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2015年11月

2015年11月30日 (月)

アリグモ

1112_7arigumo1 2015.11.12
アリグモということにしておきます。
よく似た種もあるんですが。
1112_7arigumo2
結構ちゃんと写ってくれてうれしい。
クモですから4対8本の脚があるのですが、一番前の脚一対をアリの触角に擬します。
頭胸部も昆虫のように頭部と胸部に分かれているように擬態。
さらにアリの特徴である「腹柄部」まで擬しているんですから、もう、擬態の傑作ですよね。
初めて見る方はごまかされないでください。

イヌホオズキ

1112_6inuhouzukiniwa 2015.11.12
なぜか庭に出現したイヌホオズキですが、緑の実がなってます。
ヒヨドリジョウゴの実は赤く熟しますが、このイヌホオズキの実は熟すと黒くなります。
私は一応イヌホオズキということにしていますが、アメリカイヌホオズキというのもあって、区別は難しいそうです。
本当はどっちか、わかっていません。

ホウセンカ

1112_5housenka 2015.11.12
庭のホトトギスの場所の向こう側の隅で独り咲いているホウセンカ。
私にはちょっと踏み込みがたい場所でして、アングルなんか選べない。
わぁがんばってるねぇ、と記念写真。
正面に回り込めなくてごめんね。

1127_5housenka11.27
実ができていました。
ちょうどよい時期に種を採取するって結構むずかしい。
自分で種蒔きするでしょう。そしてまたここに生えてくるのを待ちますか。

フヨウの実

1112_2huyou 2015.11.12
実生のフヨウの実なのですが。
ダメかもなぁ。
雨が多い秋で、雨のたびに水を含んでぐちょぐちょになっている。
中がカビたりしていないか、気になりますが、もうしばらくは放置して、様子を眺めることにします。

1128_6huyou 11.28
少し口を開いてきました。
ガマンガマン、まだ待ちましょう。

ツマグロヒョウモン

1111_3tumagurohyoumon 2015.11.11
ゴザにくっついて蛹になっていたのを発見して。
ゴザをカッターナイフで切り取ってケースの蓋に貼り付けておいたら、無事羽化しました。
危なかったよなぁ。ゴザにくるまれてつぶされていたかもしれない。
先日は玄関前をスミレを求めて歩く幼虫を保護したし。
虫密度の高い庭ですので、注意深く歩かなければなりません。

コスモス

1111_1cosmos 2015.11.11
妻が線路際の「いろいろ」を世話していて、コスモスが傾いていたのを立ててあげようとして、折れてしまったのだそうです。で、申し訳ないことをした、と家の中で切り花として観賞。
カエルさんたちもお花見。
左の大きい方は、折れた時に既に咲いていたもの。その時につぼみだったのがこの時は咲いています。
タフなものです。かなり長い期間にわたってこのコーナーを照らしてくれました。

シロオビノメイガ

1110_5_5siroobinomeiga 2015.11.10
シロオビノメイガというのは、なかなか思うようには写真を撮らせてくれません。
人の動きに敏感で、すぐ逃げる。低い位置を飛んで、また低い位置にとまる、それも裏側だったりして。
この時は、うまいこといい場所にとまってくれていてアリガトウなのでした。
コギクやそこにいた虫たちの写真を撮っていたら、ちょっとした陰にいたのです。
1枚撮ったらまた逃げられましたが。
「白帯野螟蛾」です。

ヘチマ:2

1122_2hetima6 2015.11.22 6
煮た実。
1122_2hetima7
簡単に皮がむけます。
1122_2hetima8
後はまあ、菜箸で突いたりしながら残った種子を取り除き、ぬるぬる感がなくなるまで揉み洗いして。
1122_2hetima9
きれいになりました。
軽く脱水して乾しておきました。
それだけ。
色が気になる方は、漂白剤を使ってもいいでしょう。私共は漂白はしませんでした。

さて、風呂で垢すりに使ってみますかね。

懐かしい話です。子どもの頃は、もっぱら手ぬぐいかヘチマで体を洗っていました。
ヘチマの新品は「痛い」んですよね。でも使っているうちにへなへなになる。
洗髪専用のシャンプーというものもない時代ですからね。ヘチマは優れた垢すりでした。
ところで、「垢」というものを実際に知っている人はいるのかな、今の若い人は。
私の子ども時代は、週に2、3回くらいしか風呂に入っていませんでした、そして私は成長期のガキ。
手ぬぐいを湿らせて腕や脚をこすると「垢」というものがぼろぼろと出たものなんですよ。
今は爺さんですから、そう垢も出ませんけど。毎日入浴しているし。
「垢が抜ける」「垢抜けした」なんて言葉のもともとの意味はわかるかなぁ。

★付録
http://kotowazagyakubiki.seesaa.net/article/341674061.html

垢で死んだ者はない

風呂に入らなければ垢がたまり不潔になるが、
だからといってそれが原因で死んだ人はいないということ。
風呂嫌いな者の言い訳。
または、風呂嫌いへの皮肉として使われる。
類義語、垢に食われても死にはせぬ 垢がたまっても死なない

若い人は「フケツ!」と叫ぶだろうなぁ。

http://www.eonet.ne.jp/~hidamari-ehon/contents90.html

『ちからたろう』
・・・
ちからたろうは、じいさま・ばあさまの垢から生まれました。風呂なんかめったに入れない貧しい暮らしの中で、垢でつくった小さな人形。それが力太郎でした。まっくろけなわらしだけどかわいいわらし。
・・・

『三ねんねたろう』
・・・
 三年と三月たった秋祭りの日、寝太郎が急に起き出した。ひげぼうぼうの垢だらけの寝太郎は・・・
・・・

庶民の「生活と垢」は切り離せなかったんですよ。
垢抜けしない「かかし爺さん」の昔の思い出。

ヘチマ:1

1105_2hetima 2015.11.5
いつ、どうやって、これを穫り入れるか。それが問題だ。
夫婦で、切る方受ける方と分担するしかないかな。
一つだけの巨大なヘチマ。面白がっているうちに、すごいことになりました。

1122_2hetima1 11.22
「いいにゃんにゃんの日」に「いい夫婦」をしましたよ。
私が高枝切バサミで切り落とし、妻が受けることに。
私、足元が不安定な人ですから、落下してくるヘチマを受けるよりも、腰を安定させて高枝切を腹辺りに固定して操作する方が安全。
うまくいったか?
妻がみごとなキャッチ。
あの時にさぁ「マーク」って叫ぶとね、「フェアキャッチ」が成立するんだよ。
ご存知ですか、ラグビーの話。
ヘチマの実のサイズは40cm位、重量は1.2kg弱。
大きさの割には軽いですね。
1122_2hetima2
これが先端部です。花が咲いていた時の姿を想像してください。
出刃包丁はないので、園芸用ののこぎりでザクザクと3つに切り分けました。
1122_2hetima3
手でぐわっと開いた写真。
果肉は少なくて、繊維と種子が目立ちます。
1122_2hetima4
断面はこうなります。
1122_2hetima5
このあと煮るつもりですから、生のままの種子を採っておきたい。
手でほぐして採取しました。楽に取れる分だけ。
熟しているかどうかよくわかりませんが、また播いてみるつもり。
わずかに青臭くてぬるぬるする作業ですが、そうたいしたことはない。
もっと大変かと思っていました。

昔は、実を腐らせる、ということだったように思いますが、それは今は無理。
で、大型の鍋で煮ることにしました。

2015年11月27日 (金)

コギクにて

1110_5_1tumagurokinbae 2015.11.10
ツマグロキンバエがいました。
「褄(つま)が黒い」のも見えるし、複眼の模様も見えるし、特徴はつかめた写真です。ボケてるけど。
1110_5_2himenagakamemusi
ヒメナガカメムシが交尾していました。
左がメスでしょうね、大きいから。
1110_5_2himenagakamemusi2
私による「擾乱(じょうらん)」のせいかな。こんな具合になってしまった、ごめん。
ヒメナガカメムシはよく交尾中の姿を見ます。
ハエみたいな透明な翅の小さなカメムシが交尾していたらヒメナガカメムシですよ。
1110_5_3usumonmidorikasumikame1
ウスモンミドリカスミカメです。
カメムシ科です。
虫ナビによりますと
http://mushinavi.com/navi-insect/data-kame_kasumi_usumonmidori.htm

エサ:キク科植物,ナス,レタス,イネなどの汁
 幼虫も同様。
淡い黄緑色をした小型カスミカメムシ。
光沢は弱く、褐色の不明瞭な斑紋がある。
色彩変異もあり、別種とされて過去にさまざまな種名で呼ばれてきたほど同定は難しいが、本種の特徴としては、楔状部先端(前翅左右先端の尖った部分)が暗色であることや、体形が細めであること、後脚腿節先端付近に帯状の褐色紋があることなどで同定できる。

上の写真、確かにキク科にいます。
「楔状部先端が暗色」「後脚腿節先端付近に帯状の褐色紋がある」
こういう特徴が一致しているように思われます。
あまり頻繁に見かけるわけではありませんが、珍しいというほどでもありません。
1110_5_3usumonmidorikasumikame2
複数いました。この時期、花が少ないから虫が集中してしまうのでしょうね。
1110_5_4rurimarunomihamusi1
ルリマルノミハムシも。
1110_5_4rurimarunomihamusi2
複数いました。
ずいぶんいろいろな昆虫が集まっています。貴重な栄養源なのでしょう。
今年は秋にもいっぱいルリマルノミハムシを見ました。
基本的にキク科が好きですね。この虫たちは。

コギク

家の前にやってきた小菊の本家の方へ行ってみました。この辺りから我が家へ種子が飛んできたのだと思います。
1110_5kogiku1 2015.11.10
手前から奥にかけて、いろいろな色の花が群れ咲いています。
1110_5kogiku2
まずは黄色から。
1110_5kogiku3
この色は何という名前にしたらいいのだろう?
紅、でいいのかな。色の名前は苦手です。{奥ゆかしくないな}
1110_5kogiku4
白い花。
1110_5kogiku5
表現しづらいです。

ここの花も、以前からあったというわけではないので、ここの花の「もと」がどこかにあるはずですが、そこまではよくわかりません。
どこかで栽培していた園芸種が「逸出」してきましたかね。

いっ‐しゅつ【逸出】
①のがれ出ること。ぬけ出ること。
②すぐれていること。ぬきんでること。
③〔生〕栽培の目的で持ち込んだ外来植物が野生化すること。広義の帰化に含まれる。
広辞苑第六版より引用

「逃げ出した」でもいいんですけどね。
{私は「逸出した②」人物ではなくって、世間様から「逸出した①」案山子です。}

ヒメヒラタアブ

1110_2himehirataabu1 2015.11.10
コスモスの花にヒメヒラタアブが来ていました。
当てずっぽうで撮ったら、うまいことホバリングが写っていました。うれしい。
1110_2himehirataabu2
花にとまって
1110_2himehirataabu3
口を伸ばして舐めています。
頭でっかちなアブですねぇ。
ヒメ「ヒラタ」アブですから、腹はもともと「ヒラタ」くってぺちゃんこなんですが。

お散歩

1109w_1siroihana1 2015.11.9
妻のお散歩写真。
この白い花、なんだろう?
シャリンバイというのはこれか?
いや、違うなあ。バラ科の雰囲気じゃないもんな。
なんだろ、よくわかりません。教えてください。

1109w_2rosemary1
これを見た私の最初の反応は「シソ科だ!」
よく見るぞ。
そうかローズマリーだ。
名前にたどり着くのに時間がかかります。
1109w_2rosemary2
アブが来ていたそうで。
いい写り具合です。
これはホソヒラタアブでしょう。
我が家では今年ほとんど見かけなかったアブですが。
1109w_2rosemary3
遠いのをズームで撮ったということですが、うまいことピントが合って、なかなかいい。
「人の顔」なんか認識してくれなくていいから、ある一点できちんとピントが合う機能を提供してくださいな、カメラ・メーカーさん。「虫認識機能」ならなお歓迎しますが。

ハツユキカズラ

1109_13hatuyukikazura 2015.11.9
「あの真っ白な葉っぱの植物、なんだい?」と妻に聞きましたら、「ハツユキカズラ」との返事。
キョウチクトウ科だそうです。
植栽としてよく見かけますね。小さな苗木を見つけて買ってきたのだそうです。
こうやって間近に見ると結構鮮烈ですね。
あまり大きくせず、こんもりと育てたいのですが。
うまくいけば、真っ白こんもり。どうなりますか。

ヒメジュウジナガカメムシ

1109_10himejujinagakamemusi1 2015.11.9
最初、よくみるナガメだと思ったんです。
ナガメはアブラナ科が好き。で、そこは「菜」じゃないんだけどね、と呟きながら撮影。
でも、写真をつらつらと眺むるに、ちがうなコレ、ナガメじゃない。
思い出しました、ヒメジュウジナガカメムシ。以前に見たことはあります。
「福光村昆虫記」によりますと

よく見るとドクロマークにも見えます。成虫は写真の様に群れていることが多いです。幼虫が食べるもの、ガガイモ,イケマ。

通常の意味の「菜」=アブラナ科を好むというわけではないようです。
ですから、ルコウソウで見かけてもいいんだ。誤解してゴメン。
1109_10himejujinagakamemusi2
逃げていく途中で、腹部が見えました。
腹部もきれいでした。

ハナグモ

1109_9hanagumom 2015.11.9
腹部背面の色からすると、これはハナグモのオスですね。
キバナコスモスで獲物を待ち構えているのですが、餌の昆虫も少なくなったし、このクモ自身もおそらく寿命の終わりは近い。
生きる力がある限りはちゃんと生きる。人もまた。
{欲をかいてもしょうがない。執着しないこと。}
大事なことです。

1109_8mi 2015.11.9
青いのはヤブガラシ、茶色いのはヘクソカズラ。
葉がなくなってきましたので、実が目立ちます。
きれい。

1115_3yabugarasi 11.15
荒れた天気の後。道に落ちていました。
拾い上げて線路際の地面に置いてやりました。
ヤブガラシの花は昆虫に人気がありますから、大事にしないとね。
強い植物ですが、茂りすぎて困るというほどではない。
{別件になりますが。オーシャンブルーの繁殖力には「手を焼きました」。で、その場所、今年はチロリアンランプになっています。}

ヒガンバナ

1109_7higanbana 2015.11.9
青々と茂るヒガンバナの葉。
覆いかぶさる植物がなくなりましたので、たっぷりと日光を浴びることができます。
「冬に茂る」という生態系における「スキマ=ニッチ」を活用するように進化した植物です。
今、球根に栄養を送りこんでいるところでしょう。
自力で、少しずつ、生息範囲を広げています。着実に。

2015年11月26日 (木)

水泳の記録

★41歳の頃でした、激烈な腰痛に襲われるようになり、体力の保持のために泳ぎ始めました。今はなくなってしまった都立明正高校に勤務しているころでしたね。
普通の方なら体力維持のためにジョギングとか始めるところでしょうけれど、私、走れません。
私は泳げる、だから泳ぐ。障害者だから泳いでいる、のです。障害があるのに、障害を乗り超えて泳いでいるのではありません。

多摩川にかかる丸子橋のそばの「東急スイミングスクールたまがわ」という施設で、日曜一般開放という、会員でなくても泳ぎに行けるプログラムを利用して泳ぎ始めたのでした。第1回は1989/4/23。
以来26年、この施設で泳いできたのですが、施設側の都合で12月から別の場所に移転して営業になり、日曜は休館日となって、日曜一般開放がなくなることになったのです。
私はいろんな条件のもと、11月8日を最終日としました。

★で、ちょっとここらで記録をまとめておこうかな、という気になりました。
下の表は、100km泳ぐのに要した日数です。
  km     日付             日数
           1989/ 4/23
100      1990/ 5/ 6     378
200      1991/ 1/ 6     245
300      1991/10/ 6     273
400      1992/ 6/14     252
500      1993/ 1/10     210
600      1993/ 7/11     182
700      1994/ 1/30     203
800      1994/ 8/14     196
900      1995/ 3/ 5      203
1000    1995/10/ 1     210
1100    1996/ 6/23     266
1200    1997/ 1/12     203
1300    1997/10/19     280
1400    1998/ 6/28     252
1500    1999/ 2/14     231
1600    1999/10/24     252
1700    2001/ 3/11     504
1800    2002/ 4/28     413
1900    2003/ 5/25     392
2000    2004/ 7/11     413
2100    2005/ 7/ 3     357
2200    2006/ 6/ 4     336
2300    2007/ 5/13     343
2400    2008/ 9/21     497
2500    2010/ 5/16     602
2600    2012/ 2/26     651
2700    2013/11/10     623
2800    2015/ 8/ 9     637
2816.8  2015/11/ 8      91

この表から、横軸を泳いだ距離(100kmごと)、縦軸を日数としてグラフ化すると
Swimrecord2
こうなります。
以前、200日程度で100km泳げたのが、終わりの方では600日以上かかっています。
これが「年齢による衰え」というものの実態です。
初めの頃は2時間くらいで、3000mとか泳いだんですよ。4000mいったこともあったかな。さすがに5000m泳いだことはない。
それが最近は1500m泳いで帰ってくると、疲労が火曜まで続いてしまう。衰えました。

Swimrecord
横軸が時間(毎年4月1日で区切り)、縦軸が泳いだ距離の累計です。
2800kmをちょっと超えたところで、終わりました。
3000kmは遠いなぁ。無理かも。

★ところで。
もう泳ぐのはやめたんですか?いえ、なんとか泳ぎ続けますよ。
区立のプールとかいろいろあたってみまして、結果、多摩川の向こう側の私設スイミングスクールに、「一般」開放があることを見つけ、そこへ行こうと思っています。
今度は、1000mを週2回、と思っています。負荷を小さくして回数を増やすのもいいかな、と。

すでに4回ほど行ってみました。
泳ぎやすいプールですが、慣れないせいか妙に力んで泳いでますね、ワタシ。
力が入っている割に「進んでないなぁ」という気分。
なんだかこれまでとは違う疲れ方をしている、という感じ。
翌日に疲れはあまり残っていませんが、もっと習慣化・ルーティン化しないといけませんね。
年を取ると変化に対応する能力が低下します。
変化すること自体は嫌じゃないけど、適応が遅いよ、全くこの「老かかし」。
更衣室からプールサイドまでがこれまでより少し遠いので、プールサイドまで、ステッキを使おうかな、とか、これからまだいろいろ工夫が要るようです。そういう工夫を楽しみましょうかね。

26年のまとめと、新たなステップへの現況でした。

フウセンカズラ

1107_17huusenkazura 2015.11.7
フウセンカズラの青い実に穴が開いていました。
何の気なしに撮影。

1109_11huusenkazura 11.9
あれ?向こう側にも穴が開いているのか。
二つの穴が重なって向こうが見えるんですね。
ふ~ん。
あ、ひょっとして、何かの虫が穴を開けて中に入り、中の未熟な種を食べてから、向こう側に穴を開けて出ていった、ということかな。と後から思い至りまして。

1110_4huusenkazura 11.10
手で割ってみました。
案の定、未熟な柔らかい実は食べ尽されていたのでした。
一体誰だろう?という疑問は残ります。
しかしまあ、ご丁寧に、穴を開けて中を食いまた穴を開けて出ていった。
「はらぺこあおむし」みたいなやつですね。

コギクにて

1107_14kogiku1 2015.11.7
線路際の小菊を見ていたら、ルリマルノミハムシがいっぱい。
右下にはハチも来ていますね。
1107_14kogiku2
ピンボケの偶然産物。
ハチの方はボケて、意図していなかった小さな昆虫が写っていました。
アザミウマですか?
よくわかりません。
1107_14kogiku3
アリとルリマルノミハムシが「ごっつんこ」なのですが、双方とも気にしていませんでした。
1107_14kogiku4
妻を呼んできて、これがルリマルノミハムシだ、瑠璃色で蚤のように跳ねるハムシ、なんだよ。
で、反射光で瑠璃色を見せようと、ちょっと花をつまんで角度を変えたら、動きを感じ取って、「プチッ」という感じで跳びはねて一瞬に消滅しました。「なるほど蚤みたいだ」とそこは納得してもらえましたが、瑠璃色は見えなかったようです。
黒い虫だ、と思ってますよ、きっと。

