バケツ田んぼ
2016.7.22
水を湛えた田んぼが2枚。{気取ってらぁ}
花が咲くのは8月上旬かな。うまくいったら稲の花の写真が撮れるんですけど、それさえ今はわからない。
★ところで
朝日新聞の連載
[しつもん!ドラえもん]2324 なつのてんき編(7/28)
夏に多い「雷」は、やっぱり夏の季語。では、雷の光などを指す「稲妻」はいつの季語?
[こたえ]秋
昔は、雷の光で稲が実ると信じられていたことから、稲妻という言葉が生まれたそうだよ。稲は秋の季語だから、稲妻も秋なんだ。
そりゃないよな。雷と稲妻って、一体のものでしょ。雷は夏で、稲妻は秋だなんて、どういう季節感覚を持ってるんだか、疑いますね。
雷(らい)覆(おお)い稲妻天地を覆(くつがえ)す:かかし
なんて、わざわざ・故意に並べてみましたが。
稲の花は立秋を過ぎたころに開花する。雷光は稲の稔りを支えるものだから稲の夫(つま)であり、稲の花の時期=秋の季語だ。
こんな説明なら、まだしもね。
朝日新聞の土曜のbeという特集版から
(街のB級言葉図鑑)山留め 飯間浩明(2016年7月30日03時30分)
■「業界用語漏れ出系」か
ビルなどの建設現場を通りかかった時は、「ご近隣の皆さまへ」という作業日程の看板を見ることにしています。しばしば、見慣れない建設用語が出てくるからです。
この現場では「山留め工事」をしているようです。どんな工事なのか、私には分かりませんでした。ご近隣の皆さまも同じでしょう。
・・・
「山留め」を載せる辞書のいくつかは、「鉱山で土砂の崩壊を防ぐこと」と説明しています。「山留め」の語源がこれで分かります。ただ、私たちが日常的に接するのは、建設現場での工事のほうなので、今後の辞書には、この意味を記述するのが望ましいでしょう。
業界の専門用語が一般人の前に出てきた例を、「業界用語漏れ出系」と名づけた人がいます。今回の「山留め」もその例でしょうか。
・・・
(国語辞典編纂者)
芸能界からの業界用語漏れ出系の一つが「おはようございます」でしょうか。時刻に関係なくこういいますね。
季語なんてのも、俳句業界からの業界用語漏れ出系ですね。
俳句界のなかでどういう言葉を使っても結構ですが、それをもって、季節感に敏感な日本人の伝統的感性を示す「季語」なんていってほしくない。どうぞご勝手に。
わたしゃ従わないよ。
{気象予報士さんは、「さわやか」と「すがすがしい」を季語として使い分けたりしてますが、立秋過ぎたら「雷にご注意を」っていえなくならないか?立秋前には「稲妻」っていえなくて、「雷光」なんていうのかな?昨日、2日、当地では明け方に猛烈な雷雨が襲ってきました。稲妻がすごかったですよ。雷鳴もすごかったですよ。さて、何と表現すべきやら。}
★人間は窒素肥料を作りますが、自然界で人間の介入なしに生成する窒素肥料のかなりの部分が雷によるものだという話もあります。稲妻が走ると空気が高温に熱せられて、窒素と酸素が反応して酸化窒素が生成し、雨に溶けて地上に降り注ぐ。これが天然の窒素肥料。その他には、窒素細菌が作るのが多いですね。
雷が鳴り、稲妻が走ると、稲が豊作になる。
というのはそれなりに根拠のある言い伝えです。
別件:私は玄米食ですが、銘柄は群馬県の「ゴロピカリ」です。
冒頭の写真の稲は、青森県の「青天の霹靂」です。霹靂はいうまでもなく「雷鳴」のことです。
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