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2016年7月

2016年7月29日 (金)

ネコハグモ

0717_6nekohagumo 2016.7.17
ネコハグモの幼体だと思います。模様がなくて赤い。
成体は模様があって、茶色っぽい。
でも、脚で頭胸部を隠してしまうスタイルは同じです。
獲物がなんなのか、よくわかりませんが、網の威力ですね、クモ自身に比べて大きな獲物だったようです。
どこにでもいます、注意して「くぼんだ」ところを眺めてください。

アオドウガネ

0717_3aodougane 2016.7.17
腹は青くない。
ヤブガラシの葉を食い荒らして穴を開けてました。
その穴からお腹が見えた。
お腹出してちゃいけないんだぞ。雷様にお臍とられちゃうんだから。
ダイジョウブ、哺乳類じゃないもん、臍ないもん。

朝10時の白髭咲きアサガオ

0717_1sirohige10oclock 2016.7.17
この日はどんよりしていました。買い物に出かけようと外に出たらまだ閉じていない花がいっぱい。
暗いというほどのこともないけれど、陽射しがないと閉じるのが遅れるらしい。
ご覧のように、葉には虫食い穴。ほったらかしですが、頑張って毎日咲いてくれます。
元気なアサガオです。

オクラ&トマト

0716w_2okra 2016.7.16
なんだかコロンとしたオクラですが、味に変わりのあるじゃなし。
チンして、香りとぬめりを楽しみました。
0716w_3tomato
ミニトマト。これも香りがいかにも「トマト」!
酸味もあって、おいしい。

私のトマトの食べ方の趣味は、頭からかぶり付いて、中の種と種の周囲の汁をまず吸うんですね。
酸味とジューシーさが口に流れ込むのがたまらない。
果肉は後からむしゃぶりつく。
これは夏の地場ものに限ります。冬場の温室栽培では味わえない「濃さ」。

★昔話。
夏の外出時。バケツに水を張ってスイカを浮かべる。周囲にトマトを浮かべる。
上から布をかけて水を吸わせ、蒸発熱でスイカやトマトを冷やしておく。
帰宅したら、スイカやトマトにむしゃぶりつく。
冷蔵庫などない時代の涼の取り方の一つでした。

アオスジアゲハ幼虫

0716w_1aosujiyotyu 2016.7.16
幼虫たちの餌植物を取りに行くと、また見つけちゃった、と連れ帰ってくる妻。
おかげで切れ目なく、飼育は続きます。
この間、買い物に行って、街路樹のクスノキの根元付近に新芽が出ているのを見て、見てこよう、と降りて行った妻。
いたわよ、とまた若齢幼虫を発見して連れてくる。
ほっとくとああいう新芽は刈りこまれちゃうのよね、と、のたもう。
全く、すごい「眼力」です。とても私の及ぶところではない。
食卓上で、幼虫を眺めてニコニコしながら食事をする老夫婦です。
普通の人の想像を絶するような生活なのです。

シコンノボタン

0716_30sikonnobotan 2016.7.16
シコンボタンが
0722_1sikonnobotan 7.22
咲きました。
つぼみはいっぱい。
そして、花ではないのですが、今年はこの株で3匹のササグモが産卵しました。
一つはもう出嚢して、子グモたちが巣立っていきました。
そっと、興奮させないように、毎日見ています。
花とクモ。素敵なシコンノボタン。

★ふと連想。
シコンノボタンは別名 spider flower ともいいます。
蕊の姿がクモの脚のようだということでしょう。
他方、ササグモはというと
https://kotobank.jp/word/%E3%82%B5%E3%82%B5%E3%82%B0%E3%83%A2-68919
世界大百科事典 第2版の解説

ササグモ【Oxyopes sertatus】
ササグモ科のクモ。体長は雌6.5mm,雄4.5mm。北海道を除く日本全土に分布する。このクモは網を張らずに,日当りのよいササなどの葉の上に第1歩脚を高くかかげて,虫のくるのを待っている。虫が近づくとすばやくとびついてとらえる。この動作がオオヤマネコを連想させるとして,英語ではこの科のクモをlynx‐spiderと呼んでいる。7~8月にササなどの葉の上に卵囊をつくり,母グモはその上におおいかぶさるようにして孵化(ふか)するまで飲まず食わずで卵を守る。

lynx
►n (pl ~, ~・es)
1 〔動〕 オオヤマネコ属 (L-) の数種のヤマネコ:
  a ユーラシアオオヤマネコ《ヨーロッパ・アジア産》.
  b アカオオヤマネコ (bobcat).
  c カナダオオヤマネコ (=Canadian [Canada] lynx).
2 オオヤマネコの毛皮.
3 [(the) L-] 〔天〕 やまねこ座 (山猫座).
[L<Gk]
リーダーズ英和辞典第3版より引用

あらあら、オオヤマネコグモなんですね。
かっこいいな。鋭い目つき、という感じですね。見直しました。
ササグモはまた稿を改めて書きます。

ハナツルソウ

0716_28hanaturusou_2 2016.7.16
これがハナツルソウのつぼみです。
両方に「角」がでていて、真ん中が赤くなってきます。

0718_14hanaturusou_2 7.18
ほら赤くなってきた。もうすぐです。

0719_2hanaturusou 7.19
翌日、咲きました。
葉の濃い緑と、花の赤のコントラストが、ものすごい。

0720_5hanaturusou1220 7.20
今年は今のところ他につぼみがない。
この一輪で終わるのか、それともまた新たにつぼみができるのか。
できればもうちょっと咲いてくれるといいな。

ナデシコ目ハマミズナ科アプテニア属の多肉植物だそうです。

ナガエコミカンソウ

0716_27nagaekomikansou 2016.7.16
コミカンソウの実は熟すと赤くなりますが、ナガエコミカンソウの実はどうなるんでしたっけ?
記憶にない。
今年は完熟まで見られるかな。すぐ忘れるんですよ、申し訳ないことに。
意識を持続しなくっちゃね。

http://lab.nagoya-su.ac.jp/~murakami/articles/Phyllanthus/phyllanthus3.htm

この植物は,日本では、最近まで,それほど知られた植物ではありませんでしたが、ここ10年ほどの間に,急に都市部の雑草として目立ち始め,近年、全国のあちこちで報告されるようになりつつあります。

昨日、関東地方は梅雨明けになりました。今年の夏は暑いのかな。
去年は、7月31日から8月7日まで、連続8日間猛暑日だったんです、東京は。
きつかったよなぁ、年寄りには。
ナガエコミカンソウには具合のいい気温だったのかな。

ヒャクニチソウ

0716_25hyakunitisou 2016.7.16
何がなんだかさっぱりわかりません。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%A3%E3%82%AF%E3%83%8B%E3%83%81%E3%82%BD%E3%82%A6%E5%B1%9E

今出回っている品種はほとんどが八重咲きで、さじ弁で重ねの厚い八重咲きになるダリア咲き、管弁のカクタス咲き、半球形になるポンポン咲き、一重咲きで管状花の先が弁化するアネモネ咲きなどの品種がある。

http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/sympetalae/compositae/hyakunichisou/hyakunichisou.htm

 ヒャクニチソウ(百日草)はメキシコ原産の園芸植物。8月から10月にかけての暑い盛りに百日は持ちそうな、丈夫な花を咲かせる。花の色には赤・紅・桃・黄・白など、多様な品種があり、花の形もダリアによく似た品種もある。花弁の裏側は色が薄い。花の形は確かにキク科なのだが、花弁の質感が丈夫そうなためか、なんだか違和感がある。こんな違和感は日本のキクには黄色の花がほとんどで、赤い花にキクのイメージが重なりにくいからかもしれない。近寄ってみると、中心部の筒状花がきれいに5弁になっているところも、おやおや と思わせる。キク科の頭状花の多くはこのような構造になってはいるのだが、一目でこのような構造がわかるものは少ない。葉はリンドウに似ており、 これもキクらしくない。

 ヒャクニチソウの花は中心部の筒状花の部分とそれを取り巻く舌状花からなっている。中心部の筒状花の部分は、長期間にわたって成長し、花を咲かせつつ上方に伸びる。筒状花の花冠は黄色で5裂し有毛。開花後に雌しべの柱頭が伸び、やがて柱頭だけがリボンのようになって残る。百日草とよばれるほどの長い花期は、中心部で成長し続ける花序と長持ちする舌状花ということになろう。キク科の頭状花は一旦形成されるとそれ以上成長できないものが多いが、もともとの形は無限花序であったはずであり、時として中心部が成長を続ける奇形花ができる。ヒャクニチソウの花序は、そのような性格を残している。

もともとキク科の花の筒状花と舌状花の認識そのものが甘いんですよ、私。
そこへ、この変則的な咲き方で、混乱してしまう。

0726_15hyakunitisou1 7.26
「一段」で咲いてますよね。
0726_15hyakunitisou2
「何段も重なって」咲いてます。
奥の深い花でありますことよ。

ヘクソカズラ

0716_24hekusokazura1 2016.7.16
今年は消えてしまったのか、と思っていたヘクソカズラが咲きました。
ヤブガラシやヤマノイモや、ぐちゃぐちゃに混み入ったなか。
ヘクソカズラの葉をきちんと認識しいていなかったのですね。見分けられなかった。
0716_24hekusokazura2
繊細な花なんですよ。

へくそ‐かずら【屁屎葛】‥カヅラ
アカネ科の蔓性多年草。山野・路傍などに普通。葉は楕円形。全体に悪臭がある。夏、筒形で、外面白色、内面紫色の小花をつけ、果実は球形、黄褐色に熟す。ヤイトバナ。サオトメバナ。古名、くそかずら。漢名、牛皮凍。夏
広辞苑第六版より引用

広辞苑にも載っているくらいですから、サオトメバナくらいで普及しないものかな。
そんなに臭くないってば。

2016年7月28日 (木)

障害者

書けない、というのが正直なところ。
過去の文章を載せます。

★私のHPに載せた自己紹介のぶん。
教師現役時代、4月年度当初の授業1時間は、自己紹介をして、障害について話しをしました。その内容をプリントにして配布して、生徒の手元に残したい、と思ったのが以下のページです↓そこから一部を引用。
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/essay/profile.htm
自己紹介
 以下の文章を読んでいただければ判るように、私は障害者です。足のハンディキャップに「負けない」ように、また、肉体にハンディキャップがあるのだから、それとは関係ない「頭脳労働」の仕事をするのがよい、と幼い頃からいわれてきました。でも、なんか変だ、僕には障害があり、障害を持った僕自身がそのまま本物の僕なのだから、障害を生かした生き方をするべきなんじゃないか。そんな気持ちも思春期の頃からしてはいたのです。高校の頃にニーチェに触れ、大学の頃にいわゆる「大学闘争」の中をまともにくぐりぬけ、「障害があるのに」ではなく「障害があるからこそ」の生き方をすることに意志決定したのでした。教職ならば、生徒たちに障害者としての肉体をさらし、障害者としての生き方をさらして、私と接した生徒は、次に別の障害者と出会う時には、それなりに障害者差別から解放された接し方ができるようになるのではないか、そんな気がしたのです。また、一方で「生涯、偉くなるとかならないとか、そういうことから離れていられる職業」としての「教職」も魅力的でした。教諭として26年、退職して嘱託員として5年、計31年間教壇に立ってきて、毎年度、新学期の最初の1時間は自分の障害の話と、障害者差別の話などを、必ずしてきました。10年ほど前からは予めプリントを用意して、かいつまんで話す、そのときの反応で話の焦点を変える、でも伝えたいことの全容は生徒に渡る、ようにしてきました。ここでは、そのプリントの今年度版を紹介します。(少しだけ手入れしてありますが・・・)
 過激な余談ですが、私は「すべての小中高に最低一人の障害者を教諭として配置せよ」と内心思っているのです。そうすれば、子どもたち生徒たちは、思いやりの気持ちや、生きることの大変さや素晴らしさ、命の大切さを全く自然に身につけていくのではないでしょうか。とってつけたように「生きる力」だとか「命の大切さ」だとか叫んでも子どもたちの心にしみこんでは行きますまい。障害者教諭がどの学校にでも配置されれば、砂に水がしみこむように、草花が水を吸って育っていくように、こころのしなやかなひとが育っていくと思うのです。はるかではかない夢なのでしょうか。
{ここまでは、HP掲載時の注}

[自己紹介 2004年度版]
☆1 こんにちは
 君達の心の泉に石を投げ込みたいと思います。10年後の君達の心に何が残り、何が生まれているでしょうか。10年後に「効き目」のでてくるような石を放り込みたいと思います。今日私と出会い、1年間つき合ってくれたら、今度別の障害者に出会うときには、君達は何も知らない人とは確実に違ってしまっている。私はそれをもくろんでいます。私は君達を巻き込みたいと思います、「障害者と共に生きるという豊かな生き方」にね。そして、これからの1年間を始めるにあたって一度じっくり考えてみませんか?というのが今日です。

☆8 ところで
 「障害」ってどこにあるんでしょうね。私が今の社会で若干の不自由さを感じるのは否めません。「またぎこすべき壁(バリア)」があるからね。目や耳や言語やいろんなところで能力の多様性(泳げる人もいれば泳げない人もいる。走ることの好きな人もいれば嫌いな人もいる。近視の人もいれば遠視の人もいる。理科の得意な人もいれば苦手な人もいる・・・能力とは多様であるのが当たり前。みんな同じ能力などということはありえない。多様であるからこそ、みんなが大事、みんなが唯一の人、になるんだろ。みんな違ってみんないい。ね。)の少々端の方に位置してしまった人はみんな「コミニュケーション障壁」や「行動の障壁」に悩まされます。視線入力カメラ、視線入力ワープロ。点字キーボード、点字プリンター。コンピューターにしゃべらせたり、音声入力もできる。障害者にとってコンピューターはもってこいの道具だね。筋肉が硬直してしまって自由にしゃべったり字を書くことのむずかしい人にもコンピューターは優れた道具だ。でもまだまだ改良の余地はいっぱいある。それを埋められるのは、いわゆる「健常者の側」だろ。バリアを低くすることができて、低くする義務を負ってるのは健常者の側じゃないかい?つまり、言いたいことはこうだ。
障害(バリア)を持っている(あるいは、つくっている)のは健常者だ。
  少々センセーショナルに表現してみた。でも見方を変えると随分違ったものが見えてくるってことが判ってもらえただろうか。(パソコン画面のアイコンや、銀行のキャッシュディスペンサーのタッチセンサーなんかは視覚障害の人には辛いね。)
  障害者とは健常者が作り構えている「障壁」=「障害」にさえぎられている人のことなんです。
 バリアフリーという言葉が最近はやっていますが、障害者や老人や幼児や妊婦や・・・いわゆる社会的弱者にとって使いやすいということは、実はすべての人に使いやすいということなのですよ。強い人は多少のバリアがあろうがなんだろうが気にせずまたぎこしていってしまうわけですが、私たちはそのバリアに引っかかってしまうわけです。ですから、最終的には、すべての人に使いやすい、汎人間的デザイン、物理的にも心理的にも情緒的にもバリアのないデザイン、つまりユニバーサル・デザインができるといいですね。しかも、それも、さりげなく、ね。いかにも「経済的には引き合わんが、わざわざやってやってるんだぞ」じゃ、いただけませんものね。 私は自分の障害を誇りに思っています。積極的に人前に自分をさらして障害者のことを知らせようとしています。それを教師という生き方にまでしてしまった。この行為は、ものを考えない人にとってはうっとうしいかもしれないし、自分の安穏たる暮しや日常性を脅かすものに見えるかもしれないね。そうなったらむしろ嬉しいね。そういう意味で私は「社会に害をなす者」でありたいね。そうして言おう、 
「どっちが『障害者』なんですか?」
「障害(バリア)を作ってるのは誰ですか?」
「みんなでバリアを低くしましょうよ」ってね。

部分引用です。よければ、ぜひ全文をお読みください。

★↓こんな文章も書いています。よろしかったらどうぞ。
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/essay/disablty.htm
パラリンピックはキライです

効率主義の社会で、障害者は「非効率」なものにされてしまいます。
「競う」のやめませんか?
「競う」のやめると、気分いいですよ。
オリンピックも、パラリンピックも、やめちゃった方が清々していいと思うんだよなぁ。
{過激でスミマセン}

★朝日新聞の連載から↓

(コータリンは要介護5)避難を想像、途方にくれる 神足裕司(朝日新聞デジタル 2016年6月6日05時00分)
 阪神淡路の時も取材に行った。東北へも足を運んで「何が今一番必要か?」と聞いて回った。初めて被災地を取材してから21年、残念ながら障がい者についての取材はしていなかった。熊本の地震で、身体が不自由な方々はどうしておられたのだろうか? 自分がこういう体になり、話を聞きたいと切実に思った。
 ・・・
 大変さや辛さに甲乙はつけられない。けれど、なんらかのバリアーを背負っている方々は、大変な思いをされているに違いない。避難所の一角で、一部屋離れた場所で、寝たきりの方々でも気がねなくオムツを交換できたら。そんな福祉コーナーがあったらどんなにか助かると思う。
     *
 こうたり・ゆうじ コラムニスト。58歳。2011年秋にくも膜下出血に倒れたが、自宅で執筆活動を再開。辛口のグルメルポ「恨ミシュラン」などで知られる。愛称コータリン

全体としての内容は優れたものだと思います。
ただ、一つだけ、障害者の先輩としていわせてもらえるなら。
私は「バリアーを背負って」なんかいませんよ~。
バリアーを作って、向こう側にいるのは健常者の方でしょ。
健常者こそ、バリアー作成者、バリアー保持者、バリアーを背負う人、なんですよ。
だからこそ、「合理的な配慮をしないことは差別だ」といえるのです。
バリアーを背負っている健常者の方々は、ぜひその重たいバリアーを下ろしてくださいな。
楽になりますよ。
バリアーをなくしていくことができるのは健常者の側なんです。

ヒメグモ

0716_21himegumo 2016.7.16
このヒメグモは食事後、でしょうか。
獲物が何なのか、わかりません。小さなカメムシかなとも思いましたが、やっぱりわかりません。
0716_22himegumo1
こちらでは、私の目は「オスが来ている」だったんです。
下にテントウムシらしきものがあったので、一緒に写しました。
0716_22himegumo2
よく見たら、テントウムシの腹側にクモがいるようです。
この巣の持ち主のメスでしょう。
テントウムシは多分ダンダラテントウ。あるいはナミテントウか。

オスは交尾ができたでしょうか。どうかな。

カナヘビ

0716_19kanahebi1 2016.7.16
池にかぶせた網に乗っていました。
後脚の付近の色が違う。鱗がはがれましたかね。
尾の途中で色が変わっている。自切のあとという感じでもないような。
何があったのかな。
0716_19kanahebi2
顔は穏やかです。グッドラック。元気でな。
ここを離れて門を開けたら
0716_20kanahebi1
あらら、別のカナヘビがいた。
外へ出たいのですが、そのためには「またぐ」必要がある。
でも私にとって「またぐ」という動作は大の苦手。
困ったなぁと、とりあえず接写。
0716_20kanahebi2
まるっきり動じない。ゆったり構えているのです。
マイッタナ、もっと近づいちゃえ。
0716_20kanahebi3
白い矢印で指した先に、丸いへこみがありますね、これが頭頂眼です。
像は結ばないでしょうけれど、明るさを感じます。
とまあ、眺めていたら、ゆっくりと歩き去りましたので、やっと私は外に出られたのでした。
ありがとう、道を譲ってくれて。
カナヘビには大人の風格があります。

↓以前の記事です。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-f1da.html
2011年8月18日 (木)「頭頂眼」

http://wired.jp/2009/09/02/%e5%a4%aa%e9%99%bd%e3%81%ae%e4%bd%8d%e7%bd%ae%e3%82%92%e6%b8%ac%e3%82%8b%e3%80%8c%e7%ac%ac3%e3%81%ae%e7%9b%ae%e3%80%8d%ef%bc%9a%e3%83%88%e3%82%ab%e3%82%b2%e3%81%a7%e5%ae%9f%e8%a8%bc%e3%80%81%e4%ba%ba/
頭頂眼
↑こんな話を見つけました。信憑性については、私が何か言える立場ではありません。そこは読者の方で斟酌してください。
体内時計と、頭頂眼による太陽の位置の把握で、ナビゲーションができる、という内容ですね。

★ところで。
「約3万年前の人類が、南方からどうやって沖縄に渡ってきたかを検証する航海」というのが話題になりました。
「草舟」を使ったということが話題になったのですが。
私には、もっと重要なことがあったように思えるのです。
今回はそのモデル実験だと思いますが、「与那国島から約75キロ東の西表島」を目指しました。
75km先というのは当然水平線の彼方。
見えない島へ行くためには、航法のほうが、舟より大事なのではないか、というのが私の最初からの疑問なんです。
北極星の利用は夜の話。手漕ぎの舟で夜出ますか?そりゃ無理なんじゃないか。
時計があれば太陽の位置から方向を知ることができますが。当時、時計はない。人間の体内時計はそれほど正確じゃない。
磁気感覚もない(あっても意識に上るようなものではないでしょう、ヒトにおいては)。
伴走の舟などもちろんあるわけもなし。
航法の問題を解決しなければ、実験の意味はほとんどないと、私は考えます。

台湾の方から、日本へ海上から来たとすれば、黒潮に流されながら、ではないのか。
日中、太陽とはなるべく反対方向へ漕ぎながら、黒潮に流されていると、島か、大陸か、九州か、そういう沿岸に到達できたかもしれません、そんな気がします

そもそも、どうしてそんな無茶なことをする気になったのかがわからない。
何かの情報を得ていたのか、どうやって?だれから?

