報道とは
★昨日、NHKの「台風番組」について違和感を書きました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/post-eeaf.html
2016年8月31日 (水)「台風報道」
↑これです。
今日は敢えて「台風報道」と書かず、「台風番組」と、挑発的に書いてみました。
今日の東京新聞。
岩泉町の避難勧告把握せず 岩手県、台風10号接近時(2016年9月1日 06時33分)
高齢者グループホーム「楽ん楽ん」などで死者計10人を出した岩手県岩泉町に台風10号が接近した8月30日、町が一部地域に避難勧告を発令したにもかかわらず、県が少なくとも5時間は把握していなかったことが1日、分かった。県は町とスムーズに情報共有できなかった原因を調べる。
グループホームでは入所者とみられる男女9人の遺体が見つかっており、岩手県警は身元の確認を急ぐ。
県によると、岩泉町は30日午後2時、町役場から北側の一部地域に避難勧告を出した。しかし県側には伝わらず、午後7時現在で集計した市町村の避難勧告、指示の発令状況に、岩泉町の情報は含まれていなかった。
(共同)
共同通信が配信したニュースですね。
岩泉町が出した避難勧告が県側には伝わっていなかった、というのです。
伝わっていたらどうなったのか、ということはわかりませんが、県と町の間の連携が不十分になったことは否めません。
こういう時に、テレビ報道が役に立てるシーンはないのか?
教諭現役時代、台風などが接近している時は、職員室のテレビをつけっぱなしにして、職員室に残っている職員の誰かが情報を収集し、必要なら学校としての判断に資する体制をとりましたっけ。
NHKが一日中、台風の報道をするのなら、きめ細かく「防災」につながる情報を伝えることができたのではないか。それも、強弱・アクセントをつけて、緊急度を示しながら伝えるとか。
NHKが日本全国に張り巡らしている取材能力の高さは評価できます。
電波も複数持っています。
地デジになってからは画面上にいろいろな情報を表示する方法が増えました。
こういうことを総合して、新たな報道番組は作れないのか。
何時間も同じようなシーンが繰り返されれば、誰しも「感度が鈍く」なってしまいます。
それを超えて、重大な防災情報の報道はできないのか。
9月1日に思うことです。
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