« 2016年7月 | トップページ | 2016年9月 »

2016年8月

2016年8月31日 (水)

台風報道

昨日、8月30日。新聞のテレビ番組欄を見て「あきれ」ました。
NHKは朝から夜まで、台風報道ばかりじゃないですか。
そりゃ、今年の台風の状況は変です。
8月に4つも台風が上陸する。3つは北海道に。
太平洋高気圧の状態が通常じゃないもんな。
そして、今回10号は太平洋側から東北地方に直接上陸するという、かつてない動き。
災害が迫り、危険な事態ですから、きめ細かな報道が必要であることは言うまでもない。
しかしね、まるで「史上初のビッグイベントのライブ中継」みたいなことになってなかったですか?
出来事は1時間2時間という時間単位で進んでいく。テレビ報道は秒単位で推移していく。
同じことが繰り返される。
地デジになってから、電波を複数持っているのですから、通常の番組と、裏で台風報道を組み合わせるとか。
画面の枠に情報を流すとか。必要に応じて通常番組を抑えて台風報道に切り替えるとか。
いろいろやり方はあるんじゃないのかな。
なんだか、いっちゃあ悪いけど「安直な番組制作」のように思えました。
台風さえ報道していれば、文句はないだろう。と。
テレビジャーナリズムの衰退じゃないんですか。
そんな気がした一日でした。
{炎上しないでください。老人の繰り言に過ぎないのですから}

欠けている

朝日新聞の連載から
折々のことば:502 鷲田清一(2016年8月28日05時00分)

 人間はだれでもひとつふたつ欠けているんですな。その部分が魅力的になるか、ならないかの問題なんですな
 (司修)
     ◇
 今は亡き臨床心理家、河合隼雄との語らいの中で、司が「どこか欠けている」と思っていた絵を河合は褒(ほ)めてこう言った。ただし司が綴(つづ)った架空の対話の中でのこと。欠けている所に心のかたちが表れる。だからきっかけは歪(いびつ)でもいい、いやそのほうが魅力が備わると、河合なら言ってくれたはずと装幀(そうてい)家は思う。「本の魔法」から。

ワタクシのような凡俗なる人間にいわせれば。
「ひとつふたつ欠けている」くらいの人間は「聖人君子」の部類に入るんじゃないかな。
近よりがたいと思われている聖人君子でも、ひとつふたつは欠けていて、それが人格の魅力・深みになるのです。
凡人の場合、ほとんど全部「欠けて」いて、「ひとつふたつ、まともなところ」があるくらいのものです。
それがあれば「好好爺」、なんにもなければただの「依怙地な爺さん」というのでしょう。

キバナルコウソウ

0816_16kibanarukousou1 2016.8.16
キバナルコウソウが閉じかかっているのかな。
0816_16kibanarukousou2
向こうにはつぼみも見えます。
安定して咲くようになったらじっくり撮りたいのですが、なかなか。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspp/2010/0/2010_0_0871/_article/-char/ja/
第51回日本植物生理学会年会要旨集

イポメア属植物のルコウソウ (Ipomoea quamoclit) は、アントシアニン濃度の違いによる、赤、桃、白色の3種類の花を咲かせる。本研究では、ルコウソウの花弁におけるアントシアニン濃度に違いがもたらされる機構を分子レベルで明らかにすることを目的とした。白花のルコウソウでは、アントシアニンが蓄積していなかったが、加水分解を行うことにより、アントシアニンの1種であるペラルゴニジンが検出されるようになることから、その前駆物質であるロイコペラルゴニジンまでは合成されていることがわかった。そこで、ペラルゴニジン合成に関与する酵素遺伝子である、フラボノイド3-水酸化酵素 (F3H)、ジヒドロフラボノール4-還元酵素 (DFR)、アントシアニジン合成酵素 (ANS) の発現解析を行った結果、ロイコペラルゴニジンより下流に位置するANSの発現が欠損していることがわかった。また、ルコウソウの近縁種のキバナルコウソウ(黄花)と、ルコウソウ(白花)の交配を行った結果、得られたF1植物はすべて赤色を呈し、ペラルゴニジンを蓄積していた。発現解析の結果、キバナルコウソウではDFRの発現が欠損していることがわかった。以上の結果から、F1植物は、ANSとDFRの発現が相補されることにより、ペラルゴニジンが合成されるようになったと考えられる。

ルコウソウ、マルバルコウ、モミジバルコウ、キバナルコウソウと4種類を見られるようにしました。それぞれ、葉や花の姿形、色など個性的。
どういう遺伝子変化なのか、ややこしいようですね。
私共はただひたすらに眺めて喜ぶだけで十分ですが。

白髭咲きアサガオ

0816_17sirohige 2016.8.16
オシロイバナに囲まれた白髭咲きアサガオ。
ルコウソウの櫛のような葉も見えてますし、すごいことになっています。

ヒャクニチソウ

0816_15hyakunitisou1 2016.8.16
ヒャクニチソウはもう掲載しなくていいや、という気もあるのですが。
こんな花があるかと思えば
0816_15hyakunitisou2
真ん中に「柵」が立っているような花もあり
0816_15hyakunitisou3
途中で一度「枯れかかった」のじゃないかという跡があるような花もあり。
同じヒャクニチソウとは思えないような花が並んでいましたので、つい、撮ってしまいます。
不思議な花ですねぇ。

クロウリハムシ

0816_12kurourihamusi1 2016.8.16
あれ?これはアサガオなんだけど、ウリじゃないんだけど。
0816_12kurourihamusi2
この時点では花弁を食べていないと思いますが。
0816_12kurourihamusi3
こういう花もありまして。
状況的には、クロウリハムシが穴を開けましたかねぇ。
と、想像します。

ジョロウグモ

0816_8jorougumo 2016.8.16
ジョロウグモが移動しました。
この辺りのスペースは成体には狭いのではないかという気もしますので、また移動するのではないかな。
台風などで網が壊れることもあるだろうし。
ジョロウグモの卵嚢とか、見たいなぁ。
ぜひこの近辺で生活してください。お願いします。

ヤノネボンテンカ

0816_6yanonebontenka 2016.8.16
実ができそうですが、他家受粉なのか自家受粉なのか。識別はできません。
時期によってなのか、シーズン1とシーズン2の回数の差なのか、閉鎖花と開放花を咲き分けるメカニズムはわかりません。
不思議な花です。

0816_4ine 2016.8.16
稲らしくなっていますが、この時点では花はまだ。
どうなるんですかねぇ。
そろそろ花が咲くと思いますが、わからないままに見続けています。

アオスジアゲハ

0815_23aosuji 2016.8.15
蛹の中に翅の模様が透けて見えます。もうすぐ羽化。

0816_22aosuji1 8.16
無事に羽化しまして、もう出られる。
クロアゲハなんかだと、このアングルで顔を見ると「威厳」という感じを受けるのですが、アオスジアゲハだとまた違うんだなぁ。同じような顔なんですが、どこがどう違うのか、かわいいでしょ。
0816_22aosuji2
ツツジにとまってから飛び去りました。

ムクゲ+

0815_22mukuge 2016.8.15
ムクゲの花が今年はずいぶん長く咲いています。
我が家のムクゲは純白。花の中央部に色があるものが多いようですが、比較的珍しいかな。
赤いのはタチアオイです。粘り強く咲き続けています。
共にアオイ科。花の構造はよく似ています。
素敵な「競艶」ですね。

モミジバルコウ

0815_16karamumomijiba 2016.8.15
ヒャクニチソウの花に絡むモミジバルコウ。
ヒャクニチソウの花は長持ち。モミジバルコウの成長は速い。
その兼ね合わせでこんな姿になりました。
蛇みたいに見えないこともない。
植物たちの「動き」というものも激しいものです。

2016年8月30日 (火)

ヒャクニチソウの実

0815_15hyakunitisou1 2016.8.15
これヒャクニチソウの実の集合です。少し指で割ったところ。
0815_15hyakunitisou2
ほぐして手のひらに受けるとこんな風。
綿毛ではなく、薄く軽いリボンでしょうか。
風に乗ると思います。
キク科らしいといえますね。

マメコガネ

0815_12mamekogane 2016.8.15
道路面にマメコガネがいるというだけの写真ですが。
実はこれには物語がありまして。
ヤブガラシを見ていたら、マメコガネが葉の裏に見えたのです。
全体を見せてよ、と葉をつまんで裏返そうとしたら、振動を感じて脚を離し、落ちました。
落ちた先は、10cmくらい下の葉の上。腹を上にして落ちました。
で、マメコガネは寝返りを打とうともがきましたら、葉がマメコガネを支え切れずに垂れて、マメコガネは更に落っこちた。
で、路面へ。70~80cm位の落下距離かな。
この時はちゃんと腹を下に背を上に落ちまして、それを撮影したのが上の写真なのです。
読者の方にはどうでもいい物語なのですが、撮影者としては、落下のきっかけを作ったものですから、責任を感じましたのでご報告。

0816_14mamekogane 8.16
翌日、ヤブガラシでマメコガネを見ました。
これ、前日に私が落下させた上の写真の個体かもしれません。
花をかじっているのでしょうね。
これ以上追及しませんでした。また落下させたりしたら申し訳ないですから。
おいしい花をかじっていいよ。

タチアオイ

0815_8tatiaoi 2016.8.15
庭の隅でそろそろ終わりに近い花を咲かせているタチアオイ。
これがまたきれいでね。
全く乱れのない花を咲かせてくれました。
円盤みたいな種子ですが、よく飛びます。
どこに出てくるか予測が尽きません。
そんな株の花です。
来年はどこへ行くのかな。

ヤブガラシ

前の記事で、キオビツチバチが訪れているのはヤブガラシでした。家の前の線路柵につかまって花を咲かせている株、よかったらもう一度ご覧ください。
花がオレンジ色じゃないですね。
ヤブガラシで画像検索すると「オレンジ色の花」が多い。

0825_11yabugarasi1 2016.8.25
こういう花ですよね。
これは第二京浜沿いのお店へ買い物にいくと見られる花。
0825_11yabugarasi2
ほらね。みごとに色がついている。
0825_11yabugarasi3
メシベが立ち並ぶ姿はなんだかかわいい。
0825_12aosujiageha
と、見ていたら、アオスジアゲハが飛来して、私は下にいて撮り損ねましたが、そばの階段を上り始めていた妻が撮影。
そう、ヤブガラシの花には、チョウやハチがよく来るんです。典型的なシーンに出会いました。
アオスジアゲハを第二京浜沿いで見るなんて、うれしかったなぁ。と。
ところで、ここまでのオレンジ色の花のヤブガラシの写真には、実が見えない。
なんだか結実しない株のようです。
染色体が3倍体で、減数分裂がうまくいかないんですね、奇数では。

さて、我が家の前のヤブガラシを確認に行ったら。
0825_14yabugarasi1
花はこういう具合です。色がない。
0624_7yabugarasi1 2016.6.24
これは今年6月に撮った写真。
我が家のヤブガラシは結実します。
2倍体で、減数分裂で生殖細胞がちゃんと作れるんですね。

さて、ここで疑問?
染色体の倍数性と、花の色には関係があるのか?
オレンジの花で実のなる株、あるいは、色のない花で実のならない株があれば反証が成り立ちますので、関係はないという結論になるのですけど。
私はフィールド調査をするような体力のある人ではないので、ぜひ読者の方々の身の回りで、ヤブガラシの花の色と結実性について観察していただきたいのですが。
それをブログなりに書いてください。時々検索して拝見しますから。

キオビツチバチ

0813_14kiobitutibati1 2016.8.13
9時半ごろ、二人であちこち見ていたら、妻が呼ぶ。
ヤブガラシにハチがいる、と。
花の蜜を飲んでいるようですね。
私、これはキオビツチバチだ、と。
ちょっとだけ虫の名前に詳しいところをみせちゃった。
ブログを書くようになって覚えた名前ですので、そう昔から知っていたわけではないです。
0813_14kiobitutibati2
黄色い部分が「目玉」風だったらメスですが、これはオスでしょう。
コンデジでうまくピントが合った時の画像はスゴイです。
0813_14kiobitutibati3
これは一眼レフでの撮影、私。
全部ボケている気もする。悲しい。

↓参考サイト
http://ww.hegurinosato.sakura.ne.jp/2bangura/vi_hachi/kiobitsuchibachi.htm

フタトガリコヤガ幼虫

0815_1huyou 2016.8.15
フヨウのつぼみを見ていたら
0815_2hutatogarikoyaga
フタトガリコヤガの若齢幼虫だと思います。模様がない。
右が頭です。フヨウの葉の上。
あのね、さすがに、もうご遠慮願いたい。
追放!
残酷なかかしでした。

(多分)ホオズキカメムシの幼虫

0814_2kamemusi 2016.8.14
塀を歩いていました。ホオズキカメムシの幼虫で間違いないと思うのですが。
次の脱皮で成虫になる、という感じですね。
この前、脱皮失敗かな、というホオズキカメムシを見ましたので、ぜひ無事に成虫になってほしい。
生きるということは、大変なことだよね。

別件:塀の面にいる虫、なんてピントを合わせやすい気もしますが、これが意外と難しい。
よく塀の方にピントが行ってしまって、虫がボケる。
後で舌打ちすることもしばしば。悔しがっても後の祭り。ということがよくあります。

八重ヤマブキ

0813_16yamabuki 2016.8.13
なんだかなぁ。
すでにここで↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/post-ce22.html
4/16頃の写真を掲載しました。
で、今また、なの?

0815_4yamabuki 8.15
みごとな八重ヤマブキです。
「くるひ咲き」というのかな。(冬の季語だけど)
物事の埒(らち)をこえてしまった、という意味で「くるふ」と敢えて旧仮名にしてみました。
「くるい咲き」とか「狂い咲き」と書きたくない気分。
人の知恵など楽々と悠々と超えてしまった花。です。

またもやアゲハ

0815_6ageha1 2016.8.15
朝の散歩時。昼は暑すぎますので、7時台の終わりから8時台に「お散歩じいさん」。
庭にいたら、視界をアゲハがよぎる。
右下は衛星放送のアンテナですから高さがほぼわかります。
0815_6ageha2
電線のあたりを飛んでますね。
0815_6ageha3
す~っと降りてきてランタナの花へ。
口がまっすぐ伸びているところが写りました。こういうショットを得ると嬉しいですね。
0815_6ageha4
舞い上がってはまた降りてくる。
この直後が
0815_6ageha5
写ったというべきか、しくじったというべきか。
「揚羽舞う」とでも題名を付けましょうか。

アゲハ放す(2匹目)

0813_21ageha1 2016.8.13
この日の2匹目。早く出たくてうずうず、催促されています。
0813_21ageha2
ケースのふたを開けた瞬間に、一挙に5,6mの高さに舞い上がって去っていきました。
追跡するどころの話ではなかった。
アゲハが本気で飛ぶとスゴイですよ。
二人してわぁワァ騒ぐだけなのでした。

アゲハ放す(1匹目)

0813_6ageha 2016.8.13
羽化してから適当な時間が経ったら、ケースから出して放すのですが、
私は小さな椅子に腰かけて接写。飛びだしたらもう追跡はできません。
妻は、振り向きざまにシャッターを切ることも身につけましたし、何より、飛んでいった先を視線で追って、その方向へ追跡していくことができる。
そのようにして得た画像です。ランタナの葉にとまったところへ追いついて撮影してきました。
スゴイ。
0813_10lantana
ついでにランタナの花も撮影してきました。
0813_10lantana2
すごいでしょ。色とりどり。
香りはないのですが、色がすごくて。チョウもよく来るし。
我が家の大切な花です。

2016年8月29日 (月)

変化朝顔

0812_25asagao 2016.8.12
毎朝の楽しみ。雨戸を開けると、何種類かのアサガオが咲いている。
手前の青い花が親木タイプで結実します。その種子から来シーズンの「変化」が生まれることを期待します。
向こうの紫がかった花は、葉に斑入りです。
この他に、白髭咲きや八重咲きのアサガオも咲きます。
楽しいシーズンです。

ツマグロヒョウモン

0812_24tumagurohyoumon1 2016.8.12
写真左下に羽化してそう時間が経過していないと思われるツマグロヒョウモン成虫。右上に蛹の脱け殻。
このプランターのそばにスミレのプランターがあって、葉が食べられているな、とは意識していた、と妻。
でも幼虫や蛹に全然気づかなかったのよ、と。
0812_24tumagurohyoumon2
そっちが気づこうがなんだろうが、私はちゃんと羽化しましたよ。
0812_24tumagurohyoumon3
アロエにつかまっている脚を見てください。2対4本しかないですね。
前脚は?ぎゅっと折りたたんで体に引きつけているのです。
{シオカラトンボやオオシオカラトンボも同じような脚の使い方です。もし子どもが気づいたら、よく見たねぇ、とほめてあげてください。昆虫の脚は6本だけど、4本しか使わないチョウやトンボもいるのよ、と。}
0812_26tumaguro
ベランダを歩いているところ。はっきりとメスであることを確認しました。「褄が黒い」のはメスです。

0813_17tumaguro 8.13
翌日庭で、ハクチョウゲの木にとまっていました。
しばらくこの辺りをうろついていたようです。
気づかずにいてごめんね。我が家のチョウの羽化リストに入れておいたよ。

カランコエの花

0812_22kalanchoe 2016.8.12
ガレージの車の脇。ずっと咲いているんです。
日当たりはよくない。
そのせいでしょうか、花の色が淡い黄色。玄関前の花の時はもっとオレンジ色っぽかったけどな。
ひっそりと咲き続けています。

カマキリ

0812_20kamakiri 2016.8.12
捕虫網に虫は入っていないかな、と考えたわけではないでしょうが。テリトリーのパトロールでしょう。
網の上の方に黒い部分がありますが、これはアオドウガネのウンチ。
カマキリは「視覚的」な昆虫だと思いますが、糞の匂いも感じるでしょうか。
わかりません。

ネコハグモの獲物

0812_19nekohaetori 2016.8.12
クモ本体は見えませんでした。どこかへ移動した後でしょうか。
残っていた獲物。
これは裏返しのグンバイムシですね。ツツジグンバイかな。よくわかりませんが。
腹側を見てしまいました。翅との大きさの対比ができます。
普段見られない腹部です。

ルコウソウ+

0812_15rukousou 2016.8.12
これはルコウソウの花です。
星形がいいという方もおられます。
色もすごいし。
0812_16momijibarukou
こちらは先行して咲いているモミジバルコウの実です。
もうほぼ完全に熟していると思います。早いですね。
マルバルコウやキバナルコウソウはこれから花の時期に入るところだというのに。

ヘクソカズラ

0812_14hekusokazura 2016.8.12
だれでしょう。ヘクソカズラの花をかじったやつがいます。
アオドウガネを疑いますが、現場を見たわけではないので、わかりません。
花を正面から見る、ということはいつものことですが、中を見るのは初めてです。
結構「鮮烈」な赤でした。
誰だか知らないけど、珍しいものを見せてくれてありがとう。

ヤガタアリグモかヤサアリグモ

0812_10yagataarigumo 2016.8.12
一瞬のすれ違い、です。
アマチュアには種の同定はきつい。
でもオスだということだけがわかります。上顎が大きいので。
そんなところだろう、とあいまいなままご了解ください。

ホオズキカメムシ

0812_9hoozukikamemusi1 2016.8.12
これはホオズキカメムシなのですが。
0812_9hoozukikamemusi2
終齢幼虫からの脱皮の失敗でしょうか。
翅がちゃんと閉じられなくなっています。
何があったのか。まだ体が固まりきらないうちに、激しい行動をせざるを得なかったかな。
歩くことはまあ普通のようでしたので、当面、生きていくことはできると思います。

ミンミンゼミ

0812_6minmin 2016.8.12
私の耳はずいぶん衰えました、実感します。騒音に耐えたせいで、左右の耳の感度が食い違ってしまいました。その後脳内での聴覚処理が慣れてきたのでしょう、通常の生活では違和感はほとんどありません。会話では、できるだけ母音をはっきり発音してもらえれば聴き取り能力はそれなりにあります。ささやきみたいな子音言葉は聞き取れませんね。テレビのアナウンサーでも妙に子音ばかりで発音する人がいて、困る。
それはそれとして、至近距離でミンミンゼミの大声を聞いたら、音源の定位がひどく甘くなっていることを思い知らされました。駅なんかで目をつむって、歩く人の方向を探ったりして遊びますが、その位だとかなり正確にわかるんですがね。
セミの声は猛烈な大きさです。大体の方向はつかめるのですが、正確な方向がなかなかつかめない。
この写真もやっと定位できたという結果です。
0812_11minmin
ここでもまた、どこだ?と目をつむって顔を左右に振ったりして、音源の位置を定位して探し当てたものです。
昔はもっと簡単に見つけられたよなぁ、とつくづく思います。
少年時代、鳴いているセミを見つけるのは得意だったのですが。

「おそれ」「可能性」

★ずっと気になっていることがありまして。
台風関連の報道で、NHKは「30日、北日本や関東に近づくおそれがあります」のように常に「おそれ」という言葉を使います。「可能性」のほうがよくないですか?
それとも「可能性」は「将来に豊かな可能性がある」のようにポジティブな場合に使い、「おそれ」は災害をもたらすかもしれないというネガティブな場合に使う、というような、内部の規定があるのでしょうか。

かのう‐せい【可能性】
(possibility)
①できる見込み。
②〔哲〕
ア:論理的に矛盾が含まれていないという意味で、考えうること、ありうること。
イ:あることが実現される条件がそれを妨げる条件よりも優勢であると確認されていること。 →現実性 →必然性。
広辞苑第六版より引用

別にポジティブな意味があるとも思えませんが。

★今日のNHKニュースから

台風10号 あす北日本や関東に接近のおそれ 警戒を(NHK、8月29日 6時56分)

 大型で非常に強い台風10号は伊豆諸島の八丈島の南の海上を北東へ進んでいて、30日、北日本や関東に近づくおそれがあります。台風の接近に伴い、北日本を中心に次第に雨や風が強まり、30日は大荒れの天気になる見込みで、気象庁は、暴風や高波などに警戒するとともに、台風の進路にあたる地域では早めに安全を確保するよう呼びかけています。
 ・・・
 台風は、伊豆諸島と小笠原諸島の間の海上を北東へ進んだ後、次第に速度を上げながら進路を北西に変えて、30日、暴風域を伴い、強い勢力を保ったまま北日本や関東に接近するおそれがあります。
・・・
また、北日本では、30日の夜を中心に高潮のおそれがあります。
 ・・・(後略)

で、このニュースの時の映像の一部
K10010657521_1608290713_1608290719_
31日3時には予報円が日本海側にありますよね。
論理的に言って、日本列島のどこかを横切らない限りその位置には到達できませんよね。
まさか、北海道の北側まで行ってからまた戻るんだ、じゃないんだし。
これは
「30日から31日にかけて日本列島に上陸し横断することになります」「どこを通過するかはまだはっきりしていませんので警戒を強めてください」
でいいのではないですか?
「接近のおそれ」じゃないでしょ。
「可能性」ですらない。
論理的な必然というべきものだと考えますが。

★ちなみに朝日新聞では
台風10号、あす東北上陸か(朝日新聞デジタル 2016年8月29日05時00分)
 沖縄方面まで行った後、引き返す形で本州に近づいている非常に強い台風10号は、勢力を維持したまま日本の南海上を北東に進んでおり、30日には関東から東北地方に接近する見通しだ。気象庁は東北地方に上陸する可能性が高いとみている。(後略)

(時時刻刻)Uターン台風、勢力拡大 高い海面水温で発達 太平洋から東日本へ(朝日新聞デジタル 2016年8月29日05時00分)

 いったん南西の海上へと向かった台風10号が、「Uターン」して戻ってきた。30日にも東日本の太平洋岸に上陸し、北西へと抜ける異例の進路をたどる見通しだ。海水温の高い海域にとどまったことで勢いを増し、接近前から広い範囲で激しい雨が見込まれている。(後略)

こう表現しています。

2016年8月26日 (金)

フウセンカズラ

0811_22huusenkazura1 2016.8.11
花と、花が終わって間もない時のミニ風船。
0811_22huusenkazura2
大きく膨らんだ風船と花。
風船の成長がわかるかなと思って、探してみました。

フヨウ

0812_5huyou1 2016.8.12
フヨウはまだ咲きそうです。
0812_5huyou2
つぼみはいくつか準備されていますが、ちょっと天候不順だしなぁ。
いつ咲くか。楽しみです。

