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2016年6月24日 (金)

10のマイナス22乗分の1

★NHKの朝のニュースの中の「特集」というコーナーでのこと。
重力波の話題だったのですが

2016年6月23日(木)
世紀の発見支えた日本人研究者
・・・
阿部:「世紀の発見といわれる『重力波』。しかし『空間がゆがむ』と言っても、極めてわずかな変化なんですね。先週、観測が発表された重力波は、物の大きさを10のマイナス22乗分の1ゆがめます。それを数字で表すとこうなります。」

和久田:「ちょっと0の数が多すぎて、実感がわかないですね。」

これが、最初の放送時と同じだと思います。
これを読んで「変!」と思われた方はセンスがいい。
「10のマイナス22乗分の1」というのは実は「10の22乗倍」のことでして。
100,0000,0000,0000,0000,0000
100垓(がい)倍ですよ。そりゃないよな。
実際には、特集コーナーの後だったかな、訂正してました
「10のマイナス22乗分の1」は誤りで「10の22乗分の1」でした。とね。
気づいてよかったですね。
でも、HPにアップする時にはその訂正を落としてしまった、というのはザンネンですねぇ。
とっても恥ずかしい。
「NHKの数学レベル、科学レベルは低い!」と、私のような爺さんに言われてしまうのでした。

20160623_m22_2
画面はこうだったんです。
「0」がちゃんとあるかどうか、矢印をいれて勘定しやすくしておきました。
小数点以下22桁目に「1」がありますね。
{授業風に}こんなのいちいち0の数勘定してられないだろ、メンドクサ。
小数点以下22桁目に1が出ますよ、というのを「10のマイナス22乗」と表記するんだよ。
指数法則に詳しくなくってもいいからさ、指数表記の便利さは知っとこうよね。
22thpoweroften
このくらいは知っといた方がいいと思うなぁ。

★「垓」で思い出すこと。
{アボガドロ数の授業}
黒板に
600000000000000000000000
と書きます。
先生!0何個!?私は黙ってカンマを打つ。
6000,0000,0000,0000,0000,0000
23かぁ。
読めるかよ。兆の上は?
京!
そうだね。京の上は?
クラスに一人くらい読める生徒がいます
(がい)
お、スゴイ。正解!
アボガドロ数って「6千垓(がい)個」のことなんだね。
メンドクサイから10^23と書く。
指数表記を毛嫌いしないでくれ、簡便で楽なんだからさ。
ものはなんでもいい、原子でも、分子でも、イオンでも、電子でも・・・6千垓個の集団のことを「1モル」と呼ぶんだ。
物の量として、体積、質量などを知ってるね、化学では相手がとっても小さいから、集団で扱う。
化学では、集団を構成する粒子の個数を「物の量」とするんだね。
その単位が「6千垓個」で、「6千垓個の集団を1モル」というんだよ。

水素分子の「6千垓個の集団」が2集団と、酸素分子の「6千垓個の集団」1集団が反応して、水分子の「6千垓個の集団」が2集団できるわけだ。これで双方の個数に過不足なく反応する。
これを水素分子2モルと酸素分子1モルで、水分子が2モルできる、というんだね。

★気になって、NHKのサイトをまた見に行ったら、「マイナス」を削除してありました。
ところが、ちょいと、うっかりミスがありまして、「乗」のはずが「畳」になってまして。
これはいかんでしょう、とNHKの問い合わせサイトへメールを入れました。しばらくして、担当者から、今見たら「乗」になっています、とのこと。訂正した人が気づいて自分で直したんでしょうね。よかった、というべきか、最初っからちゃんとしようよね、というべきか。元高校理科教師は悩む。

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