両手にハエ
2016.8.11
ハラビロカマキリの終齢幼虫。
ケースの外からなのではっきりしませんが。
ハエを2匹入れたんですね。
まず1匹捕獲して食べ始めたのですが、目の前をもう1匹が歩いたものだから、すでに捕獲していたハエを片方のカマで固定してもう片方を開け、そのあいた方のカマでもう一匹を捕獲したのです。
「両手に花」ならぬ「両手にハエ」なのでした。
「おいしいものを独り占めする」ということのたとえとして「両手にハエ」が通用するようになるといいな。
二つのカマは、普通は連動して動いて餌を捕獲しますが、こういう離れ業もできるのです。
片手を固定して、もう一方の手を電光石火の速さで操って獲物を捕獲する。独立にコントロールできるのですね。
かつて、子らとオオカマキリの継代飼育をしていた当時にも、たまにそういう行動を見ることはありましたが、久しぶりだなぁ、ん~十年ぶりだ。カマキリ類のこの能力に痺れたまんま高齢者になってしまいましたことよ。
オマケ:カマキリがチョウを捕獲すると、まず翅を切り落してから体を食べます。
翅はおいしくないというか栄養にならないというか、そういうことを生得的に知っているのですね。すごいことです。
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