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2016年3月18日 (金)

とりとめもなく

★気象予報士とアナウンサーの短い会話。
(ア)「さわやかですね。あ、いけない、さわやかっていっちゃいけないんだ」
(気)「そう、さわやかは秋の季語ですね」

聞いていた老夫婦
夫「さわやかな緑よ」っていう歌、なかったか?
妻「あったあった、さわやかな緑よ♪」

ということでして。
調べてみたら「若葉」という歌でした。
「1942年(S.17)、国民学校初等科第四学年用の音楽教科書に載った曲」だそうです。
作詞:松永 宮生 作曲:平岡 均之
この曲の2番が「さわやかな緑よ」と出はじめるのです。
「若葉」ですからね、晩春から初夏でしょ。
ところがどっこい。「さわやか」は秋の季語なんだなぁ。
広辞苑第六版で調べると

さわ‐やか【爽やか】サハヤカ
すがすがしく快いさま。気分のはればれしいさま。爽快。<季語:秋>。源氏物語[柏木]「御心地、―になり果て給へりや」。「―な朝」
②はっきりしているさま。分明。源氏物語[総角]「―に承りにしがな」。「弁舌―」
③あざやかなさま。新しくさっぱりしたさま。太平記[14]「馬、物具誠に―に勢ひあつて出で立たれたり」

すがすが‐し・い【清清しい】
さわやかで気持がよい。古事記[上]「我が御心―・し」。「―・い朝」
②事の運び方にとどこおりがない。栄華物語[月宴]「それにおぢて、―・しくもなしあげ奉り給はで」
③事にとりかかるのに、ためらいがない。いちはやい。あっさりしている。源氏物語[宿木]「思し立ちぬる事、―・しくおはします御心にて」

言葉の厳密な用法かどうかわかりませんが、これって循環的な定義に近いですよね。
「さわやか」ってのは「すがすがしい」のだし
「すがすがしい」ってのは「さわやか」で、
「気持ちがいい」のであるらしい。

俳句という短詩に季語の助けは大きなものでしょう。
季語は俳句を助けるが、俳句に季語が必須だ、とは思っていない私です。
俳句「界」の内部用語、隠語、業界用語として俳人同士でお使いください。
それを、一般人の世界に持ち込まないでください。
あたかも、季節に敏感で、繊細な言葉を使う人たちのごとくにふるまい、「さわやかな春の晴天」を笑うようなことはなさらないように。
私共は、俳句界に拘束されてはおりませんので。

★とんでもなく別件。
「さわやかな春」の話なんて書いてたら、脈絡もなく記憶が「ぽ Po」。
むかし、アリスの「秋止符」という歌がありましたっけ。
古い話です。1979年だったようで。カラオケもない宴会で歌った気もする。わぁ、昔だ。
この歌の終わりの方、「春の嵐が来る前に」というフレーズがあります。
この「春の嵐」って、「春一番」のことだったのかな、と今更ながらに。
まあ、この歌の歌詞が「春一番が来る前に」ではしまりがないけど。

「左利きのあなたの手紙」を右手でなぞると「白紙の行」があるのなら。
「右利きのあなたの手紙」を左手でなぞってもきっと「白紙の行」があるのに違いない、などと、つまんないことは当時も考えましたけどね。
私はどうやっても詩人にはなれない人なのでした。

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