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2016年3月 1日 (火)

ステンレス・ナイフ

0220_2knife1
古いナイフです。私の母親が持っていたものでして、整理していて見つけました。
おそらく昭和初期の製品でしょう。ですから1920年代のものかな。と思いますが。
母の兄が購入してきたものと聞いています。秋田の片隅、おそらく当時としてはハイカラなナイフだったのではないかな。
私が小学生の頃に、リンゴや熟した柿の皮を剥く練習をしたのもこのナイフ。もう60年近く昔ですね。
ナツミカンの皮を剥くのにもこれが最高。
0220_2knife2
柄の近くを何とか撮影したもの。
判読すると「優良サビナイ鋼製」とあります。
ステンレス・スチールの訳なんですね。
英語で「Stainless steel」とは書けない時代だったのか、ステンレスという名前がまだ一般に知られていなかったのか。
「不銹鋼」というのではかたすぎましたか。
で「サビナイ鋼」です。
0227_14stainlesssteel
現在使用中のステンレスのスプーン。現在は当然英語で書いてあります。

http://ms-laboratory.jp/zai/stain/stain.htm
↑このサイトによりますと

ステンレス鋼とは
  「ステンレス(stainless)」はさびないという意味を示します。正式名称はステンレス鋼(stainless steel)になります。鋼(steel)は「はがね」の和名がありますが、鉄と少量(0.2%以下)の炭素の合金を意味します。ステンレス鋼は高合金特殊鋼の分類に入り、鋼に多量のクロムCrやニッケルNi等を加えた特殊な合金と言うことになります。
 最初、鉄とクロムの合金として1912年頃、さびにくい鋼として登場しました。同じ頃、これにニッケルを加えたステンレス鋼も登場しました。現在は改良が加えられ、表1のような代表的な種類のステンレス鋼があります。ステンレス鋼はクロムを約13%以上加えたもので種類が非常に多くあります。いろいろな合金元素の量により、一層さびにくい、強い、溶接しやすい、摩耗しにくいなどの特徴が生まれます。

「1912年ごろ登場」とありますので、上のナイフ、おそらく最先端の材料だったのでしょうね。

実はこのナイフ、ちょっと割れているんです。
板状の果物ナイフで、果物用には充分なのですが、私の父親が「刃がない」といって懸命に研いだのだそうです。極端にこだわるタイプの人でしたので、むきになって力いっぱい研ぎ過ぎて、割れてしまった。母はムカッとしたそうですが。仕方ない。
ステンレス製ですから、硬いんですよね、研いで使うものじゃない。
それを知らなかった父だったのでした。
なんにしても古いお話です。
ステンレスが日本に入ってきた比較的初期の頃のものだったろう、とご紹介しました。

★ナツミカンの剥き方
ナツミカンの「赤道」に沿って、深さ3~4mmで一周、切れ目を入れます。
親指を切れ目にねじこみ、一周、皮を起こします。
で、2つのカップ状に皮を剥きます。
房についている白いのを、ナイフではがしますが、切れ味がよすぎると房を切るので、ナイフは適当に鈍なほうがいい。
房と房の間に、板状の部分で割り込み、簡単にわけられるようにします。
この時、刃を使うと、房を切りますので、ナイフの背側が薄い板だと都合がいい。

というわけで、上掲のナイフ、鈍ですし板状、ということで、ナツミカン剥きには最適なのでした。
それにしても昔のナツミカンは酸っぱかった。身震いするほど酸っぱかった。
あれほど酸っぱくなくてもいいですが、今のような甘すぎるナツミカンも味が扁平で面白みがないですね。

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