柱頭は未成熟で、その周りを雄しべが取り囲んでいます(上の写真)。開花の後、雄しべは葯を開き花粉を出します。花粉は花柱の周りに生えた毛につきます。葯がからになると雄しべは倒れ、花柱から離れます(下の写真)。この頃もめしべの柱頭は成熟していないため、自家受粉は行われません。葯がからになり、雄しべが花柱から離れた後、柱頭が開きます。既に雄しべは花粉がないので、受粉は別の花の花粉により行われます。他花受粉で雄しべ先熟のよい例です。
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