台湾の方から大陸の沿岸沿いに北上して、朝鮮半島から九州へ、という方が納得しやすいけどな。それなら人数も多く移動できるだろうし。船では多くの人が移動するわけにもいかないのではないか。

カマキリ

0716_17kamakiri 2016.7.16
放してやったアジサイのところにまだいました。
そのうちどこかに移動していくと思いますが、このあたりがテリトリーになるのかな、とは思います。
配偶相手がいるといいね。
私共が幼虫を見つけた、ということは、それなりに種を維持している、ということでしょうから、きっと配偶相手もいるでしょう。きっと。

ニチニチソウ

0716_16nitinitisou1 2016.7.16
花の脇から顔を出したつぼみがかわいい。
0716_16nitinitisou2
風車みたいですね。
大田区の地域の花として、この辺りではニチニチソウを指定して配布なども行ったせいでしょう、あちこちでニチニチソウを見かけるようになりました。花期も長いようですね。
明るく華やかでいいですよ。

ヘメロカリス

0716_15hemerocallis 2016.7.16
品種名表示が欲しいなあ。
種子なり苗なりを購入したときの袋とか、何か、付けておいていただけると、大変にうれしいのですが。

ホットリップス

シソ科の花は「口唇」のような形をしていますが、ホットリップスはいかにも「口」。
で。
0716_14hotlips1 2016.7.16
ソロ
0716_14hotlips2
デュオ
0716_14hotlips3
トリオ
以上です。
ハーモニーが聞こえますでしょ。

参考
solo, duo, trio, quartet, quintet, sextet, septet, octet, nonet, decad
1から10までです。

ユリ

0716_13yuri 2016.7.16
品種のことはもう考えません。
わ、きれいなユリだ!
で済ませます。
園芸品種などに踏み込むと、果てしないようですからね。

マツバボタン

0716_12matubabotan 2016.7.16
これも早いなぁ。
我が家ではまだ芽生えて伸び始めたばかりなのに。{播き時がチト遅かったかだけなぁ}
ここは全面的に日当たりのよいスペース、それと細かい管理のおかげなのでしょう。
丹精しておられます。

ホウセンカ

0716_10housenka 2016.7.16
ホウセンカが咲いていました。2色。
早いですね、感じとしては。
我が家ではまだ全然だし。
白い花というのは園芸品種でしょうね、私はあまり見たことがなかった。

ところで
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A6%E3%81%83%E3%82%93%E3%81%95%E3%81%90%E3%81%AC%E8%8A%B1

てぃんさぐぬ花
「てぃんさぐ」はホウセンカ(鳳仙花)のことで、沖縄県では古くからホウセンカの汁を爪に塗って染めるとマジムン(悪霊)除けの効果があると信じられていた[1]。

そうか、昔、女の子の草花遊びで、ホウセンカで爪を染める、というのがありましたっけね。
オシロイバナの種子の中の白い粉(デンプン)を「白粉」に見立てるというのもあったし。
お化粧ごっこ、って昔からあるんだな。

サルスベリ

0716_9sarusuberi1 2016.7.16
そうか、サルスベリの花の季節だったか。
近くでは、駅出口のそばの木と、東光院境内の木しか知りませんでした。
六郷用水沿いにもあったんだ。ここは見に来やすい。いい場所があってうれしい。
0716_9sarusuberi2
見るだけなら、すぐ認識できるし、きれいな花だな、なのですが。
オシベの具合など、考え始めると混乱する花です。
↓参考
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/lythraceae/sarusuberi/sarusuberi.htm

花は7月のはじめから咲き始め、9月の終わりまで真夏の日射しを楽しむかのように咲いている。花序全体をみると花弁だらけでわかりにくいが、一つの花を手に取ってみると、なかなかおもしろい。花弁は6枚(~7枚)で根元が急に細くなっており、中心に多数の雄しべがあるが、そのうち外側の6個は長い。雌しべは中心に1本。

オシベに2種類あるということのようですね。
他所のお家の花だし、花弁の枚数を勘定しようという気にはなりませんでした。

2016年7月27日 (水)

ミドリグンバイウンカ

0716_23midorigunbaiunka 2016.7.16
ミドリグンバイウンカの幼虫です。多分、終齢。{翅芽が大きく見えるので}
有難いことに後光が射しております。
でしょ。
↓このサイトによりますと
http://sizenkan.exblog.jp/20992459/

ミドリグンバイウンカの幼虫だ。
放射状の細い糸はロウ物質の分泌物だそうである。

だそうです。
脱皮の時は捨てるんでしょうねぇ。でまた伸ばすのかな?
4対8本かと思います。
なかなか「かわいい」でしょ。目がまたひょうきんだ。

ありがたや、ありがたや、拝むと御利益が{あるわけないか}



オーシャンブルー

0716_7oceanblue 2016.7.16
我が家ではやめてしまったオーシャンブルー。
大型できれいな花です。
花期が長く、秋深くまで楽しめますが、種子はできません。
冬に地上部は枯れますが、宿根草です。翌年また元気に出てきます。
で「強すぎ」ます。
下手すると2階の屋根を超えていってしまう。
周囲の電線・電話線などにも絡みつく。
少々手を焼きました。
栽培する時は、周囲の状況などを勘案してください。

フヨウ

0716_6huyou1 2016.7.16
六郷用水跡の水路際。
我が家で成長中のフヨウの親です。
0716_6huyou2
綿もアオイ科ですから、フヨウの種子もある意味似ています。綿毛が短いですけどね。
花を見たら実を思う。実を見たら播いてみる。
そういう園芸はいかがですか。植物の生き方に寄り添う楽しみが増えますよ。

蒲田駅

0716_5eki 2016.7.16
蒲田駅の改札前。
床面に新しい表示が描かれていました。
IKが池上線、TMが多摩川線ですね。
これまでも、柱に、「TM 07」は「蒲田駅」という駅ナンバリング表示はあったのですが、今回は床にガイドとして描かれていました。
外国からの旅行者の方にわかりやすいように、という配慮かと思います。

カマキリの脱け殻

0716_4nukegara1 2016.7.16
終齢幼虫が残した脱け殻です。
0716_4nukegara2
短い翅が見えます。
いつも私が「翅の芽」といっているものです。
不完全変態昆虫は、終齢までは外部に翅らしきものがほとんど見えません。小さいのがあるのでしょうが、なかなか見えづらい。で、終齢幼虫でははっきり翅の芽が見えます。
あ、次は成虫だな、ということがわかるのです。

ササグモ

0716_3sasagumo 2016.7.16
卵のうから幼体が出て、大分ばらけたな、と思って眺めていたら、上に成体がいる。
こういう位置関係だと、どうなんでしょうね、母親である可能性もありますね。
幼体が出嚢すると、それまでそばにいた母グモが見えなくなることが多い。
死んでしまうのか、立ち去るのか、と思っていましたが。
そばで生活していることもあるのかな、と思わせられました。
出嚢した幼体を他種のクモが襲うのを見たことはありますが、今回、上の成体のササグモが幼体を狙っているという感じはなかったように思います。{思い入れかもしれませんけど}
これがどういうシーンなのか、確定はできません。

カマキリ放す

0716_2kamakiri1 2016.7.16
成虫になったカマキリを庭へ放します。
0716_2kamakiri2
チョウのように飛んでいくわけではないので、のんびりとしたものです。
0716_2kamakiri8
カマキリの方も人の手を警戒するわけでもない。
{ハエトリグモは人の体温を感じると、跳ねて逃げますけどね。}
手乗りカマキリは、くすぐったくて楽しい。
普通に手に乗せている分には痛いということはありません。
首のあたりをつまむと嫌がるので、ちょっと痛いこともありますが、大騒ぎするほどの痛さでもなし。
0716_2kamakiri3
アジサイの葉の上に乗せてやりました。
0716_2kamakiri4
正面ショット。堂々たる表情。好きだなぁ、これ。
0716_2kamakiri5
一眼レフも使ってみました。カメラによって画像の色調が変わります。
{昔は、フジとサクラのフィルムメーカーによる色調の違い、というのがありましたっけ。}
触角の間にあるのが単眼、3つ。
複眼に黒い点がありますが、これが「偽瞳孔」です。
光が入射した方向の個眼が光を吸収しますので、黒く見えて、まるで「ひとみ(瞳孔)」のようだ、というものです。
カマキリではこの偽瞳孔がきれいに見えますので、なんだか「目が合った」「こっちを見ている」という感じがするのです。
0716_2kamakiri6
迫力のあるアングルですね。偽瞳孔のせいもあって、こちらをにらんでいるようにも見えます。
この視線、痺れるなぁ。
「何か用か」「いえいえ、とんでもない、失礼しました」
という会話を呟きたくなるのはこういう時。

ところで、カマキリは交尾中や交尾後にメスがオスを食べる、という偽「神話」が広まっていますが、間違いです。
そういうことが絶対ない、とはいいません。でも、普通は交尾終了後にオスはメスから飛び降りてメスの捕獲可能範囲から一瞬で跳びのいてしまいます。
秋も深まって、オスにとって最後の交尾だったり、体力が衰えていたりしたら食べられることもあるかもしれません。
でも元気なオスは、普通複数回の交尾をします。一々食べられてたんじゃかなわない。ちゃんと逃げる方が普通なのです。
子らが小学生のころ、6年くらい、カマキリを継代飼育しまして、近親交配を避けるために交尾もちゃんと管理しましたが、一度もオスがメスに食べられるということはありませんでした。ちゃんと交尾後飛び降りました。これは事実です。

アオスジアゲハ放す

0716_1aosuji1 2016.7.16
アオスジアゲハが羽化しました。
左がその脱け殻です。
0716_1aosuji2
透明なケースの壁に向かって飛ぼうとしてしまって、出られずにいました。上が開いているのにね。
で、私が人差し指と中指の間に翅を挟んでそばのアジサイに置いてやりました。
このつまみ方が、つままれるチョウにとって一番負荷の少ないつまみ方で、鱗粉なども取れないのですが、さすがに妻は気にしてつままない。昔の昆虫少年の技です。
0716_1aosuji3
すぐ舞い立って、飛んでいきました。
妻が追跡。キョウチクトウにとまって一瞬休んだところをパチリ。
昔、憧れの的だったこのチョウとこうやって付き合えるなんて、思えば夢のようです。

キイロテントウ

0715_12kiirotentou1 2016.7.15
コスモスの茎にキイロテントウがついていた、と妻が撮影してきてくれました。
0715_12kiirotentou2
腹の面まで全部真っ黄色なんですね。
このアングルは初めてです。
コンデジで、小さなものや、空中のものを狙うと、ピントが向こう側へ行ってしまうことが多くて苦労します。
コスモスの茎のキイロテントウですから、これだけ写ってくれれば、まあOKですよね。

コバネヒョウタンナガカメムシ

0714_6kobanehyoutannagakamemusi 2016.7.14
自信はないです。「星」はないように思えますので、ヨツボシヒョウタンナガカメムシではないと思うのですが。
終齢の幼虫ですね。成虫ならもう少し見分けやすくなるでしょうか。
なんだかなぁ。

2016年7月26日 (火)

スミダノハナビ

0715_11sumidanohanabi 2016.7.15
もう墨田の花火大会は終わった、と思っていたら、小規模だけど、まだやろう、という話らしい。

0717_2sumidanohanabi 7.17
続いてます。
関東はまだ梅雨明けしていないしな。
梅雨明けの頃まではやろうじゃないか、ということになりましたかね。

フウセンカズラ

0715_9huusenkazura 2016.7.15
花と実のサイズの違いが一目で見える。
この小さな花から大きな「風船」。面白いですね。
植物の繁殖戦略として、この風船は何か有利なのかなぁ。そのあたりは私ごときたかが人間の浅知恵では測りかねます。
進化の過程の中で、時間をかけて生き抜いてきた「今」がここにあるのです。
{よくある誤解を解くために一言。現在、地球上に生きるすべての生物、単細胞生物から植物・動物全部含めて、「今生きるすべての生物は進化の最先端を生きている」のです。人間、偉そうな顔しちゃいけません。}

オシロイバナ

0715_7osiroibana1 2016.7.15
3時も過ぎると行動能力がガタ落ちになるワタクシ。
オシロイバナが咲き始めてると思うから撮ってきてよ、と妻に頼みました。
庭に黄色のオシロイバナがあって、「秘蔵」してます。
オシロイバナはトランスポゾンの働きで、花が斑入りになったりするわけですが、黄色の純色もいい、混ぜたくない、と隔離して、そばには別の色の花を置いていないのです。
雨滴が残る花、黄色い萼に赤い葯の取り合わせも映える。
0715_7osiroibana2
黄色のオシロイバナの写真としては今年最初になるかな。
0715_10osiroibana
こちらは外で咲く赤いオシロイバナ。この鮮やかさもまたすごいですね。
みんなそれぞれ美しい。
斑入りも美しい。
ただ、混ぜたくないこともある、というだけです。

妻の散歩

0715_3hamayuu 2016.7.15
妻も暑い日は歩いて買い物に行くのを控えています。
買い物途中で熱中症で倒れた、なんてのは願い下げですからね。
この日は最高気温が24℃くらいでしたか。で、歩いて買い物に、途中いろいろ見ながら。
ハマユウですね。ヒガンバナの仲間になりますか。
有名な割に見たことのない花でした。ご近所にあるとは知らなかった。
0715_4hibiscus
「巨大な」ハイビスカス。
我が家で咲いたのに比べると「巨大」。
きちんと手入れをしてやって、競争相手もないとこうなるのでしょう。
{我が家の植物たちは、手入れはしてもらえないし、競合相手もいっぱい、ということです。}
0715_5nokanzou
これ、正直いって、わかりません。
「ヘメロカリス属」と言っておけばきっと間違いない。
ノカンゾウとかユウスゲとか、いわゆるヘメロカリスとか。
みんなヘメロカリス属ですから。

収穫

0714_12ingen 2016.7.14
その1:インゲン。
0714_12okra
その2:オクラ
0714_12paprica
その3:パプリカ。色づく前に落っこちてしまったので、食べました。
0714_12tomato
その4:トマト。私共のこととて、2.5個ずつ食べたのです、ハイ。
仲良しというか、食い意地が張っているというか。
毎夕食に、何か自家製のものが、ちょん、と出る。
ままごとみたいなものですが、楽しいからいいですよ。
なんたって老夫婦の食生活ですから。

ヒメグモ

0714_11himegumo 2016.7.14
ヒメグモが何か獲物を捕まえたな、と撮影。
肉眼ではわかりませんでしたが、こうやって見ると、ゾウムシかな。確実ではないですが。
腹端部から消化液を注入して、消化された液を吸っているようです。
カマキリみたいに齧って食べるわけではないので、時間がかかります。

ヒャクニチソウ

0714_9hyakunitisou 2016.7.14
線路柵の内側をコンデジでパンフォーカス気味に。
内側の方が南西向きでして、光が来る。
で、花たちは向こう向きになりがちなんですね。
{ヒマワリなんか育てると、後姿しか見せてくれなくなるんですよ}
電気屋さんのキャンペーンかなんかでもらった種から2年目。
賑やかで楽しいことになっています。

カラスウリ

0714_8karasuuri1 2016.7.14
これは前に咲いた分の花殻だな、と見ていたら
0714_8karasuuri2
すぐそばに次のつぼみ。
↑ここまでは私の写真。
↓ここから下は妻の撮影。
0714_13karasuuri1737
夕方5時半過ぎ。開きそうになっています。
0714_14karasuuri1819
6時20分頃。開き始め。
0714_15karasuuri1840
6時40分にはもうこうなっていました。
まだ少し明るい時間です。
0714_15karasuuri1840_2
横から。
糸がすごい。
ほんとにまあ、よくこんがらからないものですね。
どこかでカラスウリの実を見つけて、種を播きたいな。
雌株もあった方がやっぱりバランスがいいよな。

ササグモ

0714_5sasagumo1 2016.7.14
エノコログサにいたササグモ。立派なお腹です。
0714_5sasagumo2
エノコログサのすぐそばのアスパラガスにいた個体。
うわぁ。すぐにも産卵しそうです。すごいぞ。
もうちょっと幅広の葉に移動して産卵になりますね。
エノコログサの穂やアスパラガスの葉では、ちょっと細すぎます。

キョウチクトウ

0714_4kyoutikutou 2016.7.14
我が家のキョウチクトウは一本の木が庭からも外の道路からも楽しめるんですね。
これは庭で。

0715_8kyoutikutou1 7.15
同じく、庭の内から。すごい色になってきました。
0715_8kyoutikutou2
外では別の花が勢いよく咲いていました。
なかなか激しい色合いです。
{実は、今の時期、キョウチクトウにはアブラムシもあちこちにいるんですけど。今回はカット。}

2016年7月25日 (月)

ホタルブクロ

0714_3hotarubukuro 2016.7.14
今年のホタルブクロは花期が長い。
もう終わりかな、と思っても、まだ咲きます、といってやまない。
植物たちもいろいろと自己主張をしています。
花が続くこと自体は嬉しいんですけどね。無理しないでね。

ササグモの子どもたち

0714_2sasagumo1 2016.7.14
おっ、卵のうから出てきたぞ!
母グモがずっと守っていたあの場所です。シコンノボタンの葉。
ちょっと遠いのですが、かといってカメラを近づけるために揺らしてはいけないだろうと、ぼんやり画像になりました。
0714_2sasagumo2
独特の青味がかった脚。かわいい顔。
これがササグモとは、知っていなければわからないでしょうね。
0714_2sasagumo3
もう、わいわいわいわい。です。
幼いものはみなかわいい。クモもまた。
0714_2sasagumo4
子グモたちに夢中になっていたら、下にスグリゾウムシがいたんですね。
日本のスグリゾウムシは大部分が単為生殖で種を維持しているそうです。
オスがいれば有性生殖ができるのですが。
いろんな生殖方法があります。そのように生きればそれでいい、のです。

シコンノボタン

0713_22nobotan1 2016.7.13
また花の準備が進んでいます。
0713_22nobotan2
色づいてきて、もうすぐ咲くようですね。
タフだなぁ。これからが本来の花期でしょう。
でも、冬を越して咲いていたんですよ。
がんばりすぎないでね。

ニジュウヤホシテントウ

0713_21nijyuyahosi1 2016.7.13
あれ、ニジュウヤホシだ。
0713_21nijyuyahosi2
近づいて食痕と一緒に撮影。
上のニジュウヤホシが、下の食痕の責任者でしょう。
葉の表面を削るように食べてあります。

食べられた植物の方はホオズキです。
何年か前に、ほおずき市で買ってきたホオズキとセンナリホオズキ。
両方とも、何とか栽培を続けています。
緑色の実ができ始めている株もあります。

コミカンソウ

0713_19komikansou1 2016.7.13
ふと気づいたら、足元にコミカンソウ。
気づくのが遅かったらしく、ずいぶん茂っていました。
0713_19komikansou2
茎を指でつまんで軽くひねって裏側を撮影。
花が下から上へ咲き進んでいく最中でした。
0713_19komikansou3
アリが来てますね。アリに好まれる花です。実も。
0713_19komikansou4
ちょっと離れたところの割れ目にも生えていました。
0713_19komikansou5
隙間から裏側の花がチラッと見えています。
「小蜜柑」ができたらまたお目にかけましょう。

ブルーサルビア

0713_18bluesalvia 2016.7.13
これは以前からあるブルーサルビア。草丈は40~60cm程度。

先日、妻と車で買い物に行った帰り。似たような花で草丈が1mを超すのがありました。
私:わぁ、背の高いブルーサルビアがあるんだなぁ
妻:これは青い花のサルビアなのよ、ブルーサルビアじゃないのよ。
私:???マイッタ。

そういうことがあるんだなぁ。

http://www.atariya.net/hana/blusal.htm

ブルーサルビア
シソ科アキギリ属の多年草で、学名は Salvia farinacea。
  アメリカの南西部、テキサス州からニューメキシコ州、それにメキシコに分布しています。わが国には昭和時代の初めに渡来しました。高さは60センチほどになります。葉は卵形から線形で対生し、縁にはわずかに鋸歯があります。5月から10月ごろ、茎頂や葉腋から輪散花序をだし、青色から紫色の花を咲かせます。

例によって、サルビアというのは属名なんですね。

ハエ

0713_17hae 20167.13
クロバエ科のキンバエの仲間かな、と思うのですが。
これが、ハラビロカマキリのごちそう。
大型のハエはまだ少し厳しいかな、と思って、こういう中型のハエを狙って捕獲して与えています。
まあ、カマキリたちの戦闘能力は強烈なものですから、大型のハエでもなんとかするでしょうけどね。

カマキリの方はもう大きなハエをむしゃむしゃ、です。じっくり構えて目の前に来たのを捕まえる。
ハラビロカマキリは敏捷な奴で、ハエをいれると、ケースの天井やら壁面やらを自在に走って捕まえに行きますね。
こんなに走るんだっけ、と改めて驚きながら、ハエをおいしそうに食べてくれるのを喜んで眺めています。

一輪花束

0713_14sirohige 2016.7.13
門灯の脇にまで登ってきた白髭咲きアサガオ。
極私的に「一輪花束」と命名してみました。いかがでしょう?

0714_10sirohige 7.14
つぼみが前後に2輪並んでいるのですが、「花束」風でしょ。

このつぼみが開いて終わりかけた時の姿↓
0715_1sirohige 7.15
アサガオとしてはちょっと妙な楽しみ方になりました。

キキョウ

0713_13kikyou_kaede 2016.7.13
カエデの下へ勝手に生えてきたキキョウ。
ちょっとひょろひょろして危なっかしいので、支えてやっています。
ここは日当たりがあまりよくないので、どれだけ花を作れるかわかりませんが、少しずつ開花を進めています。
健気なものです。

コエビガラスズメ幼虫

0713_10suzumega1 2016.7.13
妻が見つけた大型のイモムシ。
0713_10suzumega2
スズメガの仲間の幼虫であることは確か。
だって「しっぽ」があるんだもん。スズメガです、と主張しています。{正式には「尾角」といいます。}
ほっといていいのかよ、丸坊主にされちゃうぞ。
この子、もう食べないのよ、ウォンダリング中だもん。
なるほど、チョウやガの飼育者の眼は鋭い。
どこかでもう食べたいだけ食べて成長し、この時は、蛹になるべく歩き回っていたのでした。

さて、なんだろうな、と「スズメガ幼虫」で検索したら、いつもよく見る「昆虫エクスプローラ」がトップでヒットして、その3番目にいました!よ。
↓その解説
http://www.insects.jp/kon-gakoebigara.htm#youtyu

コエビガラスズメの幼虫。鮮やかな黄緑色で、体側に紫色と白色に塗り分けられた斜条が並び美しい。
イボタノキ、ハシドイ、トネリコ、ガマズミ、シモツケ、ユキヤナギ、ハナイカダ、ドウダンツツジなどの葉を食べる。

ぴったりです。

↓成虫も含めて詳しい解説があります。
http://www.jpmoth.org/Sphingidae/Sphinginae/Sphinx_constricta.html

2016年7月22日 (金)

ルリマツリ+

0713_6rurimaturi1 2016.7.13
前の記事のデュランタの左下、ルリマツリの花の独特な艶を妻が撮影してきました。
それをコピーして眺めていたら、あら、虫がいる、おそらくルリマルノミハムシだね。
0713_6rurimaturi2
多分間違いないと思いますが、花の蕊を食べているようです。
更に「凝視」していたら
0713_6rurimaturi3
メシベの上に、何かがいる。
独断的な推測としては「アザミウマ」かな?
自信度「0.1」。そんなのありかよ。
0713_6rurimaturi4
雨上がりの花を舞台にした、虫たちの活動でした。

デュランタ+

0713_5duranta_kumo 2016.7.13
妻が撮影してきた写真をゆっくり眺めていましたら。
デュランタの花の脇に、小さなクモがいるようです。
小さなクモの網は小さい。でも、ちゃんと網なんだもん。
クモの種類はワカリマセン。
このサイズの網にかかる昆虫というと、蚊とか、翅のあるアブラムシとか、ほかにどんな虫かな。
元気でね。

白髭咲きアサガオ+

0713_2sirohige1 2016.7.13
毎日新しい花が咲きます。毎日掲載するわけにもいきませんが・・・
0713_2sirohige2
あれ!?ヤガタアリグモかな?
すたすたと現れ、去っていきました。
このブログを読んでいただいている方にはお分かりと思いますが、アリグモの仲間って、結構いるんですよ。気づかないだけ、ということが多いと思います。アリか、と思いこまないで、ちょっとでいいです、見つめてみてください。見られるかもしれません。

