夕方の雲
2015.11.21
雨戸を閉めようとしたら、青空に雲。
雲には詳しくなくって。
筋状の雲はいいんですけど、それと直行する方向の模様が一緒だと、なんだか気持ちが落ち着かない。
気流が波打っているんですかね。
それと雲が浮いている高さの違いとかね。
知識不足です。
★ところで、NHKの木曜の朝、ネット動画というコーナーがあるのですが。
11月19日の放送は「雲」関係が3本。
ここでは、雲に映った山の影。神奈川県の藤沢での撮影だそうです。
これは珍しかった。
これ。
夕陽に赤く照らされた雲に、縦方向の黒い筋がありますね。これはナンダロウ?
日中に撮った同じ場所ですが、山があるんですね。矢印の先。
で、沈む夕陽が下の方から山を照らし、その影が上空の雲に映ったという出来事なのだそうです。
それを頭に置いて、もう一回。
これ山の影です。
画像の下の方の白い線は、山の稜線を描いたものでしょう。
これはかなり珍しいショットだと思います。堪能してください。
平野に孤立した高い山を朝陽が照らして、平野に山の影が映る、というのは聞いたことがあります。
小学校にあがる1年前に岩波少年文庫で読んだファーブルの昆虫記にも
「日が昇ってきて、ヴァントゥー山の三角の影が平原に映る」という話があったはず。
{本のそのあたりに、霧に巻かれて方向を失った時に、木に生えた苔の厚みで、南北が識別できるというような話もあって、ガキの私は、もし自分が山で霧に巻かれたら、苔の生え具合を調べなくっちゃ、と思ったものでした。かわいいもんだ。もっとも、そういう経験は私したことないですけどね。}
母の実家の海。夕陽がきれいでしてね。
西が開いた海ですから、夕陽は真正面に見える。
水へ線近くの夕陽から自分のところまで、光の「道」が一本走るんですよ。
これは美しいものでした。
そして、水平線の下へ陽が沈み、暗さが増してくるころ、振り返れば白神山地の上にかかる雲が、水平線の下の太陽に照らされて赤く輝くんですね。
水平線の下の太陽が上空を照らすということは、子どもの頃から充分に知っていることでした。
でもね、そういう光線で、山の影が雲に映るとは、いいものを見ました。
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