ハチ

0812_3hati 2016.8.12
さっぱりわかりません。
ハチだ、としか。
ハバチにこんなのがいたような気もしないではないけど。
読者の皆さまの眼力にすがります。

カンナ

0811_13kanna 2016.8.11
花粉があるようですが。今のところ結実の様子はない。

0816_7kanna 8.16
終わった花の付け根のところに緑の球がありますね。子房でしょう。これが大きくなれば実になるのですが。

0818_9canna 8.18
下の花に落ちていましたので拾って撮影。
大きくならずに落ちてしまうようです。
0818w_10canna
先祖返りした「壇得(だんどく)」ですかねぇ。
よくわかっていません。

オンブバッタ

0811_9onbubatta 2016.8.11
オンブバッタがおりました。葉の穴はきっとこいつの仕業。
0811_12ana
はて、この穴は誰の仕業でしょう。
オンブバッタを疑ってしまっては悪いかな。
私は現場を見ていないからなぁ。その場合「疑わしきは被告人の利益に」の原則を適用すべきか。
オンブちゃんごめんね。

0811_14onbubatta
コスモスで見かけました。
じいさん、いくら俺でもコスモスには穴はあけられないぜ。
そりゃまぁそうだ、まったくだ。
実はこの時、私、このオンブバッタに「ウンチ攻撃」をくらいました。腹端部に押し出したウンチを、後脚を使って弾き飛ばしてくるんです。敵を攻撃するというよりは、清潔好きなんだ、と解釈していますが、まあオンブバッタのウンチを後ろから見ない方がいいです。

見立て:3つ

0811_8lantana 2016.8.11
アスパラガスの花?
いえ、すぐそばのランタナの花が一個落ちてきて、アスパラガスの細い葉に引っかかったのですね。遠目で見ると、まるでアスパラガスにピンクの花が咲いたようでした。
0811_18ana
白髭咲きアサガオの葉です。
ぼんやり眺めてください。眼・鼻・口があるように見えませんか?
{拡大しない方がわかりやすいかも}

0812_21ana 8.12
これはボウガシの葉。
なんかこうちょっと「仮面」のような。
人間のパターン認識の中でも「顔」パターンの認識は敏感ですね。
人間の社会生活の中で仲間の「顔」を見ることが大事だったのでしょうね。

ワタノメイガ でしょう きっと

0811_7watanomeiga 2016.8.11
どうしても腹側しか見せてくれませんでした。
2回ほど飛んで、その度に追跡したんです、でも腹側しか見られませんでした。

http://www.jpmoth.org/Crambidae/Pyraustinae/Haritalodes_derogata.html
↑ここにワタノメイガの写真があります。背面からの写真ですが。
想像するに、腹面から見たらきっと、私の撮った写真のようになるんじゃないか。

クサギカメムシ

0811_6kusagikamemusi 2016.8.11
ランタナの青い実の陰からクサギカメムシの幼虫が出てきて、一枚撮ったら立ち去りました。
虫との出会いはすべて一期一会。
人生と虫生の交差です。

袖振り合うも多生の縁(そでふりあうもたしょうのえん)
(振り合うは、互いに触れる、または互いに振るの意。「多生」は「他生」とも書く)道行く知らぬ人と袖が触れ合うことさえ宿縁による。すなわち、ちょっとした出来事もすべて宿世の因縁によるという意。袖すり合うも多生の縁。袖の振り合わせも多生の縁。
広辞苑第六版より引用

輪廻転生があるのなら、次の生は昆虫になりたい爺さんです。

ハゼラン

0811_4hazeran 2016.8.11
ハゼランの実です。
私は個人的には、このような状態が「爆ぜている」と見えるんですが。
つぼみが「爆ぜる」ように咲くとか、つぼみが線香花火のようだ、とかいうらしいのですが。
茎がわかれてますよね。花のときもそうなのですが、線香花火が火の玉になってそこからしゅっしゅっと火花が出るイメージ、あれと、この茎の枝分かれが重なるように思えます。
個人の感想です。{って、このごろよくみかける表現ですね。}

ササグモ

0811_1sasagumo1 2016.8.11
シコンノボタンの花がしぼんで、クモの脚にも例えられるオシベが際立っていました。
で、オシベをよく見ると、クモがいますよ。
オシベの向こう側にいて、体は隠れていますが、脚が出ている。
ごく小さな子グモですね。
0811_1sasagumo2
おっと思ってカメラを近づけたら移動して、花弁に。
まだ少し青味の残るササグモの幼体です。
「Spider on spiderflower」ですね。なかなかやるもんだ。
0811_5sasagumo
これはもう大分大きくなったササグモ。小型のハチの仲間でしょうか、獲物は。

0812_2sasagumo 8.12
幼体ですが。
威嚇の姿勢かな、何か興奮したのでしょう。
そっと退き下がりました。

2016年8月25日 (木)

両手にハエ

0811_26ryoutenihae 2016.8.11
ハラビロカマキリの終齢幼虫。
ケースの外からなのではっきりしませんが。
ハエを2匹入れたんですね。
まず1匹捕獲して食べ始めたのですが、目の前をもう1匹が歩いたものだから、すでに捕獲していたハエを片方のカマで固定してもう片方を開け、そのあいた方のカマでもう一匹を捕獲したのです。
「両手に花」ならぬ「両手にハエ」なのでした。
「おいしいものを独り占めする」ということのたとえとして「両手にハエ」が通用するようになるといいな。

二つのカマは、普通は連動して動いて餌を捕獲しますが、こういう離れ業もできるのです。
片手を固定して、もう一方の手を電光石火の速さで操って獲物を捕獲する。独立にコントロールできるのですね。
かつて、子らとオオカマキリの継代飼育をしていた当時にも、たまにそういう行動を見ることはありましたが、久しぶりだなぁ、ん~十年ぶりだ。カマキリ類のこの能力に痺れたまんま高齢者になってしまいましたことよ。

オマケ:カマキリがチョウを捕獲すると、まず翅を切り落してから体を食べます。
翅はおいしくないというか栄養にならないというか、そういうことを生得的に知っているのですね。すごいことです。

アオスジアゲハ

0810_23aosuji1 2016.8.10
羽化してケースを開けて、飛びだした瞬間。
翅をはばたき下ろしたところです。
ダイナミックな飛翔です。
0810_23aosuji2
飛び出していって、一瞬とまったところ。
妻が追跡していったのです。
顔がかわいい。
岩合さん風に、きれいだね、美人だね、といってあげましょうか。

スイカズラ

0810_19suikazura1 2016.8.10
あれ?スイカズラのつぼみじゃない?
0810_19suikazura2
2個一対で並んでいます。スイカズラの花の特徴ですね。
本来の花期は4月終わりごろから6月にかけてだったような、当地では。
また咲くことにしたのかい?
なんだか、植物の花の調子が少し外れ気味な気もしています。
なんでだろう?夏の気候が例年と違うのかな。

0815_17suikazura 8.15
もう開きそうになりました。

0818_2suikazura1 8.18
咲きました。8月の中旬も終わり近くです。
第一期のように、植物体の全面での開花ではありません、開花したこの周辺の一部だけです、つぼみがあるのは。
とはいえ、咲いちゃった。
美しいんだけど、がんばりすぎないでね。

参考
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/sympetalae/caprifoliaceae/suikazura/suikazura.htm

・・・
北海道南部から中国、台湾にも分布し、アメリカやヨーロッパにも帰化している。
・・・
 帰化したアメリカやヨーロッパでは畑や森林で繁茂し、有害植物になっているという。日本においてはおとなしいツル植物であるが、これらの国々ではツル植物が全般的に少なく、競争相手の少ない新天地で自由・気ままに生育しているのであろう。

マメコガネもそうでした。競争相手の圧力がないと、増えちゃうんですね。

モミジバルコウとルコウソウ

0810_15momijibarukou 2016.8.10
モミジバルコウをヒャクニチソウと一緒に写してみました。
特に見栄えするようになったとは言えないですね。
0810_16rukousou
こちらはルコウソウ。
櫛のような葉のところから出ていることを確認しましたから大丈夫。
いろいろごちゃまぜで、確認しないと、葉と花の対応がつきません。
写真の花、2枚とも、真っ赤な花弁の上に顆粒状の花粉が散っています。
早々と昆虫が潜り込んだのでしょう。
うれしい眺めですね。

コミカンソウ+

0810_14komikansouplus 2016.8.10
ウィキペディア「オジギソウ」から引用↓
羽状に小羽片を並べた小葉が四枚、葉柄の先端にやや集まってつく特徴がある。」
写真右にそれがありますね。

ウィキペディア「コミカンソウ」から引用します↓
葉は長さ1センチ前後の長楕円形でほとんど無柄。直立茎では下部にのみやや大きい葉が着き、上部では鱗片状に退化しているが、小枝には左右2列に分かれて密に互生し、小枝は羽状複葉のように見える。また小枝の葉は就眠運動し、夜には2列が上側へ閉じる。その点でもマメ科植物の複葉に似ている。」
写真は大部分がコミカンソウ。似てますよね、確かに。
初めてコミカンソウが我が家にやってきたとき、なんだかわからずに、オジギソウにしては大きいしなぁ、と悩んだのでした。
上の写真が両方の特徴を表していますので、参考にしてください。

0816_19komikansou 8.16
実はできているのですが、まだ白い。
私は葉をつまんで引っ張って立てて撮影。

0818w_17komikansou1 8.18
妻はしゃがんで膝をついて横から撮影。
ずいぶん見え方が違いますねぇ。

ムラサキツユクサ

0810_12murasakituyukusa 2016.8.10
まだきれいに咲いています。
5月頃咲き始めて、咲き始めは意識しますよね。
特に理科教諭としては、5月は1学期が始まってしばらくしてからですから、顕微鏡実習で原形質流動を観察させるのにちょうどいい時期。
でも、「終わり」というのはなかなか意識しづらい。
8月頃が花期の終わりだとは思います。
開花の時期は覚えていても、終わりの時期はわからない。お恥ずかしいことです。

アサガオ

0810_11asagao1 2016.8.10
あらら、という姿をいくつかお目にかけます。
0810_11asagao2
アサガオには見えないなぁ。
0810_22asagao
楽しいでしょ。

0810_21asagao1
これはプランターを塀の柵に結び付けてあるもの。
妻の意図は、伸びるだけ伸びてごらん、というものらしい。
脇のボウガシを支えにてっぺんまで行きなさい、と。
それもまたいい。鉢のアサガオは、どうしても詰めますからね。行けるだけ行かせるのも面白い。

イチモンジセセリ

0810_10itimonjiseseri1 2016.8.10
ヒャクニチソウのつぼみの下にイチモンジセセリがとまっていました。
0810_10itimonjiseseri2
このチョウも顔がかわいいのですよね。
きょとんとした雰囲気。
0810_10itimonjiseseri3
少し時間を置いて戻ってみたら、翅を開いていました。
頭の後ろあたりに青い色が見えます。
これは物体色ではなくて、構造色ではないかと思います。
密生する毛に反射した光が干渉して青い色を発色しているのではないかな。

アオドウガネ

0810_9aodougane 2016.8.10
並んでせっせと穴を開けています。
食べる時は真剣です。
0810_20aodougane
おいおい、そんなとこで休息していていいのかよ。それは捕虫網だぜ。
しかも、ウンコなんかしちゃって、くつろぐなよな。
下に穴が開いているかのように見える部分は、ウンチです。
しょうもないやっちゃなぁ。
散歩から戻ってきたら、玄関脇の捕虫網にいました。

スイートバジル

0811_17sweetbasil1 2016.8.11
スイートバジルの花が下から上へあがっていく様子がわかるかな、と思いまして。
0811_17sweetbasil2
ふと見たらクモがいます。
0811_17sweetbasil3
腹部背面の模様がちょっと腑に落ちないところがありますが、こういう場所のクモといえばネコハグモでしょう。
緑色に光る昆虫というとハエですかね、獲物は。

0816_11sweetbasil1 8.16
花の穂というのか、4本立っています。
0816_11sweetbasil2
花の上の構造(萼なのかな)が並んで「お盆」のようになっています。
気づいてみるとなかなか面白い。

0821_4sweetbasil 8.21
やはり花の上の萼でしょう、並んでお盆のようになる。
0821_3gunbaimusi
グンバイムシらしきものがいました。
2,3枚撮ってみましたが、どれもピンボケで失敗しました。
コンデジにも「フォーカシングポイント」が欲しいよぉ。

2016年8月24日 (水)

ランタナ

0810_5lantana 2016.8.10
我が家のランタナ。
紅色、ピンク、オレンジ。
かなり豪勢なものです。
我が家のあたりでは、冬は枯れ枝だけになってしまいますが、暖かくなるとまた復活します。多年草として生活しています。
でも、ちょっと寒いと一年草ということになるでしょう。
繁殖力は強いので、外来植物として野放しにはできませんので、管理できる場所や方法で栽培してコントロール下でお楽しみください。

ヒゲナガカメムシ

0810_4higenagakamemusi1 2016.8.10
ヒゲナガカメムシがいるこの植物は?
まん丸く見えますが、ネコジャラシ(エノコログサ)です。
意図的に真上から撮ってみました。
0810_4higenagakamemusi2
横から撮るとこうなっていて、禾に脚をかけて、頭から突っ込んでいるということがわかります。
ヒゲナガカメムシは普通イネ科の草で見かけることが多いので、身近なネコジャラシなど観察してください。ポパイみたいな腕をした虫がいたら、ヒゲナガカメムシです。

ツマグロオオヨコバイ:バナナムシ

0810_3tumaguroooyokobai 2016.8.10
いつもそばで見かける虫ですから別に取り立てるほどのこともないのですが。

(東京のほぉ〜言!!:26)夏休み特集(朝日新聞デジタル 2016年08月13日 東京 朝刊 東京B・2地方)
 ・・・
 【バナナムシ】
 《意味》ツマグロオオヨコバイ
 《分布》23区西部、多摩地域

 草むらで「あっ、バナナムシ!」と叫ぶ子がいます。どんな虫か思い浮かびますか。全体は黄緑色で、頭に黒い斑点、羽の先も黒く、熟したバナナにそっくり。正式名は「ツマグロオオヨコバイ」で、都心の植え込みでも見かけます。
 50代以上だと「聞いたことがない」という人もいるでしょう。実は東京以外ではほとんど使われない、比較的新しいことばです。最近の首都圏の大学生の調査では、都内でも23区西部と多摩地域にほぼ限定されており、墨田区、葛飾区など23区東部ではほとんど使われません。一方、京浜東北線、西武線、小田急線といった鉄道沿いに、埼玉県南部、神奈川県北部へも広がりつつあります。
 似ている物に例える素朴な「命名法」なので、別の地域でも同じ発想をし、偶然同じ名が広がることがありえます。東京から離れた栃木県日光市や長野県上田市の一部でも「バナナムシ」と言うのはこうした理由でしょう。ダンゴムシやカメムシなど姿で命名された虫を探すだけでも、夏の「自由研究」になる?
 ・・・

↑こんな記事を読んだものですから
0814_3tumaguroooyokobai 8.14
また撮りました。
君はバナナなのか、そうだったのか。と。
私は、生まれは秋田ですが1歳過ぎまでしかいませんでした。後は東京育ちなのですが、バナナ虫は知らなかった。生粋じゃないからな。

★ところで「サイカチムシ」ってご存知ですか?
同じ「東京のほぉ〜言!!:26」です。

 【サイカチムシ】
 《意味》カブトムシ
 《分布》関東南部→衰退
 夏休みといえば昆虫採集。1番人気はやはりカブトムシでしょうか。
 東京では、江戸時代から「カブトムシ」と呼びましたが、「サイカチムシ」とも言われていました。サイカチは幹や枝にトゲのある樹木で、カブトムシがサイカチの樹液を好むことから来ています。国語辞典にも「サイカチムシ」はカブトムシの別名として載っています。
 また、カブトムシの雌を、関東地方では「ブーチン」「ブタ」など豚に例える地域が多くあります。雌は角がないため、ブーブーと羽を鳴らすことが特徴とされたようです。
 カブトムシと色や光り方が似ているゴキブリも夏によく見かけます。そのゴキブリは「ヘーハチ」「セーハチ」とも呼ばれることがあります。しぶといゴキブリを武将の本多平八郎忠勝に例えたと言われています。
 カブトムシの「サイカチ」が「セーカチ」とも発音されるため、言葉の上でもカブトムシの「セーカチ」とゴキブリの「セーハチ」は、似ていますね。

いやはや、まったく知りませんでした。東京育ちの資格なし、ですね。

さいかち‐むし【莢虫】
カブトムシの別称。サイカチの樹液を好む。さいかしむし。<季語:夏>

さいかち【莢】
マメ科の落葉高木。高さ3~5メートル。山野・河原などに自生。栽培もされる。茎・枝に多数のとげがあり、葉は複葉。夏、緑黄色で4弁の細かい花を開く。秋、長さ30センチメートル余の莢さやを垂下する。果実は、サポニンを含み洗濯用、また漢方生薬の角子そうかくしとして解毒・潤和剤。若芽は食用。材は器具材・細工物などとする。<季語:秋>
広辞苑第六版より引用

★ゴキブリが腹端部に卵鞘をくっつけて走っているのを見たことはありませんか?
この姿を「財布を持ち歩いている」と見立てて、ゴキブリのことを「コガネムシ」という地方があると聞いたことがあります。
ご存知でしょうか。

ディジタリス

0810_1dijitalis 2016.8.10
わっ、ディジタリスにつぼみがある。
普通5月ごろに咲きます。今年はそのころに白っぽく咲きました↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/post-b149.html
7月に入って、濃い紫色の花をつけました↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/post-b149.html

0811_25digitalis2 8.11
開き始めましたね。
0811_25digitalis3
「箱のふたが開く」という感じです。

0812_1digitalis1 8.12
咲きました。
0812_1digitalis2
今回もやはり白っぽいな。

0813_20digitalis1 8.13
色が少し濃くなりました。花の奥が少し見えます。
0813_20digitalis2
オシベ・メシベがきちんと判別しにくいですが結実できます。

0816_1digitalis 8.16
4輪咲いて、これでほぼ終わりですね。
天候がよければ5輪目も、と思いましたが、雨が続いて、くたっとなりました。

アオスジアゲハ羽化・アゲハ

0809w_9aosuji1 2018.8.9
13:34
右にちらっと見える脱け殻から出てきたばかりのチョウ。
0809w_9aosuji2
13:37
翅を展開しています。
重力で自然に伸びるわけではありません、自力で体液を送りこんで展げています。
0809w_9aosuji3
13:40
ほぼ伸びきりました。
ここが勝負どころ。ここまでで落ちたりすると、翅が曲がったりして悲しいことになります。
ひっそりと見守るしかない。
翅を乾かし、体に残った水分も捨て、飛べるようになったら放します。

0809w_11ageha
この日、アゲハも羽化しまして。
放してやったらランタナにとまって、蜜を吸ってから飛んでいきました。

オクラ

0809w_4okra1 2016.8.9
オクラの花。すっきりした、清楚な花。
真っ白ではないのです。薄~く黄色味がかっている。
0809w_4okra2
開ききる前の花は黄色が強いですね。
0809w_4okra3
アオイ科らしい構造です。

0814_5okara 8.14
収穫して食べました。
洗って、ごく短時間チンして食べます。手間がかからなくておいしいです。
ぬめりも十分に出ます。

NHKのみんなのうた「とろろおくらめかぶなっとう」が面白いですね。
オリンピックやなんかで、「みんなの体操・ラジオ体操」をやったあと、1chに戻るのが鬱陶しかったりして、久しぶりに聞いてしまった。粘る食べ物あかり。
子どもたちよ、ねばー・ぎぶあっぷ、だゾ。

★ところで、上の写真、16:50分ごろテーブルに置いて撮ったものですが、影が長い。
18:32がこの日の日の入りの時刻。
日差しが秋めいてきたことをオクラの影で知る。オツじゃのう。
気温は高くて辛いですがね。
太平洋高気圧は一体どうなったんだ?台風が3つも列島の南側をうろつくなんて。
ヘン。

ヤブラン

0809_5yaburan1 2916.8.9
この色だと見間違うことはない。
花を楽しんでいますが、観葉植物としてもよいそうです。
英語で「Lilyturf」というと、季節の花300のサイトにありました。
「芝百合」でしょうか。

0809_5ine 2016.8.9
バケツ田んぼ。
ずいぶん稲らしくなっています。
花はまだのようです。
どうなりますことやら。

インゲンとパプリカ

0808_24ingen 2016.8.8
今年のヒット「作物」ですね。
インゲンはおいしかった。香り歯ごたえ、最高。
量的にも「家計を助け」るくらい採れました。

0809w_7paprika 8.9
パプリカの実。

0816_3paprika 8.16
緑から赤へ変わっていく途中。

0819_4paprika 8.19
ほぼ赤くなりましたので食べました。
やや酸味が強い感じ。

0820_6paprika 8.20
赤い方、酸味に加えて甘味が生じていて、おいしかったですよ~。
洗って、かじり付くだけ。豪快にバリバリ、種まで。
至福の味覚、ですね。

アメリカミズアブ

0808_17americamizuabu1 2016.8.8
線路柵の柱にアメリカミズアブがとまっていました。
このアブの複眼には模様がありますので、接近を試みましたが
0808_17americamizuabu2
たいした写真は撮れませんでした。複眼にこんなような模様があるんだ、という程度。
刺すとかいうアブではないですから、見かけたら近づいて観察してください。
いわゆる「ベンジョバチ」=コウカアブ{後架は便所のこと}に似ています。
触角2本を交互に縦に振りますので、わかります。
分解者ですので、生態系には重要なアブです。

http://plaza.rakuten.co.jp/wolffia/diary/?PageId=3&ctgy=9
いろいろなアブの複眼のすごい写真が見られます。アメリカミズアブも載っていますが、かなり下の方です。

http://mushi-akashi.cocolog-nifty.com/blog/2014/10/post-c478.html
トップにアメリカミズアブの複眼のすごい写真があります。

2016年8月23日 (火)

内暈(だと思います)

台風で何か起こってないかと、朝、外へ出てみました。
ふと上を見上げると
0823_21naiun1
なんだろ。
以前、環天頂アークを見たことがありますが、あの弧は太陽に対して凸です。
今回の弧は太陽に対して凹です。
さっそく妻を呼んで二人で観賞。
0823w_5naiun
太陽から輪までの角度がよくわかりません。
内暈ではないかと思うのですが。
外暈でもなさそうだ。
ということで、
内暈(ないうん、うちがさ、22°ハロ)
としておきます。もし違っていたらご指摘ください。

雲の中の氷の結晶などで屈折・分光されて生じるものです。
偶然見上げたら見えました。たまには「上を向いて歩く」のもいいですね。
普段、下向きで生活しているので、反省しました。

http://tenkijuku.com/qa_suiheikan.html
環水平アーク・環天頂アーク・幻日・日暈・月暈

 暈は太陽を中心として約22°の大きさの丸い環、内暈と、太陽を中心として約46°の大きさで見える外暈がある(外暈はめったに見られない)。


台風9号:続き

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/post-80a4.html
↑ここで台風9号が館山に上陸したころの気圧変化と風向きの変化について書きました。

当地、大田区ではどうだったのか。
20160822tokyokiatu
気圧変化のグラフです。
14時頃に気圧が一番下がりました。当地は館山より北ですので、その分のずれでしょう。
変化量が少なかったので、縦軸の単位を調整して、変化を拡大してあります。
風向きについては、リストでご紹介します。
1   南東
2   南南東
3   東北東
4   北東
5   北東
6   北東
7   北北東
8   北北東
9   北北東
10  北東
11  北北東
12  北東
13  東北東
14  北
15  西
16  南西
17  南南西
18  南南西
19  南南西
20  南
21  南
22  南南西
23  南
24  南
やはり14時過ぎのところで風向きが反転しています。
家にいて、雨が吹きつける方角が変わったことを感じていたころと一致します。

気象庁のアメダスのデータが利用できます。アメダス・データは一日前までですので、後日調べたかったら、「各種データ・資料」>「過去の気象データ検索」で調べられます。
ご利用ください。{夏休みの自由研究とか宿題にも利用できます}