キキョウ:2「四の五の言わないの」

0717_5kikyo1 2016.7.17
あれ?4弁で咲くって、比較的よくあることなのか?
ルコウソウが4弁で咲いた、というのは以前ご報告したことがありますが、花の数からいうと頻度は高くない。
ポツンポツンと咲くキキョウで、2回も見ちゃったぞ。
0717_5kikyo2
後ろで咲いてた5弁花と一緒に撮影してみました。{赤いのはニチニチソウです}
こんな写真を撮っていて、爺さんギャクを思いついた。
「四の五の言わないの」
と花が言ってますね。
どう咲いたってキキョウはキキョウ、かまわないでしょ、っ。
仰せの通りです。

★ところで、日本では「四の五の言わないの」と表現しますが。

○四の五の言う(しのごのいう)
なんのかのと文句を言う。とやかく言う。好色一代女[2]「それを四の五の言へば」
広辞苑第六版より引用

中国では「説三道四(せつさんどうし)」と表現するのだそうです。
毎日新聞のコラムで知りました。

木語:三の四の言うな=金子秀敏
毎日新聞 2013年11月28日 東京朝刊

「説」は「とく」ですからいいとして、「道」はというと「いう」という意味です。

http://dictionary.goo.ne.jp/jn/154937/meaning/m0u/
5 言う。述べる。「道破/唱道・報道・言語道断」

昔、漢文をきちんと習った世代ですから、「道」に「いう」という意味・読みがあることは知っていました。
現在の中国でも「説三道四」は使うそうです。

{内緒話:キキョウが3弁で咲いたらすごいことになりますね。}

キキョウ:1

0712_9kikyou1 2016.7.12
キキョウがきれい、と妻が撮ってきた写真。
これ、意識的に撮ったのかい?間違っちゃったかしら、って言ってるぜ。
え?何?あ、4弁かぁ。と大笑い、もう一度見に行って確認してきました。
0712_9kikyou2
これが普通の5弁の花。
ただちょっと、向きがな。顔・両手・両足みたいな配置になってしまいました。
擬人化できる。
{昔、何かのSF映画で、ヒトデ型の宇宙人が登場したんですね。あんなのを見ましたので、私の中ではそれが思い出されてしまいます。}

イチモンジセセリ

0712_8itimonjiseseri 2016.7.12
前の記事同様、妻の撮影。
イチモンジセセリの初見ですね。
私自身はまだイチモンジセセリを見ていません。
丸い顔に真ん丸おめめで、なんともかわいらしい。
口吻の出る位置が、人間的な「口」と似ているものですから、おいしそうにストローで蜜を吸う、という感じが強くなるようです。
これからたくさん見かけるようになるでしょう。

ハチ

0712_7hati1 2016.7.12
庭にいた妻の撮影。ランタナにかわいいハチがいた、と。
ランタナの花と比べていただければわかりますが、小さなハチです。
0712_7hati2
単眼まで写りましたね。花に夢中になっていたおかげで接写できたようです。
0712_7hati3
さて、何というハチか。
コハナバチの仲間ではないかと思いますが、特定しかねます。

キバナコスモス

0712_6kibanacosmos 2016.7.12
柵の根元のコンクリと、道路の舗装の隙間です。
キバナコスモスだと思います。
もうちょっと大きくなってから咲き始めて、かなり秋が深まるころまで咲くはず。
この位置なら、電鉄会社の草刈りにもあいませんし、虫たちのすてきな食卓になることでしょう。

カラスウリ:2 イトカメムシ

0713_15karasuuri1 2016.7.13
昼の散歩時。12:22です。
最後の姿を撮っておこうとカメラを向けたら、あれ?なんかいる。
0713_15karasuuri2
イトカメムシですね。
この時、後ろの方に何か黒いものが見えますでしょ。
0713_15karasuuri3
アリなんです。
え!イトカメムシの口の前なんかにいて大丈夫かよ。
イトカメムシは普通植物の汁を吸っていますが、アブラムシや小さなハエを捕獲して体液を吸うという、肉食性もあります。
で、アリを捕まえるのかな、と見ていましたら、通りすぎていってしまいました。
超接近遭遇でした。

★アリという昆虫は、蟻酸を含む液を噴射する種も多いようです。
この蟻酸、小さな昆虫に対してはかなり効き目の強い毒性があります。
ずいぶん昔、カマキリの一齢幼虫に与える餌がなくて、小さなアリを与えたことがあります。アリを捕獲しようとしたカマキリの子どもたちがパタパタと倒れまして、イカンしまった!とアリを取り除いたという経験があります。
小さな昆虫には「猛毒」のようですね。

そんなこんなで、イトカメムシとアリの対決になるのだろうか、と思ったわけですが、何もなく終了しました。ちょっと緊張してしまいました。

カラスウリ:1

0712_5karasuuritubomi 2016.7.12
12日の昼の散歩。お、カラスウリのつぼみだ。
カラスウリのつぼみを見たよ、多分、今夜あたり咲くよ。
0712_10karasuuri1850
夕方6:50。妻の撮影。
私はもうこの時刻には活動停止状態、妻に頼みました。
0712_11karasuuri1940
夜7:40の撮影。暗くなるとコンデジのピント合わせがうまくいかなくなりますので、LED懐中電灯で照らしての撮影。
幻想的でいいですね。
この細い糸のようなものが、よくまあからまずに展開できるものですね。
「長いものは絡まる」というのはほとんど必然のように思いますが。
足元のコードは絡まるし。毛糸は絡まるし。

0713_1karasuuriasa1 7.13
翌朝、6時半過ぎ。しぼんでいく姿。
0713_1karasuuriasa2
少しアングルを変えて。閉じきってはいませんね。
0713_11karasuuri0930
9時半でもこのくらい。
この花は雄花、というかこの株は雄株、でして周囲に雌株はありません。
とはいえ、夜中に咲き誇っていたわけですから、夜中に活動する昆虫をポリネーターとして、選定しているのでしょう。
スズメガの仲間ではないかといわれています。

2016年7月21日 (木)

飛行機のタイヤがパンク

ハワイアン機が羽田に緊急着陸 滑走路1本、9時間閉鎖(朝日新聞デジタル 2016年7月18日11時53分)
 18日午前1時半ごろ、太平洋上を飛行中の羽田発ホノルル行きハワイアン航空458便(エアバスA330型機)が、油圧システムの異常で引き返し、羽田空港に緊急着陸した。乗客乗員293人にけがはなかった。機体が立ち往生し滑走路1本が閉鎖されていたが、約9時間後の午前10時45分に再開した。
 国土交通省によると、同機は18日午前0時すぎに離陸し、同0時50分ごろに油圧低下を感知。機体は着陸時に主翼下の全8本のタイヤがパンクしたほか、油漏れもあって滑走路上で動けなくなり、4本ある滑走路のうち1本が閉鎖された。
 この影響で、日本航空は午前9時現在、国内線14便の欠航を決め、約1990人に影響が出るとしている。全日空の国内線にも遅れが出ている。
 国交省によると、油圧システムには、着陸して急減速する際にタイヤの回転数を制御する役割がある。今回はシステム異常の影響で制御がうまくいかず、減速時のタイヤの摩擦熱が高くなりすぎた可能性があるという。

ハワイアン機が羽田に緊急着陸 国内線の一部欠航(NHK 7月18日 9時01分)
・・・
専門家「ブレーキがかかりすぎか」
全日空の元機長で、航空評論家の樋口文男さんは「油圧のシステムの問題が原因で、ブレーキがかかりすぎた可能性がある」と指摘しています。樋口さんは「通常、着陸した旅客機は油圧の力を使ってブレーキを強くかけたり、弱くかけたりを繰り返しながら停止する。ただ、今回のように油漏れがあると、ブレーキを強くかけ続けることしかできなくなるので、摩擦と熱でタイヤが破裂したのではないか。また、通常、出発地に引き返す場合は、着陸までに機体を軽くするため海上を旋回しながら燃料を捨てるが、今回はそうした対応が十分にできず機体が重いままだった可能性もある」と話しています。

専門家のコメントがついていますが、この仕組み、自動車にもついてますよ。
「ABS」ですね。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0

アンチロック・ブレーキ・システム(Antilock Brake System、略称:ABS)とは、急ブレーキあるいは低摩擦路でのブレーキ操作において、車輪のロックによる滑走発生を低減する装置である。
・・・
これを防ぐために、ブレーキを一気に踏み込むのではなく徐々に踏み込み、滑り始めたら少し緩めて再び踏み込む動作を繰り返す運転技術(ポンピングブレーキ)がある。この動作をコンピュータ制御等により自動化したものがABSである。

↓タイヤメーカーのサイトです。
http://toyotires.jp/run/run_10.html

★私が運転免許を取得したのは50年近くも昔。当時、ABSはなかったのかな、あっても高級車だけ。
ですから、ポンピング・ブレーキを習いました。高速道路や雪道ではいつでもポンピング動作ができるように心構えしていたものです。ポンピング・ブレーキを踏むと、ブレーキランプが点滅しますから、ハザードランプも標準ではなかった時代、危険を後続車に報せる手段でもあったのです。
現在は、私が乗っている軽自動車でもABSは装備されていますからね。時代は変わったな。ただ、ABSの場合、停止までの時間が長くなることもありますので、基本は安全運転しかありません。またブレーキのオイルが抜けたり、ベーパーロックを起こしたりしたときは、ブレーキを踏み抜いた感じになりますから、メカニカルなブレーキ=サイドブレーキで減速・停止する覚悟も持っていてくださいね。運転する以上。
{自慢話:私が運転免許を取得したのは昭和44年7月です。1969年ですね。以来47年無事故無違反を通しています。とろい運転ですからね。}

★さて、着陸時にABSが作動しなかった飛行機。
車輪が完全にロックしてしまって、猛烈な摩擦を起こし、タイヤがバーストしたのでしょう。
では、ここで、問題。
Q:飛行機の車輪のタイヤを膨らませている気体は何でしょう?
  {化学の授業でもこの話題は使いましたね}
A:窒素です。
↓お読みください。
http://www.air-asahi.com/kukipedia/trivia/aircrafttire/
航空機のタイヤに窒素を入れる理由

■400トンの機体を支え時速300キロで走るスーパータイヤ
・・・
<構造素材などが酸化しにくい>
・・・
<火災や爆発の危険が少ない>
不測の事態が起きた時、酸素が含まれない窒素ガスを充填していた方が、爆発や火災が起こる可能性を最小限にすることができます。

今回の事故では、ひょっとして窒素ガスの2番目のメリットが効いたかもしれませんね。
火災を起こしていたら大事故になったはず。

ところで
★電車の車輪の滑り。
電車の沿線で暮らしていますと、面白い経験もあります。
雨の降り始めや雪の日には、発車して加速していく電車が「うなる」のです。
モーターの回転数が上がっていく音が途中で止まってはまた始まり、また止まってはまた始まる。
車輪がレールに対して完全に滑り始めると、「ABS」動作をするのです。それが音の変化として聞こえ、「お、電車がうなってる、雨が降ってきたか」と音で天気がわかるんですね。
雪の日に乗客として電車に乗っていると、加速がガクン、ガクンと断続することが体に伝わってきますよ。

もともと電車の車輪はレールに対して微小に滑っている時に、鉄と鉄の間の粘着力が最大になります。
微小な滑りを利用している。それがレール面が濡れたり雪が降ったりすると、「微小」では済まなくなり、完全に滑って空転してしまうので、それを制御するわけです。

↓参考
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1179115351

鉄のレールと鉄の車輪なので滑りは出ますが切手1/4ほどの小面積で数十トンの重量を受け持つので結構粘着力があります、明星大学物性研究センターによると、300km/hで走る場合には、車輪は302km/h程度の回転数で回してやれば最大の粘着力が得られ、それより早く回すと空転が激しくなりレールを傷めてしまい、粘着力も減少するようです。
・・・

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%98%E7%9D%80%E5%BC%8F%E9%89%84%E9%81%93

車輪とレールは、一見お互いに全く滑っていないように思われても、正確に測定するとわずかに滑っていることが分かる。車輪の回転数を測定してこれに車輪の円周長を掛けると、その間の移動距離に正確に一致するはずであるが、実際には一致しない。この微小な滑りのことをクリープ (creep) と呼ぶ[6]。

ヒグラシの声を聞きました

★昨日、7月20日の夕方、ヒグラシの声を聞きました。か細い声でして、ん?カナカナだよな、違うかな、と耳を澄ませて確認しました。妻にも確認をとりました。
当地では、ずいぶん昔に聞いたことがある、という記憶。
この日の朝、伊藤みゆきさんの気象情報で、地域名は忘れましたが、朝からヒグラシが鳴いている、という話を伺っていましたので、びっくり。

★今朝、7月21日、夜明け方、午前4時半過ぎだと思いますが、ヒグラシの声を聞きました。
きっと同じ個体でしょう。東京はその時刻には雨でした、今も降り続いています。
で、その後、鳴かない。

★ヒグラシの幼虫期間はわかっていないようですが、まあ、2,3年でしょうか。
確実な記憶ではありませんが、3年はヒグラシの声を聞いてないよなぁ。
ということは、今、ここで鳴いているヒグラシの由来はどうなるんだろう?
今年どこかから、オスが飛来して鳴いている。
過去2,3年の間に、メスが飛来して産卵して成長、今、羽化した。
まるっきりわかりません。
今鳴いているオスの配偶相手はいるでしょうか。

わからないことだらけです。
「ヒグラシの声を聞いた」という事実だけはご報告できます。

トカゲ幼体

0712_3tokage 2016.7.12
前の記事でツマグロヒョウモンがいた池です。
トカゲの幼体が現れて、走る。
まさかチョウを襲ったりしないよな、そうなったら阻止するぞ、と見ていたら、消えていきました。
尻ポケットからコンデジを取り出して、ぎりぎり一枚だけ撮れた写真。
カナヘビの場合、じっくり撮影できることも多いのですが、トカゲはだめですね。
すぐ逃げ去る。顔のアップなど撮りたいのですがうまくいきません。

ツマグロヒョウモン

0712_2tumagurohyoumon1 2016.7.12
ツマグロヒョウモンのメスですが、翅がぼろぼろ。
飛ぶより歩く、という感じ。
水を抜いた池の底。湿り気を舐めているのかもしれません。
前日から、妻がツマグロヒョウモンがうろうろしてるの、もうぼろぼろなの。
と言ってましたが、私も出会いました。
0712_2tumagurohyoumon2
見ていて少し悲しくなるのですが、でも「生きる」。
0712_2tumagurohyoumon3
ふわっと舞い上がって、ランタナの花へ。
生きる力がある限り生きる。
生物である以上、基本ですね。
ヒトもまた同じく。心揺さぶられることです。

クロアゲハ羽化・放す

0712_1kuroageha1 2016.7.12
この日、また、羽化しまして。
0712_1kuroageha2
あのアオムシちゃんがこうなるんだもんな。
何年飼育していても不思議でなりません。
0712_1kuroageha3
飛び去っていく後姿。
でもね、我が家あたりがテリトリーに入るんですね、きっと。
庭を飛び交うチョウたちが増えています。
今年に入ってからで60匹くらい羽化して去っていったかな。いろいろな種類のチョウを合わせて。

クロアゲハ

0711_3kuroageha1 2016.7.11
妻がランタナのそばにいたら、クロアゲハがやってきて蜜を吸ったそうです。
コンデジを向けて夢中でシャッターを切ったら、すごいショットを得た。
後翅が開いていて、前翅が高速で動いている。
こんな姿初めて見ましたよ。
とにかくシャッターを切らなければ何も写らない、ということです。
妻の腕が上がって、私はいい写真を見られて、しあわせだ。
0711_3kuroageha2
口吻を伸ばして蜜を吸っている瞬間。
脚が花についていますが、その脚で体全体を支えているのではない。
後翅はあまり動かさず、前翅をはばたいてある種のホバリング状態になって蜜を吸っていると思われます。
すごいものを見ました。感動冷めやりません。

クロアゲハ羽化・放す

0711_2kuroageha1 2016.7.11
堂々たる風格。
0711_2kuroageha2
迫力がある。
0711_2kuroageha3
ケースから飛び出したら、さして「はばたく」という感じでもなく高みへ上昇していきます。
0711_2kuroageha4
わぁ、お日様に向かって飛んでっちゃったぞ、イーカロスか。ハチのムサシか。
妻と二人でワイワイやってましたら
0711_2kuroageha5
突如として二人の間に「青い閃光」。
アオスジアゲハが至近距離に割り込んできたのです。
何やってんのよ二人して、私だっているんだからね。
と台詞をつけてしまいました。
しばらく私共の体の周囲を飛び回ってから去っていきました。
あれは一体なんだったんだろう?
と、クロアゲハに感動し、アオスジアゲハに感動し、酔う二人でした。

ミヤコグサ

0710_16miyakogusa1 2016.7.10
今年はちょっと勢いを失ってしまいまして、申し訳ないことになっています。
お世話が足りなかったかな。
0710_16miyakogusa2
この可愛らしいマメ科の花が好きなんですけどね。

0716_29miyakogusa 7.16
ぽつん、ぽつんと咲いてくれます。

↓こういう植物でもあるのです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A4%E3%82%B3%E3%82%B0%E3%82%B5

また近年、モデル生物としての利用が注目されている。栽培が比較的容易で生活環のサイクルが比較的短く(播種から2月ほどで開花)、染色体数2n = 12、ゲノムサイズは約4億5千万塩基対(作物の中では短いイネと同程度、シロイヌナズナの3.6倍ほど)と小さいことから、マメ科のモデル生物として優れたものとなりうるという。また作物改良への応用も期待され、ゲノムプロジェクトが進められている。共生する根粒菌はミヤコグサ根粒菌 (Mesorhizobium loti) で、すでにゲノム解析が完了している。

ハツユキカズラ

0710_15hatuyukikazura 2016.7.10
ハツユキカズラの現況。キョウチクトウ科だそうです。
http://www.yasashi.info/ha_00039.htm

葉に白い斑が入りそこから「ハツユキ(初雪)カズラ」の名前がありますが、新芽のときには赤みの強い淡いピンク色で徐々に白みが強くなり、次いで白と緑色の斑点が混ざった姿になり最終的に緑一色になります。それぞれの生長段階の葉が混ざった形で生長していくので春~秋にかけては非常にカラフルで美しい姿になります。また、緑色の葉は秋~冬に紅葉します。

いろいろ変わるんですねぇ。いろんな成長段階が混在するらしい。
緑の状態だと、ふと忘れちゃうんですけどね、思い出しては変化を眺めています。

ヒメグモ

0710_14himegumo1 2016.7.10
ダンダラテントウかな、と思います、獲物は。
テントウムシなんてつるつるしていて、クモの網にかかりにくいんじゃないか、などと思っていましたが甘かったな。
0710_14himegumo2
立体的に乱雑な網なのです、ヒメグモの網は。
ここへ落ちて、脚が粘り付いたら逃げられないんでしょうね、きっと。
臭い液体を出すというのは、相手がクモでは効き目がないのかな。
鳥は学習して襲わなくなる、とかいうんですけどね。

ヤブガラシ

0710_12yabugarasi 2016.7.10
青い実は静かに熟していきますが、アリが誘引されているようです。
甘い液体でもにじみ出ているのでしょう。
アリというのは、本当にマメに丹念に歩き回っています。
真夏の真昼間、暑すぎて昆虫がほとんど隠れてしまう時間帯でも、アリはいます。
たいしたもんだ。

アオドウガネ

0710_11aodogane 2016.7.10
アオドウガネが最盛期。
ヤブガラシのあたりにいっぱいいて葉を食い荒らしています。

0712_4aodougane 7.12
普通、私は死んだ虫をあまり載せませんが、ちょっとだけ。
甲虫は特に、死ぬと脚をぎゅっと縮めます。
腹側に縮めた脚では姿勢が保てませんから、ひっくり返ってしまう。
多分そんなことでしょう、
セミもかな。ひっくり返って死んでいますね。
上の写真の個体はまだ脚を縮めていない、落ちたばかりだったのかもしれません。
虫の死骸を見つけたら、土にあるところへ置いてやります。
土に還るのが一番自然。(人もまた、と考えています)

0713_16aodougane1 7.13
右側で交尾、左にあぶれオスかな、と思ったのですが。
交尾はまだ成立していないようですし、右下にもう一匹顔を見せています。
0713_16aodougane2
で、この4匹で、すったもんだになってしまいました。
0713_16aodougane3
上の方にもう一匹姿を現していますし、なんだかなぁ、どうなっちゃったんだか、ヒトというサルには理解できな事態になっていきましたので、立ち去りました。
体をぶつけたり、頭で突っついたり、いろいろ交尾がらみの動作をしていました。

2016年7月20日 (水)

ヨツボシテントウ

0710_10yotubositentou1 2016.7.10
桜桃の葉で見かけました。
星が四つ、羽の合わせ目のところで黒い線が太くなっていて五つ目の星に見えないこともないけれど、まあ、星ではない。
0710_10yotubositentou2
葉に開いている穴はこのテントウムシが開けたものではありません。
このテントウムシは幼虫も成虫もアブラムシを食べます。
0710_10yotubositentou3
前翅には微毛が生えています。
ナナホシテントウやナミテントウは光沢があってつやつや輝いていて、アブラムシを食べますね。
ニジュウヤホシテントウは毛が生えていてナス科植物の葉を食い荒らします。
で、ヨツボシテントウが割を食う。毛が生えてるから植物を食害するんじゃないか、と。
誤解を解いてください。
アブラムシを食べます。

実は去年もこのテントウムシを見ました↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-a8dd.html
この時は、幼虫も観察することができました。
ちょっと異様な感じがするかもしれませんが、アブラムシを食べるんですからやっつけないでくださいね。

エノコログサにて

0710_9higenagakamemusi1 2016.7.10
これはヒゲナガカメムシです。
0710_9higenagakamemusi2
下がヒゲナガカメムシの成虫であるのはいいとして、上2匹の幼虫で戸惑う。
幼虫と成虫が同じ場所にいた場合、同種のことが多いのですが、なんだかなぁ。ちょっと違う気がする。
0710_9higenagakamemusi3
右上の幼虫を接写。
これ、ヨツボシヒョウタンナガカメムシの幼虫ではないだろうか。
コバネヒョウタンナガカメムシという名前も頭をよぎりましたが、多分ヨツボシヒョウタンナガカメムシでいいと思う。
違ってたらごめんなさい。
ご検討ください。

ところでヒゲナガカメムシは「髭=触覚が長い」のは確かなのですが。
「ヒゲが長いカメムシ」ではなくって、「ヒゲが長いナガカメムシ」なのです。
敢えて言っちゃえば「ヒゲナガ ナガカメエムシ」なんですね。
カメムシ目 > ナガカメムシ科の昆虫です。
ヨツボシヒョウタンナガカメムシも、ナガカメムシ科です。
星が四つあるヒョウタンを思わせるナガカメムシです。

ムカゴ(零余子)

0710_8mukago1 2016.7.10
ヤマノイモです。
0710_8mukago2
ごく短時間チンして味噌でもつけてパクッと。
量が少なくて、味というほどのものもないくらいですが、何となく素朴な独特の香りが楽しめます。

「零」には「こぼれる」という意味があります。
「こぼれたもの」とでもいう意味かなぁ、と独断で考えております。

キンカン

0710_7kinkan 2016.7.10
つぼみが膨らんできています

0714_1kinkan1 7.14
朝、2階から。白い点々がいっぱい。
0714_1kinkan2
昼、地上から。咲いてます。

0718_8kinkan1 7.18
淡い香りが漂ってます。
0718_8kinkan2
アリも誘われて受粉のお手伝い。
0718_8kinkan3
最初の頃の花はもう小さな実になりつつあります。

