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2016年6月15日 (水)

ユウゲショウ+雨滴撒布

0602_16yuugesyou 2016.6.2
ユウゲショウが路面で咲いているように見えます。実は
写真右下に曲線が見えますが、これ、マンホールのふた、です。

0609_9yuugesyou 6.9
花が増えてきました。
なんでこんなところに、という思いがあったのですが、おそらく正しいと思える推測を得ましたので、ご紹介します。

0611_8yuugesyou 6.11
これは線路の柵際のところで咲いて稔ったユウゲショウの実。
0611_14yuugesyou1
一つ摘んできて、瓶のふたに置きます。
0611_14yuugesyou2
そこへ水をさします。すると、実がもぞもぞ「動く」のです。
なぜでしょう?
水に濡れると、実の内側の組織が吸水して膨らむのでしょうね。実が開くのです。
これがかなりの速さで起こりますので、植物の実なのに、もぞもぞと動いて見えるのです。
0611_14yuugesyou3
はい、開いたところ。中に種子が入っています。
0611_14yuugesyou4
この動き、可逆的です。開いた種子を乾いたところに置いておくと、また閉じます。
0611_14yuugesyou5
かなりしっかり閉じています。
この開閉運動によって、ユウゲショウの実は雨が降ると開いて、中の種子を流し出すのです。

★これを「雨滴撒布」といいます。

雨の日に、実が開いて中の種子が流れ出た。雨水は流れてマンホールに流れ込んだ。一緒に流されてきたユウゲショウの実は下水管に流れこんでしまったものも多くあったでしょうけれど、マンホールの縁の隙間に入って落ち着いたものもあったのでしょう。
それが発芽し、開花に至った。

これが私の推測ですが、おそらく正しい、と思います。

★ユウゲショウの雨滴撒布を知ったのは2年前
その記事です↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-8b54.html
2014年6月23日 (月)「ユウゲショウ・種子(雨滴撒布):1」
ここでも引用していますが岩槻秀明さんの「わぴちゃんのメモ帳」というブログにリンクします。
http://wapichan.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_e832.html
是非お読みください。

↓福岡教育大学の「植物形態学」の目次です。
https://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/index.html
とにかく写真が素晴らしい。

https://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/8-1.html
8-1. 種子散布と散布体
https://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/8-2.html
8-2. 非動物散布

↑具体的にユウゲショウは登場しませんが、是非ご一読ください。
知らないことだらけ。楽しい学びができますよ。

http://tumu-tumu-tsumura.blog.so-net.ne.jp/2012-07-06
アカバナユウゲショウの雨滴散布

0612_7yuugesyou 6.12
最後にもう一回。元気ですよぉ。
13日(月)はかなりの雨でした。きっとユウゲショウの実は開き、種子を流し出したことでしょう。
どこまで行ったかな。元気で発芽できるといいね。

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