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2016年2月26日 (金)

バブルリング:3

バブルリングの基本は
   流体中に渦を作る。
   その渦を可視化する。
ということでした。ここでは「流体」という言葉で、水も空気も表しています。

流体として水、空気で可視化、というのがイルカのバブルリングなのでした。
流体として空気、煙で可視化、というのがいわゆる「空気砲」です。

★さて、現在はとてもじゃないけどお勧めできないことですが・・・
喫煙者は昔からやっていたのです、口から煙の輪を作って出すというのをね。
口腔を広げて煙りを溜め、口を少しすぼめておいて、喉をうまく使って煙りを断続的に口から出すと煙の輪が出せます。
頬を叩いて輪を作るというのもありました。
あるいは、たばこの箱のセロファン包装を少し引き出して、セロファンにタバコの火で穴を開け、煙りを入れて叩くと、小さな煙の輪を連続的に出せるのです。

★火山が輪を吹いた、という出来事がありました。2013年エトナ山が輪を吹いたのです。

いくつかリンクを貼りますので、ぜひご覧ください。
火山が輪を吹くなんて、サイコーでしょ。

http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/8550/

完璧な形、エトナ山から煙の輪
2013.11.18
 火山の渦輪は、瞬間的に吹き出した煙と、周囲の静止した空気の間で摩擦が働いて形成される。内側から外側に向かって回転する速度が十分速ければ、周囲の噴煙が風によって散り散りになる中でも、安定した形を保つ。 火山学者で写真家のトム・ファイファー(Tom Pfeiffer)氏は、「私が見た輪は、数分間、長いものだと10分間はそのままだった」と話す。「徐々に小さくなって、最後まではっきりと目立っていたよ」。
Photograph by Tom Pfeiffer, www.volcanodiscovery.com

http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/8549/?ST=news

渦輪、エトナ山から煙の輪
2013.11.18
 イタリア、エトナ火山の碧空に浮かぶ蒸気の輪。吹けば飛ぶようなサイズに見えて、実際には直径約50メートルもある。最大ではその4倍にも達するという。 蒸気が噴出してできる“渦輪(うずわ=vortex ring)”という現象で、大変珍しいという。最近の火山活動で、円く小さな開口部が噴火口に生まれ、一連の輪を大空に放ったらしい。
Photograph by Tom Pfeiffer, www.volcanodiscovery.com

http://matome.naver.jp/odai/2138481667151453101

https://www.youtube.com/watch?v=7VRV6CHGKac
エトナ山の煙の輪の動画が見られます。

★ところで私、イルカさんのお友達になれるかも。
プールでバブルリングを作れるんです!ナント。

・肺を空気で満たして。
・プールの底に仰向けに沈み。
(これがむずかしい。すぐ浮いちゃう。てのひらで「あおって」沈みます。)
・口を「あ」と「お」の中間くらいに開いて。
・はっ、はっ、と肺から空気を送りだす。
・うまくいけばバブルリングが浮いていきます。

水泳の上級者、というのではなく、水中で遊ぶことに熟練した方限定の遊びです。
多少の危険や苦しさはどうしても伴いますのでね。

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