キンカンの砂糖漬けなどいかがですか。
おいしいですよ。種子を気にせず作って、食べる時にぷっと出しながら食べればいい、そうすれば手間がかからなくって、作る気力もわきやすい。

フタトガリコヤガ幼虫

0710_6hutatogarikoyaga 2016.7.10
妻の撮影。フヨウの葉を食い荒らしています。
赤い模様のある部分が頭だと思ったでしょ。
あら、違うの?
そう、赤いのがある方がお尻だよ。

去年も見ました↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/post-1ae4.html
2015年7月28日 (火)「フタトガリアオイガ(フタトガリコヤガ)」

トゲトゲした感じですがドクガではないので大丈夫。

http://www.jpmoth.org/Noctuidae/Bagisarinae/Xanthodes_transversa.html
【幼虫食餌植物】 アオイ科:フヨウ、ムクゲ(※KD)、アオイ(※KS)、オクラ(※YY-175)、ワタ、ハマボウ

「二尖葵蛾」という名が食草を示しているらしいですよ。

0716_18hutatogarikoyaga 7.16
私も見ました。
まだいたよ、と妻に言ったら。
2匹だけ許したのよ。だそうです。その2匹目であるらしい。
優しい人だなぁ。

変化朝顔

0710_2henka 2016.7.10
変化朝顔の花。
0710_2henka2
とはいえ、普通のアサガオと変わりないですね。
これは「親木」のタイプです。
変化に関わる遺伝子と通常の遺伝子のヘテロ接合なのでしょう。で、優性の「通常の花」が咲いている。
あるいは通常の優性遺伝子のホモ接合になっている可能性もあります。こうやって見るだけでは遺伝子の状態は見えない。

0711_1henkaasagao 7.11
順次咲き進みます。
花は通常の咲き方の花ですが、葉の縁がちょっとまくれたような形です。何かの遺伝子変異を持っているのだと思います。
親木からできた種子には、花の変化に関わる劣性遺伝子がホモ接合になったものが出きる可能性があります。
ですから、こういう普通に見える花をどんどん咲かせて、種子を採って来年に備えます。

★「優性」「劣性」という用語が実は嫌いです。
どうも、優劣、という語感が、優れたもの、劣ったもの、と感じ取られやすいので。
別に優れた性質とか、劣った性質ではないのです。
2つで1対の遺伝子ペアにおいて、1つあればその遺伝子の性質が現れるものを「優性」とよび、1つでは性質が現れず、2つそろって初めてその遺伝子の性質が現れるものを「劣性」と呼んでいるだけなのです。
中国語では優性を「顕性」、劣性を「不顕性」と呼ぶと聞いたことがあります。
「顕」は「あらわれる」ですから、1つあれば性質が顕われる遺伝子を「顕性」とよび、1つでは性質が顕われないような遺伝子を「不顕性」と呼ぶのはふさわしい気がします。
学術用語が変わるといいな。

ハラビロカマキリ

0710_1harabirokamakiri 2016.7.10
腹をぎゅっと曲げたこの独特な姿勢が何ともいえません。
アブラムシは卒業、大型のハエはちょっと辛そう。
で、中型のハエを狙って捕獲して与えています。
ハエがカママキリたちのおいしい餌にしか見えなくなっています。
変な夫婦なのです。

ハゼラン

0708_15hazeran 2016.7.8
画像のタイムスタンプは、午後3時11分でした。
まさしく「三時花」ですね。
おや、と思って撮影しようとしたのですが、風で揺れて、花にピントが合わない。
しょうがないので指でつまんで固定して撮影しました。
かわいい花です。種を播けばいくらでも伸びて咲いてくれるはず。どうぞ。

ここから一時間もすれば、今度は四時花が咲きます。
四時花=オシロイバナです。

ネコハグモ

0708_11nekohagumo1 2016.7.8
ルリマツリかな、葉をV字型にたわめて糸で巣を作ってありました。
クモはこっちを向いています。
ぼんやりですが、トンネルのようになっているのがわかると思います。
0708_11nekohagumo2
このクモの通常の姿です。前2対の脚をぎゅっとまとめて頭部を隠しています。
おそらく脚の隙間から外を見ているのでしょう。
なかなかこのクモの頭部を見るのは難しい。
不思議なクモです。
なんであれ、くぼんだところに網が張ってあったらまずネコハグモで間違いないと思います。クモ本体を探してみてください。

マルバルコウ

0708_10marubarukou 2016.7.8
何の気なしに、ぼんやりと。線路の柵内を見ていたら。
あれ?この葉っぱ、マルバルコウじゃないか?
完全に滑らかな丸さではなく、サイドにちょっととんがりがあります。
マルバルコウだと思います。
この場所では絡みつくことのできるものはない。
もう少し伸びてきたらロープでも張って柵の方へ導かなくっちゃいけないかもしれませんね。
線路の方へ伸びていってしまったらまずいですから。

2016年7月19日 (火)

地震

関東地方で震度4(朝日新聞デジタル 2016年7月18日05時00分)
 17日午後1時24分ごろ、関東地方の広い地域で震度4を観測する地震があった。気象庁によると、茨城県、栃木県、埼玉県、千葉県、神奈川県などで震度4を観測。他に東京23区など広い範囲でも震度3を観測した。
 同庁によると、震源は茨城県南部で、震源の深さは約40キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5・0と推定される。

この時、私、昼の散歩を終えて、自室で「寝ていたパソコン」を起動した直後でした。
わ、かなり揺れてる、そうだ地震モニタを起動して見よう、という行動の結果が
これ↓
Earthqk20160718
2016/0717 13:24:58
でした。
マグニチュード、震源の深さ、最大震度など、おおよそあっていますね。
地震の際には有用な情報になります。
このサイトを起動しておいて、他の作業をしていますと、日本全国どこの地震でもアラームで知らせてくれます。
熊本地震の後はしばらくそういう使い方をしていました。ずいぶん頻繁にアラームを聞きました。
必要でしたらご利用ください。

ヒャクニチソウ

0708_9hyakunitisou1 2016.7.8
どんどん咲いて、線路際が賑やかになってきました。
0708_9hyakunitisou2
みんな違うんです。面白い花ですね。
0708_9hyakunitisou3
一段で咲いてるのもあるし、多段で咲いてるのもあるし。
花の真ん中の姿もいろいろバリエーションがあるようで。
何日も咲き続けながら変化していく花です。楽しいですよ。
お楽しみください。

ササグモ

0708_6sasagumo 2016.7.8
ホトトギスの葉を曲げて、卵のうをつくり守っている雌のササグモ。
小さなハチでも捕まえましたか。
腹が減っては軍(いくさ)はできぬ。栄養をつけて、子たちを守ってください。

アスパラガス

0708_5asparagus1 2016.7.8
アスパラガスに花が咲いていました。
0708_5asparagus2
雄花ですね。というか雄株の花です。
残念ながら実は生りません。
我が家では2,3か所にアスパラガスが生えてますが、みんな雄株。
いやいや「残念」なんて言葉使っちゃいけませんね。
かわいい花です。花を観賞して楽しめばよいのです。
雌花があれば結実も可能でしょうけれど、それはまた別の話。
素敵な花をありがとう。

ヒゲナガカメムシ

0708_3higenagakamemusi 2016.7.8
これはまごうかたなきヒゲナガカメムシです。
「ポパイ」ですもの。前脚の太さが身分証明になっています。
エノコログサが大好き。まだ熟していない実から栄養たっぷりの汁を吸っているのでしょう。
なんだか、突っ立っているよな感じでしたね

スダレ

0707_11yuuyake1 2016.7.7
居間のガラス戸を開けて今まさに雨戸を閉めようとするところ。
日除けのスダレ越しに西の赤い空が見えました。
この時はフラッシュは発光していません。
相対的に外が明るく家の中が暗い。
ですから、家の中の光がスダレで反射して戻ってくる量は少なく、外部の赤い空の光がスダレの隙間から入ってきて赤く写った。もう一枚、とシャッターを切ったら
0707_11yuuyake2
この時はなぜかフラッシュが発光しました。
発光したフラッシュの光りがスダレで反射して戻ってきてカメラに入った。
で、スダレが写っている。
西の空の赤い光も当然、前の写真と同じぐらいにスダレ越しに入ってきているのですが、フラッシュの反射光が強くて赤い空があまり見えなくなってしまった。

これ、昔から知られていることではあります。
スダレがあって、昼間、外が明るくて家の中が相対的に暗い。
すると室内から外は見えるけれど、屋外から室内の様子はほとんど見えない。
実は、室内からの光も外に出ているのですが、外からは、外の明るい光でスダレが光るため、弱い室内光が見えにくいのです。
逆に、夕方以降は、外が暗くて室内が明るい。
室内から外を見ると、スダレが室内光で光ってスダレが見え、外の様子は見えにくい。外の光も入ってきてはいるのですが弱くて見えない。
外から部屋を見ると、部屋の様子が丸見え。要注意。

これ、マジックミラーとも同じ原理なのです。
普通の鏡では蒸着されたアルミの層が厚くて向こう側の光は遮断されます。
アルミの蒸着層を薄くすると、「スダレ効果」が出てきて、暗い側から明るい方を見ることはできるが、明るい方からは鏡にしか見えない、のですね。暗い側からの光も透けてきてはいるんですが弱いので強い光に負けてしまう。

マンションなどの外壁工事のときなどに、スダレ様のネットを垂らすことがあります。
そうすると、室内から外は見えるけれど、外から室内が見えにくくなって、プライバシー保護になるのですね。
夜はご注意ください。逆転しますから。

★検索していて、鏡はガラスに水銀が塗ってある、と書いたものがありました。
これは現在の鏡については誤りです。
昔の青銅鏡の場合は、研磨して、最後に塩化水銀を塗布して、水銀を析出させ、滑らかな鏡面にしました。
でも、ガラスの鏡になってからは水銀は使われていません。
私の子どもの頃は、銀鏡反応を使ってガラスに銀メッキした鏡が使われていました。
今は、真空中でアルミを蒸発させてガラス面に付着させる、アルミ蒸着が普通です。
誤解のないよう。

★江戸時代の絵を見ていた時に、江戸市中の商売がいろいろ描き込まれていました。
中に、天秤かついだ「鏡研ぎ」もありました。
ということは、江戸市中を、鏡研ぎます、といって回って歩くと、その日一日の食い扶持が稼げるくらいに「鏡」という道具が民間人にも普及していたということではないでしょうか。
研ぎ師はもちろん機械的に研いで滑らかにするとともに、仕上げに塩化水銀を塗ったはず。危険な仕事だったでしょうね。青銅鏡の表面でアマルガムになった水銀からは室温では水銀蒸気はほとんど出ませんから、家での水銀中毒はなかったと思います。
こんな話を化学の授業でもしましたっけ。
昔話では、鏡というものを知らなくて、タンスの中にあった鏡に映った自分の姿に驚いた女房が、亭主を責める、というような話もありましたっけ。
でも、江戸市中ではそれなりに普及していたのだと思いますよ。

クレマチスの実:2

0708_13clematis1 2016.7.8
妻に、クレマチスの実が熟した、と報せたら、あれ枯れたんじゃなかったのね、と。
で翌日、採ってきてくれました。
さっそくばらしてみたら、上の写真のよう。
0708_13clematis2
付け根のあたりに種子が入っているようです。
鳥の羽根みたいな雰囲気も。
あるいはドジョウのような魚の雰囲気か。
0708_13clematis3
これは風でかなり飛びますね。おそらく。
クレマチスの花はご近所で見たことがあったのですが、実が熟すのを見たのは初めてだ。
やっぱり自分の手もとで栽培すると、存分に見ることができて楽しいですね。

クレマチスの実:1

0707_10clematis1 2016.7.7
クレマチスの実が完熟したようです。
鬼太郎の髪みたいだ、なんていいましたが、白髪になっちゃたなぁ。
0707_10clematis2
痩果ですね。
0707_10clematis3
指用のカツラみたいだ。

タチアオイの実と種子

0707_7tatiaoi1 2016.7.7
タチアオイもそろそろ終わりが近い。花はちたほらになってきています。
実がいっぱい熟しています。
中に種子が並んでいるのが見えます。
0707_7tatiaoi2
羽がある、というのかどうか、よく飛ぶようですよ。意外なところに出現します。

タイリクアリグモ

0707_6tairikuarigumo 2016.7.7
タイリクアリグモだと思いますが、ヤガタアリグモである可能性も排除できません。
アリに擬態していることのメリットって何なのでしょうね。
攻撃を受けにくいのでしょう、多分。アリって小さい割に危険な昆虫だと他の昆虫に認識されているようですから。

ムクゲ

0707_5mukuge 2016.7.7
ちょっといい雰囲気でしょ。
薄暗がりに浮かぶ白い花。
たまにうまく写ると自慢する、素人カメラマンの悪い癖。

0708_7mukuge 7.8
アリがいっぱい。甘いんでしょうね。
その甘味は自分の活動用なのか、巣へ持ち帰りたいのか、どっちだろ、わかりません。

2016年7月15日 (金)

「算数チャチャチャ」:イチャモン・シリーズ3

★シリーズ最終回です。

最後の3問目はy=cos(θ+π/2)のグラフを書け、というもの。これはお馴染み、三角関数の波状曲線となる。

Sansu1
↑これ見てください。
「η」ってみたことあります?読めますか?
η=cos(θ+π/2)のグラフを書け、なんて、読めないかもしれないような表記を使うなよな。数学は怖いぞ、って脅迫してるみたいだ。

↓ギリシャ文字 読み方と英語表記です。
http://www.biwako.shiga-u.ac.jp/sensei/mnaka/ut/greekchartab.html
α,β,γ,δがアルファ、ベータ、ガンマ、デルタくらい知っておられる方は多いでしょう。
けど。
Η・η(大文字と小文字)
ご存知で読める方はどのくらいらっしゃるのか。
私は「イータ」と読んでますが。「eta」です。
η=cos(θ+π/2)などという式を見せられたら、それだけで嫌になるんじゃないですか?
記事にあるように、せめて、y=cos(θ+π/2)くらいにしなくっちゃ。

で、η=cos(θ)
Sansu2
これだっていうんですが・・・。
これが三角関数のグラフ?ひどすぎる。ずさん過ぎる。認めがたい。
Sansu3
で、それを(π/2)ずらしたらこうなるって。
ヤダヤダ。
「それらしく」っていう数学的センスは全くないようですね。
円を適当に切って、カポカポ並べたみたいだ。これは誰がどう見たって三角関数のグラフではないでしょう。
必要なのは、
y = cos(θ+π/2)
このグラフが、
θ= 0          y = 0
θ= π/2      y = -1
θ= π         y = 0
θ= (3/2)π  y = 1

これらの点を通ること。
そして、曲線の形が「それらしい」こと。ですよ。
Coscurve
こんな感じでいかがですか?
θ軸が圧縮されてますけど。
これは絶対に「円の一部」なんかじゃない。TV画面のコピーと比べてください。

曲線の形自体はサインもコサインも同じですから、今後の話はサインで進めますが。
サインカーブを近似するとしたら
Approx_sin
赤の曲線がサインカーブです。
黒い直線は傾き1の直線。
「*」で描いたのは、放物線です。
ですから、カーブがθ軸と交わるあたりでは直線近似がよい。
カーブの山や谷では放物線近似がよい。のです。

そういう感覚を身につけて、「それらしく」描くことが大事。
間違っても円でなんか描かないように。
↓間違った事例
Curve
作図ソフトで、円を適当に切って、ひっくり返したりしながら並べたもの。
これを見て、サインカーブを描いたんだ、と思う人はいませんね。

TV画面のグラフを見て「怒り狂った」元理科教師なのでした。

★ちょっと話はずれますが。
↓私のHPです。
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/freestdy/SunSpot.htm

ガリレオが観察した太陽黒点
●「ガリレオ温度計」のことを書くに当たって、昔読んだガリレオの「新科学対話」などを読み返しました。そのとき、これも昔話ですが、ガリレオの太陽黒点の観測に関するレポートを書いたっけなぁ、と思い出して本を引っ張り出してきました。

 岩波文庫「星界の報告 太陽黒点に関する第二書簡」ガリレオ・ガリレイ著、山田慶児・谷 泰訳。1976年10月18日 第一刷発行。¥200-

 という黄ばんだ本です。なんとこの本の裏表紙のところに、レポートのもとになったこれも黄ばんだグラフ用紙がはさんであり、30年近く昔の自分の思考が懐かしく甦ってきました。私は何を考えたのでしょう?
●この文庫本の130ページから148ページに、「1612年6月および7月にかけて日々ガリレオ・ガリレイ氏が観察し観測した太陽黒点の図」という太陽黒点の観測記録の図があるのです。この図が正確で忠実なものであるなら、ここから「等速円運動とサインカーブ」の関係を浮かび上がらせることができるのではないだろうか?というようなことを考えたのです。また、そこから太陽の自転周期なども求まるだろう、と。
・・・
{グラフ}
●黒い点がデータ点です。そこへ、周期27日のサインカーブを赤で細く重ねて描いてみました。「よくあっている」というべきかと思います。
 サインカーブが現れるという、予想1が成立しました。

↓ここでガリレオのデータをプロットしたグラフがこれです。
Galileo
太陽面を移動していった黒点の位置ですから、サインカーブが長く続くわけではありません。
(1/2}周期分です。{残りの半周期は黒点が太陽の向こう側を回っている時に相当します。}
ここで大事なのは、この曲線が「サインカーブに見える」かどうかなのです。
円で近似したうような「波 波」をサインカーブとして提示するような感性では、このグラフを見て「おおサインカーブじゃないか」という感動は得られないでしょうね。

Sin_curve
これも私のHPの同じページに載せてあるグラフです。
これは高校物理の授業で黒板に描いたものと同じ。
黒板をダイナミックにフルに使います。
左の方に、黒板のサイズより少しだけ短い直径の円を手書きで「や~っ」と描きます。
勢いが大事。どうだ、プロはフリーハンドでこんな円が描けるんだ、と生徒に見せつけます。お~、っと言わせたい。
そこに、目分量で、4,8,16等分くらいの点を打ちます。等速円運動の等時間間隔での位置ですね。
黒板中央付近に縦棒を描き、円の上の点の高さを水平に移動して縦棒上に番号を振りながら写し取る。
等速円運動の正射影は単振動になる。と宣言。{等速円運動の奥行きを無視して上下方向だけを取り出すということです}
さらに、単振動の時間変化を見てみよう、と黒板右側に座標軸を描いて、単振動の点に振った番号順に等時間間隔でグラフにプロットします。これをフリーハンドで繋いで、どうだ、これがサインカーブだ、と宣言して、生徒に「お~っ」といわせるんですね。
黒板の前で「舞うがごとき」グラフ作成の技なのです。

自慢になって申し訳ないですがが、算数チャチャチャのレベルではありません。
元理科教師の昔話、でした。

★リンク
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/post-a3d8.html
2016年7月12日 (火)「算数チャチャチャ」:イチャモン・シリーズ1

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/post-9179.html
2016年7月13日 (水)「算数チャチャチャ」:イチャモン・シリーズ2

セミの初鳴き

毎年記録を取っているとかではありません。たまたま気づいただけ。

・2016.7.12の夕方にアブラゼミが初鳴き
・2016.7.14の朝9時過ぎにミンミンゼミの初鳴き。

3年連用日記の去年の部分がふと目にとまりまして
・2015.7.15にアブラゼミ初鳴き
・2015.7.18にミンミンゼミ初鳴き

とありました。
ふ~ん、去年とほとんど同じだったんですね。
地下で生活していて、どうして「この時」がわかるんだろう?
温度は年による変動が大きいと思いますが。
日長で時を知る、というのは、地下生活だからなぁ、ちょっと。

気象庁の生物季節観測を見ましたら↓
地点名  2015年                          2016年
           観測日   平年差  昨年差  観測日   平年差     昨年差
東京    7月31日  +7        +18       7月13日  -11         -18 

アブラゼミの平年の初鳴きは7月24日くらいですね。
関東甲信地方の梅雨明けの平年が7月21日ですから、梅雨が開けるとアブラゼミがなく、というのが平年のようです。
今年、関東甲信の梅雨明けは、平年並みか少し遅れるのではないかと気象情報でいってました。

アオジソの花

0707_1aojiso 2016.7.7
ベランダの青ジソに花が咲いていました。
昔、子どもの頃、シソっていうと赤紫蘇だったような気がしますね。
アオジソを食べるようになったのは、結構大きくなってからだったような。
そして、アオジソのことを大葉ともいう、などということを知ったのは大人になって大分経ってからですね。
何か別のものの「匂い消し」にシソを使うのは嫌なんです。
シソはシソの味として楽しみたい性質です。

オンブバッタ

0706_13onbubatta1 2016.7.6
妻が発見。ランタナの花の姿がなんだか変だ。「穴」が開いている?なんだ?
葉の緑に紛れてオンブバッタがいたのよ。
0706_13onbubatta2
ランタナの花を食べてます。
シソが好物で、シソの葉に穴を開けますが、ランタナの花もおいしいか、スゴイ食欲だね。
0706_13onbubatta3
おかげで、右の花のように、穴が開いてしまったのでした。
妻は大笑いしていました。
意表をつかれましたね。
こんなことは初めてだ。

キアゲハ幼虫

0706_12kiageha0 2016.7.6
終齢幼虫はこんな模様になります。
0706_12kiageha1
細い茎にしがみつく姿が何ともいえずかわいい。
これに痺れると病みつきです。

フウセンカズラ

0706_9huusenkazura 2016.7.6
フウセンカズラの花と実。
小さな花なのに、果実は大きい。この「風船部分」は果皮ですかね。
果肉がない。堅い種子がある。
考えてみると戸惑いを覚えます。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A6%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%82%BA%E3%83%A9

フウセンカズラ
科     :     ムクロジ科 Sapindaceae
属     :     フウセンカズラ属 Cardiospermum
学名
Cardiospermum halicacabum
和名:フウセンカズラ

フウセンカズラ(風船葛、学名:Cardiospermum halicacabum)とはムクロジ科の植物の一種。属名は「ハートの種子」の意。花を観賞するためよりむしろ、風船状の果実を観て楽しむために栽培される。熱帯・亜熱帯のアジア・アフリカ原産。

ムクロジ科ね。確かに、種子の硬さはムクロジとにている。
{「無患子」これがムクロジの漢字表記です。}
「ハート形」の模様は有名ですが、これを保育士の女性が「モモレンジャーがいた!」と表現していましたよ。
それもいいかも。楽しいことです。

ルリマツリ

0706_6rurimaturi1 2016.7.6
この花弁に意識がどうしてもいってしまう。
私はいつも「花の構造」というようなことを言っているのね。
0706_6rurimaturi2
中心部へ近づいて見ました。
メシベとオシベがきれいに見えました。
花の大きさに比して小さな蕊です。
実ができるそうですが、観察力不足か、まだ実を見ていません。
意識を持続して見続けることにしましょう。