★ところで、昨日、台風の一日の湿度はどうだったでしょう。
20160822tokyo_2
一日中「ジトジト」でした。100%にいってないのが唯一の救いかな。でも蒸しましたねぇ。ひどかった。湿度だけで疲労感を感じました。豪雨でちょっと気を張っていたこともあり、疲れましたね。

★おまけで
20160818hum
これは8月18日の湿度変化のグラフ。
朝、やったらとべたべたして、その後、しばらくホッとしたと思ったら、2時頃からまた、もう、やってらんないよ、という湿度。100%。
これ以上水分子を受け入れることはできない、と空気がいってます。
洗濯ものも乾かないけど。

涙も乾かないなぁ。
ため息をついたら、口から雨が降りそうだ。

ひどい日でしたよ。

アズチグモ

0808_13azutigumo1 2016.8.8
ランタナの葉で接近遭遇。あわてて撮影、ピンボケ。
0808_13azutigumo2
眼のあたりが三角に尖っているのはアズチグモの特徴。
でも、メスは白いです。もっと大きいし。
これはオスですね。おそらくもう成体。
腹部に比べて頭胸部が大きいのもオスらしい。
メスはやっぱり、腹部が圧倒的に大きいですよ。卵を産まなければならないんだから。
花のそばにいて、花に来る昆虫を狙っているようですよ。

0807w_11tuki1 2016.8.7
「三日月」のようですが。
妻はそう思って撮ったそうですが、この日正午の月齢は4.3。
惜しかったな、四日の月でした。
0807w_11tuki2
コンデジの手持ちでここまで写ります。
感度が非常に高いので、露出をカメラに任せないで、フラッシュを強制的に発光させて短時間でシャッターを切ってしまうという手もあります。はたから見ると、夜空にフラッシュをたくなんて馬鹿だなぁ、に見えるのですが、相手が月のように明るい天体だと、場合によっては有効な手段になります。
一眼レフならシャッタースピードをコントロールしてみてください。

シャクガ

0807w_9shakuga1 2016.8.7
妻が撮ってきてくれた写真。
0807w_9shakuga2
翅を動かしているので、くっきりとはわかりません。
一目で「シャクガだ」というのはわかります。「アオシャク」だろうというのも推測できます。が、その先がなぁ。
キマエアオシャクかな、と思ったのですが、幼虫の食草がね。

キマエアオシャク
http://www.jpmoth.org/Geometridae/Geometrinae/Neohipparchus_vallatus.html
【幼虫食餌植物】 ブナ科コナラ属、ブナ科クリ属:クリ(※KD)、バラ科:ウメ(※KS)

これはあまり近くにない。

クスアオシャクかな。
http://www.jpmoth.org/Geometridae/Geometrinae/Pelagodes_subquadrarius.html
クスアオシャク
【幼虫食餌植物】 クスノキ科:クスノキ(※KD)

クスノキはすぐ近くにあるので、これでしょう。
一応、クスアオシャクとします。
食草で判断してよかったかなぁ。

マツバボタン

0807w_2matubabotan 2016.8.7
のんびりと成長中。

0818w_4matubabotan 8.18
つぼみを作りました。
焦ることはない。花の時期はまだまだ充分ある。
早く咲いているところもあるけど、みんな同じペースになることはない。
ゆっくり、ゆっくり。

ホタルブクロ

0807_17hotarubukuro 2016.8.7
まだ咲くんだ。
なんだかすごく頑張ってますよ。
いいのかね。疲れないかい?無理はしないでね。

アサガオ

0807_13asagao 2016.8.7
ストレートではない写真を。
開ききっていない。

0808_9asagao1 8.8
開き始め。いい雰囲気になりました。
0808_9asagao2
小型でかわいい花なんです。
どうしても注目してしまいます。
変化アサガオというほどの変化はないのです。でも通常の花とは違うんだなぁ。
どう表現してよいものか。

キョウチクトウ

0807_12kyoutikutou 2016.8.7
高い位置で咲いているものですから、どうしても青空との対比で撮ってみたくなる。
花が暗くなってしまいました。

0808_19kyoutikutou 8.8
空が少し白いのですが、花は浮かび上がったかな。

0811_23kyoutikutou 8.11
頑張って花だけ撮るとこうなります。
結局、これが一番いいなぁ。青空との対比は難しい。

キバナコスモス

0807_25kibanacosmos 2016.8.7
キバナコスモスは初め柵から遠いところで咲き始めて、ズームアップしなければならなかったのですが、近づいてきてくれました。ちょっと隠れ気味で、影がかぶっていますが、じっくり撮れてうれしい。

0808_16kibanacosmos 8.8
花の色もまだ見えないつぼみ。
がんばる!と膨らんでいます。

0810_17kibanacosmos1 8.10
すっきりと独り立つ花。
この花もずいぶんと昆虫に好かれる花ですから、これからいろんな虫たちの活躍の舞台になってくれるでしょう。

0817_8kibanacosmos1 8.17
あんまり暑いので、朝のうちに散歩をしています。
そうすると、昼の散歩より、太陽光が低い角度でさしてきます。
例年、秋の低い陽射しで思い出す言葉を、夏のうちに思い出しました。
日時計花」「sundial flower」
↑念のため申し添えますが、これは私の造語です。公式にはこんな言葉はありませんので、ご注意ください。
写真の上にぼんやり写っている葉い色のものは線路柵。
昼の散歩だと、影はほぼ真下向きになるはず。
日時計だなぁ。
0817_8kibanacosmos2
ますます日時計っぽいぞ。

「sundial」スペルなど一応チェックしておこうと電子辞書を引いたら

sundial
►n
日時計
・What is the good of a sundial in the shade? 《諺》 日陰で日時計がなんの役に立とうか?《才能は隠すな;Benjamin Franklin のことば》.
リーダーズ英和辞典第3版より引用

日陰で日時計がなんの役に立とうか?」ですって。
日本の「昼行灯」はあざけりですが、フランクリンの言葉は励ましのようですね。
ふ~ん。
{「出る杭は打たれる」}というのは日本的でつまらないと、「出過ぎた杭は打ちにくい」といってみたりしましたっけね、昔、仲間内で。}

ひる‐あんどん【昼行灯】
日中に火をともしている行灯の意で、ぼんやりしている人や役に立たない人をあざけっていう語。
広辞苑第六版より引用

フウセンカズラ

0807_11huusenkazura 2016.8.7
電柱のそばに、意図的に這わせてあるフウセンカズラ。
その意図は?お分かりと思いますが、涼しくなってきたらお散歩にやってくるであろう保育園の子どもたち。
低い位置に「風船」があれば、つまんだり踏んづけたり、いろいろ遊びやすいと思いまして。
白い点々が花で、緑のぽわぽわの風船もいっぱい。
もしどこかでフウセンカズラを栽培していましたら、この緑の風船をつまんでみてください。
実に何というか、楽しい感触なのです。
0807_14huusenkazura
こちらは、枯れたタチアオイの茎を支えとして高く立ちあがり、更にその先へ伸びようとしているフウセンカズラ。
支えのない空間に伸び出していますので、いずれ下へ降りてくるでしょうけれど。
行くんだ!という「意気 天を衝く」という志ですかね。

線路際

0807_10hyakunitisounado 2016.8.7
賑やかでしょ。
ヒャクニチソウが目立ちますが、深紅のモミジバルコウもあり、小さな白い点々はフウセンカズラです。
ルコウソウが咲き始めたのは確認しました。
キバナルコウソウのつぼみもあります。
マルバルコウはまだよくわかりません。
ガザニアやブルーサルビアも咲き続けているし。
賑やかです。

2016年8月22日 (月)

台風9号 館山に上陸

今日8月22日12時半頃、台風が千葉県館山市付近に上陸しました。
気象庁のアメダスから気圧のデータをとって、グラフ化してみました。
20160822tateyama__copy
12時半ころに気圧が最も低くなり台風が通過したことが読み取れます。
ある意味では、台風の気圧断面図になっているともいえます。
風向ですが、グラフに書き込むのは面倒なので、下に書きます。
 1:E
 2:E
 3:E
 4:ENE
 5:ENE
 6:ENE
 7:ENE
 8:E
 9:E
10:ESE
11:ESE
12:ESE
13:W
14:SW
15:SW
上陸前は東の風でしたが、通過後は西風になりました。
これが「吹き返しの風」です。

当地も、多摩川が削った崖がそばにありますので、その崖の下の近くには大田区が避難準備情報を出したようです。ただ、その情報が出た地域のそばに住んでいる私たちには情報が出たことがわかりませんで、NHKのサイトで知ったのでした。防災無線は聞こえなかったと思うなぁ。

Tamagawa
多摩川の水位の状況です。かなり上昇していますが、河川敷まで水が上がるかどうか、というところかな。川の近くに住んでいると、気を使います。

「後に引かない」って?

★朝日新聞一面の連載です。

折々のことば:494 鷲田清一(2016年8月20日05時00分)
 やかましい (関西の物言い)
     ◇
 関西では「うるさい」より「やかましい」と言う。店で騒いでいると、大阪では隣席から「やかましいなあ」の声が。が、そう言う席のほうが実はやかましい。そして双方ますますにぎやかに。京都の店では「お元気でよろしいな」の声。だが顰蹙(ひんしゅく)を買っているとはすぐに気づかない。その場限り、後に引かないのが大阪。後でじんわり効いてくるのが京都。ご近所なのにこの差。

鷲田さんの表現が微妙でしてね。


後へ引く(あとへひく)
自分の主張などを引っこめて、相手に譲歩する。「言い出したら後へは引かぬ人だ」
広辞苑第六版より引用


後を引く(あとをひく)
いつまでも続いてきまりがつかない。「お屠蘇とそ気分が―」「ピーナッツは―」
広辞苑第六版より引用

意図はBの否定形「後を引かない」でしょうが。
でも、「後に引かない」と書かれると、Aの感じもする。というか、Aと呼んだんです初め私は。
言い出した以上、そうそう簡単に引っ込めるかい、という感じね。

難しい表現だなぁ。
やめられないとまらない
なのか
まだそんなことにこだわってんのぉおまえ
なのか。書き分けていただきたかった。

高校野球が終わりました

参加校は49でしたか。
単純なトーナメント方式で、引き分け再試合とかいうのはナシで、全体の試合数はいくつだったでしょう?

優勝校は1校のみ、他の48校はすべて1敗です。
48の負けがあるということは、48試合行われたのですね。

ということです。

トライアスロン

★昨日の「しつもん!ドラえもん」

[しつもん!ドラえもん]2348 みずとスポーツ編(8/21)
 スイム(水泳)、バイク(自転車)、ラン(長距離走)で競うスポーツは何かな。
[こたえ]トライアスロン
 五輪では、スイム1.5km、バイク40km、ラン10kmの計51.5kmで競う。男女とも2000年シドニー五輪から正式競技になったよ。

●冬のオリンピックに「バイアスロン(biathlon)」がありますね。
ラテン語の「2」=「bi」+「競技」=「athlon」
クロスカントリーと射撃の2種を行う。

●トライアスロン(triathlon)は、ドラえもんのこたえのとおりですが、ギリシャ語の「3」=「tri」との合成語。

●近代五種(modern pentathlon)は、1人で射撃・フェンシング・水泳・馬術・ランニングの5種目を行います。「5」=「penta」との合成語。

●十種競技というのもありますね。
「10」=「deca」との合成語で、decathlon です。

athlete
►n 運動選手,運動競技者,陸上競技選手,アスリート;《生来の》運動家,スポーツマン.
[L<Gk (athleō to contend for〈athlon prize)]
リーダーズ英和辞典第3版より引用

●ところで、「アスリートの足」って知ってます?
靴を履いて運動すると汗を書いて蒸れるでしょ。だもんで

athlete's foot
足白癬,《足の》汗疱状白癬,水虫.
リーダーズ英和辞典第3版より引用

なんと、水虫のことなんですね。

ゼニアオイ

0807_9zeniaoi 2016.8.7
ゼニアオイが窮屈らしい。
いろんなのが茂りすぎまして、立ちあがれないんですね。かわいそうに。
1mちょっと立ち上がれば、この花としては充分な高さなんですが、そこまでいけない。
地面からほんのちょっとの高さで小さな花を咲かせています。
タチアオイのような豪快さ強引さはないしな。
当面、下の方で頑張るしかないようです。

アサガオ(親木タイプ)

0807_1asagao1 2016.8.7
親木タイプの花なんですが。
小さいんです。
この間、白髭咲きで、小さくて「桜咲き」と密かに命名した花がありましたが、今回のも、「桜咲き」みたいな花です。
たくさんの株が林立していますので、どの株の花か、弁別できなくなっていますが、まあ、いろんな花が咲くもんだ。

ヤマトシジミ

0806_24yamatosijimi1 2016.8.6
妻が撮影してきました。
最初、シジミチョウが交尾している、とカメラを取りに部屋へ戻ってきて、で、撮りに行ったらまだ同じ場所にいたのだそうです。
0806_24yamatosijimi2
逃げないので近づくことができた、とのことです。
模様はほとんど同じで雌雄の識別は難しいのですが、右の個体の方が大きくて腹部も太い気がしますので、多分この右の個体がメスでしょう。
カタバミが幼虫の食草ですが、観察したり、飼育したことはありません。

ヒメイトカメムシ

8月16日(水)にフヨウの記事を書きました↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/post-5c4d-1.html
2016年8月17日 (水)「フヨウ」
8月8日に開花し、8月9日にはしぼんでいた、という話でした。
3枚目の、もう咲きそうな7日のつぼみについて

妻も夕方撮ったのですが、何かゴミみたいなものが写っていますね。
後でわかったことですが、これヒメイトカメムシのようです。
フヨウの花のヒメイトカメムシについてはまた稿を改めて書きます。

こう書きました。
この写真の、問題の部分をトリミングして大きくしますと
0807w_10huyou 2016.8.7
ぼやけていますが、2匹の小さな昆虫が交尾しているところです。

↓さて、翌8日に私が撮った写真です
0808_11himeitokamemusi1 2016.8.8
花弁の下の方に、何かゴミのようなものが写っています。
ん?なんだ?と近づいて見れば
0808_11himeitokamemusi2
ヒメイトカメムシが交尾していたのです。腹部の大きさから見て、向かって右がメスではないでしょうか。
メスの針状の口がフヨウの顆粒状の花粉に伸びているように見えますが、花粉を刺しているかどうかは判断できません。
さて。
   7日につぼみで交尾していた。
   8日に開花した花で交尾していた。
この2つの事実が写真として、手元にあるわけです。
1:7日から8日にかけて、ずっと交尾が持続していた。
2:同じ雌雄が、一旦交尾を終えて、再度交尾している。
3:この周辺に複数の雌雄がいて、場所を同じくして交尾が行われた。
1はちょっと長すぎる気もします。
3の複数の雌雄、というのもなぁ、そんなにいるかなぁ。
2の同一の雌雄が繰り返し交尾している、というのが、ありそうかなぁ。
でも、まったくわかりません。

0811_2himeitokamemusi 8.11
ヒメイトカメムシがフヨウの葉の上で交尾していました。

0812_4himeitokamemusi1 8.12
またもやフヨウの葉の上でヒメイトカメムシの交尾。
0812_4himeitokamemusi2
私が近づいたことに気付いたか、メスと思われる個体が、ペアの相手を引っ張って葉の裏へ移動していってしまいました。
さあ、こうなると、どうなんだろう?
この辺りに複数の雌雄の個体がいて、それぞれが同じような場所で交尾しているのでしょうか。
わかりません。

0813_2himeitokamemusi 8.13
腹の細い、オスかと思われる個体が単独でフヨウの葉の上にいました。
その後、私の関心も若干薄れましたし、ヒメイトカメムシを見かけていません。
ヒメイトカメムシを見るのも久しぶりだし、交尾を見かけるなんて、非常に少ないことなんですが。
不思議な出来事を見ました。

http://tokyoinsects2.blog.fc2.com/blog-entry-1757.html
↑フヨウと思われるつぼみで交尾の写真があります。

ヒメイトカメムシは別にフヨウだけを好んでいるわけではありません、念のため。

アオドウガネ

0806_20aodougane 2016.8.6
日除けのすだれでぐだっ。
この昆虫、どうもキリっとしないんですよね。いつもぐだっとしている。
「引っかかっている」ようなとまり方ですし。

0816_13aodougane 8.16
これは食事中ですね。やはり食事中ともなればちょっとはシャキッとするようです。
0816_23aodougane
これはまた、ぐだっ、ですね。
先日は、カマキリの餌のハエを獲るための捕虫網に「ぐだっとひっかかって」いました。
おまえなぁ、こんなところにいていいのかよ、と笑ってしまいましたが。

白髭咲きアサガオ

0806_2sirohige0635 2016.8.6
↑ベランダで。
アサガオの花の姿が壊れてますね。
↓門柱で。
0806_4monsirohige0640_1
花弁も髭もいっしょくた。
0806_4monsirohige0640_2
しぼみかかったようですが、髭がものすごい。
0806_12monsirohige0850
なにがなんだかわからない。
でも、生殖能力はあるんです。それがまた不思議なんですね。
種子を採取します。また何か「すごい」姿が出てくるかもしれません。

八重アサガオ

0806_1yaeasagao0635 2016.8.6
時々咲いてくれる八重アサガオ。
コンデジで撮ると、被写界深度が深い。このごろだんだん面倒になってきて、一眼レフよりコンデジの方が使用頻度が上がっています。
0806_8yaeasagao0820_1
たまには一眼レフも使ってみようと撮影。
このアングルだとコンデジと大差はないのですが。
0806_8yaeasagao0820_2
こうなると、焦点が合う深さが花の中央辺りにあって、手前も奥もぼやけます。
これが「ボケ味」というものでしょう。
花の質感というのかな、深みが増すようです。

名前はわかりません

0805_13hana 2016.8.5
妻が撮影してきました。
ユリの仲間ですか?
品種名はまるっきりわかりませんが、端正な姿が素敵なので掲載します。

たん‐せい【端正】
きちんとしていること。行儀や姿が整っていて、乱れたところがなく、立派であること。たんじょう。「―な身のこなし」
広辞苑第六版より引用

この「端正」という言葉、好きなんですが、人間に対して使いにくくなったなぁ、などと呟く爺さんです。
ぐじゃっ、とか、ぐたっ、というような人が多くてなぁ。
こちらの身のこなしも引き締まるような、端正な居住まいの方が少ない。

ルリマツリ

0805_12rurimaturi 2016.8.5
今年のルリマツリは元気がいいようです。
今までになくこってりこんもり花が咲く。
6月から10月が花期だということですので、まだ当分は門の前を華やかにしてくれそうです。
「季節の花300」のサイトを見ていたら、漢字表記がありました。
瑠璃茉莉
だそうです。「茉莉花」というとジャスミンのことですが、科は違うし、香りも感じません。
不思議な命名ですね。

ミドリグンバイウンカ

0805_10midorigunbaiunka 2016.8.5
今年はよく見かけるようです。全然見ない年も多いのですが。
アジサイの緑の葉にへばりついていると目立ちません。
穴を開けたのはこいつではない。開閉する顎は持っていませんからね。
私の写真レベルはこの程度ですが。
ものすごい写真をお撮りになる方がいらっしゃいます。
どうぞご覧ください↓
https://baba-insects.blogspot.jp/2014/10/blog-post.html
ミドリグンバイウンカ
http://wolffia.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-a5db.html
ミドリグンバイウンカ

2016年8月19日 (金)

ヤブラン+

0805_8yaburan1 2016.8.5
白いけど、ヤブランでいいのか?と悩んでいたもの。
紫色になってきましたね。よかった。
右の花の上から1/3位のところに注目しておいてください。
0805_8yaburan2
右の花を上から撮ったもの。紫色の花が咲いています。
虫の脚、みたいなものが見えてますね。
0805_8yaburan3
花はこういう花です。
0805_8yaburan4
さて、伏線を張っておいた虫、これです。
これを撮ろうとして撮ったものではないので、ひどい画像です。
カメムシだろう、というくらいですね。
口の針があるように見える。
低い位置ですので、顔を近づけてみることもできず、こんなみっともない写真をお目にかけます。

★妻と一緒に朝の花散歩などしていて気づいたこと。
私の目には「マクロ機能」があります。
メガネをかけて歩いていて、何か小さなものを見つけると、メガネを鼻メガネにずらして、裸眼になり、顔を近づけ「マクロ視」ができる。妻はコンタクトレンズ使用者ですから、マクロ視はできない。
私の目って、便利だな。

コニシキソウ

0805_5konisikisou 2016.8.5
ベランダの鉢に共生。
この頃見ないな、と思っていたら、隠れてました。
葉の斑紋が特徴。
見たことはないのですが「ニシキソウ」というのがあって、それに似ていて小さいというので「コ」「ニシキソウ」だそうです。小錦さんに敬意を表して、ではないようで。

白髭咲き朝顔

0805_1asagao1 2016.8.5
極・私的に「桜咲き」と命名してみましたが。いかがですか?
実際、通常の白髭咲きより花がずいぶん小さくて、桜の花と同じか少し大きいくらい。
かわいいったらありゃしない。
いろんな咲き方を見せてくれるものです。
楽しいなぁ。

カマキリ

0804w_6kamakiri1 2016.8.4
成虫になったので庭に放したのですが、時々顔を見せる。
0804w_6kamakiri2
ダイニングの庭側のガラス戸の外側の網戸。私らの様子でも見に来たか。
0804w_6kamakiri3
室内から。
チャコちゃんが生きていた当時は、この網戸を揺さぶって、ご飯頂戴、とやったものです。
チャコちゃんが(網戸を)ゆすりにきた、といって笑ったものですが。
今度はカマキリが、ゆすりにやってきましたかね。
おおコワ。

0806_5kamakiri1 8.6
また、ゆすりにきましたよぉ。
この姿勢、カッコいいですねぇ。
0806_5kamakiri2
記念にアップ。
0806_5kamakiri3
流し目なんか使っちゃって。
魅力に負けそうだ。{こういう時はね「ミリキ」と読んでください。}
かかしじいさんコロン。負けた。

ジョロウグモ

0804_10jorougumo 2016.8.4
ジョロウグモの脱け殻が写りました。
空中の写真を撮るのは難しい。

0807_21jorougumo1 8.7
日差しに輝いていたので、網が写るんじゃないか、と撮ってみました。
クモがいるのが主網です。その背中側、写真左側にバリアーが一枚ありますが。
0807_21jorougumo2
どうでしょうか。バリアーはきれいな一枚網というよりは、比較的乱雑に全体としてみればほぼ平面的に糸を引きまわした、という感じのものです。
実物を見れば、ああそうか、とわかりますよ。

ハチ

0804_4hati 2016.8.4
ハチであることは間違いないけれど、腹がなんだかちょっと「異様」な感じがするしなぁ。
調べてみるとハラナガハバチに似てますが。
脚の色の詳細は写ってないし。
一瞬のすれ違いで、他のアングルはないし。
初めて見た「ハチ」です。
どなたか、ご確認いただけませんか?

