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2016年4月13日 (水)

0329_18hun1 2016.3.29
これ線路の柵に乗っていた「モノ」。
どう見ても鳥の糞。
0329_18hun2
塀の上の柵に乗っていた「モノ」。
これも鳥の糞でしょう。
でもって、消化されずに排出された「種子」は何の種子でしょうね。
2枚の写真、同じ種子と見えますが。
庭の木の実で、こんな種子のものはあったかな。
よくわからないのでした。

鳥に実を食べてもらって、種子を糞と一緒に撒布してもらう場合、種子が鳥の消化管を通過することによって発芽率が上がるものがあります。果肉が消化されることが効果をもたらすのでしょう。

イチョウの銀杏はもともと拾ってきたものを播いても発芽率は高いのですが、以前道に落ちていた鳥の糞の中の銀杏を蒔いたら、見事に全部発芽しましたっけ。
ランタナの実も鳥が食べます。鳥は丸呑みにして果肉を消化し、種子を撒布しますが、もし哺乳類なんかが食べると種子まで噛み砕いてしまいますね。で、それでは播種が望めないので、種子の中身は有毒でして、哺乳類食うな、鳥さん食べて、となっているようです。

http://www.otonanokagaku.net/issue/seed/vol09/index.html

 昔…と言っても30年まえの1977年までは、果実が色づいて、鳥に食われて、そしてフンといっしょに落とされるタイプのタネを播くときには、鳥の腹のなかで胃壁で削られたり、胃酸で侵されたりしたのと同じようにしなくては発芽しない、と教えられていて、タネの殻をヤスリで削ったり、希塩酸などに浸けたりして播いたものでした。
 中央公論社が発行していた「自然」1977年10月号に、そんなことを書きながら、鳥が木の実を飲みこんでタネを排泄するまでの、3分か5分くらいのあいだに、どれほど削られたり胃酸に侵されたりするのだろうかと疑問がわいてきて、その後いろいろと調べてみました。

 鳥の腹のなかを通ったタネも、通らなかったタネも同じでした。鳥のフンから採集したタネには、胃壁で削られたり、胃酸で侵されたりした痕跡は見られませんでした。しかし、タネを果皮や果肉につつまれたまま播くと、そのタネは発芽しないことが多いようです。果皮や果肉にはタネの発芽を抑える働きがあるからだと思います。
 鳥に飲みこまれて空の旅をするあいだに、果皮や果肉を取り除いてもらって、そしてフンといっしょに落とされたタネが発芽する、というしくみになっているようですが、この発芽のしくみは、タネが親植物から離れたところへ運ばれなくては、芽ばえることができないということにもなるわけで、植物の生命のすばらしい知恵、さらには、タネを送り出す母親の愛といったものさえ感じますね。

http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/21471/1/58%281%29_P37-59.pdf
鳥類による木本種果実の被食が種子発芽に与える影響
↑こういう論文です。
どうぞ。

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