オジギソウ・スイートバジル

0705_5ojigisou_ 2016.7.5
オジギソウを見間違うことはない。
でも一緒にいる緑に輝く葉はなんだ?
あれは何か?と妻に訊けば、スイートバジルよ、とのご託宣。
そうなんだぁ。
私、香草に弱いからなぁ。
シソ科ですね。
艶や葉の盛り上がり方が独特ですね。
いずれ食卓に上がるのでしょう。

ササグモ

0705_3sasagumo 2016.7.5
なんか、いつもと雰囲気が違う。
これササグモだよなぁ、と確認のために一枚。
腹部がぱんぱんに張り切ったメスですね。
普段見る色合いとちょっと違ったので、気になったのですね。
個体変異でしょう。

ヘクソカズラ

0704w_6hekusokazura 2016.7.4
妻の散歩。もう咲いていたそうです。
去年は家の前の柵に生育して、花を間近にじっくりと眺められましたが。
今年はないような気がする。
ヤブガラシ、ヤマノイモ、カラスウリは確認できていますが。
名前がかわいそう。気にするほどの匂いじゃないと思うけどなぁ。

タケニグサ

0704w_5takenigusa1 2016.7.4
妻が見つけました。裏が白いのがすごく目立ちます。
0704w_5takenigusa2
花がついていたそうです。
0704w_5takenigusa3
開花するとこうなるらしい。面白い花ですねぇ。
私にも見せたいと、近くで手入れをなさっていた方から頂戴してきてくれました。
0704w_5takenigusa4
おかげでこんな接写ができました。
下にリンクしたサイトによりますと、オシベが多数、花弁はない、とのことです。
0704w_5takenigusa5
糸のようなオシベが落ちるとこうなる。
残ったメシベの姿です。
まだ果実としてみのっていませんので、これは播いても仕方ない。
でも、いいもの見ました。

大分前に、カエデの木のあたりに見慣れない草が生えてきて、何だろう?と悩んだらタケニグサだった、という経験があります。どうやってやってきたものか、わからないままに、その年限りで絶やしましたけど。
茎が中空になっていて竹に似ているからだ、という説もありますが、確認していません。
葉っぱは竹には似てませんねぇ、全く。

http://matsue-hana.com/hana/takenigusa.html

タケニグサ(竹似草)
多年草
・・・
花には花弁はなく、萼片も開花と同時に落ちる。雄しべは多数あり、葯は線形で花糸は糸状。さく果は長さ約2.5cm。花期は7~8月。
学名は、Macleaya cordata
ケシ科タケニグサ属

マユミ

0704w_4mayumi 2016.7.4
マユミの実です。まだ未熟。
これは毎年熟して割れて赤い中身が見えるというのを知っていますが。
密蔵院のモッコクに気づいていなかったというのは迂闊でした。

ま‐ゆみ【檀・真弓】
(主に弓を作る材料にしたからいう)ニシキギ科の落葉小高木。初夏、淡緑色の小花を多数つける。角ばった果実は熟せば4裂して紅い種子を現す。材は器具用。ヤマニシキギ。カワクマツヅラ。「檀の実」は秋。万葉集[7]「南淵みなぶちの細川山に立つ―」
広辞苑第六版より引用

「檀」という字を見ると、何となくイメージが変わりますね。
私は洋弓は知ってるけど、和弓は知らない。
マユミって、おそらく硬くて素人には扱いづらい「材」なんでしょうね。

2016年7月14日 (木)

畏怖

★「畏怖」という言葉について。

声かけで「裁判員が畏怖」 工藤会系事件、裁判官だけで(朝日新聞デジタル 2016年7月13日20時41分)
 ・・・
 ・・・声かけ事件によって裁判員が畏怖(いふ)し、新たな候補者の確保も困難な状況にある、と判断した。
 ・・・

毎日新聞では
2016年7月1日
 ・・・工藤会の構成員が裁判員を威迫する事態が想定されると判断した。
 ・・・
 今回の決定理由で、平塚浩司裁判長は「組織に大きく影響する可能性があり、判決内容によっては構成員が裁判員の生命に危害を加える恐れがある」と指摘した。
 ・・・

読売新聞では
2016年07月14日
 ・・・
 決定では、工藤会について「意に反することをした者へ容赦ない報復、威迫行為を繰り返し、市民に恐怖を感じさせている」と指摘。声かけ事件が起きたことも考慮し、「裁判員や候補者らが畏怖して職務の遂行ができず、代わりの裁判員選任も困難」と結論付けた。
 ・・・
2016年07月14日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

NHKでは
7月13日 21時08分
 ・・・「裁判員が怖がって参加が困難な状況だ」として、この裁判を裁判員裁判の対象から除外することを決めました。
 ・・・
13日の決定で福岡地方裁判所小倉支部の柴田寿宏裁判長は「工藤会はこれまで、市民に不安や恐怖を感じさせている。裁判員が怖がって参加が困難な状況だ」として、裁判員裁判の対象から除外し、プロの裁判官だけで審理することを決めました。
 ・・・

こうなんですね。
私の言語感覚では、「畏怖」という言葉を使うことに違和感が強い。
ひょっとして、司法関係では、一般の用法とは違う意味を与えて使っているという可能性もないじゃないですけど。{「図利」なんて妙な言葉を使う人たちだしなぁ}

「おそれる」と読んでしまえば「畏」でも「恐」でも耳に同じくはいるのですけれど。
文字として読むと、「畏怖」と「恐怖」は違うような気がするのです。
「畏」には「おそれかしこまる」「おそれおおい。敬服している」という感覚を持っています。
以下↓辞書の引用をご覧いただいて、考えてみてください。

畏 
〔田部4画/9画/1658・305A〕
〔音〕イ〈ヰ〉
〔訓〕おそれる・かしこまる
①おそれて心がすくむ。おそれかしこまる。「畏怖いふ・畏縮・畏敬・無所畏」
②おそれおおい。敬服している。「畏友」
広辞苑第六版より引用

かしこ【畏】
  {感動詞}{文章語}女性が手紙の終わりに書くあいさつの語。
パーソナル現代国語辞典より引用

おそれ【畏れ】
  おそれ敬う気持ち。
パーソナル現代国語辞典より引用

かしこ・い【畏い】
  {形容詞}{文章語}おそれ多い。かたじけない。
パーソナル現代国語辞典より引用

い‐あい【畏愛】ヰ‥
うやまい親しむこと。
広辞苑第六版より引用

い‐けい【畏敬】ヰ‥
(崇高・偉大なものを)かしこまり敬うこと。「―の念」
広辞苑第六版より引用

後生畏る可し(こうせいおそるべし)
[論語[子罕]]後進の者は努力次第で将来どんな大人物になるかわからないからおそるべきである。
広辞苑第六版より引用

{先生 先生といばるな先生、先生 先に生まれただけ。}

★追記
http://park.geocities.jp/funotch/keiho/kakuron/kojinhoueki3/32/222.html
222条1項 生命,身体,自由,名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者
             → 2年以下の懲役または30万円以下の罰金
    2項 親族の生命,身体,自由,名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者
             → 前項と同様(2年以下の懲役または30万円以下の罰金)

告知される害悪の内容は,相手方の性質および四囲の状況から判断して,一般に人を畏怖させる(恐怖心を抱かせる)に足りる程度のものであることを要します。

「恐怖心を抱かせる」(おそれおののかせる)ことを「畏怖」といっているようですね。
いい使い方じゃあないと思いますがね。市井の人、としましてはそう思います。

アオスジアゲハ幼虫・蛹

0704w_3aosuji1 2016.7.4
餌のクスノキの葉を補充する際に妻が遊んでます。
「集合!一列横隊、背の順」かな。
0704w_3aosuji2
これは蛹。
葉に擬態していると思うのですが。
茎や葉脈まであるようです。

0706_11aosuji 7.6
齢が上がっていくのを眺めて楽しんでます。

0707_2aosuji 7.7
この大きさの差。すごいでしょ。
葉っぱだけを食べて、蛋白質から何から全部自前でつくって成長している。
感嘆します。
孵化時、3mmないような幼虫が、終齢では30mmを超えますね。
長さにして約10倍。正確に相似形の体格ではないけれど、大雑把にいって、体重は約1000倍ですよ。
生命って不思議以外の何物でもない。
それを目の前で実感できるということは、仕合わせなことです。ありがとう、と感謝するのみ。

ハグロトンボ

0704w_1hagurotonbo1 2016.7.4
妻の撮影。見かけてあわてて必死に撮ったのだそうです。
これは私は見てません。ザンネン。
0704w_1hagurotonbo2
ジャストピントではないけれど、ピントが向こう側へ吹っ飛んでしまわなくってよかった。
どこで羽化したものやら。我が家の池ではないはずです。
ヤゴが生きていけるような水系がどこかにあるんだなぁ。
そこでの蚊はどうなっていることやら。
難しい問題ですね。

キキョウ

0704_2kikyou 2016.7.4
手前にキキョウが咲いて。
その向こうに花の終わったネジバナがあり。
更に奥にはニチニチソウ。
黄色いのは、なんだか小型化したビオラ。
ビオラとハツユキカズラが同居しています。
我が家の「雑然」のごく一部。

0706_1kikyou_kaede 7.6
どういうわけか同じキキョウが、カエデの下にも来てまして。
種子をこぼしましたかね。
で、ちゃんと咲きました。

ガザニア

0703_12gazania 2016.7.3
寒くなるまで咲いていましたが、また咲き始めています。

0706_2gazania 7.6
ほらね。
0706_7gazania
ヒメナガカメムシでしょうね。
花があればカメムシやハチなど昆虫が来る。昆虫が来ればクモが待ち構える。
そういうつながりが自然なのです。
花しかない、というようなのは不自然ですね。そういうの多くあるんじゃないですか。

{昔、TDLへ引率で行ったことがあるのですが、あそこは、人間が許したものしか存在していない。「冒険」ですらつくりもの。花は時のものを鉢で持ってきて置いてあるだけ。虫が存在する余地なし。完全な人工空間に、ちょっと吐き気を催すような気分になり、以後、一回も行ったことはありません。狭い我が家の庭の方が、おそらく生態的に豊かですよ。}

マンリョウ

0703_9manryou 2016.7.3
ゆっくり長く咲く花ですね。
派手さはないですが、咲いていること自体ははっきり分かる。こってり咲いて存在感がある。
実が生って、赤くなって、次の花のころまで実がつきっぱなしだったり{鳥に食べられなければね}。
悠然たる生き方ですね。

アオスジアゲハ

0703_7aosuji1 2016.7.3
ランタナの前にいたら、目の前に飛び込んできたアオスジアゲハ。
目の前30cm位のところまで来る。
0703_7aosuji2
蜜を吸うことに夢中。
そばに爺さんがいても、これは無害と決め込んでいる。
人虫無害な爺さんです。
それにしてもまぁ、大胆な。
しばらくの間、私を大喜びさせて飛び去っていきました。
ありがとうね。

ヤブラン

0703_6yaburan 2016.7.3
これがまた、私には踏み込むことのできない場所に生えてきたヤブラン。
ご近所で稔った黒い実を播いてみた、のだったはず。
自分の家の庭なのに、自分では到達できない場所がいっぱい。
自分ちの庭で遭難しそう、なんて、どんな豪邸に住んでるんだろう。笑える。

http://matsue-hana.com/hana/yaburan.html
このサイトは詳細な写真がありまして、よくお世話になるサイトです。

モミジバルコウ

0703_5momijibarukou 2016.7.3
テラスのプランター。モミジバルコウが咲いた後、というのを妻が撮ってきました。
ルコウソウの細い葉も見えるけど、モミジバで大丈夫かい?大丈夫よ。

0706_4rukousouniwa 7.6
これはルコウソウですね。

Pentagram Pentagram
これがルコウソウのタイプ。

Pentagon Pentagon
こちらはモミジバルコウのタイプ。
と、記憶しますが。大丈夫だよなぁ。

ラッキョウ

0703_4rakkyou 2016.7.3
鉢をひっくり返したらこうだった、と妻。
たまに花を見せてくれたりんですが。
食べたくなるような太り方の球根にはなってないし。
まあ、のんびり様子を見続けることにしましょう。
ラッキョウの酢漬けはおいしいですよ。
で、ラッキョウを漬けた酢がまたおいしい。蕪の酢漬けに使ってみたり、酢の物に使ってみたり。
お試しください。

ムクゲ

0702_24mukuge 2016.7.2
今年はムクゲの当たり年なのですが・・・。
「高嶺の花」なんですよねぇ。
ひたすら仰ぎ見ています。
{今年はアザミも咲いてるからなぁ。でも、ムクゲもアザミも好きだ。}

2016年7月13日 (水)

「算数チャチャチャ」:イチャモン・シリーズ2

●イチャモン2:問2 について。

 2つ目はsinθ=cosθ×√3のときsinθとcosθの値を求めよ、という設問。sinθ/cosθ=tanθなので、sinθ/cosθもtanθも√3になる。ここから、直角を挟む三角形の2辺a、bと斜辺cの長さがa:b:c=1:√3:2になり、三角比の定義に従うとsinθは√3/2、cosθは1/2となる。

sinθ/cosθ=tanθ を覚えていれば確かにね、解説の通り、解けてしまう。
でも、もし「sinθ/cosθ=tanθ」を忘れてしまっていたらアウトなのでしょうか?
いえいえそんなことはない。三角比の定義さえ忘れていなければいいのです。
Sankakuhi
図の上の方から始めます。
sinとcosの定義を書き、sinθ=cosθ×√3 の関係に代入します。
するとc=√3×bになりますね。
ここで。あ、イケネ。cのほうがbより長いんだ!と図をそれらしく訂正します。
それが図の下半分。
c/b=√3ですが、これはc/b=√3/1 であって
c:b=√3:1の別の表現です。
そうすると、xが2であることは、ほぼ一目瞭然ですね。
{もちろん、ピタゴラスの定理で計算していいんですよ。ただ、正三角形の半分というのはあまりにも有名ですので。}
あとは「sinθとcosθの値を求めよ」も、一目瞭然ですね。

基本、定義、などが身についていれば、常にそこから出発して考えればいい、それが数学の特徴です。
2次方程式の解の公式、なんてのも有名なつまづきの石ですが、忘れたら、自分でその場で導きだせばいいだけのこと。
公式・公式と覚え込むのではなくて、公式が導出された過程の理解が大切です。
場面ごとに覚え込むなんて大変じゃないですか、楽な方がいいですよ。

★ところで「三角比」について付け足し
Sankaku_hi
AB/BCというのは分数の形で書かれた比です(AB:BC)。この比に対して「角αのサイン(sin)」あるいは「正弦」という名前を付けるのです。同じようにして
AC/BCという比(AC:BC)に「角αのコサイン(cos)」あるいは「余弦」という名前を付けます。
AB/CAという比(AB:CA)には「角αのタンジェント(tan)」あるいは「正接」という名前です。
比ですから、相似な三角形であれば、比の値はいつも同じ。名前を付けて呼んでもいいわけですね。

直角三角形において「角と『辺の比』」という対応関係が「三角比」ですね。
その対応関係に名前を付けたわけです。
名前に過度にこだわらないでください。名前というのは、識別のためのラベルに過ぎません。
名前の「意味」は定義だけ、という簡潔さに慣れれば、理数系の勉強は楽になりますよ。

★参考
Hassen
http://www.ndl.go.jp/math/s1/c8.html
和算の歴史
第5章 西洋数学の導入
三角関数表

高石友也さんの「受験生ブルース」
ひとよ ひとよに ひとみごろ
ふじさんろくに オームなく
サイン コサイン なんになる

これは不愉快な歌でした。
平方根を知るということには物のサイズや面積などの把握に大切なこと。
サイン・コサインは日本では江戸時代からもう使っていた実学ですよ。
伊能忠敬だって当然これを使った。
「こんな歌うたってなんになる」と言い返したいですね。
数学は役に立つんです!っ

http://w3e.kanazawa-it.ac.jp/e-scimath/contents/t01/textbook_t01_all.pdf
三角比と三角関数
↑出だしのあたりなど読んでみてください。

最初は直角三角形の角と「辺の比」の対応でしたから、三角比。
明らかなことですが、私の図の記法を使えば
0度<α<90度
で、等号はなし。
そうすると、
サインもコサインも0と1の間(等号なし)ですね。

この角を制限なしに一般化すると「三角比」の発展形としての「三角関数」になるわけです。
その場合は、直角三角形を離れて、半径1の単位円で考えれば、ほぼすべてがわかります。

★リンク
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/post-a3d8.html
2016年7月12日 (火)「算数チャチャチャ」:イチャモン・シリーズ1

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/post-1c30.html
2016年7月15日 (金)「算数チャチャチャ」:イチャモン・シリーズ3

アメリカミズアブ

0702_23americamizuabu 2016.7.2
これもぶれててお恥ずかしいのですが。
触角を交互に縦に振る、ということと、複眼に不思議な模様があるということは見てとれると思います。
波状紋といいますか。なんでこんな風なのか。この模様付きの複眼で見る「世界」とはどのようなものなのだろう?と思ってしまいます。
世界に「波状紋」が投影されている、というようなことはないのでしょうねぇ。ワカラン。

ヒメナガカメムシ

0702_22himenagakamemusi 2016.7.2
ヒメナガカメムシだと思います。
翅の芽がありますので、多分終齢。
タチアオイの実にきていました。
ぶれてしまって、ザンネン。
私の目を引いたのは、なんとなく、「立っている」というか「そっくり返っている」という姿勢のせいでした。
横へは回り込めなかったのですが、どういう状態だったのかな。
虫の気分は虫に訊いてみなけりゃわからない。サル族には忖度しかねました。

ヤブガラシ

0702_21yabugarasi 2016.7.2
家のそばで生育するヤブガラシ。元気はいいですが無法者というほどには茂らない。
ここに育つヤブガラシは以前から結実するものですから、ヤブガラシというものは実が生るものなんだ、と私は思っていたのです。
そうしたら「関東以北」では結実しない3倍体が主である、とのこと。
軽い困惑を覚えたのでした。「以北」ですからね、関東を含んでそれより北、なんですけど。
我が家は関東じゃないのかなぁ。
いつどうやってここに来たものやら分からないのですけれど、関東でも結実する2倍体が生育しております。

↓写真が素晴らしい。
https://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/yabugarashi.html

結実するヤブガラシは西日本を中心に分布する二倍体で、より広い範囲にふつうに見られる三倍体は結実しないことが岡田ら(2003)によって明らかになった。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%96%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%82%B7

日本国外では東アジアから東南アジア、日本国内では北海道西南部から南西諸島まで分布する。関東以北はすべて3倍体で実を付けないが、中部以西には実を付ける2倍体がまじる[1]。球状の液果で、最初薄緑色のものが熟すとつやのある黒色になる。

ヒメグモ

0702_20himegumo1 2016.7.2
写真下、手前にメス。上、奥の方に色の濃い小さなオスです。
0702_20himegumo2
なんとか両方にピントが合うように頑張ってみました。
色やサイズの違いがわかると思います。
クモの求愛って、オスにとっては危険だよなぁ。

0703_10himegumo 7.3
翌日、オスが2匹きていました。昨日のオスに加えて新参のオスもやってきたのでしょう。
この後、オスを見かけなくなりました。どちらのオスが交尾に至ったか、わかりません。
メスはまだ「屋根」をつくっていません。
枯葉などで屋根を作りその下面に卵のうを作るはず。
いつになるでしょうね。

ナガエコミカンソウ

0702_19nagaekomikansou 2016.7.2
実の柄が長い。わかりやすいなぁ。

http://www.plantsindex.com/plantsindex/demo_html/demo_db/result31471.htm
このサイトによりますと

ナガエコミカンソウは,亜熱帯から暖帯に帰化する一年草。別々の場所で同時期に帰化が確認され,ふたつの学名と和名が並立して一時混乱したが,現在ではここで採用した和名,学名に整理された。
琉球ではかなり普通に見られるが,本州でも関東以西でポツポツ報告がある。都内では最近増加しているという情報もある。
熱帯では低木状にまでなるが,本州では冬を越えることはできず一年草として生活する。

だそうで。東京の南部は暖かいのでしょうね、2年目に入っています。

http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/euphorbiaceae/nagaekomikansou/nagaekomikansou.htm

温室などでしばしば繁茂するとのことで、都会のヒートアイランド現象とも関係ありそうである。

はぁ、我が家は温室かいな。
地球温暖化、の影響かなぁ。{地球丸ごと温室化ですか}

グンバイムシ

0702_18tutujigunbai 2016.7.2
手の上に落ちてきたのです、コレ。
なんだかむずむずするな、と思ってみれば、グンバイムシ。
ツツジグンバイだと思います。
その時は、たまたま私の手に飛び移ってきたのだと思い、撮影し、私にゃ樹液はないぞよ、と吹きとばしたのですが。
パソコンの大きな画面で見たら、これ、ひっくり返っているんですね。
胸部、口の針、が見えています。大きな丸い腹部。
なんだったんだろなぁ、私が通った時に枝をはじいたか何かして、瞬間的な擬死状態にはいったのか。
もう弱っていて、振動で落ちてきたのか。
わからないのですが、妙な具合でこの虫の腹面を見てしまいました。

ネコハグモ

0702_17nekohagumo 2016.7.2
写真下にクモ本体。大きな獲物ですね。ハエかな、確認できませんが。
網を使うということのメリットが生きていますね。
網を使わない徘徊性のハエトリグモで、このサイズのクモだったら、どうでしょう、こんな大きな獲物が獲れるかな?
まあやっぱり、自分のサイズと同じくらいのスケールの虫を狙うでしょうね。

トウキョウヒメハンミョウ

0702_16tokyohimehanmyo 2016.7.2
この背景は何でしょう?
池にかぶせた網戸の網です。ここにトウキョウヒメハンミョウがよく乗っています。
池にはスイレンがあるので、枯らしたくはない。蚊の発生を抑えるために殺虫剤を入れなければならない。万が一にもこの水をチャコちゃんが飲んではいけない。
というわけで、網をかぶせ、周囲を押さえて、水が飲めないようにしてあるのです。
もののわかった老猫ですから、無理やり網をはがして水を飲もうとはしません。
このあたりが妥協点。
もう一つの池は干しました。
もう一つあるスイレンの鉢は、やはり殺虫剤を入れて、蝿帳をかぶせてあります。

参考
ウィキペディアから

蝿帳(はいちょう、はえちょう)とは食事を一時的に保存するための工夫がなされた器具である。 「はえいらず(蠅入らず)」と呼ぶ地域もある。蠅帳・蠅入らずは夏の季語である[1]。

蚊帳なら「かや」ですね。

カラー

0702_15calla1 2016.7.2
この花、地面から1mほどの高さに咲いています。
目安になるように、散歩時のステッキは1mにセットしてあるので、ほぼ確かです。
かなり草丈の高い方でしょう。
日当たりはあまりよくないのですが、地面に植えて放置したら勝手に成長しています。
0702_15calla2
明るくはないところで、この白い花。浮き上がるようできれいですよ。

モッコク

0702_14mokkoku1 2016.7.2
密蔵院でいっぱい咲いていました。モッコクです。
こんなにあったんだっけ。長くこのお寺を知っているのに、今更何を。
0702_14mokkoku2
花が咲けば実もなるはずですが。その実が弾ければ赤い実が目立つはずですが。
しょうもないことで、気づいてなかったな。

もっ‐こく【木斛】モク‥
ツバキ科の常緑高木。暖地の海岸に自生、また、庭園にも栽培。高さ約6メートル。葉は厚く、光沢がある。夏、枝上に白色5弁の小花を開き、果実は球状、熟すと紅い種子を露出。材は櫛・床柱用、樹皮は褐色染料の原料。アカミノキ。漢名、厚皮香。「木斛の花」は夏。
広辞苑第六版より引用

漢字は読めないなぁ。


〔角部4画/11画/5847・5A4F〕
〔音〕コク
①角型の大きなます。大型のます。「大斛」
②容量の単位。一斛は十斗。石。「万斛の涙」
▷もと、斗部7画。
広辞苑第六版より引用

そうなのか。それと植物名の関連は?