ランタナ

1107_8lantana 2015.11.7
赤いリボンの束のような姿をお楽しみください。
それだけ。

ミツバチが歩く

1107_1mitubati1 2015.11.7
土曜日、本屋散歩にでたら、自宅の塀でミツバチを見ました。
まだ寒くて体温が上がっていないのか、もう寿命がぎりぎりになっているのか。
飛ばずに歩いていました。
1107_1mitubati2
あれ、飛べないのかい?と見ていたら、そのまま歩いて塀の向こうへ去っていきました。
飛ぶパワーを失ったのかな。
若いミツバチは巣内の仕事、成熟すると外仕事に出ます。
冬は巣の中で、産卵を休止した女王蜂と、巣内の仕事の働き蜂とで固まって過ごすはず。
外仕事の「年配蜂」は寿命を全うして終わるのかもしれません。
そういう季節なんだな。

アメリカミズアブ

1106_8americamizuabu 2015.11.5
アメリカミズアブです。何を写そうと思ったかというと。
触角を交互に上下に振る、という動作が、写せるかな、と。
上の写真で、触角は重なっていますが、葉に映る触角の影はV字型に開いていますね。
上下に開いた触角を斜め横から葉に投影した写真です。
ここから触覚の状態を推測してください。
動いているところを実際に見ると、すごく特徴的な動きですぐわかるんですけどね。
複眼の模様も少し写っています。これもこの虫の特徴です。

チョウ

1106_5monsirotyou 2015.11.5
モンシロチョウ@ビオラ。
最後かもしれないと思ってとにかく撮影しています。
上のぶれた白いものがモンシロチョウ。
ビオラの花のあたりを飛んでいる姿です。
なかなかとまってくれませんでした。
1106_6yamatosijimi
ヤマトシジミ@オンコ。猛烈にぶれてます。
瞬間的でよくわからなかったのですが、1匹がもう1匹に体当たりするような激しさで交差しながら飛んでいました。飛跡が絡まり合う。
オスが交尾を求めて、メスが交尾拒否しているのかな、とも思いました。
かなり激しい飛翔でした。
1106_7murasakisijimi
これはムラサキシジミです。
なんどか見ているのですが、すぐ忘れる。
翅の表が見えれば間違いなくムラサキシジミとわかるのですけれど。
こんな風に裏しか見えないと戸惑う。
一瞬、ジャノメチョウの仲間かなと思いましたが目玉模様がないし、小型のタテハチョウかなとも思ったのですけれど違うし。そうかシジミチョウの仲間か、と調べたらムラサキシジミでした。
このムラサキシジミは成虫で越冬するはずです。
上の写真の個体は少し翅が傷んでいますが、大丈夫かな、元気に春を迎えられますように。

↓過去記事です。よかったらどうぞ。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/10/post-a7e0.html
2014年10月22日 (水)「ムラサキシジミ」

冬芽

1106_3outou 2015.11.5
これは桜桃の冬芽。
1106_4naden
こちらは八重桜・南殿の冬芽。
桜ですから似た姿。
鱗に包まれたような姿の中で、春の準備が始まりました。

これから冬芽が目立つ時期。
毎年のことですけれど、気づいたらご報告します。
花や紅葉だけではなく、冬芽も季節を知らせてくれます。

影影

チロリアンランプの葉です。
1106_2tyroleanlamp 2015.11.5
しばらくこの写真を眺めてください。
小さな葉の陰が大きな葉に映り、その大きな葉の陰が壁に映る、という二重構造が2組、写っています。
ホースは雨水貯留タンクのオーバーフロー用のホースです。
そのホースの上下にあります。
1106_2tyroleanlamp2
これは同じ写真に、説明用の矢印を入れてみたもの。
ホースの上で見ますと、左の白い矢印で指した小さな葉の影が中央の大きな葉に映っています。これも白い矢印で指しました。黄色の矢印で指した大きな葉の影が壁に映っていて、それも黄色の矢印で指しました。
同じことがホースの下でも起こっています。

葉の位置、太陽光線の角度、その「ハーモニー」ですね。
ふと気づいて面白かったのでお目にかけます。
この日この時限定、の出来事でした。

密蔵院

妻が撮ってきてくれた秋の花見。
1105_17w_1sazanka 2015.11.5
これはサザンカ。
1105_17w_2tubaki1
これはツバキ。
オシベの姿で見分けている私。他にもポイントはあるんですが。
1105_17w_2tubaki2
これはまたステキなピンクのツバキ。
密蔵院にはオトメツバキもあるし。

ただ、これだけツバキ・サザンカがあるということは、チャドクガ防除にかなり力を入れないと公共のお寺としては責任重大。殺虫剤の定期撒布とかやっているんでしょうね。
いくら虫好きでもドクガは付き合いきれません。

◯敬して遠ざける
[論語[雍也]「鬼神を敬して之を遠ざく」]敬ってなれ近づかない。転じて、うわべは敬っているような態度をとりながら、内実はうとんじて親しくしない。敬遠けいえんする。
広辞苑第六版より引用

「毒蛾を敬して之を遠ざく」のでありました。

2015年11月25日 (水)

理学部学生 工学部の講義を聴く

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/11/post-7005.html
2015年11月20日 (金)「はやぶさ2が接近しています」
↑ここで、スイングバイを遠くから見て、近傍での出来事を無視すると、「衝突」のように見える、というお話をしました。
そのような視点を得たのは、大学生の頃でした。で、その思い出話などをちょっと書きたくなりました。

★4年生のときでした。あれは理学部の企画だったのかな。
理学部の講義しか受けていない学生に、工学部の講義を受けさせて、視野を広げさせる、というような企画だったと思うのですが。

★三体問題の話でした。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
三体問題(three-body problem)
 3つの天体が互いに万有引力を及ぼし合いながら行う運動を解く天体力学の問題。二体問題は一般的に解けるが,三体問題は一般的には解けないことが H.ポアンカレ等により証明されている。ただし特殊な制限条件のもとでは解かれており,3つの天体が常に一直線上に並ぶオイラーの直線解,伸縮する正三角形の頂点に配列するラグランジュの正三角形解 (ラグランジュの特殊解 ) ,および周期軌道を与える周期解が知られている。

機動戦士ガンダムで「ラグランジュ点」というのは有名になりましたね。
で、こういう特殊な問題以外には一般解がない。

有名な三体問題として「ピタゴラスの三体問題」というものがあることをを教わりました。
問題はこういうもの
3bodyproblem
辺の長さ3,4,5のピタゴラス三角形の、対応する頂点に質量3,4,5の質点を置く。
時刻ゼロで、運動を開始しさせると、それ以降どのように運動するか、という問題。
一般解はないのです。
そうなると、微分方程式を数値積分で解くしかないですね。
コンピューターがないと数値積分は「辛い」。
下の参考サイトによると「1967年にエール大学のサブヘイ(Szebehely)らに よって解決された」とのことです。
私は1967年には19歳です。工学部の講義を聞いたのは割とすぐ後といえるころなんですね、多分。当時そういうことは知らなかったけれど。
工学部の先生は、数値積分を行って天体の動きをプロットして自分たちで動画にした、とおっしゃって、その動画を上映してくださったのでした。
面白かったなぁ。
3つの天体は重力によって相互作用し、離合集散を繰り返します。そのまま3つで集団を作ったままになるのか、と思っていると、2つが連星を形成し、残る一つがその連星の軌道の中を突っ切って通過し、重力カタパルト現象で加速されて一直線に去っていきます。あとの二つは連星のままになります。
こんな経過を動画で見たのでした。

この途中、星が引き合って衝突するようなシーンが何度も現れるのですが、先生は、これは実際に衝突しているのではなく、重力によって相互に相手の周りを回って離れるという出来事である、と教えてくださいました。
衝突として扱うこともでき、その場合、完全弾性衝突で、運動量も運動エネルギーも保存される、とのことでした。

●このときに、天体の運動を「衝突」のように見ることができるという視点を獲得したのでした。

当時における最新の研究を、まだ巨大だったコンピューターを駆使して、時間をかけて数値積分をやったんですね、きっと。
微分方程式では、時間幅は無限小ですが、数値積分では時間幅が有限。で、その幅を小さくすれば誤差は小さくなるのですが、計算に要する時間がとてつもなく大きくなる。計算時間と許容できる誤差とをどのように折り合いをつけるか、が問題。
後に私も自分でマイコンで数値積分を試みるようになって、やっと後からわかったという次第です。
万有引力は距離の自乗に反比例します。質点が接近すると距離 r が小さくなりますが、その小さい値が分母に自乗の形で入っていますから、r の小さな誤差でも爆発的に拡大してしまい、計算が破綻するのです。それを回避するのが大変な「技術」なんですね。
{昔は「パソコン」といわず「マイコン」といいました。「シャープX1ターボ」という機種で長く遊びましたっけ。}

とまあ、そういうわけで、たった一回、ある90分の講義が、今も私の中に残っています。
目的とか夢とか、そういうことを抜きにして、役に立つかどうかもわからない知的好奇心の活動が、今も私の中にちゃんと残っているのです。「学ぶ」ってそういうことだと思うけどな。
夢の実現に向かって、役立つものを学び、役に立たないものは捨てる、というのは精神世界を貧弱なものにすると思っています。

★参考サイト
http://www.marble-cafe.com/planet/Pythagoras/Pythagoras.html

ピタゴラス三体問題のシミュレーション(更新日 2005/12/27 (2005/12/15作成))
 ピタゴラス三体問題とはピタゴラスの三角形(三辺の長さが3,4,5の直角三角形)が あるとき、その頂点に、それぞれ重さ3、重さ4、重さ5の物体を置いたときに 万有引力だけでどんな運動をするか、というシミュレーションです。
1913年にブラウ(C.Burrau)によって研究され、1967年にエール大学のサブヘイ(Szebehely)らに よって解決された問題とのことです。(パソコンで見る天体の動き(長沢 工 著、地人書店出版、1992) より)

JAVAソースがあります。JAVAが使える方はご覧ください。

↓これ、面白いです。動画があります。
http://sci.tea-nifty.com/blog/2013/03/geogebra42gif-2.html
ピタゴラスの三体問題をGeoGebra4.2でGIFアニメにしてみる。

http://www.din.or.jp/~take_din/math/3body.htm
ピタゴラスの3体問題
↑エクセルのVBAプログラムで、概要がわかります。

ヤノネボンテンカ

1109_2yanonebontenka 2015.11.9
閉鎖花も開放花も終わったように見えます。
つぼみだ、と思っているといつの間にか実になっているので、戸惑う花です。
でも、今年は開放花を何度も見せてくれたので嬉しい。
これも妻が買い物散歩帰りに立ち話をしていて、頂戴してきたもの。
庭は素敵な出会いに満ちています。

ツマグロヒョウモン

1105_16tumagurohyoumon1 2015.11.5
この時期になってもツマグロヒョウモンは羽化します。
他のチョウは越冬蛹で冬に向かう頃なのですけれど。
1105_16tumagurohyoumon2
飛翔力を発揮して高いところに飛びあがってくれると飼育者としては一安心。
1105_16tumagurohyoumon3
この個体はメス。おそらくすぐに交尾産卵するでしょう。
幼虫は生命活動がゆっくりになってしまいますが、ゆっくり成長しながら冬を生き抜いていきます。南方系のチョウのはずですが、耐寒能力が非常に高いようです。

上のメスが羽化して放そうと思ってケースを見たら、2匹いる!
遅れてオスが羽化してきたのです。突然増えるなよ、あわてちまう。
オスの方はまだ体が重たそうだったので、メスを出したケースに厚手のカーテン地をかけて「夜だよ」ということにして一晩休息してもらいました。
1106_1tumagurohyoumon1 11.6
6日、放しました。
これは妻の撮影。
1106_1tumagurohyoumon2
こちらはちょうど反対側から私の撮影。
黄金のチョウですね。
一晩ゆっくりしましたから、パワー充分、飛び去っていきました。

1109_1tumagurohyoumon1 11.9
この日も羽化、放しました。
1109_1tumagurohyoumon2
前進したがってしまって、「上へ」を忘れるやつもいまして。
そういうときは手を添えて、上へ。
かわいいものです。何度やっても。

ネジバナ

1105_14nejibana1 2015.11.5
見るところ、安定的に成長しているようです。
1105_14nejibana2
菌との共生がうまく成立したのかな。
一シーズンなんとかなっても、なかなか持続的に栽培しにくい花ですね。
同じ蘭でも、シランなどはタフだから自力でどんどん生息範囲を広げながら生きていますが。
sensitive な植物です。
できれば定着してほしい。

イチモンジセセリ

1105_10itimonjiseseri 2015.11.5
そろそろ終わり、と思うものですから、ぼけぼけ写真でも敢えて掲載。
お日様のぬくもりが見に沁みる季節です。
初物の記録は比較的楽ですが、最後を見極めるのは難しい。
でも確実に虫たちの姿は少なくなっています。

白髭咲きアサガオ

1105_8sirohige1 2015.11.5
すごく低い位置での開花。
1105_8sirohige2
ひょっとして、シーズン2度目の発芽・成長・開花かもしれません。
こんな時期に発芽してしまって、あわてて開花・結実を狙っているのかも。
発芽してみたらもう晩秋なんだもんな、焦るよ。
と。
いずれにせよ今シーズンの最後の花となりそうです。

コスモス

1105_6cosmos1 2015.11.5
何度もお目にかける「輝く花」。
輝きを強調しようと思って、背景を暗めに選んだりしています。
1105_6cosmos2
光を受けている正面の側から撮るとこうなります。
今年はコスモスさんにずいぶん楽しませてもらっていますね。
線路際のむせかえるような花の群れも終わりに近づいてきて、コスモスが「残照」のごとくに輝いています。

アオクサカメムシ

1105_5aokusakamemusi1 2015.11.5
この写真、見た瞬間は構図がどうなっているかわかりにくいかもしれません。
オシロイバナの未熟な実の方に視線が行ってしまう。
オシロイバナの実に逆さまになってくっついている緑色の昆虫が主役。
おそらくアオクサカメムシだろうという気はしたのですが、やはり背中を見たくって手でひねったら、その振動を感じたらしく落下しました。で、うまいこと手のひらに受けることができまして
1105_5aokusakamemusi2
手乗りのアオクサカメムシ。
やけに単眼がくっきり写りましたね。
中脚をあげています、ちょっとだけびっくりしているのかな。でも臭くはなかったですよ。

ヘクソカズラ

1105_4hekusokazura1 2015.11.5
ずいぶんいっぱいみのっています。
1105_4hekusokazura2
クモが糸をかけましたが、多分ネコハグモでしょう。
いろんな「くぼみ」を探し出すものです。

1117_17hekusokazura 11.17
充分に熟した実を割ってみたのですが。
いまいち「これが種子だ」という感じではないんですね。
外側の色は茶色かったのに、つぶしてみたら中から熟していない緑色の種子が出て来たりすることもありました。
指先が濡れましたが、別に臭気はなかったです。
よくわからない実です。

カエデ

1104_13kaede 2015.11.4
カエデが暖かい黄葉をしています。
黄葉しているのは小さな葉。
緑の葉も共存しています。
ふと思い出しました↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-30bf.html
2012年9月20日 (木)「カエデ」

カエデの木の状態が変化しています。
高さ2mくらいで、小ぶりな葉っぱの木だったのですが、今年、2カ所から太めの枝が伸びまして、大きな葉をつけているのです。
写真中、下の少し黄色味を帯びた葉が以前からの小さな葉。ちゃんと緑のもありますから枯れかかってきたというわけではありません。
さて、写真上方。まるで緑の噴水でも吹きあげているかのような枝。
葉が大きくって、緑が濃くって、下の葉とは確かに違う。

↑ここで書いた大きな葉が今、紅葉の遅い葉です。
1121_15kaede 11.21
なかなかうまく撮れませんでしたが、大きな緑の葉と小さな黄色い葉です。
1本の木で枝ごとに性質が違う、というのは不思議なことですね。

2015年11月24日 (火)

私「竜宮」へ行ったことがあります

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/11/post-7005.html
2015年11月20日 (金)「はやぶさ2が接近しています」
↑ここで書きましたように、はやぶさ2は地球スイングバイをして、小惑星「りゅうぐう」へ向かいます
↓「りゅうぐう」という命名については下をどうぞ。
http://www.jaxa.jp/press/2015/10/20151005_ryugu_j.html

2.選定理由
・「浦島太郎」の物語で、浦島太郎が玉手箱を持ち帰るということが、「はやぶさ2」が小惑星のサンプルが入ったカプセルを持ち帰ることと重なること。
・小惑星1999 JU3は水を含む岩石があると期待されており、水を想起させる名称案であること。
・既存の小惑星の名称に類似するものが無く、神話由来の名称案の中で多くの提案があった名称であること。
・「Ryugu」は「神話由来の名称が望ましい」とする国際天文学連合の定めたルールに合致し、また、第三者商標権等の観点でも大きな懸念はないと判断したため。

↓記者会見などはここが詳しいようです。
http://mainichi.jp/feature/news/20151009mog00m040008000c.html
はやぶさ2:いざ「竜宮」へ 惑星科学の「玉手箱」を開こう=JAXA名称決定会見詳報(2015年10月09日)

★さて、ここからは、まったくの「与太話」。
はやぶさ2は「りゅうぐう」へ向かうのですが、実は私、竜宮へ行ったことがあるんです。
いえ、亀の背中に乗って、ではなく。

・私が泳げるのは、幼いころから海でちゃぷちゃぷやっていたせいなのですけど。
その海、母の実家のそば。秋田県の白神山地近く。五能線が走る海岸段丘の下です。
波打ち際から5mも出ると、急激に深くなって実に気分のよい海なのです。
この浜から、40~50m位かなぁ100mはないと思う、沖に岩が一つ顔を出していまして、地元では
「竜宮」
と呼んでいたのですね。
・小さな子が大きい子にガイドしてもらって竜宮までたどりつけるようになると、一応「一人前」になるわけです。
私の母もそういう少女だったそうで、竜宮の岩から飛び込んで真っ直ぐ下へ潜水していき、3~4m潜ると海底に達して、底の砂を握って海面へ戻ってくる、というような遊びをしたと聞きました。
・私が独りで旅行するようになった高校一年の頃かな、独りで「竜宮へ行こう」と決意して、ぷかぷかと、立ち泳ぎを斜めにしたようなスタイルで竜宮までたどりついたときは嬉しかったですね。

ここで、経験を積んだ。
・浜から竜宮へ行くときは「内側」にいる意識なのです。
竜宮へ着いて、その岩の沖の側へ回った時、目の前には何にもなかった。ただ海が広がっているだけだった。水面から頭を出しているだけの低い位置から見る海は圧倒的で、自分が「外側」に出てしまったと感じて、パニックを起こしました。非人間的な迫力でした。
水は飲みませんでしたが、焦って焦って焦りまくって「内側」へ逃げ帰ったのでした。
海という所は怖いものです。泳力とは関係なく、心理的にショックを起こすことがあるんですね。
・竜宮に近づくときは目標の岩がだんだん大きくなってくるので、自分がちゃんと泳いでいてちゃんと目標に向かって移動しているという実感があります。
ところが、浜へ戻ろうとすると。
浜は広い。いくら泳いでも近づいた実感がない。おまけに流れがありまして、流されていくということは実感できる。
これがまたパニックでして。
浜への帰りは、遠かった、長くかかった。

これが初めて竜宮へ独りで泳いでいった時の経験です。

プールで泳げても海でも同じように泳げるとは限りません。
自分の体一つで生の自然と向き合うというのは「おそろしい」ことなのです。
覚悟して、ご注意くださいますよう。

ベゴニア

1104_12begonia1 2015.11.4
何と迂闊。
玄関前に座り込んで、傍らの鉢のベゴニアを見ていたら。
なんだか花の中の様子が気になる。
1104_12begonia2
これと↑
これと↓
1104_12begonia3
ちがうなぁ。
細かい毛が生えているのはメシベのような気がする。
ということは、ベゴニアって、雄花と雌花がわかれてるんだっけ?!