キイロテントウ

0804_3kiirotentou1
{}2016.8.4
左腕がくすぐったい(こそばい)。
なんで私はキイロテントウに好かれるんだ?
カビ臭い爺さんになったかな。
右手のコンデジで撮影。
0804_3kiirotentou2
もう一枚、と思った瞬間に飛び去ったのですが。
ぼやけたこんなショットが写っていました。
比較的珍しい。これでピントが合ってればなぁ、腕自慢になるのですが。
硬い前翅を開き、下の薄い後翅を開いて飛び立つ瞬間です。
腹部背面も黄色いということを始めて知りました。
キイロテントウは腹部腹面も黄色かったはず。となると、全身真っ黄色なんですねぇ。
すごいやっちゃネ。
{黄金虫と呼んでもいいかもね}
{顔は白いか。「面」「白い」なあ。}

★別件:妻と話しながら見て回っていた時。同じようにキイロテントウがとまったんですね、私の右腕に。右腕じゃあ私は撮れないから「とって」といったら、妻が手で払ってくれました。
「撮って」といったのを「取って」と解釈したようで、二人で大笑いでした。

またアオスジアゲハ

0803_19aosuji1 2016.8.3
顔シリーズになりそう。
ケースの外からの撮影で、ぼやけているというところがまたイマジネーションを刺激するのだと思います。
0803_19aosuji2
ケースのふたを開けて、飛び立つ直前の顔が撮れればいいのですが、なかなか難しい。
飛び出していって、ちょっととまったところの写真が多い。

0807w_7aosuji1 8.7
またこういうスキマ写真になりました。
妙にかわいいんだな、これが。

カンナ(「ダンドク(檀特)」かも)

0803_15kanna 2016.8.3
カンナの花が咲きそう。
前のは事故で折ってしまいましたが、今度は気をつけます。

0804w_3kanna 8.4
咲きました。

0805_7kanna 8.5
どんどん咲きまして。

0806_19kanna 8.6
こんなになったんです。

0809_4kanna 8.9
初めに咲いた花はもう終わり。

0813_3kanna 8.13
落ちていたものをつまんだのですが、右の緑色の部分が多分、子房でしょう。
この株は結実できない種類かもしれませんね。

★さて、カンナということで掲載しながら、なんだかずっと疑問符がついてまして。
前の花の時も感じてはいたのですが。
花の姿が普通に見かけるカンナと違いますねぇ。
実生の株ですが、この親株は普通の、花弁が幅広いカンナでした。
その子株がこんな花をつける。不思議だなぁ。と。

画像で検索していたら「ダンドク(檀特)」というのがとてもよく似ている。
http://homepage2.nifty.com/nijime/htm/koi)dandoku.htm

http://g-kamu.com/htm/dandoku.htm

「ダンドク=檀特(だんどく)」(カンナ・インディカ)-Canna indica-

花壇などで見かけるハナカンナとはちょっと雰囲気が違います。花が小さいのです。
これを元に、園芸品種が作られて、花はどんどん大きくなっていきました。
ダンドクは、コロンブスのアメリカ大陸到達後に、タバコなどと共にヨーロッパに導入された植物で、日本には、 江戸時代の初期に入ってきています←朝日百科「植物の世界」より。
花弁化したオシベが3枚あります。

ひょっとして、実生で育てたので、先祖返りしちゃったのかも。可能性大。ですね。
不思議な出来事に直面しました。

事実:普通の園芸種のカンナの実を播いて育てたら、小ぶりで細い花弁の花を咲かせるようになった。

これをどう解釈したらよいのでしょうか。

ブーゲンビリア

0803_9bougainvillea 2016.8.3
ブーゲンビリアが咲きそう。

0808_3bougainvillea 8.8
中のが本当の花ですよね。

0809_2bougainvillea 8.9
どんどん咲く。

0816_5bougainvillea 8.16
花期が違うんじゃないかと思って検索してみたら、温度が合えば周年咲くそうです。
ベランダに置きっぱなしの鉢ですので特に温度管理はしていません。
今年の気温が気分良いのでしょう。
人間側としてはもちろん楽しいですが、無理はしないでほしい、と思っています。

2016年8月18日 (木)

スイートバジル

0803_16sweetbasil1 2016.8.3
花の穂の下から咲き始めました。
0803_16sweetbasil2
なんだか、クリアな写真が撮りづらい花でした。

0805_11sweetbasil 8.5
花の穂の上へと、花のリングが咲き上がっていきます。

0808_15sweetbasil 8.8
花の姿がくっきりしてきた感じがします。
いかにも、シソ科の花だなぁ、と。

0810_7sweetbasil2 8.10
こだわっちゃって。
香りはよくわかりません。
白くて可憐な花。
花の穂は、もう1,2本立ち上がってくるのではないかな。
シソ科ですが、今のところオンブバッタは来ていないようですね。

シコンノボタン

0803_4sikonnobotan0936_1 2016.8.3
どんよりした日だったせいでしょうか、見慣れぬ姿を見ました。
いつもなら、つぼみか、開いた花か、どちらかの姿なのですが。
0803_4sikonnobotan0936_2
筒状というのか、杯状というか、途中の姿なのでしょうね。
0803_4sikonnobotan0936_3
開いた姿はこうなります。
ここまで、妻に教えてもらいました。
0803_17sikonnobotan1
自分でも、と遅れて見に行ったら、もう少し開きかけていましたね。
0803_17sikonnobotan2
開ききらない花弁の中から、オシベが張り出してきたものも。
ちょっと珍しい姿を見ました。

八重咲き朝顔

0803_7yaeasagao1 2016.8.3
八重咲きのアサガオが開花しました。
0803_7yaeasagao2
すごいでしょ。アサガオの常識を壊しますよね。去年もご紹介したかな。
0803_7yaeasagao3
全体としての姿はアサガオですが
0803_7yaeasagao4
花の中はこうです。
多分オシベが花弁化したのだと思いますが。
ですから、この花は結実できない。
親木の種子から現れるのを待つしかない。
いやあ、不思議な世界を経験しています。

斑入り葉のアサガオ

0803_1huiri_asagao1 2016.8.3
斑入りの葉のアサガオの花。
花弁に白い縁取り。
0803_1huiri_asagao2
青紫ですが少しだけ赤味を帯びています。
0803_2oyagi
こちらは変化朝顔の親木の花。
濃い青紫ですね。色調がちょっと違います。
どんな花が咲くのかさっぱりわかりませんので、とにかく種子を採取しておいて、播いて育てるしかない。
今年は獅子咲きは現れないようです。

アダンソンハエトリ・メス・幼体

0802_5adansonf1 2016.8.2
アダンソンハエトリのメスの幼体ですね。
0802_5adansonf2
とっても小さくてかわいらしい。

0806_7adansonf 8.6
別の場所の窓で見かけたもの。
やはりアダンソンハエトリのメスの幼体でしょう。
家の中で見かけるとまずはアダンソンハエトリ。
似たような茶色のハエトリグモでも、屋外で見かけた時は大抵はネコハエトリ。
もし同じ場所で見かけてしまったら、かなり戸惑うことになりますが、幸いそういうことはすくないので大丈夫。

クモというのは不思議なもので。
妙なところに現れると殺してしまいそうですから、逃がしたいと思って手を出しても絶対に乗ってくれませんね。
ちょっと追いこんで手のひらにのせようとしても、体温を感じるとパッと逃げる。
哺乳類の体温を嫌うのかな。
硬めの紙をそっと出して、その上に追い上げて、紙から飛び降りないうちに安全なところへ吹きとばしてやる、というような工夫をしています。
敏感ですよぉ。

アオスジアゲハ羽化

0802_1aosuji1_2 2016.8.2
アオスジアゲハの蛹が黒くなりました。翅が透けているのです。
こうなると、間もなく羽化です。
0802_1aosuji2_2
羽化しまして、ケースの隙間からの撮影。
なんだか、みょうに「かわいい」。
人の顔みたい。あるいは犬の顔かなぁ。
妻はこのところこの顔に凝ってまして、一生懸命アングルを狙っています。
0802_1aosuji3_2
蓋を開けて撮影。ケースの中ではばたいたところ。
飛び去っていくのですが、この辺りをテリトリーにしているのではないかな。
頻繁に見かけるんですよ。「うちの子」たちを。

ミノムシ

0801w_10minomusi 2016.8.1
小型のミノムシを妻が発見して撮ってきてくれました。
去年は比較的大型のミノムシがいましたが、あれとは違うみたい。
ほぼ絶滅状態ですね。
昔、子育ての頃にはいっぱいいて、捕まえてきて蓑を脱がせて、紙きれをちぎったものを与えると、カラフルな蓑を作ったりして面白かったんですがね。
私自身の子どもの頃には、ミノムシの蓑のバッグ、なんてのがありましたっけ、高級品で。今もありますか?
環境がずいぶん変わってしまいましたことよ。

カタツムリ

0801w_9katatumuri 2016.8.1
年に何回か、生きた状態か、殻か、とにかくカタツムリを見ます。
我が家周辺で絶滅してしまったわけではありませんが、個体数はごく少ないと思います。
「でんでんむしむし かたつむり♪」という歌は有名だと思いますが、最近は実際にカタツムリを見て、目に触って引っ込ませて遊ぶなどという経験は少なくなったのでしょうね。
柄の先の目に触ると目を引っ込めます。柄があるので有柄眼といいます。
丸い目の構造は、ピンホールカメラの原理の「杯眼」といいます。
以前に書いた記事が詳しいので、是非お読みください。
対象はキセルガイでしたが、カタツムリでもナメクジでも、同じことです。
↓ここです
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/1_1f50.html
2008年5月19日 (月)「キセルガイ Part 1」
「有柄眼」

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_73e9.html
2008年5月19日 (月)「キセルガイ Part 2」
「杯眼」

くつ下に手を突っ込んで先端をつまみ、手を引いて靴下が裏返っていく様子をぜひ実験して観察してみることをお勧めします。これがカタツムリの眼なのかぁ、と感慨深いものがあるでしょう。

靴下の先っちょを引っ張って裏返しにしながら引き込む、というのが面白い。
アゲハの幼虫などの「臭角」は裏返しの状態で体内に収納しておき、必要なときに反転させて押し出すのでした。
原理的には同じですね。
クラゲの刺胞も同じように裏返しになりながら射出されるんですよ。
体表面に穴を開けずに、出し入れする工夫ですね。

ヤノネボンテンカ:2

0803_14yanonebontenka 2016.8.3
また咲きますよ。

0804w_4yanonebontenka0558 8.4
05:58。メシベはまだ束になっています。オシベも少したわんでいる。

0804w_5yanonebontenka1040
10:40。メシベが開き始め、オシベもシャキっとつき出してきた。
この時点では、まだ他家受粉を待っているのでしょう。
0804_14yanonebontenka1515
15:15。メシベが反り返って、オシベの方へ向かい始めました。
自家受粉へ向かっているのです。
開花して、一日かけて、メシベが動き、受粉を確かなものにしようとしています。

http://www.juno.dti.ne.jp/~skknari/yanone-bontenka.htm
ヤノネボンテンカの閉鎖花
↑何度も引用していますが、再度リンクしておきます。
詳しい説明と写真が素晴らしい。

ヤノネボンテンカ:1

0801w_8yanonebontenka 2016.8.1
今回のシリーズでは開放花を咲かせる方針らしいです。
素敵なつぼみ。

0802_2yanonebontenka1 8.2
咲いたぁ。
この葉の形、矢じりに似ているというのが名前の由来だそうです。
0802_2yanonebontenka2
雨上がりだったのですが、雨に濡れただけでこんな風に染みてしまいました。
花弁が薄いんですね。
0802_2yanonebontenka3
メシベは筒状のものから束になって出ています。少しひねりがかかっているかな。
オシベは筒状のものから出ているようです。
0802_2yanonebontenka4
もう一輪の花、裏から撮ってみました。
後姿がまたステキ。
こちらも雨が染みていました。

2016年8月17日 (水)

羽化

8月8日の朝日歌壇に嬉しい歌がありました。

2016.8.8朝日歌壇
子どもらの飼育のやごは今朝羽化す教室内を銀ヤンマ飛ぶ:(東京都)尾張栄治
馬場あき子 評:ヤンマの子やごを育てている子供らの教室。ついに羽化して教室内を低空飛行する銀ヤンマの雄姿に声を上げる子供らがみえるようだ。

よかったですね。こんなうれしいことはない。ヤゴがトンボになって空中を飛ぶ。感動というのも生易しいような心の揺れを感じると思いますよ。
教室の電気を消して、薄暗くして、窓を開けるとやがて大空へ飛び立っていく。
別れの甘酸っぱさと、大空を飛ぶトンボを旅立たせた歓び・誇り。
子が成長する瞬間です。
ジンとしちゃいますね。

トンボの羽化は夜中が多い。で、羽化を見たいと羽化の途中で光を当てたりすると、水中に戻ろうとします。ところが、もう呼吸を空気の呼吸に切り替えた後でこれをやると、ヤゴが溺れて水死します。
そういう意味では、小学校の教室、というのは羽化には安全な環境だったでしょう。夜中に光を当てられる、ということはまずないでしょうから。
もし、アカトンボでもシオカラでも、飼育しておられる方がいらっしゃったら、羽化間近になったら、水槽を室内に置かず、ベランダとか、外で、自然の明暗変化の中に置いてやってください。ヤゴの羽化失敗というのはひどく心が痛みます。
{実は若い夫婦だったころ、アカトンボのヤゴを飼育していて失敗したのです。棒は立ててあるのに、失敗する。ところが旅行に出かけて2,3日家を空けて帰宅すると、羽化して去っていった脱け殻がある。なんでだ?と困惑したのですが、夜をちゃんと夜にしてやることに思い至って、以来、失敗はほとんどなくなったのでした。}

ところでギンヤンマの場合どうなのかはよく知らないのですが、オニヤンマの場合は、羽化が近づくと陸に上がります。ですから水の中に棒を立てただけではだめでして、大きな石を入れるとかして、陸地を作ってやってくださいね。
そうしないと、これまたヤゴが溺れます。
ヤゴも溺れることがあるのです。

★別件:ヤゴじゃないけど、オタマジャクシを飼っている場合も陸地を作ってくださいね。陸地がないとカエルがおぼれ死にます。アフリカツメガエルというカエルが、カエルの発生の観察などでよく使われるのは、このカエルが陸地を必要とせず、一生、水中生活を送ってくれるので飼育が楽なのと、ホルモン投与でいつでも産卵させることができる、という特性のせいです。
カエルだって溺れるんだ、ということを知っておいてください。

オジギソウ

0801w_3ojigisou 2016.8.1
オジギソウのつぼみですね。
トゲが見えています。子どもがうっかり触ると痛いかもしれない。
でもねぇ、痛い思いをするから、次回は注意しようって「学ぶ」わけですよね。
痛い思いも必要なんだろう、と、じいさんは思う。

0804_5ojigisou 8.4
赤味がさして来たり丸くなってきたり、開花も近い。

0807w_5ojigisou 8.7
下の方にもつぼみがありまして、どちらが先か。

0808_14ojigisou 8.8
下のつぼみが開花しましたが、球形にはなれなかった。
{これしぼみかけではありません。本来なら球形の時期。}

0810_6ojigisou 8.10
上のつぼみで開花。
きれいな球形に咲きました。この姿が好きなんですよね。
小さな打ち上げ花火みたい。
0810_8ojigisou
下の方の花はこうなっていました。
メシベが残った状態ですね。
0810_13ojigisou
線路の柵際にもあるのですが、こちらも咲いていました。
なんだかほのぼのとうれしい花です。

オシロイバナ

0801w_6osiroibana1 2016.8.1
買い物に出た妻が、帰りがけに撮影してきました。
ごちゃごちゃ言いませんん。観賞してください。
0801w_6osiroibana2
この色わけは初めて見たな。
0801w_6osiroibana3
蕊の色には影響は出ないらしい。
0801w_6osiroibana4
うわぁ。
0801w_6osiroibana5
「混色」にはならないんですね、あくまで色分けなんです、こまかいけれど。
0801w_6osiroibana6
花(萼ですが)の形に影響が出たのでしょうか。
トランスポゾンの活動と、理屈はある程度知っていても、不思議だなぁ。

ツマキヘリカメムシ

0801_4tumakiherikamemusi 2016.8.1
なんだか、黒ずんだカメムシだなぁ、と撮影。
ツマキヘリカメムシというのではないかと一応の判断。
ただ「褄黄」なのでしょうが、黄色い部分がないなぁ。
素人判断ですので、信用度ゼロ。そのおつもりで。
初めて見たカメムシだと思います。

トカゲ

0801_3tokage 2016.8.1
成体でしょう。オスかな。でもオスの成体はもうちょっと褐色ぽかった気もするけど。
0801w_2tokage
幼体か、メスの成体か。幼体というにはちょっと大きい気もしますが、私には判定できません。
なかなかじっくり撮影できないのですが、よく見かけますよ。

フヨウ

0731_19huyou 2016.7.31
フヨウのつぼみ。

0807_22huyou 8.7
結構かかりましたね。口を開きました。
0807w_10huyou
妻も夕方撮ったのですが、何かゴミみたいなものが写っていますね。
後でわかったことですが、これヒメイトカメムシのようです。
フヨウの花のヒメイトカメムシについてはまた稿を改めて書きます。

0808_6huyou1 8.8
開花しました。目の前で見る花はまた格別ですね。
0808_6huyou2
そばのカンナと重ねてみました。色の取り合わせをお楽しみください。

0809_3huyou 8.9
翌日にはこうなっていました。一日花なんですね。うっかりしていました。
この株の親の木は、六郷用水のところにあるのですが、いつ通りかかっても同じくらい花が咲いていますので、長く咲いているつもりでいました。一日ずつ交代でどんどん咲いていたのですね。認識を新たにしました。自分の目で見るとよくわかります。

スイフヨウ

0731_18suihuyou 2016.7.31
鉢植えなのですが、そう離れてはいないフヨウの葉がずいぶん食われたのに対して、酔芙蓉の葉は無事。
ちょっと艶がある感じのする葉です。
今年はまだ花をつけられる状態ではない。
花がつくのを楽しみにしています。
色が変化していく様子を目の前で記録できるのではないかと。
他所の株だと、一日何度も通って変化を見るというのは辛いからな。
もう1,2年で咲くようになりますかどうか。

タカノツメ

0731_15takanotume 2016.7.31
鮮烈ですね。

0801w_11takanotume 8.1
色が鮮烈でも、味は鮮烈というほど辛くはありません。
でも、色どりにはいいし、いずれ収穫して食べます。

クロバネツリアブ

0731_14kurobaneturiabu 2016.7.31
糸で吊るしたような空中停止をしますが、とても空中での写真は撮れませんでした。
シダにとまってくれたところを一枚。
ずんぐりしたキオビツチバチみたいに見えなくもないけど。
刺すわけじゃなし、怖がることはありません。

クモガタテントウ

0731_11kumogatatentou1 2016.7.31
クルミの葉の上。
クモガタテントウの幼虫です。
肉眼で見ると、こんな模様があるとは思えません。接写パワーですね。
0731_11kumogatatentou2
妻に肉眼観察で、これがクモガタテントウの幼虫で菌食だよ、と教えた後、部屋で写真を見せたら模様があるのでびっくりしていました。

0802_3kumogatatentou1 8.2
かなりの数いるようです。ピンボケですが、模様があるようには見えませんでしょ。
肉眼的な感覚に近い画像です。
0802_3kumogatatentou2
後姿。

0804_12kumogatatentou 8.4

これが成虫です。
この成虫の模様が「雲形」だということなのでしょう。

http://www2.mus-nh.city.osaka.jp/learning/Ent/Ladybeetle-key/psyllobora-vigintimaculata.html

クモガタテントウ
 北米原産の小型のテントウムシで,1984年に東京港付近で最初に見つかった帰化種です.現在では関西でも平地でふつうにみられる種類になっています.エノキ,セイタカアワダチソウなどのほか,フヨウでたくさん発生しているのが観察できます(山内周輔氏による).ウドンコ病菌を食べる食菌性のテントウムシのひとつです.
・・・
 生態:白渋病やすす病をおこさせる子のう菌を食べている。エノキ、セイタカアワダチソウ,フヨウなど。成虫越冬.

私がこのクモガタテントウを知るようになってかなり経ちますが、どういうわけか、必ずクルミの葉の上でのみの観察です。他の場所で見たことがない。
キイロテントウなんかは同じ菌食ですが、いろんなところで見かけますのに。
どうしてかな。

ツマグロオオヨコバイ幼虫

0731_10tumaguroooyokobai1 2016.7.31
アジサイの葉の上。
この黄色い幼虫、好きです、かわいい。
0731_10tumaguroooyokobai2
目を上げたら3匹もいました。
私がカメラを構えていることに気付いていない。
気づけば「横這い」して裏に逃げます。
0731_10tumaguroooyokobai3
この眼、見てやってください。なんだかなぁ、かわいいでしょ。

2016年8月16日 (火)

障害者と日常的に接する環境を

★こんな投書がありました。39歳の女性からです。
(声)障害者と日常的に接する環境を(朝日新聞デジタル 2016年8月8日05時00分)

 私が中学生の時、教育実習にいらした方が、障害者施設でのボランティア活動の話をしてくださいました。私は興味を持ち、施設見学させてほしいとお願いしました。ところが、「きっとショックの方が大きいだろう。大人になったら行ってみてください」と言われました。
 私が通った小中学校には特別支援学級があり、障害がある生徒と接点があったので「ショック」の内容が想像できませんでした。ただ、特に重度の心身障害者の存在を知らなかったので、その点に配慮されたのかもしれません。
 私は福祉の仕事に就きました。学校でも社会でも、自分から関心を寄せなければ障害者と接点を持ちにくいのが現実だと感じます。日常、当たり前に接することができる環境を築きたいものです。

そう、障害者と「日常、当たり前に接することができる環境を築きたいものです」ね。
そうなったら、社会が変わるかもしれません。
私はポリオの後遺症で左下肢が使えない、身体障害者です。そして教師でした。

私のHPから引用します。
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/essay/profile.htm

 以下の文章を読んでいただければ判るように、私は障害者です。足のハンディキャップに「負けない」ように、また、肉体にハンディキャップがあるのだから、それとは関係ない「頭脳労働」の仕事をするのがよい、と幼い頃からいわれてきました。でも、なんか変だ、僕には障害があり、障害を持った僕自身がそのまま本物の僕なのだから、障害を生かした生き方をするべきなんじゃないか。そんな気持ちも思春期の頃からしてはいたのです。高校の頃にニーチェに触れ、大学の頃にいわゆる「大学闘争」の中をまともにくぐりぬけ、「障害があるのに」ではなく「障害があるからこそ」の生き方をすることに意志決定したのでした。教職ならば、生徒たちに障害者としての肉体をさらし、障害者としての生き方をさらして、私と接した生徒は、次に別の障害者と出会う時には、それなりに障害者差別から解放された接し方ができるようになるのではないか、そんな気がしたのです。また、一方で「生涯、偉くなるとかならないとか、そういうことから離れていられる職業」としての「教職」も魅力的でした。・・・
 過激な余談ですが、私は「すべての小中高に最低一人の障害者を教諭として配置せよ」と内心思っているのです。そうすれば、子どもたち生徒たちは、思いやりの気持ちや、生きることの大変さや素晴らしさ、命の大切さを全く自然に身につけていくのではないでしょうか。とってつけたように「生きる力」だとか「命の大切さ」だとか叫んでも子どもたちの心にしみこんでは行きますまい。障害者教諭がどの学校にでも配置されれば、砂に水がしみこむように、草花が水を吸って育っていくように、こころのしなやかなひとが育っていくと思うのです。はるかではかない夢なのでしょうか。
☆1 こんにちは
 君達の心の泉に石を投げ込みたいと思います。10年後の君達の心に何が残り、何が生まれているでしょうか。10年後に「効き目」のでてくるような石を放り込みたいと思います。今日私と出会い、1年間つき合ってくれたら、今度別の障害者に出会うときには、君達は何も知らない人とは確実に違ってしまっている。私はそれをもくろんでいます。私は君達を巻き込みたいと思います、「障害者と共に生きるという豊かな生き方」にね。そして、これからの1年間を始めるにあたって一度じっくり考えてみませんか?というのが今日です。
(後略)

そんな人がいたんだ、ということをお伝えします。
脚の不自由な化学の先生が教室にやって来て、1年間授業を受ける、それってどんな影響がありうるのかな。
少なくとも、脚が不自由だからという理由でその人を見下すような人にはなりますまい。
何千人かの生徒の前に立ちました。そういう「仕事」をしました。
教育というものは、10年20年後に「効き目」が出てくるものです。
だって人の成長に立ち会う職業ですからね。即効性はないのがあたりまえ。
成果主義とはまったく相容れないものです。
現今の教育のあり方に悲しみを覚えるものです。
「障害者と共に生きるという豊かな生き方」は、はるかに遠いのでしょうか。

コミカンソウ

0731_7komikansou1_2 2016.7.31
ずらーっと並んでいます。右が根元近く、左が先端側です。
0731_7komikansou2
大分色づいてはきていますが、まだ「コミカン」にはなっていない。
時々ひっくり返して見ていますが、まだなかなかのようです。

ミツバチ@ブッドレア

0731_1mitubati1 2016.7.31
ブッドレアの花にセイヨウミツバチがきていました。
0731_1mitubati2
見事な花粉団子をつくっていました。
蜜で「練って」固めてあります。
これ、きっと、おいしいでしょうね。
{怖い爺さんだなぁ}
我が家の植物たちは、基本的にすべて無農薬栽培ですから、安心して蜜を採り、花粉を持っていってください。

★こんな記事があったんですよ。

大量死ミツバチから農薬 農水省、ネオニコチノイド系含め「原因の可能性高い」(朝日新聞デジタル 2016年8月11日05時00分)

 国内で大量死したミツバチの死骸を農林水産省が分析したところ、半数以上から水田でまかれたネオニコチノイド系農薬が検出された、とする調査結果が7月に発表された。農水省は農家と養蜂家に自主的な対策を求めたが、欧州などは予防的に使用禁止などの措置に踏み切っている。国内の養蜂家からも規制を望む声が強い。
 ・・・
商品価値を大きく下げる斑点米の原因になるカメムシの防除に効果が高く・・・
 だが、14年に中立的な国際科学者チームがまとめた評価書では、ネオニコ系は土壌に数年間残留し、食物を通してミミズや鳥、魚などに影響を及ぼすと結論づけた。ミツバチだけでなく、生態系全体への影響も懸念されている。

ネオニコチノイド系農薬は水溶性で、植物が根から吸い上げて植物体全体に行きわたるのだと思います。
その汁を吸ったカメムシは死ぬ。
おそらく、花の蜜や花粉にもネオニコチノイド系農薬が入りこむんでしょうね、そこからミツバチの体内へ薬剤が移行して大量死を招く。
残留性が高いというのが気になります。せめて短期間で分解されるようにすべきでしょう。

キアゲハの幼虫に市販のパセリを与えると、死んでしまうことが多い。
植物体に何かの薬品が残っているのでしょう。あるいは鮮度保持剤のようなものがかけられているとか。
虫は体が小さい。わずかの薬物でも影響を受けます。

我が家のブッドレアはいくら蜜を吸っても大丈夫だよ。
安心して蜜を採りに来てください。

アザミ

0730_14azami 2016.7.30
瓶に挿しておいたもの。
金色に輝いていましたのでパチリ。
今年は間近で見られて楽しかった。
さて、来年どこでどうなるか、予測はつきませんが、楽しいシーズンになりますように。

昔、秋田の田んぼの畔でみたアザミが忘れられません。広く水田が広がる中、強い陽射しを浴びて輝いていましたっけ。強靭な花、と思ったのでした。高校生の頃だったかなぁ。

ニチニチソウ

0730_13nitinitisou 2016.7.30
葉が垂れています。
陽射しがきついです。気温はこの日30℃程度でしたから夏としては普通。
水を切らしたというわけではないので、陽射しがきつすぎて陽射しから逃げているのでしょう。
東京も「亜熱帯」化するんですかねぇ。植生も変化するのでしょう。
それは人間のせいだ。

進化生物学者の長谷川眞理子さんが、朝日新聞の(リレーオピニオン)というインタビュー記事でこんなことをおっしゃっていました。
(前略)

 地球規模でみても、温暖化は生き物に大きな影響を与えつつあります。国連が2001~05年に行った「ミレニアム生態系評価」によると、北半球の99種の鳥やチョウ、高山植物の生息地は10年で平均して6・1キロ北に移動しました。122種の植物やチョウ、鳥、両生類が春に出てくる時期は、2・3日早まった。暑くなっても身体は急に変われず、逃げるしかない。
 地球のあちこちで、こうした生息域の変化が起き、生物が絶滅の危機にある。水や物質の循環、そして生態系全体が変わったとき、いったいどうなるのか。実は生態学者にもわかっていません。しかも何万年もかけてできたシステムが100年、200年という時間で変わるかもしれない。いずれ安定するにしても、その過程で破壊的な変化が起きないか。それもわからない。
 そんな地球の行く末に想像をめぐらせば、背筋がちょっとひんやり?

