アオスジアゲハ
2015.10.13
翅がぼろぼろになっています。
生きられる限りはちゃんと生きるんです。
人間の俗世より、はるかに清らかな悟りの世界ですよ、虫の世界は。
注意して見ていただくとわかりますが、脚の間に深く頭が降りている。
つまり、深く口を突っ込んでいるのです。
ぶれていなければもっとわかりやすかったでしょうけれど、ご勘弁ください。
大田区はアオスジアゲハを増やすといってますからね、我ら夫婦なんか先駆者ですね。
★朝日新聞の読者投稿欄「ひととき」
アオスジアゲハの里に(2015年10月24日05時00分)
アオスジアゲハの幼虫を見たことがあるだろうか。ほぼ全身きれいな緑色で、アゲハチョウの幼虫よりいくぶん丸みを帯びた感じ。大変かわいらしい。さなぎは透明感のある緑色で、ここからあの黒っぽいチョウになるのが不思議なほどの美しさである。
以前は庭のクスノキによく幼虫がいたが、ここ10年ほとんど見なくなった。親であるアオスジアゲハもごくたまにしか飛んでいなくて寂しい思いをしていた。
先日、出先の道端でクスノキの小木を見かけた。まさかと思いながら探すと、驚いたことに、まだ数ミリ程度のが2匹いた。「こんな所にいるとハチにやられちゃうよ。うちにいらっしゃい」と話しかけながら葉っぱごと連れ帰った。
幼虫は大きくなると葉っぱの3枚や4枚はすぐに食べ尽くす。幸い庭のクスノキの葉はたくさんある。これからは出かけた先々で見つけたのをみんな連れてきて1匹残らず大事に育て、やがて羽化した成虫を次々と空に放ち、うちの近辺をアオスジアゲハの里のようにできるといい。
今、飼育ケースでは、その後また別の場所で見つけた1匹が加わって3匹が元気に育っている。
愛知県の女性でいらっしゃいます。
こういう投書に接すると嬉しくなります。
寄生のこともご存知です。透明感のある緑色の幼虫、木の葉に擬態したと思われる蛹。
みんなご存知のはず。うれしいな。
終齢幼虫がバリバリ音を立てて葉を食べる、元気元気、の音。
お仲間がいて心浮きたちます。
我が家でも、冬越しの蛹になるべく、現在成長中。
楽しいですね。
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