せっ‐こく【石斛】セキ‥
ラン科の常緑多年草。暖地の岩または古木に着生。茎は多数の節を具え、長さ3~5センチメートルの線形の葉を互生。夏季、茎頂付近の節から2個ずつの花柄を出し、白色または淡紅色の芳香ある美花を開く。煎薬として強壮・鎮痛・健胃剤に用いる。 →デンドロビウム
広辞苑第六版より引用

デンドロビウム?その名前は聞いたことがりますが・・・

デンドロビウム【Dendrobium ラテン】
ラン科セッコク属の園芸植物。原種のほか、園芸種が多く、観賞用に栽培。高貴石斛こうきせっこくが代表的。広義にはラン科セッコク属植物(その学名)をいい、多年草で、約1400種。熱帯アジア・オーストラリア・ニューギニアなどに分布。西日本にセッコクが自生。いずれも着生蘭で、円柱状の茎を持ち、節ごとに花をつける。
広辞苑第六版より引用

とほ、わからないことが増えていく。

2016年7月12日 (火)

「算数チャチャチャ」:イチャモン・シリーズ1

★ブログを書くために@niftyの玄関口へ。
ここに@ニフティ・ニュースがあるのですが、私が普段は見ることの少ないゴシップ系などのニュースもありまして。このごろ、時々読んでます。
そうしたら、「算数チャチャチャ」という話題がありました↓

「NHKみんなのうた」聞いて文系絶叫 「算数チャチャチャ」の問題、難し過ぎる!
2016年6月23日(木)18時59分配信 J-CASTニュース
 軽快なチャチャのリズムで紹介される数式の問題。簡単な四則演算と思いきや、ルート(√)やシータ(θ)に阻まれ、とても「算数」の解法では解けない。「みんなのうた」(NHK)で放送されている「算数チャチャチャ」の歌詞が、「完全に数学」だと話題になっている。
 三角比や平方根、三角関数の問題文と解き方を伸びのある声で歌い上げたのは、あの人気歌手・ペギー葉山さん。40年以上も前に放送された曲がここにきて再登場し、ネットで盛り上がりを見せている。{「みんなのうた」で1973年に初登場}
 同曲はチャチャのリズムに合わせて、数式とその解き方を紹介するもの。1つ目は2+√2/√2+1を簡単にせよ、という設問だ。これは、分子の2+√2を√2(√2+1)に分解すると分母と分子を約分できるため、答えは√2になる。
 2つ目はsinθ=cosθ×√3のときsinθとcosθの値を求めよ、という設問。sinθ/cosθ=tanθなので、sinθ/cosθもtanθも√3になる。ここから、直角を挟む三角形の2辺a、bと斜辺cの長さがa:b:c=1:√3:2になり、三角比の定義に従うとsinθは√3/2、cosθは1/2となる。
 最後の3問目はy=cos(θ+π/2)のグラフを書け、というもの。これはお馴染み、三角関数の波状曲線となる。
・・・
ただ一般的に、ルートを含む平方根の計算は中学で、三角比の概念は高校で習う。そういう意味で2つの問題は完全に「数学」で、曲のタイトルのように「算数」ではない。
・・・

これは多分
https://www.youtube.com/watch?v=cGcnXTwj5es
↑ここで聞ける歌のことでしょうね。

ユーチューブにはペギー葉山さんバージョンもあって、それは2問で終わってました。
https://www.youtube.com/watch?v=rZVlkrNE0AU
↑これがペギー葉山さんのバージョン。

★さて、この歌の内容、まあ確かに算数ではないようですが。
そういう話じゃなくって、聞いていてずいぶんイライラさせられた。
で、イチャモン・シリーズを3回に分けて書きます。{予定}

今回は第一問について。
●イチャモン0
歌の話じゃなくって、報じている記事の話。
記事中で、「2+√2/√2+1」となっていますが。困ったことだ。
これを表記のまんま、通常の演算規則でやると、答えは「4」になりますよ。
演算子には優先順位の約束があります。掛け算・割り算が先。足し算・引き算が次。優先順位が等しい場合は左から。
その優先順位を変えたいときはカッコを使う。()で括られた部分が最優先になるんでしたね。
ですから。
(2+√2)/(√2+1)
こう表記してくださいな。
でないと、「√2/√2」を先に実行しなくてはいけない。で、1になる。次に「2+1+1」を左からおこなって4。ですね。

●イチャモン1
2=(√2)^2 として「2+√2 を √2(√2+1)に分解する」のだそうですが。
気持ち悪くないですか?というのと。
テクニカルに過ぎるでしょ。
というのが気になる。

(√2)^2=2 これは正しい。でも、(-√2)^2=2というのだってあるでしょ。
ダイジョウブですか? 2を(-√2)^2で置き換えて、くくって・・・
いえ、やってみれば大丈夫なんですけど、どっか、数学的に気持ち悪くないですか?
x^2 = 2 の時に、x=√2って答えると△がついてきませんか、テストで。
正解は、x=±√2 だよって。

で、2は√2の自乗だって、気づけばいいけど、気づかなかったらこの問題は解けないのか?
そういう感覚が数学を嫌いにさせるんじゃないかな。
そういう気づきが一方で面白い、ということはあります。数学が好きな人はそうなりやすい。
でも数学が苦手な人は、なんでそんなことに気付くの?と、数学を嫌いになる「つまづきの石」になりやすいんですよ。テクニカルな気づき、というやつは。

ここでの基本は、「分母の有理化」ですね。この考え方はどんなシーンでも使える。テクニカルな気づきは不要。
分母・分子に(√2-1)を掛ければいい。そうすると、分母は1になってしまうから、後は分子を整理すればちゃんと√2にたどり着きます。原理さえ知っていれば、特別なひらめきは不要です。

では、こういうひらめきはどうですか?
2+√2=1+1+√2
これで、分母の(√2+1)とキャンセルすれば
1+(1/(√2+1))になって、分母を有理化すれば、1+(√2-1)になり、答えは√2、ですね。
ひらめきではありますが、よりストレートなんじゃないかな。
いろんな考え方があっていいんです。なるべく原理的に行く方が楽ですよ。

★参考
https://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/suugaku1/archive/sugaku1_11.pdf

分母の有理化
 有理化することとは、無理数から有理数を作ることです。特に分数の場合、分母に√(ルート)を含む数を避ける約束になっています。この約束に基づいて、分母から√をなくすことを分母の有理化と言います。
 無理数の世界で、 たしたり( +)、ひいたり( −)、かけたり( ×)、わったり( ÷)を考えることがあります。この世界を考えるときには、分母に√をなくして考えるルールがあるのです。

「それがルールだ」といわれると嫌になる人もいるでしょうね。
↓ここでは、もうちょっと高度な考えを示しています。
http://mathtrain.jp/bunbo

★ちょっと視点を変えてみましょうか。
無理数というのは一般的に「a+b√c」の形になりますね。
ところが分母に無理数があると、それを「整理しきった時点」で無理数なのかどうか、直感的にはわからないでしょ。
分母を有理数にしてしまえば、複雑なこともあるかもしれませんが、形としては「a+b√c」に整理できますね。
だからそうしよう、なのです。

★もう一つ。

ゆうり‐すう【有理数】
〔数〕(rational number)二つの整数a、bによって a / b の形で表される数。
むり‐すう【無理数】
〔数〕(irrational number)有理数でない実数。
    広辞苑第六版より引用

です。
「無理」な数があるなんて、というのは数学嫌いの人が陥りやすい誤解、数学嫌いを作る元かもしれませんね。
{「虚」なる数は実在しないという人もいたりして。}
無理数は実は「無比数」なんです。
「比」=「ratio」からきているんですね。
私は中学校時代に「幾何」を基本から勉強した世代ですが、図形の長さの「比」が問題になることがよくありました。
「線分ABをAC:CA=m:nにない分する点C」などという書き方もあります。この方が普通ですね現在は。
「線分ABを、AC/CA=m/nに内分する」というような表現もよく使うんですよ。
これで、「線分ABを、AC対CA=m対nに内分する」と読むのです。意味ももちろんその通り。
つまり、分数が「比」の表現{「比の値」ともいいますが}なんですね。
分数は「数」であったり、「割合」であったり、その時々に意味が変化したりするので難しがられるのですけど。
「比」でもあるのです。
ですから、
「二つの整数a、bによって a / b の形で表される数」というのは「比」で表されているので「rational」なのです。
√2は「二つの整数a、bによって a / b の形で表される数」ではありませんから、「比」を否定して「irrational」なのです。{ピタゴラスにとってこれは衝撃的なことだったという逸話などをご存知の方も多いでしょう。}

無理数なら、「a / b」の形にはならないよ、と示しておく必要がありますね。
ですから、分母に無理数を置いておいたのではマズイので、分母を有理数にして、その上で分子が有理数になるのなら、その数は有理数です。分子に無理数が残るのなら、その数は無理数です。
こうすれば一目瞭然になりますね。

「分母の有理化」ということの感覚がお分かりいただけたでしょうか。
ここでのこの話、数学的な厳密さには欠けていますが、感覚的なザラツキがとれるといいな、と思います。

★リンク
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/post-9179.html
2016年7月13日 (水)「算数チャチャチャ」:イチャモン・シリーズ2

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/post-1c30.html
2016年7月15日 (金)「算数チャチャチャ」:イチャモン・シリーズ3

イソトマ

0702_12isotoma 2016.7.2
前の記事のキキョウ・アストラを植えておられる家の花。
妻が見つけてきて、なんだろう?ということで、いろいろ探して、イソトマだろうとなったんですが。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/06/post-8cc8.html
2016年6月28日 (火)「イソトマ」
↑その時の話。

この名前がどうにも頭に定着しない。
とにかく自分でも見なければ、ということで見てきました。
もう終わりかかっていましたが。
キキョウ科です。
「Isotoma」の語源がわかったら覚えやすいかな、と思って調べましたが。
「iso」「toma」でしょう。
「iso」は「等しい」という意味。
「toma」は「atom」の「a tom」のtomと同じ語源でしょう。
「atom」は「atomos=a(できない)+tomos(分割)」 です。
すると、イソトマは「等しい」「分割」ですかねぇ。「等分割」
「均等に五分割されている」ということでしょうか。
そういう花はいっぱいあると思うんだけど。
でもまぁ、多少の意味付けができましたから、記憶保持に役立つかも。

キキョウ

0702_13kikyou 2016.7.2
背の低い白いキキョウ。妻が教えてくれたのですが。
妻との会話で「矮性種」とか「矮化剤」とかかなぁ、などと言っておりました。
念のために検索したら、キキョウには矮性種があるんですね。

http://sakata-netshop.com/about/campaign/east_asia_plants/20151009/

・・・
「アストラ」シリーズは秀逸です。
1年目の開花株は鉢を入れないで10cm程度ですが、一番花が終わってから少し切り戻しをすると2番花が咲きます。そして、2年目は背が低いまま2、3倍の花がつきます。3年目には更に2、3倍の花が咲きます。
・・・

アストラというのが園芸品種名らしい。
矮化剤で低くしているのではないので、背が低いままなんですね。都会の園芸向きかもしれない。

★余談
ある年、2年生の生物の植物ホルモンのところで、成長ホルモンを阻害すると「矮化」するというような話をしました。
その学年が3年になって、ある女子生徒が選択科目で生物をとった。で、試験で「矮性」の話が出題されて、その生徒が「わいせつ」というような書き方をしたらしい。で、同僚の先生に「猥褻の話でもしたのかよ」とからかわれてしまった。トホホ、疑われてしまいましたよ。「矮性」という言葉がわかってなかったんだなぁ。笑い話です。

コエビソウ

0702_11koebisou 2016.7.2
我が家の近所では2カ所目。
近くのマンションの植え込みに最初に発見。上から見るアングルになり、正面ショットが撮りにくい。
これは前の記事のエンジェルズ・トランペットのそば。
これはまた上の方なので、見上げるしかない。

私には「エビ」に見えなくって、口を開けて襲いかかる「ヘビ」みたいに見えるんですけどね。
花期の長い花で、ほとんど一年中咲いているようですよ。

エンジェルズ・トランペット

0702_10angelstrumpet 2016.7.2
もうそろそろおしまいという頃ですね。
この花、好きなんですが、植物全体が有毒なので、ここのお宅のように高いところで子供などが手を出せないような位置で栽培した方がいい。
「植物は優しい」なんて思ってはいけませんよ。
有毒植物は非常に多いのです。

アガパンサス

0702_9agapansus1 2016.7.2
ユリ科でいいのかな。
0702_9agapansus2
薄い青紫というのでしょうか、独特です。
六郷用水跡の散策路脇で毎年咲いてくれます。
で、毎年、名前を思い出しそびれる。
「アンガス君」みたいなさぁ、そんな名前のぉ・・・と。

「Agapanthus」というのは属名かと思います。
この名前は「Agapa」「anthus」に分けられますね。
「アガペ」と「アントシアニン」っていったら「ああそうか」になるでしょうか。
「愛の花」「愛らしい花」でしょうかね。

ゴーヤ

0702_8goya 2016.7.2
これは郵便局のそば。グリーンカーテン。
雄花でしょうね。
花の後ろが見えれば、子房がミニ・ゴーヤになっているかどうかも見えるのですが。他所のお宅で、ちょっと手を伸ばしかねました。
ずいぶん濃い黄色ですね。

ヒャクニチソウ

0702_6hyakunitisou1 2016.7.2
今日は半分だけね。
0702_6hyakunitisou2
あと6つくらい黄色いのが出てくるんじゃないか。

0703_2hyakunitisou2 7.3
これで全部。
そんなに急かないの。半分ずつ2日かけて咲いたっていいじゃない。
まあ、たしかに。まだこの先も変化していく花ですしね。
0703_2hyakunitisou
線路の柵をはさんで内外両側で咲き進んでいます。
個々の花が長持ちしますので、これからどんどん賑やかになると思いますよ。

ディジタリス

0702_3digitalis1 2016.7.2
濃い色の花が咲きました。
↓ここで
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/post-b149.html
2016年5月26日 (木)「ディジタリス」
「今年の花は色が淡い。」
こう書いたのですが、その時の花は色の薄いまま終わりました。
今年はこれで終わりか、と思っておりましたら、ここへきて濃い色の花が咲きました。
0702_3digitalis2
うれしいですね。どうして花期がずれたのか。よくわかりませんが、この色の花を咲かせる株が健在だったのが収穫。
よかったよかった。

酔芙蓉

普通、植物名や昆虫名はカタカナで表記していますが、今回の「酔芙蓉」は漢字で書かないと意味不明になりそうですので、漢字表記します。
0702_2suihuyou 2016.7.2
フヨウはあちこちで見かけるのですが、酔芙蓉はあまりない。
酔芙蓉というのは、朝、白く咲いて、だんだん赤くなり、夕方には紅色になります。酔って紅をさすようだ、ということですね。ということは、酔芙蓉かどうか、朝見ただけではわからないんですね。後で「変化」を見に行かなくちゃならない。
そんなこんなで、これは酔芙蓉だ、という木がちょっと離れたところにあるのを妻は知っていました。
で、その木の実を頂いてきた。
で、種子を播いていみた。
で、今、冒頭の写真のようになっています。
葉の形ではフヨウと区別できませんね。播いた本人から聞かないとわかりません。
さて、これからどうなりますことやら。

2016年7月11日 (月)

おとといおいで

★読んでいて、ふと思い出したので、並べておきます。

折々のことば:453 鷲田清一(朝日新聞デジタル 2016年7月9日05時00分)
 きのふいらつしつてください。
 (室生犀星)
     ◇
 昨日の今頃やってきて、どうぞ昨日の私にお逢(あ)いください、と続く。ただし「行停(どま)りになつたけふも/あすもあさつても/あなたにはもう何も用意してはございません」。詩人は女になりきって颯爽(さっそう)と言い捨てる。失った恋の記憶を未練がましく「名前をつけて保存」したりせず、済んだことはさっさと消す「上書き保存」というやつか。詩「昨日いらつしつて下さい」から。

https://kotobank.jp/word/%E4%B8%80%E6%98%A8%E6%97%A5%E6%9D%A5%E3%81%84-453468

デジタル大辞泉の解説
一昨日(おととい)来い
いやなものをののしって追い払うときにいう言葉。もう二度と来るな、の意。おとといおいで。

パソコンの電子辞書から

おとといこい【一昨日来い】
   {慣用句・ことわざ}二度と来るな。
パーソナル現代国語辞典より引用

私は「おとといおいで」というのを知ってます。子どもの頃に聞いた覚えがあります。周囲の大人が使っていたのか、ラジオで聞いた落語かなんかで聞いたのか、定かではありませんが、聞いたことはあるんです。で、検索したりすることができる。
50年以上も昔の記憶なんて、はっきり言って「物語」なのであって、確証はないのです。
自分にとって都合のよい物語になっていることが多いので、年寄の話はそのように聞いてください。室生犀星なら、おとといおいで、くらい知ってたんじゃないのかなぁ。それを踏んで「きのふいらつしつてください」と書いたか。そのあたりはわかりません。で、鷲田さんはどうとらえたのかも興味深い所です。こんな俗な言葉はご存知ないかな。

★別件
ビートルズの歌で「Eight days a week」というのを聞いたときに、日本には「一週間に十日来い」ってのがあったなぁ、という世代です。ワタクシ。

トウキョウヒメハンミョウ

0701_7tokyohimehanmyou 2016.7.1
7月に入って、わぁっと増えました。
足元の低い位置を、いっぱい、地面を走り回っています。
低いし、速いし、あまりレンズを向ける気になれません。
ハンミョウは「道教え」とかいいますが、我が家のトウキョウヒメハンミョウの教えに従ったら、庭で遭難しますね。どこへ連れていってくれるやら。とんでもない走り方です。

タカノツメ

0701_6takanotume 2016.7.1
2年草になったタカノツメ。
実ができてきました。
真っ赤に熟しても、辛みはそう強くありませんでした。
いろどりにいい。

0708_4takanotume 7.8
上の写真のものとは別の株。
ナス科の植物ですが、ニジュウヤホシテントウとか、来ないのかな。
唐辛子の葉は苦手なのかな。

ニチニチソウ

0701_17nitinitisou 2016.7.1
つぼみです。

0708_12nitinitisou1 7.8
ほどけてきました。
0708_12nitinitisou2
スクリューみたい、かな、無理か。風車にならないかな。
0708_12nitinitisou3
淡い色合いがいいですね。
頂いたばかりですが、元気に過ごしています。

アゲハ

0701_16ageha1 2016.7.1
体はほとんど動いていないのですが、はばたきが流れて写りました。
こういうのが撮れると嬉しい。
0701_16ageha2
ダイナミックに飛び去る後姿。
庭のチョウ密度が高くなってきて、突然目の前に飛来することもしばしば。
楽しいな。

ルコウソウなど

0701_14rukousou 2016.7.1
これがルコウソウ
0702_25marubarukou 7.2
これはマルバルコウ
0701_13momijibarukou
上の2種の交配種だろうというモミジバルコウ。

0701_11sirohige 7.1
これは白髭咲きのアサガオ。撮影時、混乱していて、マルバルコウと間違えたんです。で、2日に撮り直した。

線路際の柵で咲いてもらおうと、柵に絡ませてあるのですが。
なんだかホント混乱してきます。
キバナルコウソウもあるはずです。
みんな結構ご近所で人気です。

イヌタデ

0701_10inutade 2016.7.1
ヒメツルソバの葉に「V字」模様があるのは何度も書いてきましたが。
そうそう、イヌタデ=アカマンマの葉もそうだったよなぁ。
現在は、ガレージの出口脇に生えています。
上の写真がイヌタデの葉。あまりくっきりした模様ではないのですが、V字型の模様があります。
ミズヒキにも同様にV字型の模様を見たことがあるはずなのですが、現在、家の周辺のミズヒキを見ても、模様がないようです。どういう変化かな、よくわかりません。
ヒメツルソバ、イヌタデ、ミズヒキ。みなタデ科イヌタデ属なんです。
属の共通性質かなとは思います。

↓参考
http://garden-vision.net/flower/magyo/p_filiforme.html

ミズヒキの特徴
正月飾りや祝儀袋などに使う「水引」の名のとおり、線のように細い長い花茎を伸ばして小さな赤い花を穂状に咲かせます。花は夏の終わりから晩秋にかけて長く咲きますが、ひとつひとつの花が小さいせいか郡植しないと存在感が出ません。葉にはタデ科特有の矢印マークが入ります。美しい斑入り種もあります。姿、性質ともに野趣に富んでいてこぼれダネで周囲を覆うほど広がります

マルシラホシカメムシ

0701_8marusirahosikamemusi 2016.7.1
遠目に、エノコログサに虫がいたので、てっきりヒゲナガカメムシだと思ったのですが、近づいたら丸っこかった。ナンダロ。
「判断自信度」は「5段階の1」で、マルシラホシカメムシ。
ひどい話でスミマセン。

http://www.ha.shotoku.ac.jp/~kawa/KYO/SEIBUTSU/DOUBUTSU/05kamemushi/kame/marushira/index.html
マルシラホシカメムシ
体長5ミリぐらい。ムラサキシラホシカメムシとよく似ている。光沢が弱く、腹部が長め。
黄白色の斑紋は小さい。河川沿いの草むらに多く、イネ科植物などに寄生する。

http://www.ha.shotoku.ac.jp/~kawa/KYO/SEIBUTSU/DOUBUTSU/05kamemushi/kame/murasaki/index.html
ムラサキシラホシカメムシ
体長5ミリぐらい。光沢が強く、紫がかった暗褐色の点刻をもつ。小楯板基部両側の黄白色
の紋が大きい。キク科、マメ科、イネ科植物に寄生する。

http://www.ha.shotoku.ac.jp/~kawa/KYO/SEIBUTSU/DOUBUTSU/05kamemushi/kame/togeshirahoshi/index.html
トゲシラホシカメムシ
体長4.5-7ミリ。前胸背側角が突出している。エノコログサ、スズメノテッポウなど
イネ科植物に寄生する。

トゲシラホシカメムシではないと思う。
見かけた場所はエノコログサですからね。条件は一致する。
で、きちんと識別できないのでした。
重ね重ね、スミマセン。

キベリクビボソハムシ

0701_5kiberikubibosohamusi 2016.7.1
この姿はキベリクビボソハムシだと思うのですが。
模様が標準的ではないのです。

↓よく利用するサイトを下に二つご紹介します。
http://mushinavi.com/navi-insect/data-hamusi_kubiboso_kiberi.htm
  黒い模様には変異があり、完全に消失する個体も見られる。
http://www.insects.jp/kon-hamusikiberikubi.htm
  上翅の黒色部の大きさには変異があり、前後紋に分離する場合や、消失する場合がある。