人類の未来って、あと1000年はないんじゃないか?そんな気がします。

アオスジアゲハ

0730_12aosuji1 2016.7.30
羽化したアオスジアゲハがつかまっているのは垂らしてやったティッシュペーパー。
脱け殻から出て、すぐ歩いてしまうのです、アオスジアゲハは。
で、羽化失敗も多かったのですが、蛹の色が変わってきて、羽化間近だなとなったら、蛹の両脇にティッシュペーパーを垂らしたり添えたりしておくことで、羽化失敗はほとんどなくなりました。
0730_12aosuji2
元気に飛びだしました。輝いています。
命はすべて輝くもの。
翅がぼろぼろになるまで飛んで飛んで、存分に生き抜いてください。

ニラ

0730_11nira 2016.7.30
あれ?今だっけ。
夏のピークを過ぎてから、という気もしますが。
9月頃、とか。
ま、いいですけど、いつ咲いても。
線路際をモンパルで走って帰ると、いろいろなものがあって楽しいのです。
ただねぇ、暑すぎますね。モンパルに乗っても「風を切る」わけじゃなし、じりじりと焼かれるように暑い・熱い。
夏場は、本屋散歩も控えて、こもってます。
朝に散歩して、昼は水浴びて。年だからなぁ、熱中症で倒れることは充分にありうる。
案山子庵に蟄居致して居ります。

ちっ‐きょ【蟄居】
①虫が地中にこもっていること。
②家にこもって外出しないこと。
③江戸時代、公家・武士に科した刑の一種。出仕・外出を禁じ、自宅の一室に謹慎させるもの。特に終身蟄居させることを永蟄居という。中世、所領没収などの他の刑とあわせて科されたこともある。
広辞苑第六版より引用

ボケの実

0730_10boke1 2016.7.30
モンパルを走らせていたら、何だか気になる。
視線が普段より低くなっていたために気付きました。
何かの「実」が見えたのです。
六郷用水跡の水路沿いの散策路の植え込み。
この辺りは、たしかボケが植えてあったと思うが。
0730_10boke2
季節外れの花がありました。
やっぱりそうだよなぁ。これはボケの実なんだ。
0730_10boke3
花のイメージからするとずいぶん大きな実です。ピンポン玉くらいありそうです。
0730_10boke4
スケール替わりに指を添えてみました。
私の指はごく普通の男性の指、です。
指の幅2本分くらいはありますね。
焼酎に漬けて薬酒にする、という話もあるようですね。
初めてボケの実というものを見ました。

サルスベリ

0730_8sarusuberi 2016.7.30
駅の改札を出たところのサルスベリ。
公共の場所ですから、じっくり構えて。
ちょうどよい高さの花を、指で固定して撮影。
サルスベリの花の構造がほぼ全部わかる写真になったかな、と思います。

★猿が滑る、というネーミングと聞きますが、もうひとつ、材としてとんでもなく硬い、という性質があります。
知ってました?
昔、柱に使ったサルスベリの余りの部分を、母親に頼まれて板に切ろうとしたことがあります。
裁縫の道具にしたかったらしい。
若かったワタクシ、力任せに切りましたが、鋸が一本、ダメになりました。
二本目でなんとか一枚、板を切り出しましたが、懲りましたね。もうやだ、サルスベリは切らないぞ、と。
母親は、その板を使ってくれたようです。硬くていい、と。

破魔矢発祥の地

0730_7musasinitta 2016.7.30
へえ、知らなかった。新田(にった)神社なんですって。
ワタクシ、神社というものを、あまり有難いと思わないもので、知識がない。
{死んでも、絶対お寺の世話にはなりたくないし。}
「破魔矢発祥の地」で検索してみてください。歴史の話やら、いっぱい出てきます。なぜか「卓球」の話も。
ふ~ん。なのでした。

{アゲパン発祥の地というのも我が家のそばの小学校だそうです}

エスカレーター

0730_6poster 2016.7.30
駅のポスターです。

ちょっとイメージしてみてください。
視覚障害者の方がエスカレーターに乗っている。白杖の先端を前のステップに接触させられる状況なら、そうしているでしょう。混んでいてそれができないこともあるでしょう。
さて、エスカレーターを降りるタイミングを、どのように計ったらいいでしょうか。
白杖の先端の動きで知る。それができればね。
ダメなら?
ベルトの傾きが変化するのを手で感じ取る。
いずれにせよ、かなりの集中力を要することです。
そのように集中している時に、脇を歩いていく人がいるとどう感じるか。
歩いていく人本人や、周囲の健常者は気づかないと思いますが、ステップを歩かれると、かなり揺れるんです。
その揺れはベルトに置いた手にも感じ取れる。
まして走られたりしたら、集中力を削がれることおびただしいのです。
一度、やってみてください。
エスカレーターで目をつむる、降りるタイミングを計る、ということをね。
やってみるとわかりますが、エスカレーターを歩いたり走ったりすることは、かなり「荒々しい」行為なんですよ。
健常者がその場でつくる「バリア」みたいなもんだ。
健常者が作るバリアに遮られるのが障害者。
バリアを作らないでくださいね、みなさん。

2016年8月15日 (月)

白髭咲き朝顔

0730_4sirohige 2016.7.30
花の上の方の輝きは、花弁の内側の面からの反射光の輝きです。
花の中央の白いところは外から照らされての、内側に透過して散乱した光の白です。
この花弁、非常に薄い。雨に濡れても半透明になるし、こうやって向こう側から照らされても輝く。
繊細な花です。

ブルーベリー

0729_16blueberry 2016.7.29
熟してきましたので、もういいだろう、と
0730w_1blueberry2 7.30
収穫しました。
ラビット・アイという品種です。
さてどんな味か。

黄色い電車

0729_15densha1 2016.7.29
時々走ります。1000系というのだそうで。
↓このサイトで知りました。
http://rail.hobidas.com/rmn/archives/2016/04/1000_39.html
【東急】1000系 リバイバルカラー編成が営業運転開始
0729_15densha2
「TKK」という表示も古い。
0729_15densha3
蒲田方向へ走って行きました。
コンデジの連写モードです。シャッターボタンを押したまま、体をひねって追跡したもの。
よく写るものですね。
で、この電車、乗ってみたいけど、やはりチャンスがありません。

キバナコスモス

0729_14kibanacosmos 2016.7.29
線路近くの方で咲きはじめまして。遠いなぁ。

0730_5kibanacosmos 7.30
ズームアップ。花の背景はレールです。

0805_14kibanacosmos 8.5
もう一カ所、線路近くで咲いて。
近くへ来てほしいな。
礫の中から立つなんて、そう条件がいいとも思えませんが。
そのうち柵の方でも咲くでしょう。待っているよ。

ムラサキシキブ

0729_13murasakisikibu1 2016.7.29
ご近所のムラサキシキブ。
左側が枝の先端方向です。そちらへ向かって咲き進んでいるところ。
0729_13murasakisikibu2
しばらく写真を撮ったりしながら見ていたら。
ん?
ヘクソカズラの花がちゃっかりとお邪魔していました。
妙な具合だなぁ、と苦笑。ムラサキシキブの所に来たのだから、名前を変えて「サオトメバナ」とした方がよさそうですね。

0731_9murasakisikibu1 7.31
花の写り具合が思ったようではなかったので、再度。
花の構造がほぼ識別できるくらいにはなりました。

ササグモ幼体

0729_10sasagumo 2016.7.29
みんな右の方を向いています。
並んで散っていくところだったのでしょう。
大きくなるんだよ。

ヤガタアリグモ

0729_9yagataarigumo1 2016.7.29
パッと見た時、アリグモの仲間が餌をくわえている、と思ったのですが。
違いました。巨大な上顎です。オスの特徴。
0729_9yagataarigumo2
目が合った。何か用かい。
0729_9yagataarigumo3
上顎の大きさ、見てください。
重くて首が痛くならないか?肩は凝らないか?{首も肩もないんだもんな}
0729_9yagataarigumo4
余計なお世話だい。
失礼しました。
しかし、実際のところ、こんなでかいもの抱えて、邪魔にはならないのでしょうか。わからない。

不明です

0729_7nanda 2016.7.29
手にとまりました。なんだ?
触角の感じは通常のハエ目昆虫とは違う。
しかし、ハチというのも気が引ける感じ。
以前、黒い「キノコバエ」を見たことがありますが、あれも触角はハエ目風じゃなかった。
検索語を変えながらいろいろやっていたら
↓こういうサイトがヒット。
http://serigaya.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-8b9d.html
クロバネキノコバエ科の仲間

これ似てると思います。種名まではたどりつけませんでしたが、一応、クロバネキノコバエ科ではないか、ということにします。ハエ目昆虫に詳しい方のご指導を賜りたいのですが、よろしく。

しかしまあ、この頃よく私の手に虫がとまるなぁ。

モミジバルコウ

0729_4momijibarukou 2016.7.29
いえ。もみじのようなお手々をパアと開いているような。
ただ、それだけです。
下に成長した葉の一部が写っていますので、幼い葉であることは一目瞭然と思います。

ハキリバチ

0729_2hakiribati1 2016.7.29
チロリアンランプの葉の間にハチが潜っていきました。
クマバチに似ている、と初めは思ったのです。ちょっと小ぶりでしたが。
でも、潜っていったあたりに花はない。クマバチの行動としては変だな、と思いました。
0729_2hakiribati2
スキマからちらっと見えた瞬間です。
この後は、見えなくなりましたが、しばらくそばに立っていたら、飛び出してきました。
カメラは全くフォローできませんでしたが、肉眼でははっきりと「葉を抱えて飛んでいく」姿を視認しました。
あ、そうか、ハキリバチだったんだ、と了解した次第です。
ハキリバチについては知識だけはありましたが、実物を見るのはこの年になって初めてでした。

ハキリバチを調べて見たら、最初大ハキリバチが似ていると思いました。
ところが、オオハキリバチは、ハキリバチなのですが、葉は切らないそうでして、該当せず。
https://www.ffpri.affrc.go.jp/labs/seibut/bamboohymeno/species/chalicodoma-sculpturalis/0014.html

オオハキリバチ
ミツバチ上科 (Superfamily Apoidea)>ハキリバチ科 (Family Megachilidae)>ハキリバチ亜科 (Subfamily Megachilinae)>ヤニハナバチ属 (Genus Chalicodoma)>オオハキリバチ

体は黒色で、胸部に黄褐色の毛をもつ。竹筒やカミキリムシ類の脱出孔に樹脂(松ヤニ)で巣を作る。ハキリバチ属(Megachile)と異なり、営巣には葉片を用いない。

オオハキリバチではないことが確定。
http://chigaku.ed.gifu-u.ac.jp/chigakuhp/html/kyo/seibutsu/doubutsu/08hachi/hakiribachi/index.html
ハキリバチ科の図鑑
このサイトを眺めていたら「スミスハキリバチ」というのが似ている。

http://www.insects.jp/kon-hatisumisuhakiri.htm
ここにもよい写真があります。

これらを見て、おそらく「スミスハキリバチ」でいいのではないかと思います。
ただ「クズハキリバチ」というのもいまして、似ています。クズの葉を切るそうです。

ハキリバチを見るのはこれが初めて、という人の判断ですからまるっきりあてにはなりません。ご注意ください。

2016年8月12日 (金)

私の孤独

朝日新聞一面の連載です。

折々のことば:482 鷲田清一(朝日新聞デジタル 2016年8月8日05時00分)
選んだ孤独はよい孤独
 (フランスの言い習わし)
    ◇
 人々から見捨てられていると感じることと、世評を気にせず自己のうちに深く沈潜することとは異なる。ロンリネス(ひとりぼっちの寂しさ)とソリチュード(孤独)とはまったくの別ものである。町なかで人々と一緒に暮らしながら、ひっそりとした一人の時間を大事にする生き方、つまり「市隠」に、評論家・川本三郎はひかれる。地方紙に寄せた随想「市隠への憧れ」から。

これを読んで「あ、そうなのか」と心に響きました。

もう30年近くも前でしょうか、シャンソン歌手のジョルジュ・ムスタキさんが来日し、昭和女子大学人見記念講堂で公演したときのビデオを見ました。
ギターを抱えた本人と、ウッドベースと、サイド・ボーカルの女性と、3人だけ。シンプル。
「昂ぶる」ということの全くない歌でしたが、心に染み入る力の強さに圧倒されましたっけ。
「私の孤独」という歌にしびれましたねぇ。

Non je ne suis jamais seul avec ma solitude
いや、私は孤独と一緒だから決して独りぼっちではない

このフレーズすごいですよね。
以来、何十年。
え!「選んだ孤独はよい孤独」というような言い習わしがフランスにあったのか。
驚きました。そうだったのか。
そういう基盤がフランスにはあるんですね。知らなかった。
私は、人間好きの人間関係嫌い。群れるのは嫌だ、一人佇むのが好き。
{オリンピックなんか大っ嫌いだ}
人間関係を結ぶことが下手なんじゃないんです、嫌いなんです。
学ぶ側だった時の「同窓会」も、教える側だった時の「同じ職場の人間関係」も、全部捨ててきちゃった。
選んだ孤独と人生を送ります。
「選んだ孤独はよい孤独」
「私は孤独と一緒だから決して独りぼっちではない」
のです。

ジョルジュ・ムスタキさんの「私の孤独」は youtube で聞けます↓
https://www.youtube.com/watch?v=XfSfNaQuNro
ジョルジュ・ムスタキ
私の孤独 Ma Solitude (ジョルジュ・ムスタキ)

★以前にも、何回かこのことは書いていまして
↓ぜひリンクもお読みいただきたいと思います。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/ma_solitude.html
2008年1月24日 (木)「MA SOLITUDE」

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-83b0.html#comment-84677923
2013年11月21日 (木)「犀の角のようにただ独り歩め」

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/12/post-f336.html
2013年12月27日 (金)「孤独」

青い閃光:アオスジアゲハ

0729_1aosuji_blueimpulse 2016.7.29
いつものように、玄関前でチョウを放します。
蓋を持ちあげたところ。
たまたま夫婦二人とも同時に一瞬目を離した。
そうしたら、え!あれ!いない!!!
瞬間的に「消滅」してしまいました。
いくらダイナミックに飛ぶアゲハ類でも、飛んでいく姿を大抵は目で追えます。
わぁ、あんな高みに行っちゃった、と叫びながらシャッターを押して、たまたま写ってた、ということもしばしば。
ところが今回は、どこへ飛んでいったものか、一瞬で「消え」ました。
「青い閃光」と呼ぶのがふさわしい。
「鋭い蝶」なのでした。

ミドリグンバイウンカ

0728_11midorigunbaiunka1 2016.7.28
ミドリグンバイウンカの成虫です。
0728_11midorigunbaiunka2
角度を変えてもう一枚。
アジサイの葉の上です。

ちょっと前にミドリグンバイウンカの幼虫の写真を掲載しました↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/post-a5db.html
2016年7月27日 (水)「ミドリグンバイウンカ」
幼虫の後光を拝んでください。

幼虫は「後光」が差してましたが、成虫になると「ありがたみ」が消えます。
「十(とお)で神童十五で才子二十(はたち)過ぎれば只の人」ということわざがありますね。
ミドリグンバイウンカも、成虫になったら、普通のウンカになりました。と。

ヒメイトカメムシ

0728_10himeitokamemusi1 2016.7.28
脚にまだら模様があるので、ヒメイトカメムシと判定しました。
脚も長いけど、触角も長い。体長より長いようです。
0728_10himeitokamemusi2
脚を無視してトリミング。
ボケてますが、おおよその特徴はつかめるかと思います。
0728_10himeitokamemusi3
大ボケです。脚の一本にやっとピントが合ったという状態。
思ったところにピントが合わない。スミマセン。

↓参考に。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/post-4835.html
2016年5月30日 (月)「イトカメムシ+ヒメイトカメムシ」
両方が見られます。

肉眼的には、ゴミが落ちているか、という程度のものですので、注意して探してみてください。

ヒゲナガカメムシ

0728_9higenagakamemusi 2016.7.26
エノコログサのトゲトゲでなところで見かけると、一瞬戸惑います。
前腕が太い!ポパイだ!大丈夫ヒゲナガカメムシ。
翅がありますから結構飛びます。着地した場所がたまたまこういう場所だったのでしょう。
さて、イネ科植物を探しに行かなくっちゃ、というところかな。

カナヘビ

0728_8kanahebi1 2016.7.28
庭を歩いていました。自切したようです。
トカゲと違って悠然と歩いていく。
0728_8kanahebi2
池の蓋の上でゆったり。
近づいて撮影しても大丈夫。
腹が大きい気もしますね。
自分のブログを検索してみました。

↓去年の8月の記事です。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/08/post-6e75.html
2015年8月10日 (月)「卵」

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-c4c3.html
2015年9月 3日 (木)「カナヘビ孵化」

今頃の時期が産卵期なのかな。
ですから、上の写真の個体も、産卵間近と考えていいのではないでしょうか。

リンク、特に2番目のリンクを是非ご覧ください。
生まれたてのカナヘビが見られます。
強烈に尻尾が長い。頭でっかち。
かわいいですよ。

クサギカメムシ孵化

0728_6kusagikamemusi1 2016.7.28
フヨウの葉の裏です。
妻が見つけて報せてくれました。
これはクサギカメムシです。
生まれたて。
卵殻に蓋のようなものがあります。これをパカッと開けて孵化したのでしょうね。
また、卵殻の表面に三角っぽいマークのようなものがあるんですね。
0728_6kusagikamemusi2
初めは、卵の表面のマークだと思っていたのですが、違うようでもある。
卵殻の蓋のあたりの突起状の構造物なのかもしれませんが、詳細はよくわかりません。
孵化前の卵の表面にもこのマークは見えます。

0729_12kusagikamemusi 7.29
翌日見に行ったら、まだ解散していませんでした。
しばらくしたら「『カメムシの子』を散らすように」散っていくでしょう。
{どんな散り方なんですか?かかしさん。知りません。それなりに。}

しかし、昔の人の観察眼は鋭いですよね。「クモの子を散らす」なんて表現が通用する生活をしていた。
「朝グモは殺すな」なんてのもあったな。嫌いとか苦手とかあっても、殺すばかりが能じゃない、それなりの付き合い方、というものがあったように思いますね。
朝に殺さなければ、夜ならいいのか。いやいや、朝に殺さなかったんだから、夜に出会ってしまったけれど。まあいいやな、になると思いますが。
ハエやいろんな虫を食べてくれることは知っていたでしょうしね。
無用の殺生はしないがよい。どっちも生きているんだから。
と。

白髭咲き朝顔

0728_4sirohige 2016.7.28
なんだか破壊的な咲き方をしましたね。
知らなければこれがアサガオの花とはわからないかも。
ヒゲを生じさせる遺伝子が、花弁の形成にも影響を及ぼすのでしょう。
激しいことだ。
こういう遺伝的な変異を持っていると、繁殖力が弱まるとかいう感じがありますが、この白髭咲き朝顔はタフでして、結実率も高い。
毎朝、かなり早目に見に行かないと、花のよい状態は見られません。
花を見てあげるのも、一仕事です。

ヤノネボンテンカ

0727_1yanonebontenka1 2016.7.27
ヤノネボンテンカが開放花を開きました。
↓6月の記事
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/06/post-9444-1.html
2016年6月29日 (水)「ヤノネボンテンカ」
ここで「今年は開放花が全然咲きません。閉鎖花ばかり。」と書きました。
この時のシリーズでは閉鎖花ばかりでした。
今回、花の第2シリーズに入ったようですが、どうやら開放花を咲かせる気らしい。
0727_1yanonebontenka2
メシベの柱頭がまだ束になっています。午前9時20分ころ。
0727_1yanonebontenka3
柱頭が開いてきました。昼12時15分ころ。
やがてもっと開いて、メシベがオシベから花粉を受け取って自家受粉に至るでしょう。
それまでの間に昆虫が来て授粉してくれればその方が望ましいけれど。
0727_1yanonebontenka4
右下にシコンノボタン。2本の木が並んでいます。美しい花の競艶。

0728_3yanonebontenka 7.28
翌日にはこうなっていました。
もう受粉済みでしょう。

花の時期で、閉鎖花と開放花を咲き分けているのでしょうか。不思議な花ですね。

↓とてもわかりやすいサイト。どうぞ。
http://www.juno.dti.ne.jp/~skknari/yanone-bontenka.htm

アダンソンハエトリ・メス

0726_22adanson 2016.7.26
階段の下でコンデジのシャッター音がする。
なんだい?と見に行ったら、クモがハエを捕まえた、と妻。
見ればこういう状況。
肉眼ではハエトリグモの種類はわかりませんでした。
カマキリに与えたハエが脱出したんですね、多分。
で、目ざとくハエトリグモがそれを捕獲した、と。
写真を見たら、これはアダンソンハエトリのメスのようです。
オスは黒い体に白い模様があって目立つのですが、メスは比較的地味ですね。
屋内性のハエトリグモです。
最近は屋内にハエがほとんどいないですから、ゴキブリの幼虫などを捕まえているのではないかな。
ハエトリグモがハエを獲る。当たり前のようでいて、近頃では珍しいシーンかなと思います。

