クロヒラタアブ
2016.1.9
ハエ目は頑丈。
動物の糞に来るハエなんかは、犬や猫の糞が絶えることなくありますから、いつもたかっているし。
チロリアンランプの花はアブには攻略しづらいだろうな。
蕊はでているけれど、蜜があるのかないのか。
実が生るのかどうかもよくわかっていません。
今までのところ、実のようなものを見ていない気がします。
1.10
この日はベゴニアの花に。
でもねぇ、ベゴニアには蜜はないんだよ。下の引用をよく読んでね。
アブの口だと、花粉を食べる、というのは無理っぽいかな。別の花で蜜を舐めてください。
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/2372/kaiho/gnn25.html
花が虫をだましている、と いう例もあります。例えばベゴニアです。ベゴニアの花には蜜は ありません。おまけに雄の花と雌の花とは別々の花です。そうす ると虫の立場で考えると、雄の花には花粉があるので、その花粉 を集めるために(食べるために)花を訪れますが、雌の花にはわ ざわざ訪れる必要はないということになってしまいます。雌の花 には、蜜も花粉もないわけですから。でも花の立場で考えると、 花粉の一部は虫に取られても仕方がないとして、その花粉を雄の 花から雌の花に運んでもらわなければ、意味はありません。そこ で雌の花と雄の花とが区別がつかないような形にして、虫の目で、 雄と雌とを間違えさせようという作戦です。
ベゴニアの花を見ると、花の真ん中の黄色い部分は、すべてオ シベあるいはメシベであるわけですが、色も形も一見してよくに ています。メシベは太くて数が少なく、オシベは細くて数が多い、 という違いはありますが、ちょっと迷ってしまいます。おそらく 虫は、雄の花を訪れて花粉を食べ、体にも花粉を付けて花を離れ、 次の雄の花を訪ねるつもりで雌の花を訪ねて、花粉がないので花 を離れる時に、体に付いている花粉を雌の花に残してゆき、花に とっては花粉のやりとりに成功するというわけです。
このように雄の花と雌の花とが別々に作られる植物の場合には、 雌の花は積極的に昆虫を呼ぶための方法を考えないと、虫にとっ て魅力のある花粉がない雌の花はなかなか虫が来てくれません。 まして蜜がない花では虫を呼ぶことができません。そこでできる だけ目立つようにしたり、形を変えて虫をだますというようなこ とをします。虫が花に来ているのを見たら、何をしているのかを 観察して見ませんか。
https://sciencewindow.jst.go.jp/html/sw01/sp-003
虫をだます
ベゴニア(写真)の花を見ると、中央の黄色い花心に2つのタイプが認められる。ベゴニアには雄花(写真右)と雌花(写真左)がある。短い雄しべが多数密集しているのが雄花で、雌花は先端が大きく丸い形にふくらんだ雌しべを持つ。ベゴニアは蜜を出さない。雌花には花粉もないので、そのままでは虫に見限られてしまう。そこで雌花は、雌しべの先を黄色く丸い形に発達させ、花粉の塊に見せかけて虫を誘っているのだ。
虫と花は単純な「協力」関係ではないのですね。
「せめぎあい」があるようです。
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