お彼岸ですね
★なぜか小人になったかかしさん。冒険に行ってきました。
2015.9.22
ここはヒガンバナの森。鬱蒼と茂るヒガンバナの巨木。
昼なお暗い森の中。頭上を覆う花の上は真っ青。
陽のさすところでもこんなに林立。迷ったら大変、出てこられなくなりそう。
親切なツマグロヒョウモンさんの背中に乗せてもらって、「林冠」を上から見ると、スゴ、真っ赤。
{花の層は光合成していませんから、「林冠」という言葉の意味が少しずれてますが勘弁してください。}
★猛暑や長雨で動けませんでしたが久しぶりにモンパルで往復2kmくらいの散歩。
六郷用水跡の水路沿いに白のヒガンバナ。
群落をなしていました。盛りを過ぎかけていましたが、きれいですね。
こんなところに白のヒガンバナがあることは知らなかった。
大田区かあるいはどなたか個人が、植えたのでしょう。
後は自力で少しずつ広がるはず、楽しみです。
★気温
話は東京の平年気温です。
立秋:8月8日の最高気温は31.1℃。8月31日の最高気温は30.0℃。1.1℃下がりました。
最低気温は同じ期間で、23.3℃から22.4℃へ。0.9℃下がりました。
さて、9月1日から9月23日まででは。
最高気温は29.9℃から25.2℃へ。4.7℃下がりました。
最低気温は22.3℃から18.1℃へ。4.2℃さがりました。
すごいですね。
すごい勢いで平年気温は下がっていきます。
あぁ、秋なんだなぁ。
★日の出日の入り。
夏至の日の日の入りは18:39でしたが、今日・秋分の日の日の入りは17:38。1時間も早くなっています。
秋です。
★今日は「Autumnal Equinox Day」
「equi-」は「等しい」、「nox」は「night」です。
では。
今日・秋分の日の、日の出時刻は 5:29。
あれ?ちょっと上で、今日の日の入りは17:38と書きました。
引き算すると、昼の長さが「12時間9分」ですね。昼が夜より長いぞ。
「Equi」じゃないですね。
ここには自然の出来事の他に、「人事=人のやること、人の都合」 が入っているからなのです。
日の出日の入りの定義は
「日の出入りの時刻は太陽の上辺が旧東京天文台(日本経緯度原点)における地平線に一致する時刻である。月の出入り、惑星の出入りはそれぞれの中心が同地平線に一致する時刻である。地平大気差の定数として35'08"を用い、標高の効果は考慮していない。」
理科年表2015年版から引用。
・地球を包む大気は気体ですが厚みがありますので、太陽光は屈折します。とくに水平線方向では光が通過する距離が長いので、屈折の効果が大きい。
日の出の時、実際にはまだ水平線の下に太陽があるのに、浮きがあって早く見え始める。
日の入りの時は逆。もう水平線の下なのに、浮き上がってまだ見える。
これが「大気差」です。
・さらに、「人の事」ですね。日の出入りは太陽の中心でのことではないんです。
で、太陽の大きさ分、差が出ます。
そんなこんなで、Autumnal Equinox Dayなのに昼が長いのです。
理科年表を見ますと
2015/9/27 は日の出が「5:32」で、日の入りは「17:32」ですから、引き算上の「昼と夜」が等しくなります。
ややこしいですね。
↓下のサイトが、イラストもわかりやすい。ご覧ください。
http://rikanet2.jst.go.jp/contents/cp0320a/contents/chishiki/answer08/main.html
春分の日の昼と夜の長さは同じか?
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