翌日確認↓
1105_12begonia1 11.5
この花は雌花ですね。
1105_12begonia2
こちらが多分雄花。
う~む。実が生ることは知っていましたが。
いや迂闊。

https://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/begonia.html

ベゴニア(シュウカイドウ科シュウカイドウ属)
雌雄同株で、雌花と雄花が別々の花序につく。雌花は下位子房を持つ。蜜を作らないので、訪花者への報酬は雄花の花粉だけ。報酬を持たない雌花は、雄花を「真似る」ことで昆虫が間違って止まることで送粉すると言われる。確かに、雌花の柱頭は色や形が雄花の葯の集まりと似ている。

そうなのか。蜜は作らないんだ、ふ~ん。
いろんな仕組みがあるものですねぇ。

モンシロチョウ

1104_10monsirotyou 2015.11.4
まだ頑張るぞ。
キチョウも見かけます。
ヤマトシジミも少し。
アゲハはもういません。
ツマグロヒョウモンは結構見ます。
おそらくツマグロヒョウモンが最後まで活動を続けることになるでしょう。
冬が来るね。

ネコハグモ

1104_7nekohagumo 2015.11.4
キバナコスモス
例のキバナコスモスの実をくぼみだらけと見立てたネコハグモ。
クモの糸で包まれても、やがて実は散り落ちるでしょう。
1104_11nekohagumo
こちらはカエデの葉で、私の耳に捕まったハエの羽音が聞こえた、あのネコハグモ。
こちらもカエデの葉が落ちるまで。

メスは成体で越冬します。
私の過去の経験では、常緑の葉に糸で密な筒状の住処をつくり、そこに籠っているのを見たことがあります。
上のネコハグモも静かな場所で網に籠って冬越しすることになるのでしょう。

ルリマルノミハムシ

1104_6rurimarunomihamusi1 2015.11.4
ブルーサルビアにいました。
花弁の食痕はこのルリマルノミハムシの食事跡かな。
1104_6rurimarunomihamusi2
拡大してみたら、なんとなく体に粉がついている感じですね。
花粉ですか。ブルーサルビアの花粉というのは意識したことがないので、この花の花粉だと断定できませんが。
花にもぐって食べたんでしょう、きっと。

1106_10rurimarunomihamusi1 11.6
この日もブルーサルビアにいました。
2匹も。
1106_10rurimarunomihamusi2
ピンボケなのですが、色の感じが少しは「瑠璃」っぽく見えるだろうか、と掲載しました。
普通はカメラでも肉眼でも、ほとんど黒い虫です。

1107_6rurimarunomihamusi 11.7
庭のコギクを見ていたら、ルリマルノミハムシがいました。
かなり花を食べたな、という感じ。
花粉もついています。
このまま成虫で越冬して、新しい個体は来春以降。
たくさん食べて、あたたかい場所を見つけて、また来春。

ガザニア

1104_5gazania1 2015.11.4
あれ、黄色いぞ。
1104_5gazania2
この色が通常なのですが。
微妙に遺伝子の活性が変化するんでしょう。
色素を作る酵素の遺伝子、の話です。

我が家に以前からあって、株分けしたり、場所を変えたりしてもタフに咲いています。
他の色の花もいいかな、と市販のガザニアを試みたことがるのですが、1シーズンで終わってしまう。私共の「放置園芸」に耐えられないらしいですね。

ムラサキツユクサ

1104_4murasakituyukusa 2015.11.4
おおよそ夏頃まで、で花期が終わる気がしていましたが、秋も深まってまだ咲きます。
8月のしょっぱなが暑すぎて、ペースが乱れたかな。
真横から。
なんだか「踊って」いるような気もします。

ホソバヒイラギナンテン

1104_2hosobahiiraginanten 2015.11.4
これは剪定中のを分けていただいたもの。
まだ花をつけたことはありません。
そのうち、咲くんじゃないか、と。
植物体のボリューム感がすいぶん増してきましたから、次のシーズンあたり、咲かないかな。

鷹の爪

1104_1takanotume 2015.11.4
色の対比が鮮やか。

1105_1takanotume 11.5
いつ収穫しましょうか。

1107_18takanotume1 11.7
赤い実が増えてきました。
1107_18takanotume2
緑から赤へ変化するということは
1107_18takanotume3
途中、どす黒くなってしまうんですね。
赤と緑が重なると、補色関係ですから、黒くなってしまう。
腐ったとかいうことではないので、変化を待てばいい。

1111_4takanotume1 11.11
簡易温室の中に置いてありまして
1111_4takanotume2
雨戸を開け閉めするたびに、眺めて、楽しんでいます。

ヒメハラナガツチバチ

1103_15himeharanagatutibati 2015.11.3
コスモスにて。
ヒメハラナガツチバチが先行して現れ、次いでキンケハラナガツチバチが現れました。
そのようにして、両方をちゃんと見た後だと、冒頭の写真はヒメハラナガだ、と明瞭にわかります。
来シーズンになると、またわからなくなるんだな、爺さんの記憶力では。

1104_9himeharanagatutibati 11.4
デュランタにて。
この花でハラナガツチバチを見かけるのは珍しいので、反射的にシャッターを押したら、露出が吹っ飛んでいますが、かろうじて写ってた。
もう今シーズンの最後くらいでしょう。
また来シーズンね。

2015年11月22日 (日)

11月22日

我が家では、今日11月22日は
いいニャンニャンの日
となっております。
いえ、すべてのニャンニャンはいいニャンニャンです。

2015年11月20日 (金)

はやぶさ2が接近しています

★はやぶさ2が地球スイングバイをするのが12月3日の予定。

↓この記事で書きましたように、地球の公転軌道近傍での速度は30km/s程度のはず。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/11/post-f709.html
2015年11月12日 (木)「小惑星が接近しましたね」

NHKのニュースでは

はやぶさ2 地球の重力利用して進路変更へ
11月3日 18時15分
 ・・・
秒速30.3キロから秒速31.9キロに加速
 ・・・

ね、そんなものです。

http://fanfun.jaxa.jp/countdown/hayabusa2/mission.html
↑ここに、はやぶさ2のスイングバイのよい図があります。

http://spaceinfo.jaxa.jp/ja/swingby_navigation.html
↑ここには「スイングバイ航法」の原理図があります。

↓ここから引用します。
http://spaceinfo.jaxa.jp/hayabusa/about/principle1.html
原理「スウィングバイ」と「万有引力の法則」

■ スウィングバイの原理
 惑星の質量をMとし、探査機の質量をmとし、探査機が惑星に近づいていると考えましょう。距離が小さくなればなるほど、引力Fは大きくなります。つまり、探査機は惑星に、力Fで引き寄せられるというわけです。そのとき、探査機の速度は、進もうとする方向と惑星との引力Fとの関係で、徐々に速くなります。しかし、探査機が惑星の後ろを通過して、惑星から離れようとすると、今度は逆に、力Fで引っ張られるために、探査機の速度は遅くなってしまい、結局は元の速度にもどり、探査機の進む方向が変わっただけになってしまいます。

 ところが、実際の惑星は公転をしていますので話は複雑です。惑星は探査機を引き寄せながら、探査機に近づいているのです。そして、探査機が惑星の後ろを通過した後は、探査機と同じ方向へ進むことになるので、惑星に引き寄せられるときに増えた速度を相殺することはありません。最終的には、探査機は惑星の近くを通過することによって加速されることになります。

(ブログ筆者の注:公転は円運動ですが、スイングバイの近傍では直線運動と見ても問題ありません)

この解説の前の段落は、惑星が静止している場合の出来事。あるいは、惑星(地球)に座標を置いた場合の見え方。
その場合、惑星に向かって接近してくるときと離れていくときで、探査機の速さは変わりません。地上で見ていて、探査機が加速して去っていくようには見えないのです。

解説の後半の段落は、惑星が公転運動をしている時。あるいは、座標を太陽系に広げて、地球も探査機も運動していると見える場合になります。
このように、座標を変える、「視点」をどこに置くかを変えてみる、ことはとても重要なことです。
Accel_swingby
JAXAのサイトからお借りしました。
これが、スイングバイによる増速ということです。
Hayabusa2_mission_orbit
その結果、地球の公転軌道周辺を飛んできた「はやぶさ2」は「りゅうぐう」の軌道へと接近していくわけです。

★通常の解説はこれでいいのですが、せっかく「あいまいな案山子」が何か言おうというのですから、さらに視点を変えてみましょう。
Shototu1
これは、図左上から下へ飛行してきた探査機が地球の重力で軌道を右方向へ90度曲げられて飛び去ったという図です。
{作図は単に双曲線を描いて、点を打っただけです。}
これをですね、はるか彼方から、物体の大きさなど見えず単なる「質点」として扱う視点に移動してみましょう。
Shototu2
もう軌道が「曲げられた」とかいう「近傍のこと」は無視。そうすると
左上から飛行してきた質量の小さな探査機が、大質量の惑星に衝突して右の方へ跳ね飛ばされた、というように見えることになります。この衝突は完全弾性衝突で、運動量だけではなく運動エネルギーも保存される衝突です。

天体が運動していて、他の天体と重力で相互作用しながら互いに相手の周りを回って離れていった、というような出来事は、このように詳細を省いて、完全弾性衝突の問題として扱うことができます。

この立場で、加速スイングバイをみますと。
微小質量の探査機が大質量の惑星に、斜めに「追突」されて、進行方向を変え速度を増す
と見ることができるのです。

一つの出来事が、いろいろに見えるのだ、ということの面白さを味わってください。
{また次の話ができてしまった。実ははるか昔、大学生の頃、理学部の学生(私)が工学部の講義を聞いて、天体の「衝突」問題を知ったという経験があるのです。それはまた後ほど。}

★参考サイトの追加
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1510/15/news132.html
↑スイングバイの時に地球周辺をどのように通過していくのか、その軌道を地図に投影したイラストがあります。

http://fnorio.com/0085swing_by_navigation1/swing_by_navigation1.htm

(1)m1>>m2の場合
・・・
これは高校物理の練習問題ですが、(1)が、スイングバイの原理を示している。m1が惑星、m2が惑星探査機と考えれば、スイングバイ航法とは小さな惑星探査機が巨大な惑星に衝突されてはじき飛ばされる現象です。旨くやれば、探査機は惑星の公転速度の2倍以上の速度を得ることができる。そのぶん惑星の運動エネルギーと運動量は減少するが、質量が巨大故にそのことで生じる惑星の速度変化は無視できる。
 スイングバイ航法の本質は運動量保存則です。[運動の法則]、[運動量保存則]、[エネルギー保存則]は同等の内容を別な方向から見ているのですが、この現象の理解には運動量保存則の見方が最も適している。そのとき、エネルギー保存則は跳ね返り係数e=1の完全弾性衝突を代弁している(別稿「力積と運動量」参照)。惑星と探査機の相互作用は完全弾性衝突の例です

コスモス

1103_14cosmos1 2015.11.3
背景が暗くなるように一生懸命アングルを狙ってみました。
1103_14cosmos2
私の背丈を超えた高さで咲いてくれるのでこういう狙い方ができます。
茎も太いし、頑丈なコスモスです。
1103_14cosmos3
向きを変えて青空を背景にするとこうなります。
{電線交じりで申し訳ない}
すっくと伸び立つコスモスさん。美しいです。

ギンメッキゴミグモ

1103_11ginmekkigomigumo 2015.11.3
網にいるクモはなかなかピントが合わない。
今回はたまたまかなり鮮明に写ってくれました。
腹部背面が銀色なので、「銀鍍金(メッキ)」。
もっとも、もっと黒いのも見かけます。

私が初めてギンメッキゴミグモを見たのは、網にいるところではなく、なぜか地面を走っているところだった、と記憶します。
なんか銀色に輝くものが走って行く、ナンダこれ?と凝視したのでした。
そのころから、自分のクモに関する知識の少なさを強く自覚して勉強するようになったのでしたっけ。

ヤガタアリグモ

1103_9arigumo1 2015.11.3
ヤガタアリグモかタイリクアリグモでしょうけど、エイヤっとヤガタアリグモにしておきます。
家の外壁を歩いていました。
壁を歩くクモや虫を撮影すると、壁の方にピントが合ってしまうことがしばしば。
で、しつこく追っていたら
1103_9arigumo2
怒られちまった。
威嚇の姿勢です。
ゴメンさよなら。
退き下がりました。

オシロイバナ

1103_8osiroibana 2015.11.3
気温が下がってきたせいでしょう、昼の散歩の時間でも閉じきらない状態で見かけます。
1103_13osiroibana
「4時花」だったのにね。
昼の陽光を浴びて輝いています。
花弁(いえ、オシロイバナの場合、花弁に見えるのは萼ですが)の細胞が開花状態を維持してしまうんですね。それだけ細胞の活動が低下している。
季節の進行を感じる眺めです。

ジンチョウゲ

1103_5jintyouge 2015.11.3
もうつぼみの準備でしょうか。
立春を過ぎて、春分の頃ですか?開花は。
雪の降る中で花を見た記憶もあります。
とはいえ、ずいぶん早いですね。
勘違い?
こういうのがいっぱいあります。

マリオットの盲班

1103_2hibiscus 2015.11.3
ハイビスカスです。

1107_15rukousou2 11.7
ルコウソウです。
何の不思議もなけれども。

サムネイルをクリックすると、大きな画像になります。
鼻の位置が二つの花の真ん中に来るように顔の位置を定めて。
{例えば}右目をつむって左目で右の花を見ます。
そして顔を左右には動かさないようにしながら前後に動かします。
左目の視野内で二つの花を意識しながら動かしてください。
この場合ですと、左の花がふっと見えなくなる位置があると思います。
花が大きいので丸ごと消えるかどうかはわかりませんが、姿が消えます。
{逆に左目をつむって右目で見る、というのも確かめてください。}

これが有名な「マリオットの盲班」の実験です。
消えた花の像は、ちゃんと網膜上に結んでいるのです。
ところが、その場所が「視神経乳頭」という視神経が眼球から外へ出ていく場所であるものですから、そこには視細胞がなく、像は結んでも、視覚刺激にはならないのです。

盲点とか盲班というのは、視野の中に見えない部分(欠損)が存在するという出来事で、その見えない部分のことを言っています。
他方、網膜上でそれに対応する位置は視神経乳頭というのです。
網膜上に盲点があるというのはちょっと間違い。かな。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B2%E7%82%B9

盲点(もうてん)とは、脊椎動物の目の構造上、生理的に存在する暗点(見えない部分)の一つ。生理的な暗点なので生理的暗点とも言う。またフランスの物理学者エドム・マリオットにより発見されたため、マリオット暗点(マリオット盲点、マリオット盲斑)とも言う。盲点に相当する網膜上の部位は視神経円盤または視神経乳頭と呼ばれる。

http://www.wakodo-megane.co.jp/wisdom/brind_spot.html
動画で実験ができます。不思議ですよ。

★ところで、「脊椎動物の目の構造上、生理的に存在する暗点(見えない部分)」というのが気になりますね。
網膜という視細胞の並ぶ膜に、視神経乳頭という光を感じない部分がどうして存在するのか。
この原因をお伝えしたいのですが、今回はここまで。

背光型網膜、対光型網膜、眼の発生、生物にとっての「内」と「外」の問題。
こんなことがキーワードとして登場するはずです。私の頭の中では方向性はあるんですが、結構話がでかくなりそうな予感。そのうち書きますので、期待せずに待っていてください。

ジグモ

1102_1jigumo 2015.11.2
ジグモだろうと思うのですが、どういうわけかガレージの床を走っていました。
何があったのか、袋状の巣を飛び出さざるを得ない何かの事情があったのでしょうか。
全力、といっていいスピードで走って行きました。
よい、安全な、落ち着き場所にたどり着けるといいですね。

ジグモは本来「地蜘蛛」ですから、「ヂグモ」と書くのが正しいのでしょうけれど。
慣用に従います。

フヨウの実

1101_3huyou1 2015.11.1
実生のフヨウが今年とうとう「咲くようになりまして、2輪咲いたのですが。
1101_3huyou2
その2輪とも実をつくっています。
さてどこまで熟すことができるやら。
今年初めて咲いたのだから、初めての実はまた来年以降でもよかったのにな。
とは人間の甘さ、か。
花が咲かせたら実をつくる。
きちっと植物としての生き方を貫いています。
応援します。

ラッキョウ

1101_2rakkyou1 2015.11.1
初めの頃に咲いた花が終わりに差しかかってきています。
1101_2rakkyou2
つぼみからそろそろ終わり、までオーバーラップしています。
1101_2rakkyou3
これはまだまだこれから。つぼみを包んでいた膜が破れてつぼみたちが顔を出したところ。

1103_3rakkyou 11.3
子房が目立ってきていますね。

1113_8rakkyou 11.13
実が熟していく段階に入りました。
ここまで来たのは初めてかな。
どのように熟していくのか、種子は採取できるか、まだこれからも楽しみが続きます。

2015年11月19日 (木)

人工衛星の速さ

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/11/post-f709.html
2015年11月12日 (木)「小惑星が接近しましたね」

このニュース原稿ではあまり強調されていませんが、「秒速35kmものものすごい速さで飛んでいる」というような強調の仕方をしたニュースも聞きました。
そりゃまあ、35km/sといえば、3500m/sですから、時速にしたら3.6倍して12600km/hですもんね。
とんでもない高速です。
とはいえ、そんな高速で飛ぶ小惑星が地球に衝突したら大変だ、という感覚でとらえてほしくないのです。
・・・
ほらね、地球の公転速度は約30km/sなんですね。
地球の公転軌道周辺を飛ぶ物体はみなこんな速度で飛んでいるのです。

↑ここでこんなことを書きましたが、人工衛星や国際宇宙ステーションに関しても、似たようなことがあります。

国際宇宙ステーションで、スペースデブリとの衝突が心配されたりする事態ですね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%87%E3%83%96%E3%83%AA

ここで言う「スペースデブリ」には、耐用年数を過ぎ機能を停止した(された)、または事故・故障により制御不能となった人工衛星から、衛星などの打上げに使われたロケット本体や、その一部の部品、多段ロケットの切り離しなどによって生じた破片、デブリ同士の衝突で生まれた微細デブリ、更には宇宙飛行士が落とした「手袋・工具・部品」なども含まれる。
・・・
スペースデブリは、地表から300 - 450kmの低軌道では7 - 8km/s、36,000kmの静止軌道では3km/sと非常に高速で移動している。

で「秒速8kmの高速で飛ぶ物体が当たったら大変なことになる」と。
そりゃ、相対速度8km/sで衝突したら大変ですが・・・。

★地球が真の球として、空気抵抗を考えずに、地表面すれすれを飛ぶ人工衛星を考えると、約8km/sの速さで飛ぶことになります。
静止衛星の場合だと、赤道上空の地表から36000kmのところを24時間で回りますから
(2×π×(36000+6400))/(24×60×60)=3.1km/s
ということで
通常の人工衛星はこの3~8km/sで飛ぶと考えてください。

すごい高速ですが、同じ軌道上でなら相対的に静止ということになります。
ですから、軌道要素が似たようなスペースデブリなら、相対的には秒速8kmでの衝突とはなりません。
ただ、極軌道に打ち上げた衛星のロケット残骸とか、ミサイルで人工衛星破壊実験などして飛び散った残骸などは、とんでもない向きで飛んでいることもあり得ます。そうなると、相対速度が8km/sを超える衝突もあり得ることになります。
ですから、ただ「8km/sで飛ぶ物体だから怖い」ではなく、相対速度がどのくらいなのか、監視機関が測定している相対速度などをきちんと評価して、「相対速度が大きく危険なスペースデブリを避けるために、軌道を変更した」というような感じで伝えるべきなんですね。

★ごく大雑把な話。
半径rの等速円運動における向心加速度aは
a=(v^2)/r
です。
質量mの物体が半径rの等速円運動をすると
運動方程式はF=ma ですが
F=mg であり、加速度は上の式ですから
mg=m((v^2)/r)
となります。
g=(v^2)/r
v=√(gr)
こうなります。
地球の半径6400km=6400000m,g=9.8を代入して計算すると
v≒7900m/s=7.9km/s
という結果になります。約8km/s。

向心力として、mgではなく、万有引力の式を使えば、地表面から離れた高度での等速円運動の速さなども計算できます。
式だけ書くと
v=√(GM/R)
Gは万有引力定数で G=6.67×10^(-11) m^3・s^(-2)・kg^(-1)
Mは地球の質量で  M=5.97×10^(24) kg
Rは地球の重心からの距離
地表なら R1=6.4×10^(6) m
静止衛星軌道ならR2=4.2×10^(7) m
R1で計算すると v=7.9km/s
R2で計算すると v=3.1km/s
となります。

★ところで、人工衛星の打ち上げ基地はどこの国でもなるべく南に建設します。
日本では種子島、アメリカならケープ・ケネディなど。
なんでだ?
そして、通常の衛星は東向きに打ち上げます。
なんでだ?