キンレンカ

0726_16kinrenka 2016.7.26
キンレンカがまた咲きました。でも葉の向こうで全部は見えない。
かがみこんで、葉をよける気にはなれない。
妻にキンレンカがまた咲いたよ、と報せたら

0727_2kinrenka 7.27
ちゃんと花の全貌を撮ってくれました。
さすが「腰が低い」。

0806_10kinrenka 7.6
今度は妻が、また咲いたわよ、とみごとな横顔を撮ってきました。
「距」がきれいに見えます。

0807_6kinrenka 7.7
そうだ、咲いてるんだっけ、と私も。
またもや正面ショットしか撮れなかった。
なんだかなぁ、私のアングルは狭いなぁ。

「ふ唱ふ随」ですねぇ。

★オマケ

きょ【距】
花にある管状の狭長な突出部。多くは内部に蜜腺を貯える。タチツボスミレ・ツリフネソウなどにある。

あご【距】
鶏や雉などの蹴爪けづめ。
   広辞苑第六版より引用

「けづめ」に似ているという呼び方でしょうか。
詳しい方、ご教示ください。

2016年8月11日 (木)

山の日

★今日は「山の日」。で、ブログはお休みのつもりだったのですが、ひとつだけ。
昨日のNHKのニュースで、高尾山でのイベントが紹介されていました。

また、標高500メートルあるビアガーデンでは「山の日」を前に、名前に「山」や「岳」がつく12種類の日本酒を提供しています。

これを聞いて私の頭の中は「?」だらけ。
高尾山は599mの山で、ケーブルカーで標高472mの高尾山駅まで行けます。
ビアガーデンというのは高尾山駅からすぐらしい。

私が何を気にしているかというと、標高差は少ないとはいえ、頂上への往復は歩くんでしょ。
お酒飲んでから、上ったり下りたりしていいんですか?
山でケガをしたりするのは、ごく普通の道での場合が多いはず。
ふっと酔いが回ってきたところで山を下る、なんてのは最悪じゃないんですか?
ケーブルカーで山を下りないで、道を歩いて降りるという選択肢もあるんでしょ。
そりゃまずいんじゃない?
下りきったところで、お酒のもてなしならいいけどさ。
お酒って、意外なところで身体能力を奪うんですよ。お気を付けください。

Yamanohisuntory
今日の朝刊の広告。
サントリーの「モデレーション広告」というやつですね。もう30年くらい続いています。
お酒のメーカーが、お酒は適量に、という広告を打つことに敬意を表します。
新聞広告をまとめた冊子もあって、入手し、授業でも使いましたし、高校生の飲酒防止のお手伝いになればと、保健室にも差し上げましたっけ。

http://www.suntory.co.jp/arp/

モデレーションとは、「ほどほど」あるいは「中庸」という意味。サントリーでは、1986年から業界に先駆けて、「酒は、なによりも適量です」というメッセージを盛り込んだ「モデレーション・キャンペーン」を全国紙で展開、適正飲酒の大切さを訴え続けています。さまざまな飲酒にまつわる啓発を行い、適正飲酒について理解を深めていただくように努めています。
 ・・・
適正飲酒のために-サントリーの基本理念・行動指針
サントリーでは2002年7月、アルコール関連問題への取り組み姿勢を明文化した、「ARP基本方針『適正飲酒のために-サントリーの基本理念・行動指針』」を制定しました。
基本理念
サントリーグループは、アルコール飲料の特性を認識し、アルコール関連問題の予防に努めるとともに、適正飲酒の考え方を普及させることによって、人々のより健康で文化的な生活のために貢献します。
    1. アルコール飲料の持つ致酔性、依存性が、身体的、精神的、社会的な問題を引き起こすことを認識し、アルコール関連問題の予防をめざします。
    2. 体質の違いや身体の状況、飲酒に対する考え方の違いが尊重されるより良い飲酒環境の形成をめざします。
    3. 節度をわきまえた適度な飲酒(適正飲酒)は、心身の健康に役立ち、人間関係に潤いを与えるとの認識に立って、お酒の科学的研究の推進と、その正しいつき合い方について知識の普及に努めます。

高尾山位の山で、標高500m位だと、空気が薄い、ということもあまりないでしょうが、高山では酒は禁忌ですよ。
アルコールを分解するには酸素が必要。高山で気圧が低ければ、酸素も少ないのです。
昔こんな記事がありました↓

アンデスのラパス高原(標高4000m)で人が金魚に{酒を飲むと分解のための酸素が不足して、口をパクパク金魚状態}(1996/12/28)

当然、とんでもない二日酔いに襲われることになります。
高空を飛ぶ飛行機の中ではアルコール飲料が体にきつい、という話もありましたね。

★ちょっと話の筋を変えますが、こんな話もありました。

「山の日を前に安全登山など学ぶ」(NHK 07月31日 17時46分)
ことし新たに祝日となった8月11日の「山の日」を前に安全な登山やハイキングの楽しみ方を学ぶ講演会が前橋市で開かれました。
「山の日」の制定を記念して群馬県などが開いたもので会場の群馬県庁では安全に登山やハイキングを楽しむための基本的な知識を身につけてもらおうと群馬県山岳連盟の星野俊充さんが講演しました。
このなかで、星野さんは会場に集まった県内の登山愛好家およそ100人を前に▽休憩時間を考慮した計画を立てること、▽登山届を出してから山に登ることなど基本的な注意事項を説明しました。
そのうえで、▽下山時間を先に決めたうえで登り始める時間を決めることや▽登りより技術が必要とされる下山は簡単なコースを選ぶことなど、計画を立てる際のポイントを助言していました。
主催した「ぐんま山と森林推進協議会」の八木原勇治会長は「ベテランから子どもまで安全を確認したうえでさまざまな山のめぐみを味わってほしい」と話していました。

「登りより技術が必要とされる下山」 ←このこと、長年の謎だったのです、私には。
私は基本的に登山など一切無関係の人なので、わからなかったのです。
みんな登山、登山といって、高い山に登り、登頂に成功した、と大騒ぎするわけですが。
登頂した後ってどうなってんの?
下山なんて楽なもんさ、なのですか?というのが私の疑問だったのです。
斜面を登るときって、這うように登ったっていいわけですが、降りるのは怖いと思うんですよね。
前向きに下るのは膝にものすごい負担が来そうだし、後ろ向きに降りるなんてちょっとなぁ、コワすぎる。
みなさんどうやって下山するんだろう?と長年思っておりました。
やっぱりねぇ。「登りより技術が必要とされる下山」なんですね。
定年後の楽しみに登山、などという人も多いと思いますが、体力は衰えてるんだし、登ったはいいけど下るのがきつかったということもありうるわけで、ご注意くださいませ。
山の事故は中高年が多い、これは厳然たる事実。事実は認めましょう。
「百名山」などといって、目標を立ててしまうのも危険なこと。
できる範囲のことを、のんびりできるようにやればいい。
目標に縛られるなんて、つまらないことじゃありませんか?

山とは無縁の私のたわごと、無視していただいて結構です。

2016年8月10日 (水)

ワカバグモ

0726_13wakabagumo 2016.7.26
ワカバグモだと思います。一枚撮ったら隠れてしまった。
全身像を撮りたかったのにな。
何を感じとるのか、みんなそれぞれ敏感ですね。
AFの超音波モーターが聞こえるのかな、という気もします。
とにかく「とりあえず一枚」を撮ってください。アングルを工夫したり接写を試みるのは後から。
昆虫やクモの写真では、とりあえずの一枚、が後で役立つことも多いので。

グンバイムシ

0726_11gunbaimusi 2016.7.26
ホトトギスの葉にいたグンバイムシ。
ツツジグンバイかな、もう細かくは追及しません。
カメムシ目ですから、植物の汁を吸いますが、これが多少生息してるからって、植物体が弱るわけでもなし。
商品としての植物を作っているのならいざしらず、普通の園芸ではこの虫などはほっといても何ら影響はないと思います。
珍しい虫を見た、とお楽しみください。
{カメムシ目でもなぜかセミだけは駆除対象になりませんね。あれも樹液を吸っていますがね。}

ササグモ

0726_9sasagumoa1 2016.7.26
葉の向こう側にササグモの母親がいますね。
0726_9sasagumoa2
子グモたちはそれぞれに散っていく。
このシコンノボタンの木からは、今年はずいぶんたくさんのササグモたちが巣立っていきました。
0726_17sasagumoa
母グモが姿を見せました。
0726_18sasagumob
優しいお母さん、という気がしますよね。

0728_7sasagumo 7.28
ずいぶんばらけてきました。お母さんの仕事もそろそろ終わりでしょう。

園芸家の中には、クモを敵視して、巣網や卵嚢など見つけるとすぐ徹底的に除去してしまう方もいらっしゃいます。
通常のクモはまずほとんど毒グモではありません。いろんな虫を食べてくれています。
適当なところで折り合いをつけていただけると嬉しいのですが。

フヨウ

0726_7huyou1 2016.7.26
先日、私もこの木の花を撮りましたが。私はモンパルに座ったまま、コンデジの望遠で。
妻は、立った状態で手を思い切り伸ばして接写。
写真というものは、その画像の裏に撮影者の肉体的特性が隠れているということがわかります。
私はしゃがめないけど、妻はすぐしゃがむしなぁ。
0726_7huyou2
この木の「子」が我が家にいます。
元気ですよ。

オーシャンブルー

0726_6blueocean1 2016.7.26
オーシャンブルーの花の中、アリがいた。
アリくらいはどこにでもいますが。
0726_6blueocean2
オンブバッタとなると、通常の散歩ではなかなか見つかりにくい。
虫は嫌われますからね、すぐ殺虫剤とか撒かれてしまう。
君も花を食うと嫌われちゃうよ。
0726_6blueocean3
きれいなつぼみ。
0726_6blueocean4
大型のアサガオ。花期も長いし(秋晩くまで咲きます)、繁茂しすぎないようにコントロールしてお楽しみください。

カイドウ

0726_5kaido1 2016.7.26
カイドウの実です。妻が拾ってきました。
最近は妻も↓こういうのを利用してくれるようになって
0726_5kaido2
カイドウであることの証拠写真。
こういうプレートがあると助かりますね。
実は小学校かな、の植栽なんです。ですから、児童が見てもわかるように、また付近の住民の方々にもわかりやすいように、プレートを設置してあるのです。管理上の便もあるんでしょうね、番号がついています。
みなさ~ん、ぜひ、お宅でも種子の入っていた袋などをそばに表示してくださいね。みんな助かりますから。

ツユクサ

0726_1tuyukusa 2016.7.26
写真が鮮明ではありませんが、この写真の意図は、ツユクサは地面近くを這うように成長し、花は低い位置で咲く、ということを示したかったのです。
0726_2tuyukusa1
ところがこの花。
私がほとんど腰をかがめずに撮影できた花です。
0726_2tuyukusa2
スケール替わりにステッキを背景に入れてあります。
ステッキの高さは1mに設定してあります。
矢印で指した高さに花があります。
そうですね、60cm近くの高さで咲ています。
周囲にはブッドレアなどがあって、その下から間を縫って生えてきて、花を外で咲かせたい、と立ち上がったのですね。
ツユクサはまずは虫媒による他家授粉を求め、ダメなら自家受粉も辞さないという二段構えですが、やはり他家授粉の方がいいのでしょう。虫に来てもらうために、普段の生活とは違って高く伸び上がって、周囲の植物から抜け出て花を咲かせた。
いやあ、健気だなぁ。生きるということはそういうことなんですよ、
状況に応じて、最善を尽くしていく、それ以外に生きるということはないのです。

オジギソウ

0725_20ojigisou1 2016.7.25
オジギソウの葉が開いています。
0725_20ojigisou2
突っつくと閉じます。当たり前か、オジギソウだもんな。
もっと強く刺激すると、枝ごと垂れます。
これは妻が遊んで撮った写真。

0731_12ojigisou 7.31
強烈な陽射し。影がくっきり。

0804_13ojigisou 8.4
あまりの暑さに、オジギソウもぐったり。
葉が半分閉じかかっています。

光合成は化学反応ですから、植物が完全にコントロールしきれない側面があります。
光のエネルギーを使って、水分子から電子を引き抜く(酸化する)ことが光合成の最初の段階。
電子を引き抜かれた水分子は要するにいわゆる「活性酸素」なので、すぐに酸素分子にして落ち着かせて放出しなければならない。ところが太陽光が強すぎると、活性酸素ができ過ぎて処分が間に合わなくなる。これは植物体にとっても危険なことです。で、葉緑体を光線と平行な向きに並べ替えて、受光面積を減らす、という応答がよく知られています。
オジギソウの場合、葉を動かすことができますから、その機構も動員して、受光面積を減らしているのでしょう。

暑すぎるのは辛いよね。

★参考↓
http://www.photosynthesis.jp/faq/faq11-10.html

http://www.photosynthesis.jp/faq.html

http://bio.hamajima.co.jp/10th/plus/%E5%BC%B7%E5%85%89%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%99%E3%82%8B%E6%A4%8D%E7%89%A9%E3%81%AE%E5%BF%9C%E7%AD%94/

★サボテンなどは、日中に気孔を開いて二酸化炭素を撮りこもうとすると暑すぎて植物体の水分を失う危険があります。で、涼しい夜のうちに気孔を開いて二酸化炭素を取り込み、有機酸の形にしておき、昼の日光で光合成を行う、というのもあります。
CAM型光合成といいます。↓ウィキです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/CAM%E5%9E%8B%E5%85%89%E5%90%88%E6%88%90

トカゲ

0725_18tokage 2016.7.25
自切しましたか。トカゲが自切せざるを得ないようになるのは、我が家の現在の環境では鳥が原因かな。
スズメ、ハトなど結構いますからね。
0728_2tokage 7.28
結構頻繁にトカゲを見かけます。
どうかな、最初の写真の個体と同じ個体だろうか?
ちょっとわかりませんね。
トカゲはすぐ走り去る。いた!と思ったら即座に尻ポケットからコンデジを引き出し、スイッチオン、とりあえず一枚、なんですね。難しい被写体です。

千成ホオズキ

0725_16sennarihoozuki1 2016.7.25
これ千成ホオズキです。中の状態はわかりません。
0725_16sennarihoozuki2
花もまだ咲いています。
花は明らかにナス科の花なんですが、実のほうはナスとはずいぶん違いますね。
ピーマンやパプリカとも違うし。こちらはトウガラシ属ですか。
いろんなきっかけで、いろんな植物と付き合います。
これも、ご縁というものでしょう。

2016年8月 9日 (火)

パプリカ

0725_14paprika 2016.7.25
パプリカのプランター。
この時点では、どちらもまだ完熟していませんでした。
左の実は、赤くなるのですが、緑のものが赤くなる途中というのは、ちょっとすごいですよ。
赤と緑を重ねたら黒くなるんですね。どす黒い感じのパプリカになります。
で、右の黄色い実は先に熟しまして、食べました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/post-6423.html
2016年8月 4日 (木)「パプリカ」
↑黄色い実を7/30に食べたという記事です。

0803_10paprika1 8.3
赤い実も熟しました。
0803_10paprika2
採ってきて、食卓に置いて撮影。
この後、水でざっと洗って、サクッと二つに切って{夫婦公平に}。
そのまま、がぶっと、種まで、むしゃむしゃ。
採りたて新鮮!サイコー!
酸味と香りが広がって、至福の時を味わったのでした。
団塊老夫婦は、やることが大胆。

アオスジアゲハ蛹

0725_11aosujisanagi1 2016.7.25
ケースの外から見たアオスジアゲハの蛹。
蛹の腹側ということになりますね。
0725_11aosujisanagi2
蓋を開けて上から。
クスノキの葉に擬態しているのだと思います。葉脈まであるもんな。
0725_11aosujisanagi3
真上から。ちょっと蛹には見えませんね。
こういうのが、いっつも目の前にいる生活です。
虫好き老夫婦の生活は、きっと虫嫌いの人には想像を絶するでしょうね。
楽しいんだけどな。一緒に生きている、という実感がありますもんね。

キキョウ

0725_2kikyou 2016.7.25
前の記事と同じく、資源ごみを出しての戻り道。
我が家のキキョウの親の木です。
花が散って、実を大きくしているその下で、新しい葉の芽が出ていました。
こんな赤い芽は初めてだな、キキョウでは。カエデなんかの新芽は赤いですけどね。
面白いものを見ました。

オシロイバナ

0725_1osiroibana1 2016.7.25
資源ごみを出しに行った戻り道。朝の6時半過ぎですから、オシロイバナもまだ開いています。
赤い色素をつくる酵素が働いている部分(赤)と、働かなくなっている部分(白)との差です。
0725_1osiroibana2
蛋白質である酵素の遺伝子が働けば赤くなり、働かなければ白くなる。
目に見える色の分布が、遺伝子の活性の分布を表現しているんですね。
0725_1osiroibana3
それにしても、こうなっちゃうなんて、不思議だなぁ。

アオスジアゲハ羽化

0724_18aosujiuka 2016.7.24
羽化が始まった直後。まだ翅が縮んでいて体も太い。
この後、体液を翅脈に圧送して、翅を展開します。翅脈が液体を通すのはこの時だけ。
それが済むと、余分な体液は捨てます。それが蛹便。
翅脈は中空のパイプになります。
同じ外径の棒とパイプでは、パイプの方が曲げに対して強い、もちろん軽い。
チョウの翅はそういう翅脈で支えられていて、自在に飛翔するのです。
0724_19aosuji1
体が乾いて軽くなって、もう出たいよ、といい始めたら放します。
0724_19aosuji2
脇の草にとまって、次の一瞬飛び去りました。
アレッと思ったらもういませんでした。
アオスジアゲハの鋭い飛翔は昆虫少年の憧れでしたね。
昆虫老夫婦も、あこがれちゃう。
すごいチョウですよ。

カナヘビ

0724_17kanahebi 2016.7.24
カマキリと並んでフォトジェニックな動物。
トカゲのようにチョロチョロっとは逃げない。
かなりの接写を許してくれます。
妻のカメラを借りていって、パソコンに画像をコピーしていたら、この画像が出てきて、思わずニヤッと笑ってしまった。カナヘビは結構樹、上性もあるようで、木の枝、葉陰などで見ることも多いですよ。

photogenic:写真写りがよい。
この間テレビで、何の話だったか忘れましたが、アメリカ人が「telegenic」という言葉を使っているのが聞き取れました。おそらく「テレビ映りがよい」という意味でしょうね。

ハラビロカマキリ

0724_15harabiro1 2016.7.24
前の記事の個体とは別個体。
妻が外のアジサイのところで見かけたもの。
0724_15harabiro2
カマキリ類は、人を見ても逃げようとかはしません。で、こういうアングルが撮れる。
おばちゃん、何か用ですか?といっているような顔になる。
かわいいでしょ。
ハラビロカマキリの幼虫ですので、腹をぎゅっと曲げていて、顔と腹端部がこちらを向いているわけです。知らないと、何が写っているのかわかりにくいかもしれません。

ハラビロカマキリ脱皮

0724_11harabiro1 2016.7.24
脚が抜けて、腹でぶら下がっているところですね。
体がまだ固まっていませんから、体色も淡い。
0724_11harabiro2
脚で体を支持しました。とはいえおそらくまだ完全には硬くない。
ですから、上からぶら下がる格好の方がよい。脚に働く力が「引っ張り」ですからね。
0724_11harabiro5
もうほとんど脱ぎました。複眼がまだ全体として黒い。孵化後も同じ。
乾燥すると、偽瞳孔だけが黒くなります。
このかわいい顔を撮りたい、というのは妻ならではの感覚。
かわいくて仕方ないわけです。
0724_11harabiro4
大分、体が固まってきました。
心なしか、輪郭がくっきりしてきましたね。
0724_11harabiro5_2
複眼にも偽瞳孔が現れ始めました。
脱皮成功、後は体が固まるのをまつだけです。
脱皮開始からここまで、約1時間半かかっています。
床に座り込んでの撮影。これは私にはとても無理。
妻の「カマキリ愛」が表現された写真です。

ガザニア

0724_10gazania 2016.7.24
ガザニアの実。妻が採ってきてくれたものを、テーブルで撮影。
羽毛がすてき。
0726_14gazania 7.26
外で。私の撮影。
幻想的といえるような美しさ。
これまでもガザニアの花とは長い付き合いでしたが、実までちゃんと見たのは初めて。
ひどいうっかり者でした。
遠くへ飛べそうに思いますが、現在いる地点から離れたところでガザニアが出てきたということを見かけていませんね。もっとずっと遠くへ行っているのかな。
発芽した途端に、「雑草」として刈られちゃっているかも。
雑草をいとわず、生やしてみてくださいな。ひょっとしてとんでもないものがやってきているかもしれませんよ。管理された花だけが花ではなし。雑草をお楽しみいただくのがエコロジカルだと思いますが。

シコンノボタン

0724_8sikonnobotan 2016.7.24
シコンノボタンは次々と開花します。
そのそばで
0724_9sasagumo1
この母グモは一つの仕事を終えようとしています。
子グモたちは散っていく。すべてが成体になれるわけではないけれど。
0724_9sasagumo2
この母グモは、子らが出てくるのを待って守っている。
シコンノボタンを舞台にして、花は咲き実が結び、クモが子を送りだす。
「佳い」哉、よいかな。

2016年8月 8日 (月)

黄経135度日=いわゆる立秋

昨日8月7日は立秋でした。
高温注意報だらけの中で、立秋かよ、これだから古い暦は困るよな。
というような声が聞こえてきそうですね。

いえ、季節を生み出すのは太陽。月の暦だけでは、暦と季節が一致しないのです。
ですから、月の暦に太陽の位置を書き込んだのが二十四節気なのです。
二十四節気は太陽暦ですから、現在使っている「新暦=太陽暦」で、二十四節気は毎年ほぼ同じ日になるのですね。月の暦ではこうはいきません。

今年の立秋は8月7日10時53分でした。
え?何それ?
太陽黄経が春分点を0度として、「135度」になる時刻です。
夏至点からは45度進んだことになりますね。
その時刻を含む日を、立秋と呼んでいます。

立夏から夏至を経て立秋へ。太陽の南中高度は7度上がって7度下がるだけ。
高い角度から太陽エネルギーを受けて、蓄熱し、気温が上がって、立秋前後が年間で一番気温の高い時期になります。
よく「大暑」のときに、年間で一番熱いころとされます、という解説をしますが、あれはウソ。
一番エネルギー流入量の大きな夏至の頃から45度=約45日たって、暖まりきったのです。
そして、ピークを過ぎれば下がり始める。
まさしく、立秋あたりを過ぎると、気温が下がり始めるのです。徐々に、ではありますが、確実に秋は立ちました。

Tokyo
これは東京の7月8月の平年気温のグラフです。
立秋の前後が最高気温も最低気温も年間の「ピーク」なんです。
立秋をすぎてちょっとすると、わずかずつ、気温が下がり始めるのです。
そりゃ暑い日涼しい日もありますが、長い期間の平均を取ってみると、立秋を過ぎると確実に気温の低下が始まるのです。
それは東京だけのことじゃないんですか?といわれそうですね。
Kagosima
これは鹿児島の7月8月です。
ピークが少し幅広いですが、やはり立秋を過ぎてちょっと経つと気温が下がり始めますね。
Wakkanai
これは稚内の7月8月。
ピークが少し遅れて10日ごろからですか、でピークの幅は狭い。
でもまあ、傾向としては同じといっていいでしょう。
立秋を過ぎてしばらくすると、秋が始まる。
日本中、この傾向はほぼ同じです。

まさに「立秋」は「秋が立つ頃」なのです。まだ暑いのは当たり前なのですね。

「太陽の位置が春分から135度進んだ日」の名前であることを、ご理解ください。
適切なネーミングだった、と私は思います。

★立秋を過ぎると、日の入りの時刻がぐんぐん早くなります。
秋分では立秋より約1時間早くなるんですね。夕方が早く来る。これは生活で実感できます。
              日の出 日の入り
立秋 (8/7)  4:54   18:39
秋分(9/22)  5:29   17:38

理科年表から、二至二分四立の近くの日の太陽南中高度を抜き出してみました。{計算は難しくないけど、めんどくさかったので。}角度単位は「度」です。
  2/5    38.14
  3/20   54.43
  5/5    70.41
  6/19   77.46
  8/8    70.23
  9/22   54.33
11/6    38.17
12/21   30.56
立春から冬至まで。
立秋を過ぎると、太陽がどんどん低くなりますね。影が長くなる、といっても同じ。