変異が大きいらしいので、よし、としましょう。

http://naturalism-2003.com/kansatsu/animal/insect/koucyu_coleoptera/k_hamushi_/kiberikubibosohamushi.html
↑このサイトには、「判断自信度」という項目がありまして、ニヤッとしました。
この言葉をお借りすると、今回の写真がキベリクビボソハムシであることに対する「判断自信度」は、「5段階の3」くらいですね。判定をお願いします。

コモチラン

0701_4komotiran1 2016.7.1
コモチランの実が完全に熟しました。
写真右上の方には、既に種子を全部撒き終えた実がぼんやり写っています。
0701_4komotiran2
三角形に開いていますので、種子は3個かな、と思いましたが。
0701_4komotiran3
ちゃんと数えたわけではないですが、9個前後、出てきました。
この種子は親株から少し離れた場所に落としておきましたが、発芽するでしょうか。
0701_4komotiran4
これは「子持ち」という状態。
この小さいのが、こぼれては成長する、という形ですこしずつ生息範囲を広げています。

ササグモ

0701_2sasagumo 2016.7.1
玄関前のシコンノボタンの葉が曲がっていました。
お、っと思ってよく見ればやはりササグモの脚が見えます。
この折れ曲がった部分の裏に卵のうがあるはずですが、それを見ようとすれば母グモが警戒するでしょう。
やめました。
0701_9sasagumo
同じ日、こちらはホトトギスの葉です。
葉を曲げて卵のうを作り、表に構えていました。
ササグモたちの子育ての季節が始まりましたね。

0701_2sasagumo_2 7.4
冒頭の写真のシコンノボタンにいるササグモ。
葉の裏で獲物を捕まえて食事中。
卵のうを守っている間でも、チャンスがあれば狩りをするようです。
獲物はハエかな。よくわかりませんが。

2016年7月 8日 (金)

シコンノボタン

0630_39sikonnobotan 2016.6.30
寒い間もずっと咲いていたシコンノボタン。
ここにきてまたつぼみをつけました。
まぁ、本来の花期なのでしょうけれど、がんばりすぎじゃないかい?と、ちょっと気がかり。
特に手入れをしてあげているわけでもなし。
咲く年、休む年と分けてくれてもいいんだよ。
手抜きしてください。ゆっくり生きましょう。

ヒメツルソバ

0630_38himeturusoba1 2016.6.30
葉にV字マークのヒメツルソバですが、ちらちらと赤いものが。
葉が枯れると濃い赤になる。
これは門の外・塀の下の隙間。
0630_38himeturusoba2
こちらは庭に置いてある鉢植えの株。
やっぱり同じ。
全体が赤くなることはありますよね。
全体的には緑のなかでこの赤い葉、目立ちます。

キンレンカ&ネコハグモ

0630_37kinrenka1 2016.6.30
雨の後。キンレンカは金蓮花。葉が小さなハスの葉のような感じ。
そこに雨滴が光っていて、ハスの葉の甘露みたいだ、とシャッターを切ったのですが。
葉の表面で弾かれて球形になった雨滴と、空中に浮いた雨滴があるんですね。
よく見ると、ネコハグモが葉のくぼみに網をつくっていて、雨滴が網にかかって球形になっていたのです。
0630_37kinrenka2
クモがいます。獲物になった昆虫がこの画面で3匹くらいかな。
左下のは、雨滴の中に封じられたか。
小さな葉の上に生命のドラマが展開していました。

ヒメナガカメムシ

0630_34himenagakamemusi 2016.6.30
この小さなカメムシの顔が撮影できるのは珍しい。
複眼、単眼がはっきり分かります。
単眼はどう見ても2個ですね。
昆虫の単眼は3個というのが基本形でしょうけれど、カメムシの仲間では単眼は2個なのだと思います。複眼だけで単眼がないという種類もあります。

ハラビロカマキリ参上

0630_33harabirokamakiri 2016.6.30
左上に見えるのはヤブガラシ、そこに来る小昆虫を待っているのでしょう。
腹をきゅんと上に曲げているのがハラビロカマキリのスタイル。
見つけちゃったもんな、飼育してます。
今はショウジョウバエをわざわざ発生させて、餌として与えています。
成虫になったら放します。配偶相手は自分で探してもらわなくっちゃ。
多分、いるんです、私たちが気づかないだけで。
だから毎年見かける。
昔はもっといっぱいいたんだけど、都会は環境が厳しいです。

カマキリの脱け殻

0630_28kamakiri 2016.6.30
細かいところまでみごとに脱皮します。
長い触覚もきちんと脱いである。
脱皮の時って、結構危険にさらされることも多いはずなのに、生物として「脱皮」という成長の仕方が成功を収めていることは確かです。昆虫だけでもものすごい種の数ですものね。
脱皮しない我らヒトからみると、不思議な成長なのですが。

ワタノメイガ

0630_27watanomeiga1 2016.6.30
台所の蛍光灯のそばにガが入っている、と妻に言われて
0630_27watanomeiga2
透明なケースの中に捕獲しました。
0630_27watanomeiga3
ケースが透明なので、腹側まで撮影できました。

さて、このガ、なんだろう?
「ワタノメイガじゃないだろうしなぁ」と呟きながら撮影していたのです。
窓の外にはタチアオイがあり、葉を巻くワタノメイガ幼虫がいました。
幼虫の大きさに比して、このガ小さい気がしたんですね。で、違うだろうと。

ワタノメイガの幼虫のことは下の記事に書きました↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/06/post-3608.html
2016年6月21日 (火)「ワタノメイガ」
「成虫はとんと見かけませんが、幼虫はいくらでもいます。」
で、このように書いたのです。
この記事の終わりの方で「幼虫図鑑」にリンクしました。
そこには幼虫の他に成虫の写真もあったのです。
ですが、幼虫しか念頭になかったんですね、成虫を全く見ていなかった。
で、シロマダラノメイガに似てるけど、違うなぁ、と悩んでいました。
いろいろあちこち見ているうちに、あれ?これワタノメイガじゃん。と気づいたのでした。
うっかり者ですねぇ。成虫の写真も見ていたはずなのに気づかなかった。
思い起こしてみると、このガ、これまでに庭とかで見たことありますよ。
それがワタノメイガと結びついていなかったのですね。
今回、しっかりと結合しました。
あぁ、お恥ずかしい話なのでした。

サボテン

0630_26saboten1 2016.6.30
妻の撮影です。
↓下の記事に掲載したサボテンの花のあと、です。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/06/post-04d1.html
2016年6月28日 (火)「サボテンの花」

0630_26saboten2
結実はしないのでしょうが、面白いですね。トゲトゲだ。
サボテンの品種はわかりません。

ヒョウタン

0630_24hyoutan1 2016.6.30
妻が撮ってきてくれました。
久しぶりに見るヒョウタン。
この実を見ると、なんとなく楽しくなりませんか。なんでかな。
0630_24hyoutan2
大きな葉がヒョウタンで、小さな葉と黄色い花はゴーヤだと思います。
混然としていて、私の中でも混乱しましたが、多分大丈夫。ですよね。

ノウゼンカズラ

0630_23nouzenkazura 2016.6.30
ずいぶん低い位置で咲いていますね。
ノウゼンカズラのイメージはもっと高い位置の花だけど。
蔓が垂れてしまったのでしょう。
蔓が貼り付いて上っていくことが許される「壁面」が必要ですね。

日本家屋でうっかり蔓性の植物を這いあがらせてしまうと、始末が悪いことがあります。
充分にご注意ください。

2016年7月 7日 (木)

ヒルガオ

0630_22hirugao 2016.6.30
ヒルガオですが、写真画面では物が大きく見える。{テレビ画面の中の俳優さんのように}
一瞬、アサガオかと思いました。
もっと園芸的に栽培して花を集団化したらきっと見栄えすると思います。
雑草扱いはかわいそうです。

タイサンボク

0630_19taisanboku 2016.6.30
お寺のタイサンボクが咲いていたそうです。妻の撮影。
これがまた高いところの花でして。
道を挟んで向かい側のマンションの外階段にでも上がって、望遠レンズで撮ったら、いいアングルで撮れるかもしれませんが。{不審な行動が防犯カメラに残ってしまうな。}
そこまでする気もない。いつも首が痛くなるような姿勢で見上げていります。

ムクゲ

0630_16mukuge 2016.6.30
2階から。下を通る人は気づかないだろうな。高いところでばかり咲く。

0701_15mukuge 7.1
表面での反射光がうまく捉えられたかな。
花弁の細かい凹凸が表現できたでしょうか。陰影深い写真、などと独り悦に入っております。

0702_5mukuge 7.2
突き当りの右に小さな空き地があって、そこにもムクゲを植えてあるのですが、日当たりが悪い。
やっと咲きました。
暗い背景の中に白い花が浮きあがる、という感じで咲きました。肉眼よりも明るく撮れてます。
しっとりと、佳い風情。

オジギソウ

0630_10ojigisou 2016.6.30
オジギソウも大きくなってきました。
葉がお辞儀をするのも面白いし、花も楽しいのですが、トゲがあるのがちょっと難点ですね。
でも、去年は玄関前に出しておいても大丈夫だったようですから、今年もあの辺で大きくなってもらうかな。
自分自身が60年近くも昔に楽しくって仕方なかった思い出がある草ですので、思い入れが深い。小学生の頃の私にとって、まるで打ち上げ花火みたいな花は衝撃的だったんです。

アザミ

0630_6azami1 2016.6.30
ふと見たら、彩りが面白い。
色の薄い球面の表面が濃くなっているような。
0630_6azami2
今年は初めてアザミをじっくり見ました。
来年は自力で広がっていくのでしょうね。
子どもがさわれる場所はまずいな。痛いから。
徹底的に棘だらけの植物ですね。すごいものです。

キアゲハ幼虫

0629_9parsley1 2016.6.29
雨戸を閉じようとしたらパセリの実にアブラムシが寄生された形跡。
気になって、撮影。アブラバチの寄生を受けたアブラムシだと思います。
0629_11kiageha
その後で今度は妻が、夕食用に、イチゴや、パセリの葉を採りに行きましたら。
キアゲハちゃんがいた。と連れてきました。
もうこうなったらパセリは私共の口には入りません。
食糧争いに勝ち目はない。{「わたしまけましたわ」回文です}

0702_4kiageha1 7.2
大きくなって模様が変わりました。
0702_4kiageha2
横から見るとこうです。
0702_4kiageha3
お顔拝見。
黄色と黒というのはある種の警戒色なのかな。よくわかりませんが。
もっと大きくなると、横縞模様になるはずですが。
結構派手な姿だな。
かわいくて仕方ない夫婦です。

ミスジトガリヨコバイ

0629_7misujitogariyokobai 2016.6.29
カエデの葉の上です。
見たことがあるのはわかっているのですが、その場では思い出せませんでした。
ヨコバイの仲間だというのははっきりしていたんですけどね。
調べたら、三本の筋がある尖がったヨコバイ、ミスジトガリヨコバイでした。

↓ここに一昨年の記事があります。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-0bbc.html
2014年7月16日 (水)「ミスジトガリヨコバイ」

この時もカエデの葉で見たのでした。カエデが好きなんですねきっと。

0630_30misujitogariyokobai 6.30
翌日もほぼ同じ位置で見かけました。

検索してみると「カエデで見かけた」という記載が多くありました。やはりそうでしたか。
好みが偏っているようです。

キキョウ

0630_29kikyou1 2016.6.30
白いキキョウのつぼみ。ふくらんでます。

0701_3kikyou 7.1
弾けそうだ。

0702_1kikyou1 7.2
咲きましたねぇ。
0702_1kikyou2
オシベがメシベを包んでいます。オシベ先熟タイプです。
このオシベの花粉を他の花に送りたい。その間メシベは未熟。
自家受粉を避けているのですね。

0703_1kikyou1 7.3
2輪目が咲きました。左の花です
0703_1kikyou2
前日咲いた花では、オシベが倒れてもう終わり。
この後、メシベの先端が5裂して他の花からの花粉を待ちます。

こんな風に自家受粉を避けようとする花もあれば、シコンノボタンやホトケノザ、ツユクサなどのように、自家受粉も取り入れて、子孫の持続を図る花もある。いろんな戦略があります。
アサガオは自家受粉が基本でしたっけ。

アオスジアゲハ幼虫

0629_5aosuji1 2016.6.29
枝の先端にアオスジアゲハの幼虫がとまっていたので撮影。
頭のすぐ後ろに3対の脚がありまして。
腹部にあるのは腹脚、5対です。
この脚がなんともかわいいんだな。
0629_5aosuji2
単眼が6対あります。黒いの4つはすぐわかると思いますが、後の二つは黄色い矢印で指しておきました。
0629_5aosuji3
このかわいさに痺れてしまいます。

私共夫婦の飼育歴ではアゲハの飼育が長い。
そしてアオスジアゲハ。
アオスジアゲハを飼うようになって感じたのは「アオスジちゃんの幼虫は決断が速い」ということでした。
幼虫が葉を求めて枝を先の方へ歩いていく。先端まで行って葉がなかった場合、アゲハの幼虫は、何度も何度も頭を振って光りを遮る葉はないか、と探るのですね。
ところがアオスジアゲハの幼虫はそのようなシーンで、2,3回頭を振って葉がないことを知ると、さっさと向きを変えて枝を下り、次の枝へと探索に向かう。即断即決型の幼虫なのです。
で、そういうのがまた魅力なんだなぁ。

日時計

1回1000mを週2回、のペースで泳いでいますが、そのプールへ行く途中のマンションの中庭に日時計が作ってあるのです。
0627_10hidokei1 2016.6.27
前から気にしていまして、二至二分の日にでも撮影して、影を比較したら面白いかな、と思っていました。
夏至の日・6月23日はあいにく陽射しがなかったんですね。
で、6月27日、夏至からそう離れていないしな、いい陽射しだ、と車を止めて撮影してきました。
そばまでいって、ちょっとなぁ、がっかり。
0627_10hidokei2
撮影は12:35でした。この日の南中時刻は11:44で、南中から小1時間後の撮影なので、影は少し東寄りになっているだろうと考えると、一応、北向きに設置されてはいますね。
でも、時刻を知る目安になる目盛りもないし、そうなれば当然でしょうが、均時差表もない。
向こう側に何かあるかな、と回ってみたけど何にもない。
これじゃあね、日時計というにはちょっとなぁ。
マンション住民の方が、お子さんに日時計を教えようと思っても、このままでは使えないなぁ。
一応、三角形の上の辺は地面に対してほぼ35度くらいかなとは思います。{東京の緯度の話。}
35deg2←これ35度

折角こんな大型の日時計を作ったんだから、ちゃんとしたのを作りましょうよね~。
がっかり。これだったら、自分でつくった方がいいですね。気力が落ちました。

↓検索すればいくらでも出てきます。いくつかリンクしておきます。
http://web.canon.jp/technology/kids/experiment/e_07_02.html
日時計
http://www004.upp.so-net.ne.jp/s_honma/takaralarge28.htm
時差表
http://www.astrophotoclub.com/tedukuri/hidokei.htm
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%99%82%E8%A8%88
http://www.gifu-net.ed.jp/ssd/sien/gakuryokusougou_suisin/koutokugakkou/koutokuH22/04rikaH22/22310.pdf
http://bakamoto.sakura.ne.jp/buturi/hidokei.html
http://www.am12.jp/support/gakusyushiryou/hidokeidukuri.html
http://www.kids.isas.jaxa.jp/ex/sundial/
http://www.itiryu.com/kinenhin/hidokei/
最後のは、学校の記念碑などをつくる会社のHPです。
納入した日時計の実物の写真があります。きちんとした仕事をしている会社のようです。{広告じゃありません、為念}

2016年7月 6日 (水)

木星探査機ジュノー

グーグルの検索サイト
Juno22016.7.6
グーグルって、時々、検索窓以外の絵が登場しますよね、何かの記念で。
ん?なんだと思ったら木星探査機ジュノーが木星に到達した!という記念でした。
グーグルって、理数系というか、理工系というか、技術者精神が漂ってくるんですよね。
これだからグーグルが好きなんだよな。ちょっとマニアックな話でした

木星の謎、観測開始 NASA探査機ジュノー、周回軌道に(朝日新聞デジタル 2016年7月6日05時00分)
 米航空宇宙局(NASA)が2011年に打ち上げた木星探査機ジュノーが4日(日本時間5日)、木星を回る軌道に入り、本格的な観測を始めた。木星の内部構造の詳細や太陽系誕生のなぞに迫る観測結果が期待される。
 NASAによると、ジュノーは、木星の周りを取り巻く強力な磁場(地球の約2万倍の規模)で生じる放射線を避けるため、影響を受けにくい極地をかすめるように飛ぶ楕円(だえん)軌道をとる。
 今後1年8カ月で木星の周りを37周し、木星表面の約5千キロまで近づいて磁場の状態や大気中の成分などを調査する。最後は木星に落下するという。探査機の木星周回軌道投入は、1995年のNASA探査機ガリレオ以来。
 NASAにとって、ジュノーの木星到達は昨夏の冥王星探査に続く重大イベントの一つ。4日、管制センターがあるジェット推進研究所(カリフォルニア州パサデナ)でジュノーからの信号を受信。周回軌道への投入を確認した。

新強震モニタ

今朝、地震がありました。

  茨城県と千葉県で震度2(NHK 07月06日 08時58分)
6日午前8時47分ごろ、茨城県と千葉県で震度2の揺れを観測する地震がありました。
この地震による津波の心配はありません。
震度2の揺れを観測したのは茨城県の笠間市や取手市、千葉県の銚子市、成田市などでした。
このほか震度1の揺れを関東の各地で観測しました。
気象庁の観測によりますと、震源地は千葉県東方沖で震源の深さは10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4.5と推定されています。

ネットでいろんな新聞を読んでいる時でしたが、ぐらっという感じがあったので、すぐに「新強震モニタ」を開きました。
Jisin
これがその画面。
「×」が震源地。「S」と書いてあるのがS波でゆっくり広がる波「P」はP波でほぼ2倍の速さで広がる波です。
開いたときに、このくらい広がっていました。地震波が広がっていく様子がリアルタイムで見られます。
ブックマークに登録して、すぐ呼びだせるようにしておくとよいかもしれません。
http://www.kmoni.bosai.go.jp/new/

白髭咲きアサガオ

0629_1sirohige1 2016.6.29
白髭咲きアサガオは、髭が出るという性質がアサガオとしての他の性質に影響することは少ないようで、種子を播けばほぼ勝手に普通に生育開花してくれます。
ただ、髭が出るという性質が、花弁の形成に影響することはありまして、冒頭の写真がそれです。下が割れています。
0629_1sirohige2
こちらは上が割れているのですが、ちょっと見づらいかな。

0630_1sirohige1 6.30
これはかなり大きな影響が出ています。
遺伝子の働きがどのように花弁形成に影響するのかはわかりませんが、不思議なものだなぁ、と眺めています。

アオドウガネ

0627_9aodougane 2016.6.27
車の運転席から、低い視線で外を見たら、ヤブガラシなどの茂みの中にいるのが見えました。
写真が撮りづらっくって、手を出して、おいで、と乗せて撮影。
おとなしく撮影に応じてくれました。
刺激すると、よく排せつ物を残していくのですが、それもなく、無事に撮影を終えて、ほぼ元いた位置に戻してやったのでした。

タチアオイ

0627_7tatiaoi1 2016.6.27
東京では梅雨も後半に入ってきましたから、タチアオイの季節もゆっくりと終息へ向かいます。
青空を背景に、陽射しに輝く白い花。
それだけを狙って撮ったのですが、。
下の実に虫がいますね。実に我が家らしいことで。
0627_7tatiaoi2
撮影時、全く意識していなかったので近づいた写真がないのですが、トリミングしてみました。
これはおそらくヒメナガカメムシかと思います。
若い果実の汁を吸いに来ていたのでしょう。
カメムシが居たといって、我が家では特に何もしません。商品をつくっているわけじゃなし。
植物と昆虫と、互いにバランスを取りながら生きているのですから、彼らの命に任せます。

フェアリーアイ

0627_6fairyeye 2016.6.27
緑が濃くなってきました。
不思議な変化をする品種ですね。
今、一挙に暑くなってきていますので、水遣りの具合とかがアンバランスになることが心配。
気象が極端で、人も花も虫も、混乱してしまいそうです。

フウセンカズラ

0627_4huusenkazura 2016.6.27
低~い位置でルコウソウの葉に紛れてフウセンカズラが咲いていました。
私の視点ではとても写真にならないので、妻に低いアングルでの撮影を頼んだもの。
まだ開き始めですね。

0630_36huusenkazura 6.30
本来のフウセンカズラらしい花になりました。
これから、小さな緑の風船から、大きくなってポワポワの風船へ。更に褐色の風船へ。と長い間楽しめます。
幼い人がこれを踏んづけて、プチンと割って遊ぶのもまたウレシイ。
タフな植物ですので、どんどん遊んでください。

ブッドレア

0627_1buddleja 2016.6.27
ブッドレアの花のいろいろなステージがここに凝縮しています。
時の流れていく様を想像しながらご覧ください。

時が流れる、と感じるのは、生きているからです。

アザミ

0626w3azami 2016.6.26
夕食時。ふと見たら、瓶に挿しておいたアザミが「爆発」してました。
わぁ、アザミって爆発するんだぁ、と叫んだら、妻も、ホントだぁバクハツしてる、と笑ってました。
食卓にこういうものがのっている。さらに、チョウの幼虫やカマキリものってたり。
苦手な人には信じがたい光景だろうなぁ。
虫と共に生きる日々です。アザミや稲も。

コアシナガバチ

0626_13koasinagabati 2016.6.26
スイレンの葉にとまって、水を飲んでいるようです。
前の記事のフタモンアシナガバチよりもちょっと小さめのアシナガバチです。
我が家周辺ではフタモンアシナガバチの方がポピュラーです。
写真に撮ってちゃんと見ないと、識別できないことも多い。
そばに立つだけなら別に興奮もしませんから、そっと眺めてください。

フタモンアシナガバチ

0626_12hutamonasinagabati1 2016.6.26
タチアオイの実に来ていたのですが、目的は?
果汁のようなものが出ていれば、それを吸いに来た、ということでしょうが、そうも見えません。
0626_12hutamonasinagabati2
休憩ですか?前脚で口や触覚あたりをきれいにしていたようにも見えました。
これはもちろんメスです。
オスは今の時期は多分いない。
オスを見るのは晩秋。黄色い顔ですぐわかります。日溜りに集まりますよ。

マメコガネ

0626_9mamekogane 2016.6.26
ヤブガラシの花に来たマメコガネ。
"Japanese beetle"というやつですね。
アリも3,4匹来ています。
この花、なんでこんなに好かれるんだろう?
嗅覚の鈍い「ヒト」にはよくわかりません。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%A1%E3%82%B3%E3%82%AC%E3%83%8D

マメコガネ
マメコガネ(豆黄金) Popillia japonica は、コウチュウ目(鞘翅目)・コガネムシ科に分類される甲虫の一種。植物食の小型のコガネムシである。日本在来種。移入した北アメリカでは"Japanese beetle"(ジャパニーズ・ビートル)と呼ばれている。農業上の重要害虫の一つ。
・・・
日本全土に分布。成虫は夏から秋にかけて発生し、マメ科植物、ブドウ類、ヤナギ類など様々な植物にやってきて花や葉を食べる。ダイズやブドウなど農作物の葉も食い荒らすので害虫として扱われる。

