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2015年10月 5日 (月)

ナガエコミカンソウ

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/10/post-9ae9.html
2015年10月 1日 (木)「オオニシキソウ」
↑この記事に、kankikoh さんからコメントをいただきました。いつもいろいろ教えてくださる方でして、ありがたい、の一言です。今回もありがとうございました。

オオニシキソウではないように思います。
以下のやつかも?……ナガエコミカンソウ
http://www.plantsindex.com/plantsindex/demo_html/demo_db/result31471.htm

リンク先から引用します。

この仲間の別の種(草本に限る)は,すべて花柄がごく短く葉の下に隠れるようにつくが,ナガエコミカンソウは花柄が長く,熟した果実が葉の上に乗るような形になるのが大きな特徴。

そうなんですよ、コミカンソウは「花柄がごく短く葉の下に隠れるようにつく」のです。で混乱をきたしました。{言い訳}
この際、ということで、改めて2日に全部撮影してみました。

↓これが問題のナガエコミカンソウ。
1002_16nagaekomikansou1 2015.10.2
全体としてみるとこんな風
1002_16nagaekomikansou2
実のつき方を見るとこうです。

1002_13konisikisou1
これはコニシキソウですが、低く這っているので、他の草に負けて隠れてしまっていましたので「発掘」。周囲の草を除けました。
1002_13konisikisou2
実のつき方はこんな具合。

1002_9komikansou1_2
これがコミカンソウ。もう黄ばんできましたが、葉のつき方など、比較してください。
立ってます。
1002_9komikansou2
「表」側から見ると、茎の向こうに実が見える。
1002_9komikansou3
「裏」側から見るとこうなっている。
1002_9komikansou4
「横」ではこうです。

実のつき方は、ナガエコミカンソウとはまるっきり違います。
ということで、ナガエコミカンソウを見つけて、見かけ上はコニシキソウの方に近いかな、と感じたわけです。
コニシキソウの仲間を探してみると、オオニシキソウくらいしかなかった、という消去法でたどり着いたのでした。
でもなぁ、なんだか違うような、違和感があるなぁ、とは思っていたわけです。

先のコメント文中のリンク先からまた引用。

琉球ではかなり普通に見られるが,本州でも関東以西でポツポツ報告がある。都内では最近増加しているという情報もある。

そうか、我が家も都内だからなぁ。

http://lab.nagoya-su.ac.jp/~murakami/articles/Phyllanthus/phyllanthus3.htm
きしわだ自然友の会会誌Melange 6(4): 1. 2007年
大阪の暑さは温室並み?

 私がこの植物に関心を持った理由は,日本の温暖な地域を中心に,かなりの速度で分布拡大しているということと,温室雑草(花卉や果樹を育てるための温室内に生育する雑草)という特徴からです。
・・・
それにしても、最近になって急にナガエコミカンソウやイヌケホシダのような温室雑草が都市部で目立つようになった理由の一つには、ヒートアイランド現象と地球温暖化による都市部の気温上昇が、何か関係しているのではないかと思います。
・・・
温室雑草が大阪の都市部に生育するようになっても不思議ではないように思えます。都市内に移入し,増加しつつある雑草の姿を見ると、今や大阪は温室並みに暑くなっていると言えるのかも知れません。

東京も猛暑日が増えました。

★長々と「言訳」を並べたてました。
結論:我が家に今年やってきて、これまで私がオオニシキソウといっていたものはナガエコミカンソウでした。

★ところで、参考までに。
1002_8ojigisou
これ、オジギソウです。
去年、コニシキソウやコミカンソウが我が家周辺に姿を現した時に、第一印象は「ん?オジギソウ?いやなんだか違うなぁ」だったのです。
オジギソウの個々の小さい葉は「複葉」です。
複葉が集合したひとまとまりが小葉。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%B8%E3%82%AE%E3%82%BD%E3%82%A6

葉は偶数二回羽状複葉であるが、羽状に小羽片を並べた小葉が四枚、葉柄の先端にやや集まってつく特徴がある。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%82%A6
コミカンソウ

葉は長さ1センチ前後の長楕円形でほとんど無柄。直立茎では下部にのみやや大きい葉が着き、上部では鱗片状に退化しているが、小枝には左右2列に分かれて密に互生し、小枝は羽状複葉のように見える。また小枝の葉は就眠運動し、夜には2列が上側へ閉じる。その点でもマメ科植物の複葉に似ている。

↑こういう記述もありまして。なんとなく雰囲気が似ている、ということは確かなんですね。
いやはや、お騒がせしました。
kankikoh さんありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

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