ナミテントウ&アブラムシ
2016.7.18
キョウチクトウにアブラムシ、と思ったら、黒い影が見えました。
ナミテントウかダンダラテントウ。
こうなればナミテントウでしょう。
アブラムシを捕食している最中です。
↓参考
http://mushinavi.com/pickup/aphid.htm#ant
兵隊アブラムシ
ヒエツノアブラムシの兵隊型幼虫
ヒラタアブラムシ亜科とワタアブラムシ亜科の仲間にのみ見られる特殊な形態です。
胎生♀が通常の胎生♀とは別に兵隊アブラムシも産みます。その名の通り、外敵と戦う勇敢な形態で、アブラムシとは思えないがっしりとした太い脚で外敵にしがみ付き、太い口針で刺して撃退します。角で攻撃する世代がある種もおり、攻撃方法は一次寄主と二次寄主によって異なる場合があるようです。
兵隊アブラムシは1,2齢幼虫までで生長が止まり、幼虫は産みません。
胎生♀と同じ遺伝子を持ちながらここまで形態の異なる虫を生み出せる点もアブラムシの優れた生態の一つです。天敵
アブラムシの天敵はテントウムシの成虫と幼虫、ヒラタアブ類の幼虫です。
基本的にアブラムシは逃げるのではなく、数を増やすことで対抗しています。
また、種類によってはソラマメヒゲナガアブラムシなどのように振動などを感じると自分から落ちて身を守るものもいます。アリとの共生
アブラムシは角状管から出す甘露をアリに提供する代わりに、天敵であるテントウムシやヒラタアブの幼虫をアリに追い払ってもらうことで共生関係にあると言えます。
特にクチナガオオアブラムシの仲間はアリが作った蟻道の中で生活しており、アリがアブラムシを飼育しているといってよいほどの関係にあります。
・・・
繁殖力の秘密
産仔中のジャガイモヒゲナガアブラムシ
この時点で幼虫の体内には孫に当たる幼虫が既に入っています。
アブラムシはわずかな期間でおびただしい数になるほどの繁殖力があります。
その秘密は、1つは単為生殖で交尾が不要であること、もう一つは親虫の体内の幼虫に、既に孫となる幼虫が入っているという入れ子構造になっているという点です。簡単に言うと昆虫版マトリョーシカです。
また小型であるという点も成虫になるまでの期間が短くて済みます。
これらの仕組みがアブラムシの繁殖力の秘密と言えるでしょう。
アリがテントウムシを追い払うというシーンは個人的には見たことがありません。遭遇しても互いに無視していることが多いように見受けます。
兵隊アブラムシ、という話も有名ですが、これも見たことがありません。
あまり真剣に見ていないせいかな。
有名な話ですから、見てみたいとは思っています。
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