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2016年9月 8日 (木)

「ささやき」

朝日新聞の読者投稿欄「声」の面に、一コマ漫画や、全日本写真連盟の会員の方の写真が掲載されます。
8月28日の写真のタイトルが「ささやき」。
で、被写体は何かと言うと、カマキリ。しかも威嚇ポーズを取っている。
0831_24cat_kamakiri
これは20年以上も前の猫めくりの一枚の部分。
猫は単なる好奇心で、これナンダ?と手を出している。
相手にされたカマキリは必死で威嚇しているのです。
カマキリはそうそう簡単には逃げません。かないそうもない相手でも威嚇してひるんだら、その間に飛び去ることはあります。自分を大きく見せるために、両方のカマを前に引きつけてみせたり、万歳のような格好に大きくカマを開いたり、そして翅を大きく扇のように開いて、自分を大きく見せて、相手を威嚇するのです。
新聞に掲載された写真というのは、この写真とほぼ同じもの、猫はいませんが、暗い背景に白く輝くカマキリの威嚇ポーズの写真でした。
その写真のタイトルが「ささやき」

これはいただけません。タイトルは芸術的かもしれませんが、なんにも情報を運んでいない。
このコーナーの写真、その写真に何が映っていてどういう状況なのか、伝わってこない写真が多くて苛立たせられることが多いのですが、今回は苛立ちを超えて「怒り」の状況です。

違うでしょ、カマキリは命がけで抵抗しているんですよ、かなわないかもしれないけど、生きることのプライドを賭けて威嚇・闘争のスタイルを撮っているんですよ。
それに対して「ささやき」はないでしょ。と。
そういう感情を持ちましたので、撮影者などの情報は載せません。
猫めくりの写真から想像してください。

↓これはアマゾンで扱っている本です。
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%AB%E3%83%9E%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%81%AE%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%81%8B%E3%81%9F-%E3%81%95%E3%81%99%E3%82%89%E3%81%84%E3%81%AE%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC-%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E9%A4%A8%E3%81%AE%E5%9B%B3%E9%91%91NEO%E3%81%AE%E7%A7%91%E5%AD%A6%E7%B5%B5%E6%9C%AC-%E7%AD%92%E4%BA%95-%E5%AD%A6/dp/4097265156
「カマキリの生きかた: さすらいのハンター」筒井 学

↑この本の表紙の写真がカマキリの威嚇ポーズです。

↓「蟷螂の斧」の解説がありました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%9E%E3%82%AD%E3%83%AA

韓詩外伝に「蟷螂の斧(とうろうのおの)」という故事があり、斉国の君主だった荘公はある日馬車で出かけたが、道の真ん中に一匹のカマキリがいて、逃げださず前足をふりあげて馬車に向かってきた。荘公はその勇気を賞して、わざわざ車の向きを変えさせ、カマキリをよけて通ったという。国君が一匹の虫に道を譲ったこの故事は日本に伝来し、カマキリは勇気ある虫とされ、戦国期の兜には、カマキリの立物を取りつけたものがある[1]。現在の日本では意味が転じ、己の無力を知らない無謀さを揶揄する場合に用いる。祇園祭では「蟷螂の斧」の故事を元とした「蟷螂山」という山鉾があり、からくり仕掛けで動くカマキリが載っている。

カマキリは勇気ある虫です。カマキリファンとして断固として主張します。
動物写真コンテストの写真は、芸術的である必要はない。画像と一体になって、伝えるべき情報をタイトルにのせてください。

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