虹が出た
2015.11.30
スイレンの鉢に殺虫剤を入れるために、フナを保護しました。
このフナおそらく卵か何かでついてきたんでしょう。
昔、息子が飼った「巨大な」ライギョ用の、でかい水槽を引っ張り出して、本棚の一番下の段にセットしてフナを飼っています。この場所にこの水槽が復活するのは何年ぶりかな。
でかい水槽でして、はみ出すんですね。
そのはみ出した部分に、冬の低い陽射しが当たって、プリズムになり、分光されました。
「収斂火災」にはなりませんからご安心を。
しっかしまあ、美しい。
これは空にかかる虹と違って、床のこの部分が、分光された純粋な光で照らされた色です。
コンデジを光の中にいれて「純粋な色」を撮れないか試してみました。
コンデジ側はRGBで受けてますから、純粋とは言い難いかもしれませんが、きれいなものです。
昔々、中学校の理科教師になりたての頃、三角柱のプリズムを使って教室の壁面に七色のスペクトルを映し、そこに目を細めて顔を入れ「純粋な色」を見てごらん、という体験をさせたことを思い出します。
普通に見ているのは「物体色」といいます。
眼に入る光という意味では同じですが、太陽を光源とする「光源色」を体験するのもいいかな、と。
光が強いですから、長時間、目を見開いて「見つめないで」ください。
目を細めて、瞼の隙間からちょっとみるだけ。
美しいものですよ。
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