季節を光で感じて、お楽しみください。

ヤガタアリグモ

0724_7yagataarigumo 2016.7.24
ブロック塀を歩いていたのですが。
実はワタクシ、ヤガタアリグモとタイリクアリグモの識別がついてはいません。
その時々に、写真を眺めて、その時の気分で、エイヤッと叫んでいるだけなんです。
私のブログを参考にして種名を決めようというのはおやめください。
どっちかだ、ということはおそらくほぼ、間違いないだろうと、いう程度ですので。

ムクゲ

0724_6mukuge1 2016.7.24
一辺にわっと咲くわけではないのですが、切れ目なく咲き続けています。
ところで、このムクゲの花弁、目を近づけてじっくり見たことはありますか?
0724_6mukuge2
のっぺりではないんです。不思議な「脈」が細かく走っています。
葉脈と似ているようでいて、同じじゃない。
面白いですから、ぜひ顔を近づけてじっくり眺めてください。

ゴーヤ

0724_3goya 2016.7.24
花の後ろの子房が「ミニ・ゴーヤ」。
グリーン・カーテンとかいって流行ったせいか、あちこちで見かけますが。
また一方で、折角結実したものを無断で失敬する輩も増えているようです。
自分で育てもしないで、他人のものを無断で採っていくなんて、厚かましいというか、情けないというか。世知辛い世の中になりました。と老人の嘆き。

変化朝顔の親木

0723w_5henkaasagao 2016.7.23
光が湧き出るような感覚をお楽しみください。

0725_13henkaasagao 7.25
花の形はほぼ普通のアサガオ。色が濃い。
そして葉の縁がまくれあがります。
これはこれで、味わいの深い花。
種子を作ってもらって、来年どうなるか、播きます。
アサガオ愛好家、というわけではなかったのですが、面白くも不思議なものにはまりました。

スミダノハナビ

0723w_4sumidanohanabi 2016.7.23
もうすぐ済み井田川の花火大会だなぁ。予行をやってるぞ。

隅田川の花火大会は例年7月の最終土曜日に開催されます。
今年の場合は7月30日(土)でしたね。

0730_1sumidanohanabi 7.30
隅田川の花火大会は今晩ですよぉ。

0801w_4sumidanohanabi 8.1
なんだかますます盛んになってきたみたいだぞ。

白髭咲き朝顔

0723w_3sirohige 2016.7.23
髭を生じる、という遺伝子の、別の働きがあるのかな。
花弁が割れることがあります。
どういう働きなのかは私には想像がつきませんが、多分何らかの関係があるのだろうと思っています。
そして、白髭咲きの種子からは、ほぼ確実に白髭咲きが成長。開花しますので、この遺伝子は一つでも性質の出る「顕性」なのかな、と思っています。多分。

フウセンカズラ

0723_asagaohusenkazura 2016.7.23
フウセンカズラの花の下でアサガオが咲いていました。
このアサガオは変化朝顔の親木です。とにかく種子を採取して播いてみないことには、変化が出るかどうかわからない。なかなか大変です。花粉が花弁に散っています。虫が潜り込んだのでしょう。アサガオ自身は既に自家受粉した後だと思います。
そう、花の大きさを比較してください。虫のサイズのスケール替わりにすることもありますので。
0723w_7husenkazura
フウセンカズラの実とルコウソウの葉。
これじゃあ、知らない人は混乱するじゃないの、と妻が笑って撮影してきたもの。
たしかにね。櫛状の葉はルコウソウの葉。写真左下の葉がフウセンカズラの葉です。
お間違いなきよう。

0724_5husenkazura 7.24
私も真似してしつこく同じアングルを。
フウセンカズラの葉って、こうだったっけ?と人を不安にさせる写真ができました。

オシロイバナ

0723_36osiroibana 2016.7.23
2階から見おろした我が家の黄色いオシロイバナ。
単色、というのもいいですよね。
このごろはオシロイバナというと、どこでもトランスポゾンが動いて色の混ざった花が多いように見受けます。
トランスポゾンおそるべし、なのかな。

シコンノボタン

0723_34sikonnobotan 2016.7.23
こういう姿も味わいがあります。
上に蕊だけが残った花。
下に上の花から落ちた花弁が一枚。
花の生きている姿です。

ダンダラテントウ

0723_33dandaratentou 2016.7.23
キョウチクトウの葉にて。
アブラムシが大小2匹いるようにも見えますが、詳細はわかりません。
このところ暑さのせいか、アブラムシが少ない。
また、昼に散歩に出ても、昆虫の影が薄い。
暑すぎるのはやはり昆虫にとってもきついんでしょうね。
朝夕涼しい時に活動しているのでしょう。
そういえば、朝、4時半を過ぎると、アブラゼミやミンミンゼミ、加えて最近はツクツクホーシも鳴き始めます。
かなりにぎやか。ミンミンゼミなんかは、個体によって音程が少し違うし、タイミングが少しずれて、輪唱のようになってます。

2016年8月 5日 (金)

2016年7月までの気温など(東京で)

201607_temp 気温
7月の出だしは暑くなりそうだなぁ、と思ったのですが、半ば過ぎからは「変調」。
私の平均の取り方で、平均値が平年値を下回ることは比較的少なくなっています、近年は。
ところが7月半ば過ぎからは最高気温も最低気温も平年値をした回ってしまいました。
特に最低気温が平年値を下回ることは珍しい。
8月に入って暑い日が続くようになりましたので、「冷夏」ということにはならないと思うのですが、確信は持てません。
太平洋高気圧の状態が変なのです。もうちょっと日本列島の真南に勢力を張るのが普通だと思うのですが、東に偏っている。
そのせいで、関東地方は雨も降りやすい。今後どうなっていくのか気になります。
201607_dif 平年差
平年からの差だけを取り出して均してみると、よくわかります。
こんなに平年より低くなっちゃって、いいのかよ、という気分ですね。
201607_hum 湿度
6月からず~っと70%のあたりを前後しているんですが。
例年とパターン違うような気もします。
日本の夏は高温多湿だ、とはいいますが多分、これは湿度は高めに推移しているのではないでしょうか。

参考のために、2015年1年分のグラフを並べます。
比較してみてください。
パターンが違う、という感覚を理解していただけると思います。
2015temp 2015年気温
猛暑日が連続したのは、この年の「変調」です、例年パターンではありません。

2015dif 2015年平年差

2015hum 2015年湿度

ミカンワタカイガラムシ

0723_30himekimaehosoba 2016.7.23
あれ?これはヒメキマエホソバでしょ、かかしさん。
そうなんですけど。アジサイの葉の上にいたヒメキマエホソバを撮影したものです。
で、それはそれでもう記事にしましたが。
写真上の方を見てください。何か、写りこんでますね。
多分カイガラムシです。
で、忘れた。

0729_5kaigaramusi1 7.29
この日、また見つけてしまった。
ぺったんこ。中心に線が見える。
体の外側は半透明。
0729_5kaigaramusi2
少し斜めに撮ってみましたが、よくわかるようになったわけではない。

カイガラムシで画像検索したら、タイトルのミカンワタカイガラムシのようです。
↓虫ナビです。
http://mushinavi.com/navi-insect/data-kaigara_wata_mikan.htm

カメムシ目 > カタカイガラムシ科 >ミカンワタカイガラムシ
エサ カンキツ類,トベラ,クロガネモチ,キズタ,モクレイシ,キヅタ,ヤツデなどの汁
    幼虫も同様。
扁平な形のカイガラムシの一種。
♀は淡褐色で、背中に一筋の暗褐色の帯がある。
寄主の葉の裏に付く。
幼虫で越冬する。

そういえば、カイガラムシはカメムシ目なんだ。うっかりしてました。
確かに葉から汁を吸ってますね。
アジサイは挙げられていませんが、まあその辺は柔らかにとらえましょう。

↓素敵な写真があります。
https://soyokaze2jp.blogspot.jp/2016/03/blog-post_2.html

しかしまあ、昆虫としてはかなり特殊な形になったものですね。
不思議な生き方です。

ヒメヒラタアブ

0723_32himehirataabu 2016.7.23
フウセンカズラに来たヒメヒラタアブ。
同じくフウセンカズラに来たヒメナガカメムシを、昨日お目にかけました。
更に小さな昆虫です。
いかにもおいしそう、に見えますね。
自分がこのサイズになったらきっと。
フウセンカズラの杯を豪快に飲み干すヒメヒラタアブ
という風に見えるかな。
黒田節風に「蜜は呑め呑め呑むならば~♪」ですかね。

タチアオイ

0723_31tatiaoi1 2016.7.23
ん?ナンダ?
と思ったら、タチアオイの種子が落ちていたのでした。
0723_31tatiaoi2
そう気づいて、そのつもりであたりを見まわしたら、種子だらけ。
3m位にも伸びてまき散らした種子。
これだけ勝手に播種したのですから、来年はここだけではなく、意外なところからも顔を出すかもしれませんね。タフな植物です。

オンブバッタ

0723_27onbubatta 2016.7.23
まだ幼虫。後脚がなんだか変な感じですが、畳んでいて、下になった部分が見えていないのです。
現在飼育中のカマキリたちには大体ハエを与えて何とかなっていますので、君=オンブバッタは今のところおばちゃんの標的になっていませんが。いつ狙われるか、知らないぞぉ。心せよ。

★ところで2016.8.1の朝日歌壇に素晴らしい歌が載っていました。
紫蘇好きのオンブバッタと紫蘇好きのわたしで分けあう穴だらけの紫蘇:(松戸市・猪野富子)
この一首のうちに、オンブバッタの本質的な性質が2つ、見事に詠まれています。
妻に読み聞かせたら、笑って喜んでいました。

:オンブバッタはシソ好き。
 昔、オンブバッタをカマキリの餌などにする以前、バッタなんて「単子葉植物」を食べるんだろう、とイメージして思いこんでいました。イネ科の細い葉ですね、エノコログサとか。
ところが、カマキリの餌のためにオンブバッタと親しくなってみたら、これが違うんだなぁ、シソが大好き。
あんた単子葉を食べるんじゃないの?と認識を新たにしたのでした。

:オンブバッタも昆虫。昆虫の口=顎は左右に開閉します。{体軸に直角方向ですね。}
チョウの幼虫が葉っぱを食べる時は、葉を縦に口に挟んで、葉の縁をえぐり取るように食べます。
顎の間に縦に葉を挟んで噛む。
人間だったらどうですか?口は上下というか体軸方向に動くでしょ。
煎餅を食べる時、どういう風に口に持っていきますか?
横に平らに口に入れ、上下から歯で噛む。ですよね。
ところがオンブバッタときたら。
葉の面に「穴を開ける」のです。
顎の使い方が変。顎の先端で葉の表面を削るんでしょうけどね。葉の真ん中に穴を開ける。
ちょっとなぁ、なんてぇ食い方するんだよ。

ハイ、この2点が、見事に詠み込まれた歌なのでした。
作者の深い観察力を歌から読み取ってください。

我が家のシソも穴だらけです。

ジョロウグモ

0723_26jorougumo 2016.7.23
比較的低い位置にジョロウグモの幼体が網を張りました。
撮影しやすくて助かります。
まだ小さな網ですが、ちゃんと三層構造の網になっています。リッパ。

0726_12jorougumo1 7.26
網の三層構造を写真に撮れないかと工夫してみたのですが・・・。
0726_12jorougumo2
右にある木のところでは1本にまとまっている糸が、途中、VというかYというか、分岐して3本になります。
そして、本来の網を前後で挟んで「バリアー網」を造ります。
0726_12jorougumo3
肉眼でこれを見た私自身は、かなりの情報をこの写真から読み取れますが、写真だけからは難しいですね。
一応まあ、ジョロウグモは三層構造の網を造るということだけ、ご承知ください。
3枚目の写真で、後ろに見える茶色い箱は、変化朝顔のプランターです。
塀の柵に括りつけて、道路からもアサガオを見てもらいやすいようにした、という妻の工夫です。

0731_16jorougumo 7.31
ふと見たら、クモががっしりした感じになっていました。大きくなった、というよりもがっしりした、という感じ。
脱皮したかなぁ、と思ってよく見たら、左後ろの方に、脱け殻らしきものが引っかかっていますね。
やはり脱皮したようです。まだまだジョロウグモの成体の大きさにはほど遠い。
たくさん餌がかかるといいね。

ヤブラン

0723_25yaburan 2016.7.23
これはヤブランでいいと思うんですよね。

0731_17yaburan1 7.31
下の方から咲いてきました。
0731_17yaburan2
こんな花です。屈まないと行けないので、充分には近づけない。
でもまあ、ちゃんと咲いてくれてうれしいな。
0731_17yaburan3
ところで、これ、ヤブランでしょうか?
なんだかなぁ。白いのですけど。
そのうち色づくのかな?
雨が多くて、土が乾燥しなくって、私は自分ちの庭に踏み込めずにいます。どうなりましたか。

クロアゲハ

0723_24kuroageha1 2016.7.23
翅が傷んだクロアゲハが飛んでいた、と妻が撮ってきました。
0723_24kuroageha2
昼の散歩に出たら、私の目の前にもクロアゲハが飛来。
右の後翅がぼろぼろですね。
0723_24kuroageha3
チロリアンランプやキンカンのあたりを飛び回ります。
すごかったね、ぼろぼろだったけど精一杯飛び回っていた、と妻と話しました。

翌24日、妻が、昨日のクロアゲハが死んでいたわ、と。
土の上に持っていってあげようかと思ったけど、アリが集まって運ぼうとしていたから、アリに任せたわ。
とのこと。
そう、アリだって生きるために必死なのですから、私共の感傷などさしはさむべきではないでしょう。
そのようにして、みんな生きているのです。

カマキリ放す

0723_22kamakiri1 2016.7.23
成虫になったから外で暮らしてね。第二弾。
悠然としてますからね、チョウの時のように焦ることはない。ゆっくり撮影できます。
0723_22kamakiri2
思いっきり接写。
いい顔してるよなぁ。泰然たるものだ。
0723_22kamakiri3
ランタナの木に放しました。
チョウなんかも来ますが、ま、それはそれで仕方ない。
繁殖してくれるとうれしい。
配偶相手がいますように。

ヘクソカズラ

0723_21hekusokazura 2016.7.23
この花、花を摘むということをせずに、眺めてください。そうすれば匂いなどしません。
植物体を傷つけると匂いのもとが出るのだと思います。
すぐその場で匂う、という感じはしないけどな。
その場で「くさい」と思うレベルでは、ヤマノイモの花や、ドクダミなんかの方が臭い気がしますが。
あと、サカキ、ヒサカキの花は、「特異な異臭」が周辺かなり広範囲に漂いますね、花の季節には。
それに比べればヘクソカズラなんて「無臭」みたいなもんですよ。

臭気のもとは、「メルカプタン: R-SH」でしょう。
私個人は、化学教師だったもので、有機化合物の「異臭」には慣れていて、嗅ぐと「識別」しようとする傾向があることを認めざるを得ませんね。好悪を離れて認識対象とみなしがちです。
都市ガスの本体は無臭のメタンなので、漏れ出た時に危険です。で漏れ出た時に嗅覚で検知できるように、メチルメルカプタンを混入して、匂いを付与しているはずです。

ユウゲショウ

0723_20yugesyou 2016.7.23
マンホールの蓋の縁のところに生えたユウゲショウ。
おそらくこれが今シーズン最後の花になるのではないか、と記念撮影。
梅雨が明けた、といってから雨の多い東京。
充分に種子を水に乗せて撒き送ったことでしょう。よかったね。

2016年8月 4日 (木)

ヒメナガカメムシ

0723_17himenagakamemusi1 2016.7.23
フウセンカズラの花にヒメナガカメムシがいました。
フウセンカズラをご存知でしたら、スケールになるでしょう。
ごくごく小さな世界。
0723_17himenagakamemusi2
ヒメナガカメムシに関して、このアングルは珍しい。
上からしか見ることがない。そうすると翅が光って、ハエみたいな感じもしてしまう。
こうやって横から接写すると、胸のあたりずいぶんがっしりしています。
毛もずいぶんふさふさしているし。口を畳んだ状態がよくわかります。
フウセンカズラの花の先っちょ、という位置のおかげでこの写真をものしました。
こういうのが撮れると、素人写真家は嬉しくなってしまいます。

モミジバルコウ
0723_19momijibarukou 2016.7.23
独り黄昏(たそがれ)ている「葉っぱ」がいました。
どうしちゃったんでしょうね。
動物である私には手の出しようもないけれど。
0723_16momijibarukou
花は既出ですが、花粉が散らばっているのがうれしい。
昆虫が訪れて潜り込み、花粉を散らした。
おそらくある程度の花粉は昆虫の体にくっついて運ばれた。
花の生殖が順調に行われただろうということを示しています。
よかったね。
花を愛でるなら、その生殖活動まで見てあげなくっちゃね。

コモンツチバチ

0723_13komontutibati 2016.7.23
これはツチバチだな、というのは現場でわかりました。似たような模様のハチを見たことがあることも思い出していましたが。名前はわからない。
0723_13komontutibati2
ツチバチは顎が立派です。
ハチだ、と怖がる人もいますが、捕まえようとかして興奮させなければどうということもありません。
刺す、ということはありません。興奮すると噛みつくかも。そのくらいです。
さて、調べて見たら、コモンツチバチだと思われます。
去年オオモンツチバチというのを見ました。
↓これです。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/post-0d45.html
2015年7月29日 (水)「オオモンツチバチ」

ここのハチに比べると、小型だし、紋が少し異なります。比較してみてください。
で、名前の由来がわかりますね。
「小紋」のある「ツチバチ」ではなく、「小」さい「モンツチバチ」ですね。

コアシナガバチ

0723_12koasinagabati 2016.7.23
ヤブガラシの花にハチが来ていました。
小柄なアシナガバチ。フタモンアシナガバチに似た感じがしますが、もっと小さいです。
腹部のもようもちょっと違います。
いろんなハチが来ますが、アシナガバチだ、と大騒ぎすることもない。興奮させなければいいのです。
なるべくなら共に生きていけるように配慮しましょうよ。

オシロイバナ

0723_11osiroibana 2016.7.23
オシロイバナの中心部。
こんなアングルで見ることは少ないと思いまして。
オシベは5本あって全部写っているのですが、1本が見えづらくなっています。
メシベは外へ向かった後、戻っていますね。
自家受粉もできるそうです。そういう花って多いですね。
とにかく種子を作らなければならない、ということです。

ヒメキマエホソバ

0723_10himekimaehosoba1 2016.7.23
チョウ目 > ヒトリガ科 > コケガ亜科 > ヒメキマエホソバ
だと思いますが、キマエホソバというのもありまして、両方を比べたことがないものですから、間違っているかもしれません。信用しないでください。
0723_10himekimaehosoba2
前脚を伸ばした独特の姿勢ですね。

↓虫ナビによりますと、
http://mushinavi.com/navi-insect/data-ga_hosoba_himekimae.htm
幼虫は「地衣類などを食べると思われる。」
とのことです。
特定の植物を食草にしていると、参考になるんですけどね。
クスノキの葉を食べている幼虫は、まず絶対アゲハではあり得ませんからね。
地衣類じゃあなぁ、我が家周辺ならどこに出もありそうです。

スイートバジル

0723_7sweetbazil 2016.7.23
これ花の準備じゃないのか。

0731_5sweetbazil1 7.31
こんな風に立ち上がってきました。
花を咲かせてはいけないそうですが、我が家ではそれは無理だよな。
花が咲き、実を結び、という植物の「生」に寄り添うのが好きだもんな。
0731_5sweetbazil2
真上から。
さてどうなっていくのでしょう。

アオスジアゲハ前蛹

0723_5aosuji2 2016・7.23
これ、ケースの内側にいるアオスジアゲハの前蛹です。
この時点での表皮はまだ幼虫時代のもの。これを脱いで、蛹になります。
で、黒い点々が二つあって、「眼」みたいで、擬人化したくなりますね。
この点々は胸部のもの。頭は点々の下にぐいと曲げています。
かわいいものでしょ。

パプリカ

0723_2paprika 2016.7.23
パプリカの花です。ナス科ですね。
最初の頃の花からはもう実が大きくなっていて、緑から色の変化が始まっています。
うまくいけば、黄色と赤とになるはず。

0730w_3paprika 7.30
黄色の実がほぼ熟しましたので、食べました。
ちょっと酸味のある、パプリカの味。私、この酸味が好きなんですね。よかったよかった。
食事が楽しくなりますよ。

カンナ

0720_9kanna 2016.7.20
実生のカンナです。つぼみが立ちあがってきました。

0723_23kanna 7.23
真っ赤な色が見え始めました。
0723_23kanna2
もうすぐ咲きます。

0724_2kanna 7.24
咲きました。
とはいうものの、普通のカンナのイメージよりも、ずいぶん小さい。
豪快な夏の花、というイメージがあって、この花の親の株も、花はもっと大きかったように思いますが。
でもまぁ、かわいいですね。鮮烈だ。

ところがここで、ちょっと「事故」をやらかしまして、花の茎を折ってしまった。
ガラス瓶に挿しておきましたが全部が開花することはできませんでした。

0731_13kanna 7.31
でも次のつぼみが立ちあがってきました。よかったなぁ。
後から写真を見て気づいたのですが、グンバイムシがいました。

0801w_12kanna 8.1
わぁ、ですね。また咲いてくれそう。

2016年8月 3日 (水)

インゲン

0722_12ingen1 2016.7.22
自分ちのインゲン。来年用に完全に熟させたもの。
0722_12ingen2
豆はこんな風に莢におさまっています。
0722_12ingen3
20個ちょい。来年うまく発芽してくれるといいですね。

0723_4ingen 7.23
食事をしながら目の前の豆を見ていて
そうだ、臍を撮ってやろう、と一枚。
ここから栄養をもらったんですから、臍といっていいでしょう。
立派なお臍だね。

★種苗会社が売る種子は「F1」=雑種第一代です。
the first filial generation ですね。
不顕性の性質はこの世代では発現しません。つまり商品として均質だ、ということです。
上の写真の種子は、F1の種子を買ってきて育てて、その実から採取した種子ですから、不顕性の性質がホモになって現れるかもしれません。
自分で食べる分には、どうでもいいんですけど、商品だとそうもいってられないのでしょうね。
昔の農家は、豆でも籾でも、食べる分の他に、来年用というのを自分の家に保存して、それを播いて育て、また収穫したものですが。現在は、種苗会社の影響から逃れることは難しくなりました。効率はよいのでしょうが、なんだか寂しい気もします。

シコンノボタン

0722_8sikonnobotan 2016.7.22
開くよ。

0725_6sikonnobotanhati 7.25
朝、妻が、「開いたわ、ハチが中にいたわ」と撮影してきました。
なんだろう、ニホンミツバチのような気もするけど、確定はできません。
0725_10sikonnobotan
私も。一枚。
アングルはほとんど同じですが、撮影時刻(光線の加減)とカメラの違いが色合いの違いになりました。
どちらも「真を写して」おります。

バケツ田んぼ

0722_7baketutanbo 2016.7.22
水を湛えた田んぼが2枚。{気取ってらぁ}
花が咲くのは8月上旬かな。うまくいったら稲の花の写真が撮れるんですけど、それさえ今はわからない。

★ところで
朝日新聞の連載

[しつもん!ドラえもん]2324 なつのてんき編(7/28)
 夏に多い「雷」は、やっぱり夏の季語。では、雷の光などを指す「稲妻」はいつの季語?
[こたえ]秋
 昔は、雷の光で稲が実ると信じられていたことから、稲妻という言葉が生まれたそうだよ。稲は秋の季語だから、稲妻も秋なんだ。

そりゃないよな。雷と稲妻って、一体のものでしょ。雷は夏で、稲妻は秋だなんて、どういう季節感覚を持ってるんだか、疑いますね。
   雷(らい)(おお)い稲妻天地を覆(くつがえ)す:かかし
なんて、わざわざ・故意に並べてみましたが。

