十六夜の月
ふと思い立って、調べてみました。
今年は、太陽暦9月15日が陰暦8月15日でしたので、下の表記は太陽暦のままです。理科年表から。
月の出の時刻は「東京、中央標準時」です。カッコ内の半角数字は正午の月齢です。
前の日からの遅れを半角数字で右に書いてあります。
高校の古典かなんかで、「十六夜の月」「立待月」「居待月」「寝待月」などを習ったのではないかと思いますが。
実際のところ、どれだけ待てばよいのでしょうか?
月の出
9.15 16:51(13.7)
16 17:32(14.7)41min
17 18:11(15.7)38min
18 18:51(16.7)40min
19 19:33(17.7)42min
20 20:17(18.7)44min
約40分くらいずつ遅くなるようですね。
「十六夜の月」でも40分か。
「立待月」だと、満月のときより80分くらい、1時間20分も遅くなるんですが、「立って待って」いられますか?ちょっとなぁ。優雅な表現は肉体的には辛そうだ。
「寝待月」となると、160分ですか、2時間40分。
「寝て待って」いるうちに、本当に眠りこけてしまいそうだな、私のようなせっかちな現代の俗人の場合。
雅な方々は、悠長にしてタフだったんだなぁ。
いざよい‐の‐つき【十六夜の月】イザヨヒ‥
(陰暦16日の月は、満月よりもおそく、ためらうようにして出てくるのでいう)陰暦16日の夜の月。既望。源氏物語[末摘花]「もろともに大内山は出でつれど入る方見せぬ―」たちまち‐づき【立待月】
陰暦17日の夜の月。特に陰暦8月17日の月。たちまちのつき。秋。いまち‐づき【居待月】ヰ‥
陰暦18日の月。「居待の月」とも。また、枕詞として「あかし(明し・明石)」にかかる。秋。ねまち‐づき【寝待月】
(月の出る時刻が遅いため寝て待つ意)満月から数えて4日目にあたる、陰暦19日の夜の月。また、陰暦20日前後の月。臥待ふしまちの月。秋。蜻蛉日記[上]「ねまちの月の、山のはいづるほどに」
広辞苑第六版より引用
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