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2015年12月18日 (金)

カラスウリの蔓

1204_9karasuuri 2015.12.4
この季節になると、周囲の葉などみな落ちて、隠れていたものが目につくようになります。
これはカラスウリの蔓。
毎年のように掲載しているはずですが、何度見ても飽きません。
カラスウリは蔓を「振り回す」ように振って、何かつかまれるもの(支持体)に先端が触れると、そこへ先端部を固定します。
この時、蔓の付け根と先端部の間に「ねじれ」はありません。
さてそれから、植物体を支持体へ引き寄せなければなりませんが。
蔓にとって「縮む」という選択肢はない。
植物体は伸びるしかない。
蔓を伸ばすことによって、近づかなければならない。
そのための方策が、「コイルを巻く」ことなんですね。
でも、両端を固定されたねじれのない蔓にどうやってコイルを巻くか。
おそらく蔓の真ん中辺、という位置から、蔓の側面の偏ったある面の成長速度をあげて、それが両側に伝播していく形で両側にコイルを作る。
そうすると、巻きはじめの点の両側で左巻と右巻きのペアができるのです。
そうすると、全体としてはねじれがないのに、逆巻のコイルペアが生成して、成長によって短くなる、という目的が達成できる。

状況によって多少の違いは出るでしょうけれど、写真中の「巻の転換点」の両側の巻き数を数えてみてください。ほぼ同じ。ですからねじれは生じていないのです。

なんという巧妙な仕組み。感嘆します。
私なんぞ、電話機のコイルがねじれてしまって、時々ほぐしてやるしかないもんな。
植物は優れている。

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