稲の花は立秋を過ぎたころに開花する。雷光は稲の稔りを支えるものだから稲の夫(つま)であり、稲の花の時期=秋の季語だ。
こんな説明なら、まだしもね。

朝日新聞の土曜のbeという特集版から

(街のB級言葉図鑑)山留め 飯間浩明(2016年7月30日03時30分)
 ■「業界用語漏れ出系」か
 ビルなどの建設現場を通りかかった時は、「ご近隣の皆さまへ」という作業日程の看板を見ることにしています。しばしば、見慣れない建設用語が出てくるからです。
 この現場では「山留め工事」をしているようです。どんな工事なのか、私には分かりませんでした。ご近隣の皆さまも同じでしょう。
 ・・・
 「山留め」を載せる辞書のいくつかは、「鉱山で土砂の崩壊を防ぐこと」と説明しています。「山留め」の語源がこれで分かります。ただ、私たちが日常的に接するのは、建設現場での工事のほうなので、今後の辞書には、この意味を記述するのが望ましいでしょう。
 業界の専門用語が一般人の前に出てきた例を、「業界用語漏れ出系」と名づけた人がいます。今回の「山留め」もその例でしょうか。
 ・・・
 (国語辞典編纂者)

芸能界からの業界用語漏れ出系の一つが「おはようございます」でしょうか。時刻に関係なくこういいますね。
季語なんてのも、俳句業界からの業界用語漏れ出系ですね。
俳句界のなかでどういう言葉を使っても結構ですが、それをもって、季節感に敏感な日本人の伝統的感性を示す「季語」なんていってほしくない。どうぞご勝手に。
わたしゃ従わないよ。
{気象予報士さんは、「さわやか」と「すがすがしい」を季語として使い分けたりしてますが、立秋過ぎたら「雷にご注意を」っていえなくならないか?立秋前には「稲妻」っていえなくて、「雷光」なんていうのかな?昨日、2日、当地では明け方に猛烈な雷雨が襲ってきました。稲妻がすごかったですよ。雷鳴もすごかったですよ。さて、何と表現すべきやら。}

★人間は窒素肥料を作りますが、自然界で人間の介入なしに生成する窒素肥料のかなりの部分が雷によるものだという話もあります。稲妻が走ると空気が高温に熱せられて、窒素と酸素が反応して酸化窒素が生成し、雨に溶けて地上に降り注ぐ。これが天然の窒素肥料。その他には、窒素細菌が作るのが多いですね。

雷が鳴り、稲妻が走ると、稲が豊作になる。
というのはそれなりに根拠のある言い伝えです。

別件:私は玄米食ですが、銘柄は群馬県の「ゴロピカリ」です。
冒頭の写真の稲は、青森県の「青天の霹靂」です。霹靂はいうまでもなく「雷鳴」のことです。

名前のわからないかわいい花

0722_6humei 2016.7.22
これはなんという花でしょうか。
妻の意図の範囲外の花です。勝手に来ちゃった。
0723_3humei 7.23
小さくてかわいい花なんですが。
園芸植物ではないような気もするし。
わかりません。教えてください。

変化朝顔の親木

0722_5henka 2016.7.22
上に葉の「傘」がさしかけられていたので、部分的に濡れた花。
水滴のついた部分の色が変化していませんから、酸性雨というような状態ではなかったものと思われます。
今年は、このような、「普通のアサガオ」タイプの花ばかりが咲いています。親木といいますが。
この花の遺伝子に変化の遺伝子が入っていて、受精の際に劣性ホモになれば、次世代に変化が出現します。
待つだけですね。

★くどいけど
優性・劣性という言葉は決して「優れている」「劣っている」という意味ではありません。
メンデル遺伝のレベルでは、ある表現型を作る酵素の遺伝子の働きがあるかないか、です。
これを遺伝子の働きがある時「1」、ない時「0」と表現すると
1対の遺伝子中で、「1・1」(ホモ)と「1・0」(ヘテロ)の時、遺伝子の働きが「顕れて」酵素ができ、表現型になります。
ところが「0・0」(ホモ)の時は、遺伝子の働きが「顕れず」、酵素もできず、その表現型が出ません。
これだけのこと。その性質の「優劣」では決してありません。
「1」である遺伝子を「顕性」、「0」の遺伝子を「不顕性」と呼びたいのですが、日本では認められていません。
「1」の遺伝子と、「0」の遺伝子の差は、アミノ酸1個くらいの差だったりもします。
優劣で話をしてはいけないのです。

優性という言葉は「優生」を思わせる。
最近のひどい事件を思わせます。
すべての人は、自分の遺伝子の中に、劣性ヘテロの形でいろんな遺伝病遺伝子を持っているのです。
遺伝病遺伝子を持っていない人なんて、何十億の人の中に、一人もいません。
それを理解してもらえれば「優生思想」なんて生じるわけがないんだけどなぁ。
無知の産物なのです。

白髭咲き朝顔

0722_4sirohige1 2016.7.22
この白い花弁は薄い。
0722_4sirohige2
内側へ回りこんだ水滴もありますが、花の中央付近の水滴は透けて見えている水滴です。
遮るものもなくまんべんなく雨をかぶった花でした。

マツバボタン

0722_3matubabotan 2016.7.22
雨上がり。水滴を掲げています。
重量挙げの選手だね。

アオスジアゲハ幼虫

0721_1aosuji1 2016.7.21
上と下の2枚の写真を比べてください。
0721_1aosuji2
頭を1回上から下へ振りながら葉の縁を食べると、このくらい減ります。
{ワン・ストロークで、といいたいんですけど、腕じゃないからな。表現が難しい。}
終齢幼虫の食欲というものはものすごい。夜は静かですから、部屋の中にバリバリと葉を食べる音が響くんですよ。
小さな枝なんか、アッという間に葉が消滅します。
若齢幼虫の食べ方は、かわいいですよ。
終齢幼虫の食べ方は、猛烈です。

0721_1aosuji3
ごめんね撮っちゃった、と妻が笑ってました。
0721_1aosuji4
ウンコぽとん。
ウンコの落ちる音もします。コンとね。
いっぱい食べて、いっぱいウンコして。元気元気。
命が盛んなときは、ウンコもいっぱい出るんです。
ヒトもまた。

ミンミンゼミ

0720_8minminzemi 2016.7.20
妻が「ミンミンゼミ拾った」と連れてきました。
落ちていたのだそうです。
でも正立。死ぬとひっくり返って脚をぎゅっと縮めますが、その姿勢ではなかった、と。
で、拾ってみたら暴れるのよ。
オスのようですが、あまりぎゃあぎゃあ騒がないし。
記念撮影して放してやりました。飛んでったそうです。
ときどきそういうこともあります。

ハゼラン

0720_7hazeran 2016.7.20
ガレージの車の脇。運転席ドアのすぐそば。
撮影は昼の12時20分ごろ。泳ぎに出かけようと車のところへ行った時。
あれ、出番を間違えちゃったかな?まだ3時にはまだ早いよ。
まあ、いろいろあるんだよね、生きるってことは。

2016年8月 2日 (火)

アゲハ幼虫

0720_4ageha1 2016.7.20
飼育ケースの中のアゲハの幼虫。
腹側が丸見えだったのでつい、パチリ。
0720_4ageha2
歩くときにケースの壁に張った糸が見えますね。
これ、むやみと取り去らない方がいいです。
羽化時、成虫が移動したくなった時に、よい足場になります。
あるいは、カマキリなど飼うときにも、チョウを飼育したケースを使うと、足場がよくなって、カマキリが安定します。
腹脚が4対、尾脚が1対、本来の脚が3対。です。
若い夫婦だった時代、散歩中にアゲハの幼虫を見つけて、金網の飼育ケースで飼育したのですが、脚でぎゅっと金網にしがみつくようなこの歩き方の「あまりのかわいさ」に妻が痺れて降参、以来、40年以上の飼育歴を重ねることになったのでしたっけ。
0720_4ageha3
最初の写真の上の方に丸いものがありますが、脱け殻の頭部です。
顔がそのままに脱げていますので、不思議な感じがしますね。

サギソウ

0719_8sagisou1 2016.7.19
郵便局へ行った帰り。サギソウを見かけました。
珍しいなぁ、久しぶりのことです。
0719_8sagisou2
不思議な姿の花ですね。
「距」が目立つのですが、今回はそれは見えませんでした。

ラン科の花です。
以前、世田谷区に住んでいた時。世田谷区の区の花がサギソウで、区役所かなんかで頒布していたのをもらって育てたことがあります。
ミズゴケを使って、しっとりさせておくのがよい、とか教わった気がします。
ずいぶん以前の話で、この花を見るのは久しぶり。本当に「鷺」という感じがしますものね。
面白い花です。

↓参考
http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/102/126/419/409/d00026703.html
世田谷区の花 鷺草(サギソウ)

ヒメハラナガツチバチ

0719_6tatiaoi 2016.7.19
タチアオイもそろそろ終わりだなと見ていたら。
0719_7haranagatutibati1
ハチが突っ込んできました。潜り込んでいきます。花粉だらけ。露出を変えている暇がない。
0719_7haranagatutibati2
顎がすごい。これはハラナガツチバチです。
0719_7haranagatutibati2_2
翅の先端の色が濃いので、ヒメハラナガツチバチだと思います。
0719_7haranagatutibati3
露出を変更することができまして、比較的適正露出になりました。
すごい恰好をしてますね。無我夢中なんだ。
0719_7haranagatutibati4
クマバチもものすごい潜り込み方をしますが、これもかなりのものです。
0719_7haranagatutibati5
ツチバチは土の中のカナブンなどの幼虫に卵を産みつけるハチですが、成虫はよく花を訪れます。
それにしてもこのタチアオイ、よほどハチたちを夢中にさせる何かを秘めているらしい。
恥も外聞もあったもんか、という感じだな。

キイロテントウ

0719_3kiirotentou 2016.7.19
妻が教えてくれた場所で、私も見ました。
コスモスの茎です。
キイロテントウは菌食ですが、元気がよさそうなコスモスの茎にも、菌がいるんですかね。
別に構ったことではないので、どんどん食べてください。
まったく、名前と姿が完全に一致しています。他の名前はあり得ない、よな。

○○トガリメイガ

0719_1ga 2016.7.19
玄関ドアの脇にとまっていました。
すごい恰好です。見たことがあるような気もしますが。
メイガ科>シマメイガ亜科の「○○トガリメイガ」というのだと思います。
そこまでは大丈夫として、種名がなぁ、わかりません。
カバイロトガリメイガというのが似てるかなぁ。

http://www.jpmoth.org/Pyralidae/Pyralinae/Endotricha_theonalis.html
カバイロトガリメイガ

【幼虫食餌植物】 様々な樹木の古い葉(※掲示板:がいすとさん)

だそうで、決め手がありません。

http://www.jpmoth.org/Pyralidae/Pyralinae/Endotricha_olivacealis.html
ウスベニトガリメイガ

色が違うかな。

ササグモ

0718w_1sasagumo 2016.7.18
シコンノボタンの葉の裏で。
ササグモの獲物は、ホオズキカメムシです。
0718w_1sasagumo2
頭の方に噛みついていますね。
腹に噛みつくと、臭い液を発射されるかな。私自身はホオズキカメムシをつまんだこともあるし、弾き飛ばしたこともありますが、臭かった、という記憶はないです。
でもね、同じサイズ同士だと、毒液になるかもしれませんね。
0718w_2sasagumo
同じくシコンノボタンの葉の裏。
この獲物はおそらくハチでしょう。よくわかりませんが。
この頭はハエ目ではないと思います。

0719_4sasagumo 7.19
ぶれてしまいましたが、ササグモのこういう姿勢は見たことがない。
腹部をきゅっと上に曲げています。何となく緊迫感を感じました。
左側の脚を2本失っているようです。
私が見る直前にその出来事が起こって、興奮しているのか。
脚を失った状態で威嚇姿勢をとろうとして、こういう形になったのか。
よくわかりませんが、頑張って生きてください。

ウスバキトンボ

0718_13usubakitonbo1 2016.7.18
線路上をトンボが飛ぶ。なんだか見慣れたアカトンボとは飛び方が少し違う気がしました。表現できませんが。ソアリング交じりに飛ぶ、というのかなぁ。
こっちへこないかなぁ、と見ていたら、ありがたいことに、目の前のタチアオイの茎に来て止まってくれました。
これウスバキトンボというやつですよね。
昔はよく見た気がします。ショウリョウトンボと言い慣わしていた気がしますが、最近は全然見なくなっていたと思います。
0718_13usubakitonbo2
独特の模様です。
0718_13usubakitonbo3
何がどう違うと言って、うまく言い表せませんが、翅の透明感が強い、というのかな。
「薄羽黄蜻蛉」の「薄羽」というのはこのことでしょうか。
上の写真、ボケてますが、透明感はわかるかな、と掲載します。
0718_13usubakitonbo4
シルエットをお目にかけます。
きれいなトンボでした。
久しぶりに会えてうれしかったな。

★別件
さだまさし さんの「精霊流し」は「しょうろうながし」ですが。
虫の「精霊トンボ」や「精霊バッタ」では「しょうりょう」です。

しょう‐りょう【精霊・聖霊】シヤウリヤウ
〔仏〕死者の霊魂。 →せいれい。
しょうりょう‐え【聖霊会】
しょうりょう‐おくり【精霊送り】
しょうりょう‐だな【精霊棚】
しょうりょう‐とんぼ【精霊蜻蛉】
しょうりょう‐ながし【精霊流し】
しょうりょう‐ばった【精霊蝗虫】
しょうりょうばった‐もどき【精霊蝗虫擬き】
しょうりょう‐ぶね【精霊舟】
しょうりょう‐まつり【精霊祭】
しょうりょう‐むかえ【精霊迎え】
しょうりょう‐めし【精霊飯】
広辞苑第六版より引用

「しょうろう」というのは方言なのかな、よく知らないのですが。
「しょうりょう」と「とうろう」が合体したような気もしていましたが。

ナミテントウ&アブラムシ

0718_12namitentou1 2016.7.18
キョウチクトウにアブラムシ、と思ったら、黒い影が見えました。
0718_12namitentou2
ナミテントウかダンダラテントウ。
0718_12namitentou3
こうなればナミテントウでしょう。
アブラムシを捕食している最中です。

↓参考
http://mushinavi.com/pickup/aphid.htm#ant

兵隊アブラムシ
ヒエツノアブラムシの兵隊型幼虫
ヒラタアブラムシ亜科とワタアブラムシ亜科の仲間にのみ見られる特殊な形態です。
胎生♀が通常の胎生♀とは別に兵隊アブラムシも産みます。その名の通り、外敵と戦う勇敢な形態で、アブラムシとは思えないがっしりとした太い脚で外敵にしがみ付き、太い口針で刺して撃退します。角で攻撃する世代がある種もおり、攻撃方法は一次寄主と二次寄主によって異なる場合があるようです。
兵隊アブラムシは1,2齢幼虫までで生長が止まり、幼虫は産みません。
胎生♀と同じ遺伝子を持ちながらここまで形態の異なる虫を生み出せる点もアブラムシの優れた生態の一つです。

天敵
アブラムシの天敵はテントウムシの成虫と幼虫、ヒラタアブ類の幼虫です。
基本的にアブラムシは逃げるのではなく、数を増やすことで対抗しています。
また、種類によってはソラマメヒゲナガアブラムシなどのように振動などを感じると自分から落ちて身を守るものもいます。

アリとの共生
アブラムシは角状管から出す甘露をアリに提供する代わりに、天敵であるテントウムシやヒラタアブの幼虫をアリに追い払ってもらうことで共生関係にあると言えます。
特にクチナガオオアブラムシの仲間はアリが作った蟻道の中で生活しており、アリがアブラムシを飼育しているといってよいほどの関係にあります。
・・・
繁殖力の秘密
産仔中のジャガイモヒゲナガアブラムシ
この時点で幼虫の体内には孫に当たる幼虫が既に入っています。
アブラムシはわずかな期間でおびただしい数になるほどの繁殖力があります。
その秘密は、1つは単為生殖で交尾が不要であること、もう一つは親虫の体内の幼虫に、既に孫となる幼虫が入っているという入れ子構造になっているという点です。簡単に言うと昆虫版マトリョーシカです。
また小型であるという点も成虫になるまでの期間が短くて済みます。
これらの仕組みがアブラムシの繁殖力の秘密と言えるでしょう。

アリがテントウムシを追い払うというシーンは個人的には見たことがありません。遭遇しても互いに無視していることが多いように見受けます。
兵隊アブラムシ、という話も有名ですが、これも見たことがありません。
あまり真剣に見ていないせいかな。
有名な話ですから、見てみたいとは思っています。

キキョウの実

0718_10kikyou 2016.7.18
花の後。キキョウの実は結構目立ちますよね。
我が家では数えるほどしかできませんが、ご近所の「本家」では、実がいっぱい。
わぁスゴイ、と思わず呟きたくなります。
逞しい花ですよ。

クモ幼体

0718_9kumo 2016.7.18
クモの幼体を見つけたのですが。
2mmあるかないかのサイズ。
背側を見ることもできないし、種類は全くわかりません。
ただ、このちっこい体に見合うサイズの「立派な」網を張っていました。
なんだか妙にうれしくなって、撮影。
この小さい網を相似形のまま大きくすれば、成体の網になるんじゃないか、という感じ。
すごいね、立派な網を造ったね、とほめてあげました。

2016年8月 1日 (月)

ヒゲナガカメムシ

0718_7higenagakamemusi1 2016.7.18
エノコログサにいて、腕が太ければヒゲナガカメムシ。
0718_7higenagakamemusi2
ヒゲナガカメムシの幼虫です。
翅がまだ完成していませんが、次の脱皮で成虫になるでしょう。
腕の太さも成虫ほどではないけれど、その片鱗は見える。
実には栄養がたくさん送られてくるのでしょう。
おいしいんだろうな。

キアゲハ

0718_2kiageha1150 2016.7.18
11時50分
キアゲハの幼虫が蛹になってすぐの姿。
0718_15kiageha1430_1
14時30分
蛹としての姿が固まりましたね。
0718_15kiageha1430_2
蛹の下に落ちていた幼虫時代の脱け殻。
かなり派手派手しい模様でしたが、それを知っていると、ははぁ、あれだね、となるでしょう。

0728_1kiageha 7.28
羽化しましたよぉ~。
0728_1kiageha2
ものすごい勢いで飛んでいってしまいました。
夏は変化のペースが少し速いかな、やっぱり。
飼育というより、共に生きる、という気分ですね。

田植え・青天の霹靂

0718_1taue 2016.7.18
妻が「早乙女」になりまして。バケツ田んぼに田植えをしました。
庭よりベランダの方が、多少なりとも虫の影響が少ないので、ベランダで栽培してみます。
米の品種は「青天の霹靂」
↓ここでご紹介しました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/06/post-f36f.html
2016年6月27日 (月)「籾から稲へ」

うまく花が咲くかなぁ。花が咲かなきゃその先はないし。
どきどきものですね。

右の鉢の後ろに、牛乳パックを切った容器で成長しているもう一叢の苗がありますが、その後、写真左の鉢に植えまして、バケツ田んぼ2つで栽培しています。

クロアゲハ

0717_13kuroageha1 2016.7.17
ルリマツリに飛来したクロアゲハ。
口吻を伸ばして蜜を吸っているのがわかります。
0717_13kuroageha2
かなり前のめりに突っ込んでますね。花は深いらしい。
花もきれいですが、こうやってチョウが来てくれると、すっごくうれしいですね。
0717w_kuroageha1
これは羽化したクロアゲハを放すところ。
0717w_kuroageha2
飛び出していったのを妻が追跡していって、クルミの木にとまったところを一枚。
私にはこの行動力はありません。
虫の追跡は、眼で虫を捉え、見えなくなってもこの辺に行ったはず、と視線を固定して接近していきます。これも一つの技なんですね。妻はこの技は完全に習得しています。

マンリョウ

0718_6manryou1 2016.7.18
前のシーズンのの実と、今年の花・実。
0718_6manryou2
派手派手しい花ではありませんが、花弁もあるしメシベの子房が膨らんでくる、ということはすぐわかる。
センリョウよりは変化がわかりやすいですね。
それにしても、この株の赤い実、なんで鳥が食べなかったのかな。もう一つの株の実は、いっぺんになくなりましたけどね。

センリョウ

0717_11senryou 2016.7.17
花が終わった、という姿です。跡が残っています。

0729_8senryou 7.29
実が大きくなってきました。
花が地味で花の時と実になった時との変化が小さいのであまり気づかないかもしれません。
赤い実になれば誰でも気付くのですけどね。{黄色い実でも。}
この時期は地味な姿をしています、よく見てあげてください。

キアシマメヒラタアブ交尾

0717_10abu1 2016.7.17
ヤブガラシでアブが交尾していました。
小さなアブです。5mm位かな。
ハチではありません。触覚がハエと同じだし、平均棍がはっきりと確認できる。
腹部がぺたんこなので、ヒラタアブのようです。
0717_10abu2
反対側に回ってみましたが、私の動きを気にもせず交尾続行。
ここまでの時点で、「アブ」という認識しかありませんでした。
調べりゃわかるだろう、まっ黒なアブだからな、と。

http://www.insects.jp/konbunsou2.htm
ハエ目>ハナアブ科へ
ぴったりの写真がありましたが、解説がない。キアシマメヒラタアブで検索続行。

http://www.hegurinosato.sakura.ne.jp/2bangura/vi_abu_hae/kiashimamehirataabu.htm
キアシマメヒラタアブ

シママメヒラタアブより黒っぽく細い感じですが、さらに小さいので写真に撮らないと違いがよく判りません。4mm位の小さい個体もありました。シママメヒラタアブやノヒラマメヒラタアブに似ていますが全身が黒く、複眼に縞模様がありません。

http://wolffia.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_a3c4.html
2008年8月 8日 (金)「キアシマメヒラタアブ」

3つ目のリンクはお見事。ここの管理人さんは、私の尊敬するライターです。
で、さらに続けて見ていったら、わ、自分のサイトにぶつかった。
じいさん、甘かったな{記憶が}。

↓自分でもう書いてたんですね。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-a3c4-1.html
2009年9月16日 (水)「キアシマメヒラタアブ」

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-fab3.html
2010年8月23日 (月)「キアシマメヒラタアブ(かなぁ)」

完全に忘れていました。ナッサケネェー。

「忘却とは忘れ去ることなり。忘れ得ずして忘却を誓う心の悲しさよ。」
銭湯の女湯が空っぽになったという伝説のラジオドラマの冒頭。
中味は聞いたことないですが、有名でしたからね、でも、真知子と春樹くらいはガキでも知ってました。
「真知子巻き」なんて知ってますか。

で、「忘却とは忘れ去ることなり」を忘却していないんだんなぁ。年だなぁ。

アザミ

0717_9azami 2016.7.17
もう終わりの時期になりました。
おそらくたくさん播種したはず。
来年どうなるか、待ちましょう。
たくさん生えてくれれば、子どもが触ることはできないけれど、それなりに近い位置で花を見られるように調整もできるかと思います。
素敵な花だけど痛いからなぁ。

オオスカシバ

0717_8oosukasiba 2016.7.17
ヒメクチナシにオオスカシバが飛来。
写るかどうかわからなかったのですが、2,3枚撮影。
うちの一枚に、産卵の瞬間が写っていました。
葉に脚をかけて、腹を曲げていますね。多分この時に卵を産み付けたはず。
ヒメクチナシがダメになっては困るので、多少、幼虫を間引くことになると思います。

ササグモ

0717_6sasagumo1 2016.7.17
ピントが合いません、ごめんなさい。
でも生まれて間もない幼子が、前脚を開いて構えていることはわかると思います。{ツヨソォ}
0717_6sasagumo2
ケンカじゃないと思いますが。
0717_7sasagumo
出嚢した場所にはもうほとんどいません。
上の写真は散っていったもののうち、撮影可能範囲にいたものです。
母グモはこれからどうするのか、どうなるのか、気になりますが、わかりません。

0718_5sasagumo 7.18
これは庭のホトトギスの葉に作られた卵嚢です。
庭の土がなかなか乾かなくって、庭に踏み込めずにいた間に、もう出嚢したようですね。

土が濡れていると、滑りますよね。危ないのは、ステッキが滑ること。
体重を預けていたり、体のバランスを取ろうとしている時にステッキが滑ったらもうどうしようもない。
おそらく、どて~んと倒れるでしょう。
若いころと違って、ただじゃすまないと思います。
ですから、滑りそうなところへは絶対踏み込まないようにしています。

« 2016年7月 | トップページ | 2016年9月 »

2023年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