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2016年2月10日 (水)

練り辛子のキャップ

広告じゃありません!観察レポートです。
ハウス食品の練り辛子のチューブなのですが、カクっと小さい角度でキャップが開く。そのことに気付いたのは大分前なんですけど、一応使い切ってから調べようと待っていたら、ずいぶん経ちました。老夫婦の食事で練り辛子チューブを一本使いきるには時間がかかるのです。
感覚的には、肘を体側につけた状態でチューブ本体とキャップを左右の手で持ち、前腕部が一直線になるくらいの角度にすると開くようです。右手の指でキャップをつまんでくるくる回す、という感じでは全くない。
この「体の感覚」で、ほぼ90度程度の回転だろうというあたりはつけていましたので、「観察・実験」研究してみました。
{ずいぶん以前(10年とか20年というケタのスケールで)、キャップの回転角を小さくする、という技術的な工夫について報道があったように覚えているのですが、思い出せませんし、検索にも引っかからないみたい。でも、確か以前にこういう発想はあったと思っています。}

★さて、実験↓
0203_1cap1 2016.2.3
キャップが閉じた状態で、本体とキャップにマークをつけます。
0203_1cap2
ほぼこの位置で、キャップを抜くことができます。
さあ何度ひねったんだろう?
本体マークにつけたマークに対応するキャップの位置をマークしておきます。
0203_1cap3
キャップを上から見ると、8角形ですね。
ということは、ほぼ90度ひねったことになります。

0204_2karasi1 2.4
頭の中で、無意識のうちに続きを考えている。
そうか、発見!本体の肩の部分に、凸の筋が入っていますが、これ12本入っていて、筋の角度間隔が30度なのですね。
そこで、90度になるところをマークしまして、蓋とつき合わせてみました。
0204_2karasi2
ハイ90度です!
「くるくる回して開ける」のではなく、「90度」ひねれば開くのです。
これはなかなかの工夫ですね。

↓ハウス
https://housefoods.jp/company/news/news1000000495.html

ねりスパイスに新チューブ採用(「お徳用」は除く)
(3)キャップの改良
・回しやすく、転がりにくい8角形形状。
・少ない回転角度で開き、閉めた後は外れにくい。

https://housefoods-group.com/csr/ecology/consideration/

ねりスパイス
『特選生わさび』などのねりスパイスのチューブ・キャップをリニューアル。
キャップの重量を約30%ダウンして省資源化を達成しました。また、チューブ成型の際に出てくる切れ端をリサイクルすることで、新規に使用する樹脂の使用量を減らしています。
チューブ口部の形状を絞り出しやすい形に変更して、最後まで絞り出しやすくなりました。
キャップを開けるのに必要な回転角度が短くなっています。
この商品は、公益社団法人日本包装技術協会主催の「2015日本パッケージングコンテスト」において、アクセシブルデザイン賞を受賞しました。

そういうコンテストがあるのか。ふ~ん↓
http://www.jpi.or.jp/saiji/jpc/2015/index.html

優れたパッケージとその技術を開発普及することを目的として実施される、日本パッケージングコンテストは、公益社団法人日本包装技術協会の主催で毎年開催されています。

1.優秀の目じるしはGPマークで

このページの、「アクセシブルデザイン賞」の項に『ハウス食品「特選本香りねりスパイス」シリーズ』がありました。
「GPマーク」というのがあるのかな?と、新しい辛子の箱を見ましたが
0208_3karasi1
とくに「GP」という表示はないですね。
0208_3karasi2
「開けやすい」という表現で、わかる人にはわかるような表記でした。
「ひねるだけで開く!」と、強調してもいい気もしますが。

↓これは明治
http://www.kenko-media.com/food_devlp/skpdf/1306-1-3-01.pdf

①開閉時の回転数の変更
 開閉については、改善前のスクリューキャップはネジが1条であるが、2条にすることで回転数を少なくした。
 その結果、変更前のスクリューキャップの開栓角度が450°であったのに対し、変更後は180°となり大幅に開閉時の動作の負担が軽減された

★ちょっと別件なんですけど。
以前、健康診断で行った病院の受付カウンターで。
高齢の女性が自販機で買ったペットボトル飲料を持ってきて、受付の男性に「これ、開けてほしいの」と。
そうか、あの方の現在の状況だと、キャップを捩じ切る力が足りないんだ、、そういうこともあるんだなあ、と思いました。
飲料メーカーなり、自販機メメーカーなりが、一工夫する余地はありますね。
キャップをひねり切ろうとすると、キャップの直径が小さいので大きな力が必要になる。
プラスチック製のレンチのようなものとか、自販機にキャップをくわえ込むような穴とかを作って、キャップを固定して、ボトルの方を回転するようにすれば、輪軸になりますから、小さな力で開けられるようになるんじゃないのか。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BC%AA%E8%BB%B8

 輪軸(りんじく)とは、大きな半径をもつ輪の中心部分に小さな半径をもつ軸を固定して同時に回転するようにした単純機械の一種。直径を異にする2つの滑車を貼り合わせたものとみることもできる[1]。
 輪軸はてこと基本原理は同じであり、ともに小さな力を大きな力に変換する単純機械である。てこの場合、支点と力点の間の距離と力点に加える力との積は支点と作用点の間の距離と作用点で得られる力との積に等しくなる。同じように輪軸の場合、輪の半径と輪に加える力との積は軸の半径と軸で得られる力との積に等しくなる。
 輪軸は回転式のツマミ、ドライバーなどに用いられている。

人の能力には「分布」があります。身体障害があったり、高齢になって、能力分布の端の方に位置することになると、普通の人は全く無意識に通りすぎてしまうような「バリア=障害」に引っかかっちゃうんですよ。その障害物を取り除けるのは普通の人の側ですよね。ぜひとも、そういう障害物を取り除いたり「低く」したりしてほしいんですね。
障害物を作り設けているのは普通の人の側。障害物を持っているのは健常者の側、なのですから。健常者をこそ「『障害』者」と呼んでみるのもいいかもしれませんね。

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