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2016年8月31日 (水)

欠けている

朝日新聞の連載から
折々のことば:502 鷲田清一(2016年8月28日05時00分)

 人間はだれでもひとつふたつ欠けているんですな。その部分が魅力的になるか、ならないかの問題なんですな
 (司修)
     ◇
 今は亡き臨床心理家、河合隼雄との語らいの中で、司が「どこか欠けている」と思っていた絵を河合は褒(ほ)めてこう言った。ただし司が綴(つづ)った架空の対話の中でのこと。欠けている所に心のかたちが表れる。だからきっかけは歪(いびつ)でもいい、いやそのほうが魅力が備わると、河合なら言ってくれたはずと装幀(そうてい)家は思う。「本の魔法」から。

ワタクシのような凡俗なる人間にいわせれば。
「ひとつふたつ欠けている」くらいの人間は「聖人君子」の部類に入るんじゃないかな。
近よりがたいと思われている聖人君子でも、ひとつふたつは欠けていて、それが人格の魅力・深みになるのです。
凡人の場合、ほとんど全部「欠けて」いて、「ひとつふたつ、まともなところ」があるくらいのものです。
それがあれば「好好爺」、なんにもなければただの「依怙地な爺さん」というのでしょう。

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