地球の自転速度を利用したいからなのです。そうすれば積載する燃料が少なくて済む。
ということは同じ量の燃料であるなら、赤道になるべく近い南から、東向きに打ち上げれば、重い衛星が打ち上げられるのです。

http://fanfun.jaxa.jp/faq/detail/60.html

人工衛星を載せたロケットは、なぜ東向きに打ち上げるのですか?
2013年2月27日(水)

 人工衛星などを地球の軌道に投入するためには、非常に大きなスピードが必要になります。
そのスピードを少しでも稼ぐために、地球の自転方向である東側に向けて打ち上げを行います。
 地球は1日に1回転(自転)していますが、この回転の方向は、西から東に向けて回転しています(太陽が東から西に動いてみえるのはこのためです)。また、その時の地表の速度は、北極や南極に近いほど遅く、赤道に近いほど速くなっています。
 JAXAが打ち上げを行っている種子島宇宙センターを例にあげますと、種子島センターは北緯約30度に位置し、そこでの自転の速度は秒速約400メートルにもなります。
つまり、ロケットを打ち上げる場合、東側に打ち上げることによって、地球の自転速度を有効に利用することができ、エネルギー的に効率がよくなります。
結果として、同じロケットでも、より重い人工衛星を打ち上げることができます。
 ちなみに、真西に打ち上げる場合の人工衛星の質量は、真東に打ち上げる時のほぼ2分の1の物しか打ち上げられなくなってしまいます。それほど地球の自転速度は、打ち上げる人工衛星の質量に影響しているわけです。
このようにして打ち上げられた人工衛星は、地球を西から東に回る軌道に投入されることになります。
 しかしながら、人工衛星はそれぞれの目的を持って打ち上げられ、かつその目的を達成するために適した軌道に投入されます。
したがってすべての人工衛星が必ずしも東側に向けて打ち上げられているわけではありません。
地球観測衛星は全地球を効率的に観測するため、投入される軌道は、地球の北極と南極上空を通る、ほぼ縦に回る軌道(極軌道)に投入されますが、この場合は、南に向けてロケットを打ち上げます。
またイスラエルではこれまで数回人工衛星の打ち上げを行っていますが、自国の東側には他の国があるため、西側に向けて打ち上げを行っている、という例もあります。

★もうお分かりと思いますが、人工惑星を打ち上げる時には、地球の公転速度を利用することになります。
それもやはり東向き、ですね。
現在、はやぶさ2が、太陽系を天球の北から見た場合、他の惑星と同じ反時計回りの軌道をとって地球に接近しつつあるのは、このように地球の公転速度を利用して太陽を周回する人工惑星軌道に打ち上げたからなのです。

ちょっと物知りになっていただきました。
物理教師だった時は、こういう話をよくしたものです。

獅子咲きアサガオ

1101_1sisizaki1 2015.11.1
もうこうなったらトコトン付き合います。
1101_1sisizaki2
地面すれすれで咲いています。

1103_1sisizaki1 11.3
文化の日。江戸の粋人が大切に育てた変化朝顔の「文化」の末端に連なっております。
1103_1sisizaki2
といったって、私は粋人でも数奇者でもないんですけど。
遺伝子の変化を想像して心揺さぶられる「理系人」です。
遺伝の実験をしているような気分ですよ。
いつまで咲いてくれるかな、見続けるよ。

コギク

1031_10kogiku1 2015.10.31
きっとちゃんとした品種名があるんだろうな、と思いつつ、小さな菊だから小菊でいいや、ということにしています。
1031_10kogiku2
ちょっと先の線路際が元の場所ですが、我が家に到来して2年目かな。
1031_10kogiku3
もう咲くよ、という姿を好む私。
思わずニコニコしてしまう。
1031_10kogiku4
この場所には今、3色あるかな。
草丈は低いまま咲いてくれています。
ここ以外にも2カ所くらい顔をだしていますね。
ありがとう。

何だっけ?見覚えあるけど

1031_9humei1 2015.10.31
わあ、思い出せない。
脳がかゆい、よ~。
1031_9humei2
情けないなぁ。
絶対知ってるはずだ、と思うんですけどね。

ジョロウグモ

1031_8jorougumo 2015.10.31
時々上を向いて、まだいるかな?と確認。

1106_11jorougumo 11.6
肉眼では主網の前後に張られたバリアー網が見えるのですが、写真にはうまく写りません。
アングルがほぼ固定だしなぁ。

1115_5jorougumo 11.15
もうそろそろ産卵して寿命を終える、という状況かと感じます。
11月も半分以上過ぎちゃったものなぁ。

ホシホウジャク

1031_7hosihoujaku1 2015.10.31
日向ぼっこでしょう。
じっとしていると地味なガです。
1031_7hosihoujaku2
妻を呼んできて見せたら
飛ぶと黄色い模様が見えるあれでしょ、地味ねぇ。
と。
まったく。
横から見ると、体のボリューム感がずいぶん分厚いですね。
幼虫の食草にヘクソカズラがありますから、我が家の前辺りで成長したのかもしれません。
チョウやガの密度の高い空間です。

イヌホオズキ

1031_3inuhoozuki 2015.10.31
庭に突然ナス科の花が出現しまして。
妻に、あれは意図的に連れてきたものか?と訊いたら。
知らない。
とのこと。
勝手にやってきました。イヌホオズキ。
1031_3inuhoozuki2
アリが来ているのは多分アブラムシでもいるのでしょう。

1112_9inuhouzuki1 11.12
そうこうしているうちに、道路の突き当りにまたもやナス科の花出現。
葉っぱの感じに何となく不安を感じますが、イヌホオズキでしょう。
1112_9inuhouzuki2
花が咲かないと気づかないわけですね。鈍感な私は。
葉だけで気づく力はない。
しかしまあ、風で飛ぶ実でもなし、誰が庭やら道やらに播いたのか。
鳥さんしか考えられませんが。
そうなんだろうなぁ。

ルコウソウ

1030_14rukousou 2015.10.30
ほぼ真正面から陽を受けているルコウソウの花です。
筒状になったところまで陽がさし込んで、蕊の影が映って見えます。

ルコウソウがヒマワリになっっちゃった、というのを考えていて。

ひ‐まわり【日回り・向日葵】‥マハリ
キク科の一年草。北アメリカ原産。茎には剛毛を生じ、高さ2メートルに達する。夏、直径20センチメートルもの大形の黄色い頭状花を開く。観賞用とし、また種子から食用油をとる。太陽を追って花がまわるという俗説があるが、実際にはほとんど動かない。園芸品種がある。日輪草。ひぐるま。<季語:夏>

あさ‐がお【朝顔】‥ガホ
(朝咲く花の意とも、朝の容花かおばなの意ともいう)ヒルガオ科の蔓性一年草。熱帯アジアの原産で、日本には中国から渡来し、江戸後期に園芸植物として改良発達した。広義に別種のアメリカアサガオを含める。茎は左巻き。夏、葉の付け根にラッパ形の大きな花をつける。品種が多く、花色は白・紫・紅・藍・縞・絞り、また形も獅子咲きなど変化に富む。種子の色も黒・茶・白などあり、漢方生薬の牽牛子けんごしとして利尿・下剤。秋の七草にいうアサガオは別植物。しののめぐさ。鏡草。牽牛花。蕣花。<季語:秋>
広辞苑第六版より引用

「向日葵」ね。{キク科なのにね。}
「東雲草」ね。{ルコウソウはヒルガオ科の仲間だし。}
くっつけちゃおうか。
「向日東雲草」なんてどうですか?

コスモス

1030_12cosmos 2015.10.30
秋を強調したいと思いまして。
セイタカアワダチソウをバックにコスモスを撮ってみました。
このセイタカアワダチソウは草刈りで消えましたので、このショットはもう再現できません。
この秋の思い出です。
撮れる時に撮る。原則ですね。

カエデ

1030_9kaede 2015.10.30
まったく面白いもので、一本の木の隣同士の枝で色づきが違うのです。
何がどう違うのでしょう?
よく一連の並びの木で、日当たりの差が黄葉の違いに現れるという話は聞きますが。
この二枝に条件の違いはなさそうに思うんですが。
う~む。

2015年11月18日 (水)

イヌタデ

1030_8inutade 2015.10.30
イヌタデの紅葉が結構見ごたえがある。
実もいっぱい。
左上の緑の葉はチロリアンランプの葉。
外に出してあるチロリアンランプのプランターにイヌタデが共生しているのです。
雑草だ、とかいって抜いてしまわないで、楽しみませんか。
先日、チロリアンランプの花を見つけた保育士さんが園児を集めて観賞してくれました。
普通の花のイメージと違うから、楽しいですよね。
遊びに来た園児の目を、私共はかなり意識しています。
なるべく低い位置で咲く花がいいな。
摘んだりちぎったりしても気にならないような雑草ぽくってタフな植物がいいな。
幼い人が花や草を「感じる」ということはよいことです。

ヤマトシジミ

1030_7yamatosijimi 2015.10.30
ここには花はありません。イチイの葉です。
日向ぼっこですね。
気温が低くなりましたので、日光浴で体温を上げているところ。
1030_13yamatosijimi
これは体の右側から陽射しを受けています。
お日様はすべてのものを暖めてくれます。分け隔てなし。
あったかくっていいね。

チュウレンジバチ幼虫

1030_3tyurenjibati 2015.10.30
この季節に君かよ。
もうほとんど食べる葉もないのにな。
桜桃の木で。
もう蛹になるころでしょう。
見なかったことにしました。

オオバコ

1030_2oobako 2015.10.30
鉢に集めたオオバコが完熟。
実が熟す、ということは愛(め)ずべきことです。
「充実」してますよね。文字通り。実が充ちている。
充実した姿は見るものに充足感を与えます。

1031_5oobako1 10.31
そうだ、と、中を見させてもらいました。
蓋つきのカップになっているのです。
1031_5oobako2
ほらね。
ふたが取れると、種子が出てきます。
近くに播いておきました。

オオバコの草相撲とか。
そう、オナモミの引っ付き虫も楽しかったな。

アリッサム

1030_1alyssum1 2015.10.30
去年に引き続き、アリッサム。
アブラナ科で、香りがいい。
1030_1alyssum2
アブラナ科の花の典型的な姿をしています。
門のところに鉢を置いてあるので、この辺りに立つと、そこはかとなく芳香が漂う。
ふ~っと深い呼吸をしたくなります。

お散歩

妻の散歩から
1029w_1hanamizuki 2015.10.29
ハナミズキです。
実が熟していました。
右下に写っている「タコ」みたいなのが楽しい。
1029w_3hanamizuki
これは別の場所のハナミズキ。
いっぱい実っていますね。素敵だ。
花を愛でる人は多いけれど、やっぱり実も愛でてほしいな。
植物の活動の「クライマックス」ですもの。

1029w_2sakurazaka
これは桜坂の桜橋から坂の上の方を見たところ。。
桜紅葉というにはちょっと早かったかもしれません。
全くなぁ、電線の多さには参る。どう撮っても必ず電線が写りこむのです。
電線のない写真を撮りたいものですね。

コミカンソウ

1029_13komikansou1 2015.10.29
花の時より目立ちます。
ホントに真っ赤。
1029_13komikansou2
腰を曲げて、頭を下げて見ていますので、あまり長時間はだめ。体を起こした時に立ちくらみしちゃうからな。
でも、左手で線路の柵につかまって体を支え、右手だけで必死に撮影。{ケッサクじゃのう}

1105_9komikansou 11.5
もうそろそろオシマイかな。
こうやって見続けていると、かなり見ごたえのある植物です。
雑草なんて言うにはもったいない。鉢植えにして観賞してみたらどうでしょう。いいと思うな。

ヤマノイモ黄葉

1029_11yamanoimo 2015.10.29
ヤマノイモの紅葉は早目。
右のカラスウリの葉はまだ緑。
「美しい」という形容詞を使うかどうかは別として、際立っています。それは確か。

キヌサヤ

1029_9kinusaya 2015.10.29
キヌサヤです。去年は市販の種子を買ってきて播きましたっけ。
その市販の種子が「真っ青」でびっくりしたのでした。
↓その話
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/post-fbe4.html
2014年11月 5日 (水)「なんだこりゃ!?絹さやの種子」
「青い種子なんてないよなあ、この色は「いきもの」の色じゃない。」
10.24の青い種子の写真。10.31発芽の写真。

今年は、市販品ではありません。我が家で採った種子からの芽生えです。
市販品は、当然F1(雑種第一代)で、豆の質がそろっています。でないと商品になりませんからね。
今回はF1の交雑種F2です。
豆が収穫できたとして、品質はばらつくはず。
それが楽しみなんですよね。
豆は生き物なんだもん。多様なのが当たり前。
種苗会社に頼らず、品質のばらつきのある農産品を楽しむという消費者が増えると、世の中もっと楽しくなるような気がするんですが。みんなキリキリと角張ってるんだもんな、現今は。

2015年11月17日 (火)

ルコウソウ

1029_5rukousou1 2015.10.29
ふと気づいてしまったのですが。
もう枯れるというこの時期に、小さな葉がたくさん顔を出している。
それも、きれいに等間隔に。
1029_5rukousou2
上へ見上げていきます。
1029_5rukousou3
へぇ、そうなんだ、こんな風に葉を出していくのか。
いつも夏場に向けて茂っていくときは、茎本体なんか見えなくなりますからね、こんな葉序には気づかなかった。
しかしまあ、みごとに「目盛り」付きになってますね。

袋猫

1029_2mii 2015.10.29
日本にも有袋類のフクロネコ出現!ではありません。
目新しいものを見つけると、すぐ遊ぶ。
気持ちよさそうに寝てます。
狭い場所で周囲に体を接触させながら寝るのは落ち着きがいいようですね、猫にとって。
みんな箱も好きだし。
もうこの冬には生殖能力もあらわれるという月齢なのに、まだ猛烈な好奇心で走り回っています。
避妊手術を受けさせました。地域の猫として生きていってもらいます。
私共の年齢では、家ネコになってもらっても、最後まで付き合うという責任が持てない。
そういう年齢になりましたことよ。

ツトガ科かな

1028_11ga 2015.10.28
昼の散歩を終えて戻ってくると、玄関ドアに虫がとまっていることも多い。
そんな光景の一つ。
ガがとまっていました。
ツトガ科のガじゃないですかね。
それ以上追及する気もなくて、驚かさないようにそっとドアを開けて家へ戻りました。
最後まで気の抜けない散歩なのです。
なんという生活をしているのやら、ですね。

マメカミツレ

1028_10mamekamiture 2015.10.28
マメカミツレですね。妻がかわいいといって去年道端から連れてきたもの。
ノボロギクも連れてきましたが、あれはどこへ行ったやら、姿を見せませんでした。
この鉢は、そのまま放置してあったもので、マメカミツレの再来。
あまり目立たない花ですが、不思議と魅力的でかわいい。
長く咲きます。

http://matsue-hana.com/hana/mamekamiture.html
松江の花図鑑のマメカミツレのページ。
どうぞ。

シコンノボタン

1028_4sikonnobotan 2015.10.28
私の観察力不足かもしれません。
実を見ていない。
実のようなもの、は認識していますが、もっと熟すのだろう、と思っていると落ちてしまう。
ひょっとして、あの段階でもう熟しているのかな。
今年は花が長く咲き続けています。
少しちょっかいを出して、花の後を分解してみたりしましょうか。
成長の緩やかな植物ですが、花の美しさは絶品。
育ててみませんか?

獅子咲きアサガオ

1028_1sisizaki 2015.10.28
タフです。もう10月も終わろうというときに、まだ咲く。
1029_1sisizaki 10.29
まだつぼみがあります。
まだ咲く気でしょう。
花に関しての遺伝子に変異があり、植物体としても「矮性」といっていいのかな、草丈は低いし、葉も丸まっていたり。そして、種子を残す能力はない。

でも、咲きます。

カエデ

1027_9kaede1 2015.10.27
青空を背景に輝くカエデの葉。
大分色づいてきましたが、こんな緑の葉もあります。
1027_9kaede2
こちらは黄葉。
同じ木です。部分によって色づき加減か異なるのです。
面白いものですね。
単純に「日当たり」の違いとは言いにくい状況下ですから、原因は何だろうなぁ。

テントウムシ2種

1027_2kiirotentou 2015.10.27
キイロテントウです。不鮮明で申し訳ない。
菌食。
1027_3dandaratentou
ダンダラテントウでしょう。
アブラムシを食べます。
恥ずかしい写真だなぁ。
もう成虫の活動時期も終わりに近づいていると思うと、なんとなく愛おしくってね。
今年の草刈りも終わりまし多から、もうどこに潜り込んでも大丈夫です。
秋がもっと深まって、枯れ草の下などで昆虫が越冬しているだろうな、というときに草刈りをされた年もありました。あの時は打撃をくらいましたね。
翌年の昆虫叢が貧弱化した。
電鉄会社の草刈りは当然のことで責めませんが、雑木林なんかをあまりにきれいにしないでくださいね。昆虫がダメージをくらいます。昆虫が減れば鳥も困る。
鳥が好きな人は、虫も大事にしてください。

巻雲

1026_23kenun 2015.10.26
これ巻雲でいいと思うんですが。
雲の名前はよくわかっていなくて、すみません。
ちょっと気になったことがありまして。
雲の形は、その場所での風を反映していますよね。
刷毛ではいたようにスーッと伸びる巻雲は上空をながれる気流の表現でしょう。
で、それに対して、直行するような向きの雲が多分上空に重なっている。
直行するような風が流れているとは思えないので、おそらく「波打って」いるのではないでしょうか。
気流が上下に波打つと、波の「頭」の部分に雲ができて、ほぼ等間隔に雲が並ぶ。
それに近い出来事が上空にあるのかな、と想像しました。

2015年11月16日 (月)

ムラサキカタバミ

1026_22murasakikatabami 2015.10.26
玄関前のクンシランの鉢。同居するムラサキカタバミ。
普通のカタバミの小さな黄色い花は少なくなったのですが、ここへ来て、このムラサキカタバミがかたまって咲いています。
カタバミとしては大柄な花で、見ごたえがありますね。
園芸品種ではないけれど、ずいぶん大きい。

ネコハグモ

1026_21nekohagumo 2015.10.26
ネコハグモの巣です。上の方の獲物はハエですが、下は何だろう?
見たことがあるような気もするのですが、判然としません。

1028_5nekohagumo1 10.28
庭を往復してきて、今度は外へ、と門のところへ来たら耳のそばで、ハエの羽音。
なんだ?と音の方向を見たら、ネコハグモにつかまったハエが逃げようと暴れていたのです。
この写真の時点では、ハエはまだかなり暴れていました。
12:30頃です。
1028_5nekohagumo2
見ている間に抵抗力が落ちてきました。
1028_5nekohagumo3
さっきまでクモは腹端部に噛みついていましたが、腹の方に移りましたね。
もうほとんど抵抗できません。
ここでこの場を離れて、外の散歩へ。
1028_5nekohagumo4
一周して戻ってきた12:48ころ。
クモはハエを巣の中に引き込んでいました。
大きな獲物ですから、ゆっくり時間をかけて食べるのでしょう。

1029_14nekohagumo 10.29
翌日、同じ場所を見たら、こうでした。
クモは網の下で休息状態。
食べ終えたハエは放置。
思うに、食べがらを置いたままの方が、次の餌を誘引するのにいいのかな、と。
クモの戦略まではよくわかりませんが。

ツバキの葉

1026_18tubaki1 2015.10.26
ジョロウグモを見上げた後、ふと視線を水平に戻したら。
「ハート形」が輝いて見えたんですが、いかがでしょう?
ツバキの葉です。
なぜかくぼんでいまして、その反射がハート形。
1026_18tubaki2
近づくとこうです。
遠くから見た方がハート形っぽいかな。
葉の縁の成長が遅くなったのに、なかの方が成長を続けて、結果としてくぼんだのでしょうね。

ジョロウグモ

1026_17jorougumo1 2015.10.26
道の上ですので、「上を向いて歩く」人は気づくでしょうけど、ほとんどの人は気づきません。
1026_17jorougumo2
コンデジのズームアップで結構撮れるものですね。
去年はこの位置よりもう少し我が家の庭の上寄りだったんですけど。
なんにせよ、家の周辺でジョロウグモが生き継いでいるのはうれしい。

