ツマグロオオヨコバイ:バナナムシ
2016.8.10
いつもそばで見かける虫ですから別に取り立てるほどのこともないのですが。
(東京のほぉ〜言!!:26)夏休み特集(朝日新聞デジタル 2016年08月13日 東京 朝刊 東京B・2地方)
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【バナナムシ】
《意味》ツマグロオオヨコバイ
《分布》23区西部、多摩地域草むらで「あっ、バナナムシ!」と叫ぶ子がいます。どんな虫か思い浮かびますか。全体は黄緑色で、頭に黒い斑点、羽の先も黒く、熟したバナナにそっくり。正式名は「ツマグロオオヨコバイ」で、都心の植え込みでも見かけます。
50代以上だと「聞いたことがない」という人もいるでしょう。実は東京以外ではほとんど使われない、比較的新しいことばです。最近の首都圏の大学生の調査では、都内でも23区西部と多摩地域にほぼ限定されており、墨田区、葛飾区など23区東部ではほとんど使われません。一方、京浜東北線、西武線、小田急線といった鉄道沿いに、埼玉県南部、神奈川県北部へも広がりつつあります。
似ている物に例える素朴な「命名法」なので、別の地域でも同じ発想をし、偶然同じ名が広がることがありえます。東京から離れた栃木県日光市や長野県上田市の一部でも「バナナムシ」と言うのはこうした理由でしょう。ダンゴムシやカメムシなど姿で命名された虫を探すだけでも、夏の「自由研究」になる?
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↑こんな記事を読んだものですから
8.14
また撮りました。
君はバナナなのか、そうだったのか。と。
私は、生まれは秋田ですが1歳過ぎまでしかいませんでした。後は東京育ちなのですが、バナナ虫は知らなかった。生粋じゃないからな。
★ところで「サイカチムシ」ってご存知ですか?
同じ「東京のほぉ〜言!!:26」です。
【サイカチムシ】
《意味》カブトムシ
《分布》関東南部→衰退
夏休みといえば昆虫採集。1番人気はやはりカブトムシでしょうか。
東京では、江戸時代から「カブトムシ」と呼びましたが、「サイカチムシ」とも言われていました。サイカチは幹や枝にトゲのある樹木で、カブトムシがサイカチの樹液を好むことから来ています。国語辞典にも「サイカチムシ」はカブトムシの別名として載っています。
また、カブトムシの雌を、関東地方では「ブーチン」「ブタ」など豚に例える地域が多くあります。雌は角がないため、ブーブーと羽を鳴らすことが特徴とされたようです。
カブトムシと色や光り方が似ているゴキブリも夏によく見かけます。そのゴキブリは「ヘーハチ」「セーハチ」とも呼ばれることがあります。しぶといゴキブリを武将の本多平八郎忠勝に例えたと言われています。
カブトムシの「サイカチ」が「セーカチ」とも発音されるため、言葉の上でもカブトムシの「セーカチ」とゴキブリの「セーハチ」は、似ていますね。
いやはや、まったく知りませんでした。東京育ちの資格なし、ですね。
さいかち‐むし【莢虫】
カブトムシの別称。サイカチの樹液を好む。さいかしむし。<季語:夏>さいかち【莢】
マメ科の落葉高木。高さ3~5メートル。山野・河原などに自生。栽培もされる。茎・枝に多数のとげがあり、葉は複葉。夏、緑黄色で4弁の細かい花を開く。秋、長さ30センチメートル余の莢さやを垂下する。果実は、サポニンを含み洗濯用、また漢方生薬の角子そうかくしとして解毒・潤和剤。若芽は食用。材は器具材・細工物などとする。<季語:秋>
広辞苑第六版より引用
★ゴキブリが腹端部に卵鞘をくっつけて走っているのを見たことはありませんか?
この姿を「財布を持ち歩いている」と見立てて、ゴキブリのことを「コガネムシ」という地方があると聞いたことがあります。
ご存知でしょうか。
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