ミギワバエ科のハエ
2015.11.15
妙なものを見ました。
池の水面を小さな昆虫が走っている。
ケシカタビロアメンボというごく小さなアメンボの仲間は知っていますし、それなりに何度も見ていますので、それかな?と思ったのですけれど・・・
これ、ハエですよ。
そんなぁ、ハエが水面走るの?アメンボみたいに?
初めて見ました。
その後も時々水面を覗いてみますが、相変わらずハエが水面を走ってます!
不思議な光景だ。
★
http://mushinavi.com/navi-insect/data-amenbo_katabiro_kesi.htm
↑これがケシカタビロアメンボです。
検索していったら
http://serigaya.cocolog-nifty.com/blog/2015/10/post-8728.html
水面に浮いたハエは、ミギワバエ科の仲間
いい写真があります。私が見たのとほぼ同じ。
そうなんだ「ミギワバエ」というのがいたのか、知らなんだ。
http://baba-insects.blogspot.jp/2012/08/1_17.html
ミギワバエ科 Brachydeutera属 の1種
みぎわ【汀・渚】‥ギハ
(「水際みぎわ」の意)陸地の、水に接する所。みずぎわ。なぎさ。土佐日記「―のみこそ濡れまさりけれ」
広辞苑第六版より引用
高校時代「汀」という姓の同級生がおりましたので、字はよく知っています。
しかしまあ、ハエ目の奥の深さは底知れませんね。
↓高校のHPです。
http://www.fujiseishin-jh.ed.jp/field_diary/2012/11/5247/
フィールド日記
2012.11.20
水面を移動するハエ ミギワバエ
丹念に観察していらっしゃいます。
で、毎回「一言」なのかな、ページの終わりに佳い言葉がありました。
今日のことば
How wonderful life is while you are in the world.
君がいてくれるだけで、人生がどんなに素晴しくなるか。
Your Song(Elton John)より
いや、これは人間社会のことですが。
私のような虫好きどっぷりの、外れ人間が読むと「君」とはミギワバエのことかな、などと思ってしまって、独りニコニコしておりました。
↓wikiです
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%AE%E3%83%AF%E3%83%90%E3%82%A8
ミギワバエ
「幼虫が原油の中で生活するという特殊な生態を持つセキユバエ Helaeomyia petrolei も、このミギワバエ科に属する」こんなとんでもない記述がありまして、驚きました。
成虫の体長は2-9mm[2]。成虫は脚を水面につけて浮かんでいることもあり、主に藻類などを捕食している。成虫の外見はニセミギワバエ科の各種と類似するが、翅の臀室や第一経脈の有無(ミギワバエにはどちらもない、ニセミギワバエにはどちらもある)、前縁脈の切れ込み位置の違いなど、翅脈によって識別可能である[3]。
ミギワバエは水たまりや湿原、塩性湿地、アルカリ性の湖などといった水辺に主に生息している。幼虫は主に植食性で、イネや沈水植物などの水草、もしくは藻類を餌として利用する。幼虫の中には特殊な環境で生活するものがおり、例えば Ephydra brucei の幼虫は45℃以上の水温がある熱水泉で生活している。また原油のプールで生活するセキユバエの幼虫や、塩分濃度が非常に高い水中で生活する Ephydra cinera の幼虫などもいる。
なんかこう、想像を絶しますね。いきものというものの計り知れなさを、突き付けられた思いです。
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