1027_8jorougumo2 10.27
敏感な方は私の爺さんギャグにもうお気づきでしょう。そう
くもとくも、そして、くもっておらず青空でした。
(蜘蛛と雲、そして、曇っておらず青空でした。)

ルコウソウ

1026_16rukousou 2015.10.26
時々起る開花の不調。
1カ所重なったまま。
でも、これはこれで美しいですね。
新型の「十字花」みたいだ。

エビガラスズメ幼虫

1026_15ebigarasuzume2 2015.10.26
むしゃむしゃとおいしそうにルコウソウの実を食べるエビガラスズメの幼虫。
私に言わせれば、この幼虫の「顔」は「瓜模様」。
葉を食うのは普通のことですが、実も食べるんですね、エビガラスズメは。
栄養たっぷりなのでしょう。{ルコウソウの細い葉は食べでがないのかな。}
たくさん実っているから気にせずどうぞ。

ガザニア

1026_14gazania 2015.10.26
もとは、線路際の柵の下、道路側に植えたものです。
そうしたら、自力で線路の柵の中へ進入していきました。
あれ、あんなとこまで行ったのか。
人の手を借りずに生きる植物って、好きだなぁ。
電鉄会社の、線路際の雑草の草刈りでも、この辺りは残してくれまして、咲いています。
ありがたいことです。

日時計

1026_11hidokei1 2015.10.26
去年だったかな、キバナコスモスの姿に「Sundial」を見ましたっけ。
で、今年、コスモスはどうなんだい?
1026_11hidokei2
比較として、こちらがキバナコスモス。

コスモスはちょっと影が短いかな。
でも、花が日時計に見えるのは、太陽高度が低くなった証です。
当然、地面に落ちる自分の影も長くなっていますよ。
11月16日の東京の日没は16:34です。
うっかりするとすぐ真っ暗になる。そういう季節です。

シワバネキノコバエの仲間

1107_10siwabanekinokobae1 2015.11.7
久しぶりに見たシワバネキノコバエの仲間。
1107_10siwabanekinokobae2
触角も「顔」もハエ目らしくないんです。

1026_9hati 10.26
↑比較のために。
小さなハチですが、シワバネよりは大きい。
で、最大の違いは「平均棍」なんですね。
ハチは翅が2対4枚。
シワバネは1対2枚の翅と、翅が退化した一対の平均棍。

年に一回くらい見かけます。
どういう生活をしているのやら。
そして、出会うのは庭のほぼ決まったある空間内の葉の上なのです。
以前はランタナの葉の上で。今回はランタナの向かいのキョウチクトウの葉の上で。
生活史と出会う位置との間に何らかの関係があるのかなぁ。
わかりません。

以前の記事↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-8577.html
2012年11月 2日 (金)
シワバネキノコバエ:1

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/post-0537.html
2014年11月13日 (木)
シワバネキノコバエの仲間

2015年11月13日 (金)

ランタナ

1026_7lantana 2015.10.26
ランタナの一かたまりの花が終わるところ。
1105_3lantana1 11.5
こんな風に実が膨らんできます。
皮が裂ける、という感じですね、実の成長で。
1105_3lantana2
たまにはこういうことも起こります。
実はやがて黒く熟していきます。

冬のランタナは、まるで「棒」のよう、になってしまうのですが、その時期も近いはず。
季節は進んでいきます。

ヒャクニチソウ

1026_2hyakunitisou1 2015.10.26
もういいか、と書いていませんが、ヒャクニチソウ自体は、今もどんどん咲き続けているのです。
すごい花ですね。確かに花期は百日続くかも。
1026_2hyakunitisou2
咲きはじめ、ですが、咲いてから変化が続く。
それがまた長い。不思議な花です。
1026_2hyakunitisou3
鱗で覆われたようなつぼみ。
まだ咲くよ、と申しております。

ジュウリョウの実

1025_4jyuryo1 2015.10.25
この低いアングル!これは妻のアングル。
ジュウリョウの実が赤くなってたわ、と。
1025_4jyuryo2
コンデジでこう写すのはかなり大変。
ピントが被写体の背景の方へ行ってしまうんですよね。
あれ、何とかならんかなぁ。あれさえコントロールできれば、私の趣味写真はコンデジで十分なんだけど。
人の顔なんか探してくれるなんて余計なことはしなくていいんだし。おせっかいめ。

1026_8jyuryou 10.26
翌日、私も確認しました。
私が立って撮るとこうです。
赤い実は地上10cmあるかないか、なのです。
とてもじゃないけど、私には接近できないな。

一才ザクロ

1025_3zakuro 2015.10.25
ずいぶん大きくなりました。
そのうち、パクッと割れますかね。
楽しみにしているのですが。
いつかな。
食べられなくてもいいから稔るといいな。

アリグモ

1024_9arigumo1 2015.10.24
一瞬のすれ違いで、私自身、アリかクモか、戸惑いながら撮影。
上下に重なる葉の間を走り抜けていきました。
1024_9arigumo2
パソコン画面で確認して、やっぱりアリグモだったんだよなぁ。
見事な擬態です。
広い葉の上を歩いていたりすると、歩き方のパターンがアリとクモでは違うので、わかりやすいのですが。
狭いすきまを「触覚」を振りながら走り抜けられると、判別しにくかったです。
どういうメリットがあるんですかね、アリに擬態して。
アリって嫌われてるのかなぁ。

ホトトギス最盛期

1024_4hototogisu1 2015.10.24
このころが最盛期。
1024_4hototogisu2
いっぱい咲くし、子房もちゃんと確認できるのですが、結実しない。
みんなぽろぽろ落ちてしまって、ポキッと折れた折れ口が白く丸く目立つの見です。
上の写真、よくご覧ください。つぼみ、開きかけ、咲いて、子房が残り、折れてしまった、という全部の過程を写し込んであります。

アシブトハナアブ

1024_3asibutohanaabu1 2015.10.24
鉢植えのイチョウの葉にアシブトハナアブ。
これの幼虫は水中で成長します。オナガウジとか呼ばれて嫌われますが、別に、悪さをするではなし。
近づかなければいいだけの話。
今年は我が家では繁殖はできなかったはず。
どこかで羽化して飛来したのでしょう。
1024_3asibutohanaabu2
見ていたら、手を合わせています。
案山子神社に詣でて何か御利益を願っているのかもしれません。
{池を干してしまってゴメンナ}

マツバボタン

1024_2matubabotan1 2015.10.24
マツバボタンは秋も遅くまで咲く花ですけれど、こんなに一斉に咲くとはね。ちょっとびっくり。
1024_2matubabotan2
結実率の高い花です。
実がいっぱい。実のふたが取れると、砂粒のような種子がこぼれますから、頃合いを見計らって来季用の種子を採取します。ずいぶん採れました。
草が自力で播種した分も発芽してきますから、賑やかになりますヨ。

シコンノボタン

1024_1sikonnobotan1 2015.10.24
シコンノボタンのつぼみを正面から見たところ。
何となく「顔」っぽくありませんか?
それとも「鳥」という感じとか。
1024_1sikonnobotan2
上から見るとこうなんですけどね。

1026_5sikonnobotan 10.26
咲くとこうなる。高い位置で陽を浴びて輝いていました。
この時は太陽の方を向いていました。「向日野牡丹」かな。

1030_6sikonnobotan 10.30
このつぼみが
1031_2sikonnobotan 10.31
翌日こうなりました。

今年のシコンノボタンはずいぶん長く咲いてくれる。
玄関ドアを開けるのが楽しみです。
成長は比較的ゆっくりした木ですが、花をつけ始めると楽しみの多い木でもあります。

2015年11月12日 (木)

小惑星が接近しましたね

★先日、小惑星が地球に接近したという出来事がありました。その画像が「どくろ似」だというので話題になりました。
NHKニュースの一部↓

   ハロウィーンに最接近の小惑星「どくろ似」(10月31日 14時46分)
 NASA=アメリカ航空宇宙局は31日、日本時間の来月1日未明に地球に最接近する小惑星の画像を公開し、どくろの形に似ていて、ハロウィーンの日に合わせてどくろの仮面をかぶっているようだとしています。
 ・・・
 この小惑星は直径600メートルほどで、秒速35キロで移動していて、アメリカでハロウィーンの日に当たる東部時間の31日の午後、日本時間で来月1日未明に地球に最接近し、およそ48万キロの距離まで近づくとしています。
 ・・・

このニュース原稿ではあまり強調されていませんが、「秒速35kmものものすごい速さで飛んでいる」というような強調の仕方をしたニュースも聞きました。
そりゃまあ、35km/sといえば、3500m/sですから、時速にしたら3.6倍して12600km/hですもんね。
とんでもない高速です。
とはいえ、そんな高速で飛ぶ小惑星が地球に衝突したら大変だ、という感覚でとらえてほしくないのです。

太陽を回る地球の公転軌道周辺を飛ぶ物体は、みんな30km/sくらいの速さにならざるを得ないんですよ。
ごく単純化して、365.25日で半径1,5000万kmの円軌道を一周する、としてみますね。
(2×π×1,5000,0000)/(365.25×24×60×60)
=942477796km/31557600s=29.9km/s
ほらね、地球の公転速度は約30km/sなんですね。
地球の公転軌道周辺を飛ぶ物体はみなこんな速度で飛んでいるのです。
公転面に対する角度や、軌道曲線に対する角度や、いろんな要素がありますので、みんな同じとは言えませんが、この辺(地球周辺という意味)では、この程度のスケールの速さで飛び交っているんだよ、ということは知っておいていいと思います。

★ところで、地球の公転速度が出ましたから、地球の自転速度はどの程度のものか。
話はまたまた単純化します。
赤道半径を6400kmとし、24時間で1回転で計算してみましょう。
(2×π×6400)/(24×60×60)=40212km/86400s=0.465km/s=465m/s
赤道上での自転速度は465m/sです。
緯度が高くなると遅くなりますけど。この値に緯度のコサインの値をかけたものになります。
北極ならθ=90度でcosθ=0になって、自転速度がない。あたりまえ。
東京が北緯35度として、cos35=0.82くらい。
465m/s×0.82≒380m/s くらいなものです。
実感ないですね。そんな速度で「今」動いているなんてね。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%80%E6%B2%B3%E7%B3%BB

太陽系が銀河系内の軌道を一周するには約2億2500万から2億5000万年ほどかかり[18]、太陽系が誕生してから現在までに約20から25周していると考えられている。太陽系の軌道速度は217km/sで、約1,400年で1光年、8日で1天文単位進む。

多くの研究者は、近傍の銀河の観測位置に対して銀河系は約600km/sの速度で宇宙空間を運動していると考えている。21世紀初頭の推定ではこの値は130km/sから1,000km/sまでばらつきがある。仮に銀河系が600km/sで運動しているとすると、我々は1日に5184万km移動しており、1年では189億km動くことになる。これは我々が毎年地球から冥王星までの距離の約4.5倍を移動していることを意味する。銀河系の運動方向はうみへび座の方向だと考えられている。

http://news.mynavi.jp/news/2012/10/03/109/

太陽から天の川銀河の中心までは2万6100光年、太陽系の場所での銀河回転の速度は240km/s(約2億年で1周)であることを発表した(画像1)。

私共は、銀河系内を秒速200kmを超える速度で移動していて、その銀河系自体が近くの銀河に対して秒速600kmもの速度で移動している。と、まあ。宇宙のスケールは「スゴイ」のです。

モミジバルコウ

1023_11momijibarukou 2015.10.23
モミジバルコウが釣をする。
いえ、花が終わって、花弁の根元が切り離され、落ちる途中でメシベの花柱に引っかかっている状態です。
結実率は高いですよ。花の色が鮮烈ですから、もっともてはやされてもいい花だと思いますが。
通行人の方が種を欲しいとおっしゃることもあります。どうぞどうぞ、増えたら楽しい。

注:写真左はモミジバルコウの葉で、そこで咲いた花の出来事です。
写真背景の赤い花2つはルコウソウです。
私自身、よく間違えますので、ご注意ください。紛らわしい写真で申し訳ありません。

カタツムリ

1023_10katatumuri1 2015.10.23
キバナコスモスの花にカタツムリがいました。
向こう側の花びらが光っているのは、多分、このカタツムリが舐めて表面を削った跡でしょう。
1023_10katatumuri2
この時点では、殻の中に引っ込んでいますが、ちゃんと生きている。
だって、花が咲いた後にここまで移動してきたということは確実なんですから。
今年は生きたカタツムリを何回か見られました。
昔はカタツムリはいっぱいいたんだけどなぁ。身の回りの「自然」の質が劣化したかな。
1023_10katatumuri3
集中を解いて眺めれば、雑然と草花がいっぱい。
佳い眺めだ。
生物多様性をいうなら、雑然、ということにも平気になってくださいね。
整然、というのは多様性の場じゃありません。

ウラギンシジミ

1023_8uraginsijimi1 2015.10.23
お、ウラギンシジミだ。突き当りのデュランタの葉で。
1023_8uraginsijimi2
左の後翅がぼろぼろですね。
飛んでしまわないように、急激な動きを避けて、そっと離れて門へ行きインターホンを押します。
私が散歩中にインターホンを押した時は、何か見せたいものがある時、と決まっていますので、妻はインターホンには答えずコンデジ持って飛び出してきます。
1023_8uraginsijimi3
これ、ウラギンシジミ。
大きいわね、これでもシジミチョウなの?
モンシロチョウくらいあります。翅の形が違うけど。知らないと見間違うかも。
一応妻にも見せましたから、少し大胆に接写を試みます。
上の写真がそれ。天狗さんみたい、かな。
口を伸ばしているんですね。
1023_8uraginsijimi4
何か水滴がありますけど、雨の後じゃない。
ツマグロオオヨコバイの排せつ物かな。
1023_8uraginsijimi5
明らかに何かを吸っている、そして、おいしいらしい。

妻も翅の傷みを気にしていました。
成虫で越冬すると教えたら、大丈夫だろうかと心配していましたが、この個体の生きる力に任せます。
春になってまた会えたらいいね。

ジンチョウゲ

1023_6jintyouge 2015.10.23
なんだかな、見たことのあるような。
妻に訊いたら、ジンチョウゲよ、とのこと。
そうか、なるほどね。
ジンチョウゲは挿し木に強いと聞いています。
うまく根付いてくれれば、株が増えて賑やかになります。
いろいろ楽しいことを増やす妻です。

オニタビラコ

1023_5onitabirako 2015.10.23
今も花、でしたか。
勝手に、夏前の花と、いう感覚を持っていたのでした。
淡い黄色が可憐。
夏の暑い時期はじっとしている植物も多いんですね。

ススキの穂

1022_14susuki 2015.10.22
これは、保育園児が遊んだ跡。
ススキの穂も面白いし、クルミの大きな落ち葉を踏んでつぶすのも面白いし。
マンホールの蓋の穴が気になるし。
なんでも面白いんです。
好奇心を失ったらもう成長しません。
思いっきり遊んで楽しんでください。
哺乳類というものを特徴づける大事な能力の一つに、好奇心が挙げられますね。
およそ哺乳類の子どもたちの好奇心は物凄い。
幼い人の好奇心を抑制してしまわないように、ヒトの成体たるもの心しましょう。

コミカンソウ

1022_12komikansou1 2015.10.22
葉の裏の茎に一列に並んだ姿はもう終わりました。
過熟ともいえる真っ赤な実が見られます。
1022_12komikansou2
ナガエコミカンソウではないので、実の柄は短い。
このコミカンソウも、ナガエコミカンソウも、勝手にやってきたんですよ。
どうやってここにたどり着いたのか。
雑然としていて居心地いいなぁ、と、きっと思ってますね。

ヒメヒラタアブ

1022_11himehirataabu 2015.10.22
ヒメヒラタアブはかわいいし、こうやって虹色の翅を見せてくれるのもうれしい。
ただ、ちょっとよくわからないのは。
今年はホソヒラタアブやクロヒラタアブをほとんど見ていない、ということです。
ヒラタアブの仲間はアブラムシを食べるので、庭の池を干したという今年初めてのこととは無関係だと思うんですけど。
ハナアブの幼虫は水の中で成長しますので、池を干したせいで庭では発生できなかったと思います。
アブラムシを食べるテントウムシはそれなりにたくさん見たのに、どうしてホソヒラタアブなどが見えなくなったのか。
原因不明で、気にしています。
当たり年、のようなものがあるのかなぁ。

1022_9sanagi1 2015.10.22
どう見ても小型のガの繭。
1022_9sanagi2
中に蛹がいます。
葉ごと採ってきてケースに入れて、どんなガが羽化してくるか見てもいいのですが。
多分大丈夫でしょうけれど、環境を変えると失敗することもよくあって。
私は研究者じゃないしな。この頃は「任せる」ことが多くなりました。
葉が枯れて、地面に落ちて、それでいいのだと思います。
達者でな。

2015年11月11日 (水)

10「ワン」s

毎度おなじみ、10個の「ワン」
Ten1s
11月11日11時11分11秒。
恒例行事ですね。
「犬の時刻」としましょうか。

猫の時刻は?
2月22日22時22分22秒
かな?
9個の「ニャン」ですね。

犬の方が猫よりちょっと「騒がしい」ようです。
取り急ぎここまで。

フタモンアシナガバチ・オス

1022_8hutamonasinagabatim1 2015.10.22
もうこの季節になりましたか。
秋が深まってくると、フタモンアシナガバチのオスが日溜りで、ぶんぶん飛び交ったり、休んだり。
もう生殖の仕事は済んだのだと思います。
一匹がとまっていると他のハチが体当たりしてきてまた飛び去ったり、じっとしていてくれません。
1022_8hutamonasinagabatim2
これも翅を掃除していますね。
きれい好き。

1024_5hutamonasinagabati 10.24
黄色い顔がオスの特徴です。触角の曲がり具合も特徴の一つですが、顔面の色の方がわかりやすい。単眼も写っていますね。

1103_12hutamonasinagabatim 11.3
オスですから、産卵管から変化した「針」があるわけがない。
ですから刺されません。でも、掴もうとしたら噛むかもね。やったことはないですけど。
ま、興奮させないように、見ていれば何ということもないハチです。
時々手にとまったりしますよ、で、かえて向こうの方がびっくりしたように飛び去る。
秋の深まりを感じる日溜りです。

ルリチュウレンジ

1022_7rurityurenji 2015.10.22
この付近に花はないのですが花粉だらけですね。
どうやら体を掃除しているように見えます。
私たち人間のような意味での「皮膚感覚」、というのはないでしょうから、触角や脚の感度の変化、滑り具合などを感知して、身づくろいしているのでしょう。
この写真の場合、触覚を気にしているのではないか。「気分悪いなぁ」といっているように思います。

ネコハグモ

1022_6nekohagumo 2015.10.22
ビヨウヤナギでみかけたのですが、一瞬前に、この辺りからアシナガバチが飛び去ったようだったのです。
単なる「遭遇」でしょうけれど。
アシナガバチのパワーだと網にかからず飛び去った、で、クモの方は攻撃された感じになったのだと思います。
写真のクモの姿はおそらく「威嚇」の姿勢だと思います。
普段、ぎゅっと縮まっているのが、前脚を高く振り上げている。
小さな緊張感が走ったのでした。

1030_10nekohagumo 10.30
これは小さな餌を食べているところ。
で、脚が開いています。触肢で獲物を固定しているのだと思います。
威嚇ではありません。

1107_9nekohagumo 11.7
ヨモギの葉で。
普通に見かけるのはこの姿。
脚をぎゅっと縮めまして、頭胸部は見えなくなる。
たまに脚の隙間から眼が見えて、睨まれます。

くぼみに網があったらこのネコハグモの可能性が高いですからクモの姿を観察してください。

イヌタデ(アカマンマ)

1022_5inutade 2015.10.22
これだけたっぷりあると、見ごたえがありますね。
ボリューム感があって、結構豪華ですよ。
雑草だからと排除しないでお楽しみください。
園芸種だけが美しいわけではない。

ツマグロオオヨコバイ

1022_2tumaguroooyokobai 2015.10.22
まだ時々見かけます。

1026_6tumaguroooyokobai1 10.26
どうしても人の顔に擬人化したくなるんだよなぁ。
1026_6tumaguroooyokobai2
斜めから見るとそうでもないんですが。
目・鼻という感じの顔パターンに強く反応しますね、私たち人間は。

