貯食
★NHKのニュース↓
ニホンリスが冬支度 岩手・滝沢
10月29日 0時14分
厳しい冬を前に、リスが木の実を集めておく冬支度の行動が、岩手県滝沢市の公園で見られ、かわいらしい姿が訪れた人たちを楽しませていました。
リスは体長が20センチほどになる二ホンリスで、夏の間は赤茶色の毛をしていますが、冬になると灰色に生え変わるのが特徴です。
岩手県滝沢森林公園の中のネイチャーセンターでは、冬を前にしたこの時期、頭や背中が灰色の毛に変わってきている二ホンリスを見ることができます。
リスは食料が不足する厳しい冬を前に、地面を掘って木の実を隠す「貯食」と呼ばれる行動を取ることで知られています。この公園のニホンリスも、クルミが落ち始めた先月上旬から「貯食」を始め、この日も、木から下りてクルミを見つけては、器用に割って食べたり、茂みに隠したりしていました。
・・・
参考サイト↓
https://www.ffpri.affrc.go.jp/pubs/seikasenshu/1994/p04.html
「小型の無線発信機(本体約2g)を木の実に付け,運ばれた位置を受信機で探索」という研究。すごいことを考えますね。
「秋にリスは156個のクルミを運んだが,このうち42%はすぐに食べ,58%は貯食した(地面に47個,樹上に44個)。このうち39%(61個)は後日リスが食べ,12%(19個)はアカネズミが盗んだ。樹上に貯食したもののうち8 個は落下した。結局,7%(樹上から落下した 8個と地面の3個)は5月まで地上に放置され, 発芽の機会を持った」
ということです。
http://www001.upp.so-net.ne.jp/risu/kaikata/ciyosiyoku.htm
このサイトに面白い話が紹介されていました。
はるか昔、リスと木の約束・・・・・・・
「あなたたちリスは、私たちの木の実を地面に埋めてください」
「そのかわり、すこしのお礼をさしあげます」
「木の実を100個、地面に埋めたなら、そのうち95個は食べてもかまいません」
「でも残りの5個は食べないで、埋めたままにしておいてください」
「その5個の実の私たちの子孫が、やがて大きな木になるように・・・・・・・・」
(シートン動物記・旗尾リスの冒険)よりこのリスと木の約束は、いまもなお続いています・・・・・・・・
なるほどねぇ。7%と5%か、ほぼ同じ。いい見積もりですねぇ。
リスが「忘れちゃう」というのがまた、いいんですよね。
「完璧」なんてのはいけないんです、っ。
適当に、まあまあ、ほどほどに。
生きやすい方がいいでしょ。
★リスの貯食行動に基づく英語。(以前にもご紹介したことがありますけど、重複して。)
時事英語に挑戦:squirrel away (朝日新聞 2011/09/24)
Tens of billions of dollars in assets held by Gadhafi's regime were squirrel away in foreign bankas.= AP
squirrel(リス)にawayがついて動詞になると、金品などを「隠して蓄える」の意味になる。リスの特徴を反映した面白い表現だ。例文は、民衆蜂起で42年に及ぶ独裁政治に終止符が打たれたリビアのカダフィ大佐に関する記事から。
[訳]数100億ドルに及ぶカダフィ政権の資産が外国の銀行に蓄えられていた。
squirrel
{名詞}動リス;リスの毛皮.
{動詞}(他動詞)ため込む.
パーソナル英和辞典より引用http://ejje.weblio.jp/content/squirrel+away
squirrel away
【動詞】
1将来の使用などのために貯蓄する
(save up as for future use)
動物の行動をよく見ていますね。
★日本語にしちゃいましょうか
「栗鼠る(りする)」
とか。
「そんなに栗鼠っても、結局使いきれないよ」とかね。
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