イチョウ:3
2015.12.18
ブロック塀の上の面に落ちていたイチョウの葉。
これをみるとイチョウって「鴨脚」だなぁ、とつくづく思います。
あまり一般的ではないかもしれませんが、イチョウには「鴨脚」という表記もあるのです。
大学時代の友人に「鴨脚」とかいて「いちょう」とよませる姓の人がいましてね、それでよく知っている。
いちょう【鴨脚樹・銀杏・公孫樹】イチヤウ
(イテフの仮名を慣用するのは「一葉」にあてたからで、語源的には「鴨脚」の近世中国音ヤーチャオより転訛したもの。一説に、「銀杏」の唐音の転)
イチョウ科の落葉高木。中国原産とされるが自生の有無は不明。高さ約30メートルに達し、葉は扇形で葉柄があり、秋、黄葉する。雌雄異株。春、新葉と共に黄緑色の花を生じ、雄花は穂状、雌花に2胚珠。受粉後、精子により受精。秋、黄色の種子を結び、内に白色硬質の核がある。これを「ぎんなん」といい、食用。材は緻密で美しく加工しやすい。
広辞苑第六版より引用
12月19日。
時々強い風が吹き渡る日でした。その度に葉が舞う。
見ていると、クルクル回りながら落ちる葉がたくさんあります。
軸の部分を下にして落ちると、葉が湾曲していますから回転を生じて、みごとな回転を見せてくれる。
カエデの実のような「ヘリコプター」とまでは行かないけれど、すごい。
回転しますから、落下に要する時間も伸びまして、楽しめます。
肉眼的は、ハラハラとたくさん舞い落ちてくるので、写真が撮れるのではないか、と思ったのですが。
12.19
線路の柵に寄りかかって、ピントを木のてっぺん辺りに固定して、風が吹くのを待つ。
来た!とシャッターを切るのですけど、ダメですね。
写真右上にちらっと葉が写っています。軸を下にしていることはかろうじて見てとれるかな。
なんだかねえ、寂しい写真です。
上下に2枚の葉が写っていて、どちらも軸を下にして回転しています。
もうこうなったら、肉眼ではなく、心眼で想像しながら見てください。ヨロシク。
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