シロツメクサ
2016.4.27
前の記事は「爪草」でしたが、こちらは「白詰草」です。
久しぶりに見かけたわ、と妻が撮影してきてくれました。
小さなマメ科の花の集合ですね。
個々の花が小さいので、マメ科の花の姿をしていることに気付かずにいることも多い。
しろ‐つめくさ【白詰草】
マメ科の多年草。ヨーロッパ原産で日本各地に自生化。葉柄は長く、葉は倒卵形の3個の小葉から成る。夏に長軸を出し、白色の蝶形花を多数球状に集めてつける。緑肥・牧草用。クローバー。オランダゲンゲ。ツメクサ。
広辞苑第六版より引用
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%83%84%E3%83%A1%E3%82%AF%E3%82%B5
漢字表記は、「白詰草」。詰め草の名称は1846年 (弘化3年)にオランダから献上されたガラス製品の包装に緩衝材として詰められていたことに由来する。
日本においては明治時代以降、家畜の飼料用として導入されたものが野生化した帰化植物。根粒菌の作用により窒素を固定することから、地球を豊かにする植物として緑化資材にも用いられている。
詰め物だったということを名前にするというのは、今的な感覚だと、なんだかなあ、とも思いますが。相当に珍しかったんですね、きっと。
今回「初めて」意識したのは、葉の「V字模様」
こんなだったっけ!
妻も同じ思いだったらしいです。
花を見て葉を見ず、でした。
葉にV字型の模様といえば、ヒメツルソバやミズヒキの葉は意識していたのですけどね。
★ところで朝日新聞の5月5日の「しつもん!ドラえもん」で
アイルランドには、国のシンボルカラーがあるんだ。何色かな。
というのがあって、こたえは
緑色
アイルランドは緑豊かな国。三つ葉のクローバーに似た国花「シャムロック」にもちなむ。毎年春のお祭りでは、緑色のものを身につけて盛り上がるよ。
とありました。で、「三つ葉のクローバーに似た国花『シャムロック』」とあったので、ちょっと検索してみたら。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%A0%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF
シャムロック
シャムロック(英: shamrock)は、マメ科のクローバー(シロツメクサ、コメツブツメクサなど)、ウマゴヤシ、カタバミ科のミヤマカタバミなど、葉が3枚に分かれている草の総称である。
アイルランド語でクローバーの意味のseamairまたは、若い牧草を意味するseamrógを、似た発音で読めるように英語で綴った語である。アイルランドで432年ごろに聖パトリキウス(パトリック)は『シャムロックの葉が3つに分かれているのは「三位一体」を表しているのだ』と説明し、キリスト教の布教に利用した。象徴
アイルランド
アイルランドの国花で、アイルランド政府により商標登録されている。アイルランドを表すものに使われることが多い。
アイルランドでは何処でも見られるため、『エメラルド・グリーンの島』と呼ばれるようになった。
アイルランドの聖人となった聖パトリキウス(パトリック)の命日である3月17日は聖パトリックの日 と呼ばれ、シャムロックを胸に飾るか、緑色のものを身に付けて祝う。
・・・
sham・rock/ʃǽmrɑ̀k/ /ʃǽmrɑ̀k/ ►n
1:〔植〕 シャムロック《アイルランドの国章に使われる各種のマメ科植物:シロツメクサ・コメツブツメクサ・コメツブウマゴヤシ・ミヤマカタバミなど;Saint Patrick's Day に飾る》.
・・・
リーダーズ英和辞典第3版より引用
こんな風でした。シャムロックは、ある特定の種を指しているのではなく、「総称」だということでした。
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