日本では天敵との釣り合いがあって、むやみと増えるということはないようですが、アメリカへ渡ってしまった連中にとっては、天敵のいない天国だったようで、大繁殖してしまったのです。

2016年7月 5日 (火)

6月の気温など

2016_1_6temp
2016年6月まで(7月もちょびっと)の気温のグラフです。
東京では5月から真夏日が出はじめました。
真夏日とは「日最高気温が30℃以上」の日です。
7月に入って、真夏日、真夏日ときて3日は猛暑日。
わぁ。ぐたっ。
この先思いやられますね。「生きづらそう」

台風1号が発生=過去2番目に遅い記録-気象庁
2016年07月03日 11時20分 時事通信

 気象庁は3日、西太平洋のカロリン諸島近海で熱帯低気圧が午前9時に台風1号に変わったと発表した。今後発達しながら北西へ進み、7日ごろに沖縄県・先島諸島近海に達する可能性がある。
 気象庁が統計を取り始めた1951年以降で、台風1号発生が最も遅かったのは98年7月9日で、2番目に遅い記録となった。
 昨年最後の台風27号は12月17日にフィリピン沿岸で消滅。台風が存在しない「空白」期間は今月2日までで198日間となり、過去最長だった97~98年の記録に並んでいた。

時事通信の記事です。台風1号の発生はどのメディアでも報じていましたが、「空白期間」に振れた報道は少なかったようですね。
2016_1_6dev
平年値からのずれを均したものです。
平年値を下回ることは少ない。
高温の日々を過ごしているわけです。
あ~ぁ。アツ。
2016_1_6hum
午後3時の湿度のグラフ。
日最高とか最低とかではありません。定時、です。
6月に入ってから高めに推移はしてますが、これからの2カ月、どうなるんだろう?
高齢者には蒸し暑いのは辛いなぁ。

ハイビスカス

0626_7hibiscus 2016.6.26
多分これが今年最後の花。
今までは横向きに咲いていたのですが、この花は上向きに咲きました。
何がどう影響したのか、わかりませんが、折角の趣向、記念撮影です。

ムクゲ

0626_3mukuge 2016.6.26
2階の雨戸を開けると下に見えます。
高いところで咲いているので、こうやって見おろすと全貌がわかります。

0627_5mukuge1 6.27
朝日を浴びる姿。
0627_5mukuge2
これは葉の隙間からさしこんでくる朝日をうけて輝いていますので、暗い周囲に白い花が浮き上がっていました。意図通りにはなってないですが、お汲み取りください。

0626_2ine 2016.6.26
我が家の「食卓田んぼ」です。
使わなくなったタッパーウェアに植えてあります「青天の霹靂」。
外に出しっぱなしで虫がついたら{可能性は非常に大}、一瞬で消滅するでしょうから、お日様に当てるのも気をつけて管理下で。
葉が増えてきて、稲らしくなってきましたが。さて、どうなりますか。

髭もじゃ

0625wsirohige 2016.6.25
すごいでしょ。

0626_5sirohige 6.26
ワタクシ、髭のごく薄い性質なのに口ひげなど生やして遊んでますが。
かなわないな、この髭もじゃたちには。
うらやましい。{顎髭も頬髭もワタシには無理だもんな。}

ネジバナ

0625_13nejibana 2016.6.25
下から上へ、咲き上がっていった花が、とうとうてっぺんに到着、です。
小さいけど、蘭ですね。
この先は下から上へだんだんしおれてきます。
今年はずいぶんいっぱい咲いてくれて、楽しかったですよ。
来年に引き継ぐことができるのかどうか、そのあたりが素人園芸のじゃくてんなんですよね。

アゲハ羽化

0625_12ageha1 2016.6.25
何がなんだかわからない写真で、もうしわけない。この写真には短いストーリーがありまして。
アゲハが羽化したので、玄関前で放したんです、いつものように。
そうしたら、元気よく飛びだしたアゲハが、ちょっと先へ行ってから戻ってきまして。
妻は、飛んでいくアゲハを撮ろうと目の前にかまえて適当に連写していたのですね。
そうしたら、アゲハが戻ってきて、そのカメラに直行してきたのです。
その瞬間の写真が冒頭の写真。写真中央上に、アゲハの一部が写っているのです。
わぁわぁわぁと大騒ぎしながらとにかくシャッターを押し続けた「成果」です。
短時間ですが、カメラを持つ手にも止まりました。
私はそのシーンを横から見ていたのですが、まるっきり撮影できませんでした。
0625_12ageha2
直後、一挙に高く舞い上がって去っていきました。
なんだかなぁ、うれしかった。

0626w1_ageha1 6.26
この日も羽化。飛びだす寸前。
この威厳のある顔が大好き。迫力ありますよねぇ。
0626w1_ageha2
ケースから垂直に飛びあがって。
0626w1_ageha3
水平飛行に移ります。
この個体は、はばたかないソアリング飛行をかなり長くやって見せてくれました。
妻も興奮して、わぁ、はばたいてない、鷲みたいだ!
大型チョウの飛翔はダイナミックです。
ほぉぉっと、ため息の出るような瞬間でした。

シラヒゲハエトリ

0625_11haetori 2016.6.25
玄関ドアにいたシラヒゲハエトリ。
触肢の白いふさふさが目立ちます。

{君が、白髭咲きアサガオの花にとまっていたら、楽しいプラクティカル・ジョークになるのにね。ふん、名前などというものは、そっちが勝手につけただけでしょ。}

ルリマルノミハムシ

0625_9rurimarunomihamusi 2016.6.25
いつも春に見かけてその後はご無沙汰になると思っていたのですが。
今年はず~っと見かけます。
上はタチアオイの花弁の間に入りこんでいたもの。
船体が見えませんが、横に張りだした後脚で判断しています。

0627_11rurimarunomihamusi 6.27
昼の散歩中。左手がむずむずする。何か刺すような奴かな?とみればルリマルノミハムシ。
あのなぁ、じいちゃんは花でも葉でもないんだよね、とちょっと息を吹きかけましたらプチッと跳び去りました。

0629_1sirohige4 6.29
妻が撮ってきた白髭咲きアサガオの写真。
この姿勢は跳びだそうという瞬間ですかね。
この時は妻もこの黒い虫を撮るつもりで撮ったそうです。

0703_11rurimarunomihamusi 7.3
タチアオイの実にいました。
カメムシみたいに刺すわけではないから、つぼみにいるメリットはないのじゃないか。
でもいるんだから~。
きっと柔らかくて食べやすいんだね、ということにしておきましょう。

ヒャクニチソウ

0625_7hyakunitisou 2016.6.25
今年はヒャクニチソウを線路際の柵のところに播いてあります。
花が長く楽しめますので、見ていただける場所にしようと。

0626_11hyakunitisou 6.26
これが硬いつぼみ。
最初の写真は開き始めたところ
0626w4_hyakunitisou1
1日の経過でこうなりました。
0626w4_hyakunitisou2
柵が立っているみたい。

0627_3hyakunitisou1 6.27
翌日、こう開いてきて

0628_2hyakunitisou1 6.28
こうなりました。開花、といっていいのかな。
0628_2hyakunitisou2
まだ完全開花ではないんですよね。

0629_2hyakunitisou 6.29
ほぼ開ききったか。わずかに残ってますけど。
でも、花の姿はまだ変わる。
その辺がヒャクニチソウの面白いところです。

http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/sympetalae/compositae/hyakunichisou/hyakunichisou2.htm

 ヒャクニチソウの花は中心部の筒状花の部分とそれを取り巻く舌状花からなっている。中心部の筒状花の部分は、長期間にわたって成長し、花を咲かせつつ上方に伸びる。筒状花の花冠は黄色で5裂し有毛。開花後に雌しべの柱頭が伸び、やがて柱頭だけがリボンのようになって残る。百日草とよばれるほどの長い花期は、中心部で成長し続ける花序と長持ちする舌状花ということになろう。キク科の頭状花は一旦形成されるとそれ以上成長できないものが多いが、もともとの形は無限花序であったはずであり、時として中心部が成長を続ける奇形花ができる。ヒャクニチソウの花序は、そのような性格を残している。

詳しい解説。これを読むとヒャクニチソウの不思議な咲き方がよくわかります。

アカトンボ

0625_6natuakane1 2016.6.25
線路の柵にとまっていました。
もう夏だからなぁ、ナツアカネだろう、と思って撮影していました。
0625_6natuakane2
ふわっと浮き上がって、移動。
0625_6natuakane3
また浮き上がって線路柵へ。
思いっきり接近してみました。
0625_6natuakane4
また浮き上がるところ。たまたま前翅が上がった瞬間が写っていました。
写真はここまでなんですけど。

さて本当にナツアカネなのか?
素人には判断が難しい。
見ていると、だんだんアキアカネのような気がしてきました。
判断の材料になる決定的な写真がないなぁ。
この時期に、多摩川近くの「里」にアキアカネがいるのかなぁ。・・・
わからないんです。
暫定的にはアキアカネ。目利きの読者の方からのご教示をお願いします。

2016年7月 4日 (月)

ナミテントウ

0625_10namitentou2 2016.6.25
黒い斑紋(星)がいっぱい。
つやつやしていますから、ニジュウヤホシなどの仲間ではない。
ナナホシにしては星が多すぎる。
ナミテントウというテントウムシは斑紋の多様性が非常に幅広いので、おそらく、これはナミテントウでいいと思います。
「ナミテントウ」で画像検索してみてください。実にいろいろな斑紋が見られます。
0625_10namitentou1
ところで、ナミテントウがいた葉の先端部にはネコハグモが網を張っていました。
写真右下にネコハグモの腹部背面の模様が見えます。
距離的にはずいぶん接近していますが、この2匹おそらく無縁のまま分かれただろうと想像します。

ニジュウヤホシテントウ

0625_3nijuyahosi 2016.6.25
ニジュウヤホシテントウで間違いないと思いますが。
オオニジュウヤホシテントウかどうかは、識別できません。
ヤブガラシはナス科じゃないんだけどね。
翅の中央が傷ついているような気もします。
突つかれたか。羽化の時になにかあったか。

ブッドレア

0625_2buddleja 2016.6.25
咲き始めるとどんどん続きます。花期は比較的短い。
我が家では株が少ないのですが、これを増やすとすごく見応えがあるでしょうね。
独特の紫がすごい。

カナヘビ

0625_4kanahebi1 2016.6.25
前の記事と同じ爬虫類ですが、こちらはポピュラーでしょうね。
長い長い、この尻尾。
ヤブガラシの花のそばにいると、きっと小昆虫に出会うチャンスが大きい。
0625_4kanahebi2
じっくりとご尊顔を拝すことができました。
警戒心を感じていないように見えるのは、こちらの勝手な思い込みか。
悠然たるものです。

アオダイショウ

0624_21aodaisyou1 2016.6.24
家の塀の外をアオダイショウが行く。
私が見つけた時は画面での右方向へ進んでいました。
そのまま進むと、車の通る道に出るし、人に見つかる可能性も大きくなる。そうするときっと騒ぎになりそう。
我が家の庭や裏の方へ回ってくれれば安全・安泰、ということで私が前へ回ってプレッシャをかけまして。向きが変わったところ。
0624_21aodaisyou2
インターホンを押して妻を呼び、二人で観察。タチアオイやクレマチス、スイカズラのあたりで塀を登ろうとしたのですが、さすがに垂直の壁は登りきれません。
0624_21aodaisyou3
で、また左へ。
0624_21aodaisyou4
舌を出した瞬間が写っていました。
この舌先に空気中の匂い分子をくっつけ、口蓋へそれをくっつけて「感覚として受容」しているはず。
0624_21aodaisyou5
もうこの先ずっと行くだろうと見切って、接近しました。
0624_21aodaisyou6
おこってるか?ごめんな。でも、私たち以外の人に見つかっちゃうと、大騒ぎになるからね。

いつだったか小さな幼体を見ましたっけ。
なんとなく我が家の周辺で持続的に生息しているようで、たま~に見かけます。
手を出さなければ大丈夫。ほっといてください。

ヒメグモ

0624_18himegumo1 2016.6.24
ヒメグモの巣に、何かかったようです。
0624_18himegumo2
ガですね。種は私には判定不能。
0624_18himegumo3
櫛状の触覚が見えているので、これはオスかな。
種もわからないのに、そんなことを言っていいのかどうか、自信はありません。
大型の餌だと思います。網を利用すると、大型の餌が撮れる。
ハエトリグモのような徘徊型だと、自分の大きさよりあまり大きな餌は獲れない。
生きるって大変なことです。

カエデの実

0624_17kaede 2016.6.24
遠目に見た時に、何となく「蝶」みたいな感じがしまして。撮ってみました。
よく見れば、二つの実が重なって見えているのです。
偶然の造形です。

TOQi

0624_16toqi1 2016.6.24
あれ、黄色い電車でもない。かろうじて「TOQi」が写りました。
0624_16toqi2
車体中央付近はこんな配色。
↓「TOQi」で検索
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%80%A57500%E7%B3%BB%E9%9B%BB%E8%BB%8A

東急7500系電車
東急7500系電車(とうきゅう7500けいでんしゃ)は、2012年(平成24年)に登場した東京急行電鉄(東急)の電車(事業用車)である。「TOQ i」(トークアイ)の愛称を持つ。

なるほど。
0624_19tamagawasen
これがこの頃時々見かける黄色い電車。
個の電車にはお客さんも乗ってます。私も乗りたいけどチャンスがない。
http://rail.hobidas.com/rmn/archives/2016/04/1000_39.html

 東急電鉄は池上線と東急多摩川線で使用している1000系1017編成を、紺色と黄色のツートンカラーに変更のうえ、3月28日から営業運転を開始した。
 この色はかつて池上線で運転していたデハ3450形を再現したものであり、同車が1989年に引退して以来実に27年ぶりに復活したものである。
 また、側面にはかつての「T.K.K」のロゴマークが復活しており、車輌番号の位置も変更されている。このほか、車内もレトロ調になり、化粧板は木目調、吊り手は木製となっているほか、座席のモケットを変更している。リバイバルカラーになった1017編成は当分の間運転される予定となっている。

なるほど。TKKも見えますね。
乗ってみたいな。

アリとアリグモ

0624_14ari 2016.6.24
私にとってはあまり見かけないアリ。
最初、アリグモかと思ってしまいましたが、顔が違うよな。
触覚がちゃんと頭部から出てるし。
クロヤマアリじゃないし。クロオオアリにしてはつやつやと光沢がある。
ミカドオオアリかもしれません。
↓参考にしました。
http://fukumitu.sakura.ne.jp/insect/ari_.html

 体長7.0~12mm。クロオオアリに似ていますが、本種は腹部などに光沢があり、肢は褐色しています。頭楯の前中央が窪んでいます。

アリの種類ってそう多くはないのですが、いざ、出会ってしまうと、わからないものですね。
写真をよく見ると、左前脚を失っているようです。右の触角も短いように思います。
いろんなことがあったようです。

0624_20arigumo
これは同じ日に別の場所で出会ったアリグモです。
一番前の脚一対をアリの触角に擬しているのですが、よく見ればやはりこれは脚ですね。
紛らわしかったなぁ。

クサギカメムシ幼虫

0624_13kusagikamemusi
{}2016.6.24
終齢幼虫です。翅の芽がありますのでね。
この間はやたらと「真ん丸」な幼虫を見てびっくりしましたが。
こんな感じが普通の姿。少し前後に長い感じがします。

0630_31kusagikamemusi1 6.30
正確な齢はわかりませんが、若齢幼虫です。
カエデの実にいました。
成熟中の実には多くの栄養が送られているでしょうから、当然おいしいと思います。
現場ではわからなかったのですが、パソコン画面で見ていたら、
0630_31kusagikamemusi2
口の針が実に突き刺さっている、そのポイントが写っているようですね。
何枚か同じようなアングルを重ねて撮っていた成果です。

2016年7月 1日 (金)

今日で今年も半分終わりですね

6月が終わって7月に入りまして。
「1年が半分過ぎた」という表現をテレビなどで聞きます。
12カ月の半分=6カ月は過ぎました。

当たり前の足し算ですが
1   31 
2   29 
3   31 
4   30 
5   31 
6   30  182
今年は閏年なので、366日あります。半分で183日。
今日7月1日が183日目。
今年の残りは明日から183日。
今日で今年も半分終わります」なのですね。

平年ですと、6月いっぱいで181日。
7月1日までで182日。
7月3日から1年の残りが182日。
で、7月2日が「折り返しの日」になるんですけどね。

ふつうまあ、6月30日で「年の臍」とかいいますけど。
どうも、風情のない爺さんは、つまらんことを考える。

今日7月1日は太陽黄経が100度を通過する、100度日です。
90度日である夏至から10度進んだ日ですね。
夏至から10~11日程度進んだ日になるわけです。
半夏生というのだそうで、私には意味不明です。
タコを食う、なんて言われると、はぁ?でしかない。

無粋なたわごとでスミマセン。

ヒメジャノメ

0624_10himejanome1 2016.6.24
落ちて腐りかかったビワの実にヒメジャノメが来ていたそうです。妻からの報告。
右の後翅が傷んでいますね。よく逃げてきたね。
0624_10himejanome2
トリミングしてみたら、口を伸ばしてさし込んでいます。
落ちて割れて、中の糖分が発酵しているのでしょう。
発酵液を吸っているのだと思います。
この状態を妻に報せたら、よかったぁ、と喜んでいました。

ヤブガラシ

0624_7yabugarasi1 2016.6.24
早いですね。もう果実ですか。
咲きはじめたばかりだと思っていたのに。
0624_7yabugarasi2
アリが来ていました。
虫に好かれる花です。
今のところハチを見かけることはすくない。
梅雨が明けたら、昆虫が一段と増えるでしょう。

フェアリーアイ

0624_5fairyeye1 2016.6.24
外側から緑に変化してきました。
0624_5fairyeye2
ピンクから緑へ、そしてもう一段の変化があると聞いていますが、素人園芸でどこまで行けるかな。
楽しみです。

ムラサキツユクサ

0624_3murasakituyukusa1 2016.6.24
妻の撮影。まだ咲き続けています。
典型的な姿ですね。3弁、毛のあるオシベは6本、メシベは棒状で柱頭は特に目立たない。
0624_3murasakituyukusa2
コンデジで何気なく撮影してオシベの毛の細胞がクリアに写るんですから、カメラ技術の発展はスゴイ。
0624_3murasakituyukusa3
節間が一つの細胞です。大型ですね。
根元の方の細胞が長くて、先端部の細胞は丸い。
先端部近くの細胞もだんだん長く成長していきます。
成長のためには栄養がいるんじゃない?
根元の方から栄養が先端方向へ送られているはずですよね。
どうやって?
維管束はないですよ。
おそらく細胞同士の「結合」通じて栄養を送るのでしょう。(これは私個人の推測。)
そのために、原形質を流動させる必要がある。原形質流動ですね。
成長のためですから、ATPを使ってエネルギー消費しながらでも、栄養は送らなければならない。
昔、思ったんです。「原形質流動って何のために行うのかな?」
ただ細胞の中をかきまわすだけのためにエネルギーを消費するのはもったいない気がしました。
おそらく、毛全体の成長のためだろう、と私なりの解釈に至りました。

↓高校の先生が作った原形質流動の動画
https://www.youtube.com/watch?v=VX7PIPPRqu4
高校時代を思い出して、ご覧ください。

白髭咲きアサガオ

0624_1sirohige1 2016.6.24
普通に「朝顔」といったら、こんな真っ白な花はイメージしないでしょうね。
0624_1sirohige2
で、髭がある。
髭に気付く人は少ないようですね。
わ、白いアサガオだ、ということで結構です。お楽しみください。

アザミ

0623_8azami 2016.6.23
線路際です。夕陽を浴びて輝いていた、と妻が撮影してきてくれました。
輝きに縁どられている、という感じですね。

0624_11azami1 6.24
線路際のアザミは、勝手に飛んできて成長・開花したものですが、こちらは、妻が種子を播いたもの。
出遅れて、今まだこんな状況。
0624_11azami2
しかしまあ、こんな幼い葉のうちから、トゲトゲですねぇ。
「栴檀は双葉より芳し」といいますが「薊は幼葉よりトゲトゲ」ですねぇ。

カマキリ終齢幼虫

0622_11kamakiri 2016.6.22
大きなハエを貪り食うカマキリ。
カマキリに感情移入してしまっているものですから、おいしそうなハエだなぁ、などと感じるようになっている夫婦です。

0623_3kamakiri1 6.23
脱皮しまして。
0623_3kamakiri2
よく「翅の芽」というのがこれです。
まだ成虫の長い翅ではない。この中で成虫の翅を形成し、次の脱皮で成虫になります。
その脱皮の時、翅は、白く薄い天女の羽衣のように展開していくのです。
感動的に美しい眺めですよ。

わぁ、おこらないで、ごめん

0622_10youtyu 2016.6.22
わぁ、おこらないで、ごめん。
というシーン。うっかり振動を与えてしまいました。

つたない概念図を描いてみました。{ひでぇ}
Syukaku
臭角は体内へ「凹んだ袋」という形で収納されています。
そこへ、匂い物質を分泌して溜めておくわけですね。{「→」などで表現}
興奮すると、体の内圧を高めます。{「⇒」などで表現}
すると、袋が「裏返って」体表に押し出されます。
すると溜めてあった液が、突き出た袋の外側表面についているわけですから、それが揮散して私たちの鼻をうつわけです。

悪臭ということになっていますが、慣れてしまいました。
わっ、怒らせちまった、ゴメンゴメン。なのでした。

アジサイ

0622_9ajisai1 2016.6.22
庭のアジサイ・スミダノハナビは高い位置で花をつけているもので、こんなアングルになりました。
0622_9ajisai2
ちょっと珍しいアングルかな。
花の「林」。
意図的に近くをぼかしてみました。

ランタナにて

0622_6koganemusi1 2016.6.22
妻が撮ってきてくれた写真。庭が濡れていると滑りやすくって、私は歩けない。
さてこれ↑アオウスチャコガネではないかと思うのですが。確信はない。
つぼみをかじっているのでしょうか。
姿勢がだるい、のはマメコガネなんかも似ている。
雨滴をぬぐう気もないらしい。
0622_6koganemusi2
ぶれているのですが、雨滴が凸レンズになって、体表を拡大してくれました。
そうしたら緑色が見えるんですね。茶色あるいはちょっと金色っぽいと思ったのですが、緑も含んだ色であるらしい。
で、いろいろ検索して探したのですが。
アオウスチャコガネという感触です。

0622_7hanmyo1
これはトウキョウヒメハンミョウ。
毎年、我が家の庭に出現します。
地面を走ったり、高さ30cm程度の草の葉の上くらいでよく見るように思います。
0622_7hanmyo2
今回の個体は、花伝いに上へ来たのかな、高い位置にいました。
0622_7hanmyo3
ぶれましたが、顎がすごいんです。凶悪な顔つきです。
今頃の一時期、わっと現れてまた消えてしまう昆虫。
そういう季節なんだな。

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