1029_7tumaguroooyokobai 10.29
ちょうど顔の高さのところにいまして、真正面からパチリ。
なんか、人間的だなぁ。

チャドクガ

1021_12chadokuga 2015.10.21
妻がコンデジをもって慌てた様子でやってきました。
これチャドクガじゃない?
おお、これはチャドクガだよ、どこにいた?
郵便受け。
まずいな、もう夕刊が入るころだ。

というわけで、普段は夕方にはもう動かない私も動けるように補助具をつけて駆けつけます。

台所の塩素系の殺菌・漂白剤のスプレーを持ってきてくれぇ。
ガから30cmくらい離れた所で、スプレーの勢いと量を試してから、ガめがけてスプレーを噴射します。
ガはほぼ即死、真下に落ちます。
ただ、塩素系ですので、薬剤やしぶきがかかった草は枯れます。これは仕方ない。
ゴム手袋をはめて、死んだガを拾い上げてポリ袋に入れて終了。

以前、同じようにチャドクガを発見して、殺虫剤のスプレーを噴射したことがあるのです。
即死はしません、何秒間か飛んで逃げます。3~4mは飛べます。
着地した場所が見えていれば死骸をちゃんと処分できますが、もし木陰・草陰などに入られて見つからないと気分が悪い。
ガは死んでいても毛が飛ぶかもしれない。
本体が死んでも毛だけで害をなすのがチャドクガの始末の悪いところ。
幼虫の場合は、スプレータイプの風呂洗剤の泡で包んで、呼吸困難にして殺して、泡で濡れて毛が飛ばないようにして始末するのが緊張感が少ない。
成虫の場合は、上記のように、塩素系殺菌剤が安心です。

成虫がいたということは産卵したかもしれないと、しばらくの間ツバキやサザンカを注意して見るようにしていましたが、どうやら見えないようです。一応風通しよく枝きりをしてあるので、多分大丈夫だと思います。

ヤノネボンテンカ

1021_9yanonebontenka 2015.10.21
もう「開く花」は終わったと思います。
閉鎖花はどうなのか、よくわかりません。
で、上の写真は実です。
どちらのタイプの花の実だったか、よくわかりません。
花が咲いたらリボンでも結んでマークしておかないといけませんね。

1029_10yanonebontenka1 10.29
ほぼ熟したと思われる実をつぶしてみました。
割れて種子が見えます。
1029_10yanonebontenka2
手のひらに出してみると、5粒。
1029_10yanonebontenka3
こんな種子です。
熟した種子を集めてまた播いてみましょう。
花が咲いたら実を結ぶ。種を播いたら発芽して成長してまた花が咲く。
植物の生き方に立ち会って観賞するのが楽しい。

ゴボウ

1021_8gobou1 2015.10.21
順調です。主たる関心は、根を食べることではなく、花を見たいということです。
うまくいきますかどうか。
1021_8gobou2
大きな葉の陰で、小さな葉が出てきていました。
うまくいったとしても花期は来年の夏。
アザミに似ているということですので期待しています。

クロウリハムシ

1021_5kurourihamusi1 2015.10.21
カラスウリの葉の食痕の穴から黄色いお腹が見えています。
クロウリハムシですね。
1021_5kurourihamusi2
そ~っと近づいてみたら。あ~らら、ゴメンナサイ。
いっぱい食べて、ちゃんと排泄。
みんなうんち!
そして、健康ケンコウ。
何でこういうシーンに度々出会ってしまうんだろう。
{そりゃ爺さんの根が尾籠だからでしょ。そりゃまぁ・・・。}
1021_5kurourihamusi3
そ~っと左手で葉をひねって美しい姿を撮りました。
どうも失礼いたしました。

2015年11月10日 (火)

ヒメバチの仲間かな

1021_4himebati_sp 2015.10.20
寄生性のはちでしょう、多分。
翅の黒い紋に見覚えがあるような気がするのですが、思い出せないなぁ。
{そんなもん載せんなよな}
スイマセン。
やっぱり思い出せません。

ルコウソウ

1021_2rukousou 2015.10.20
敏感な方は、写真ネタが減ってきていることにお気づきかと思います。
撮るものが減ってくると、つい欲をかいて、アングルに凝ったりする。
プロならまだしも、アマの爺さんがアングルに凝っても、こんなもんです。
花と実。
です。
左の葉と赤い花はルコウソウ、右の葉と実はフウセンカズラ。
我ながら、ダイナミックさにかける「凡」な写真だと思っています。

「凡」のうちの

なみの。ありふれた。つまらぬ。「凡人・凡夫・平凡・非凡・超凡」
広辞苑第六版より引用

こういう意味で使ってみました。

コスモス

1020_12cosmos1 2015.10.20
ここに写っている花はほぼ全部コスモスです。
一番下の花には何か昆虫が乗っているようですが、識別できません。
1020_12cosmos2
セイタカアワダチソウをバックにして、ピントも後ろにして撮影してみました。
ネコジャラシもいっぱい写りこんでいるようです。
雑然とした眺めは心休まりますね。

ヒメツルソバ

1020_10himeturusoba 2015.10.20
舗装の端のスキマで生活しているヒメツルソバ。
ヒメツルソバはこういう環境には強いですね。

1021_11himeturusoba1 10.21
こちらは鉢で生活しているヒメツルソバ。
地味ですけど、好きだな。
葉のV字型の模様が特徴的です。
1021_11himeturusoba2
これはどう見ても私のアングルではない。妻が撮ってきてくれたもの。
最初の写真と同じ株。隙間から生えていることがよくわかります。
1021_11himeturusoba3
花の部分だけトリミングするとこうなります。
ピンクの塊りはつぼみの集団、普通「花が咲いた」と思っていますよね。
妻も、自分でこの写真を撮りながら、つぼみと花の識別をしていなかったんですね。

1107_11himeturusoba11.7
ふと思い出して、「花が咲いている」と妻に教えたら、あらそうなんだ、と気づいてくれました。
肉眼では識別しづらいわね、とコンデジで撮影していました。拡大鏡のかわりです。

エビガラスズメ幼虫:3

1107_3ebigarasuzume1 2015.11.7
土曜日、本屋散歩から帰ってきたら、線路際で来シーズン用の種蒔きなどしていた妻が、エビガラスズメの幼虫がいる、と教えてくれました。
1107_3ebigarasuzume2
ルコウソウの実を食べていますね。
葉より栄養価が高いかな。?。
1107_3ebigarasuzume3
むしゃむしゃ、です。
見ているこちらもなんだかおいしそうな気がしてくる。

1107_16ebigarasuzume1_2
さっきのやつだとおもいますが、向きが変わっていた。
1107_16ebigarasuzume2
ふと下を見たら、おや、別個体。
少し小さめで、色が茶色っぽい。
今度は私が妻を呼んで、もっといた、と見せました。
夫婦でエビガラスズメの幼虫を楽しんでいます。
妙な具合ですが。

エビガラスズメ幼虫:2

1027_5ebigarasuzume1 2015.10.27
あれ!?緑色タイプだ!
これもエビガラスズメの幼虫です。
ルコウソウの葉を今まさに食べているところ。
1027_5ebigarasuzume2
しっぽ=尾角がなかなかかわいいでしょ。愛嬌があります。
1027_5ebigarasuzume3
腹脚5対。うち4対は腹部、もう1対は腹端というか尾部というかにあります。
ぎゅっとしがみついた姿が何ともいえずかわいいんですね。この魅力には抵抗できない。
1027_6ebigarasuzume1
でかい黒褐色タイプもいました。色のせいで迫力がある。
1027_6ebigarasuzume2
頭部がなんだかめり込んだみたいになってます。
1027_7ebigarasuzume1
これが前の記事で書いた22日に目の前で脱皮したやつかなぁ。
可能性は高いのですけど、確定はできません。
1027_7ebigarasuzume2
頭部です。特徴的な触覚が見えています。

この辺りに、おそらく、3~4匹はいるんじゃないですかね。
私共の目の前に2匹いる、ということは、それと同じかそれ以上が見えないところにいると考えて大間違いではないと思います。

エビガラスズメ幼虫:1

1020_8ebigarasuzume2 2015.10.20
何度も登場しているエビガラスズメの巨大な幼虫。
ルコウソウの葉を食べています。
ヒルガオ科が食草です。

1022_13ebigarasuzume1 10.22
ふと見たら、なんだかいつもと見え方が違う。
ん?とよく見れば脱皮の途中。わ、珍しい、と家の中の妻を呼んで二人で観察会。
1022_13ebigarasuzume2
古い皮を後ろへ送っているところです。
1022_13ebigarasuzume3
まだ色の淡い頭部。
側単眼が薄い飴色に見えます。大きな楕円形のものは気門です。
1022_13ebigarasuzume4
ずいぶん後ろまで皮が送られました。
1022_13ebigarasuzume5
わ、「しっぽ」がでた!二人で大喜び。哺乳類の尾とは違います。
「尾角」という名前の突起で、スズメガの仲間の特徴です。これが見えたら「これはスズメガ科だ」と言ってください。「よく知ってるね」といわれるんじゃないですか。
私共はなじみですから、これを見ると、かわいいなあ、と思う。
1022_13ebigarasuzume6
全部脱げました。
左上に旧尾角の殻、左下に新しい尾角、まだ色が淡い。
脱皮はかなりのスピードで進行しました。
EXIFデータでは、発見が12:46で最後の写真が12:57でした。約10分ほどの出来事。
脱皮途中という中途半端な状態は危険ですから、なるべく早く済ませてしまうのがよいのでしょう。
二人の観察会、楽しい時間でした。
1022_13ebigarasuzume7
これから体が固まって、また旺盛な食欲でルコウソウを食べるのでしょう。
まあ、いいです。どうぞ。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-c50b.html
2013年11月15日 (金)「エビガラスズメ」
↑坊やとお父さんが我が家の前でエビガラスズメの幼虫を見つけたという楽しい話。よかったらどうぞ。

ハエ交尾

1020_7hae 2015.10.20
邪魔しちゃいけない、地獄に落ちる。
一枚そっと撮って、そっと離れました。
みんな一生懸命生きています。なるべく共存できるよう。
生物多様性って、そういう包容力でもあるはずです。

オジギソウ

1020_6ojigisou1 2015.10.20
もうそろそろ最後の花の頃。
1020_6ojigisou2
ものすごい稔りも。

たまたま勝手にやってきまして、いっぱい長~く楽しませてくれました。
大好きな花ですので、感謝、です。

ホシホウジャク

1020_5hosihoujaku1 2015.10.20
目の前できれいなホバリングを見せてくれました。
翅の激しい動きがうっすらと見えています。
1020_5hosihoujaku2
わぁ、すごい。
自画自賛したくなるような写真が撮れました。
体全体を空中に停止させて、口吻だけ伸ばして蜜を吸う。
おみごと。

2015年11月 9日 (月)

チロリアンランプ

1020_4tyrol1 2015.10.20
ほんのり色づいたつぼみ。
1020_4tyrol2
もうすぐ開くつぼみ。
この状態もすてき、観賞にたえます。

1029_6tyrol 10.29
食卓の窓の外に茂るように意図しています。背景は雨戸の戸袋。
かわいいでしょ。

1030_4tyroleanlamp 10.30
咲きはじめて。

1031_4tyroleanlamp1 10.31
花として一番安定したした姿。
1031_4tyroleanlamp2
アオイ科です。
ですから、真ん中にメシベが立っていて、オシベがそれを包む基本的な姿が、フヨウなどの花と似ています。
アブチロンという名前もありますが、もっと平らに幅広く咲くタイプと名前の花があるし、「チロルのランプ」という命名がいかにも花の姿にふさわしいと感じていますので、そちらを採用します。

クマバチ

1020_3kumabati 2015.10.20
偶然のショット。花とハチがたまたま共に合焦面にいたときにフラッシュが発光したという出来事。
意図的に撮れる写真ではありません。
激しく飛び回るクマバチでこういうことが起きるとは、ラッキー、でした。
通常は花に潜り込んで夢中になっているところしか撮れないんですけどね。

ハゼラン

1020_2hazeran 2015.10.20
「爆ぜる」という言葉について、いろんな説がありましてね。

・ふくらんだつぼみがつぎつぎとはぜるように開花する様子を表現した名前らしい。
・丸いつぼみの状態で見かけることが多く、線香花火を連想させる(ハゼランの名はこのイメージから)。
・丸い玉状のつぼみからはじけるように花が開くことから
・果実が熟すと中の種子が爆ぜて飛び出すところから。

私は個人的に、上の写真のような、「実のつき方」がいかにも「爆ぜて」いるような、「線香花火がパチパチ爆ぜる」ような、そんなイメージも持つのですが。

クサボケ

1020_1boke1 2015.10.20
この季節に葉芽が出てくるんでしたっけ。
1020_1boke2
冬芽を作って、冬に耐える準備をする植物が多い中、ちょっと「あれ?」。

1103_6boke 11.3
成長しています。
ふ~ん、そうなんだ。
1103_7ajisai
アジサイも。そうだったっけ。

あいまいな記憶力ですねぇ。
{正直な話、「昨日の夕食は何でしたか?」と問われて、即答できるとは思えません。そういう「テスト」に引っかかりそうだなぁ。}

イチモンジセセリ

1019_16itimonjiseseri 2015.10.19
どうも「尾籠な話」が平気な爺さんで、スミマセン。
葉っぱの上の水滴、おそらくこれ、イチモンジセセリの排泄物です。
雨とか霧とか、自然の「水」があった日ではない。
ツマグロオオヨコバイは、樹液を吸いながらどんどん排泄しますので、葉を見ていて濡れてるなぁと思ったらその真上を見るとツマグロオオヨコバイがいる、ということは多いのですけど。
イチモンジセセリさんには申し訳ない。
変な爺さんに見つかってしまった。

イラガ科のガの幼虫

1019_15iraga_ 2015.10.19
イラガ科のガの幼虫の・・・
何だろ、死んでいるような気もします。
でも触って確かめようとは思わない。
葉ごと摘んで、踏んづけちゃいました。
我が家の周辺ですから、ヒロヘリアオイラガが一番可能性が高いのですが。
緑色がなくってね。やっぱり死骸かな。

オオタバコガ

1019_12ootabakoga1 2015.10.19
君は一体何をやってんだぁ!?
花の真ん中に頭を突っ込んでいる。食べているんでしょうねもちろん。
葉や花弁を食べるくらいはよくあることとして、花のど真ん中で、花そのものを食うかよ。
外側の花びらにも食痕がありますが、おそらくこの幼虫の仕業でしょう。
1019_12ootabakoga2
オオタバコガの幼虫だと思います。結構大きいですよ。
1019_12ootabakoga3
結局、頭部は見えませんでした。
珍しい食べ方だなぁ。
幼虫図鑑を調べたら
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/ootabakoga.html

チェリー・セージの花のつぼみに頭をつっこんで食っていた。この加害の様子が特徴的らしい。

花は違いますが「花のつぼみに頭をつっこんで食っていた」とありますので、オオタバコガの幼虫の食べ方はきっとこういうものなのですね。
以前、タチアオイの大きな葉で見かけたことがあって、標準的に、縁からえぐるように食べていましたっけ。
花をまるごと食べちゃうというのもやるんだ。すごいなぁ。

1023_12kibanacosmos1 10.23
ふと思い出して見まわしたら、こんな花が。
これはどう考えてもオオタバコガの幼虫の食痕だろうな。
1023_12kibanacosmos2
物凄い食べ方していますよ。
今回、こういう食べ方を初めて知りました。
もう蛹になったのかなぁ。

ツマグロキンバエ

1019_10tumagurokinbae 2015.10.19
花はコスモスです。
全面的にぶれてしまいました。なんだっただろう、風が吹いたのか。
手ぶれとかではないつもりですが。

1021_7tumagurokinbae 10.21
これは比較的しっかり撮れました。
特徴的な複眼のあたりがはっきり。
ハエ目のハエやアブの触角は「短角」といいます。
そんなところも見えています。

サザンカ

1015_17sazanka 2015.10.15
今季最初のつぼみ。
もう外側の花弁は傷んできています。

1019_14sazanka1 10.19
サザンカ開花宣言!
花弁のボリューム感が足りないけど。最初の花だから、いいや。
1019_14sazanka2
アリはもうそんなことお構いなし。甘い蜜を舐めに来ています。
前の季節でしたっけ、粘稠な蜜に脚を取られて脱出できなくなったアリを見ました。
アリのサイズだと、蜜の粘っこさが致命的に危険。慎重にね。

2015年11月 6日 (金)

ネコハグモ

1019_9nekohagumo 2015.10.19
これはまた、腹部の大きな堂々たるメス。
撮影時も獲物を抱えているようでした。
越冬準備中、でしょう。

1019_13nekohagumo1
線路際のキバナコスモスの実が変。
なんだ?とよく見ればネコハグモが網を張って巣を作ったのです。
ネコハグモにとっては、ここは「すべてがくぼみ」なんですねぇ。
ネコハグモは、葉のくぼみ、人工物の隅、など「くぼみ」を利用するクモです。
このキバナコスモスの実にやってきたネコハグモの目からすると、3次元的にくぼみだらけの空間、に見えたのでしょうね。
なるほど、そういう解釈もありなのか、と私としては苦笑しながら近寄りました。
1019_13nekohagumo2
獲物になったハエがありました。左奥にネコハグモの腹部背面が見えます。
ナルホドねぇ。感心しました。

私としては、トゲトゲの実が中心から立体的に放射状に突き出たもの、と思っていましたが、
球形空間の中に、多数のくぼみが入りこんだ場所、という解釈があり得たとは。
一つの空間もも解釈次第で異なって見えるんですね。

世界は見る目の数だけ存在するのです。

ナンテン

1019_8nanten 2015.10.19
ナンテンの実が少し色づいてきました。
我が家のナンテンは花はいっぱい咲かせるのですが、実が真っ赤になるまで熟したことがない。
今年はどうなるかな、と見ていましたら。

1103_10nanten 11.3
ずいぶん赤くなりましたよ。うれしいな。
マンリョウの実ほどに赤くなるかどうかはわかりませんが、このくらいになれば「赤くなった」といってもいいでしょう。
更に観察を続けます。

朝日

★前の記事と同じく、月曜の朝の話。
朝6時ころ、食卓脇の窓が妙に明るく照らされていました。
東からの光が入る位置ではないのに。
なんだろう?と思っていたら、私より先に猫缶などを資源ごみとして出しに行った妻が笑いながら帰ってきて教えてくれました。
外から見ると、我が家の窓がお日様に照らされている、なんだ?と振り向くと、線路向こうの家のガラス窓に当たった朝日が反射して、我が家の窓を照らしていたのだそうです。
へぇ、そうなんだ、長らく住んでいて、そんな(ことに気付いた)の初めてだなぁ。
と夫婦二人でびっくりしたのです。
で、「みんなの体操」など致しまして、体をほぐしてから新聞紙を出しに行った私。
1019_4asahi_2 2015.10.19
帰り際に、その「光る窓」だけ撮影してきました。
プライバシーの関わりもありますので、家の姿はわからないように、窓だけ撮影。
この撮影時、もう、反射光は我が家の方へは来ていませんでしたけど、出来事の記憶のために。
単純化して考えると、太陽は24時間で360度回って見える。割り算して
「1分で0.25度動く」のです。高度とか方向とか全部勘案すると面倒だから簡略化してしまいました。これ結構速いんですよ。
写真は6時50分の撮影。もう反射光はどこへ行ったやら。
ほんの短時間の出来事なのです。
そして、翌日からもう、この出来事は起こりませんでしたので、ある1日にしか生じない、絶妙の角度と時間、だったのです。

よく古代の遺跡などで、春分の日だけ光がさし込むとか、そういう設計がありますね。
似たような出来事なのでした。
朝日の当たらない我が家の窓に、朝日の反射光が差し込んでくる、というステキな出来事を認識しました。

アサガオなど

1019_1asagao 2015.10.19
(普通の)アサガオ。
どうも、変化朝顔をご紹介することが多くて、またかな、と思われるかもしれません。
線路際の柵にほぼ「自生」しているアサガオです。
新聞紙を束ねて資源ごみとして集積場に置きに行った時の撮影。
1019_2seitakaawadatisou
セイタカアワダチソウが一叢(ひとむら)咲いていました。
もうそういう時期か、と、この時は思いましたが、2,3日後には我が家の前でも咲きはじめました。先入観なしで眺めると、きれいな花です。
1019_3hosihoujaku
ルリマツリ
我が家の玄関前まで戻ってきて。
ずいぶん長い間咲き継いでくれます。
チョウやアブなども来るし、嬉しい花です。
普段私は昼の散歩が主ですので、朝の風景はまた別な味わいです。

