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2015年9月 4日 (金)

お彼岸が近づきましたね

0903_16higanbana1 2015.9.3
昨日、ヒガンバナの花芽が立ち上がっていることに気付きました。
まあ、律儀なものですね。
もうすぐお彼岸ですよ。
0903_16higanbana2
花の予感まで漂わせています。

以前にも引用したように思いますが、日本植物生理学会のHPから引用します。
http://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=1082

先日ヒガンバナの開花について回答をおくりましたが、その後ヒガンバナ科の植物について専門に研究なさっている、大阪府立大学大学院生命環境科学研究科の森源治郎先生にくわしく回答を作成していただきましたので、あらためておくります。

回答:
 『 彼岸花はどうやって季節を知るのですか?』について私の考えを述べさせて頂きます。
1.ヒガンバナは普通9月中・下旬に開花し、開花後に葉を地上に展開させ、翌年の5月中・下旬に葉が枯死し、夏を越します。一方、球根内での花芽の分化・発達についてみますと、花芽分化は葉が生育中の4月下旬に始まります。葉が枯れた後の6月中旬に雌ずい形成期、8月下旬に花粉形成期と発達して、9月中・旬に開花します。
2.冬期、最低20℃程度の加温室で栽培すると夏にも葉を展開させて常緑性になります。しかし、このような条件下では、花芽は分化しません。このことから、ヒガンバナの花芽分化には低温遭遇を必要とし、低温はバーナリゼーションとして作用しているようです。
3.花芽分化および雌ずい形成までの発育適温は25〜30℃付近にありますが、分化・発育の可能な温度範囲は10〜30℃で広いことから、自然条件下では温度が上昇に向かう4月下旬から花芽分化が始まるようです。
4.雌ずい形成期に達すると、それまでの発育を促した高温(25〜30℃)ではかかえって発育が抑制され、適温は20℃付近に低下します。自然環境下での開花が9月中・下旬になることや関東での開花が関西より10日ほど早くなるのは、この発育適温の低下によるものといえます。
5.以上のように、ヒガンバナは温度(特に地温)を感じて花芽の分化および発達が進行しているようです。また、花芽分化に対して低温はバーナリゼーションとして作用しているようです。
森 源治郎(大阪府立大学大学院生命環境科学研究科)

夏は暑すぎて発育が抑制されていたのですね。それが気温の低下によって発育に適した状態になる。
精妙な仕組みですね。

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