イチョウ:2
ちょっと面白いアングルに気づきました。
玄関前のテラスの下に、スイレンの鉢があります。
殺虫剤を入れた上で、網戸の網をかけて猫が水を飲まないようにして蚊のシーズンを超えた鉢。
その水面に
{}2015.12.18
水面にピントが合っています。高いイチョウの木の黄葉がボケて背景になっています。
ちょっとずらすと
水面に映った高いイチョウの葉にピントが移動します。
金箔を浮かべたようだ、という印象。
純金箔って平らに扱うのは非常に困難で(素人には)、必ずしわしわになるのですが、あのしわしわの輝きに似ている。
水面に金箔を見ておりました。
平らな水面にはイチョウがきれいに写りますが、水面に浮いた葉のそばでは水面が曲面になっていますので、面白いことになる。
菊の花、でもないか、なんだか「伸びる」んですね。
もう一回水面の葉にピントを戻すと。
水面の曲がった部分が葉の縁どりになったりして、面白かった。
「水鏡」を堪能しました。
もちろん、妻にもこのアングルを見てもらい、妻の写真も一緒に使っています。
物理的な位置関係は朝でも昼でも変化しませんが、光は朝から昼へ激変します。
上の写真は朝7時半過ぎの撮影。
足元の鉢には光が届いていませんので薄暗く、高い木の紅葉は低い角度の日光に照らされて明るく輝く。青空も明るい。
この光の関係が、こういう写真を生み出してくれました。
試しに、昼の散歩時に覗いたら、紅葉は映っているのですが、水面が明るくて、あまり鮮烈な映像にはなりませんでした。
12.19
もう一回。今回は、青空を意識して。
同様に、ピントをずらして同じ光景。
これは朝8時頃の撮影です。
見上げてばかりではなく、下も見ると「いいこと」がありますよ。
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