ツバキ

1015_18tubaki 2015.10.15
つぼみ。いっぱいあります。
いつも言うように、最初の花は、咲くのに時間を要して、咲く前から傷んでしまうことも多い。
先行するということは、大変なんだな。
今年も順に、咲き続けてくれるでしょう。

キョウチクトウ

1015_16kyoutikutou 2015.10.15
こんな季節につぼみ。鮮烈。
開花することができるでしょうか。

1026_20kyoutikutou 10.26
咲きそうです。

1028_9kyoutikutou 10.28
この花はここまでで終わり。。
でもまあ、頑張るものですね。

もう終わっただろうなどと思っていたら。ゴメンナサイ。
1104_8kyoutikutou1 11.4
上を見ていませんでした。木のてっぺんで咲いている。
この写真で左側の影になっている方の花をアップ
1104_8kyoutikutou2
青空を背景に咲き誇っています。
コントラストが強烈です。
ちゃんと上まで見ていなければなりませんね。ぼんやりしていました。

★時々思うのですが。
よく、単一種の花が何千何万も、一斉に開花して美しいというニュースに接します。
でもね、植物だって「いきもの」だ。個性がある。
早く咲くのもいれば、のんびりゆっくり、季節を外して咲くのもいる。
そういうのも「生物多様性」の一つと言うべきなんじゃないかなあ。
たくさんの種類がいる、ということだけが生物多様性ではないだろうと思うんですが。
いろんなのがいて、みんなそれぞれすばらしい。ね、そういう許容幅の大きさが「多様性」じゃないのかな。
ということで、テレビで、一斉開花、というようなシーンが映し出されると、なんとなく寒々しい気分になるんですよ。
てんでんばらばらこそ美しい。
「一斉に」というのは、ある種「異様だ」と感じます。

人間社会もまた。

ヒヨドリジョウゴ

1015_14hiyodorijougo 2015.10.15
塀の外、電柱のそば、低い位置。
ヒヨドリジョウゴの実です。
まだ緑。そのうち真っ赤になるでしょう。
幼い人が関心を示してはまずいという気がしますので、保育園児が散歩に来るかどうか、様子を見ながら実の成熟を見張りましょう。

モンシロチョウ

1015_11monsirotyou 2015.10.15
体の右横から陽射しを受けるモンシロチョウ。
薄い翅が光を受けて本当に輝ていました。
みごとなものです。きれい。
モンシロチョウやキチョウが、秋も進んできたこの時期にも、まだ元気に活動しています。

オシロイバナの中で

1015_9osiroibana 2015.10.15
オシロイバナの花が終わり、実が熟し、その実も落ちた後です。
ふと見ると、黒いアリが見えました。
え?もう蜜なんかないでしょうに。
更によく見ると、中にアブラムシがいるんですね。
アブラムシは蜜を要求しているのではなく、まだ生きて活動している萼から汁を吸っているわけです。
で、そのアブラムシの排せつ物にアリが来た、ということですね。
あまり意識したことのない出来事でした。

2015年11月 5日 (木)

気温・湿度のグラフ

Kion
2種類のグラフを上下に並べてみました。
日々の気温と日々の平年気温については、上下とも同じです。
違うのは、ちょっと見にくいのですが、細い黒い線。
変動の激しい日々の気温を「均す」ための移動平均の取り方です。
・上はこれまでと同じ移動平均で、ある日の平均値として「前7日+当日+後7日」の15日間の平均を使っています。
当日より「後の7日」も使っているので、ブログで10月が終わった、さあ今月はどんな月だったのか、と書こうと思っても、11月7日までいかないと、10月分が終わらない。半端でね、気力が落ちる。
・下のグラフは、ある日の平均値として「前9日+当日」の10日間平均にしてみたものです。
感覚的には「この十日間(旬)はどうだったかな」という感じ。これなら、月の終わりにすぐまとめができます。
で、上のグラフでは、その違いが見づらいかなと思いまして。
Heinensa
これは平年値からの差だけをグラフ化したもの。
上が前後を加えた15日間移動平均、下は前だけの10日間移動平均です。
平均をとる区間幅の関係で上の方がより滑らかですね。
全体として傾向を眺める分には、ま、大差ないといっていいと思います。

1月は比較的暖かかった。
3月末から4月初めの気温変化は激しかった。
5月が異様に高かったですね。気温の絶対値は5月ですから25℃~30℃というようなところですが、平年値からのずれがすごく大きかった、という意味です。
7月のしょっぱなは、低くなってしまって、不順な夏の始まり。東京の日照時間が異常に少なかったり。
7月終わりから8月初めには、今度は猛烈に暑くなってしまいまいして、猛暑日が連続。
9月、2学期冒頭は授業にならないくらい暑いのが普通なのに、寒い秋の始まり。
9月の終わりごろからは、比較的穏やかな変化、平年値を少し上回りながら推移しています。

Situdo
湿度の変化です。
上下の違いは、説明通り。
このグラフを解説する気にはなりません。ふ~んと眺めてください。
解説してもいいかなというのはこれ↓
Situdoheinensa
これは上は湿度のグラフで、下は平年差のグラフです。
気温の高い時に湿度が低く、気温の低い時に湿度が高いという傾向=二つのグラフの山と谷が反転する傾向が見えますでしょ。
ここでの湿度は相対湿度です。
相対湿度は、ある温度でその空気が含みうる水蒸気の最大量で、実際に含んでいる水蒸気量を割ったものです。
{「量」というのが何かについては、ここでは深入りしません。直感的に「たくさん」「すくない」でいいです。}
温度が高ければ、含みうる最大量が増えます。
空気の入れ替わりはもちろんあるのですけれど、ある大きな空気の塊りの中に入ってしまったら、しばらくは空気中の水蒸気量はそう変わらない。ところが日々の気温は変化する。気温が高いと湿度計算の分母が大きくなりますので、割り算結果は小さくなる=湿度が低くなる、こういう出来事がグラフに表れているのだろうと思います。
{絶対湿度というのがあって、空気中の水蒸気量そのものを示すのですが、それだとまたグラフの様相は大きく変わるでしょうね。}

★これからは、新しい移動平均でのグラフを、「月のまとめ」のように出そうかな、とも思っています。

オジギソウ

1015_7ojigisou 2015.10.15
オジギソウの実。
放射状に生っているようです。
これと球状の花の姿を重ねると、個々の花のようすが想像されます。
なんども「ひとつのはな」を見ようとしたのですが、クリアには見えなかった。
実の姿から想像することになりました。
一応、来年用にある程度は採取しましたが、全部採ったわけではないので、来年はきっと、思わぬところから顔を出すかもしれません。ちょっとトゲが痛いけど、ま、面白い植物ですから、幼い人に見てもらってもいいかな。

オンブバッタ

1015_5onbubatta 2015.10.15
オンブバッタのメスですが、もう寿命いっぱいのところでしょう。
シソをいっぱい食べてくれたよなぁ。
卵はたくさん産んだかな。
また来年、ちびちょいのがわんさか出てくるのでしょう。

★ところで、11月2日の朝日歌壇に
雀蜂がおんぶばったを齧りおり逃れし雄が葉陰ゆ覗く:(福山市)武 暁
こういう歌が載っておりました。
スズメバチが幼虫のためにオンブバッタを捕獲して解体し、団子状にして巣へ持ち帰るところだったのでしょう。
成虫は自分では、獲物を食べません。幼虫に与えるためです。
激しい命の営みですが、どちらも真剣。
肉食性の昆虫を嫌わないでくださいね。
振り返って我が身を考えればわかることです。

上の歌を読みまして、思い出した記事があります。
http://musisanpo.musikoi.main.jp/?eid=888073
「オオスズメバチの肉団子作り」という記事です。
ハラビロカミキリを捕獲して解体している画像があります。
このブログは女性が書いていらっしゃる。透徹した「眼」の持ち主でいらっしゃいます。

(多分)ホシホウジャク

1015_4ga 2015.10.15
食卓のところの窓ガラスの外側、中からガが見えたので、外から回ってみました。
まだいた。
ちょっと小型なのですけど、ホシホウジャクではないでしょうか。
よく見るタイプはもうちょっと焦げ茶色でもうちょっと大きいんだけどな。
生き物のことだから、いろいろあるんだろう、と一応ホシホウジャクかと思います。
幼虫の食草がヘクソカズラだということを知って、納得。今年は例年よりホシホウジャクを多く見た気がします。それもまたよし。

マユミ

1015_3mayumi1 2015.10.15
妻が拾ってきてくれたマユミの実。
ずいぶん熟してきています。
1015_3mayumi2
この間、テレビでマユミの実がものすごくいっぱい熟して、木全体が赤く見えるような映像を見ました。
あそこまでものすごくはなりませんが、このマユミも、もっと鮮やかな赤になりますよ。
マユミで画像検索してみてください。

ヒャクニチソウ

1015_2hyakunitisou 2015.10.15
説明は要りませんね。
花とぬくもりを楽しんでください。

ヒメヒラタアブ

1014_9himehirataabu1 2015.10.14
絵になるなぁ。
クマバチのような無茶苦茶さ、滑稽さはない。
花びらに影を落としています。
花粉が少し散っています、他の昆虫も訪れているのでしょう。
1014_9himehirataabu2
接近を許してくれまして、美しいポーズ。
もう一枚、と迫ったら
1014_9himehirataabu3
飛ばれてしまいました。
美しいコスモスの花が残りました。

ツマグロヒョウモン

1014_7tumagurohyoumon 2015.10.14
翅がもうぼろぼろです。
鳥にかじられたかな、とも思いますが。
日向ぼっこですね、体温を上げている。
飛べるのかなぁ、大丈夫かなぁ、と思いつつこの場を離れて散歩続行。
1014_10tumagurohyoumon
ちょっと離れた木の葉の上。私の伸長ぐらいの高さ。
翅の様子だと、最初の写真の個体と同一個体じゃないかな。
飛べるんだ、よかったね。
家の庭のあちこちにあるスミレに産卵してくれていいよ。
たくさん産んでいいよ。

とまあ、そんな声をかけたせいかどうか、現在、10匹近くの幼虫を育てています。
賑やかですよ。

クマバチ

1014_6kumabati1 2015.10.14
何度も登場しますね。
1014_6kumabati2
大型でまっ黒で羽音も大きく、迫力があるのですが、その一方、どこか愛嬌があってみていておかしいんですよ。
大きな体で、花の中に体ごとむちゃくちゃに突っ込んでいく。
見かけるとどうしても撮りたくなります。
タチアオイの花に突っ込んでいくときは、花粉のシャワーを作りますが、ホトトギスではそうもいかない。花の口が小さい。
頭を突っ込むのがやっとですね。
ダメな場合は、花の外から蜜のある辺りをかじって穴を開けることもありますよ。盗蜜といいますが。
すごいやっちゃ。

シロスジヒメバチ

1014_4sirosujihimebati1 2015.10.14
以前、何度か見たことのあるハチ。その場では思い出せませんでしたが。
http://www.hegurinosato.sakura.ne.jp/2bangura/vi_hachi/shirosujihimebachi.htm

シロスジヒメバチ Achaius oratorius albizonellusa
ヒメバチは似たものが多く種名が判らないことが多いのですが、背模様がはっきり見えたので名前が決まりました。
シロスジヒメバチはオスとメスでかなり紋様が異なるようです。一番目立つ違いは触角中頃に白紋があるのはメスで、オスにはそれがありません。

そうか、シロスジヒメバチだ。上の記述によれば「触角中頃に白紋があるのはメス」ということなので、私の撮影したのはメスですね。
1014_4sirosujihimebati2
触角の白紋は5節あるのかな。
1014_4sirosujihimebati3
脚の白紋も特徴的ですね。
ヒメバチといえば寄生性。
ガの幼虫に産卵するのかな。
「ヒメ」といいながら、このハチは大柄でして、普通のヒメバチのイメージとは違います。

検索してみたら、私は過去に何回もこのハチの記事を掲載していました↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_6eee.html
2008年5月15日 (木)「シロスジヒメバチ(?)」
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-99d6.html
2009年5月 7日 (木)「シロスジヒメバチ」
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-99d6.html
2010年7月21日 (水)「シロスジヒメバチ」
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-99d6.html
2013年7月15日 (月)「シロスジヒメバチ」

しばらくご無沙汰だったようですね。
これまでの記事は夏前から夏。
今回は秋。
産卵期としてはそろそろ終わりも近かったでしょう。
秋は急速に深まります。

2015年11月 4日 (水)

実用的ではないな

★「大黄金展」というのがあったようで。

純金バルタン星人、1080万円 新宿高島屋(2015年10月15日16時30分)
 新宿高島屋(東京都渋谷区)で15日、純金製の「バルタン星人」が発売された。光り輝く姿に見入った客を、両手のハサミをあげたポーズで威嚇していた。
 ・・・

私は世代的にバルタン星人とは無縁でして、それが純金であろうとなかろうと一切関心はないのですけど・・・
この展覧会の新聞広告にちょっと気になるものがありました。
いえ、欲しいとか買いたいとかいう関心ではなくって。
理科爺さんとしての関心。

・18金のお鈴(おりん)も載ってましたが、これは一応、仏壇に置いて、ち~んと鳴らすのですから「実用品」かな。
24金では柔らかくて、佳い音が出ないんです。で、18金にして、固くしてあるのですね。
・「純金の湯呑」も掲載されておりました。これが「使えねぇな」なのです。
Yunomi2
6,415,200円
だそうです。恥ずかしながらワタクシ、3桁区切りでは読めない。
641,5200円と書くと、読めます。ふ~ん。
高っけぇ。
これは使えねぇなぁ、というのが私の感想。
こんなもん、私には買う趣味も資産もないのですが。
いや、買う人だって、この湯呑で煎茶を飲もうとは思わんでしょう。
玉露を飲むなら、杯状の小さな茶碗がいい。
抹茶を飲むなら、でかい椀がいい。
となると、煎茶?番茶?ほうじ茶?まさか。
きっと大事に飾っておくんでしょうね。

★理科爺さんとしては「これは湯呑としては使えない」と思います。
何を言いたいかというと、金は熱伝導率が大きすぎる。のです。湯呑としては。

熱伝導率という概念自体は「熱の伝えやすさ」ですから、小学生でもわかる。
熱の伝わり方「伝導・放射・対流」なんて習うでしょ。
これが、きちんと定義しようとすると結構厄介。

熱伝導率=熱の流れに垂直な単位面積を通って単位時間に流れる熱量を,単位長さあたりの温度差(温度勾配)で割った値。
Netudendouritu
説明しません。ふ~ん、そんな単位になるのか、でいいです。この数値が大きければ熱を伝えやすいのだし、小さければ熱を伝えにくいのです。
{一言・二言だけ:W(ワット)=J(ジュール)/秒 を使って式を変形しています。Kは絶対温度ですが、絶対温度でも目盛り幅は摂氏温度と同じですので、安心してください。}

★さて、熱伝導率の具体的な値を見てみましょう。ウィキペディアから。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%B1%E4%BC%9D%E5%B0%8E%E7%8E%87
一般的な材料の室温付近での熱伝導率

材料                        熱伝導率(単位: W・m^-1・K^-1)
カーボンナノチューブ(C)  3000 - 5500
ダイヤモンド(C)              1000 - 2000
銀(Ag)                          420
銅(Cu)                          398
金(Au)                           320
アルミニウム(Al)             236
シリコン(Si)                    168
人造黒鉛(カーボン)(C)   100~250
真鍮                               106
ニッケル                           90.9
鉄(Fe)                             84
白金(Pt)                          70
ステンレス鋼                     16.7 - 20.9
水晶(SiO2)                        8
ガラス                                 1
水(H2O)                            0.6
ポリエチレン                        0.41
エポキシ樹脂                       0.21
シリコーン(Qゴム)               0.16
木材                                   0.15 - 0.25
羊毛                                   0.05
発泡ポリスチレン                  0.03
空気                                   0.0241

理科年表 第84冊 物54(410)

追加で、理科年表第88冊 2015年版から引用

チタン   26   (0℃で)
磁器       1.5(常温で)

ガラスのコップや磁器の湯呑なら「1」程度。金だと「320」です。
2桁も違う。

人間には2種類の「湯」がありまして。
風呂なら40℃程度。
飲むなら60℃程度。
他の動物でも、40℃の湯が体にかかってもまあ平気でしょうが、60℃の湯に接したら危険を感じて避けるでしょう。
多分、人間は加熱調理を行うようになって、口からとりいれるものについては、許容温度が上がったのではないですか。

さて、お茶でも飲みますか。ポットから90℃程度のお湯を、茶葉の入った急須に注いで、適当な時間の後、湯呑に注いで「どうぞ、粗茶ですが」
まだ70℃やそこらはあるだろうな。
60℃であっても、金の湯呑では熱くて持てません。
ふーふー冷まして、40℃くらいにしてから、手に取って口をつけて、やっと飲める。
口に入る飲み物としては、ぬるいよなぁ。{玉露ならそのくらいの温度かもしれませんけど}

★私のクレームはお分かりいただけたと思います。
金は熱伝導率が大きすぎて、熱いものを飲むには適さないのです。
湯呑、茶碗、皿など、熱いものを入れる食器が陶磁器やガラス製なのはこういうわけなのです。熱伝導率の小さな材料でできているのですね。
熱々の飲み物が入っていても、持てなきゃ仕方ない。
他方、調理の道具は、熱源の熱を具材に素早く伝える必要があるものでは、金属製ですね。
ゆっくりでいい時は、土鍋などのように、熱伝導率の小さいものでもいい。
使い分け。

熱伝導率の表を見ますと、銀や銅は金よりもは熱を伝えやすい。
銅は錆びるので、食品関係にはあまり使いませんが、銀の食器はありますね。
銀のスプーンで熱いスープを飲むのは要注意かも。
アルミニウムも結構熱を伝えやすい。で、冷凍食品の自然解凍用の台に用いたりしますね。もちろん鍋にも。
ステンレスは1桁熱伝導率が小さい。で、ステンレスの浴槽、というものもありうるわけです。
いくら金持ちでも、金の浴槽なんか作った日には、湯が冷めやすくってかなわないでしょう。

意外なのはダイヤモンドの熱伝導率の大きさ。
ガラスより1000倍も大きい。

ここでちょっと、演習問題。
問い:20℃の部屋の中に、ずっと一緒に置いておいた木の机と鉄のハサミ。
当然、温度は両方とも。20℃のはず。では、手で触ったらどちらが冷たく感じますか?

答え:鉄のハサミ。
触った時に感じる「熱さ・冷たさ」というのは、その物体の表面温度そのものではないのです。
熱を伝えやすい物体だと、接触した手の表面の皮膚から熱がどんどん逃げる。それを人間は「冷たい」と感じるのです。
木の机は同じ温度ですが熱伝導率が小さいので、手の熱が逃げない。で、そんなに冷たく感じない。

では。
ダイヤモンドと、ガラス玉を持ったら、どっちが冷たく感じますか?
もうお分かりですね、ダイヤモンドが冷たく感じるのです。
唇やその周辺はとても敏感ですから、唇にダイヤとガラス玉を当てると区別が楽そうですね。
ダイヤモンドとガラス玉を冷蔵庫で冷やしておいて、取り出すと・・・
両方とも表面に微細な水滴が凝縮して曇りますが、ダイヤモンドの方はすぐ室温にあたたまり曇りが消える。ガラス玉はなかなか暖まらず曇りが消えにくい{のだそうです。やったことないけど。}

話が変わりますが。
★NHKの朝のニュース番組の中「まちかど情報室」というのがありまして。
2015年10月19日(月)の放送分で、「体温が伝わって冷たいバターもカットしやすいナイフ」というのが紹介されていました。材質は銅合金(チタン加工)だそうです。

それねぇ、体温が伝わるのかなあ。そうなら、手がすごくヒヤットするはずですが、そうなのかどうかは聞き逃しました。
むしろ、室温が伝わりやすいのじゃないかなぁ。室温はおそらく20℃は超えてるでしょ。空気の方が大容量熱源になるという気がしますが。

★銅製だから、熱が伝わりやすい、と思うでしょうけれど・・・。
昔、化学教師現役時代。
銅の針金(太さは1mm程度)を、直径7~8mmのガラス棒に巻いて、長さ3cm位のコイルを作り、柄として長さ20cm位の針金を真っ直ぐに延ばしておきます。全部銅製ということになります。
この銅針金の柄の部分をもって、バーナーの炎に入れると、酸化炎のところでは黒く酸化されます。還元炎に当たった部分は還元されてピンクといっていい金属の銅の色が観察できます。これを、各班でやらせる。
生徒は、銅の針金なんか持ってバーナーで焼いたら熱いでしょ、やけどしない?と騒ぎます。
私、熱いかもね。もし熱かったら、直ちにその場で手を離してどうの針金を机の上に落っことしな。机が焦げるほどのもんじゃなし。投げるなよ絶対、それは危険だから。素直に落っことせばいいんだよ。
さ、やってみよう!
だ~れも落っことしたりはしないのですね。生徒は意外そう。
手に熱が伝わってくる前に、大部分は空気中に逃げてしまうんですねぇ。
同じ実験を、年配の先生がやっておられましたが、一生懸命に木の棒の柄をつけていた。ご自分でやったことがないんだな、ということが同僚の私には伝わってしまう。ま、実験というものはやってみないとわかりません。

★これ、逆に、銅製のナイフを3~4℃のバターにくっつけるというシーンで考えてください。
おそらく、バターの「冷」は手まで来ないで、空気中に逃げると思うんですよ。

熱が伝わるのと、マイナスの熱=冷が伝わるのと、考え方としては向きが逆なだけで同様に考えられるのです。
もちろん熱は原子分子の運動エネルギーですから、マイナスの熱というものはありませんが、定性的に考察する場合には冷というものの伝達と考えてもいいのです。

★まあ、どうでもいいんですけど。
頭でっかちはいけません。
昔から、バターをスムーズに切りたかったら、ナイフをお湯にちょっとつけて切ればいい、といってたはずですよね。
古い技です。

{もいっちょ余談}
夏場、氷柱の前に立つと、対流というのではなくて、冷気が放射されてくるように感じませんか?
「冷の放射」って変な気がすると思いますけど。
熱放射の主要部分である赤外線について考えましょう。
電気ストーブから赤外線が放射されてくれば「熱放射」ですね。あたたかい。
赤外線を見ることのできる生物がいるとして。
この生物の目には、電気ストーブは明るく輝いて見える。
では、この生物が氷柱を見るとどうなるでしょう。
氷柱からは赤外線が出てこない。だから、氷柱の赤外線色は「黒」なんですね。
そこから赤外線が来ないのだから、熱が来ない。これが「冷の放射」という感覚になるのです。

貯食

★NHKのニュース↓

ニホンリスが冬支度 岩手・滝沢
10月29日 0時14分
 厳しい冬を前に、リスが木の実を集めておく冬支度の行動が、岩手県滝沢市の公園で見られ、かわいらしい姿が訪れた人たちを楽しませていました。
 リスは体長が20センチほどになる二ホンリスで、夏の間は赤茶色の毛をしていますが、冬になると灰色に生え変わるのが特徴です。
 岩手県滝沢森林公園の中のネイチャーセンターでは、冬を前にしたこの時期、頭や背中が灰色の毛に変わってきている二ホンリスを見ることができます。
 リスは食料が不足する厳しい冬を前に、地面を掘って木の実を隠す「貯食」と呼ばれる行動を取ることで知られています。この公園のニホンリスも、クルミが落ち始めた先月上旬から「貯食」を始め、この日も、木から下りてクルミを見つけては、器用に割って食べたり、茂みに隠したりしていました。
 ・・・

参考サイト↓
https://www.ffpri.affrc.go.jp/pubs/seikasenshu/1994/p04.html
「小型の無線発信機(本体約2g)を木の実に付け,運ばれた位置を受信機で探索」という研究。すごいことを考えますね。
「秋にリスは156個のクルミを運んだが,このうち42%はすぐに食べ,58%は貯食した(地面に47個,樹上に44個)。このうち39%(61個)は後日リスが食べ,12%(19個)はアカネズミが盗んだ。樹上に貯食したもののうち8 個は落下した。結局,7%(樹上から落下した 8個と地面の3個)は5月まで地上に放置され, 発芽の機会を持った」
ということです。

http://www001.upp.so-net.ne.jp/risu/kaikata/ciyosiyoku.htm
このサイトに面白い話が紹介されていました。

はるか昔、リスと木の約束・・・・・・・

「あなたたちリスは、私たちの木の実を地面に埋めてください」
「そのかわり、すこしのお礼をさしあげます」
「木の実を100個、地面に埋めたなら、そのうち95個は食べてもかまいません」
「でも残りの5個は食べないで、埋めたままにしておいてください」
「その5個の実の私たちの子孫が、やがて大きな木になるように・・・・・・・・」
(シートン動物記・旗尾リスの冒険)より

このリスと木の約束は、いまもなお続いています・・・・・・・・

なるほどねぇ。7%と5%か、ほぼ同じ。いい見積もりですねぇ。
リスが「忘れちゃう」というのがまた、いいんですよね。
「完璧」なんてのはいけないんです、っ。
適当に、まあまあ、ほどほどに。
生きやすい方がいいでしょ。

★リスの貯食行動に基づく英語。(以前にもご紹介したことがありますけど、重複して。)

時事英語に挑戦:squirrel away (朝日新聞 2011/09/24)
 Tens of billions of dollars in assets held by Gadhafi's regime were squirrel away in foreign bankas.= AP
 squirrel(リス)にawayがついて動詞になると、金品などを「隠して蓄える」の意味になる。リスの特徴を反映した面白い表現だ。例文は、民衆蜂起で42年に及ぶ独裁政治に終止符が打たれたリビアのカダフィ大佐に関する記事から。
 [訳]数100億ドルに及ぶカダフィ政権の資産が外国の銀行に蓄えられていた。

squirrel
 {名詞}動リス;リスの毛皮.
 {動詞}(他動詞)ため込む.
  パーソナル英和辞典より引用

http://ejje.weblio.jp/content/squirrel+away
squirrel away
【動詞】
1将来の使用などのために貯蓄する
(save up as for future use)

動物の行動をよく見ていますね。

★日本語にしちゃいましょうか
「栗鼠る(りする)
とか。

「そんなに栗鼠っても、結局使いきれないよ」とかね。

シラホシカメムシ

1014_2sirahosikamemusi 2015.10.14
多分ムラサキシラホシカメムシ(別名ツヤマルシラホシカメムシ)だと思うのですが。
シランの葉でしたか、歩いていきました。ピントが合わなくって焦った。

マルシラホシカメムシという似た種もありまして、いつも決定できない。
白い点のあるカメムシだ、という認識で止まったままです。ナサケネー。

ネコハグモ

1013_8nekohagumo 2015.10.13
カエデの葉です。
メタリックな輝きが眼に入って、おや?と思ったのですが、ハエでした。
このハエ、もう死んでます。
もう一匹、獲物がかかってますね。
クモ本体が見えなくて、どうしたのだろうと思っていたら。

1015_8nekohagumo 10.15
奥の方に見えました。
クモの体と比べると、獲物はずいぶん大き目。
効率のよい狩りをしているようです。
冬が来るもんな。頑張らばなくっちゃ。

ギンメッキゴミグモ

1013_7ginmekkigomigumo1 2015.10.13
四角い網だ!?
中央の点と辺の中点・頂点を結ぶ線、計8本あるみたい。
幾何(図形)の問題でも解いているのか?
1013_7ginmekkigomigumo2
いや、食事中のようです。
1013_7ginmekkigomigumo3
獲物が何かはわかりません。

1024_7ginmekkigomigumo 10.24
幾何の問題は難しいらしい。補助線を引いたり、難問に挑むクモです。

1031_6ginmekkigomigumo 10.31
普通の網、っぽくなってきました。
問題が解けたのかも。
幾何学に王道なし。一歩ずつ挑戦することが大事。

ヒメヒラタアブ

1013_6himehirataabu1 2015.10.13
ぶれぶれでスミマセン。面白い動作をしていたものですから。
背中の掃除なのでしょうか、それとも、脚のごみを払うのに背中側で払っているのか。
1013_6himehirataabu2
これは翅の裏側をこすっているように見えましたが。
頭も掻いているようでもあるし、とにかくまあ、体を入念に掃除しておりました。

ヤブガラシ

1013_5yabugarasi1 2015.10.13
ヤブガラシの実が大分熟してきました。
1013_5yabugarasi2
かなりの部分は落ちますが、それでもいっぱい熟します。

1029_12yabugarasi 10.29
いい色になったでしょ。

虫に好かれるヤブガラシ。
地味ですが好きな植物です。

ホシホウジャク

1013_3hosihoujaku1 2015.10.13
ホシホウジャクがホバリングしながらランタナで蜜を吸う。
飛び回るので、なかなか撮影しづらいです。
ホバリング状態で、脚は完全に腹部に惹きつけて、口吻だけを長く伸ばして蜜を吸います。
オオスカシバの場合は、前脚2本を対象の花にかけた状態でホバリングし、蜜を吸います。
いろんな流儀があるようで。
1013_3hosihoujaku2
翅を高速ではばたきながら体を空中に固定する、その様子ががよくわかります。
すごい飛翔力だよなぁ。

アオスジアゲハ

1013_2aosuji 2015.10.13
翅がぼろぼろになっています。
生きられる限りはちゃんと生きるんです。
人間の俗世より、はるかに清らかな悟りの世界ですよ、虫の世界は。
1013_4aosuji
注意して見ていただくとわかりますが、脚の間に深く頭が降りている。
つまり、深く口を突っ込んでいるのです。
ぶれていなければもっとわかりやすかったでしょうけれど、ご勘弁ください。

1014_5aosujiageha_2 10.14
真ん丸頭に、真ん丸おめめ。
かわいいですね。

大田区はアオスジアゲハを増やすといってますからね、我ら夫婦なんか先駆者ですね。

★朝日新聞の読者投稿欄「ひととき」

アオスジアゲハの里に(2015年10月24日05時00分)

 アオスジアゲハの幼虫を見たことがあるだろうか。ほぼ全身きれいな緑色で、アゲハチョウの幼虫よりいくぶん丸みを帯びた感じ。大変かわいらしい。さなぎは透明感のある緑色で、ここからあの黒っぽいチョウになるのが不思議なほどの美しさである。
 以前は庭のクスノキによく幼虫がいたが、ここ10年ほとんど見なくなった。親であるアオスジアゲハもごくたまにしか飛んでいなくて寂しい思いをしていた。
 先日、出先の道端でクスノキの小木を見かけた。まさかと思いながら探すと、驚いたことに、まだ数ミリ程度のが2匹いた。「こんな所にいるとハチにやられちゃうよ。うちにいらっしゃい」と話しかけながら葉っぱごと連れ帰った。
 幼虫は大きくなると葉っぱの3枚や4枚はすぐに食べ尽くす。幸い庭のクスノキの葉はたくさんある。これからは出かけた先々で見つけたのをみんな連れてきて1匹残らず大事に育て、やがて羽化した成虫を次々と空に放ち、うちの近辺をアオスジアゲハの里のようにできるといい。
 今、飼育ケースでは、その後また別の場所で見つけた1匹が加わって3匹が元気に育っている。

愛知県の女性でいらっしゃいます。
こういう投書に接すると嬉しくなります。
寄生のこともご存知です。透明感のある緑色の幼虫、木の葉に擬態したと思われる蛹。
みんなご存知のはず。うれしいな。
終齢幼虫がバリバリ音を立てて葉を食べる、元気元気、の音。
お仲間がいて心浮きたちます。
我が家でも、冬越しの蛹になるべく、現在成長中。
楽しいですね。

マルカメムシ

1012_10marukamemusi1 2015.10.12
コスモスの葉で。
初め腹側しか見えませんでした。
1012_10marukamemusi2
なんとか背側を見せてくれまして。
そうか、マルカメムシなんだ、と判明。
こういう時に、手で草を曲げて背中を見ようとすると、コロンと落ちてしまうこともしばしば。
風で大きく激しく揺れても何ともないのに、手で揺らすと感じ取るのですね。
何か振動のパターンが異なるのでしょう。じっくり待つのがいい。

丸っこいけど、全体としては四角いですね。
成虫で越冬だそうです。その季節も近づいてきました。

2015年11月 3日 (火)

キンケハラナガツチバチ

1012_13kinke 2015.10.12
キンケもヒメも、キバナコスモスが大好きです。
腹をぎゅっとまげて花を抱え込んで蜜を吸います。(舐めてるのかな?)

1020_9kinke1 10.20
この格好、すごいでしょう。
うっかりすると、何がなんだかわかりにくいかもしれませんね。
1020_9kinke2
こんな具合の姿です。
日が照って、気温が上がればまだまだ姿を現すと思います。

2015年11月 2日 (月)

ご用だ!

1012_8karasuuri 2015.10.12
カラスウリの捕物。
がっしりと縛り上げてしまいました。スゴ。
「白状せい」

註:「白」には「もうす」という意味があります。
ですから「告白」は「つげ・もうす」なんですね。
「白(しろ)を告げる」わけじゃないんです。
案山子白(かかし もうす)なんて結句、粋がって使ってみませんか。

1030_11karasuuri1 10.30
その後どうなったんだ?と見にいったら。
縛られたまんま。
1030_11karasuuri2
固く縛られてます。
でも、生きるという活動上は差支えがないらしい。
しぶといもんだ。


ハエ

1012_6hae 2015.10.12
電柱にハエが6匹止まっていました。
で、つまんないことを思いついてしまった。

かえるぴょこぴょこみぴょこぴょこ 合わせてぴょこぴょこむぴょこぴょこ

「かえる」を「ハエが」に置き換えて。
「ぴょこぴょこ」を(何にしますかね)「ぶんぶん」にしましょうか。

という、我ながらあほらしい思いつきなのでした。くっだらねぇ
{早口言葉になんかなってません。スラスラ言える。}

一回しか「ぴょこぴょこ」といってないのに、どうして「み」なんだ?
6回「ぴょこぴょこ」と言ってないぞ。
「ぴょこ」だけ感情すると、8回言ってるみたいな気もするし。
ナゾだ。

早口言葉の最高難度のものをご紹介しましょう。
ぱみゅぱみゅ ぱみゅぱみゅ み ぱみゅぱみゅ あわせて ぱみゅぱみゅ む ぱみゅぱみゅ

挑戦してください。

ホシホウジャク

1012_3hosihoujaku 2015.10.12
玄関を出たら、近くのどこかにいたらしく、ガが飛んで、イチイの木の陰の方に入っていきました。
それ以上には飛んではいない、とほぼ確信できたので、そ~っとガが回っていった側を覗き込んでいったら、いました。
ホシホウジャクですね。驚かせてまた飛んでしまわないように、そっと近づいて撮影。
すぐに離れました。
1012_4hosihoujaku
ホトトギスの方へ歩いていったら、またホシホウジャクがいました。
ホバリングしながら蜜を吸っています。
飛ぶと黄色が目立つようになるガなのです。止まると地味。
1012_5hosihoujaku
で、ぐるっと回って戻ってきたら、さっきの場所にまだホシホウジャクがいる。
同じ位置だと思います。ということは、ホトトギスの花で見かけたのは、この個体とは別個体だったのですね。
短時間のうちに2個体を見たようです。
そういう季節なのでしょう。

ちなみに、ホシホウジャクの幼虫の食草はヘクソカズラだそうです。
そうなのか、家の前のあの辺で育ったのかもしれない。
家の子、なんだなぁ。

ヤブガラシ

1012_1yabugarasi 2015.10.12
第二京浜沿いの店に買い物に行きましたら、ヤブガラシが咲いていました。
ごく普通の眺めなんですけど。
私は、あれ?

1013_9yabugarasi 10.13
これが自宅のヤブガラシの花。
今の時期もう花は少なくて、しかも我が家のヤブガラシの花はあまり赤くない。
実(み)は稔りつつあるんです。
なんだかなあ。こういう花もあるんですよね。困惑。

コスモス

1011_1cosmos 2015.10.10
2mを超える草丈に立ち上がったコスモス。
まるでタチアオイのよう。
私の頭の上ですもんね。
お見事。コスモスってがっしりとタフですよ。
ルコウソウなんかの支柱になったりもします。

ヨモギエダシャク

1010_14yomogiedasyaku1 2015.10.10
コスモスの葉にいました。
コスモスじゃあ枝には見えないけどね。
葉になら見えるかもね。
1010_14yomogiedasyaku2
見つかっちゃった、とΩ形になって固まっています。
1010_14yomogiedasyaku3
しばらくして緊張がほどけたら、コスモスの葉を食べ始めました。
何でも食べるシャクトリムシです。

ブドウ

1010_7kyohou 2015.10.10
巨峰なのですが、色があまり濃くなりません。
でも、柔らかく熟した実はとても甘い。
小さくて緑っぽくて硬い実は、砂糖漬けにしたり。
酸味も強いけど、おいしいですよ。

★私がつくる「得意おやつ」:プレーンヨーグルトに自家製のジャムなどを適当に混ぜ、牛乳を加えてよくかき混ぜて、飲むというか食べる。
これ最高。お試しあれ。毎日コーヒータイムにこれを作って二人で食べてます。
自家製マーマレード。自家製カリン・ジャム。自家製ブドウの砂糖漬け。自家製リンゴジャム。・・・
何にもない時は、プレーンヨーグルトと牛乳を均一に混ぜて飲むのもおいしいです。ミカンジュースくわえたり。
ナンダっていいんですね。自由自在、無手勝流。
健康的でしょ。

ラッキョウ

1010_6rakkyou 2015.10.10
放置して忘れていたラッキョウにつぼみがついている、と妻。
プランターに集めました。
1010_17rakkyou1
ほら、こんなになっている。
1010_17rakkyou2
いいですね、ニコニコ嬉しくなる姿。

1023_1rakkyo1 10.23
咲きました。
1023_1rakkyo2
葯のない、白くて先が細いのがメシベですね。
1023_1rakkyo3
奥の方に、緑色の子房も見えます。
1023_1rakkyo4
これから次々咲きそうです。

1026_3rakkyou1 10.26
どんどん増えてます。
1026_3rakkyou2
咲いてからしぼむまでの期間がずいぶん長い花です。

1028_2rakkyou 10.28
メシベががっしりと目立ちますね。

ラッキョウの花というものを見てみたいね、と初めてやった時には、ビギナーズラックで花を見ましたが、その後うまくいかなくてずっと花とは縁遠かったのですがやっと咲いてくれました。
かわいい花です。食品スーパーは「種苗店」でもありますので、トライしてみてください。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/post-148d.html
2010年11月 1日 (月)「ラッキョウの花」
↑始めて花を見た時の記事です。

電バス新聞

1010_5denbas1 2015.10.10
東急電鉄の「電車とバスの博物館」の企画。
小学生が書いた記事。中で私の目を引いたのは
1010_5denbas2
これ。
ホーム進入時「65km/h」に驚きました。これは東横線などでしょうね。
東急多摩川線だと、ホームは短いし、進入速度は40km/h位だと思います。

v=65km/h{÷3.6}≒18.1(18)m/s
です。
S=200mで停止する、加速度を求めてみると。
a=(v^2)/(2S)=(18×18)/(2×200)=0.81
なるほど、このくらいだと、あの停止時の踏ん張りの感じになるのですね。
電車はバスより停止時の加速度が小さい、私のような障害者にはバスより電車が楽です。
普段、多摩川線に乗っていますと、山手線などがものすごく「荒々しく」感じます。
ホームに入ってくるときのスピードがすごいもんな。
多摩川線は穏やかです。

★ところで、電車でもバスでも、停車してから立つように言われますけど。
あれ、苦手。
加速度のない、等速走行時に立ち上がって、ちゃんと踏ん張れるようにつかまり構えて、それから停車の加速度に対応したい。
立ち上がってから、腰を真っ直ぐにし歩ける状態になるのに、一呼吸二呼吸かかるんですよ。
とてもじゃないけど、止まってから立つというのは心理的負担が大きくてかなわない。
いろんな事情があるので、許容してほしいなぁ。
私を見かけると、席を譲ろうとしてくださる方もいて、ありがたいのですが。
私、立ったり座ったりするという動作そのものが辛い。短距離・短時間ならじっと立っている方が楽なんです。
「次で降りますので」とお断りして、降りる駅じゃないのに降りてしまうこともある。
いろんな事情があるのです。

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